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2008年6月15日 (日)

【終了報告】テイルズ オブ デスティニー(TOD) 20080614

 「テイルズオブデスティニー」(PS版)、6/13夜終了。
 最終セーブ 40:37、Lv.58 エンカウント数1363

所感
○物語
 過去に天上人と地上人で戦争があった世界。田舎暮らしの青年スタンは、騎士で名を上げることを夢見て、都会に出るために思いつきで故郷を飛び出し密航。その飛行船は重要なものを運んでいたため敵襲に会い、墜落の危機に晒されます。そんな中、意思を持った剣「ディムロス」に出会うスタン。そして、運命が動き出します…。
 物語として、第一部と第二部に分かれておい、当時としては割りと珍しい構成だった様な気がします(第一部終了時にちょっとしたエンディングがあり、パーティメンバー全員が解散。第二部の発端となる事件があり、再度集めるというもの)。しかしながら、展開が唐突であったり、心情描写が不足していることもあり、ベースシナリオは悪くないものの、かなり荒削り感を感じました。ラストも盛り上がってはいるものの(少しジーンと来た部分もあるにはある。でも目頭までは来なかった(笑))、もう少しドラマチックにしても良かった様に思います。ただ、第二部の終盤に差し掛かったところで、初めて最終ボスが出て来ること(最終ボスだと思って追いかけていたやつは、真の黒幕に操られていたという流れ)は予想していなかったので、展開としては意外さもありました(この展開、昔流行っていたかな?)。
 ラスボスは余興(別キャラ)、本気(本人直々)、最終(本気)の2段階+1のバトルでしたが、「ファンタジア」の時とは違って一撃でクリアーでした(笑)。
 オーソドックスにインストルメンタル曲でのスタッフロールで、最後に1枚CGが出て「Fin」。特に2周目用のセーブがある訳でもなく、この辺りも昔っぽいです。

○キャラクター
 「ファンタジア」よりも印象に残る人物が多い反面、パーティメンバーとして使えるキャラなのに、1度も組まずにエンディングを迎えてしまえるキャラも存在しており、折角居るのだから1度でも強制的にパーティに加わるイベントがあっても良かったのでは?と思いました。
 「ファンタジア」の時と同様、「キャラ同士で(音声付では)名前を呼び合わない」ということもあり、折角盛り上がっている部分で、声優さんの演技が聞けなかったのは残念です。出演声優陣は変わらず豪華だっただけに、余計にそれを感じます。
 主要キャラ以外に関しては、やはり「街が生きていない」という感じが拭えず、「ルナ」や「グランディア」などのテキスト量の多い作品をやってしまうと、いつ行っても同じセリフしかしゃべらない住人が居ると冷めてしまうのは勿体無いと感じました。
 ちなみに「チェルシー」というキャラが一番気に入っています。その割にはパーティキャラなのに常に補欠でしたが(笑)。

○システム
 ゲームとしては「ファンタジア」の方が前になりますが、元々がSFCのソフトで、PSに移植されたのが本「デスティニー」より後になる為、PS版「ファンタジア」より退化したと感じた面はあるものの(当たり前)、基本的にはほぼ同じでした。退化した部分というのが「連続攻撃が出来ない」「ショートカットが無い」「退却がコマンドからしか出来ない」「フィールドや街で斜め移動が出来ない」という、割と直接的なものなので少し不便に感じました。しかしながら、パーティバランスが「ファンタジア」よりは良いので(物理攻撃者と魔法系攻撃者が半々くらいなので)、戦闘はやりやすかったと思いますが、ボスは殆どゴリ押しで何とかなってしまう他、ザコが硬い、石化呪文(範囲)によりパーティが一瞬で全滅の危機になるなど、バランスとして荒削りと感じる部分も多かったです。
 世界の広さや移動に関しては、「まぁこんなもんか」と思う反面、3Dマップフィールドなのに回転出来ない(上下左右のみ)というのは移動が大変でした。本当に最終局面で入手する飛行竜は回転が出来るだけに、もう少しやりやすくして欲しかったです。
 ただ、基本的なシステム部分やアイテム、特技、晶術(魔法)に関しては「ファンタジア」と同じなので、全然迷わずに出来たのは良かったです。
 それと、「ファンタジア」ではフィールド中にセレクトボタンを押下することで「フェイスチャット」というものが始まり、そこでヒントなり雑談なりをキャラ同士が話す、というシステムがありましたが、「デスティニー」ではこれが無く、代わりにキャラの隊列が表示されているウィンドウがあり、フィールドで何もせずに15秒放置すると、そのウィンドウ内のキャラがヒントや雑談を話すというものでした。PS版「ファンタジア」は、これが基本で進化したシステムであったのだと、良く分かりました。
 また、「ファンタジア」にあった「料理システム」は無く、代わりに「フードサック」というものがあり、ここに食料を入れておくと1歩進む毎にHPを回復してくれるというものでした。サックにはキャパがあり、食材毎にサックの占有率が決められているというものでした。「料理システム」は進化したと言えば進化しているかもしれませんが、この辺りはまだまだ改良の余地がありそうだと感じました。

○音楽
 「ファンタジア」よりも印象に残る曲は多かったですが、やはり内臓音源なので少しチープな感じも残ります。作曲者が桜庭さんということもあって、晩年のウルフチーム作品の楽曲に近いものもあったりしたことは発見でした(前作「ファンタジア」も桜庭さんなのですが、「デスティニー」と比べると弱い印象があるのは、「テイルズ」としての作風が確立していなかったからかな?と思います)。PS2版は恐らく同じ曲でも豪華になっていると思うので楽しみです。

○グラフィック
 特別どうこう言うものはありませんでした。PSの標準的な綺麗さだったと思います(PSソフトということもあり、解像度が低いので大画面テレビでプレイするとドットが荒いのは仕方がないです。後に出たPS版「ファンタジア」の方が綺麗に感じたのは、それだけ技術が上がったということでしょうか)。

○その他
 前作である「ファンタジア」との繋がりは無いものの、途中で前作のキャラであるクレスとアーチェ二人が出て来て四択クイズを出題。全問正解することで、助けになるアイテムと特技習得をくれるという遊び心も。また、その他にもアイテムで「クリスタルロッド」が出て来るのですが、緑、赤、青の3本を集めてとある所に立てると、遺跡の扉が開かれて、そこに入る事で「ドルアーガの塔」のサブイベントが始まります(笑)。どうやら全60階ある様です(未クリア)。

 といったところです。

 次は「テイルズオブエターニア」(PS)に着手開始です。

 Xbox360「テイルズオブヴェスペリア」は8/7に発売日が決まり、自分のRPG祭りスケジュールを変更するかどうするか、考えなければならなくなったのが少々痛い、今日この頃…。

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