「銀河鉄道の夜」と「月夜の魔法」
私用で休暇を取っていたが、思ったより早く用事が片付いた為、先日「アクアヒーリング」を観に行った際に気になったプラネタリウム番組を観に、サンシャインシティのプラネタリウム「満天」へ足を運びました。
1本50分程度の番組を2連続で観たのですが、それぞれ趣きは異なれど結論は似通っていて、正に「番組」という形式で構成されているなぁ…と思いました(NHKとかの特集を観ている感覚に近いです)。
プラネタリウムと聞くと、季節の星座紹介しか思い浮かべない人も多いとは思いますが(私もその一人)、こうした「番組」然としているのも良し悪しがあるかな?と感じました。というのも、番組的構成をしていると「星を観ている感じがしない」のです。
1本目に観た「銀河鉄道の夜」は宮沢賢治氏の文学がベースになっているものの、世界観の説明、プロローグとエピローグをかいつまんでの朗読で終わってしまい、「興味を持った人は是非原作を読んで空に思いを馳せてください」と結んでおり、プラネタリウムならではの「ドームに映写した迫力ある映像」ではあると思うものの、星空を楽しむ構成にはなっていませんでした。
2本目に観た「月夜の魔法」は、秋の星座紹介から始まり、月の誕生から現在までの歴史、世界各国での月に纏わるエピソードという内容から、「月の魅力(=惹き付ける力)」を「魔法」ということで結ぶのはちょっと稚拙かな…とも感じました。タイトルと雰囲気に惹かれて期待した番組だっただけに、肩透かしを食らった感じです。まぁ、普段特別気にしていないであろう「月」に興味を持たせる内容としては悪く無いとは思いますが。
ということで、2本で2時間もの番組を観たわけですが、思ったよりもあっさりしていたのはちょっと残念でした。ただ、また冬になれば番組が変わるでしょうから、興味が出る番組内容であれば、また足を運んでみようかな?と思っています。
個人的希望としては「宙のまにまに」をベースに1本番組を作っても良いのではないかと思うのですが(笑)。
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