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2010年2月 7日 (日)

NANOHA The MOVIE 1st

 特別「行こう!」と決めていた訳では無いものの、チケットが余っているという友人の誘いもあって行くことを決めた「劇場版 魔法少女リリカルなのは」。ちなみに、チケットは頂いたのではなく、きちんと満額お支払いしました(笑)。

 「魔法少女リリカルなのは」はTVで3シリーズを重ねる人気作であり、私は特別思い入れがある訳でも熱を入れている訳でもありませんが、一応楽しんだと言える作品でした。周囲で今回の劇場版を絶賛している声も聞こえている中、私が何を感じるのかという点で楽しみだった今回。結論から言えば「1stシリーズ13話を上手く纏めた1本に仕上がっていた」と概ね好評価。単なる総集編として作られたものではなく、随所に「初見の人には分かりやすく、ファンにも新しく楽しめる様に」と仕掛けられた演出があり、制作側が人気に胡坐をかくことなくキチンと完成されたフィルムだと感じました。

 1話25分を13本で構成しているTVシリーズを2時間ちょっとの時間に凝縮する為に、なのはの周囲(アリサやすずかとの関係や家族)の描写を割とバッサリと切り、本当に必要最小限で分からせる様に描き、対比としてのフェイトの周囲をよりキッチリと描写することでTVシリーズとの差別化を図ったのは正解だったと思います。特にフェイトの母であるプレシアの想いやフェイトの教育係であるリニスの登場など小説で描かれた部分を映像化していたり、続編「リリカルなのはA's」での出来事を彷彿させる演出(生前のアリシアが妹を欲していたシーンが、闇の書に取り込まれた時にフェイトが見せられたアリシアを姉とした家族団欒に結びついたり、なのはとの別れのシーンで言った「何かあったら私を呼んで。直ぐに駆け付けるから」が、ヴィータ戦でピンチに陥ったなのはを救いに来たフェイトに繋がる等)は、私でも感じられる「感動ポイント」でした。TVシリーズのテーマ曲である「innocent starter」や「Little Wish」のインストが流れていたり、音楽面も的確に演出出来ていた様に思います。

 ただ、映像の面からすれば、先日観た「Fate/stay night」があまりに凄すぎたこともあって、TVシリーズと比較すれば圧倒的なクオリティではありつつも、何となく安っぽく見えてしまったのは弊害とは言え残念。また、前髪と目のプライオリティ付けが私の嫌いなパターン(目の裏に前髪が行ってしまうもの)で、顔のアップで前髪が揺れていると目が浮き出ていることが気になって仕方がありませんでした(苦笑)。その他にも流石に2時間を超えた辺りで座っていたお尻が痛くなって来てしまったり、横に居た人のポップコーンを食べる音が異様に耳障りだったり、集中力に水を注されることが多かったのも不運かな…と。それでも楽しむべきポイントは楽しめたと思うので良しとします。

 ただ、公開2週でグッズ類はともかくパンフレットも売り切れというのはちょっとなぁ…。

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魔法少女リリカルなのはの画像です。

投稿: 魔法少女リリカルなのはの画像です。 | 2010年4月19日 (月) 17時14分

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