「宙のまにまに」Blu-ray BOXが発売されました!!
昨年、私が最も気に入ったアニメーションである「宙のまにまに」。原作も読み込み、残念なDVDも全巻購入し、切望したBlu-rayがこうして発売に至りました。DVDしか出ない事と、そのDVDの残念な出来に絶望し、HDで本放映を録画しなかったことを悔やみに悔やんだこの1年が思い出になる瞬間です(笑)。
先ず驚いたのがパッケージの小ささ。BOXという名前から想像していたものとは全く異なり、Blu-rayの標準的なケースとほぼ同じ大きさの特殊ケースにディスク3枚を収納し、BD-BOX発売記念のおつまみ漫画掲載のブックレットと共に紙ケースに入れられた、割と簡素なパッケージは、お値段からすると一瞬「え?!」と思ってしまいます(汗)。でも、コンパクトであることは大容量であるBlu-rayとしては歓迎すべきであり、こうして待望のアイテムを手に出来たことに喜びを感じることが正しい在り方ではないかと。
前置きはこのくらいにして、肝心の映像について。
取り敢えず確認の為と好きなエピソードとして1話、2話、4話、5話を一気に視聴。結論を言えば大満足でした。音声が単なるリニアPCMであったとしても、気にしません(笑)。久し振りにみた「宙のまにまに」の作品そのものの出来の良さを改めて感じただけでなく、基の素材が本当に拘りを持って作られたのが分かる映像に、ただただ感動しました。テンポの良さ、楽曲の良さ、キャラクターの魅力は勿論、特筆すべきはやはり星空の表現だと思います。これまで観たアニメーションにおける星空が如何に嘘臭いか(というより、如何にこの「宙のまにまに」の星空がリアルか)を物凄く感じることになりました。単にBlu-rayだから綺麗なんだ、という事ではなく、作品そのものから得られる本質を、映像が綺麗になることでより純粋に受け止められる様になったのかもしれません。
ちなみに、このBlu-rayを観て私がどれだけ感動したかというと、1話のラストで「星屑のサラウンド」が流れ始めた時に目頭が熱くなり、4話のラストで天の川を観て「闇に咲く星のように」で目にちょっと涙を溜めるくらいです。待ち侘びたという期待をちゃんと受け止めてくれた出来には本当に感謝の気持ちで一杯です。
このBOXの特典ディスクは、柏原麻美先生が2010/06/19に行った講演会「星のまにまに~気軽にスターウォッチング~」の映像(約50分)、1話と8話をチョイスした伊藤かな恵さんと早見沙織さんのオーディオコメンタリー(約50分)、撮り下ろし微速度撮影動画(約3分)、BD-BOXのCMが新規収録で、その他ミュージッククリップやノンテロップOP/EDはDVDと同様。個人的にお薦めなのは「撮り下ろし微速度撮影動画」。現実の映像に作中のBGMが重ねられた親和性は、もう感動で胸が一杯になりました。
その他では、DVDの時の映像特典としてのショートアニメ「サマーメモリーズ」「流星ディスタンス」「トゥインクルスター」が、本編の時系列に沿った中に入れられているので、続けて観ることで違和感無くスッと入って来る編成は嬉しかったですね。メニューも地味ながら、気を遣った感じがしますし(DVDのは酷かった!(苦笑))、コンパクトな中にもDVDに比べれば愛情を感じるパッケージでした(笑)。
ちなみに、柏原先生の講演会で配布されたガイドも封入されていたり、ブックレットとして封入されている「おつまみ漫画」も原作ファンには嬉しい描き下ろしで、「宙のまにまに」のアニメーションが気に入った方であれば、損はさせないBOXに仕上がっていると思います。見た目と値段のギャップは物凄いものがありますが…(汗)。
私にとって期待に期待して購入した数少ない映像メディアですが、以前「アイドル伝説えり子」のDVD化の時に裏切られた事があるだけに(苦笑)、本当に今回のBOXの出来は嬉しさが溢れて出て止まらないです。
この勢い(?)で、アニメーションも第二期を期待したいところです!
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