2011年7月期開始アニメ視聴と「ゴーカイジャー」#20
どうも最近のアニメは観る気にならない。だんだんそういう思いが大きくなって、全くテレビ放映のアニメーションを観なくなって1年(最後に観たのは「一騎当千 XTREME XECUTOR」というのが私らしい?(笑))。その間、一応観るつもりで録画した作品はいくつかあるのですが、結局観る気が起きずに放置。
この夏(2011年7月)、アニメ版「アイドルマスター」が放映開始されることが切っ掛けというのもありますが、アニメ化決定よりも前に原作を追っていた「異国迷路のクロワーゼ」が放映されることであったり、いくつかの要素が重なって興味が上向きになったこともあって、1年振りに録画した新作テレビアニメの第一話を全部(と言っても「アイマス」除けば3つですが)観てみることにしました。
その前に、「観よう!」と強く背中を押してくれたのは、実は「海賊戦隊ゴーカイジャー」の今朝方の放映(第20話「迷いの森」)でした。
今回の「ゴーカイジャー」20話は、先週の予告から楽しみにしていた回であり、その理由は何と言っても「ギンガマン」のエピソードで黒騎士ヒュウガの登場であるから。しかし、それを更に上回る要素が本編には用意されていました。オープニングで分かったリョウマの登場は本当に驚きで(良く観たら、前回の予告でも一瞬後姿のリョウマが出ていました(笑))、ギンガレッド・リョウマ役の前原一輝氏は、もう役者を引退されている方でもあるので、その登場は35周年記念とはいえ信じられませんでした。本編を観ていると、ヒュウガもリョウマも別々に出て来て、リョウマは殆どシナリオに絡まない。「折角の登場なのになぁ…」と思っていたら、最後にヒュウガとリョウマの2ショットでゴーカイガレオンを見送るシーンが用意されており、もうそれだけで胸が一杯になりました(前原さんも小川さんも当時と良い意味で変わらないのも素敵)。途中にも、ゴーカイシルバーになる決意をヒュウガが鎧に問う流れは、「ギンガマン」本編#26のリョウマに対してのそれと同じであり、色々な部分で時代の超えた継承を感じました。来週は「ボウケンジャー」ということで、また楽しみ!
そのテンションを引き摺って観た新作テレビアニメは私に響くのでしょうか?(笑)
最初に観たのは「セイクリッドセブン」。サンライズ制作、好きな作品である「ウィッチブレイド」の大橋誉志光監督、キャラクターが原案:いのまたむつみさん、デザイン:千羽由利子さん、音楽が佐橋俊彦氏と、もう私にとっては文句なしの布陣。観てみたら流れたオープニングはFictionJunction、エンディングは南里佑香さんと更に追い討ち。作風は割と私好みであり、どんな物語がこの後展開されて行くのか楽しみ。ちなみに、主人公の声が天ヶ瀬冬馬役の寺島拓篤さんだったり、鉱石部の部長が伊藤かな恵さんというのも、私にとってはプラス要素(笑)。
次に観たのは「怪盗天使ツインエンジェル」。主役が田村ゆかりさん、能登麻美子さん、釘宮理恵さんというだけでチェックをした作品(笑)。私にとっては作品として気に入る要素が最初から無いであろうことを覚悟した上で観てみましたが、キャラクターデザインは好みではないものの、バカアニメ的なものとしては合格か(笑)。最初に観て音楽が光宗信吉氏であり、監督が岩崎良明氏という「スカイガールズ」コンビであることを知り(制作もJ.C.STAFFですし)、冒頭からの流れなど最初に感じたのが「ひみつ戦隊メタモルV」と「美少女戦士セーラームーン」を足した様な作品ということで、無駄に豪華なキャスト(爆)も手伝って、気楽に観られそうであると感じた次第です。最初に観なくなるかもしれませんが…。
最後に観たのは、ある意味本命且つ不安だった「異国迷路のクロワーゼ」。私がドラゴンエイジを読んでいた時、連載作品の1つであった「やえかのカルテ」という作品。とても丁寧に描かれた作品で、私の中では地味に残っている1作。だからこそ作者の名前を覚えており、その作者が新たに描いた作品として「異国迷路のクロワーゼ」に注目していました。しかし、2巻が発売されてから続刊の話を聞かず、そんな中でのアニメ化の報は「完結もしていない作品のアニメ化はいい加減止めて欲しい」と思わずにはいられませんでした。しかしながら、担当スタッフがシリーズ構成に「ARIA」の佐藤順一氏、監督は「しゅごキャラ!」の安田賢司氏で制作がサテライトという、これまた私にとって信頼出来る布陣。という期待と不安に入り混じった中で観た1話は、エンディングの映像と歌を聴いていてホロッと来るものがありました(エンディングの編曲が「ココロ図書館」の保刈久明氏というのも来た要因かな)。映像の綺麗さは勿論、フランス語のナレーションや、なかなか的確なキャスト布陣、原作の良さをきちんと表現した演出と話運びは、予想の上を行っていました。エンディングで、湯音がクロードから貰った絵本をずっと大切に持っている様は、原作の2巻までの流れを知っているだけに心を揺さぶってくれました。今後の本質に近づく中で、アリスやカミーユ、汐音が出て来て何を感じられるのかが鍵だと思いますが、現段階では安心して任せられる様に感じています。
ということで、「ゴーカイジャー」を引き摺ったテンションは、それぞれの作品のポテンシャルのお陰で落とす事無く満足出来ました。驚いたのはあまりスタッフ等のチェックを入れずに選択した3本なのに、あまりにも私が「ご贔屓」と言える人達が多く参加している”ど真ん中”だったこと。特に、劇伴や主題歌関連に佐橋俊彦氏、光宗信吉氏、梶浦由記さんが揃うなんて素晴らしい! そういう意味では運命と言えるかも(笑)。
そんなこんなで、それぞれ観続けられる限り楽しんでみようと思います。「アイドルマスター」も含めて1週間に4作もの作品を観るなんて、何年振りでしょうか(笑)。
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