西田亜沙子画集「Jam -ジャム-」
先日購入した「星方天使エンジェルリンクス」DVD-BOXの記事の時に触れた、西田亜沙子さんの話題。全く気付いていなかったのですが、何と彼女の画集が発売されているではないですか!?
専門店で確認してみるも見つけられなかったので、探す労力を使うくらいなら、ということでAmazonで注文。無事に入手することが出来ました。
掲載されているのは1999年から2009年までの作品。西田さんの大好きな”少女”という括りでの自薦イラストをはじめ、桃華月憚、シムーン、ヤミと帽子と本の旅人、星方天使エンジェルリンクス、七人のナナ等、掲載されている殆どが私が好んで観た作品であり、観たことが無い ヴァンパイア騎士、魍魎の匣といった作品ですら、西田さんのタッチ、構図などの視点で楽しむことが出来ました。また、担当作品とは異なる版権イラストに関しても沢山載っており、中でも「Fate/stay night」「舞-HiME」「舞-乙HiME」「アルジェントソーマ」といった私の知っている数多くの作品が掲載されているのも嬉しかったですね。
通して見た中で、改めて気持ちが強く動いたのは「シムーン」と「ヤミと帽子と本の旅人」でした。思い入れ的なものもそうなのですが、「星方天使エンジェルリンクス」は知らない絵が無かったということで少々出遅れた感覚です。違う意味で面白かったのは「七人のナナ」。オリジナルである吉崎観音氏のテイストをしっかり持っていながら、西田さんのテイストが現れていることに今更気付きました(汗)。まぁ、「七人のナナ」を観ていた頃は西田さんを特別意識していなかったというのも多分にあるとは思いますが…。
もう1つ別の意味で面白かったのは、帯で本書の推薦を米たにヨシトモ氏と谷口悟朗氏がしていること(笑)。西田さんが極めて独特な存在であることを垣間見るものがありました。
本書で一番私が「手にして良かった」と思ったのは、掲載されているイラストではなく、西田さんご自身のコメントとご自身で語る来歴を読めたことにあります。一つ一つご自身の言葉で語られているのでとても心に残るものがあり、これまで描かれたイラストやキャラクターデザインだけを見てファンであった私ではありますが、西田さんの”人”の部分にも触れ、よりファンである気持ちを強めました(千羽由利子さんのことも書かれていたのが、ちょっと嬉しかった)。
これまで「画集」とか「イラスト集」とかいう名前の書籍を何冊か購入しましたが、もしかしたら今回の「Jam-ジャム-」が一番「良かった」と感じる一冊になったかもしれません。
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