【終了報告】テイルズ オブ デスティニー2(TOD2) 20080717
7/17 00:20「テイルズオブデスティニー2」終了。
最終セーブ 36:04、Lv.54 エンカウント数973
所感
○物語
「テイルズオブデスティニー」の18年後の物語という、直接的な続編。「デスティニー」の主人公であるスタンとヒロインのルーティの息子であるカイト(15歳)が今回の主人公。
世界を救った英雄の息子であることから、カイトも自分が将来英雄になることを夢見て、なれる事を信じて疑わない少年でした(何かにつけて「英雄」という言葉を口にするので、気にするとかなりウザいかも)。
カイルの住む村の近くにある砦に凄い宝があるとの話に、親友で兄貴分のロニと一緒に出向くことになり、そこで一人の少女に出会います。この出会いが、カイルを冒険の旅に誘うことになるのですが、期待に胸を膨らませて憧れの冒険に出ることに大はしゃぎ。その旅の中で「英雄」という言葉の意味の重さを知ることに…。
時間を超える旅になっており、世界のベースとしてあった「天地戦争時代」、「デスティニー」の舞台である「18年前の神の眼の騒乱」、そして本作の舞台である現代と、弄られた歴史的未来。1つの作品で上手く「人が歴史を紡いだ結果」という部分を描けていたと感じました(細かい矛盾点を気にしないで楽しめれば問題無いと思います)。
勿論、前作を知っているという続編というアドバンテージも大きいとは思いますが、"神"という存在についての是非を問う流れは、とても「ルナ」や「グランディアII」を彷彿させるところがあり、スタッフクレジットに「重馬敬」の名前があることでとても納得しました(笑)。
主人公であるカイルの冒険への憧れや少年が成長する感触は「グランディア」にも通ずるところがあり、物語としては個人的に好みでもありました。更には初めて目頭に来る部分が複数箇所あり、やっと味わいたかった感覚をシリーズ4作目にして味わえました。
○キャラクター
これまでの4作の中では一番思い入れが強いパーティメンバーでした。それは偏に「声優陣の熱演」に因るところが大きいと思いました。でも最初のうちは、主人公とヒロインがあまり好きにはなれませんでした(笑)。逆に脇を固めるキャラたちは最初から全員好きでした(笑)。
セレクトボタンを押すことによって始まる「フェイスチャット」は、フィールド、ダンジョン、街の何処でも出る様になったことや、ゲーム画面上でのやり取りも声付が多くなったことで臨場感も増し、キャラクターの掘り下げ度合いは格段に上がったと思います。
その為か、強制的に戦闘に加わらないキャラであっても「使ってみよう」という気になったり、使っていたキャラが一時的に外れた場合に代わりに戦闘に加わっていたりと、思ったよりも満遍なく使っていた様に思えるのは上手いバランスだったかな?と。
物語中盤から終盤に掛けて新しく加わった(違う時代でそれぞれ出会う)仲間も、川上とも子、平松晶子、という非常に良い顔ぶれで、それぞれ心に響くものがありました。特に川上さん、素晴らしかった!
○システム
前3作に比べると凄く進化を感じる反面、難度がとても高くなったと思いました。
戦闘においては、SP(集中力ゲージ:通常攻撃などのアクションをすると減り、ガードをすると増える)とTP(テクニックゲージ:いわゆる魔力。術や技を使用すれば減り、通常技を当てれば回復)がそれぞれ「100」という限界値となっている為、通常攻撃連打、術・技連続攻撃、ということが出来ない為、常に状況の見極めが必要になります。
戦闘終了後にその戦闘の評価がされるのですが、終盤は高評価を得ることが殆ど出来なくなり、ザコ戦も判断を誤ると全滅の危機になることも多いので、常に緊張を強いられていた様に感じます。歯応えがあると言えばそうなのかもしれませんが…。ただ、画面拡大・縮小や敵・味方の術・技の同時掛け合いなどのスピード感はかなり爽快でした。
その他は前作「エターニア」から更にPS2というプラットフォームの変更により大幅進化を遂げていると感じる為、ストレスに感じたものはありませんでした。
マップ上の仕掛けもこれまでよりは簡単に感じました(経験を積んだお陰?)。「滑る床で綱渡り」という操作上のムカつきはありましたが、パッド操作でなく、アナログスティック操作をすればそれほどでも無いということに気付いたのが最終局面なのが…(苦笑)。
今回自分で殆ど使わなかった「料理システム」「称号によるパラメータコントロール」は、使えばもっと有利に進められたのかな?と思うと何とも言えませんが、もっと活かす工夫をして欲しかったと思います。
その他にも「エンチャント」という術や技に対してのカスタマイズも上手く使いこなせていなかった様にも感じるので、ここも今後昇華して欲しいポイントでした。
それと、「テイルズ」独特の「操作キャラは1人のみで、他は全てAI」という部分における、「戦闘の行動パターン設定」と「特定の技・術の使用制限」が非常に重要で、戦闘中に変更することも多く、それは操作が忙しい反面新鮮な感覚もありました。
難しくて苦労も沢山ありましたが、総じて面白かったと言えると感じています。
ちなみに、最終ボスは2種類(変身なしで別々)。2体合わせて40分の戦闘でした。1回目は1体目の終盤で全滅。2回目は1体目の攻略の読みが当たり割と快勝し、初チャレンジの2体目は冷静に対処して何とか勝利した、という感じです。
エピローグはセーブ出来ないものの、色々なところを巡れる様なので、ここは方々巡ってみようかな、と思っています。
○音楽
これまでの中で一番印象に残りました。OPテーマソングのインストやアレンジが作中に使われることも多く、PS2になってPSよりも音源が良くなったことも手伝って、確実に好印象です(岩垂さんの楽曲群には勝てないですが(笑))。
○グラフィック
十分綺麗です。「テイルズ」は街フィールドの回転が出来ないものの、逆にポリゴンで背景を描かないからこその綺麗さもあると思いますし、世界観を形にする部分では申し分ありません。
また、キャラも「エターニア」から等身の上がったもので、ドット絵としての完成度は高いです。細かい動きも色々あり、臨場感は高いです。
フィールドマップは完全3Dなのですが、平面マップでは分からない高低差があって、非常に難しい迷路だったりするのは意地悪だな…と思いました。
○その他
サブイベント的なものは色々ある様ですが、あまりこなすことが出来ませんでした。遊ぶ機会があれば楽しんでみたいな…と思っていますが…。
次は本来であれば「シンフォニア」に入りたいのですが、「ヴェスペリア」をプレイしてくれそうな友人が出て来たこともあり、「ヴェスペリア」発売の8/7までの時間もあまり無いということから、「デスティニー」のPS2版をプレイしようと思っています。
それと、今回の「デスティニー2」は、「デスティニー」と併せてのプレイをちょっとお薦めしたい作品です。興味があれば、如何でしょうか?
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