« 今週は「アイマス祭」か?! | トップページ | 店頭での商品購入の醍醐味? »

2009年2月20日 (金)

【終了報告】レディアントマイソロジー 20090219

 02/19 24:40 「レディアントマイソロジー」終了。
 最終セーブ 39:17 Lv.60 エンカウント数1573 名声7004 経験率68,7%

所感
○物語
 世界にマナを供給している世界樹。その世界樹が危機に瀕した時、その守り手として生み出す「ディセンダー」という存在。主人公は本作の舞台となる「テレジア」という世界のディセンダー。
 「蝕むモノ」と呼ばれる世界を喰らい尽くす存在から世界を救う為、他世界である「ヤウン」のディセンダーであるモルモと一緒に、テレジアの街の1つアイリリーに降り立ったところから、この物語は始まる。
 街で出会う「アドリビトム」という組織とそのメンバー達。その中に記憶喪失の少女「カノンノ」の姿があった。圧政に苦しむ人々を助けながら、カノンノの記憶を取り戻す為、蝕むモノの侵食を止める為、ディセンダーとしての一歩を踏み出した…。

 物語としてのボリューム感はあまり無く、やはり「依頼を受けて行動する」というのが基本軸になる為、物語に期待してプレイするソフトではありません。依頼も単発で終わるものもあれば幾つかの繋がりを持つサブイベント的なものもあって、依頼内容は豊富な方だと思います(探索、調査、発掘、配達、退治、作成、腕試し等)。

 各「テイルズ オブ」のキャラクター達が同じ世界に居て、自分が一緒に冒険に出ることが出来る、一種「スーパーロボット大戦」的な雰囲気なので、「お祭」として楽しむことが正しいソフトであると思います。

○キャラクター
 物語を動かすキャラクターとして、相棒となるモルモ、アドリビトムのメンバーである記憶喪失のカノンノ、立ちはだかる敵3名くらいしかおらず、後は自分が中心人物になることもあって、このゲームでのオリジナル登場者は多くありません。
 その他は「テイルズ オブ」のキャラ19人(クラトス、ロイド、ジーニアス、リフィル、アーチェ、チェスター、リッド、スタン、ルーティ、リオン、ユージーン、セネル、ルーク、ティアがパーティを組める戦闘参加者、ウッドロウ、フィリア、ナナリー、ハロルド、アニーは登場するものの非戦闘員)で、物語を進めて行くことで組めるメンバーが増えて行きます(アドリビトムのメンバーとして認められる様になってから自分でパーティ編成出来る様になるので、それまでは我慢が必要(笑))。

 自分自身のキャラクターメイキングは職業と性別、一部外見と声を選ぶことが出来る他、冒険中に拾った装備品や購入した装備品を着せ替えることでグラフィックも変化します。また、途中で転職することも可能であり(但し、レベル上げは1からやり直し)、基本職業である戦士、盗賊、僧侶、魔術師の他、条件を満たす事で剣士、格闘家、ビショップ、魔法剣士、狩人、忍者に転職することも可能です(装備品が変わる為に見た目も変わります)。

 役者陣は、工藤晴香、阪口大助、龍田直樹、永島由子、島田敏というメンバー。物語が小さいものの、それなりの役どころがあります。その他では、シリーズ登場キャラ同士の掛け合いが多くある為(登場した19名は全員しゃべります)、物語云々でない部分で色々楽しめます。

○システム
 前述した通り、依頼を受けてこなすことが基本にあり、得た名声の数値によって大筋を進める為の依頼が受けられる様になります。なので必然的に細かな依頼を受ける必要があります。
 戦闘はアビスと同様のシステムで3Dフィールドを自由に動き回るタイプで、オーバーリミッツや秘奥義もあります。また、パーティキャラの術技を予め組み合わせて登録しておくことで、自動連携させることも可能ですが、殆ど使いませんでしたね。
 敵の動きは操作キャラを集中的に狙って来るものが多いので、おびき寄せて他メンバーに攻撃してもらうということも多かったですが、自分が切り込んで行くと悲惨な目に合うことも多かったのは嫌でしたね。また、敵も周りこみやガードを多用する為にクリーンヒットが出来ずに爽快感を損なっている感じもしました(もう少し優しくても良いのでは?と思わなくもありません。簡単過ぎるのも何ですが…)。

 「依頼を受けてパーティを編成する」というシステムの為、依頼を達成した後は必ずパーティが解散となり、依頼を受ける度にいちいち編成しなければならないのは結構手間だと感じました。また、組みたいキャラと必ず組める訳では無い(イベント的に無理な場合を除いても、断られる場合がある)為、「僧侶が欲しい」「魔術師が欲しい」という場合に望んだパーティにし辛いことも多々ありました(街を一回出て戻れば編成出来る場合もあるので、慣れれば然程気にすることも無いですが)。
 どちらかと言えば、「生産」のシステムの方が苦労しました。料理、鍛冶、服飾、道具というものがあって、それぞれ元となる素材を加工して色々作れるのですが、先ずその素材の調達が面倒で(ダンジョンの探索ポイントを消費アイテム(マトックや草刈り機)を使用して調達しなければならない。戦闘で入手出来るものもある)、それぞれのレベルを上げないと作成出来ないものも多いので、レベルを上げる為には調達が必要で…という流れは良いものの、調達のバランスが少々悪いと感じました。わざわざ材料を調達しに行かないと駄目なバランスよりは、何度かダンジョンを周っているうちに揃っていて欲しかったです(特に終盤イモや小麦粉が全然手に入らない他、鉱石や原石の類も殆ど手持ちが無い状態で、逆に未だ作成出来ないレベル材料は沢山取れるので、序盤のダンジョンにわざわざ出向かなければならないのはちょっと…)。

 ラスボスに初めて到達した時は剣士Lv.48だったのですが、相手の体力を半分くらいまで削った時、回避不能の全体攻撃で自分以外のパーティキャラが全滅し、瀕死の自分が回復しようとした時にメテオスォームを撃たれてゲームオーバーとなり、何度かリトライしたものの倒せる感じがしませんでした(苦笑)。更に「エリクシール」は「ライフボトル」を兼ねていると認識していたのに、瀕死状態の時にしか使えないアイテムであったことに驚愕。もうどうにもならなそうです…。ここまで到達出来るのに、そのレベルでどうにか出来ない、というバランスは酷いと思いますね。頭に来たので、レベルを12上げて、装備品もレディアントを揃えて再戦し、今度は結構楽勝(爆笑)。これはちょっと自分でも大人気ないと思いましたが、ストレスを溜めるよりもずっと良かったかと。ちなみに変身無しの1戦のみで、ラストダンジョンも簡単なものでした。

 エンディングはあっさりしながらも、個人的には好きなタイプ。「あぁ、自分が世界を救ったんだな」と感じられます(笑)。それにしても、それなりに頑張って依頼はこなしたと思っていたのですが、68.7%しか到達していなかったとは…(汗)。

○音楽
 戦闘時はシリーズキャラに絡んでいる時(各キャラの依頼だったり、対戦だったりする時)、それぞれのシリーズでの戦闘曲が流れるのでそれは嬉しかったです(特にアビスは燃えますね)。ただ、それ以外の「マイソロ」用の新楽曲群があまりパッとしない様に感じました(ガヴァダの氷の洞窟は好きですが)。

○グラフィック
 フィールドが存在せず、街も1枚絵で店や民家などは大して広くない他、ダンジョンは各街に2~3程度存在するも、風景が単調なのであまり「世界観」というものを感じるものではありませんでしたね。特別「おぉ~」と思うものもありませんでした。マップ的には自動生成ではないので覚えてしまえば広過ぎることもないので楽ではありました。

○その他
 PSPで専用サイトに接続して、装備品などがダウンロード出来るのは良いですね。配信期間が終了しているかと思いきや、まだダウンロード出来たのは良かったです。中にはアイドルマスターの衣装もあったりして、序盤は性能も良いのでずっと装備していました(笑)。
 また、収集要素としてはモンスター図鑑や称号、依頼の達成率くらいでしょうか。クリア後のセーブデータをロードすると2周目から始められますが、グレードショップは無く、クリア時の状態のまま最初からの開始となり、序盤は敵無しといったところになります(笑)。

 という感じで、やり込み要素は色々あると思いますが、やはりストーリーを楽しみたい派の自分としては、その部分での物足りなさはありました。バランス的にももう少しどうにかして欲しいと感じる部分(特にラスボスとの対峙レベル)はありましたが、「お祭」と考えれば、正に夢の組み合わせが実現出来るのは面白かったです(って、自分が真に組みたいと思うキャラの多くが非戦闘員だったり未登場だったりするのは残念でしたが)。
 感覚的には「スーパーロボット大戦」みたいな感じで、シリーズを超えたキャラ同士の掛け合いだったり、共闘だったり、そこに自分の分身となるキャラが混じっていることが最大の魅力なので、そこは充分楽しめたと思っています。
 既に「レディアントマイソロジー2」が発売されているので、こちらは戦闘参加キャラも多くなっているので(自分の望んだキャラも多く参入しています)、のんびりと楽しみたいと思っています。

 次のプレイターゲットは「テイルズオブシンフォニア -ラタトスクの騎士-」です。

|

« 今週は「アイマス祭」か?! | トップページ | 店頭での商品購入の醍醐味? »

テイルズ オブ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【終了報告】レディアントマイソロジー 20090219:

« 今週は「アイマス祭」か?! | トップページ | 店頭での商品購入の醍醐味? »