FictionJunction Yuki Kajura LIVE Vol.#4~Everlasting Songs Tour 2009~
現時点でSee-Sawの最後のライブである「Dream Field」に参加してから約7年。梶浦由記さんがFictionJunctionとしてのライブ活動を始めていたのに気付いてから、ようやく参加することが出来た今回のライブ。2月にアルバム「Everlasting Songs」というアルバムが発売された記念ライブということで、然程そのアルバムを聴き込んでいない私のテンションは低め(汗)。やはり、心のどこかで「See-Sawとしてのライブが見たい」とか「梶浦由記さんのプロデュースした人の中では千葉紗子さんが一番好き」とか、ある意味”無いものねだり”とも言える感情が見え隠れしているからかな…と(今でも、千葉紗子さんのFCイベントに梶浦さんが駆けつけ、ピアノ伴奏で千葉さんが歌った「アイスクリイム」は忘れられません)。
それでもこうしてチャンスが巡って来たのですから、それはそれで大切な時間としてしっかり味わいたいと思い、会場へ。
開場17:00ということもあり、物販を考慮して30分前くらいに着ければ、と考えて16:23頃に到着すると、「開場前物販は16:30まで」とか言っているので直ぐに並んだら、5分くらいで買えました(笑)。そうそう、こういうスピードを求めているんですよ、アイマスとかテイルズのイベントにも(爆)。場所がJCBホールということもあり、先日のアイマス4周年記念ライブと同じだけに、余計にそういうところを比べてしまうのは仕方無いですよね…?
で、開場後、余裕で座席へ(何の因果か、アイマス4周年ライブと同じエリア(笑))。そして、開演時間18:00ピッタリに始まるライブ。ここもアイマスに見習って…(爆)。
サイリウム禁止というだけあって、スポットライトなりレーザーなりが映える。この感じ、千葉紗子さんの「everything」のライブに似ている様な…とか、まだ引き摺るか私(苦笑)。
先ずは1st.ステージとのことで、YUUKAこと南里侑香さんが登場。開幕から、その歌唱力を存分に発揮。そして、梶浦さんのキーボードの他、バンドの皆さんのベース、ドラム、ギター、ヴァイオリン全てが物凄い存在感のあるパフォーマンスであることに感動。この感覚、See-Sawのライブでも味わったのですが、それ以来かも。シンガー、コーラス2名、キーボード、ベース、ドラム、ギター、ヴァイオリンの合計8名が、それぞれ自己主張しつつ、それが全然邪魔し合わないのは本当に凄いです。特に、意外と隠れてしまいがちなベースがしっかりと聴こえて来るのに感動です。梶浦さんの曲だけあって、コーラスも全然裏側という存在ではなく、主旋律を際立たせるもう一方のボーカルという感じも、目の前で完璧にパフォーマンスされると背筋がゾクゾクします。
南里さんの歌はしばらく聴いていなかったというのもあって、circusなどは随分と久し振りに聴きましたが、やはり生で聴くのは良いですね。帰りにCDを聴きながら帰宅したのですが、ライブの迫力には遠く及びませんでしたから(笑)。
最初に感動したのは「ピアノ」から「暁の車」に繋がるところ。
次は「cazador del amor」が流れた時。
そして「記憶の森」から「nowhere」に繋がった時。
「約束」が聴けたのも凄く嬉しかったです。
ちょっとした間を空けて2nd.ステージ開始。
今度は南里さん以外のFictionJunctionボーカルの方々が登場。それほど細かく知っている人達では無いものの、CDで聴いている限り皆さん似た感じ、という印象だったのですが、生で迫力のあるボーカルを聴いた時にそれぞれの特色がはっきりと分かりました。CDでは梶浦さんの曲であるということでボーカルの個性を薄れさせてしまっている様に感じていたのですが、それは私の聴き方の問題であった様です。今回、一番好みだと感じたのはWAKANAですね。
2nd.ステージは、ある意味FictionJunctionらしさが詰まったステージだったと思うのですが、梶浦さんが手掛けた楽曲たちをオリジナルとは別の方が歌っていることに少し寂しさを覚えてしまうのは私だけでしょうか…。やはり「here we stand in the morning dew」は千葉紗子さんの歌ですし、「水の証」は田中理恵さん、「synchronicity」「ユメノツバサ」は牧野由依さんの歌。「宝石」は井上麻里奈さんの歌…だけどまぁいいや(爆)。勿論、FictionJunction版も良いのですが、オジリナルが失われて行く寂しさは感じています。
そんな感傷染みた気持ちも何のその。このライブで一番背筋に来る瞬間がやって来ます。
「目覚め」(「舞-HiME」戦闘曲)と「salva nos」(「NOIR」戦闘曲)のコンボ。これは終始ゾクゾクが止まりませんでした。何と言うか、アーティストのライブとゲームミュージックのライブが交わった感覚。思えば、アイマス系の歌に思いが強いのも、この理由に近いから。やはり根底にあるのは「作品」なんですよね、私は。
大いに盛り上がった2nd.ステージが終わってのアンコール。
予定調和タイプのアンコールではありましたが、最後に大好きな「angel gate」が聴けたのは超が付くほど幸せでした。
こうして過ぎた3時間半。最初のテンションの低さは何処に行ったのかと思うほど、胸が熱くなっていました。席が2階だったということもあり、終始ゆっくり座って観ていたのは良かったものの、たまに1階に降りて思う存分弾けたい瞬間もありました(笑)。
今回演奏された多くの楽曲は、ライブ用に編曲が豪華且つヴァイオリンの見せ場が多目という個人的には文句なしの状況。こんなに熱いヴァイオリンは、EUROX以来かと思うくらいに感動しまくりでした。それと、梶浦さんのMCはSee-Sawの時も感じていましたが、とても上手いです。色々なタイミングが絶妙でした(笑)。
本当にパフォーマンスが高いライブでしたので、発売が決定しているライブDVDは購入決定です。出来れば、Blu-rayで出して欲しいです! ちなみに、参加してから知った事ではあるのですが、今回参加した南里さん。実はゲストとしてではないライブは初めてだとか。更には、FictionJunctionとしてこれだけ日本語の歌が多いのも凄いことだとか(笑)。そう考えると、物凄く良いタイミングで参加出来たのだなぁと、思わずにはいられません。その瞬間を記憶のみに残すのも良いですが、こうしてメディアに残ってくれるのは、行けなかった人にも何か伝わるものがあると思うので歓迎したいですね。
それと、最後に次回ライブの日程が2010年1月9日とアナウンスされました。今度は「日本語封印」とのこと(笑)。もしかしたら、日本語を封印した方が、よりFictionJunctionらしさが出るかもしれませんね。
という感じで書き殴ってしまいましたが、個人的にとても楽しんだライブでした。
【付録:セットリスト】
■1st.ステージ FictionJunction YUUKA
- circus
- aikoi
- Silly-Go-Round
- 焔の扉
- よろこび
- nostalgia
- 荒野流転
- ピアノ
- 暁の車
- cazador del amor
- 記憶の森
- nowhere
- 約束
■2nd.ステージ FictionJunction
- 星屑
- here we stand in the morning dew
- 銀の橋
- 花守の丘
- 宝石
- synchronicity
- 水の証
- みちゆき
- 目覚め
- salva nos
- zodiacal sign
- Parallel Hearts
■アンコール
- everlasting song
- ユメノツバサ
- angel gate
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- 「every▼ing! Final Fantasia-Show 2017 ~Lesson 3 輝く未来へ~」Blu-ray発売(2018.03.24)
- ミュージカル「Beautiful」鑑賞(2017.08.05)
- 豊嶋真千子 20th Anniversary Party 『Machirin's Paradise!』参加(2013.12.29)
- 「NANA MIZUKI LIVE CIRCUS 2013+」ライブビューイング(2013.11.24)
- 「中村繪里子 Anniversary Live ら▽ら☆ら♪なかむランド~Love▽Laugh☆Live♪~」参加(2013.11.17)
「ライブ・イベント」カテゴリの記事
- 朗読劇「流離う魂 -小泉八雲の世界-」観劇(2020.12.26)
- 朗読劇「Candle Story」観劇(2020.12.20)
- 「田所あずさ27th BirthDay Event ~11Days later~」参加(2020.11.21)
- 「木戸ちゃん生誕祭 ~みんなでお祝い!みんなで乾杯!カウントダウン生配信~」参加(2020.11.14)
- 「山口立花子『10KOROBI 8OKI』発売記念オンラインサイン会」参加(2020.11.29)
コメント