【終了報告】テイルズ オブ エターニア(TOE) 20080626
6/27 23:30「テイルズオブエターニア」終了。
最終セーブ 35:57、Lv.63 エンカウント数808
所感
○物語
前2作に比べるとかなり完成された感じがしました。
2つの世界が空中の界面を隔てて隣接している世界観で、双方の世界との交流は2000年前に途絶え、それぞれの世界では相手国を「悪しき物」と認識されているという環境です。田舎でのんびり暮らす主人公リッドとその幼馴染ファラが、小さい頃に良く遊んだ見張り台で空を眺めていると、空から降って来た大きな物体。その中から現れた女の子。言葉が通じないその子は、リッドとファラのその後を大きく変えて行くことに…。
Disc3枚組ということもあって、ほぼフルボイス、何箇所かに入るムービー、世界2つ分のボリューム(しかも地上と海中あり)と、凄いパワーアップを遂げたと思います。それでも「グランディア」の方がまだ凄いと思えるのだから、「グランディア」は偉大です(笑)。でも、見た目などはかなり「グランディア」に近づいたと感じます。
ラストは良かったのですが、もう後一歩でしたね。エピローグがあるのは良かったです。
終盤、主人公が試練を受ける部分でパーティキャラそれぞれの抱えた過去の暗い記憶を自らが体験して、人間としての"心"を学んで行く部分は上手く演出出来ていたと思います。
副題としてある「永遠と絆」に沿った内容で、個人的には好きな物語でした(過去に起きた悲しい現実と向き合う、一人の人間の強い思いが引き起こした事件が大きなものに発展する、一人一人が変われば世界も変えて行ける、住む世界(インフェリアとセレスティア)や種族(人間と精霊)が異なっても、力を合わせれば道を開ける…等の人間賛歌的な内容)。
○キャラクター
前2作と同様、パーティには入れられるけれど殆ど絡まないで(シナリオ強制以外は1度もパーティに入れずに)終了出来てしまうキャラが居るのは勿体無いな、と思いました。
ほぼ固定メンバーでプレイをしたのですが、声優さんの演技が常にある事からか、前2作よりもかなりキャラクターを理解出来ましたし、印象も強いものでした。特に南央美さん演じるメルディは群を抜いて良い演技でした。
○システム
進化が沢山あったのは前回記述した通りですが、難度もかなり高くなったと感じました。
ザコ戦で全滅した回数は恐らく30回くらいはあると思います(ファンタジアではザコ1~2回、ラスボスは何度か。デスティニーは全てにおいて1度も無い)。ボスもかなり歯ごたえがあり、作戦と使用する技・晶術、装備を変えるだけで難度が全く変わるのは強烈でした。
ラスボスは、自分がHP4000くらいの中、初回HP120000、最終形態HP300000(こちらの状態はそのままで継続)というもので、初戦はギリギリ&残り50000くらい(30分くらいは戦っていた)で全滅。作戦を変えたりしてリトライしたら、そこそこ渡り合えてなんとか撃退、というくらいでした(そう考えるとバランスが良いのかもしれません。適当にゴリ押すことが出来ないという意味では)。
戦闘システムは基本は変わらないのですが、要素が沢山増えたので、終盤で初めて知った操作もあったりして、ちゃんとマニュアルくらいは読もうと思いました(笑)。
ノーヒントの謎解き(というより仕掛けの解除)はかなり大変でした。面白さでもあり、腹立たしさでもありました。ただ、パズル要素的なところはエンカウントなしになっていたりと、多少の配慮がなされたのは嬉しかったです。
物凄く色々なところにミニゲームが(シナリオ上必要な部分も含めて)配置されており、盛り沢山だと思いました。やり込み要素も豊富で、ボリューム的には満足出来るのではないかな、と感じました。
○音楽
同じ内臓音源ながらも、前2作よりも格段に進歩した音と印象に残るBGMはなかなか良かったです(名曲だ!と強烈に感じるものは今のところありませんが)。入手済のサントラ「リマスターオーディオ」を聴いてみようと思います。
○グラフィック
前2作と同じPSソフトなのにかなり綺麗です。前回書いた通り、かなり立体的になった反面、回転出来ない為にクオータービューで構成された画面中を移動するのが非常に難しいです。PSの十字キーとの相性も悪く、操作性は少しストレスになりました(この操作の問題で、少しハマッたところがありました)。
また、入り口が入り口として分かりにくかったりする箇所でも少し悩んだりもしているので、そういう迷いが無い様にもして欲しかったですね。
○その他
ポケットステーション対応でソフトも4種類ある様ですが試していません(笑)。というより、ゲーム中にサブイベントをクリアしなければもらえない為、現時点で1つしか持っていなかったり…。
ちなみに、今回は物語上関係無いダンジョンを3つくらいクリアしているのですが、2周目でなければ行けない所があるらしく、基本は1周目で全部遊べる仕様にして欲しいな、と思いました。
○オマケ
「テイルズオブエターニア THE ANIMATION」のOP「空にかける橋」(奥井雅美さん)の歌の中に入っているカタカナ部分の意味です。ご参考まで。
このカタカナは「エターニア」の世界に登場する「メルニクス語」で記述されています。その内容は、
・スイトゥンドゥエヤ スオディンルヤ
someday surely:いつかきっと
・セイファート クレーメル
セイファートは「物質世界を創造した神」で、対極にあるのはネレイド(非物質世界の神)
クレーメルは晶霊(いわゆる精霊)のこと
・エルル ティアン ティウトゥン
all the time:全ての時間
・トゥウムド
mind:心
・ブイムド
bond:絆
・エルイムグ バウティア
along with:とともに
・ワアエスン エ ドティンエトゥ
chase a dream:夢を追って
です。今更歌詞をキチンと追ってみましたが、非常に作品にマッチした内容ですね。奥井さんの作詞能力に改めて感心しました。
次はとうとうPS2が基本ハードになります。
「テイルズオブデスティニー2」ということで、「デスティニー」から18年後の世界。直接の続編ということですので、楽しみです。
その前に「テイルズオブファンダムVol.1」(ファンディスク)を楽しむかも。
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