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2009年11月 1日 (日)

【終了報告】PS3版 テイルズ オブ ヴェスペリア(TOV) 20091101

 11/1 23:48 PS3版「テイルズ オブ ヴェスペリア」終了。
 最終セーブ 116:45、Lv.72 エンカウント数2014

所感
○キャラクター追加による物語の変更
 今回、Xbox360版から見れば完全なる新キャラであるパティの追加、および終盤でのオルニオン絡みで共闘したフレンの長期参戦ということで、物語にどの様に影響するのかが注目でしたが、ひとまずのプレイを終えての感覚はXbox360版と大きく変わることが無かったというのが率直な感想です。なので、「有料β版」などと揶揄されているXbox360版ではありますが、そこまで卑屈にならなくても私は良いのではないか、と感じました。
 パティは完全に追加となった為、スキットでの絡み方、戦闘終了時の絡み方、物語としての追加挿入部分と色々見るところは多く、初めて触れるので勿論新鮮さはあったのですが、序盤はどうしても「追加された」感丸出しで(笑)、何となくパーティに溶け込めていない印象が拭えませんでした。幾つかポイントとなるイベントがあるものの、途中でくどいくらいに「打倒アレクセイ」的な台詞が入り、悪い意味で脚本への追加感(不自然さ)を感じてしまったのは残念でした。ただ、それ以外の箇所では辻褄が合ったバックボーンとなっており、概ね受け入れられたので良かったです(が、謎の解明部分が「望鏡の墓所」に行かないと語られないのは勿体無いと思います)。ただ、使用する技などが世界観とかパティの物語などから少々逸脱した感もあり、不思議な存在とも言えました。
 フレンは同行する部分が多くなったものの、物語として「帝国騎士が自由行動する」という部分に疑問を感じる様になってしまいました。特に隊長に昇格し、最後は騎士団長代理という立場になったのにも関わらず同行している部分は、いくらヨーデルの許可があるとか、部下を信頼してとかいう話であっても微妙にご都合感を感じてしまった部分です。それでも、初めて同行したガスファロストでの「なら一緒に行こう」はかなり強引な印象でしたが、それ以降はそれほど強引な感じはしなかった(寧ろ自然に感じられたくらい)というのは良かったかな?と思います。やはり、ユーリとフレンが一緒に戦っているのは気持ちとして嬉しいですし(その割にはフレンの使用率は10%にも満たない私(爆))。個人的には、Xbox360版の様に「パーティに入らない」と思っていたのにスポット参戦してくれた時の喜びがあるだけに、使える喜びはそれほどでも無かったです。
 最終的に星喰みを撃つ時にフレンが居るか居ないかについては、最終戦に同行せず、フレンはフレンで世界の為に騎士として奔走していた中で、ユーリに託したものも多かったと感じられる(だからこそ、一騎打ちのシーンはより強く印象に残る)Xbox360版と、選んだ道は違えど世界の為にまた1つの道に繋がったというPS3版のそれぞれに良さはあったかな、と感じています。これに関してはどちらも否定しません。なので、Xbox360版のみをプレイしていたとしてもフレンが居ないことを恥じる必要は無いと思っています(逆にPS3版ではフレンが居ない場合を体験出来ないのですから)。

○プレイボリューム
 今回、追加要素が多量にあるPS3版は、ただでさえ大ボリュームであったXbox360版の更に上を行き、全てを遊びつくそうとすると相当な労力が必要となりました。キャラクターが2人増えた事によるサブイベントやスキットの増加と、称号集めや装備品集めの増加を始め、ダンジョンが2つ追加され、それぞれマップ的には然程難しいものでないにしても、周るには骨が折れる部分もあり、私的にはちょっと面倒に感じて来たのは残念でした(決してつまらない訳では無いのですが、物凄く面白い訳でも無い)。特に、魔装具を集める為に最終バトル前に「望鏡の墓所」を周る必要があったり、映画での登場キャラであるシャスティルとヒスカの関連イベントで入手出来るフレン最強の剣を求めて「大深度空洞帯」を攻略しなければならなかったり、エンディングを見る為には必要で無いにしろ、「追憶の迷い路」の様にクリア後に出て来るダンジョンで無い以上攻略したくなってしまうので(笑)、これは嬉しい反面、私にとって辛い部分もありました(笑)。

○ラストバトル
 今回、Xbox360版の経験があるからか、ラスボス第一形態、第二形態はそこそこ楽勝で(ってもしかしてキャラのレベルが高い?)、シークレットミッションも含めてそれ程苦労しなかったのですが、魔装具を集めての第三形態はかなり苦戦を強いられました。また、第三形態で負けてしまうとまだ第一形態からやり直しで、再度第二形態の時に設定されているシークレットミッションをクリアしなければならないのがかなり辛かった(面倒だった)です。このシークレットミッションは、ちょっと失敗すると秘奥義で倒しきれなかったり、発動前に倒してしまったりして達成出来ずに、色々大変でした。
 その大変だった第三形態の「虹翼まといし者」は、PS3版では「凛々の明星」という秘奥義を初めて使われ(Xbox360版でも存在するみたいですが使われた記憶が無い)、折角ジリ貧で頑張って攻撃してきたダメージを150000くらい回復されてしまい、ただでさえ強かったのに、本当に強敵となりました。まぁ、ラストバトルはこれぐらい歯応えが欲しいところではありますが、第一形態から3連戦を全て通して勝ち抜く必要があるのは辛いですね(PS3版はイベントスキップがあるだけマシでしたが)。
 ちなみに、Xbox360版は初めて「虹翼まといし者」と戦った時にちょっと勝てそうも無かったので少しレベルを上げ、Lv.76でどうにか撃破したという経験があったのですが、今回はそれよりも低いLv.72でのチャレンジ。パーティはユーリ、エステル、リタ、フレン。
 初挑戦でユーリ以外全滅(もう復活手段無し)、相手は残り7万まで来てこちらはオーバーリミッツLv.4発動をし、秘奥義を決めれば!と勝利を確信したところで奥義を出している最中に、先に相手が秘奥義「凛々の明星」を発動。20万くらいまでに回復されで撃破失敗。その後リミッツボトルを使用して秘奥義を当てまくるも撃沈。
 2回目はフレンの代わりにレイヴンを投入。作戦ミスもあってユーリだけが敵に張り付いた状態になる為、かなり辛い戦いを強いられ、秘奥義「ビッグバン」を連発されただけでなく、結局終盤に「凛々の明星」を食らって大量回復。早々にライフボトルも切れて全滅。
 3回目はレイヴンからフレンに戻し、エステルの装備をフェアリィリングからリバースドールへ。実はスキル変化技の「リヴァイブ」を習得出来ていなかったので(汗)、もうこれしかない、と。ライフボトルはそこそこ温存出来たものの、やはりレイズデッドの発動が早いとは言えない為に、自分(ユーリ)が戦闘不能になると、指示しなければ全滅リスクが高くなるので指示しまくり&トリート連続使用などで頑張るも、やはり「ビッグバン」の連続&「凛々の明星」でどうにもならずに全滅。
 もっとレベルを上げたりスキル変化を覚えたり、最悪はイージーで攻略するるなどで戦略を見直そうと考えた中でのラストトライと決めた4回目。エステルにリバースドールを持たせる作戦(死んだら直ぐに装備させる)は変わらず、フレンはダウン系の技を全部封印し、リタはタイダルウェイブとメテオスォームのみ、オールディバイドを使用して厳しい状況を乗り切るなどで頑張った結果、「凛々の明星」を使われる前に最後5万を切った辺りでユーリの秘奥義が炸裂し、とうとうLv.72で撃破することが出来ました!(その時リタは戦闘不能になってしまっていましたが仕方がありません…) 久し振りにラスボス戦を終えて思わずガッツポーズをしてしまいました(笑)。尚、リバースドールは15個中11個使用、オールディバイド2個使用、ライフボトルは15個中5個使用、トリートは15個中8個使用という状況でした。

○トロフィー制覇に向けて
 Xbox360版での実績制覇はやろうと思って頓挫したままだったこともあり、PS3版は出来るだけ取りこぼしが無い様に丁寧にプレイを進めた結果、その課題は達成してエンディングまで到達することが出来ている様です。闘技場や望鏡の墓所(3層以降)、追憶の迷い路といった残りはあるものの、このままちゃんとプレイすればアイテム図鑑とモンスター図鑑は完成させられる様な気がしています。まぁ、最短クリアとか低レベルチャレンジ、Lv.200といったトロフィーまでやりきる予定は無いものの、現時点で満足出来るレベルまでは遊んだなと思っています。もう年末商戦イベントの「ほぼ毎週ソフト購入」が始まっている他、作品視聴などやりたい事があるので、取り敢えずエンディングを見た今、最優先事項からはレベルを落とそうかな、と思っています。それにしても1ヶ月半遊んだ訳ですが、最後まで飽きることは無かったですし、Xbox360版で1回プレイしていたのに割と新鮮にプレイ出来たのは改めて「凄いソフトだな」と感じましたね。HD機で100時間オーバーのボリュームを持つ和製RPGの代表作として、遊んでみる価値のあるソフトだと思います。
 あと、Xbox360版同様、エンディングを迎えるとOPは「鐘を鳴らして」の英語バージョンである「Ring A Bell」が流れました。

○気になった事
 先ず、戦闘中の音飛びやフィールドのBGMが無くなるなどが非常に多いこと。これはバグでしょうか。特別気にしなければ気にならないことなので然程問題では無いのですが、ちょっと気になりましたね。
 それとエンディングのスタッフロールのスクロールががたつく時が何度かありました。これは何なのでしょうか。何か特殊な画面モードでも使っているのかな?とちょっと気になりました。
 極めつけはダウンロードコンテンツのコスチューム変化称号の販売。「聖ヴェスペリア学園」とかのネタは良いのですが、1人300円というのは酷すぎませんかね?(苦笑) これには閉口です。せめて、男性陣、女性陣とか、全セットとかで1,000円程度ならば理解出来るのですが…(フェドロック隊のコスチュームも2人で300円だから、映画公開記念ということでご祝儀的に購入はしたものの、1人300円の価格設定は有り得ない)。

 ということで、ひとまずの終了報告となりました。まだ「マイソロ2」のストーリーも終わらせていないので、「グレイセス」が出るまでには終わらせたいです。ちなみに「バーサス」は「ロイド・コレット編」と「ルーク・ティア編」を終わらせて「もういいかな」と思ったのでもうプレイはしないと思います(苦笑)。

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