【報告】英雄伝説 零の軌跡 進捗 20101006
発売日の翌日である10/01に購入したものの、色々あって直ぐに始められなかった「英雄伝説 零の軌跡」。始めてからもコンスタントに進められずにいましたが、ファーストインプレッションを綴る区切りまで到達したので、現時点での所感を書いておこうと思います。
プレイ時間:6時間13分
現在:序章「特務支援課」終了
■冒頭の惹き込みは
いきなり始まりつつ、少しずつ後追いで状況が分かる演出は、日本ファルコムでは”お家芸”とも言える展開。不思議と「続編を始める」という高揚感は感じず、プレイして間もなく挿入されたオープニングも「ファルコムらしい」と感じるだけで終わったくらいなのですが、確実な「安心感」を感じていました。ここ最近でプレイしているRPGは「テイルズ オブ」と「空の軌跡」だけではあるものの、「テイルズ オブ」とは全く違うテンションにあるのがある意味新鮮です。
■キャラクター
キャラクターの個性はなかなか強く、ロイドとランディは「テイルズ オブ ハーツ」でのシングとクリードなので(笑)別の意味でも楽しめます。全員直ぐ好きになれたり、パーティとしてのバランス、ポジションなど、その根幹となるキャラクターデザインを確実に支えるテキストの気遣いは相変わらず素晴らしいと思いました。
■グラフィック
グラフィックはかなり綺麗な印象。PSP専用に作った画面であるからこそ、前作よりも洗練されている感じです。逆に横長である為に、天井がある様な感覚が出てしまう部分もありますが、それを気遣う様にカメラが引いてくれたりもするので(どちらかと言えば建造物の大きさを示す意味合いが強いかも)、個人的には好きな表現方法です。PCよりは緻密さに欠けるのでその辺りは仕方がありませんが、PCでプレイしていた「空の軌跡」の雰囲気はそのまま表現出来ていると思います。キャラクターのドット絵も緻密に、細かい動きも良く再現出来ているのは「空の軌跡」と同様です。
■戦闘
フルボイスでなくとも、戦闘ボイスと+ちょっとしたボイス(返事とか笑い声等)があるだけで、戦闘ボイスしかなかった「空の軌跡」よりも随分と派手に感じるだけでなく、普通のテキスト表示であっても声を感じることが出来る様になり、フルボイスでなくとも「これはこれで十分」と思いました。「テイルズ オブ」はイベントボイスの多いゲームではありますが、今回の「零の軌跡」は、印象として残るものがそれ程変わらないのはその証かも。
今回、新たに設けられた「一斉攻撃」はとても爽快であり、戦闘結果として「ノーダメージ」「オーバーキル」等によって取得経験値に補正が掛かるという、「テイルズ オブ」のグレード的な要素が入ったのも良いですね。
基本的な部分は「空の軌跡」と同じシステムであるものの、ちょっとした部分が変わるだけで戦闘の印象が随分変わりました。スピード感も増した気がします。今のところ嫌なボーナスで振り回されることもなく(笑)、ミスをしたら反撃を食らう様になったのは嫌ですが(相手のミスの場合はこちらが反撃するのでまぁ良し)、戦闘フィールドを回転して位置関係がより分かりやすく確認出来る様になった点は良いですね(横長の画面だから入れた仕様かもしれませんが)。
Sクラフトの演出も、何となく安く感じられた「空の軌跡」から進化が見られ、テンポの良い戦闘に華を添えていると感じます。演出を飛ばせるのも良いですね(飛ばしていませんが)。
チュートリアルも上手く組み込まれており、前作をプレイしている下地があるということを除いても結構分かりやすく、即理解(元々然程難しいものではありませんが)。より、コンシューマゲーム化したかな、と思う部分でもありました。比較的「遅い」と言われるUMDのアクセスについても、戦闘開始から復帰、マップ切り替え等「遅い」と意識したことは全く無く、その点はしっかり作っているな、と感じられるポイントでもあります。
■システム
操作性も個人的にはかなり良い(PCでPS2パッドを使用してプレイしていた時とは違い、PSPの操作系で最初から考えられている)と思います。特に魔法の系統分け、Sクラフトの発動方法、コマンドの配置方式、手帳等の開き方など、とても馴染みます。馴染み過ぎて、「テイルズ オブ」をプレイしている感覚に陥る時があり、何かイベントがある度に「SELECT」ボタンを押してスキットを開きたくなったり、△ボタンでメニューを開きたくなったり、街の中でワンダーシェフを探したりしてしまう自分が居ました(爆)。PSPというプラットフォームで、直前まで「なりきりダンジョンX」をプレイしていたことも影響しているとは思いますが(笑)。
PCと比べると街の人の会話量は少な目かもしれません。やはり容量の関係でしょうか。とは言え、街が広いのでこのくらいで丁度良いかな…と。
街マップは回転出来ないものの(いわゆる「テイルズ オブ方式」)、方位固定で表示されるマップが馴染めずに居た私には、こちらの固定型の方がしっくり来るので大歓迎です。ちなみに、1章に入り街の外に出たら、外も回転出来ない固定マップだったので、より「テイルズ オブ」な感覚を得ました(道にセピス等が落ちている(光っている)というのも、そんな感覚)。
敵オブジェクトを斬りつけ気絶させてから戦闘開始すると優位になったり、虚を突かれたら不利になったりというシステムも慣れ親しんだものなので、気持ち良く戦闘する為の要素として歓迎したい部分です。
■序章は
街がかなり大きくて大変。今回は国が舞台ではないので、登場する街が基本的にここだけとなるならば、このくらいの大きさでも良いのかもしれません。
ダンジョン的なものは殆ど登場せず、こなす戦闘回数も章の長さからすれば割と微量。どちらかといえばアドベンチャー要素が強く、自分が捜査官というのもあると思いますが、RPG部分よりはシナリオ部分の強さを感じます。これからどれだけ嫌らしいダンジョン(というより敵)が待ち受けているのか、楽しみにしたいところです。
それはそれとして、「空の軌跡」3作よりも、最初の食い付きが自分好みです。特に戦闘の音楽はヒット!(背後を取られた場合は、メリハリを出す為にも別のBGMにして欲しかったかも) 戦闘の音楽に限らず、今回の「零の軌跡」は「空の軌跡」と比べると、ベースは「英雄伝説」の雰囲気はあるのに音楽の印象が随分違い、派手な感じがします。
1章に入り、エステルやヨシュアも絡んで来ましたし(キャラクター同士は未だ逢っていませんが)、この先どういう展開になって行くのか楽しみです。それと、遊撃士協会で出題された10問も全問正解するくらいに知識はちゃんと残っていた私(と言いつつ2問くらい勘頼みでしたが)に驚いたことを付け加えておきます(笑)。
10月末には終われる様に、少しずつ進めて行ければ…と思っています。
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