ゴーカイジャー ゴセイジャー「スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」
公開されてから「いつ足を運ぼうか」と思っていた「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」、スケジュール的にぽっかり空いたタイミングが出来たので鑑賞して来ました。
日曜日とは言え、夕方(17:35)からの回に行ったのですが、公開から1ヶ月近く経とうというのにほぼ満席。子供だけでなく、(随伴でない)大人の姿も多く見られ注目の高さも伺えます。
各戦隊の知識はそこそこあるので、どこまで楽しめるかという心配は無かったのですが(笑)、これが予想以上に楽しめました。感覚的には25周年の「百獣戦隊ガオレンジャー vs スーパー戦隊」に近いものがあり、割と構成も似ている様に思えます。監督も両方とも竹本昇氏ですし。
「レジェンド大戦」から始まる冒頭。暴力的な数とも言える戦隊メンバーは、そのカラフルさの影響で何度見ても動いていると気持ち悪いですね(爆)。動いている各メンバーは、新規で声を当てたと思うものもあれば「この声は違う!」と分かってしまうものもあり、流石に全員分の声を新規で当て直すことは無理だろうな…と分かってはいたものの、ちょっと寂しさを覚える瞬間もありました。
タイトルにある通り、ゴーカイジャーとゴセイジャーをメインに据えており(ゴセイジャーは他戦隊よりも揃ってのVシネ登場が多いですが、やはり事故や震災の影響でシアターGロッソでの最終公演が出来なかったことによる穴埋め的意味もありそうですね)、「vsシリーズ」の様なフォーマットで展開しつつ、劇中に現れるゲストが豪華。実際に役柄として登場するデンジブルー、リュウレンジャー、デカピンク(全員力を失っているので変身はせず)には、それぞれ時間軸を感じるものがありましたし(小梅役の菊地美香さんは特に。ゴセイジャーの望くんも中学生になっていた)、劇中で活躍する訳ではないものの、今の素顔を出してくれたアカレンジャー、ビッグワン、ゴーグルブラック、ダイナピンク、レッドワン、レッドターボにも観劇でした。その他にも、ボウケンレッド、ゴーオンイエロー、シンケングリーン、シンケンゴールドといった最近に近い戦隊の皆さんも少しながら登場してくれ、正に「35周年」という豪華さを披露してくれました。
物語の進行も無理なく感じられ(流石は荒川稔久氏の脚本というべきか(?))、80分くらいの尺も短すぎず長すぎず、十分満足の行く作品でした。
後半、黒十字王にレンジャーキー176個が奪われ敵に回った33戦隊とゴーカイジャーとゴセイジャーが力を合わせて戦う部分で、好きな戦隊達が雑魚扱いの様に負けて行く様は複雑な気持ちもありましたが、それはそれ。各色同士で戦うシーンはあまりに画面がその一色(赤なら赤、黄色なら黄色)になるので、物凄いインパクトがありました。無理やり分類された感のあるゴウライジャー(カブトライジャーが赤に分類されていた(笑))とか、「あれ?タイムファイヤーはさっき倒されなかったっけ?」とか(笑)、「ゴレンジャーハリケーンやスーパーダイナマイトが新規CG化されている!」とか、観ている方も盛り沢山であって、完璧には観きれない部分もあると思うので、記念作品として映像メディアが発売されたら購入しても良いかな、と思っています。
全体的に初代戦隊であるゴレンジャーが贔屓目ではありましたが、特別それが気になるものでもありませんでしたし、全戦隊を活躍させたら何時間かかるか分かりませんから(笑)、この選択は正しいと思います。
登場するメカは、いわゆる”1号機”だけというのは寂しかったですし、一部当時映像だけで登場するものもあったのがちょっと残念。
一番笑ったのは、ダイナマンにゴーカイチェンジした際、名乗りを上げた時の爆発が攻撃になっていたところでしょうか(笑)。ある意味必見です。
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