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2010年9月

2010年9月30日 (木)

劇場版「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」のBlu-rayが発売!

Dscf2601 「宙のまにまに」に引き続き、発売を楽しみにしていた「劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS(以下、UBW)」のBlu-rayが発売となりました。

 劇場に足を運び、観終わった時から切望していた映像メディアの発売。8ヶ月という期間は長かったな、と感じますがこうして手に入れた今、それは良い思い出です(「宙のまにまに」と同じ感想(笑))。

 1回観終えて、サウンドトラックを聴きながらこれを書いているのですが、初めて劇場版を観た時よりも構えずに、ポイントを既に押さえた状態で観たこともあって、凄く明確に、純粋に映像そのものを楽しむことが出来ました(劇場で観た時に「分かりにくいかな」と思った箇所は、今回「ここに伏線があった」と明確に分かりました)。

 公開当時結局1回しか観に行けなかったので8ヶ月振りにみたUBWですが、映像作品としてとても高い完成度にあるな、というのを更に強く感じました。劇場作品というのは、特に原作がある場合において初見は大抵「あのシーンが無い」「あの場面はこうして欲しかった」というものが多かれ少なかれあって、このUBWもそういう部分はあると思います。しかし、映像作品として繰り返し観る事を前提にした場合、要所要所がしっかりと入れられていて、演出でカバー出来ている場合、繰り返し観ても飽きずに観ることが出来、「物足りない」「よく分からない」という感想から「面白い」という感想に辿り着けます。その代表的な1作がこのUBWだと思います。

 隙の無い映像の完成度、テンポの良い構成と演出、場面を的確に盛り上げる音楽、全力で臨んでいるであろう役者陣、それらを集約して受け止めてくれる主題歌…。多少の贔屓目もあるかもしれませんが、改めてUBWが自分の中で揺ぎ無い「名作」であることを今回Blu-rayで鑑賞して思いました。

 本編の中の映像特典として、TVシリーズ総集編のスポットが入っていたのですが、そちらが物凄く安っぽい映像に見えてしまうくらいに圧倒的なクオリティのUBWの映像は、やはりBlu-rayだからこそ体感出来るのかな、と感じます。

 ディスクは「reproduction」と同様の薄いタイプのケースに入れられ、原画集、イラスト集、生フィルム(私のは「詠唱している凛」と「ランサーと最期の別れをする凛」でした)、替ジャケット2種をBOX収納している仕様なのですが、TVシリーズのBlu-ray BOXとちょっと箱の大きさが異なるのが残念なところです(並べて揃わないと棚に入れても統一感が出ないのはやはり寂しい)。それと、近年では当たり前になっているオーディオコメンタリーの様な特典や、スタッフ等の対談が掲載されたブックレットが付属しないのもちょっと残念。でも、先日の「宙のまにまに」のBlu-ray BOXより、価格から来る印象との差異はありませんので(笑)。

 それにしても、連日で自分の中での傑作が次々と発売されているのに驚きます。こんなことは殆ど無いので、折角の機会を存分に楽しみたいと思います。

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2010年9月29日 (水)

「宙のまにまに」Blu-ray BOXが発売されました!!

Dscf2600 昨年、私が最も気に入ったアニメーションである「宙のまにまに」。原作も読み込み、残念なDVDも全巻購入し、切望したBlu-rayがこうして発売に至りました。DVDしか出ない事と、そのDVDの残念な出来に絶望し、HDで本放映を録画しなかったことを悔やみに悔やんだこの1年が思い出になる瞬間です(笑)。

 先ず驚いたのがパッケージの小ささ。BOXという名前から想像していたものとは全く異なり、Blu-rayの標準的なケースとほぼ同じ大きさの特殊ケースにディスク3枚を収納し、BD-BOX発売記念のおつまみ漫画掲載のブックレットと共に紙ケースに入れられた、割と簡素なパッケージは、お値段からすると一瞬「え?!」と思ってしまいます(汗)。でも、コンパクトであることは大容量であるBlu-rayとしては歓迎すべきであり、こうして待望のアイテムを手に出来たことに喜びを感じることが正しい在り方ではないかと。

 前置きはこのくらいにして、肝心の映像について。

 取り敢えず確認の為と好きなエピソードとして1話、2話、4話、5話を一気に視聴。結論を言えば大満足でした。音声が単なるリニアPCMであったとしても、気にしません(笑)。久し振りにみた「宙のまにまに」の作品そのものの出来の良さを改めて感じただけでなく、基の素材が本当に拘りを持って作られたのが分かる映像に、ただただ感動しました。テンポの良さ、楽曲の良さ、キャラクターの魅力は勿論、特筆すべきはやはり星空の表現だと思います。これまで観たアニメーションにおける星空が如何に嘘臭いか(というより、如何にこの「宙のまにまに」の星空がリアルか)を物凄く感じることになりました。単にBlu-rayだから綺麗なんだ、という事ではなく、作品そのものから得られる本質を、映像が綺麗になることでより純粋に受け止められる様になったのかもしれません。
 ちなみに、このBlu-rayを観て私がどれだけ感動したかというと、1話のラストで「星屑のサラウンド」が流れ始めた時に目頭が熱くなり、4話のラストで天の川を観て「闇に咲く星のように」で目にちょっと涙を溜めるくらいです。待ち侘びたという期待をちゃんと受け止めてくれた出来には本当に感謝の気持ちで一杯です。

 このBOXの特典ディスクは、柏原麻美先生が2010/06/19に行った講演会「星のまにまに~気軽にスターウォッチング~」の映像(約50分)、1話と8話をチョイスした伊藤かな恵さんと早見沙織さんのオーディオコメンタリー(約50分)、撮り下ろし微速度撮影動画(約3分)、BD-BOXのCMが新規収録で、その他ミュージッククリップやノンテロップOP/EDはDVDと同様。個人的にお薦めなのは「撮り下ろし微速度撮影動画」。現実の映像に作中のBGMが重ねられた親和性は、もう感動で胸が一杯になりました。

 その他では、DVDの時の映像特典としてのショートアニメ「サマーメモリーズ」「流星ディスタンス」「トゥインクルスター」が、本編の時系列に沿った中に入れられているので、続けて観ることで違和感無くスッと入って来る編成は嬉しかったですね。メニューも地味ながら、気を遣った感じがしますし(DVDのは酷かった!(苦笑))、コンパクトな中にもDVDに比べれば愛情を感じるパッケージでした(笑)。

 ちなみに、柏原先生の講演会で配布されたガイドも封入されていたり、ブックレットとして封入されている「おつまみ漫画」も原作ファンには嬉しい描き下ろしで、「宙のまにまに」のアニメーションが気に入った方であれば、損はさせないBOXに仕上がっていると思います。見た目と値段のギャップは物凄いものがありますが…(汗)。

 私にとって期待に期待して購入した数少ない映像メディアですが、以前「アイドル伝説えり子」のDVD化の時に裏切られた事があるだけに(苦笑)、本当に今回のBOXの出来は嬉しさが溢れて出て止まらないです。

 この勢い(?)で、アニメーションも第二期を期待したいところです!

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2010年9月26日 (日)

marbleの最新アルバム「Lingering Fizz」

Dscf2598 待望のmarble最新アルバムがリリースされました! と言っても実は発売日を忘れており、同じ発売日であったアイマス2のPrologueを購入しておきながらの体たらく…(汗)。でも、買い忘れに気付いて後日同じお店に買いに行った時も見つけられなかったことらかも、目につきにくい1枚だったからだと納得することにします(笑)。

 「結構ペースの早いリリースだなぁ」とか思ったら、実は前のアルバムである「空想ジェット」からは丁度1年くらい経つのですね。間に「ひだま~ぶる×☆☆☆」がリリースされたりしているので、あまりそんな気がしないです。何れにせよ、楽しみにしていたのは間違いありません。

 今回のアルバムは、そのジャケットからも「秋?」と思っていました。というのも、「虹色ハミング」は春、「空想ジェット!」は夏、というイメージを自分の中で持っていたからなのですが、一通り聴いてみて「秋を感じることは出来る」と思いました(笑)。そういうイメージよりも強く思ったのは、「今回はアコースティック成分が少な目である」ということ。これは別に悪いことではなく、似た雰囲気の「手のひら」と比べることで、今のmarbleのあり方を楽しむことが出来るという素敵な1枚に仕上がっていると感じました(個人的に開幕曲の「Lingering Fizz」はmarbleらしさの中にあって新鮮さを感じる1曲で好き!)。もう1点面白いと思ったのは、シングルリリースしている楽曲が、アルバムの中でバラけずに終盤に固まって配置されているということ。普通(?)はリリース済の曲はアルバムの中で点在していて、前後の曲が変わることによる印象変化を楽しむものだと思っていたので、今回の曲順は面白いと思いました。そういう順番であっても、アルバムの中に配置されることによる感覚的変化を楽しむことが出来ているのは驚きかも。その他では全編英語の「to the end ~永遠に輝く花~」も新鮮で印象に残る1曲でした。

 今回、最近のmarbleの楽曲で大好きな「さくらさくら咲く ~あの日君を待つ 空と同じで ~」がそのまま収録されているので、次の機会には別バージョンでも聴いてみたいですね。よくよく考えれば、今回のアルバムはこの「さくらさくら咲く」の作風であり、最後にこの曲が配置されていることで印象をスカッとしたものにしてくれていたのだな、と(これまでのアルバムも「ひだまりスケッチ」の主題歌はほぼ最後に配置されているので、marbleとしての曲の位置づけの意味とアルバムコンセプトの関係があるかもしれませんね)。

 年明けにでも、このアルバムにちなんだライブを開いてくれることを楽しみにしていたいと思います!

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2010年9月24日 (金)

「星方天使エンジェルリンクス」DVD-BOX Emotion the Best

Dscf2599 バンダイビジュアルが誇る豊富なラインナップから全話収録のDVD-BOXがかなりお求めやすい価格となっている「Emotion the Best」のシリーズ。私は第1期をLD、第2期をDVD(7枚)で所有していた「THE ビッグオー」がこのシリーズで出たのを皮切りに、「この値段なら」と思うものを買い直すのも悪くない、と思うようになりました。

 その後、バンダイビジュアルのポイントが貯まっていたこともあって同シリーズの「スクライド」を交換。こちらは買い直しではなく初購入ではありますが、やはり省スペースで全話揃うのは嬉しい限り。

 そんな中、the Bestシリーズでのリリースがアナウンスされた「星方天使エンジェルリンクス」。

 この「エンジェルリンクス」は、色々問題点はあるものの個人的にかなり好きな作品。私が観た1クール作品の中で、もしかしたら最も好きな作品かもしれません(ドラマCDの存在も大きくプラスに働いています)。魅力的なキャラクター達、繊細且つ大胆な素晴らしい劇伴、作画は微妙ながらも珠玉のエピソード群。私の観たアニメーション作品のTVシリーズにおいて、第一話のAパートの惹き付けが最も秀でているのがこの「エンジェルリンクス」だと思っています。ちなみに第一話のBパートの惹き付けが最も秀でているのは「マドラックス」だと思っています(笑)。

 で、そんな「エンジェルリンクス」という作品でキャラクターデザインを担当しているのが西田亜沙子さん。「ヤミと帽子と本の旅人」「シムーン」「桃華月憚」など、私の作品的な相性の良い作品達に多く携わっていますが、これは間違いなくこの「エンジェルリンクス」あってのこと(つまり、西田さんのキャラクターデザインが観ようと思う動機づけの1つになっている)。更には私にとって「Fate/stay night」という作品への道筋(監督繋がり)もこの作品から始まっているということもあって、その思い入れも強いかな、と。

 だからなのか、もう既に”DVD”というメディアを所持しておきながら(しかも、当時の単品、その次に出たDVD-BOXと既に2周している)、今回また購入してしまいました(爆)。

 一番大きな購入動機は、確実にボックスアート。その時々の西田さんが描く李美鳳は、それぞれの魅力があると同時に、その時に携わっている作品の色が見て取れるという面白さも。これまでも年数を経て同じ作品の映像メディア化に立ち会って来ましたが、その中でこの美鳳が一番(これでも)変わっていないかもしれません(笑)。

 ちなみに今回のDVD-BOXの仕様は、以前発売されたDVD-BOXと同じ。ブックレットやイラスト集が付属している部分や、BOXの作りでは前回の方が上ですが、前回がトールケース2枚組(ジャケットは単品時の使い回し)であったことに対し、今回は少し厚めのケース(ジャケットは単品時の使い回し)に紙スリーブ(表裏描き下し)という仕様は好みの分かれるところかも(the Bestの方がちょっとコンパクト)。

 結局DVDというメディアは同じであっても商品としては、単品は単品の、前回BOXは前回BOXの、今回のは今回のそれぞれの良さがあるとも言えるので、そこは納得して購入している以上満足しています。何より、1クール作品が実売6,000円程度で購入出来るというのが嬉しいですね。

 Blu-rayが出たら欲しいと思っている「シムーン」が、「EMOTION the Best」にラインナップされており、単品全巻所有しているのに実はこちらも予約済み(爆)。Blu-ray化へ向けての第一歩(?)ということで(笑)。

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2010年9月23日 (木)

【終了報告】テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX 20100922

Dscf2597 9/22、「テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX」のエンディングを迎えることが出来ましたので、所感を綴っておこうと思います。

 「テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション」を終えてから約1ヶ月。思ったより時間が掛かってしまいましたが、サブイベント関連(というより、全精霊を使役する為に世界や時代を奔走したこと)が、エンディング到達を遠のけていた要因なので、こうしてエンディングを迎えた今、1周目にしてはそこそこ丁寧にプレイしたかな?という満足感を得ています。

■最終ボス直前セーブ

 プレイ時間 52:19 ディオ Lv.124
 総エンカウント数 1633 最終グレード 3279

■味わった物語は

 「テイルズ オブ ファンタジア」の正統な続編である本作は、主に「ダオス」の行動理念を掘り下げる為の物語として位置づけられていると感じました。勿論、クレス達のその後の物語も併せて味わうことが出来るので、より深く「テイルズ オブ ファンタジア」の物語を楽しめ、直前に「クロスエディション」もプレイしている事もあり、改めて「テイルズ オブ ファンタジア」の魅力に触れられた様な気がします。
 勿論、主人公として設定されたディオとメル、育ての親であるエトスとの関係の描き方や課せられた試練や重く圧し掛かる事実は、印象に残るものはあったものの、物語が大きく広がって行くのが一般的な物語なのに対し、本作は大きく広がることなく、淡々と試練をこなした先がそのままラストに繋がってしまう為、思ったよりも盛り上がりが小さかった様にも感じました。それでも、エンディングの柳沼和良氏のイラストを見ながら奥華子さんの唄う「rebirth」を聴いていると胸に去来するものがあり、プレイ出来たことを素直に良かったと感じることが出来ました。

■基のゲームボーイ版と異なる部分

 基のゲームボーイ版は途中までしか進めていないので、そこまでの感じと手元にある攻略本をざっと見ての比較では、

  • ダンジョンは自動生成でなくなった。その代わり、2Dで味わった「ファンタジア」の世界観が3Dで味わえるという新鮮味がプラス
  • ディオとメルの家が「なりきりハウス」から、「エトスハウス」に変わった(育ての親がプレイヤーではなくなったので)。それ以外のダンジョンも名前が全て変わった(逆に「ファンタジア」の世界に即したものになった)。存在している場所などはほぼ同じ
  • ディオとメルに性格のパラメータが無くなった。それに連動して、クルールの変態もなくなった
  • コスチュームを自ら合成して新たなものを作る「オーダーメイド」が無くなり、条件を満たすことでいわゆる「合成された」コスチュームが入手出来る様になった(従来の「じんせいけいけん」というパラメータも無くなっている)。
  • 「たのまれごと」という要素は全て「サブイベント」となり、その内容も殆ど変わった(「ティアの花」の様に同じものもある)
  • 「テイルズ オブ ヴェスペリア」での要素(うさギルド、うしにん&ありじごくにん、おしゃれギルド、追憶系ダンジョンの仕様、ナム弧島の感じ、スキルや料理、ワンダーシェフなど)がかなり反映されている
  • 戦闘システムが完全に変更となり、2D系LMBSの最新版が実装されている(MPの代わりにチェインキャパやオーバーリミッツ等が進化したEBGが導入されている。敵も鋼体を持っていたり、ガードブレイクや攻撃の相殺など、結構凝っている)
  • クレス達時空戦士が同行し、自分で操ることも出来る為、なりきり士としての「クレス」などが無い(元々はディオ、メル、クルールのパーティで固定されていた)。また、なりきれるナムコ往年のキャラに違いがある(ギルやカイは無いが、塊魂の王子やアイマスの天海春香が居る)
  • 語り部的な神の声に代わりエトスが加わっているので「~ふしぎふしぎ。」という特徴的なテキストが殆ど無い(但し、スキットにおいてこのフレーズが生きているものもある)

 というシステム周りに関する部分が殆どで、物語の軸は大きくは変わっていないです。勿論、新規キャラクターも存在するので、それぞれの役割がある分、枝葉は追加・改変されていますが、「なりきりダンジョン」として伝わるものは同じなのではないか、と思います。

■キャラクター

 追加となったロンドリーネは、ダオスを掘り下げる為に用意されたキャラクターということもあり、ロンドリーネ単体としての魅力は描ききれて居ない様な気もします。ただ、ダオスの側面を描く意味では傍らで見ていた女性という存在はプラスに働いていたとは思うので、概ね良かったと思っています。
 また、「クロスエディション」をプレイした時にも感じた「藤林すず」の存在の希薄感は、「なりきりダンジョンX」をプレイすることで無くなり、寧ろ「ファンタジアのパーティ」としてキッチリと存在出来る様になっていたのは良かったと思います。逆にその位置にロンドリーネが収まったのかもしれません。
 「なりきりダンジョンX」の後半(挿入歌「羽」が流れ、1回目のエンディングが入ってから)、時空戦士を集めはするものの、それはエンディング到達に必須ではないこともあり、後半のイベント画面には常にロンドリーネが出ているのですが、パーティとしてロンドリーネを使わないでいると、イベント画面にだけ出で来る感じが違和感となっていたのも否めないので、この辺りは連れている全員を出すなどもう少し気を遣ってもらっても良かった様に思えます。
 総じて「ファンタジア」に登場した面々が、物語後にどんな生活を送っていたかを見れた事は(それが後付だったとしても)良かった事ですし、ゲームボーイ版から見て自分の代わりとなったエトスの存在が、物語のドラマ性を上げることにも一役買っていたと思うので、色々と制限のある中でみんな魅力的に描かれていたと思います。
 それと、タンスである「アルベルト」の存在。これはちょっと苦笑モノの存在だったとは思いますが、後半に入って物語のシリアス度を増せば増すだけ登場しなくなるので、その点はこちらの気分に影響しなかったので良かったです。序盤でチェスターの妹であるアミィの話に及んだところは、ちょっと度が過ぎるだろ…と思ったので、その点はホッとしています。アルベルトだけは、追加された個性としてあまり好きになれなかったですね。

■グラフィック

 総じてとても綺麗だったと思います。特に「ファンタジア」の世界観を3D描写してくれた他、同じ町や村、ダンジョンの構成・仕掛けもほぼ同じだったので、マップを周りながら懐かしさも一緒に味わえるのは特筆したい部分です。そしてその場面に流れる音楽も「ファンタジア」を尊重しているのも、私にとってはプラスでした。
 そして、一番特筆したいのは、ドット絵のキャラクターです。もう本当に細かく気を遣ってドットを打ってあるのが分かるくらい、生き生きと、愛らしく描かれていたと思います。これは、スキットでの色々な表情がドット絵にも受け継がれている感覚とでも言えば良いのか、特にディオとメル、エトスはドット絵の芝居と声優さんの演技で惹き込まれるものもありました。

■音楽

 これまでも書いた通り、基本となる「テイルズ オブ ファンタジア」を大事にしており、「なりきりダンジョンX」としての物語以外の、「ファンタジア」の世界は全て同じBGMが流れます。アレンジを最小限度に抑えたそれら「クロスエディション」は耳に心地良く響いて来ました。逆に「なりきりダンジョンX」としてのBGMが少ない印象もあるのですが、メインテーマのインストや奥華子さんの唄う3曲の位置づけや存在感はしっかり響くものがあったので、中途半端に楽曲が多いよりも、的確に必要なだけの音楽が存在していた今回の方向性は個人的に良かったと思います(要は使用されている楽曲数を競う必要はなく、確かな効果を味わえる厳選された楽曲さえあれば良いということです)。

■戦闘

 2DテイルズのLMBSは極端に我慢を強いられるか、爽快だけれども適当にやっていても勝ててしまうといった両極端なシステムだったと思うのですが、今回の「なりダンX」に搭載されたXAR-LMBSはそれぞれの良さを上手いバランスで調整しつつも、爽快感を更に増したシステムになっていたかな、と感じました。簡単は簡単、手軽は手軽な中に、属性や鋼体により単純にゴリ押し出来ない面もあり、EBGを如何に保ちつつ仲間との連携をしてコンボを繋いで行くかを楽しむ、ちょっとした戦略性も失われていない。秘奥義も比較的ガンガン撃てるのも良いですね。
 そうかと言って、敵もそこそこ嫌らしく、集団でボコられる、魔術を連続で食らうということも日常茶飯事です。特に両側挟まれた上体で連続物理攻撃を受けたり、トラクタビームを連続で食らってお手玉状態になったり、攻撃を攻撃でガードされたり、ガードもブレイクされるシステムは一辺倒でない楽しさを味わえたと思います(勿論(?)、相応の苛立ちも(笑))。
 そして大きなポイントとして、ディオとメルは「なりきり士」ということからも、一人の操作で色々なタイプのキャラクターを楽しめること。主人公は大抵接近戦系のキャラですが、時には魔法使いになったり、時には召喚士になったり、弓使い、色モノ等、癖のある操作感を1人の中で楽しめるのは新鮮でした。これまで好んで使っていたタイプでないものを使うことで新たな楽しみを覚えたりしました。

Dscf2596 最終決戦やその直前の戦闘は物語の根幹になるので詳しくは触れませんが、全精霊契約の旅に出ていた自分のレベルが高過ぎて、強烈な手応えを感じない状態で終わってしまったのは残念な部分も。それでも「コイツ…!」と思う嫌らしい技も使うし、順当レベルで戦ったら結構な苦戦を強いられたに違いありません。
 私が最終決戦に臨んだパーティは写真の通りなのですが、ディオとメルがもう影も形もありません(爆)。1周目からこんな遊びをしているのも、ある意味この作品の「良いところ」なのかもしれません。ちなみに「塊魂」の王子は、囲まれた時の王子ターンは凄い威力ですし、春香の秘奥義も地味に効きます。すずの手数とミントの回復があれば、かなり戦えました。にしても、今回の私のキャラクター使用率がクレス8%、チェスター4%、ロンドリーネ5%と酷い有様です…(汗)。

■その他

 タイアップとしてガストの店舗が登場するだけでなく、レシピとして最高性能且つ使い勝手の良い「チーズINハンバーグ」が登場するのは、コラボの方向としては良いと思いました。レシピの効能も「イノセンス」の「まンカんぜんセき」の様な酷いものではないですし(笑)。
 エクストラコスチュームとして、「テイルズ オブ グレイセス」のアスベル、「.hack」のカイト、「アイドルマスター」の春香、「塊魂」の王子、ワンダーモモやバキュラなど、個人的に馴染みの深いものも多く、それぞれの操作感が2Dテイルズの中でもキッチリ表現されているのには驚きました。ワンダーモモや春香の秘奥義も、違和感無い出来で感心(笑)。
 サブイベントも色々遊び心のあるものも多く、今回の「なりきりダンジョンX」の作風に合ったものに仕上がっていました。小ネタ的に色々な作品の台詞や状況も入れられており、ちょっとしたアクセントになっていたと思います。個人的にはナム弧島の「タルロウX」のダンスの先生の喋りはツボでしたし、「うさギルド」のネタも楽しめたし、「ファンタジア」といえば「ナンシーさん」も後世に伝説で残っているし(笑)、765プロの社長は舞い込むし、グレードショップでは小鳥さんがしゃべっているし、ウンディーネは相変わらず眠りを妨害されて怒り、戦闘して「許してたもれ」だし(笑)、本当に細かいところまで楽しんだ様な気がします。ここ最近の「テイルズ オブ」は、次に待っている作品が無いからからファーストプレイで結構遊べている様に思えます。

■キャストの皆さん

 ディオ役の斎賀みつきさん、メル役の阿澄佳奈さんを始め、エトス役の田村ゆかりさん、ノルン役の伊藤美紀さんはそれぞれの役を存分に演じきってくれたと感じています。斎賀さんのここまで少年らしい演技を聞いたのは初めてかもしれませんし、阿澄さんの13歳という微妙な年頃の女の子を演じるバランスは、新しい発見が出来た様に思えます。田村さんもエトスの「自分が何物か」という視点と「ディオとメルの親」という視点がそれぞれ演技に現れており、だからこそ奥華子さんの唄うエンディングテーマ「rebirth」の歌詞が響いて来るのだと思うので、役割をキッチリ果たしたと言って良いと思います。伊藤さんのノルンはなかなか難しい存在であったと思うのですが、その距離感というか冷たさと温かさのバランスを上手く表現出来ていたと感じます。クルールとのダブルキャストも上手くはまっていたと思います。
 新たに加わったロンドリーネ役の喜多村英梨さんも、「ファンタジアチーム」の輪に加わる苦労はあったと思うのですが、クレスやミント、アーチェとチェスター、クラース、すずという面々に上手く溶け込んでいた様に思えます。ただ、パーティに出たり入ったりすることもあって、直接的な芝居の絡みが少ないこともあり、客観的に見てもロンドリーネという難しい役を良く演じきったと思います。勿論、初代ファンタジアチームの皆さんも、当時の収録音声と違和感のない演技を聴かせてくださり、「全部録り直したのでは?」と思ったくらいです。派手さはありませんが、これって実は凄い仕事なのではないかと。

 色々書き殴りましたが、取り敢えず「テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX」をクリアし、来週の「英雄伝説 零の軌跡」の開始準備は整いました(笑)。でも、まだ「なりダンX」は遊びたいと思っているので、折を見て2周目とか遊べたら良いかな、と思っています。また、当時のドラマCD達もあるので、そろそろ「テイルズ オブ」ドラマCD祭を始めようかな、という気持ちになりました(笑)。

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2010年9月22日 (水)

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 Prologue

Dscf2594 まだまだ先だなぁ、なんて思っていたらあっという間にリリースされた「アイドルマスター2」発売へ向けてのCD。「Prologue」を冠している通り、本当に「開幕した」ということを正式にアナウンスする様な内容で、本当に「プロローグ」としての位置付けとなるCDでした。

 ストーリー形式になっており、ライブ会場での盛り上がりでスタート。「THE IDOLM@STER 2nd-mix」を歌い上げると、それが春香の見ている夢だと分かる事務所モードへ。小鳥さんが春香を起こそうかどうしようか考えている時に、雪歩や響が事務所にやって来て一騒動。実は初めから事務所の中に居た美希や貴音も混ざり、現在の自分たちの置かれている状況を悲観することなく、まだ見ぬ自分たちをプロデュースするプロデューサーに思いを馳せる…といった感じの内容でした(最後は「のだめカンタービレ」の一説みたいに「さぁ、アイドルの時間ですよ!」という流れに(笑))。

 「THE IDOLM@STER 2nd-mix」は先日公開された3rd PVで耳にしているので新鮮さは無いものの、フルコーラスを聴くとやはりテンションが上がりました。新曲として小鳥さんの歌う「光」もなかなか聴かせてくれる仕上がりで、ドラマパートで事務所で眠る皆を見守る感じと相まって、これまた小鳥さんらしい1曲になっていると思いました。その他、楽曲としては「団結2010」が収録されているのですが、思ったよりも変化が無く、従来キャラは殆ど台詞に変更が無いにも関わらず(その為、「アイマス2」としての内容に矛盾がある)、雪歩はキャストが変更になったから変えたにしても、それが改悪されている様に感じてしまったのは残念。どうせ新たに2010Ver.を作るなら「全員変える」か「新キャラの分のみ追加する」という作りの方が良かったかもしれません(苦笑)。

 既に公開されている「SMOKY THRILL」や「The world is all one!!」をフルで聴きたいという欲求が強かったのでちょっとだけ肩すかし感はあったものの、まだまだ始まったばかりですし、来月以降のリリースを楽しみに待ちたいと思います。…でも、今一番楽しみなのは5周年ライブのBlu-rayだったりします(笑)。

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2010年9月21日 (火)

「THE IDOLM@STER 5th ANNIVERSARY LIVE The world is all one!!」 Blu-ray BOX 初回生産限定版!!

 何気なく訪れたアニメイトのオンラインショップ。

 何気なく検索したワードは「アイドルマスター」。

 すると出て来たのは、まだ公式に出ていないアイテムの発売予定。

 それは「THE IDOLM@STER 5th ANNIVERSARY The world is all one!! Blu-ray BOX 初回生産限定版」!?

 詳細を見ると…

 THE IDOLM@STERの5周年を記念して行われた幕張メッセでのライブが遂にBlu-ray映像化!
 7月3日・4日それぞれの模様を余すところなく収録。
 更に2日間分の映像をまとめた初回限定生産仕様のBOXも同時発売!

 アーケードゲームの稼動から5周年を記念し、2010年7月3日・4日の2日間に渡って12,000人を動員して行われた幕張メッセでのライブが早くも映像化。

 初日と2日目の映像をそれぞれ1本に納めたものに加え、初回限定版として発売されるBOXは2日間分の映像をまるごと収録し、更に09年12月に新木場STUDIO COASTで行ったライブ映像特典DISC・写真集などを同梱した豪華版!

 来年の新作ゲーム発売に先駆けてMASTER ARTIST2シリーズのCDが連続リリースされる中、更にアイマスシリーズを盛り上げる一作となること必至!

 …とあるじゃないですか!!

 購入するなら勿論、初回限定のBOX。まさかのクリスマスライブの映像まで特典で収録されるというのは、嬉し過ぎます!

 ちなみに初回限定BOXは19,800円と強気のお値段(笑)。でも、その価値のある映像であることは間違いないと思います(単品が8,500円で2本分にプラスして、特典を考えれば相応の価格だと思います)。これは予約しなければなりませんね(Amazonでも注文は出来ませんが、商品としては登録されていました)。

 気になるところと言えば、釘宮さんが映像として収録されているか否かですよね…(苦笑)。”余すところなく”と謳っているのですから、収録されますよねコロムビアさん?!

 とにかく、発売予定日である2010/12/01が楽しみです!! 同じ月に「テイルズ オブ フェスティバル2010」のDVD発売もありますし、テンション上がって来ました!!(笑)

[2010.09.22追記]

 Amazonでの予約が開始されているのを確認しました。

 THE IDOLM@STER 5th ANNIVERSARY The world is all one!! Blu-ray BOX 《初回生産限定版》

[2011.01.10追記]

 1/10の新春ライブで正式告知がなされました! 3/16発売で、初回限定版の特典DVDはクリスマスライブ映像ではなく、今回の新春ライブ映像がダイジェスト収録されることになりました! クリスマスライブも観たかったですが、新春ライブに参加した身としては、こちらの方が嬉しいです!

 [2011.02.28追記]

 収録内容について日本コロムビアから詳細な内容が発表され、不安要素であった「一部の収録曲がフルサイズではないのでは?」「一部のアーティストの映り方が避けられていたりしないか?」「トークが未収録なのではないか?」などが、基本全て解消! トークはライブに来ていない人が冗長に感じる部分はカットしてあるそうですが、それでも未収録よりはマシ。
 そして、特典ディスクの新春ライブ。ダイジェスト収録なのは分かっていましたが、基本1コーラス収録の中で「START!!」「眠り姫」「恋するミカタ」などがフルコーラス収録で、トークパートも一部収録ということで、個人的には予想以上の内容に嬉しくなりました。残念ながらクリスマスライブの映像化は予定無し、とのことですが、現在発表されている内容で発売日がより楽しみになったのは確かです。

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2010年9月20日 (月)

「アイドルマスター」1st VISION LAST SUMMER

Dscf2595 先日開催された「コミックマーケット78」のゲーマガブースで限定販売された、「アイドルマスター」のスティックポスターセット。その名も「1st VISION LAST SUMMER」。

 私はコミックマーケットというものに行った事はないのですが、思い立って足を運んだ友人が私の分を確保してくれ、ようやく受け渡しを完了しました。改めて、友人には感謝です。

 で、このアイテム。「スティックポスター」ということもあり、5周年記念ライブの時のイメージがあるので、そこそこコンパクトに収まっているものだと思っていたのですが、まさかの「平面梱包」。つまり、開いた状態で箱に入れられ、それを持ち運べる様に大きな紙袋に入れられた上、紙袋と同等サイズのクリアポスターまで入っていました(汗)。内容は大変満足しているものの、持ち帰るまでは確実に「アイドルマスター2」の歩く宣伝マンと化していたことでしょう…。特別人目が気になった訳ではありませんが(笑)。

 イベント的な順番が前後していますが、このアイテムを手にして何となく「あぁ、1st VISIONが終わったんだな」というちょっとした寂しさと、「これから2nd VISIONが本当に走り始めるんだ」という期待感と不安感の混ざる気持ちを実感するに至りました。

 シリーズものにおいて、こういう気持ちになる事は多くないので、今のうち目一杯体感しておこうと思っています(笑)。

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2010年9月19日 (日)

「アイドルマスター2」の仕様公開内容について

 「東京ゲームショウ2010」のメインステージで行われた「決起集会」で発表された内容は、結構な衝撃がありました。そして、その内容を公式に出すことによって変な憶測や混乱を招かない様に、緊急記事がその日の夜に掲載されました。緊急記事がアップされたのは、5周年記念ライブで雪歩の交代以来。というより「アイドルマスター2」になってから頻繁に起き始めた事であり、公式説明が必要な”事件”が多いということなのでしょう。

 方々で炎上ともいう状況を招いた今回の「アイドルマスター2」に関する仕様の発表。私個人としては「静観」というか「お手並み拝見」という気持ちでいます。炎上している人達の気持ちは分かるのですが、その意思表示の仕方は「ちょっとなぁ…」という感じです。それはそれとして、私自身としての正直な感想を書いておこうと思います。

 先ず仕様として

  • 伊織、あずさ、亜美の3人は「竜宮小町」というユニットを組む(これは既出)
  • 竜宮小町はプロデュース出来ない(プロデューサーは律子なので)
  • 律子はプレイヤーと同じ位置付け(同僚)なのでプロデュース出来ない
  • オンライン対戦はない(ダウンロードコンテンツやファン人数を競うものは恐らくある?)
  • 961プロが登場し、ライバルとして男性ユニット「Jupiter」が登場する

 というのが正式に”確定事項”としてアナウンスされました。

 裏事情はこの際何も考えずにそのまま受け止めると、伊織、あずさ、亜美、律子がプロデュース対象から外れたことは大変残念です。実は、先日Tシャツを作る際(竜宮小町発表前)に「アイドルマスター2」のシルエット画像を切り出していた時、律子だけがスーツであること、伊織・あずさ・亜美の3人が他のメンバーとは違う衣装を着ていること等に気付き、その意味合いを考えていたので、ある意味覚悟出来ていたのか怒りを覚えることはありませんでした。プロデュース出来ないメンバーを贔屓にしていたプロデューサーさんの気持ちを考えるとやりきれないものもありますが、登場しない訳ではなく、それぞれのキャラクターが「物語」を構築する為に抜擢され、活き活きとした姿を見せてくれていることを考えれば(竜宮小町のPVを観て正直凄いと思ったし、ときめいた(笑))、プロデュース出来ないことは勿論残念ではあるものの、同僚としてライバルとして仲間として、そちらの方向で楽しむことが出来るのは楽しみな面もあるのは確かです。それでも、自分がプロデュース出来ないメンバー4人と自由なコミュニケーションを取ることが出来ないのは事実なので、そちらを重視して楽しむプロデューサーさんには無意味な存在として映ってしまうのも分かるので、これまで支えて来たプロデューサーさんの中にそういう気持ちの差異が出てしまうのは残念と言わざるを得ません。

 「アイドルマスター」の面白さの1つとして挙げられる「オンラインでのオーディション対決」は今回実装されず、他ライバルとの対決になるというのも残念。オーディションの相手が全てCPUになるということは、もう「対戦」ではなく「攻略」になる訳で、ゲームとしての本質が変わります。対人だからこそ生まれる緊張感は確実に無くなってしまうのは寂しいですが、ならばどれだけ熱い戦いが出来るか、単純にパラメータの数値だけで勝敗が決まる様な作り込みではない対戦を味わえるCPUを作り込んで欲しいところです。

 961プロが投入した男性ユニットである「Jupiter」。「憎んで欲しい」というライバル感はさておき、この登場は驚愕はしたものの、それが「良い」とは素直に思えませんでした。ただ、「アイドルアカデミー大賞」という栄誉ある大きな目標があり、歌手活動している人が誰もが狙うものであるならば、そこに男女は関係ないという世界観は理解出来ますし、その魂同士のぶつかり合いから生まれるドラマも確実にあると思います。私が思い浮かべてしまうのは「アイドル伝説えり子」なのですが、阿木星吾や大沢洋といったキャラクターの存在は、主人公である田村えり子をより輝かせる為に必要でした。「Jupiter」がそんなライバルであるならば、どんな物語を楽しませてくれるのか、とても興味を持つことが出来ます(「えり子」では男性アイドルとの色恋沙汰が一切無かった安心感も手伝っている感覚だと思います)。ただ、本当のライブやイベント類には、その評価が確定するまでは男性アイドルは登場しないで欲しいというのが本音です。「えり子」では、麗と星吾がデュエットすることはありましたが、そんな感じで765プロのメンバーと「Jupiter」が組むことも、今はまだやって欲しくないです。将来的に「それもアリだ」と思えるキャラクターであったのであれば許容しますが…。でも「アイドルマスター」という世界の中では、恐らく水と油でしょうね。

 竜宮小町は自らプロデュースすることは出来ないものの、条件を満たすと4人目と5人目に入ることはあるとアナウンスされていることや、テーマである「団結」ということからも、物語として

  • 最初のうちは、竜宮小町が自分のライバル
  • Jupiterが現れ、竜宮小町も自分のユニットも苦戦する
  • 765プロとしてアイドルアカデミーを獲りに行く為に団結し、全力でJupiterに挑む
  • 自分のユニットに、竜宮小町や律子を組み込んで最終決戦に挑む
  • 最終決戦の楽曲は「The world is all one!!」固定
  • アイドルアカデミーの栄冠を勝ち取りエンディング

 という流れが予想出来ます。その中にどれだけ熱いものを用意してくれるのか。石原総合ディレクターが言う「”萌え”ではない”燃え”を」というのは、私個人もそちらの方向性は求める部分でもあったので賛同したいですし、その部分において”お手並み拝見”なところです。逆に伊織、あずさ、亜美、律子のプロデュースが出来ないだけのものに仕上がっていなければならないと思う訳です(これは生半可なものでは許されないということ)。それだけの意味・意義を感じられるものにして欲しい。元々海のものとも山のものともつかぬものであった「アイドルマスター」をここまでのコンテンツにした石原ディレクターであるからこそ、信じたいし期待もしています(恐らく、私が今回の衝撃に堪えられたのは「ブロークンサンダー」「サンダーフォースVI」という期待していた思いを連続して打ち砕いた事件を乗り越えたことにあるのかな…と(笑))。ただ、コミュニケーションや対戦を楽しみにしていたプロデューサーさん達には、「アイドルマスターSP」に搭載されたストーリープロデュースを拡張した様な今回の「遊び方を固定された仕様」というのはどう映るのかと言えば、同じ「2nd VISION」として先陣を切った「ディアリースターズ」が「トップアイドルアドベンチャー」という仕様で発売して惨敗した結果からも、厳しい結果になってしまうのではないかという危惧はありますね…。
 CDのリリースも単純にキャラクター毎に1枚出すといった、これまでの商法ではなく、敢えて3人単位のユニットを打ち出し、その中で競わせるといった仕掛けも面白いと思っています(それがどういう展開を見せるかなど、私の中では想像出来ませんが。一つ絶対にやって欲しくないのはCDの売り上げ枚数で競わせる事。これまで支えて来たプロデューサーさん達はそこまで馬鹿じゃないと思います)。敢えて同じ商法を繰り返すのではなく、危険を顧みず色々なチャレンジをする姿勢には敬意を表したいところではあります。

 もし、今回の仕様がXbox360の供給媒体がDVDであることに起因するのであれば、DVD複数枚でHDDインストールを前提にしてフルスペックにして欲しいですし、今期発売を命題としていることが影響しているのであれば、延期してでもキチンとしたものを作って欲しいというのが恐らく全てのプロデューサーさんの共通意見ではないか、と思います。

 今出ている情報から推測も含めて自分が語れるのはこの程度のことですが、発表された内容から「アイドルマスター2」を完全に切り捨ててしまっている人達は早過ぎる様に思います。逆にこれまでの「アイドルマスター」と基本的には同じ様なシステムで、映像と歌が変わったシステムなら良かったのか?ということを問われると、それはそれで良かったと思いますが、「この先の5年を戦う為に」という命題が課せられた「アイドルマスター2」をここまで覚悟をした上で変えて来たのですから、私は発売されたものを遊んでから自分の思いを回答として、バンダイナムコゲームスに直接ぶつけたいと思うのです。発売前にこれ程リスクの高い発表をした覚悟に対してこちらも応えたい。私が5周年記念ライブで決めた覚悟は、そういうことなのです。少なくとも、今回発表された内容は5周年記念ライブの時には決定していたはずであり、関係者の皆さんも含めて作り上げたステージで感じた思いは、今回の発表内容だけで崩されるものではないと思っています。

 今回の発表は、改めて「アイドルマスター」というコンテンツに対して、自分の中でも整理を付ける良い機会になりました。色々な意味で完成が、発売が、楽しみです。

 周囲の騒ぎ方が変な影響を及ぼして、楽しもうとしている人、楽しみにしている人の気持ちまで潰され、最終的に「アイドルマスター」というコンテンツの未来も潰してしまうことが無いように祈るばかりです…。もし仮に今回の「2」が失敗に終わったとしても、次のチャンスを作れるのであれば、悪い点は修正すれば良いのですし。今まで自分たちが支えて来た5年間という歴史を、「2」の仕様が思い描いてものと差があるからといって、全てを否定してしまうのは寂し過ぎると思うのです…。

 感情を剥き出しにして論じている人も多いですが、「2」がどんな作品に仕上がったとしても、次に繋げる未来を論じる方が楽しい(まだ全貌も見えていない中、見えている仕様だけで”悪”と決め付けて悲しい行動をするのは、決して楽しくない)ですよ…。

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2010年9月18日 (土)

東京ゲームショウ2010…?

Dscf2593 年に一度のテレホビーの祭典「東京ゲームショウ2010」に行って来ました。皆勤賞である私ではありますが、これまでで最も「見たいものがない」という状況。「行かない」という選択肢は最初から無いので、「如何に楽しむか」ということを考えなければなりません。そんな中、「アイドルマスター2」のステージイベント(決起集会)が開催されるという情報が入り、結局それを拠り所にしたゲームショウとする方向で参加することにしました。つまり、本来の「ゲームショウ」としての楽しみではなく、「イベント目的」としての参加となった訳です(苦笑)。

 メインステージでのイベントということで参加する為には整理券が必要。恐らく競争率は高いだろうと予想したので、いつもは8:30頃に列に並び始めるくらいのスケジュールを1時間くらい前倒ししようと決めていたものの、同行を申し出てくれた友人が「始発も辞さない」というテンションだったので(笑)、私も「1時間くらい早めて整理券が取れない可能性を考えるなら、最大限の努力に近いプランで臨んだ方が諦めもつく」と判断し、更に1時間早い、海浜幕張駅6:11着というスケジュールに変更。

 開場されてから30分後、何とか決起集会への参加整理券を得ることが出来て一安心。そのままバンダイナムコゲームスの物販へ向かい、然程並んでいなかったのでいくつかのアイテムをGET。そして、マイクロソフトブースに向かい「アイドルマスター2」の試遊台に並ぶつもりだったのが、既に規制が入ってしまい断念。コナミブースに向かって「英雄伝説 零の軌跡」のPVを観た後、そのままバンダイナムコゲームスのブースへ。新作関連PVを大スクリーンにて1時間堪能。「アイドルマスター2」の新PV、「テイルズ オブ グレイセスF」の新PV、「レディアントマイソロジー3」の新PVなど、期待に応える映像は勿論、自分が新たに興味を持った「ゴッドイーター バースト」や「Solatorobo それからCODAへ」等、結構収穫が多くて良かったです。それから適当にうろつき、軽く食事をした後に時間的に中途半端だったこともあって、そのままメインステージへ。既に待機列が出来ていたので誘導に従って並んだ位置で驚愕した事実は「自分の整理番号がかなり後ろの方であり、始発に乗らなかったら整理券が取得出来なかった可能性がある」ということ(汗)。それだけ、「アイドルマスター2」というコンテンツが期待されているということでしょう。にしても、皆さん凄いですね…。

 それから待つこと40分くらい。入場が開始され、センターとはいえ一番後ろの方に陣取り。それでもある程度の視界は確保出来たので、4周年記念ライブの時よりは良好な状況…(笑)。定刻通りに決起集会開始!

 決起集会の内容としては、「THE IDOLM@STER 2nd-Mix」(浅倉、沼倉、原)「SMOKY THRILL」(若林、下田)「The world is all one!!」(5人全員)の3曲の披露、「アイドルマスター2」のゲーム紹介(恐らく、試遊台にあるものと同じ。加藤ディレクターと坂上プロデューサーが担当)という内容に加え、961プロの乱入という色々な意味で(汗)波乱の集会となりました…(この辺りは明日辺りにでも別記事で書こうと思っています)。予定時間キッカリの45分間のイベントに費やした努力の結果として、取り敢えず満足です。しかしながら、いつもの様な盛り上がりには欠けていた様な、正直戸惑いの大きいイベントであった様に思えます。

 決起集会後に配布された号外をもらって、今回予定していた東京ゲームショウでのプランは終了。何を見ようかと漠然とウロウロするより、今回の様に割り切って参加することで無駄に疲れずに済んだこともあって結構満足度は高いゲームショウでした。まぁ、感覚的に言えば「ゲームショウに来た」というよりは、「アイマスのイベントに来た」という感覚なので、的確な感想とは言えない気もしますが(笑)。

 ソニー陣営のムーブやマイクロソフト陣営のキネクトは、今のところ興味が無いというのもあって、展開も含めて様子見。3D映像も含めて、今のトレンドに私は合っていないのかな…と改めて感じたゲームショウでもありました。にしても、昼過ぎからは異様に混んでいてまともに歩けないブース配置はもう少しどうにかして欲しかったですね…。午前中の空いている時間帯のゆとりある感覚を味わったので余計にそう感じたのかもしれませんが。

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2010年9月15日 (水)

ようやく発売!「1/7 セイバー ~約束された勝利の剣」

Dscf2591 当初発売予定であった5月末から2度の延期を重ねた1/7「セイバー ~約束された勝利の剣」が無事発売となりました。

 これまでに発売された「セイバー・リリィ ~全て遠き理想郷」「セイバー・リリィ ~勝利すべき黄金の剣」と同様に確かな存在感のある造形にプラスして、エクスカリバーを放つ瞬間の躍動感のある仕上がりは、自分の中にあるセイバー像を確かに形にしてくれています。延期はしないに越したことはありませんが、私にとって「セイバー」は”旬な時期”というものがあるキャラクターではないので、完成度が高ければいつまでも待てることからも、今回の出来にはとても満足しています(って、グッドスマイルカンパニーさんの平均的なクオリティの高さには毎回驚かされています)。

 ここ最近ちょっと購入が嵩んでしまったフィギュア系ですが、大物はこれが最後なのでようやく一息吐けます。昨年かなり整理をした割には収納スペースが厳しい状況になっていることを考えると、意外と増えてしまった様です(汗)。またこの年末にも大掃除しようかな、と思っています(実は空箱を処分すると結構空くので、その辺りは考えどころかな…)。

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2010年9月14日 (火)

「クラブニンテンドー」2010年度プラチナ会員確定!

Clubnintendo2010 先日「何とかして400ポイントを達成してプラチナ会員に」という事で計画した、クラブニンテンドーのポイント登録。何とか無事に400ポイントを達成し、次年度もプラチナ会員となることが確定しました。ギリギリ滑り込んだ形となりましたが、これも「自分好みのソフトがWiiやDSであまり発売されなかった」ということに尽きます。

 実はダウンロードソフトはそれなりに購入しているのですが、これらは「プレイ後アンケート」しか対象とならず、期間もそんなに長くないこともあって、気が付いたら受付が終わっていたりするものも。たった40ポイント足りないということで、今回はちょっと無理やり頑張りましたが、これが100ポイント以上不足していたら完全に諦めていました。

 定価5,250円くらいのソフトを6本購入すると、早期ポイントもプラスすれば360ポイント。それぞれのプレイ後アンケートを回答すれば、60ポイントプラスで420ポイントとなるので、購入したいソフトがある程度あれば、プラチナ会員なんてそれ程ハードルの高いものではないのですが、肝心のソフトが無ければ…ねぇ…(苦笑)。

 ちなみに、購入したソフトは秘密にしておきます(笑)。興味はあったソフトですし、価格も納得の行くものだったので、「400ポイント達成」ということもプラスして満足はしています。

 2010年度のプラチナ会員特典は何でしょうね? それよりも、この9月末で失効してしまう395ポイントを何に使うべきか、早く決めなければ…。

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2010年9月12日 (日)

クラブニンテンドー会員ランク締め切りまで半月ちょっと…

Dscf2590 クラブニンテンドーの2010年度会員ランク決定まで残り約半月。この1年は、あまりWiiやDSのソフトを購入していないということもあり、思ったよりポイントが伸びておらず、このままだとゴールド会員で終わってしまいます。何だかんだ言ってやはりプラチナ会員であることに越したことは無いので、出来ればプラチナを目指したいところ。

 プラチナ会員に必要なポイントは400ポイントで、現時点の自分のポイントは360。残り40ポイントということで、1~2本購入すれば達成するので、諦めるにはちょっと勿体ない数値。で、今回は「プレイしたいから」というよりは、どちらかと言えば「ポイントが欲しいから(爆)」ということでソフトを物色…。しかしながら、「コレ!」というものが全く見つけられず、どうしようか悩み抜いた上で購入したのがこの「イースDS」「イースIIDS」の2本。定価\5,040なので登録出来るポイントは20+20で40ポイント。これでプラチナ会員条件をクリア出来る!

 …と思ったら、ポイント登録すると「有効期限切れ」との無情なメッセージ…(苦笑)。

 有効期限が2年であることを全く知らずにおり、今回のソフトは共に2010年3月21日で終了していました。どうせちょっとは気になっていたのだから、購入するなら3月にすれば良かったな(涙)…と。ポイントの為に購入するという事に対して罰が当たった(笑)と割り切り、9月末までには改めて40ポイントを登録出来るプランを練ろうと思います…(まぁ、定価で購入した訳ではないのでそんなに痛手ではないのですが)。

 これだけ苦労(?)して、プラチナ会員の特典が寂しいものだと凹みそうです(笑)。

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2010年9月11日 (土)

「テイルズ オブ フェスティバル 2010」DVD発売決定!

 もうそろそろ発表があっても良いかな?と思っていたところに発表になった「テイルズ オブ フェスティバル2010」のDVD発売情報。抱腹絶倒のスキットがまた観られると思うと、喜びの気持ちが湧いて来ます(笑)。

 現時点での発表内容を見る限り、「ゴールデンビクトリー」のコーナーはやはり収録されないということと、「アーティストライブ」は水樹奈々さん以外は未定という状況ではあるものの、それ以外の内容は3公演全て収録されるということで一安心。ディスク3枚で7時間というボリュームは、観るのにも丸一日掛かることが約束されただけに、相当濃い時間を堪能出来るだろうと思います。それでも、やはり「ゴールデンビクトリー」のコーナーは収録して欲しかったなぁ…。来年以降、期待していますよ子安さん!(笑)

 「テイルズ オブ フェスティバル2010」のDVD発売がアナウンスされたということは、来月辺りに「アイドルマスター 5周年記念ライブ」の映像メディア発売がアナウンスされるかも?!(実はそちらの方が楽しみで仕方がありません(笑))。まぁ、それはそれとして、12月の発売が楽しみです。

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2010年9月10日 (金)

声優グランプリ 2010年10月号

Dscf2589 声優雑誌のパイオニアとも言える「声優グランプリ」。創刊間もない頃から目を通すことも多かった雑誌の特集に、この度「アイドルマスター」が選ばれました。先日行われた5周年記念ライブの特集を別冊付録とし、キャスト全12名が表紙と裏表紙を占拠し、巻頭16ページに及ぶグラビア&インタビューという、アニメーション作品でもないコンテンツが、こうして誌面を飾ったことは「快挙」と言っても良いのではないかと思います。5年の歳月を経て手にした栄光とも言うのか、着実に歩んだ1つの結果として応援しているこちらも嬉しかったです。

 記事全てに目を通し、5周年記念ライブの感動が直ぐに蘇って来ました(今でも目頭が熱くなるくらい)。それだけ強い印象を残しているのだと改めて感じます。そんな瞬間に立ち会うことが出来たことに感謝。

 来週の東京ゲームショウ2010では、メインステージにて「765プロダクション決起集会」なるもを開催するとのことなので、「アイドルマスター2」としての最初のイベントとして、また立ち会うことが出来ればな、と思っています。

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2010年9月 9日 (木)

「ラジオdeアイマSTAR☆」 SP01 & Summer Stage 2010

Dscf2588 「アイドルマスター」のネットラジオは、第二期である「Radio For You!」からチェックする様になりました。

 私がまともに関わり始めたのがXbox360版からであったことや、「アイマス」のネットラジオに特別興味を持たなかったことが最初の「ラジオdeアイマSHOW!」のシリーズを聞かなかった理由なのですが、たまたま番組改変のタイミングと興味を持つタイミングが合致し、第二期からチェックをする様になりました。

 「チェックをする」と言いつつも、毎週熱心に聴いていた訳ではなく気が向いたら聴く程度で、CDとして発売されたものも購入することは無く、その翌年の第三期「P.S.プロデューサー」でも同じ状況でったので、「今の自分はラジオを聴くことを習慣化出来ないな」と思っていましたが、第四期「ラジオdeアイマSTAR☆」は全く違った存在となりました。

 理由は間違いなく「パーソナリティー3人の組み合わせ」にあります。何と言ってもご贔屓トップ3ですから(笑)。それだけでなく、トークにおける3人の組み合わせバランスも個人的には文句無し。それもあって配信期限内で聴いているのは勿論なのですが、今回はとうとうリリースされたCDの購入まで踏み切ってしまいました(自分にとっては結構凄いことかも)。今回手にしたCDでCheffleとアシュラの対決(笑)と言うか公開録音の状況が分かるはずなので、そちらも楽しみたいですね。

 そろそろ番組改変時期ですし、10月からは「2nd. Vision」をメインにした番組になるとは思うのですが、配信一回一回を今後も楽しんで行けたらと思います。

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2010年9月 8日 (水)

「テイルズ オブ ヴェスペリア」アンソロジードラマCD 2009 Winter & 2010 Summer

Dscf2587 まだまだ人気の衰えない「テイルズ オブ ヴェスペリア」に、本編外の「アンソロジー」ドラマCDが発売されました。今回購入したのは2枚であるものの、1枚は昨年冬に発売されたもの。全くそのCDの存在に気付かず、再販された今回初めて知ったという状況なのですが、まぁその時に気付いても結局聴けていなかったでしょうから、状況としては同じということで(笑)。ちなみに、昨年冬に発売されたCDはオークションで数万の値が付いたりしたこともあるみたいで(汗)、こうして再販されて手に出来たことは喜ばしいことです。

 で、このアンソロジードラマCDは、本編外ということもあって、シリアス度は低め(というよりギャグ)。2009 Winterの方は「凛々の明星誕生秘話」「カロル、首領への道」「エステル、料理の挑戦!」「おっさんはつらいよ」の4本を収録。2010 Summerは「カロル、虫嫌い克服の道」「フィエルティア号漂流記」「フレン、剣に生き…」「例えばこんなストーリー」「少しだけ背伸びを」の5本を収録。もう、タイトルだけで番外であることは分かりますよね(笑)。2010 Summerの方はパティも登場している様で、聴くのが楽しみです(って、感想書けずに済みません…(汗))。

 それにしても、数ある「テイルズ オブ」のシリーズにおいて、ドラマCDのリリース枚数トップに肉薄する勢いの「ヴェスペリア」。この人気はどこまで続くのでしょうか。ドラマCDとして本編外を楽しめる「アンソロジー」のシリーズが出ているのはファンタジア、シンフォニア、アビス、そしてヴェスペリアしかないので、折角ですからグレイセスも出して欲しいです(「ゾーオンケイジ」のエピソードを見る限り、結構向いていると思うのですが(笑))。

 「なりダンX」が終わったら、聴き始めたいところです…。

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2010年9月 7日 (火)

吉野家の新メニュー「牛鍋丼」に一言…

Dscf2586 牛丼の低価格化において満足な商品開発も進まず、一人負け状態が続いている吉野家。それでも個人的には”現存する牛丼チェーン”の中では一番好きな味ですし(存在していたものも含めると、ダントツで珍丼亭の神戸カツ牛丼!)、応援したい気持ちはあるものの、ここ最近の空回り感たるやその「応援したい」という気持ちすら萎えさせてしまうもので、もう何ヶ月も行く足を遠のかせてしまっているくらいでした。

 そして、その低価格化戦争において吉野家の出した回答の1つが本日から販売が開始された「牛鍋丼」。どんなものなのか、ということで早速食してみることにしました。

 食べてみた感想としては「牛丼の具を間引きして、しらたきで誤魔化したもの」としか言えないもので、吉野家の商品開発にとても幻滅する結果となってしまいました…。ちなみに、想像していた「すきやき」の様な味わいではなく、牛丼をしらたきで薄めた様なイメージ(つまり味が薄い)で、並を注文したのですが最後の方はご飯が余ってしまうくらいでした。

 そもそも、牛肉の輸入問題で牛丼がしばらく休止した頃から、吉野家の「客を大事にしない、胡坐を掻いた商売」が目に余る様になった様に思えます。

 豚丼しか販売していない時、1日だけ牛丼が復活するということで凄い行列が出来た事件(?)。豚丼しか無かった時でも通っていた人達に対して何も恩返しをしなかった事は(例えば、チケットを事前に配布して販売を優先する等で差別化しても良かったのではないか)、個人的に大きなマイナスイメージでした。

 牛丼が復活するも、豚丼は販売休止、焼肉系の定食をマイナーチェンジしたり休止したり、サラダを止めてコールスローにしたり、牛丼バーガーやキムチクッパ丼の様な何の脈絡もない商品が導入されたりと本当に「誰の為に営業しているのか」ということを考えさせられてしまう展開には本当に閉口です(牛チゲ鍋定食や牛さわら西京焼定食の様な展開は「おっ」と見直したりもしたのですが…)。

 本来であれば「どうやって吉野家の伝統を守って行くか」ということから、余所との差別化を図るべきだと思うのですが、今の流れは単に「コスト削減」が表に出ているだけで、全くお客様を見ていない。誰の為と言えば自分たちの為。しかも目先の回復ばかり見て、差別化を図るどころか「280円にすればお客が戻って来る」と考えている様にしか思えない。「対面で”ありがとう”を言う為に券売機にしない」と言いつつも、店内に活気はなく、オーダーから提供までの時間も5分とか待たせた上、気持ちの入っていない「ありがとう」を投げかけられる…。場所によっては意思疎通の図れない外国の方が担当している場合もある…。これらは勿論、店舗にもよると思いますが、こんな時だからこそ全店のモチベーションを上げる努力を会社がしなければならないのではないか、と考えさせられます。

 「お得なセット、色々選べる」というメニューも、「色々」と書いてある程選べるものはなく(コールスロー、お新香、キムチをベースに味噌汁、けんちん汁、豚汁、卵を組み合わせるだけの話)、定食も含めて豊富な松屋、牛丼をベースにしつつも本当に色々選べるすき家と比べてしまうと「何が色々なんだ?」と思ってしまうくらい。「色々」と書いてあること自体が逆効果の様な気もする。

 牛丼を食べる層は「美味しさ」も必要としているが、「コストパフォーマンス」も重視していると思います(実は吉野家が思っている程、産地による肉質は客側が拘っていないのも事実としてあるかと。逆に肉質に合った味を研究すべきでは?)。そして、気分で変えられるメニューの種類もあるに越したことはないでしょう。もし”牛丼一筋”を掲げるのであれば、「380円でもこんなに美味しいなら、100円高くても吉野家だよね」と感じられるくらいのメニューを開発してほしいと思います(要はモスバーガーのイメージ)。今回の「牛鍋丼」を食べて私が思ったのは「これなら10円足して松屋で豚丼食べるか、すき家で牛丼食べた方が良い」という、全く逆の感想。更に「吉野家に行くなら牛鍋丼よりも100円足して牛丼食べた方が良い」という感想を持ってしまうのは、どうなのだ?と思いました。

 少なくとも今のままの吉野家では、近い将来歴史に幕を下ろすことになると思います。寧ろ、そうなってしまっても良いのではないか、と感じるくらいです。それくらいに魅力が無くなっていると思います。

 今後根本的に、本気で取り組む姿勢が見えない限り、恐らく私は吉野家に足を運ぶことはないと思います(今回、サイドメニュー50円引のクーポンを貰いましたが)。今回の牛鍋丼の出来は、そう判断するに十分な材料でした。残念です…。

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2010年9月 6日 (月)

ハセガワ 1/48「ミラージュ2000」Yayoi

Dscf2584 ハセガワの「アイドルマスタープロジェクト」の第二弾最後?のアイテム「1/48 ミラージュ2000」が発売になりました。

 第二弾で発売されたアイテムは結構海外メーカー(レベル社)のキットが多く、今回のミラージュもその1つ。国産と異なり、組んでみるとその精度の違いの様なものが感じられるかもしれませんね。といっても航空機模型の素人同然の私がどの程度の完成度で組み上げられるか分かりませんが…(汗)。

 今回のミラージュはパッケージの大きさこそこれまでのシリーズと同じものの、形が割と単純だからなのか、箱を傾けると中身が動くくらいにスカスカです。パッケージを揃えてくれるのは嬉しいのですが、中のランナーを保護する意味でも、多少の緩衝考慮はしてくれても良いかな…と思いました。

 何はともあれ、やよいの機体が発売された事は嬉しいです。シリーズ全機制覇まで残るは4機なので、ハセガワ模型様には是非とも完遂に向けて頑張って欲しいな、と思います。そして、私は制作に着手出来る様に頑張ります…(汗)。

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2010年9月 5日 (日)

「ブレイクブレイド」第一章・第二章と「ガンダムUC」episode.1を視聴

 観たいな、と思いつつなかなか機会が作れなかった「ブレイクブレイド」と「ガンダムUC」を、ようやく観る機会に恵まれ、視聴することが出来ました。「ブレイクブレイド」は、私にしてみれば久し振りのアミノテツロ監督作品ということで楽しみでしたし、「ガンダムUC」は「逆襲のシャア」から連なる宇宙世紀の物語であることからも「本家の続き」という意味でも楽しみでした。

 先ず最初に観たのは「ガンダムUC」。

 そのクオリティは映像も音楽も「流石!」と思わせるもので、直ぐに惹き込まれました。そして色々なところで「宇宙世紀」を感じられる演出もあり、背筋がゾクゾクしまくりです。もう、ヒロインのオードリーは誰だか一目瞭然なのですが(笑)、その辺りも含めてどんな物語が展開して行くのか、楽しみで仕方が無いという感じです。もう最後の場面になる頃は「テレビに噛り付いている」という表現がピッタリなくらいでした。1巻としての終わり方も最高潮でのお預けで「ヤラレタ!」という感覚になれます(笑)。
 全6巻ということですが、ようやく2巻の発売の話が出て来たくらいなので、完結までには3年以上は掛かると思うものの、このクオリティで文句無しの1作として仕上げて頂くことが約束されたと思えば、待てると思います(勿論、もっと早くリリースして欲しいとは思いますが)。

 その興奮を引き摺って次に観たのが「ブレイクブレイド」。

 最近劇場作品の連作というのが流行っている様に思えますが、OVAとしてだけでなく、劇場公開した後に作品リリースという形を取るのは、話題作りの為にも有効なのかもしれませんね。逆に言えば、劇場で上映するくらいのクオリティを持っていなければならず、それはある意味「自信の表れ」なのかもしれません。

 で、「ブレイクブレイド」ですが、「ガンダムUC」を観た後ということもあって、そちらに食われてしまうのではないか?という危惧はあったものの、第一章、第二章を続けて観た効果もあって、こちらはこちらでとても楽しめました。最初こそ「機甲界ガリアン」と「鉄のラインバレル」や「蒼穹のファフナー」を足した様な作品?とか思いましたが、演出が上手いのか観ながらキャラクターの位置付けや性格、各国間の関係性などの理解が進み、気持ちが乗って来ました。既に第三章を観たい気持ちが向上しているくらいです(笑)。第一章と第二章を続けて観たのも大きな要因だと思いますが、作品のポテンシャルあってこそだと思います。
 個人的にもう少し音楽効果が高い方がもっと熱くなれるかな、とは思いますが物語は十分に楽しめています。その他にもプロダクションI.Gとジーベックが一緒に創っているということだったり、監督が羽原信義氏で総監督がアミノテツロ氏だったりすることで、それぞれの特色を感じながら観られるというのも、1つの楽しみ方かな、と感じています。

 ということで、どちらも観終わった時に「続きが観たい!」と思ったのは、実は凄いことかな、と。それと同時に、両作品共、今私が観たい作品のど真ん中を行ってくれたということが凄く良く分かりました(如何に今のテレビアニメが好みでないかも一緒に分かりました(笑))。

 どちらも個人的には十分楽しめ、観れて良かったと同時に続きが観たい!と強く感じた作品でした。ここ最近の中身が薄い作品に飽きた人には薦められる作品ではないかと。

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2010年9月 4日 (土)

「なりダンX」サントラと奥華子さん「うたかた」、そして「グレイセス」ドラマCD4巻

Dscf2577 現在、絶賛プレイ中(笑)の「テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX」。「ファンタジア クロスエディション」を速攻で終わらせてから割と直ぐに「なりダンX」を開始したものの、集中してプレイ出来ていない状況ではありつつも、ようやく一区切り付いた(挿入歌「羽」を聴き終えた所。プレイ時間は20時間弱で、ディオ Lv.57。これからが「なりダン」の本質)まで進んだこともあり、終了前ではありますが、サントラや主題歌を唄う奥華子さんのアルバムの話をしておこうかと思います。あ、「グレイセス」のドラマCD4巻もありますが、これはおまけ程度の話題ですので(笑)。

 「なりダンX」のサウンドトラックは2枚組で、ループ曲に関しては2ループを守ってくれている他、下手に手を加えていない音なので安心して聴けます。更には「ファンタジア」をプレイしていれば、同一曲も多いので「X Ver.」になってどんな感じになっているのか聴き比べる楽しさもあるかと思います。勿論、「なりダンX」の新曲たちも負けずに良いので、そちらも楽しめます。「GLIMMER SPIRE X Ver.」なんかは「ワルキューレの伝説」を知っている人には涙モノ(?)ですし、やはり「FIGHTING OF THE SPIRIT」はX Ver.になっても熱いですし。プレイを終えたら、キチンと通して聴きたいと思います(プレイ状況もあってDisc.1しか聴いていない)。

 そして奥華子さんのアルバム「うたかた」。「時をかける少女」の主題歌である「ガーネット」を聴いた頃からアルバムの購入を考えていたのですが、結局これまで何となく機会に恵まれずにいた中、今回は「なりダンX」の挿入歌とエンディングテーマが収録されているということもあり、ようやくその機会に恵まれました。「アルバム」として聴いてみたいのですが、「なりダンX」が終わるまではエンディングテーマを聴きたくないので封印しています。評判はかなり良いので通して聴くのが楽しみな1枚。と言いつつ、既に「羽」は聴いたのでそちらはしっかり聴かせて頂いておりますが、とても良いです。やはり、「テイルズ オブ フェスティバル2010」の時に感じた「テイルズ オブ との親和性」というのを感じます。主題歌である「ガラスの花」も非常に好ましく、どんな形でこれらがアルバムを構成してくれているのか、そんな楽しみ方も出来れば嬉しいな、と。

 最後は「グレイセス」のドラマCD4巻。何と言ってもこれで完結というのですから、近年の「テイルズ オブ」では短いと言えます。DSソフトである「ハーツ」ですら5巻ですし…。まぁ、長ければ良いという訳ではありませんし、ドラマCDならではの楽しみ方が出来れば良いので、「グレイセス エフ」も発売される訳ですから、その前に通して聴いてみようかな?と思いつつ、折角「なりダンX」というか「ファンタジア」をプレイしたので、やはり「ファンタジア」から聴き始めたいかな、と思っています。もう80枚近くあるドラマCDですから、そろそろ聴き始めないことには…(汗)。

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2010年9月 3日 (金)

「世界めいわく劇場」スペシャル+童話シンデレラ

Dscf2583 「世界めいわく劇場」。私が好きな「世界名作劇場」と、仮名に直して2文字しか違わないのに、全く意味合いや世界観が変わるこれは、ドラマCDとして発売されたものです。

 発売前、その情報を得た時は参加キャストだけで購入しようと決めた私ですが、改めてそのキャスト陣を見ると、色々と私好みであることが分かります(笑)。しかも、全編2人芝居ですから。

 収録されている物語は

  • 人魚姫(人魚姫:中村繪里子/魔女・王子・隣国の姫君・ナレーション:今井麻美)
  • マッチ売りの少女(冬木マチコ:清水愛/綾瀬真紀・ナレーション:中原麻衣)
  • 白雪姫(白雪姫・美少女1~7・ナレーション:伊藤静/お后様・鏡:生天目仁美)
  • シンデレラ(シンデレラ:能登麻美子/魔女・王子・義姉A/B・ナレーション:小林ゆう)

 と、誰もが基本的な物語を知っていて、しかもほぼブレないくらいの認知度と理解度を持っている話だと思いますが、基本軸はそのままに、強烈な現代アレンジが効いています。…っていうか、滅茶苦茶です。能登さんも「良い意味の馬鹿馬鹿しさを大切にアフレコに臨みました」と述べているくらいですし、中村さんも「出来たら最後まで聞かないでください」と言っています(笑)。

 細かい事を語ることが出来ないので、「聴いてみて」という紹介くらいしか出来ないのですが、担当キャストのインタビュー(それぞれ1枚写真あり)とイメージイラストが掲載されたトールサイズの40Pもあるブックレットが付いて2,100円ならお得かも?

 こういう作品、大歓迎です。是非、今後もシリーズ化して欲しいと思っています(笑)。

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2010年9月 2日 (木)

アーケード版「アイドルマスター」筐体購入プロジェクト…?

Dscf2582 昨日オンラインサービスが終了し、全国の筐体がオフラインとなった業務用(アーケード版)「アイドルマスター」。オンラインサービス終了前に筐体ペーパークラフトのダウンロードが開始され、それを組み立て終えて完成したものを見て、ふと「この筐体、本物を導入するのはどのくらいの予算で出来るのかな…」と考えている自分が居ました。

 業務用基板は趣味として一応15年もやっているものの、流石に置き場所の関係で筐体モノには手を出した事はありません。しかしながら、今の環境なら本気で取り組めば、「アイドルマスター」の筐体くらい何とかなるのではないか?と、気持ち的にはかなり乗り気な自分(爆)。

 ということで、先ずはオークションで検索! すると…狙った様に出品されているではないですか!? しかも、十分に手が届く価格設定(ステーション1台とタワー合わせて2万しない)です。もう、私に「買え!」と言われている様な気がしてなりません。単なる興味本位から俄然買う気満々になりつつある私。

 以前の私なら即入札!だったものの、今回はモノがモノだけにかなり冷静な部分を持っているのが、成長した証かも(笑)。ということで、必要な情報の入手と状況把握、そしてスケジューリングを開始しました。

 懸念事項は

  • 配送
  • 設置
  • 運用

 の3つ。要はこれって入手までの全てが問題ということでは?(汗) とにかく、それぞれを潰して行くことが実現への近道。やるしかない。

1) 配送について
 配送費用をこちらが持つ必要があるので、大型筐体を運ぶ様なサービスがないかヤマト運輸のページを調べてみると、条件が合いそうなサービスを発見(大型の荷物であれば佐川急便の方が得意なので、そちらも調べてみる価値はあるが)。取り敢えず、それを切り口に問い合わせをしてみることに。しかしながら、発着地は分かっても筐体の寸法や重量の詳細が分からない為、そちらを出品者様に確認することに。待てど暮らせど回答が無く(汗)、オークションの期限が来てしまいました…。が、入札は0で再出品となったのでチャンスはまだあることに安堵。勢いで入札していれば落札出来ていたかもしれませんが、何もプランが確定していない中で落札しても迷惑を掛けるだけなので、グッと我慢。
 出品者様から回答があり、筐体の寸法と重量が分かりました。予想していたよりも重く大きい…(汗)。それでもどうにもならない訳では無い!と食い下がる私の気持ち。ということで、得た筐体情報を基に、ヤマト運輸へ問い合わせしてみました。

2) 設置について
 筐体のサイズが分かったので、自宅の設置場所の検討および搬入時に問題がないかの検証をしてみることに。マンションの玄関口、エレベーターは問題無し。自宅玄関は通すことは可能なものの、タワー筐体は設置する部屋に入れるまでは相当工夫しなければ入れられそうもありません。ただ不可能ではないと思っているので、後日シミュレーションしてみようかな?と。ここはパズル好きな私の得意分野のはず(笑)。重さに関しては近代マンションですし、恐らく大丈夫だと思います…が、念の為、管理会社に確認を取ろうかな…(底が抜けるなんてシャレになりませんし)。

3) 運用について
 大型筐体なのでどのくらいの電力を食うのか心配なところ。普通に電源入れることもままならない様では困りますし(笑)。その他、オフライン化した後に新規プレイが可能なのか、保証についてどうなのか、筐体管理についてはどうなのか等、現時点で懸念される事項をメーカーであるバンダイナムコゲームスへ問い合わせることに。

 これら3点のうち、配送関連のヤマト運輸、運用関連のバンダイナムコゲームスからの回答を待ち、その回答を持って正式に入札をするか否かを決めようと決意。その前に管理会社への確認と、搬入シミュレーションをしなければ(笑)。

 ヤマト運輸は問い合わせた当日に、バンダイナムコゲームスは3日後に回答を頂くことが出来ました。

 その結果、私の下した判定は…

 「今回は見送る

 です(涙)。

 結局、一番の問題は「配送」でした…。

 最初ヤマト運輸で見付けた「らくらく家財宅急便」というサービスは、100kg程度で3辺合計が370cmまでなら東京-愛知間で13,800円くらいということもあり、その延長でどうにかなるのではないかと思っていたのですが、頂いた回答では、

  • トラックを貸しきるタイプでないと運べない
  • 金額は家財宅急便の比ではない
  • 必ず見積が必要

 というものでした。つまり、筐体はステーションとタワーの2種類あるので30,000円程度もあれば十分行けるのではないか、という考えは”甘い”ということです(汗)。重さも190kgあるタワー筐体は3人でも運ぶのはきついと思うので、それを考えると人手も必要(友人を借り出してという話では無理でしょう)。半日から1日3~4人拘束、車両貸切およびガソリン代などを計算すると、余裕で10万くらい行くだろうと予想すると、「あ、これは簡単な話ではないな…」ということで、この結論に至りました。

 その後、バンダイナムコゲームスからの回答は、

  • 弊社の業務用ゲーム機器につきましては、公共施設内、商工業地域等での利用を想定して製作されており、取り扱いに関しましても、専門の知識、後術等が必要です。弊社の業務用ゲーム機につきましては、必ず専門の知識を持った技術者の方が取り扱いを行って下さい。
  • 弊社では、一般のご家庭での業務用ゲーム機の利用に関して、技術者の派遣、及び各種サポートは行っておらず、ご利用になる事で生じたあらゆる損害(事故、本機の故障、設置品の破損、近隣住人とのトラブル等)についても、一切保証いたしません。

 という、まぁ一般的な回答の他に

  • 弊社では原則的に個人のお客様に対する、取扱説明書の配布・販売、及び業務用機器の保守・サポート等は行なっておりません。また、カードや用紙類につきましても同様に、個人のお客様への販売は行なっておりません。
  • 本機のネットワークサービスの終了に伴い、個体管理も終了いたしましたので、弊社への個体NOのご連絡等は必要ございません。
  • 本機のオフラインモードへの切替え方法については、「アイドルマスター」公式サイト掲載しておりますので、こちらをご参照いただければと存じます。
    http://www.idolmaster.jp/imas/arcade/news.html

 などの追加情報を頂きました。

 その他、上記内容の他に、筐体に関するデータも載せておきますので、これからプロジェクトを始動させる方々へ、そして将来の私への備忘録として(笑)、お役立て頂ければ幸いです。

 ■ステーション筐体(操作コンソール・サテライト)

  高さ:126cm/幅:89cm/奥行:78cm
  重量:120kg
  消費電力:205W(最大消費電流:2.9A)

 ■ライブタワー筐体(情報表示・センター)

  高さ:215cm/幅:88cm/奥行:100cm
  重量:190kg
  消費電力:405W(最大消費電流:5.6A)

 このプロジェクト、「中止」ではなく「延期」のつもりで、今後ともチャンスがあれば狙って行きたいと思っています!

 ちなみに、「見送る」と決めて間もなく、私が狙っていたオークションに入札が入りました(笑)。

[2010.09.07追記]

 当該オークション、最終的には18万で終了。流石にオフライン後に思い出として筐体が欲しくなった人も多くなったかな…。となると、私が見つけた時が実は最大のチャンスだったのでは?と思う今日この頃…。ただ、筐体の価格面だけで安易に入手を検討している人も多いと思うので、この投稿が気軽に入手を考えている人への抑止と、本気で考えている人への参考になれば幸いです。

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2010年9月 1日 (水)

リボルテック「門を開く者アリス」

Dscf2581  「クイーンズブレイド」のリボルテックシリーズが終了してから早5ヶ月。特別版として「逢魔の女王アルドラ」が発売されてから1ヶ月。新たなシリーズとして「クイーンズゲイト」から「門を開く者アリス」が発売となりました。ちなみに、このキャラクターの事は良く知らないのですが(爆)、折角シリーズとしてラインナップされたからには、武者巫女トモエの発売を祈願して応援の意味で購入してみました。それにしても、まさかシリーズが続くとは…(笑)。

 で、この「門を開く者アリス」。発売前から何だか騒がれており、Amazonでも即予約完売&プレミア価格販売という状況(汗)。発売日を迎え、結局は危惧する必要は無かったみたいではありますが、変に情報が錯綜したり煽られたり、ネット社会の悪いところですね…。

 それはそうと、帯に書かれた宣伝文句に「S&Mの”ダブルモード”搭載でまたまたお騒がせ」とありましたが、「またまたお騒がせ」というのは正直どうなのかな?と思いましたが(笑)、ある意味問題作とも言えなくもないオプションパーツ群を見る限り、それは的確な宣伝文句なのかもしれません。

 パーツの中には防護溶液が漏れて零れている状態を表現出来るものが含まれているのですが、これがどう見てもお漏らししている様にしか見えません(汗)。まぁ、これが「クイーンズブレイド」系リボルテックの”売り”と言ってしまえばそれまでなので(笑)、そこは今更言うことではないのですが…。ポージングの面や全体の纏まりを見て、これまでのシリーズからの進化が伺えるので、その点は”単なるネタ”だけでない商品開発の姿勢を感じられて好感触ではありました。

 この後、シリーズが継続するのか分かりませんが、単にネタで騒がれるだけのアイテムでないものは歓迎(?)ですので、動向を見守らせて頂こうと思っています。

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