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2009年3月14日 (土)

春恒例劇場映画の梯子

 ここ4年で恒例行事となった「ドラえもん」「ケロロ軍曹」の劇場作品鑑賞梯子をしてきました。

 事前に立てたスケジュールも、決行前日の深夜に劇場スケジュールを再確認したところ変わっており、急遽練り直して事なきを得ました(ちょっと強行軍ではありましたが、無駄な時間が殆どなくて済みました)。

 先ずは「超劇場版 ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォーリアーズであります!」から。

 年々ある意味スケールが大きくなっているものの、ケロロと冬樹の友情がコアにあるのは変わらず。でも、今回は桃華の普段とは違う友達想いの一面と、普段ヘッポコなケロロが「恰好良い!」と思えるドラゴン姿が披露され、これまでの3作とは違った印象の残る作品となっていました(ケロロ小隊が力を合わせて戦ったり、日向ファミリーとの連携といった部分がちょっと少なかったかな…と思うのが物足りない部分かも)。
 個人的には「家族」をテーマに描いた2作目(超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!)が一番好きなのですが、今作の中にも地球竜の生まれ変わりであるテララとシオンの友情が紡がれ、ハッピーバースディの台詞からエンドロールに繋がる部分やその中で描かれるその後のエピソードは、心が温まるものがあって「じぃ~ん」と来ました。Kiroroの歌うエンディングテーマ「みんなあなたを愛してる」もシーンと良く作品に合っていて良かったです(オープニングは毎年アレですが…)。

 次いで「映画 ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」。

 旧ドラえもん劇場作品の中で唯一足を運び、その為か一番感動した記憶のある「のび太の宇宙開拓史」のリメイク版となる今作。昨年、エンディング後に今年が「宇宙開拓史」であることを示唆する予告が流された時から期待していました。
 今回観た「新・宇宙開拓史」は、良かったと思いつつも「こんなんだっけ?」とも感じました。「旧・宇宙開拓史」のイメージとしては、「のび太の恰好良さシビレた」「ロップルとの別れに涙」が特に印象的だったのですが、今回はそこに物足りなさを感じたのがその大きな理由だと思います。もう一つの違和感としては、オリジナルキャラクターである「モリーナ」の存在にあった様に感じました。恐らく「もう一つの宇宙開拓史がここにもあったんだ」というのび太の言葉に集約される様に、ここも今回の盛り上げ部分の一つとして作ったのだと思うのですが(その割には父親との再会シーンでの香里奈さんの演技はちょっと…でした)、個人的にはこのエピソードの追加が本来最大級に盛り上げるべきロップル達との別れのシーンに去来する感動をを薄めてしまったのかな?と思いました。
 ただ、「旧・宇宙開拓史」よりも原作コミックに沿った形になった部分(チャミーのデザインとギラーミンとの決闘部分)もあったりして、それはそれで良かったと思っています。
 柴咲コウさんの歌うエンディングテーマ「大切にするよ」は良かったと思うものの、「旧・宇宙開拓史」の武田鉄矢さんの歌う「心をゆらして」には及ばずという感じでした(別れのシーンに歌を重ねた方が絶対に良かったと思います)。

 という感じで「ドラ」「ケロロ」のどちらの作品も楽しめたものの、もう一押し欲しかったと思わなくもありません。2010年も両作品共春公開が予告されましたので、来年もまた梯子したいと思います(笑)。

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