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2011年2月 5日 (土)

「アイドル伝説えり子」+「アイドルマスター」≒「深愛」?

 先日、水樹奈々さんのオーケストラライブに参加した後、水樹さんの自叙伝「深愛」を読む機会に恵まれました。

 230ものページに綴られた水樹さんの半生は、文章の読みやすさと構成の良さも手伝ってとても素直に読むことが出来ました。それと同時に、自分が参加したライブで感じた全ての答えがこの中に書かれていたと感じました。少なからず私もこれまで過ごして来た中で色々なことがありましたが、水樹さんの気持ちが実感として分かることも多く(考え方が近い部分もあるかと)、これ程共感するとは思わなかったので、その点は驚いています。この「深愛」を読んでからライブに参加したら構え方が随分と違っていただろうな、と読みながら聴いていた「Sing Forever」に目頭を熱くしたくらいです。感じ方は読み手それぞれにあると思いますが、水樹さんを気に掛けている方は読まなければならない。そんな風に感じる書籍でありました。

 で、その「深愛」を読んでいて物凄く強く感じたのが、「水樹さんは地で『アイドル伝説えり子』を行っている」ということ。境遇などは違うものの、デビューまでの苦難、学校での出来事、デビューしてからの苦難、事務所移籍、最愛の父を亡くす、声が出なくなる、大きなチャンス、ファンとの距離感…。全てが『アイドル伝説えり子』でのエピソードにあり、水樹さんの自叙伝に書かれていないのは「でっちあげられたスキャンダル」と「ライバルとのぶつかり合い」くらいです(笑)。だからこそ気持ちを近づけることが出来た部分もあるかと。

 もう1つは、プロデューサーである三嶋章夫氏の考えが、私が「アイドルマスター」というゲームをプレイしながら入れている感情に近いこと。自分としては「アイドルマスター」のキャラクター達には「キャラクター」として思い入れが強い訳ではなく、「デビューから積み重ねた二人三脚感に裏打ちされた生の感覚」として思い入れがあります。勿論、ゲームなので現実的なリスクをはらんでいる訳ではありませんから、”覚悟”という点においては比べられるはずもありませんが、近しい気持ちとして理解することが出来たのではないか、と思っています。

 これらのことから「アイドル伝説えり子」の物語、「アイドルマスター」でのプロデューサー視点をそれぞれ組み合わせると「深愛」の内容をより深く追体験した気になってしまうのでした。こんな風に感じるのは私だけかもしれませんが…(笑)。

 そんなことを考えていると、強烈に「アイドル伝説えり子」をリメイクして再度創って欲しい!とか思ってしまう自分が居ました(笑)。水樹さんの「ラストシーン」という歌が、「アイドル伝説えり子」の朝霧麗が唄う「PRECIOUS DAYS」の印象と似ていることに気付いたことも大きいと思いますが、共通点を感じられたのは嬉しいですね。

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今日は知り合いのブログを読んで思ったこと。 「アイドル伝説えり子」+「アイドルマスター」≒「深愛」?: 当たって砕け! 正直「アイドル伝説えりこ」はざっとし上手た記憶がなかったけど、なんだか重たい話してるなぁ、という印象しかなかった。それと「アイドルを育てる... [続きを読む]

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