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2011年4月 9日 (土)

「ラジオdeアイマSTAR☆」公開録音イベント『星春桜歌祭 Powerful★Miracle★Chefftival』

Dscf2805 ネットラジオという文化が生まれてから、時間に縛られずにラジオ番組を楽しめる様になりました。放送時間枠を気にせずに済む様になり、番組の長さも比較的自由に構成されるなど、独自の文化として歩みを進められていると感じています。

 しかし、いつでも聴ける様になった反面、「後で聴こう」とすることも多くなり、結果的に番組が溜まり、聴くのが億劫になり、そして聴くことも止めてしまう…という悪循環に陥りやすくなった様にも思えます。元々ラジオを熱心に聴く習慣を持っていない私はその傾向が顕著で、今まで長期間番組を溜めず、聞き逃すこと無く楽しんで聴き続けられたラジオ番組は1本もありません。

 そんな私が毎週楽しんで1年半も聴き続けられた初のネットラジオ番組。それが「ラジオdeアイマSTAR☆」です。

 その「ラジオdeアイマSTAR☆」も最終放送分が3/31に配信され、今回の公開録音イベントをもって番組に幕を下ろすことになりました。更にはこれまでずっと番組の中心的存在としてずっと牽引してくれた中村繪里子さんが番組枠から卒業するというもう一つの節目も迎えます。前回の公開録音は色々あって参加するに至りませんでしたが、今回は無事に参加することが決まり、私にとっては7列目という勿体無いくらいの好位置を手にしたからには、ちゃんと公開録音を楽しみ、会場に居る全ての人たちと一緒に最高のイベントを創り上げるため、有終の美を飾るために全力で臨むまで。

 公開録音当日。物販に参加する為、いつもの感覚で開始時間2時間前の10:00に現地へ。しかし、ちょっとしたトラブル(?)があって、10分前に到着する予定が、30分近く遅れて汗だくで現地入り…(苦笑)。まぁ、それでもライブの時と異なり長蛇の列ではなく、そこそこの位置の物販待機列最後尾へ無事着けたことを喜ぶことに。その後、風が強く、雨の降りも強くなり始めた頃、建物の下に誘導して頂き、傘を差さずに済む様になったのは良かったです。会場関係者およびスタッフの方々に感謝。
 並んでいると、購入希望記入用紙とペン、商品一覧が回って来て事前記入。そして予定時間の12:00間もなく物販開始。30分もしないうちに順番が来て、程なく予定していたアイテム全て購入完了。予想を超える順調さで開場時間まで待つことに。

 昼食を食べるなどして開場時間である15:00丁度くらいに会場に戻ると、物販の時間に比べると明らかに人が多くなっていました。そして定刻から遅れること10分程で開場。チケットに星型のハサミを入れてもらい入場。その時、手渡された桜の花びら型のメッセージシールに卒業となる中村さん宛のメッセージを書き記してボードに貼り付けて(中村さん宛のサプライズプレゼントになる模様)会場内へ。
 座席に着くと肉眼でも十分舞台が見える位置であることが分かり、プチテンションアップ。場内には客席待機時BGMとして、放送された公開録音用即興ソングの制作過程の部分が流され、その後に完成版のお披露目もなされ、なかなかの完成度に拍手喝采(笑)。1回しか流されなかったこの即興ソング、聴けるタイミングに入場出来ていて良かったです。

 定刻の15:00から10分近く遅れての開演!

 中村さんと長谷川さんが登場し、登校途中トーク。仁後さん未登場のまま舞台を教室に移すと、オドロオドロしい雰囲気になって、仁後さんが影でお菊さん風に枚数を数えはじめたかと思ったら、足りない枚数は2と5…仁後!ということで、教室内の掃除用具ロッカーの中から登場する仁後さん(笑)。そんな仕掛けを経て三人揃って「星春桜歌祭」が開始されました。

 ラジオ内のコーナーとして、これまでを振り返るふつおたで始まり(その中で、長谷川さんの部屋の様子に関するネタが事ある毎に出て、その度にハラハラしている長谷川さんが素敵でした(笑))、パーソナリティ3人それぞれが残りの2人にプロデュースされる「大好き」シリーズ(長谷川さんが仁後さんをプロデュースする「真耶子、描くの大好き!」、中村さんが長谷川さんをプロデュースする「明子、着るの大好き!」(最初は「脱ぐの大好き!」を企画したらしい(笑))、仁後さんが中村さんをプロデュースする「繪里子、踏むの大好き!」)を立て続けに披露。楽しいトークの応酬と神がかったトーク途中の割り込みは普段放送されているラジオ以上の仕上がりで、場内は幾度も大きな笑いに包まれます。その中で、長谷川さんのお誕生日祝いがサプライズで用意され、会場の皆さんの温かい言葉と気持ちに包まれて、長谷川さんも感激していました。

 続いてテーマが「文化祭」ということで、パーソナリティそれぞれがソロでちょっと歌謡曲を披露する(って言うより、箒をギター、机をキーボード代わりにする、文化祭準備中のちょっとした余興的なイメージ)「ラジオdeアイマSTAR☆アーティスト」のコーナー。
 トップバッターは仁後さんで「motto(JUDY AND MARY)」、次いで長谷川さんが「フレンズ(レベッカ)」、最後に中村さんが「じょいふる(いきものがかり)」を連続披露。衣装が学生服モチーフのデザインであることからも、正に「文化祭」イメージを演出出来て、不思議な感覚になれました。

 そして、文化祭と言えば演劇!ということで、「鬼が島deアイマSTAR☆」という朗読劇の披露。お婆さん&キジ役を長谷川さん、お爺さん&サル役を中村さん、桃太郎役を仁後さん、SE&イヌ役を会場のプロデューサーさん全員が担当。
 アイマスモバイルやアイマス2のネタをふんだんに仕込んだお爺さん&お婆さんの会話はかなり可笑しく、会場全員で創り上げた「桃太郎」がどんな仕上がりを見せるのか、DJCDで発売になった時に改めて客観的に聴いてみたいと思いました。笑顔に満ちた演劇の時間はパーソナリティのお三方も存分に楽しんだご様子でした。(演じる前の準備中トークではありますが)「キジとサルのくせによぉ…」と舌打ちする仁後さんの桃太郎が特に印象に残っています(爆)。

 次は公開録音の花形であるミニライブ。ゲームバージョン(ショートバージョン)ではありますが、仁後さんが「キラメキラリ」、長谷川さんが「relations」、中村さんが「GO MY WAY!!」を披露。そして、ここからが中村さんへの怒涛の連続サプライズが始まります。
 中村さんが歌い終わった後、仁後さんと長谷川さんを呼ぶ段取りになっていたものの、二人が出て来て直ぐに会場のプロデューサーさん全員からの「繪里ちゃん、5年間どうもありがとう!」のメッセージ。溢れる感情を抑えきれずに涙する中村さん。そんな微笑ましい光景を経て、最後は番組のテーマソングである「J☆U☆M☆P」を披露。これは私にとっても念願の披露だったので、とても嬉しかったです。

 そして、中村さんの卒業式ということで、仁後さん長谷川さんと会場内のプロデューサーさんから中村さんに贈る「仰げば尊し」の大合唱。その途中にサプライズゲストの下田麻美さんが登場し、大きな花束を中村さんに手渡し。下田さんは「ラジオdeアイマSTAR☆」の後番組「ラジオdeアイマCHU!!」のパーソナリティとして参戦。これから仁後さんと長谷川さんに加わって、新たな伝説を積み上げる力となります。
 プレゼントはこれだけじゃない!とベールを脱いだ、入場時に貼り付けた桜の花びらのメッセージシールがびっしりと貼り付けられたメッセージボードを見るなり、更に泣き崩れる中村さん。そのメッセージシールを1つ1つ見ながら、そのメッセージに更に胸を打たれて声にならない声を上げる中村さんの姿にこちらも貰い泣き。「散らない桜もあるんだね」は、その時の中村さんの心情をしっかり伝えてくれた名言だと思います。ステージの右側、左側、中央にそれぞれ中村さんが膝を付いて頭を下げてお礼をするシーンも印象深いものがありました。
 そして、中村さんを送る立場の仁後さん、長谷川さん、下田さんから会場内のプロデューサーさんと同じ桜の花びら型メッセージシールにメッセージを添えて中村さんに手渡し。それぞれの想いがこもったメッセージは胸に来るものがありました。特に長谷川さんの「これからも大好きなお姉ちゃんで居てください」は凄く響きました。そのメッセージシールを貼るのは中村さん自身が”セルフで”ということだったり、メッセージボードをどうやって持って帰るの?!ということが、また少し悲しい雰囲気の空気を和ませてくれ、中村さんの気遣いを最後の最後まで感じることが出来ました。

 最後にパーソナリティ全員から一言ずつメッセージを頂いて終了。しかし、鳴り止まない拍手。それに応える様に全員登場。そして、披露してくださったのは「The world is all one!!」。もう、これしかないと思いましたし、勿論会場全員合唱。CD発売後初めてのM@STER VERSIONだったので、これまたとても嬉しかったです。会場が一つになった瞬間を確かに感じました。

 緞帳が下りて、本日のダイアリースターズ。美希、やよい、春香の日記を目を閉じて聴いていたのですが、それぞれに想いが溢れる素敵なメッセージでした。やよい(っていうか仁後さん)は、ステージでは気丈に振舞っていたものの、気持ちが溢れすぎて言葉にならなかったのが印象的でした。

 こうして過ごした2時間半の公開録音イベントですが、いわゆる「イベント」と称されるものの中では滅多に感じることのない”感動”を味わうことが出来ました。自分でも気付かない(泣いている意識が無い)うちに涙が零れたのはどのくらい振りでしょうか。
 中村さんは、アニメイトTV枠のラジオ番組からは離れるものの、「アイドルマスター」というコンテンツから離れる訳ではありませんし、「アイマスタジオ」という新たなネットラジオ枠でアイマスを牽引する役割を担う訳ですから、そこまで寂しい思いを持たなくても良い…というのは分かっているのですが、その中でも中村さん、仁後さん、長谷川さんのトリオで結束したラジオ番組とはしばしお別れであり、そこに寂しさを感じているのは事実。でも、ここは「新しい階段を昇る為に必要な締め括り」ということで、関係する全ての皆様の発展を祈りたいです。

 イベント中も、歌のシーンになったら立ち上がって”ライブ”的になるのかと思いきや、周囲に配慮してか座ったままで応援したり(サイリウムを振る、コールを入れるというのは同じ)、本編終了後に「アンコール!」という声掛けをせずにずっと拍手だけで待ったり(ライブではありませんからね)、「我先に」というがっついた感も無ければ、「自分が楽しければ」という逸脱した感も無い、とても「The world is all one!!」を感じる紳士的なイベントであったことが嬉しく、このイベントを大きな感動と幸せな気持ちで満たしてくれたのは特筆したい部分です。

 ライブでもイベントでも「アイドルマスター」というコンテンツの元に集まった人たちの、出演者も含めた会場全体一体感に改めて驚くとともに、参加出来たこと、その番組を聴けたことに感謝の気持ちで一杯です。そして、震災の影響で開催が危ぶまれたものの、こうして開催を決めてくださった関係者の皆様にも感謝します。今回の公開録音で頂いた元気を復興の何かに役立てられれば…と思います。

 一つの区切りを迎えた「ラジオdeアイマSTAR☆」。今まで本当にありがとうございました! パーソナリティの皆様も、今までお疲れ様でした&これからも宜しくお願い致します!!

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