15周年記念本も3冊目「テイルズ オブ 大全 1995-2011」
2010年12月15日に「テイルズ オブ」のシリーズが15周年を迎え、記念作品「テイルズ オブ エクシリア」の発表をはじめとする色々な「15周年」を記念するものが企画・発表・発売されています。
そんな中、今回発売となったエンターブレインの「テイルズ オブ 大全」は、これまでの15年を振り返る書籍として3冊目。最初に発売された集英社の「ビジュアル オブ テイルズ」、次に発売されたキュービストの「テイルズ オブ クロニクル」と比べ、どんな内容を味わえるのか楽しみにしていました。
早速、内容をざっと見てみることに。
ハードカバーで金の箔押し、透明のプラスチックカバーが気合いを感じさせる装丁。辞典という言葉が相応しい厚みのあるこの本は、「ざっと見る」だけと言っても640ページにも及ぶ内容ですから、そこそこ時間が掛かりました(笑)。それでも、先に発売された2冊と比べての方向性の違いはしっかり理解出来ました。
構成としては、先ず発売済みのマザーシップタイトル(オリジナルリリース)のパッケージイラストで迎えてくれた後、480ページにも渡る「人物名鑑」。各タイトルにおいて、世界観とストーリー、メインキャラクターの解説、各種イラスト&グラフィック(スキットやカットイン)、作品のエッセンスがまとめられています。「テンペスト」や「ラタトスクの騎士」、「なりきりダンジョン」シリーズ、「レディアントマイソロジー」シリーズといったエスコートタイトル群、「ファンダム」「VS」「モバイル」「オンライン」といったものもマザーシップタイトル程ではないものの同様の切り口でまとめられており、「15周年を謳うだけはある」という内容でした(まさかの「エクシリア」も一部とは言え載っています)。これまで攻略本の制作に携わって来たことも意味がある作りになっているかと。
次は140ページもある「用語辞典」。もう完全に辞書であり、1項目ずつ読むのはかなりの時間を要するのは間違いありません。一部モノクロイラスト付ではあるものの、基本的にはテキストのみ。以前、双葉社から発売された「テイルズ オブ 大辞典」(こちらは「ファンダムVol.1」までの収録)とはまたちょっと違った切り口で新鮮でした。
流石に1作1作のボリュームが相当量あるということからしても、1冊にまとめるのはかなり大変だったであろうことが誌面から分かります。これは、先に発売された2冊にも言えることではありますが、それぞれの編集方針の違いが見て取れて面白いです(今回の「大全」はインタビュー系の記事が全く無い辞典特化型)。どれが良いと言えるものではないので、折角の15周年というお祭りごとですから、3冊共全て目を通して楽しむのが吉かな、と思います(タイトル単位で見比べると色々見えて来るかも?)。
先日参加した「テイルズ オブ フェスティバル2011」でも感じましたが、折角の歴史を振り返る機会ですから、15周年記念本を見て興味を持った未プレイの作品があるのであればプレイする切っ掛けになれば良いと思っています。私も1年かけて一気にプレイしたということから、若干記憶が薄らぎ始めている作品があるのも事実。また時間を取ってプレイしてみるのもありかな、なんて思っていたりします(笑)。
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