WiiWare「ファランクス」配信開始!
ズームがX68000で発売した横スクロールシューティング「ファランクス」が、WiiWareで配信されると知って一月ちょっと。どっかの「レイストームHD」と違って(苦笑)配信日が間もなく告知され、無事にダウンロードが開始されました。
X68000版は発売日に購入し、MIDI対応(というより、内臓FM音源と同時に鳴っている感じでオマケ要素に近いもの)で奏でられるBGMや、当時としては中々に熱いオープニング、緻密に描かれたグラフィックなどが印象に残る1作で、シューティングとしての完成度は当時のアーケード作品には及ばないものの、オリジナルシューティングとして何度もエンディングまで遊んだだけに、思い出も色々あります(特に後半の迷路構成のワープステージが(笑))。
その後、スーパーファミコンやゲームボーイアドバンスに移植されたものは遊んだことがありませんので、少なくとも15年くらいはプレイしていない計算になりますね。そんな私が生まれ変わった(?)「ファランクス」を早速プレイしてみました。
X68000ではオープニングの為にディスクが1枚がありました。そのオープニングを完全に入れたWii版は、解像度や音の違いなどがあってちょっとだけ物足りなさがあるものの、正しく「ファランクス」。今見ると古臭く感じますが、それでも当時としては最高レベルの恰好良さであったのは間違いありません。
ゲームスタート。メニュー画面も含め、本当にX68000版そのままとも言えるインターフェースです。
ショット間隔の違い、スピード調整の有無、武器選択の有無などがX68000版とは違う要素ではあるものの、基本的にはそのままのゲーム性。個人的にはちょっと冗長さのあるステージ構成が好みでは無いため、この辺りは調整して欲しかったかな…と思ってしまいました。BGMがX68000版のMIDI併用版と比べてしまうと随分と寂しい感じがしてしまい、自身が感じる熱さが足りなくなってしまったことがこういう印象を生んでいるのですが、ゲーム自体は同じなのに「アレ?こんなのだっけ?」とか思ってしまいましたね。
若干難度も抑えられたかな?と思わなくも無いですが、Wiiでプレイすることによって良くも悪くも「元がパソコンゲーム」の色が強く感じられた様に思えます。圧倒的な綺麗さを感じたグラフィックも普通になってしまった事もマイナス要因かな…。
ダウンロード前に感じていた高揚感もゲームプレイを始めると減退。コンティニューもせずに取り敢えず1プレイで終了。
で、気を取り直して(笑)X68000版もプレイして比べてみることにしました。
すると、何故か、というよりやはりX68000版の方がしっくり来ます。減退した高揚感も戻って来ました(笑)。音楽やグラフィックがWii版よりも良い”だけ”なのですが、私にはそれが”だけ”じゃなく、それらも含めて「ファランクス」なんだということなのだと改めて感じるに至りました。それを考えると、改めて「X68000って凄かったんだなぁ」と。今では当時のアーケードゲームより性能が上である家庭用ゲーム機ではありますが、当時の空気感や魂を蘇らすことは、意外と難しいのかも。
Wii版ならではのステージ要素もあるみたいなので、今度どっぷり浸かってプレイするつもりです。何より500ポイントで購入出来るのは安いと思いました!
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