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2011年3月13日 (日)

天装戦隊ゴセイジャー vs シンケンジャー エピック ON 銀幕

 「劇場に足を運んじゃおうかな…」。そう思うくらい、「観たい」という気持ちが強かった「スーパー戦隊VSシリーズ」の最新作「天装戦隊ゴセイジャー vs シンケンジャー」。レンタルが開始され、前々から先行予約していたので早速観ることが出来ました。

 これまで「シンケンジャー」関連の本編、劇場版、Vシネマと全て観て来ましたが、前回「ゴーオンジャー」とのVSとは異なり、今回は先輩戦隊という位置付けですので、役者陣がどんな演技で魅せてくれるのかが一番の楽しみでした。

 外道衆が復活したということで、それぞれの道を歩んでいたシンケンジャーの面々が集結する流れ、ゴセイパワーが効かない敵、ゴセイジャーの面々との対立、そして協力、奇跡のパワー発現と、「VSシリーズ」の基本フォーマットに割と忠実ではありますが、流れが自然なので惹き込まれます。アクションの格好良さにも磨きを掛けている印象を受けました。
 今回、外道衆復活=血祭ドウコクの復活を、ブレドランと繋げているのには「ほほー」と感心してしまいました(笑)。そして、シンケンレッドが捕らえられて術を施され、黒の陣羽織を纏ったスーパーシンケンレッドがゴセイジャー、シンケンジャーの面々に立ちはだかる展開。アラタが「諦めなければ何とかなる」と言い続けた言葉がシンケンジャー側にも伝わるのも自然で、ダレることない展開に加えて「ここでこうなって欲しい」と思う部分を全て満たしてくれる劇伴の配置も文句無し。60分という時間を全く感じさせないものでした(珍しく(?)、七変化的なギャグ要素が少なかったこともあるかも)。シンケンジャー側で見ると、薫の登場や全員がスーパー化する等、正に”夢”の展開。勿論、伊吹吾郎氏演じる彦馬の存在感も健在で、出番は少ないながらも要所を締めてくれました。天知博士はエンディングのみの登場ではありましたが、ワイングラスで望と乾杯していたりするので良し!(笑)

 これまで観て来た多くのVSシリーズは、先輩戦隊として出て来た時の役者陣が雰囲気(髪型などの見た目)が変わっている場合も多かったのですが、今回のシンケンジャーは殆ど同じ(髪型変わったのは源太くらい?)で、変わらずの結束振りも嬉しかったですね。

 放映に先駆けて登場した「海賊戦隊ゴーカイジャー」も、前回の「VSゴーオンジャー」で登場したゴセイジャーよりも見せ方が進化していて、既に「ゴーカイジャー」を観てはいるものの、ちょっと「おぉ」と思ったくらいです。
 エンディングも特別バージョンの「ガッチャ☆」で、ゴセイジャーとシンケンジャーの役者陣の協力振りも爽やかで好印象。

 そんなこんなで、期待を裏切らずに楽しめた1本となりました。また何かの形でシンケンジャーの面々の活躍は観たいものですね。

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