【終了報告】テイルズ オブ ファンタジア(TOP) 20080601
本日(6/1)、「テイルズオブファンタジア」を無事エンディングまで到達することが出来ました。
プレイ時間約48時間。レベル65での到達でした。
色々不満な部分もありましたが、終わってみれば「面白かった」と思えるソフトでした。今となっては人にオススメし辛い作品ではありますが、「テイルズ」シリーズの1作目として雰囲気を理解するには丁度良いと思いました。
どうしても「ルナ」や「グランディア」と比較しがちになってしまいますが、「作品」としての良さは確かにありました。各部分について感想を書きたいと思います。
○物語
過去に大きな戦争「ヴァルハラ戦役」があった世界。その後、封印された強大な力。その封印に関わった親を持つ子供たちは、その事を知らずに平穏に暮らしています。そんな17歳の少年クレス(CV:草尾毅)が主人公。
この世界は魔法が既に失われてしまい、回復系の法術のみが存在しています。
ある日、いつもの様に親友チェスター(CV:伊藤健太郎)と二人で狩りに出かけた主人公が狩りを終え村に戻って目にしたのは、見るも無残な村の姿でした。全てを失った主人公は親友と共に、この原因の追究と復讐を誓い、旅立つことになります。
行く先々で話を聞きながら、この事件の原因が過去の封印された力を解放しようと動いている奴の行いであることが分かります。そんな中で、その封印の当事者でもあるモリスン(CV:石塚運昇)や道中で助けたミント(CV:岩男頬潤子)と共に行動し、到達した先には自らの野望のために封印された力を解放しようと企む奴の姿が。しかし、その開放の儀式を阻止することは出来ず、強大な力を持つ魔人ダオス(CV:塩沢兼人)は復活してしまいます。その復活も、全てシナリオ通りであるとダオスは語ります。絶体絶命の危機に、共にここまで来た親友チェスターの機転とモリスンの研究による法術の力により、ダオスを倒すための力となる魔力が失われていない過去へ、クレスとミントは転送されます。その時、クレスの両親、ミントの母親が共に過去のダオス封印に関わった当事者であることをモリスンから聞かされます。
託された使命と両親・親友への想いを胸に、クレスとミントは過去の世界(ヴァルハラ戦役間近:自分達の居た時代より100年前)を歩み始めます。
こうして時空を超えた冒険の幕が開く…、といった感じの物語です。
○キャラクター
プレイし始めた頃には「弱い」と感じていた各キャラの立ち方。しかし、プレイを終えてみると、最初に感じていたよりは印象に残りました。特に「未来」に行ってからが特にそれを感じました。やはり積み重ねたものがあるということと、長く生きているエルフ族に再会することが、よりそういう気持ちを高めてくれた様に思えます。
しかしながら、キャラクターの名前を変更出来ることが原因で、折角の声優さんの迫真の演技部分においても、名前を呼ばないのはとても残念に思いました。この名前変更のシステムは以降で廃止して欲しいところですね。
思い入れの強いキャラ、というほどの愛着はあまり無いのですが、物語の中で中心的な役割を果たしたアーチェは良かったと思います。また、出てきたのが終盤ということもあり、あまり関わりが無かった藤林すずは、持っている背景などの立ち位置は良いので、もっとシナリオに関わらせて欲しかったと思います。
○戦闘システムなど
コマンド選択形式でない為、多少の攻略センスが必要になる場合もあり、特にボス戦は技と道具、装備のちょっとした変更だけで楽勝になったり即全滅だったりと厳しい反面、バランスはそれなりに良いのかも、と思いました(最後のダオス戦は3回変身するのですが、2回目の変身で全滅したのが5回、3回目の変身で全滅したのが1回、と私的には相当苦労しましたが、全て同じセーブデータでの結果ということからも、その感覚が伝わるかと)。
ザコが無駄に体力が高い奴も多く、1戦闘が少し長引き気味になることもしばしば。こちらの体力が6000くらいのところ、相手は18000と3倍もあり、こちらが与えられるダメージは平均して1000くらいなので、18回も叩かなければならず(そんな奴が6匹くらい出て来る)、元々パーティ編成が「剣士、法術士、魔術師、召喚士」という4人ということもあり、結構厳しい戦いも多かったのが印象に残りました。
パーティに後から合流したチェスターやすずは、レベル差が15とか20とか離れていたので、使える様になったのはかなり終盤だったことからも、そういう戦いになりました。基本的に自分(クレス)以外は多少の指示は出来ても基本はオートであることからも、どの様に戦うかは、独特の戦略が必要だったかな、と感じています。
○アイテム類
1種類の保有限度数が15というのは少ないと感じました。また、ルーンボトルというアイテムを使用することにより、アイテムそのものの性質や効果が変わることに気が付いたのが結構後(しかも必要に迫られて)なので、その部分は説明不足(不親切)だと思いました。
料理システムも面白い試みながらも、あまり意味は無かったかな?と感じました。少なくとも私は上手く使いこなせませんでした。
○マップ
各ダンジョンは凄く広い訳ではないのですが、難度は高めです。特にスイッチや隠し通路は、ヒントがあっても難しいのに、ノーヒントの部分もあって、色々調べている中で頻繁にエンカウントするというのも苦労したところです(一定時間エンカウント率を下げる(エンカウントしないわけじゃない)アイテムもあるにはあるのですが)。
セーブ箇所は結構良いタイミングで出てくるので、その点は優しかったかもしれません。
物語として、現代、過去、未来と出て来るのですが、各ダンジョンも必要に応じて、各時代で行く必要が出て来る為、結果的に同じダンジョンを複数回行かなければならないのは大変でした(カラクリを再度解く必要は無いものの、敵が強いだけに気が滅入る)。
また、かなり終盤になってから「レアバード」という空跳ぶアイテムが手に入るのですが、そうなると途端に自由度が上がり、どこからどう攻略しても良い様に思える案内になる割には、実は順番は決まっているということも多く、苦労して最深部まで言っても今は意味が無い、ということも数回あったのは気になるところです。
○通貨価値
序盤はとにかくお金がありません。苦労して買ったら、ダンジョンで拾えたりすることも多く、でも買って行かないと、ダンジョンは苦しい…というもどかしい部分も。ただ、特産品の様なものを各街の間で上手く売ると、かなりの商売が可能で、それにより大金を手に入れることが出来るので、それは救いかも…(最終的には4000万くらいの手持ちになりました)。
○音楽
内臓音源ということもあり、少々寂しく感じました。また、曲はそれぞれ良いと思うのですが、決定的に盛り上げてくれなかったのは戦闘時のBGMですね。一番繰り返す曲なので、「ルナ」や「グランディア」の様に盛り上げて欲しかったところです。アレンジVer.のCDが出ているみたいなので、ちょっとチェックしてみようと思います。
○グラフィック
戦闘時の2等身キャラやフィールドのキャラなど、ちょっとへちょい感じなのですが、背景や魔法エフェクトはなかなか頑張っていると感じました。
○その他
ミニゲームもそれなりですし、サブシナリオ的な遣り残しもまだあることからも、ボリュームとしては丁度良いくらいかな、と思います。
キャラクターがドラマチックに合流・離脱する物語ではないことから、個々にもう少しスポットを当てる話が沢山あっても良かったかな?と思います。更に、フィールドでセレクトボタンを押さない限り、キャラ同士の対話が聞けないということから、つい忘れてしまうと、対話を聞かずにどんどん進められてしまうというのは、良くないな…と思いました。強制的にイベント対話がゲーム中に起きてくれる方が良いと思うのは私だけでしょうか。
と、色々多量に書きましたが、取り敢えずの「ファンタジア」はこれで終了ですかね。スケジュール通りに進められているので、ホッとしているところです(笑)。
次は「デスティニー」に挑戦です(予定していたPS2版ではなく、PS版をプレイすることにしました。理由はあまりに先に進化版をやってしまうと、次に続けられない気がする、ということで)。
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