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2010年10月 8日 (金)

「テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION」テセアラ編 第3巻

 「テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION」テセアラ編ももう3巻の発売を迎えました。昨年末に1巻の先行上映を観たことを考えれば、割と順調にリリースされて来たな、と思います。

 今回も友人の厚意により3巻を観ることが出来ましたので、その感想を綴っておこうと思います。

 2巻がプレセアとリーガルの話がメインで、ゲームよりも話が整理されて集中されていた分、とても良く描かれていたので、3巻のメインとなるしいなの苦悩と決意はとても楽しみにしていました。というのも、ゲーム本編をプレイしていた時、「シンフォニア」で一番好きだったところが「ヴォルトとの契約」における、コリンとしいなの絆の物語であるからです。全「テイルズ オブ」の中でも、ボス戦でプレイヤーである自分の気持ちがキャラクターと一体になった感のある数少ないシーンなので、より期待を大きくしてしまいます。

 観終った感想としては、2巻と同様、ゲームの中ではあっさり流してしまった「しいなが最初にヴォルトとの契約に失敗した時の恐怖」「契約失敗したしいなを許せないでいる里の人間の存在」「コリンとしいなの出会い」など、必要なパーツをしっかり軸に合わせて配置してくれたお陰で分かりやすく感情移入もしやすくなっており、ゲーム本編の時とは感情の持ち方かちょっと異なるものの、良いものを観させてもらったな、という私としては満足の行くものでした(感動は2巻の方が上でした)。
 また、リフィルとジーニアスについて、リーガルが口を開く演出は「おぉ、ここで入れて来たか」とちょっと感心。プレセアとジーニアスを見守る立ち位置にいたからこそ可能な演出だな、と思いました。
 飛竜の巣に乗り込み、立ちはだかるクラトスに対し、ロイドの背中に刃を向けるユアンが口にしたロイドとクラトスの関係…!というところで次巻に続く訳ですが、もう第3期「世界統合編(デリス・カーラーン編)」が発売されることが決まっているからこそ、観ている方も精神的に余裕がありますね(笑)。それでも、テセアラ編として、キッチリ幕引きして欲しいとは思っています。さらっと流しているゼロスの位置付けを、次巻ではどの様に演出して来るのかが一番の注目点ですね。

 おまけアニメも「コリンとしいな」のエピソードを用いつつ、ゲーム中の装備品のネタや足技を封印すると言うリーガルが次に用意した戦闘スタイルが「頭突き」といった、本編の重さとは対照的な勢いあるフィルムになっていて楽しめました。
 もう一方の「テイルズリング」の方も徳島での公開録音の模様が収録されており、小野坂さん、小西さんの相変わらずの楽しいやり取りを観ることが出来たのも良かったですね(まぁ、公録ならではのグダグダ感はちょっとありましたが…)。

 OVAとして相変わらず隙の無い素晴らしい映像クオリティには拍手を贈りたいですし、きっちり纏めて来る演出や脚本も良い仕事をしているな、と改めて思います。第3期の完結は2012年になると思いますが(笑)、時間を掛けても素晴らしい仕上がりに今後も期待しています!

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