【報告】テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン 進捗 20100720
気が付けば「なりきりダンジョンX」の発売まで1ヶ月を切り、オリジナルとしてのゲームボーイ版「なりきりダンジョン」をプレイしておかなければならないなと思い、ようやくプレイを開始しました。
まだ2時間弱しかプレイしていませんが(ディオLv.9)、ここで最初の所感を記しておきたいと思います。
●物語
設定は「テイルズ オブ ファンタジア」より約100年後の物語。外伝というよりも、続編に近い形の作品の様です。物語として、自分が主人公であるキャラクターである訳ではなく、育ての親的存在。ある日、空から落ちて来た双子の赤ちゃんを見つけ、育てること13年。立派に成長したディオとメルに訪れる旅立ちの時。「黒き運命」と共に生まれたという二人が自らの運命を切り開くために、かつてクレス達が成し遂げた「精霊の試練」を受けなければならないということで、その試練の助けとなる時空戦士に逢う必要がある…ということで、始まる流れは文体もあって「おとぎ話の絵本」の様な感覚。例えば、何かの説明がなされた後、「○○なんです。…ふしぎふしぎ。」と括られるのがちょっと新鮮。また、台詞なども時代を感じさせるもので、写真に載せた場面ではアーチェが「どしぇ~!!!とか驚くもんでしょ?」とか言っているのですが、これだけでもお分かりになるかと(笑)。その割には物語としての重さも感じるのが、ふしぎふしぎ(笑)。
●グラフィック
ゲームボーイカラー”専用”ではなく”対応”ではありますが、そこそこ綺麗。といってもあくまで「ゲームボーイ」の世界の話なので、その辺りは限界がありますね。私はアドバンスSPでプレイをしているのですが、画面が小さくて結構厳しいです。また、どうしても「ファミコンライク」な感じの画面構成なので、その辺りも今からプレイする場合は好みが分かれそうな感じもします。
●戦闘
リニアモーションバトルシステム、の様な感じ。というシステムです。勿論、近年の「ヴェスペリア」や「グレイセス」と比べては駄目で、初代「ファンタジア」をベースにして「ターン方式」にしたものとでも言えば良いのでしょうか。とにかく「素早さ」が全てを握り、これが低いとどうにもなりません。
始めたばかりの時、これまでの様な私のプレイ感覚でどんどんダンジョンを進んで行くと、敵の強さ以上にこの「素早さ」が圧倒的足りず、こちらの攻撃ターンが殆ど来ないで全滅してしまうという状況に見舞われ(汗)、「このゲームのプレイの仕方」というのを考え直し、結局「1フロア毎に1レベル以上は上げてから次フロアに行く」という、私が最も嫌いな「経験値稼ぎしながら進む」というプレイスタイルを選択。取り敢えず、今のところこれでどうにかなっています(ライフボトルは高価なので1つも所持していない、ダンジョン内ではボス前に到達するまでは基本的にセーブが出来ないという状況も慎重に進める要因になっています)。
また、通常技を放つ際、敵にアタックするタイミングに合わせてボタンを押すことでダメージが増減するという要素があり、そのタイミングが微妙な為にまだ掴みきれずにいます。決して難しいゲームでないのですが、構成する要素が大変にさせている感じもします。
「なりきり師」という能力を持つディオとメルは、該当職業のコスチュームを着ることによって、その職業の能力に長けた能力を身に付けることが可能で、戦闘を重ねてその能力をマスターすると、上位職業なり別職業なりのコスチュームを着れる様になる他、キャラクターのパラメータとして存在する「性格」にも影響します。コスチュームは同じものを重ねて仕立てなおしたり、違うものを重ねて仕立てることで生み出すことも出来ます(お店でも購入出来ます)。性格は個人を形成する合計値100の割合で決定され、着ているコスチュームで常に変動するみたいです。これらの「着ているコスチューム」と「性格」は、サブイベント(ゲーム内では「たのまれごと」と呼ばれている)ものをクリアするのに必要な条件になっている様なので、遊び尽くすには色々試してみなければならなそうです(基本的に特定の場所でしか着替えられないので、装備品の様な手軽さはありませんが)。
●システム
登場するアイテムは「テイルズ オブ」で馴染みのものが殆どで、効果は数値の差はあれ殆ど同じなのでマニュアルなど見なくても全く問題ありません(それでも、アップルグミは登場せず、レッドグミになっていたりしますが)。また、料理ではなく、フードサック(食材や料理をサックの中に入れておけば、移動中に自動回復してくれる)なので近年の「テイルズ オブ」に慣れてしまっていると楽ではあるものの、物足りなさも残るかな…という感じですね。
セーブは特定の場所(お店、自分の部屋などセーブマークのあるタイルの上のみ)でしか行えず、ファイルも1つということもあるので気軽にセーブすると後戻り出来ないものの、まぁ当時を考えればこんなものでしょうか。ただ、近年の携帯ゲームの様なレジューム機能がハード側にない代わりに、ゲーム側に「ちゅうだん」の機能があります。なので、急に止めなければならない場合でもやめられるのは良いですね。ちなみに、まだバッテリーバックアップは生きていたので何とかなっています(笑)。
●音楽
「テイルズ オブ ファンタジア」で使用されていた音楽をゲームボーイ音源でアレンジされています。なかなか良いアレンジで聞かせてくれます。この時代の音源好き(笑)には堪らないものがあるかと。
●キャラクター
基本がディオとメルの双子、ディオが山で見つけたクルールという小動物が基本メンバーで、彼らを導く存在として登場するノルンの4名しか今のところ登場しておらず、後は「ファンタジア」のメンバー(現時点では、アーチェとクラース)が登場するくらい。ゲーム中、イベントシーンが多くある訳ではない為、まだ強い印象が付いている訳ではないのですが、たまにディオやメルに質問をされることがあります(私自身はあくまでディオとメルの保護者みたいな存在である為)。その回答によって性格にも影響が出るみたいで、RPGでありながら育成ゲーム的な感覚も少しあるのは面白いかも。
ゲームボーイソフトなので、肉声でキャラクターが話すことはありませんが、当時のドラマCDのキャストを確認すると、ディオはくまいもとこさん、メルは柳瀬なつみさん、クルールは永島由子さんとなっており、そのイメージを持ってプレイを継続しようかな、と思っています。
もう間もなくPSP版「なりダンX」の発売となる為、それまでに終わらせられるか微妙なところではありますが、その進化を体験する為にも出来るだけ楽しんでおけたらと思っています。
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