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2009年12月14日 (月)

【報告】テイルズ オブ グレイセス(TOG)進捗 20091214

 1年振りのマザーシップタイトル完全新作である「テイルズ オブ グレイセス」。初の週末は色々あって集中的にプレイすることは出来ませんでしたが、ある程度進んで来たので、この辺り(プレイ時間6:43、Lv.14)でのインプレッションを残しておこうと思います。

●物語
 シリーズ特有のジャンルは「守る強さを知るRPG」。そして主題歌はBoAさんの歌う「まもりたい~White Wishes~」。もうこれでもか!というこくらい「守る」ということを押し出していることがプレイ前からも明白ではありましたが、プレイを始めると確かにそれを強く意識することになりました。
 これまでの「テイルズ オブ」と異なり、幼少の頃から始まるというのが新鮮です。好奇心旺盛で自分が何でも出来ると信じて疑わない11歳の子供であるアスベル、気弱だが知識は大人顔負けのヒューバート、アスベルに想いを寄せ体が弱いシェリア、王国の王子であるリチャード、そして謎の少女ソフィの立ち位置や関係を理解させる為に用意されたシナリオは、自分でプレイするからこその印象深さがあり、プレイ時間4時間(私の場合)をかけて、アスベルの軽率な行動から起きてしまった最悪の事態になって初めて感じる自分の無力さ、ただの子供でしかないことなどを体験させた上で、軽々しく「俺が守る」と言っていながらも失ってしまった悲しみと引換に求める強さなど、アスベルの決意をプレイヤー側に刻んでくれました。これが単なるアニメシーンで語られてしまった場合、自分の中に蓄積される印象は随分と軽くなったのではないかと思います。
 そして7年の月日を経て、アスベルが、ヒューバートが、シェリアが、リチャードがどうなったのか、どうなって行くのかを体験して行く事になる本編。幼少期のシナリオを終えた後に見直すオープニングは、沢山の事が理解出来ている事もあって初めて観た時よりも更に印象が強くなり、主題歌のメッセージ性もあってとてもグッと来ました。この後、どの様になって行くのか目が離せない状況です。幼少期のアスベルを操作して進めて行く中では「う~ん」と感じる部分も多々ありましたが、導入として必要なことであったことを理解すると、7年後からが本当の「テイルズ オブ グレイセス」の始まりであることにワクワクが止まりません。

●システム
 Wiiというハードでリリースされたこともあるのか、街中や戦闘など全てにおいて鬱陶しいくらいにお節介です。特に戦闘は異様に沢山の事をああだこうだと言われるので、逆に全然頭に入って来ないです。色々な事が出来る、要素がある、というのは良く分かるのですが、説明が逐一出て来るのは親切というより、初心者に対しては逆に不親切だと感じました(「ヴェスペリア」の様に、進むにつれて理解させるチュートリアルを挟む方法が良かったのではないかと)。
 セーブ箇所が頻繁に出たり、リアルタイムに反映する「あらすじシステム」が無い代わりに「次に何処へ行くべきか」ということをボタン一つで教えてくれるのは便利かな、と思いました。
 細かいところでは、メインシナリオからちょっと外れたことをすると微妙に矛盾する台詞回しとかもあったりしますが、まぁ許容範囲かと。
 チェインキャパによる攻撃回数の抑制や、アラウンドステップによる周り込み、帯刀(要は通常斬り)と抜刀(要は特技・奥義)とのコンビネーションなど慣れて来るとテンポ良く戦闘出来るので、結構爽快です。戦闘内容によって色々ボーナスが付いてHPなどが回復したりする反面、それを利用しないと割と厳しい局面もある様に感じたので、慣れるまでは結構難しい部類に入るかな?と思いました。私はヌンチャクでプレイしているのですが、技を使う際に入れる方向が意図したものと違う方向に入っている事も多く、弱点を攻めて鋼体をブレイクしないとならない敵にはピンチになったりして腹が立つことも。
 戦闘終了後の掛け合いもそこそこありそうです。ただ、今の段階ではパーティメンバーが多くは無いこともあって、それほど多くの種類を聴けている訳ではありませんが、石川五右衛門の「つまらぬものを斬ってしまった」とかありました(笑)。
 フィールド移動とダンジョンという切り分けが今のところあまり無く、全てがフィールド移動の様な作りになっています。その為、結構なスケール感があります(「トラスティベル」みたい)。流石に「ヴェスペリア」の様なハイデフ機には勝てませんが、映像は綺麗だと思います。
 料理なども「エレスポット」となり、レシピの概念が無くなった代わりに、「デスティニー」のフードサックや「シンフォニア」のアレンジ料理、「ハーツ」の治癒石などが総合された様なシステムになりました。まだ慣れていませんが、使いやすくなったと感じるかも。
 色々な素材を合成する「デュアライズ」は、料理やアイテムをはじめ、武器・防具のパワーアップも出来ます。従来作品に色々あった合成の集大成と言えるかもしれません。
 称号に関しても、セット効果やスキル習得などに関係する様になり、単なる収集要素だけでなくなっています。宿屋などでは、ちょっとした依頼を受けることが出来、ガルドやアイテムなどの報酬に加え、称号を得たりすることも出来ます。
 ショップでのスタンプカードやカルタ集め、ディスカバリーポイント巡りなど、新規要素に加え、これまでの「テイルズ オブ」にあった沢山の要素を一気に集めた欲張りなソフトと感じます。最後までプレイした時にこれらの要素をどう感じるか、お手並み拝見といったところですね。

●音楽
 オーケストラ系のサウンドではありますが、結構地味な印象(特に戦闘)。しかしながら、序盤から主題曲「まもりたい~White Wishes~」のアレンジ曲が数曲流れたりして、シーンを彩る音楽としては良い効果を出していると思います。これからどんな名曲と出会えるのか、楽しみですね。

●取り敢えず
 これまでの「テイルズ オブ」の第一印象の中で、もしかしたら最も好みの作品かもしれません。要素が沢山ありすぎて、7時間弱のインプレッションでは多くを語ることは出来ないものの、システム的なボリュームや物語の行方など、楽しみが多いということは確かです。「ヴェスペリア」の様に100時間を超えることは無いと思いますが(笑)、隅々まで遊んでみたい1本です。攻略サイトや本に頼らずに最初の1回はプレイするのが私のポリシーなのでどこまで遊び尽くせるかは分かりませんが、各種ブックを完成させるくらいの気持ちで臨んでいます。

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