FictionJunction Yuki Kajiura LIVE Vol.#6~Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR~
昨年7月に参加したFictionJunctionのライブから約1年。3周年記念ツアーとなる第6回ライブの千秋楽に参加する機会に恵まれ、当日を迎えました。
場所は昨年と同じJCBホール。第3バルコニーの左側というこれまで座った事のないエリアではありましたが、「音楽を楽しむ」ということで考えれば全く問題無し。スクリーンが重要な訳でもなく、立ち上がって何をするでもなく、ステージを全身で感じていられればそれで良いのですから。何より、JCBホールのバルコニー席は結構観やすくて、思ったよりもステージが近く感じられるので好きなホール。
昨年同様開場前の物販に行く為に開場時間40分前に現地入り。全く並ばずにパンフレットを購入出来て目的達成。ある意味何もかも昨年通り(笑)。飲み物の調達に出て戻って来た頃には既に入場が開始され、待つことなく入場・着席。そして定刻を過ぎること1分くらい。FictionJunctionのライブ、開幕です!
昨年はYUUKAが参戦し、更にはイベントではないライブステージが初めてだったということもあり、第一部がまるまるYUUKAのステージだったのですが、今回はYUUKAの参戦は無いので最初から純粋な「FictionJunction」のライブとなります。昨年は第二部という位置づけだったので、今回はフルボリュームのステージを堪能出来るということで楽しみにしていました。今年は先日の「.hack//劇奏」でフライングしてはいるのですが(笑)。
変わらず「サイリウム禁止」のライブで、舞台装置としてのライティングだけで演出するのは個人的に好み。主催者側の意図したステージングは、色々と魅せてくれます。FictionJunctionのライブは、これらの演出効果も手伝ってより印象的なものになっていると感じています。
ライブの構成としては緩急の効いたもので、一気に駆け抜ける箇所やのびのびと演奏する箇所など、とても演じている側だけでなく、聴いているだけだったとしても何故か感覚的に一体感のあるライブというのが、FictionJunctionらしいステージだなぁと感じました。
今回、一番の目玉はやはりゲストの笠原由里さんの参戦。元々アナウンスされていたのに、”その時”が来るまで全く失念していたので、登場時には余計に驚いてしまいました。本当の意味で完成している「salva nos」と「MATERIALISE」を聴けたことに、このライブに参加出来た喜びを噛み締めました。
また、「Parallel Hearts」「時の向こう 幻の空」「野原」は今回の聴きたかった歌だったので、これも胸が熱くなりました。でも、一番嬉しかったのは「canta per me」と「salva nos」が続けて演奏されたことだったりします。それだけでも大満足だったのに、「L.A.」まで聴けたのは本当に言うこと無しでした。
同じ楽曲でもアレンジだけでなく、歌い手のパート分けなどを変えるだけでも全く違う色に変貌するというのを感じた今回。それでも、FictionJunctionの歌姫4名の和音は慣れて来るとどの曲も同じ様な印象になってしまう危惧もあるので、その辺りは今後どの様に魅せてくれるのかとても楽しみですね。しかし、歌姫みなさんの声帯の強さには驚かされると共に、フロントバンドメンバーのパフォーマンスの高さの揺ぎ無さに圧倒されるステージは本当に凄いな、と改めて感じたライブでした。今回、座席の関係からなのか、ベースやギターの音がとても鮮明に耳に入って来たたので、一音一音が丁寧でありつつも流れる様に音が紡がれて行くのを終始感じる事が出来ました。歌という括りだけではなく、まだまだ音そのものに感動することが出来るのだな、と。声は声で笠原さんの"本場のソプラノ"には身が震えるほどの力を感じましたし(4人の歌姫でも敵わないくらい?!)、WAKANAの高音、貝田さんが支えるハーモニー、KEIKOの低音、KAORIの表現力など、それぞれの持ち味も存分に楽しみました(KEIKOとKAORIの出番が多めだったかな?)。
昨年よりも開演時間が1時間早い17:00開演だったにも関わらず、終演時間が20:30くらいという3時間半にも及ぶステージは、飽きずに最後まで”音”そのものを楽しんだ気がするステージでした。ところどころに入る梶浦さんのMCも、素直な言葉であるからこそ、受け手となる観客側の胸にもスッと入って来るものがあり、それが心地良く染み入るのも素敵だな、と思います。
次のライブは少しだけ期間を空けるとのことですが、その間は作曲家として沢山の楽曲を創り出し、新曲を沢山引っ提げてライブをやりたい!と意気込みを語ってくださった梶浦さん。購入したパンフのロングインタビューにもそれを思わせる言葉もあり、長くライブを楽しんで行く為にも新たな名曲の登場を楽しみにしたいと思っています。
今回のライブが映像メディアとして発売されるかは分かりませんが、3周年記念ということで是非形に残して頂ければ嬉しいですね。今回参加出来なかった方々の背中を押す為にも(笑)。
■多分合っていると思うセットリスト
- Crush (PandoraHearts)
- frenetic (歴史秘話ヒストリア)
- the image theme of Xenosaga II (ゼノサーガII)
- vanity (Fiction)
- Liminality (.hack//Liminality)
- fake wings (.hack//SIGN)
- in the land of twilight, under the moon (.hack//SIGN)
- winter (Fiction)
- 星屑 (Everlasting Songs)
- 花守の丘 (真救世主伝説 北斗の拳)
- secret game (NOIR)
- maze (NOIR)
- canta per me (NOIR)
- salva nos (NOIR) ※with 笠原由里さん
- MATERIALISE (舞-乙HiME) ※with 笠原由里さん
- 時の向こう 幻の空 (おおかみかくし)
- forest (エル・カザド)
- everytime you kissed me (PandoraHearts)
- 野原 (時の向こう 幻の空)
- Parallel Hearts (PandoraHearts)
- Where the lights are (Japanese Ver.) (真救世主伝説 北斗の拳)
- L.A. (エル・カザド)
- 目覚め (舞-HiME)
- 聖乙女の祈り (舞-乙HiME)
- zodiacal sign (アクエリアンエイジ)
- maybe tomorrow (ゼノサーガIII)
(アンコール)
- the world (.hack//SIGN)
- a song of storm and fire (ツバサクロニクル)
- ユメノツバサ (ツバサクロニクル)
- a farewell song (NOIR) ※with 笠原由里さん
- open your heart (.hack//SIGN)
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