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2011年9月

2011年9月30日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#13 「そして、彼女たちはきらめくステージへ」

 アニメ版「アイドルマスター」の前半のクライマックス。竜宮小町がメジャーになり、知名度を上げつつある765プロダクションが単独で開催する1stライブ。その名も「765プロ ALL STAR LIVE 1st てっぺん目指すよ!」。舞台は「東京エキサイトシティホール」ということで、正に6周年記念ライブの東京会場である「東京ドームシティホール(旧JCBホール)」そのもの。そういう意味でも、6周年記念ライブの東京会場に参加したプロデューサーさんはかなり現実感を味わえるエピソードになるのは間違いなさそうです。アイドルたちそれぞれの想いを抱いて臨む1stライブ。泣いても笑っても本番当日。我々は見守るしかありません(笑)。

 今回、黒バックにゴシック体で「THE IDOLM@STER」と出るだけで済ませたオープニング。その1分30秒をも本編に回したということからも期待が高まります。スポンサーコールは美希。前回、本当の意味で”覚醒”した美希ですから、今回はその実力を遺憾なく発揮して欲しい!

 竜宮小町組は地方での仕事をこなしてからの合流ということで、他メンバーは先に現地入り。控え室やステージ、客席などからそれぞれのアイドルの緊張、不安、期待とそれぞれを描写。その中でもステージから客席を見つめる春香と千早の会話が印象的で、春香が小さい頃に連れられて観たライブで、そのステージに立っていたアイドルが「みんなの顔、ちゃんと見えてるからね」といった言葉が本当なんだと実感するシーンは、これまでのエピソードで重ねて来た春香の想いと、私が実際のライブで感じた色々な感情が重なって目頭に来てしまいました。

 リハーサル用に着々と準備を進める中、台風の接近に伴い新幹線が運行中止になり、レンタカーを借りて東京に向かっていた竜宮小町組から「レンタカーのタイヤがパンクし、タクシーに乗り換えて向かうがリハーサルには間に合わない」との連絡が。台風なんかに負けない!と絵文字10個で真美に伝えて来た亜美の想いも空しく、予定通りに事が運ばない状況に不安を募らせる面々。それでも本番に間に合えば問題ないということで、準備に精を出すメンバー達。

 しかし、開演時間が刻一刻と近づくも、道路が渋滞していて全く身動きが取れない竜宮小町組は、とうとう「本番開始には間に合わない」という状況になってしまう。元々このライブは竜宮小町が主役のステージであり、その他のメンバーは言わば”ついで”。その証拠に、開場した後のプレゼントボックスは伊織、亜美、あずさは個別に設置されていて満杯なのに、他メンバーは全員で小さな1箱なのに埋まってもいないという、運動会で注目を浴びたとは言え厳しい現実…。
 そんな中、竜宮小町不在でステージを繋がなければならなくなった残るメンバーは、セットリストの変更に伴う緊急対応で大わらわ。それはスタッフたちも同様で、竜宮小町組が到着出来るであろう時間も加味して、開演時間を30分遅らせる決断。不安が募る中、やるしかないメンバー達は開演時間を迎える。

 小鳥さんの開演アナウンスにて「765プロダクション ALL STAR LIVE 1st てっぺん目指すよ!」が開幕!!

 開幕曲は「THE IDOLM@STER」。そして「乙女よ大志を抱け!!」「キラメキラリ」と、正に実際のライブの様な勢いのある曲で攻勢をかけます。そして「My Best Friend」「私はアイドル▽」と続け、懸命に竜宮小町が来るまでの間、踏ん張る面々。

 ただ、急場を凌ぐための構成で調整不足のステージは、それぞれに抱える不安もあって会場を盛り上げるに至らず、袖に下がっての控え室の中でもペットボトルをこぼして衣装を汚してしまったり、衣装のファスナーを壊してしまったり、挙句の果てには口論にまで発展し…、もうステージを取り敢えず繋ぐだけで精一杯。見守ることしか出来ない自分は、とても歯がゆかったですね。
 そんな様子を見ていた春香が切り出します。「どう見せようとかでなく、何を届けたいかを考えよう」と。折角ここまで来たのだから、竜宮小町に負けないくらいに輝こうと。そんな春香の想いは皆に伝わり、ちょっと崩壊しかかっていた皆の心が落ち着きを取り戻して一つにまとまります。しかし、急場のセットリストに問題発覚。美希しか練習していない、替えの利かない激しい曲が2曲連続になってしまっている状況に、美希は決断します。自分が輝く為に。煌めくステージで羽ばたく為に。ここでの赤羽根プロデューサーと美希とのやり取りは、先週のエピソードが積まれたからこそ活きる演出。BGMがまた「ED_Morning」ということで、気持ちの高揚は止めようがありませんでした。

 気持ちを切り替えた皆が贈るライブ中盤。「スタ→トスタ→」「思い出をありがとう」「Next Life」「フラワーガール」と続き、いよいよ美希の出番。しかし、善澤記者はアイドル達の気合に気付くも、会場はあくまで”前座”としてしか捉えておらず、竜宮小町以外の765プロメンバーのステージに退屈気味。そこで、ステージに出た美希がMCを挿みます。「竜宮小町は台風の為に到着が遅れている。でも、竜宮小町に負けないくらいに輝いてみせるから」と。自分の持てる力を全て注ぎ込んで披露する「Day of the future」は、「見せられていただけ」という場内の空気を一変させ、参加した皆の心を掴み始めます。そして、続くは「マリオネットの心(作詞:mft/作曲:橋本由香利)」! まさかここで新曲、しかもテロップ表示ではなく、ステージ上のバックスクリーンに表示されるという演出!! もう、気持ちは見守る立場から参加者の立場に変わり始めていました。「日々適当に生きて行ければ」と言っていた美希が見付けた輝きとドキドキ。そんな美希を表す様な「マリオネットの心」という曲とその演出は涙が出そうでした(…というより出た(笑))。

 そんな全力全開で観客を圧倒し心を掴んだ美希の姿をステージ袖で見守る千早の表情も印象的で、千早の歌に懸ける情熱に火を付けました。そして披露するは「目が逢う瞬間」! 残念ながらステージシーンを観ることは出来ませんでしたが、その次に来る曲の観客のテンションを見る限り、しっかりと心を掴んでいたのは間違いないでしょう。戻って来た美希が輝いていたと伝える赤羽根プロデューサーの言葉に対して見せた美希の満面の笑みも忘れられません。それと、美希の為に酸素吸入缶を運ぶ春香の心遣いもグッと来ました。

 そして、ここまで竜宮小町不在のステージを守り切った765プロのメンバー全員が渾身の力を込めて披露するは「自分REST@RT(作詞:佐々木宏人/作曲:田中秀和)」!!!! これが全員で練習を積んでいた新曲! もう、ここまでの流れを受け止めるに相応しい楽曲で、2ndオープニングテーマ「CHANGE!!!!」の存在を知っているだけに、その楽曲たちが持っているメッセージ性を繋げて考えると胸が熱くなり、本当に素晴らしいステージ演出も手伝って(観客がウルトラオレンジを振っていたのも、統率のとれた(とれすぎた?)コールも気持ちを盛り上げました(笑))、本当に最高のステージを見届けることが出来と思います。その「自分REST@RT」を披露中に無事到着した竜宮小町組がステージを観て微笑んだこと、竜宮小町が無事到着したのを見て安堵し泣き始めた面々の表情もその時の気持ちを伝える演出としてとても良かったです。そこで空に晴れ間が差し始めていた演出も地味ながら的確に機能しており、沢山の意味が込められていると感じました。

 無事竜宮小町にバトンタッチし、「SMOKY THRILL」に繋いだメンバーは控え室に戻って爆睡。無事にステージを終え戻って来た竜宮小町がその光景を見た時の微笑んだ伊織の表情も印象深く、本編終了して初めて出る13話のサブタイトル。特別珍しい演出ではありませんが、今回のエピソードにはバッチリ合っていたと思います。

 エンディングは「i」。バックに流れるは1話から12話までの回想シーン。「i」という歌の詞にもしっかり合っていて1クールの大団円に相応しい括り方でした。アニメ版「アイドルマスター」の前半戦として、よくぞここまで戦ってくれた!と思える、放映前に持っていた自分の気持ちに反した結果にとても驚いていると共に(まさか毎週感想を書かせるだけの力を持っているとは…!)、ここまで熱意を持って心血注いで創り上げてくれたスタッフの方々に感謝の気持ちで一杯です。放映前、錦織監督が「春香をちゃんと春香として描ければ成功と言えるのでは」といったことを述べておられましたが、その点に関してはもうゲーム以上! 色々な人の胸の内にある「天海春香」を全て包括する想像以上の春香像が描けていると思うのは私だけでしょうか。ドカンと大きなエピソードがあった訳ではありませんが、本当に愛しく描かれていて大満足です。
 ちなみに今回のエピソード、制作スタッフが今年の新春ライブや6周年ライブを取材していた成果もバッチリ活きていたと思います。とても現実感を感じるのは、ある意味当たり前なのですね(笑)。

 「NO Make!」(PW:STAGE)は「Are You Ready!?(1)(春香/真美/真/雪歩)」「Are You Ready!?(2)(貴音/千早/美希/やよい/響)」「Are You Ready!?(3)(美希/春香)」で、(1)と(2)はライブ会場となる東京エキサイトシティホールに到着した時のそれぞれの感想やテンションを確認出来るもので、春香の円陣はちゃんと本編で決めた前振りがあったり、千早の想いが意味深だったりするところが聴きどころでしょうか。(3)は美希と春香の想いのどちらにも触れられるので、これまた必聴です。

 次回から2クール目・後半に突入。「変わりはじめた世界!」ということで、今回のライブが成功して注目を浴び始めた中で何が動くのか。毎週楽しみに感じさせてくれる番組というのは、実は凄いことだと思っています。今回の13話は、私にとって「アイドル伝説えり子」の#20「潮風の交響曲」に近しい盛り上がりを見せたエピソード。前回が同じく#18「25メートルの幻想曲」を思い浮かべたりと、同じアイドルものとは言え根幹にあるものが近いと感じられる様になって来たと感じるのは、本当に私にとって最高の褒め言葉だったりします。これを機に『アイドル伝説えり子』に興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいなぁ…。

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2011年9月29日 (木)

「アイドルマスター2」765ショップカタログ第8号配信!

Dscf2965 今月は先月にも増して情報が出て来るのが遅かった「アイドルマスター2」の765ショップカタログ。とうとう配信するのを止めたのか?と思うくらいにギリギリになって…と言うより、フライング配信日当日に情報を得ることが出来ました(汗)。公式サイトの更新が遅いというのはいつもの事ですけれど…。

 気を取り直して、今回の配信について。もう「待ってました!」という「オーバーマスター」の配信!! 「アイドルマスターSP」で配信されたとはいえ、HD画像、3人ユニット対応、雪歩新録と旧譜であるのにこれだけの期待値がある楽曲配信は、1200MSPと引き換えるのに躊躇はありませんでした(笑)。
 前回のカタログでは結局悩みつつも購入せずに終わった「I Want」ですが、実は未だ悩み中。しかしながら、今回の「オーバーマスター」配信記念ということでカタログ第7号での配信衣装「パンキッシュゴシック」は購入! 流石に体操着に「オーバーマスター」はミスマッチですし(笑)、体操着は購入してまで欲しい衣装ではないので(コンプリート特典の萩原組ヘルメットは欲しいかも。ただ、配信曲と新衣装の組み合わせとして、何故このタイミングでヘルメットなのかは疑問ですね…)。

 ということで、久し振りの「アイドルマスター2」起動! 「オーバーマスター」だけで1時間以上「S4U!」を観ていましたが、もう最高!! 5周年記念ライブの振付と一致する部分がその時の熱気を思い出させ、格好良いの何のって感動しまくりでした。それを除いてもスピード感があってダイナミックな振り付けは「アイドルマスター」のゲームにおけるステージ振付の中でも最も激しく、価値のある1曲だと思います。

 歌は勿論ですが、ステージ演出も格好良く、購入したパンキッシュゴシックの各アイドルに合った衣装がこれまた素晴らしく(EXTENDの衣装はデザインは全員共通で一部の色が異なったり、専用の髪型があるというパターンが殆どなのですが、このパンキッシュゴシックは全員デザインそのものが異なり、800MSPというのは絶対にお得!)、PS3版を待とうか考えていた自分ではありましたが、後悔どころか「もっと早くダウンロードしておけば良かった!」と思うくらいでした。

 やよいをセンターにして、春香と伊織で構成したユニットのステージが一番のお気に入り。親バカと言われそうですね(笑)。来月はPS3版が発売になりますし、このXbox360版のカタログ配信がいつまで続くか分かりませんが、個人的には「アイドルマスターSP」で配信された新曲「キミはメロディ」と「またね」は欲しいところです。「オーバーマスター」という希望が叶ったのですから、こちらも是非!

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2011年9月28日 (水)

長谷川明子さん1st.アルバム「Simply Lovely」

Dscf2956 発売日から1週間経ってしまいましたが、良いアルバムは紹介しておかねば!ということで、長谷川明子さんの1st.アルバム「Simply Lovely」です。

 「アイドルマスター」では星井美希役の長谷川さんですが、ここ数年でソロ活動も精力的に行っており、アルバム発売に期待を寄せるファンも多かったことと思います。私は「アイドルマスター」で繋がった声優さん達は精力的に追うことはしていないのですが、応援する気持ちは勿論持っています。

 こと”歌”というフィールドでソロ活動している方は「アイドルマスター」でご活躍の声優さんの中にも何人かいらっしゃいますが、その中で私がシングルを買い続けているのは長谷川さんのみ。自分の好みに合っているのだとは思うのですが、自分で意外に思う結果だったりします。まぁ、そんな状況はさておき(笑)、1st.アルバムです!

 収録内容はこれまでリリースされたシングルに収録されているものが殆どなので、新鮮味が無いと言えばそうなのですが、アルバムタイトル曲であり1曲目である「Simply Lovely」とラストを飾る「おにぎりマーチ」は、会心の出来!! 1st.シングル「LEVEL ∞」のハードロックバージョンもなかなか良い感じで、ベストアルバム的な感覚かと思いきや、しっかりと”長谷川明子”を示した1st.アルバムに相応しいものに仕上がったな、と感じることが出来ました。付属のDVDも1st.アルバムに華を添える感じで楽しめました。

 それと「おにぎりマーチ」の後に長谷川さんからのメッセージが収録されており、変わらぬ活動姿勢に個人的には安心しました。周りがどんなに騒ごうと、長谷川さんは長谷川さんなんだな、と(笑)。

 今後、アーティストとしての長谷川さんがどの様な表現で魅せてくれるのかを楽しみに、今後の活動を見守って行ければ、と思っています。

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2011年9月27日 (火)

「HEART AND SOUL -THE IDOLM@STER STATION!!!-」と「"1,2,3" PROMOTION VIDEO AND MAKING DVD」

Dscf2955 3本ある「アイドルマスター」のラジオ番組の1つで、ラジオ大阪系で放送中の「IDOLM@STER STATION!!!」。4月に新体制となってからの初アルバムが発売になりました(ってフライングですが)。

 「アイドルマスター」でも、ゲームやアニメといったコンテンツとはまた違った仕上がりのラジオ系CD。これまで積み重ねて来た番組の歴史から「歌」の構成要素が高い「IDOLM@STER STATION!!!」。新体制になって、CDがどの様に変わるのか楽しみにしていました。

 先ずはCD「HEART AND SOUL」から。

 番組内で作られた「高速道路のうた」がなかなかに好評ということで、その第二弾をやることになった今回。それぞれが用意したキーワードからくじ引きしてタイトルを決定。その後、その歌についての作詞&作曲をAメロ、Bメロ、サビに分けて、パーソナリティである沼倉さん、原さん、浅倉さんがそれぞれ作って合わせるという縦割り分業合作(笑)。その過程と結果が全て詰まった、いわゆる「バラエティ」色の強い1枚に仕上がっていました。前回までの放送中のソース流用とは異なり、完全新規での1枚。「ラジオdeアイマCHU!!」や「アイマスタジオ」の様なDJCD的とも言えるかも。

 今回作る事になった歌のタイトルは「1リットルの水」(笑)。Aメロ担当が沼倉さん(サビをやりたがっていました)、Bメロ担当が原さん(ラップ要素を入れたいとアピール)、サビ担当が浅倉さん(チャート番組では流れるのはサビということから責任重大!)で、担当楽器はそれぞれアコースティックギター(演奏歴1年)、エレキギター(演奏歴半年)、フルート(演奏歴3年)。完成した「1リットルの水」と、3人のセッションが奏で唄ったライブの出来は?!ということを楽しめると思います。
 各コーナー(?)の合間に、それぞれのソロ曲を披露。沼倉さんの「It's ALRIGHT!」はバリバリのロックテイストにヒップホップ要素も入ったなかなか挑戦的な1曲。原さんの「Crescent Maze」は原さんに似合った情緒漂う1曲。浅倉さんの「SUPERSTAR」は元気の溢れる1曲。それぞれ演じるキャラクターの面影は残しつつも、個人名義であることを活かした仕上がりかな、と感じました。凝り固まった楽曲ではなく、それぞれにチャレンジを求める楽曲が提供されるのも「アイドルマスター」が長く第一線で支持されている要因でもあると思うので、それはこのCDでも顕在だと感じました。
 個人的に最も気に入ったのは主題歌「1,2,3」。これまでの「はっぴぃ☆ほりっく」「Traveler」に続く、パーソナリティ3名の魅力が詰まった仕上がりで大満足の1曲です。

 次はメイキングDVD。

 こちらは、主題歌「1,2,3」のPVとそのメイキング、ブックレット用のスチル撮影の模様を収録したDVDで、アーティストとしての顔を覗かせる3人に成長を感じる40分でした。普段ののんびりした雰囲気も勿論収録されており、「仕事を楽しんでいる」という空気がそこにはありました。朝10:00から夜11:00近くまでの12時間ちょっとの長い撮影が40分に凝縮して収録されているものの、ダレることなく観続けられたことを考えると編成は上手かったと思います。PVはとても可愛らしく格好良く仕上がっており、三人共PV撮影は初めてということでしたから、満足行くものだったのではないでしょうか。
 一番初めに完成したPVが流れてメイキングが始まり、メイキング終了後に浅倉さん、原さん、沼倉さんにそれぞれ異なる質問のインタビューが収録されるという構成も良かったと思います。特に完成されたPVを観直すことで色々感じることが出来たのは、この構成のお陰かな、と。こういうメイキングDVDは初回盤の特典とかになることも多いと思いますが、ここまでしっかりした内容は別売りにして正解だと思います。お値段も安く、アニメイト限定で初回プレス分のみということですから、即買いに分類出来るアイテムではないでしょうか。

 そんなこんなで、CDとDVDはどちらも満足!

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2011年9月26日 (月)

DJCD「ラジオdeアイマCHU!! EXTRA」

Dscf2957 週末に行った「ラジオdeアイマCHU!!」の公開録音で販売されたDJCD。会場限定かと思いきや、一般販売もされる先行販売だったと気が付いたのはついさっき(笑)。「ラジオdeアイマCHU!!」のDJCDが発売されることは知っていたので、てっきり別物だと思っていた私は、主題歌「mon cheri」が聴けると楽しみにしていたのでちょっと肩透かしを食らった気分(笑)。

 まぁ、それはそれとして早速聴いてみました。

 内容は通常放送の番組とほぼ同様で、

 朝のスケジュール:ふつお大賞
 昼のスケジュール:サウンドスイーパーはにし
 夕方のスケジュール:ちょーバーストレッスン
 夜のスケジュール:団結オーディション

 という構成になっていました。「サウンドスイーパー」が”はにし”バージョンだったり、「夕方のスケジュール」が特別ではありますが、違うと感じることは恐らくないくらいにいつもの空気でした。

 一応、公開録音の打ち上げということで、国内を飛び出てハワイから放送しているのが違いです。…って、勿論収録は国内であることや、公開録音前に収録していることをぶっちゃけていましたが(笑)。

 公録の時に言っていた、下田さんの新愛称「ぽんちゃん」が決まる経緯が聴けるのが一番の聴きどころでしょうか。でも、それぞれのコーナーが普段の放送よりも、より勢いがあって楽しそうに感じたこともあって全部が楽しかったです。これって親バカ?(笑)

 公開録音と本放送の時系列的な部分が難しく(例えば「ぽんちゃん」といつから呼び始めようか、とか「団結オーディション」のランキングをどう考えようかとか)、それらはパーソナリティの皆さんも悩んでいましたが、まぁなるようになりますよね?

 「団結オーディション」があるということは「地獄の告知」もある訳で(笑)、それがどうなったのかは聴いてからのお楽しみ(?)。先行販売ということで、まだ手に入れていない方は一般販売される10月を楽しみに待って頂ければと思います。

 DJCDだからといって特別なことをするでもなく、いつもの空気がそこにある。私はこの方向でとても良いと思っています。前身である「ラジオdeアイマSTAR☆」ではラジオなのに運動会をやったりしていますし(笑)、特別なことは本編でも出来ますからね。ようやく脂が乗り始めた「ラジオdeアイマCHU!!」ですし、パーソナリティである仁後さん、長谷川さん、下田さんが織り成す”空気感”こそがこの番組の宝だと思う私は、とても楽しめたDJCDでした。

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2011年9月25日 (日)

marble 「音の種、うたの時間」

 私の中で、基本的に初ライブから欠かさず(と言っても大き目のソロライブ限定で)参加し続けられている唯一のユニット「marble」。先日発売された初のカバーアルバム「うた種」を記念してのライブ「音の種、うたの時間」が開催が決まり、参加が叶い行って来ました。整理番号は11番とかなり早い番号ということで、近くで楽しめそうなのは嬉しい限り。

 会場となる渋谷スターラウンジに16:00頃到着。開場までの時間待つにはかなり厳しい周辺環境でしたが(道が狭い上、車が通る)、開場時間近くになって番号順に整列を始めたのでそちらへ。開場時間が来て、1ドリンク代を払ってチラシ類を受け取って会場内へ歩みを進めると、そこに広がる想像以上に狭い会場…。関係者席が左側に2列6席くらいあり、それ以外の席は1列で10席で3列しかありませんでした。整理番号が若いので難なく着席出来たものの、参加された殆どの人が立ち見で、しかも後ろの方はステージも殆ど見えないのでは?と、座れはしたものの逆に申し訳なく思ってしまうくらいでした。
 座席に着いてドリンク交換に行こうかと思っていたら、既に後ろは人、人、人…(汗)ということで、ドリンクカウンターに行くこともままならずにそのまま着席待機。狭い会場を無理に掻き分けて進む必要もないですし。

 開演定刻17:00を10分近く過ぎて、いよいよ「音の種、うたの時間」開演です!

 「うた種」の発売記念ということもあって、開幕曲はアルバム同様「ブルーウォーター」。唄い始めが「口笛吹いて君に」だったので、「え? 2番からなんてどんな構成で来るんだ?」と思って極上の歌声と演奏に身を委ねていると、2番に入ったら2番がまた唄われているではありませんか。「え?」と考えていたら集中出来なくなって来たので(笑)、誰も気にしていないみたいですし私ももう気にしないことに。

 今回、会場が小さ目(恐らく、私が参加したmarbleライブで最小)ではありましたが、音響は大変良く、miccoさんのボーカルと鉄琴は勿論、菊池さんのギター、バックのベース、ドラム、キーボードもとても際立って聴こえ、ただでさえパフォーマンスが高い演奏を更に楽しませてくれる環境でありました。

 菊池さんはバンジョー、アコースティックギター、エレキギターと楽曲によって使い分け、それぞれの楽器に合わせたパフォーマンスを披露。驚くくらいに今回は際立って聴こえ、その爪弾く弦が語り出す音色には惚れ惚れしました。また、miccoさんのボーカルを支えるバックコーラスも素晴らしく、回を重ねて進歩・安定感にも感動しました。恐らく、今回のライブはmiccoさんと同じかそれ以上菊池さんを見ていた様に思えます(笑)。

 で、勿論主役のボーカルであるmiccoさんの繊細で澄んだ歌声、力強いパフォーマンスは健在。ステージ上に居ながら目線を観客である私たちに近づけて、皆の表情を見ながら楽しそうに唄うmiccoさんはやはり素敵ですね。あの小さな体に秘められたパワーには驚かされます。間奏に入れる鉄琴も相変わらず良いアクセントになっており、ここにもmarbleの真骨頂を支えるものがあると感じています。

 がっちり支えるベースも格好良く、ドラムもライブ感を大切にしつつ緩急自在の演奏を披露。そして、キーボードだけでなく時折ピアニカを使ったり効果音を入れたり、これまた屋台骨の一つとなっているバックを、アイコンタクトしながら要所要所を確実に締める菊池さんのバンドマスター振りもとても良かったですね。

 marbleのライブは、アコースティックが基本軸にありながら、”ライブらしいライブ”を体感出来る、稀有なステージだと感じています。「ただただ騒げれば楽しい」と勘違いしているパフォーマー、観客も多いと感じる中、しっかり聴けるし、しっかりノレるし、しっかり一体感を味わえる。ハンドクラップと声援だけで、サイリウムも無ければ型にはまったコールも無い、純粋に「アーティストと観客が創るステージ」を味わえます。これは、基本軸にあるアコースティックがキチンと出来るからこそでしょう。ある意味、どんな激しい楽曲もmarbleはアコースティックアレンジが出来るのですから。その辺に溢れているアーティストと一線を画しているのはこの点なのかな、と今回強く感じることが出来ました。だからこそタイアップが切れずに、ずっと活躍出来ているのかな、と。

 今回、前半は「うた種」ベース、中盤にアコースティックコーナーを挿み、後半は「marbleベストヒット」という感じの構成でしたが、もう掌で転がされるがの如く面白い様に観客側がテンションコントロールされて行ったのを感じました。静で始まり動で終わるというのは、大変気持ち良いですね。定番曲も良いタイミングで入れて来て、初めて来た人でも飽きさせない流れはとても良かったです。本編最後の「星間飛行」は、「マクロスF」「アイドルマスター」も重なる自分の中では不思議な感覚で楽しめました(笑)。

 アンコールは手拍子だけでアピール。だんだん早くなって来るのをキチンと無言で統制して戻したりするやり取りも楽しく、無粋な掛け声がなくても全然問題ないな、と私的にはとても気持ち良い流れでした。

 アンコールは、作品を観ていないので特別な想いは何もありませんでしたが、話題作であった「まどか☆マギカ」のオープニング「コネクト」をうた種バージョンで。これはファンには貴重な機会だったのではないでしょうか。そして、最後は前回参加した「FIZZY POP☆marble」から定番確定した「Lingering Fizz」! miccoさんが観客席側に降りて来て一人一人にマイクを傾け、会場一丸となって楽しく限界まで唄う光景は正に「これがライブだ!」と感じるもの。これがmarbleの到達した1つの回答なのかな、と思っています。

 約2時間半におよぶライブはこれで終了。これだけ気持ち良く楽しませてくれるmarbleライブは、年に1回くらいは欲しいところです。次回にまた色々な試みを引っ提げて来るのを楽しみにしています! 今後もタイアップが目白押し、「うた種」の第二弾も企画したいという話ですし、これからも着実に歩んで行って欲しいですね。
 ちなみに、特別触れませんでしたが、miccoさんと菊池さんの絶妙トークは今回も冴え渡り、噛み合っているのかいないのかという独特の空気は、ライブの途中にある休憩ポイントとして最高でした(笑)。

 参加された皆様&関係されたスタッフの皆様方、お疲れ様でした!

【順番はいい加減かもしれませんが、唄った曲は合っていると思うセットリスト】

  1. ブルーウォーター (うた種)
  2. 夢色の恋 (うた種)
  3. 空からこぼれたStory (うた種)
  4. それだけ
  5. 宝石
  6. violet (うた種) ※アコースティックコーナー
  7. ひみつのアッコちゃん (うた種) ※アコースティックコーナー
  8. 流星レコード ※アコースティックコーナー
  9. 初恋limted
  10. clover
  11. 星屑Tears
  12. 波風スライダー
  13. プラチナ (うた種)
  14. 芽生えドライブ
  15. 果実
  16. 青空loop
  17. さくらさくら咲く ~あの日君を待つ空と同じで~
  18. monopolize
  19. 星間飛行 (うた種…よりは通常アレンジ)

(アンコール)

  1. コネクト (魔法少女まどか☆マギカOP うた種アレンジ)
  2. Lingering Fizz

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2011年9月24日 (土)

「ラジオdeアイマCHU!!」公開録音イベント『もぎたてかんきっCHU!! ~関内ホールに行かんない?~』

Dscf2954 4月から始まったアニメイトTV系「アイドルマスター」Webラジオ第5弾「ラジオdeアイマCHU!!」。その初の公開録音イベントが関内ホールにて開催され、参加して来ました。多くのラジオ番組の公開録音イベントと異なり、放送用の素材ではなく、DJCD用の収録ということもあり、収録時間として厳密な訳ではありませんから、イベントとしての空気感を大切に出来るのは良いですね。

 恒例の物販は、いつもの通り開始2時間前に現地入り。10:00前くらいに並び始め、定刻12:00に開始。無事に必要なものを買い終わったのは12:30頃。ライブの時と違い参加者が限定的であることもあって、前回同様2時間前に並んでも結構前の方なので、然程流れも滞ることなくスムーズに終わりました。開場する16:00までの3時間半、昼食をとったり横浜に行ってお店をぶらついていたらあっと言う間。実はサイリウムを持って来るのをすっかり忘れており(汗)、横浜へ行ったのは現地調達も目的になっていました(笑)。15:00過ぎに関内に戻り、15:30頃から入場待機列が形成され始めたのでそちらへ。
 定刻16:00に入場開始。チケットチェックとカメラチェックを通過し、プロデューサーさんからのフラワースタンドを一通り見た後にホール内へ。ちなみに、カメラチェック後にフラワースタンドがある為、これらを写真に撮る方達は皆さん携帯電話でのカメラにて行っていたのですが、「何のためのカメラチェック?」と思わずにはいられませんでした。スタッフの方も「ホール内では撮影禁止ですので」と了承していることからも、余計にそう感じてしまいました。厳密にするなら「カメラは駄目だけれどもカメラ付き携帯電話は良い」というのは違和感があるので、それならば入場する皆さんを信用してチェックせずとも良いのでは?と。まぁ、主催者側の思いも分からないでもないですが。

 座席に着いてから30分ほど経ち、まだかまだかと思っていたらようやく公開録音恒例お出迎えソングが披露! 制作部分のラジオ放送が流れた後で完成版を流すスタイルも前回同様。ゲーム中BGM「Town」に乗せられたハニーシトラス3人がそれぞれ作詞した19文字が織り成すファンタジー(笑)。完成版はなかなか凝った編集で楽しむことが出来ました。流れ終わった後、皆さんが拍手をあまりしていなかったのが気になったところでしょうか…。いずれにせよ、この模様が収録されたDJCDが発売されたとしても、この部分は収録されないと思うので貴重な歌が聴けて満足。座席が決まっていても、開場直ぐに着席したい理由はこの歌にある訳ですし(笑)。
 今回、開演5分前くらいに、やよい、亜美、真美、美希によるショートアナウンスがありました。良くある注意事項的なものでなく、「もう直ぐ開演です!楽しいものにしましょう!」的なもので、私のテンション調整も完了。開演時間は10分近く遅れたものの、17:08「ラジオdeアイマCHU!!」公開録音イベント開始です!

 タイトルコール後、テーマソング「mon cheri」が流れ始めました。まさか開幕から生歌披露!…と思いきや、更なるサプライズ。会場の後ろの扉から登場し、歌いながら壇上へ進んで行くというもの。しかも、通路間近であった私の近くを通り過ぎるではありませんか!? メインパーソナリティである長谷川さん、仁後さん、下田さんにそれぞれかなり近い位置で声援を贈ることが出来たのは、私にとって予想もしなかったサプライズ。限られた時間の中で、歌いながら会場の皆さんに出来るだけ顔を向けて手を振っていたお三方のお姿はとても印象深いものがありました。こんなに近くで見たことはありませんから(笑)。ある意味、生で聴けることを結構楽しみにしていた「mon cheri」がすっ飛んでしまいましたが、そんな驚きや嬉しさと共にに公開録音イベントがスタートしました。

 お三方の衣装はパンフレットに載っているものと同じで、会場が横浜ということでイメージした波止場をモチーフとする衣装。それぞれミニスカート姿が眩しく、とても可愛らしく似合っていました。自己紹介を兼ねてのオープニングトークが終わると、ゲストの浅倉さん登場。どの様に登場するのかな?と思っていたら、まさかの2F席に登場! ステージとのやり取りを終えて穴を掘って…じゃなく、階段で1Fのステージへ(笑)。ゲストを加えた4人で、本日のスケジュール開始です!

 先ずは「ふつお大賞」。色々な内容のハガキが紹介され、そのそれぞれに話が多方向へ展開。無茶振り大会とも言えるその展開は「ふつお大賞」ながらも、下田さんの近くを飛んでいた虫の存在から「虫を無視して」から始まる「にごのつぼ」的トークや、「自転車に名前を付けて欲しい」という依頼から、中二病ワードで構成する流れから「アサーポンの風の便り」的内容も含んだトークは終始笑顔の溢れるもので、長谷川さんのハイレベルなモノマネ披露や、下田さんの新愛称「ぽんちゃん」コールなどいつも以上にハイテンションで盛り沢山のコーナーとなりました。

 続く「どっとっぷメール」は、今回の公開録音会場である神奈川県をお題にしたもの。ランキング5つの中には食べ物以外にもアイマスモバイルのエリアゲームが入っていたりしたのは意外でした。実際にランキングに入ったかまぼこの試食タイムは、ラジオで音声のみで聴くよりも表情が見えて、より雰囲気を楽しめて良かったです。1位となったアイスクリームは、ここではお預け(笑)。そのアイスクリームを懸けて、次のコーナーへ突入!

 「サウンドスイーパーあはにし」と題されたコーナーは、いつもの長谷川さんだけのコーナーではなく(ここで、片付けがついでになってしまっている説明に総突っ込みされていた長谷川さん(笑))、会場を4チームに分けての団体戦。は、に、し、あの4チームのリーダーは勿論ステージ上の皆さん。ルールは通常の「サウンドスイーパー明子」同様、周囲を見えない様に囲われた一角でモノを叩くなりした音を聞いて、そのモノが何かを当てるというもの。
 音やヒントで分かった答えをリーダーに教えるという会場を巻き込んだこのゲーム。リーダーに合った応対をする会場側がとても楽しく、正直な長谷川チーム、とにかく元気な仁後チーム、ボケをかます下田チーム、平伏す浅倉チーム(笑)など、美味しいところを全て浅倉さんが持って行った様な流れは、このゲーム自体を会場全員が盛り上げた感覚もあって、シンプルなゲームながらもとても楽しい時間となりました。ちなみに、アイスクリームを獲得出来なかったのは浅倉さんただ一人。勝者のお三方にどうにかねだるも全て失敗に終わり、そんなお姿も微笑ましかったです。

 そして「団結オーディション」。前のゲームで分けられたチームはそのままに、BGM「Town」のメロディラインのうち「てってってー」の部分のみを「は」「に」「し」「あ」の4文字で順番に言って行き、間違えないようにコンボを繋いでメロディを完成させようというもの。ルールは分かったものの、スピードが遅いもので練習して段階的に元のテンポへと進めて行くと分かるその難しさ。ハニーシトラスのランキングに影響を及ぼすということで、会場内は真剣そのもの(笑)。団結力も半端じゃありません。
 通常テンポにしたチャレンジ1回目は…社長からの駄目出し(涙)。泣いても笑ってものラストチャレンジは…悩んだ結果駄目出し。しかも、4ランクダウンという厳しい結果に終わりガックリ…。しかし、これだけ団結して良い線まで来たのだから、もう少し軽くして欲しいという願いが聞き入れられ2ランクダウンでストップ。でも完璧にこなせなかったのは悔しい! 次の機会、絶対にランクアップしてやる!!と思いました(笑)。

 一通りのコーナーを終えた後はスペシャルライブ! ということで、準備の為に一回場内暗転。その間は、パンフレット用の写真撮影時に撮ったオフショットをスライドショーとして、皆さんのコメント付きで上映。これがなかなか楽しく、待ち時間であることは全く感じませんでした。このオフショットも一冊にまとめて一般販売して欲しい!!(笑)

 そして開幕するスペシャルライブ。

 舞台に出て来たのは仁後さんと浅倉さん。流れ出す前奏はまさかの「I Want」!! これがライブだったら総立ち状態だったと思いますが、アイマスラジオ番組の公開録音スタイルとして「座ったまま」という統率が取れている中、各々が目一杯のトランス状態へ(笑)。二人の教祖というか神というか、そんな光景を目に出来たのは大変幸運であると思いました。「I Want」にオレンジと白のサイリウムの海…。これまた良いものでした。
 二人が下がると同時に長谷川さんと下田さんが登場。流れ出すのは「フタリの記憶」。普段バラードを歌う機会が少ないという下田さんたっての願いということで実現。5周年ライブで好評だった(?)二人を画面上でデュエットさせる様な凝ったカメラワークも導入し、心に染み渡る素敵な歌を聴かせて頂きました。
 全員が舞台に揃い披露されたのは「ぷちどるのうた」。振付師である若林さん(笑)に教えてもらって練習したという成果が活きて、とても可愛らしく踊っていたのは印象的でした。3月の電撃感謝祭にて若林さん側の歌披露も観覧出来た自分としては、それぞれを観られた巡り合わせに不思議な縁を感じました。よくよく考えれば、今回揃った4人は「ぷちます!」のドラマCD2巻で「ぷちどるのうた」を唄っていたメンバーだったので披露されたのも納得です。

 あっと言う間にもう終演の時間。最後はまさかの「地獄の告知」コーナー。今回一番頑張りの足りなかったアイドルは…浅倉さん!に決定。告知が終わるまで、浅倉さんはステージ上を走り続けなければならないという過酷なもので、「靴脱いでいいですか?」と本気発言。途中水分補給をしながら、「サウンドスイーパー」のコーナーで使用した駅伝のタスキも掛けて走り回り、そのタスキを残りのメンバーに掛けて選手交代しつつ浅倉さんは走り続けるという、何ともシュールな光景を目に焼き付けることになるとは思いませんでした(笑)。浅倉さんはゲストなのに、終始とことんゲストに厳しい扱いとなった公開録音イベント。浅倉さんには申し訳ありませんが、とても楽しかったです!(笑) ちなみに、その光景を楽しんでいた為に、告知内容は何一つ覚えていません(爆)。

 告知を終了し、挨拶を済ませてイベント終了。

 …しかし、鳴り止まない拍手! ということで、アンコール希望の会場一同。このまま拍手でお迎えするのがスマートだと思っていたのに、堪え切れずに「アンコール!」と叫びだした人が数人。それで堰を切った様に始まる「アンコール」…。まぁ、良いのですが。

 今回は着替えがあった為にちょっと長く感じましたが、再登場した皆様。物販で扱っているTシャツを身に付けて登場。
 ここで今日の公開録音を振り返ってということで一言ずつ。中でも酷い仕打ち(笑)を受けた浅倉さんは「呼ばれても二度と来るか!」と勢いで言ったものの、楽しかったのは間違いないのでリベンジにまた来たいというお言葉を頂け、こちらもホッと一安心(笑)。

 そして歌うは勿論「READY!!」。何だかんだ言って、M@STER VERSIONを生で聴くのもこれで3回目。公開録音で一致団結した会場の雰囲気もあって、これまで聴いた中でもワンランク上の一体感と安定感を感じました。団結と言えば「The world is all one!!」も捨て難いのですが、今の旬は「READY!!」ですから仕方がないですね。何であれ、盛り上がることは間違いないので問題無しです!

 歌が終わると同時に緞帳が下り、終演のエンディングコール。やよい、美希、真美、亜美、雪歩の挨拶の後、全員とジャンケン! 「関内運」ということで、全員に勝つとずっと病気にならないらしいです。私の成績は、やよいには勝利したものの、その他全員とはあいこ。負け無しではありましたが、完全勝利とは行きませんでした。まぁ、相性が良いということですかね?(笑)

 こうして2時間半に渡る公開録音イベントは終了。通常のラジオ編成に近いもので進んだ中、会場の皆で創り上げた空間を感じることが出来、大変楽しく過ごせた至福の時間でありました。春の「ラジオdeアイマSTAR☆」で味わった様な感動とは違う、別の楽しさに満ちた空間でした。しかし、会場の一体感は変わらず強くあって、ライブとはまた違う手応えを感じるイベントとなりました。ラジオから飛び出して来た様なステージは、聴くだけでなく観て楽しめる上、同じ番組を楽しんでいるプロデューサーの皆さんと一緒になって声援を贈れるというのは、やはり公開録音の醍醐味だな、と改めて感じました。この裏には、パーソナリティのお三方やスタッフの方々の「楽しませよう」という努力があり、その賜物であるということがコメントやパンフレットの対談からも読み取ることが出来、そこは「アイドルマスター」に関わる人の共通点なのだな、とも感じました。そんな愛のあるイベント、また次の機会があれば参加出来たら嬉しいな、と思います。

 参加された皆様、イベントに携わった全ての皆様、お疲れ様&ありがとうございました!

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2011年9月23日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#12 「一方通行の終着点」

 「…うそつき(><)」。美希の覚醒モードをOFFにしてしまった我らがプロデューサーは果たして美希の気持ちを大事にし、信頼を取り戻すことが出来るのか!?という、アニメ版「アイドルマスター」の前半の山場になる大切なエピソード。ここが外れると、後半失速も危惧されるくらいに(笑)。

 ライブ当日が近づいている中、懸命にレッスンを重ねる面々。その中に美希の姿は無く、皆も心配を募らせてレッスンに集中出来ないことも。そんな中、美希の携帯電話に電話やメールをしても一切応答が無い状況に一人焦るプロデューサー。律子に事情を話すと自分の軽率な受け答えに問題があったことを理解し、何とか美希と連絡を取るために奔走を始めます。しかし、やっと電話に出てくれた美希に「わがまま言うんじゃない!皆に迷惑掛けるのか!」と怒鳴ってしまうシーンは「おいおい、美希相手にそんな言い方じゃ駄目だろ!!」と観ているプロデューサーさん達の多くは思ったのではないでしょうか?(笑) そこは小鳥さんに指摘されて、また自分がプロデュースしている女の子たちに気持ちの上で1つ近づく瞬間でしたね。

 ライブ当日は確実に迫って来ており、ステージ下見・設営準備、新衣装(ラグジュアリー:ピンクダイヤモンド765)も到着。後は美希が戻って来ることを信じて、皆でステージの成功に向けて万全に準備を進めるだけ。気持ちが揺れ、不安を募らせる面々を春香が先頭に立って纏め、千早の思いも見え隠れする流れはちょっと胸が熱くなります。チームが団結する流れに「キャプテン翼」を思い浮かべてしまう私はどうかと思いますが(笑)。

 渋谷の街を気ままに歩く美希。「やる気を失くした」と言いつつも心のどこかに気にしている部分もあって、でも止めると決めてしまったが最後、それを元に戻すことも出来なくて。そういう揺れる気持ちがとても今回は丁寧に描かれていた様に感じます。特に、美希がプロデューサーに見つかってから、街中を一緒に歩きながらの会話から公園で鴨を眺めるシーンまでは、観ているこちらもパーフェクトコミュニケーションの連続で、不思議とアニメを観ている感覚よりもゲームをプレイしている時の感覚が蘇り(これはこれまで以上に的確に流れたBGMの効果も大きいと思います。「ED_Morning」が来た時は背筋に来ました)、ある意味アニメのプロデューサーと自分の視点がとうとう同じになった瞬間なのかな、と感じたのは12話を積み重ねて来た結果としては想像以上でした。

 鴨先生の話など、美希のエピソードとしては「アイドルマスター2」よりも前作の「アイドルマスター」に近い部分が多く、これは本編への組み込み方として正しい選択だと思いますし、原作であるゲームの様々なエッセンスを取り入れて独自のシナリオとして構成しているアニメ版は、本当に細部まで気を遣って制作されているな、と改めて感じました。そして、本編の尺を目一杯使いながら無駄が一切無いと感じる沢山の演出群も特筆したいところではありますね。
 奔放な美希が気ままに生活するだけに飽き足らず、辛いことや苦しいことがあってもドキドキワクワクを味わいたいと思い始めたこと。それは間違いなく、これまでの積み重ねがあったからこそ。要所要所で春香と千早の関係性を描いていることも含め、各回で登場するメンバーそれぞれに役割があり、それが効果的だからこそ積み重ねた結果を感じられるのだと思います。

 今回はこれまで少々活躍が少なめだった美希にスポットを当て、美希の魅力をしっかり描いた印象的なエピソードで、挿入歌「ふるふるフューチャー☆」、エンディングテーマ「ショッキングな彼」と、もう全てが美希づくし。公園での指きりのシーン、最高の笑顔でエンディングに繋ぐなど心に残るものも多かったです。そのエンディングの絵コンテは杏仁豆腐先生で、おにぎりクッションとか、ピクニックで大きなおにぎりを頬張る美希など、これまたジャケットイラストなどで積み重ねて来たものを存分に発揮していたと感じます。

 美希が復帰し、「次のライブ、絶対成功させる!」という思いで一致団結した765プロオールスターズ。次回は泣いても笑っても765プロ感謝祭の本番。単なるステージ披露にならない、ドラマチックな展開を期待したいですね。

 12話のスポンサーコールは真美(だと思う(笑))、「NO Make!」の案内は響。そろそろ本編の活躍ボリュームで決まる人選ではないのかもしれませんね。

 「NO Make!」(PW:MIKI)は「新しい衣装!新しい夢!(春香/やよい)」「千早の想い(千早/雪歩)」「ハム蔵のお悩み相談室(律子/響/ハム蔵(笑))」の3本。新衣装を試着してやよいのお母さんが裁縫が得意だという話から春香のお母さんの話になり、「トップアイドルになったら」を語り合う春香とやよい、美希の心配をする千早にプロデューサーと美希を信じるという雪歩、美希離脱の責任の一端を感じる律子がハム蔵と会話。そこにハム蔵を探しに来た響…など、割と珍しい組み合わせにも感じられるメンバーそれぞれの持ち味が活きていて良いショートエピソードでした。

 次回は「そして、彼女たちはきらめくステージへ」。1クールの大団円を演出しつつも、2クールへ橋渡す大事な回。正座して観なくては(笑)。

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2011年9月22日 (木)

「コナミシューティングコレクション」&「グラディウス ザ スロット」サウンドトラック到着!

Dscf2952 ここ最近、割と定期的にリリースされ、その術中にまんまとハマり中の(汗)コナミ関連CD。過去の資産を大変上手く活用されており、その当時をど真ん中に青春を過ごした私(笑)としては、やはり特別な思い入れもあって、見逃すことは出来ません。「ドラキュラ」の時は一瞬「粗製濫造」も懸念したのですが、前回の「グラディウス アルティメイトコレクション」で信頼を回復。今回は安心しての購入となりましたが、結果は如何に?!

 ということで、CD-BOX「コナミ シューティングコレクション」(10枚組)と「グラディウス・ザ・スロット」オリジナルサウンドトラックが届きましたので、聴いた所感を残しておこうと思います。

 先ずは「グラディウス・ザ・スロット」のオリジナルサウンドトラックから。

 ここ数年で、アニメやゲームコンテンツとスロットとの組み合わせは物凄く増え、アーケードゲームに取って代わられてしまっている様にも思えるスロット機種の数々。コナミも自社コンテンツを割と精力的にスロットで展開しており、とうとう「グラディウス」の登場となりました。私はスロットをやらないので、音でしか楽しんでいないのですが、実機を全く知らずともなかなか楽しむことが出来ました。
 ゲームミュージックというよりも、アニメのサントラ的に変化した感じのあるサウンド群ですが、それもそのはず。実機の演出もアニメ的になっており、何と主題歌も3曲ある(しかも割と良い感じ)という豪華さ。スロットのイメージで考えれば容易に「ビッグコアのテーマ」的なものが親和性高く感じてしまうわけですが(笑)、そうした素人発想を超えたレベルでキチンとまとめられており、原曲に縛られることのないアレンジと、逆に原作の世界観を壊さずにイメージを膨らませていたオリジナル楽曲群はしっかりと「グラディウス」と「スロット」を融合させることに成功していると感じました。
 原曲ファンであれば、「グラディウス」「グラディウスII」「グラディウスIII」の代表曲たちがどの様にリンクしているのかという視点で聴いても楽しめると思います。熱いビートを刻みダンサブルなアレンジは、気持ち良く「グラディウスの宇宙」に連れて行ってくれること請け合いです(「Free Flyer」「TABIDACHI」「A Way Out of The Difficulty」は魂が叫ぶ!)。何気にジングルも凄く良かったりします。
 一時期、スロット関連を家庭用ゲーム機に移植するのが流行っていたと思うのですが、最近は話題作でもパッタリ無くなりました。この「グラディウス・ザ・スロット」はプレイしてみたいと思うので、是非移植を!(笑) そうじゃないと、実機買っちゃいますよ?(爆)

 次は「コナミ シューティングコレクション」。

 前回の「グラディウス アルティメイトコレクション」よりも2枚多い、CD10枚組という今回のBOX。「シューティングのコナミ」と言われた黄金時代を振り返る、「グラディウス」の影に隠れつつも語り継がれるべき珠玉の名曲たちが一まとめでこうして聴ける喜びは格別です。既に所有しているCDに収録されているものもあるのですが、実機でしか楽しめないものや、CD化されてはいるものの入手困難であったり初収録のものもあり、それだけでも価値を見出すことは容易いBOXセットだと思います。

 各ディスク60分超(というよりほぼ全てが70分超)、各曲2ループ収録という構成。全て聴くのに11時間超えという超ボリュームに満足度が加われば家宝とも言えるアイテムと言えましょう(笑)。
 1枚目はアーケード系「沙羅曼蛇」。「オリジナル」「ライフフォース」「2」「デラックスパック」は勿論、ビートマニアやキーボードマニアに収録された楽曲までフォロー。
 2枚目はコンシューマ系「沙羅曼蛇」。ファミコン、MSX、PCエンジンに加え、アーケード版の未使用曲群を収録。何度聴いてもMSX版の「Operation Seedleek」と「Last Exit」は血が滾りますね。
 3枚目はオリジナル「ツインビー」。アーケードを基準に、ファミコン「もえろ」「3」、「だ!!」(ゲームボーイ、PSP)を収録。
 4枚目は第二世代「ツインビー」。アーケード「出たな!!」「ヤッホー!」、スーパーファミコン「Pop'n」を収録。キャラクターが全面に出て華やかになったものの、楽曲も素晴らしく昇華した感動が蘇ります。特に「出たな!!」は今聴いても素晴らしいメロディで「風の贈り物」「雲海を越えて」惑星メルに平和の戻る日」は目頭に来ます。
 5枚目は移植系「ツインビー」。「オリジナル」のファミコン、MSX(PSG、SCC)、「出たな!!」のX68000(SC-55版)、PCエンジン、開発中止になったPS2版の1面や、ビートマニアに収録されたものなど。目玉収録の多い中で注目はやはりMSX(SCC)ですね。先の「グラディウス」ではPSG版の収録が無かったMSX版ではありますが、今回は両方共収録。X68000版はMT-32ではなくSC-55を選ぶなど、「何を聴かせたいか」ということが感じられる選択には頭が下がる思いです(超マニアックなショップデモの音源まで収録とは!)。何度聴いても感動が蘇る「惑星メルに平和が戻る日」のSC-55版は本当に素晴らしい!
 6枚目は「サンダークロス」。移植の陽の目を殆ど見ていない「サンダークロス」は「1」と「2」の他、MSX「スペースマンボウ」を収録するという憎い演出(?)。
 7枚目はアーケード黄金期。「フラックアタック」「A-JAX」「トライゴン」の他、これらの中で関連曲が使われた「餓流禍」や「極上パロディウス」「セクシーパロディウス」のスペシャルステージ曲までも収録。勿論、ビートマニアも。CDの構成がキラリと光る1枚。ゲームはともかく(爆)、とても熱い楽曲で満たされる1枚です。「A-JAX」の未使用曲の中にまさかの「F-1スピリット」の楽曲があって驚きました。
 8枚目は次世代シューティング。「ゼクセクス」「アクスレイ」の他、「がんばれゴエモン2」に収録された「ゼクセクス」も収録。ここまで来るともう本当に「良く集めた」と感心しますね。ちなみに、「ゼクセクス」はコインデモではイレーネのしゃべりが入っていますが、その他のデモは音楽のみ。つまり「奴は何物だ」は残念ながら未収録です(笑)。
 9枚目はマニアック。主にファミコンで「知る人ぞ知る」的な「ファルシオン」「ジャイラス」(ディスクシステム、NES)「クライシスフォース」、アーケード「とべ!ポリスターズ」を収録。「ジャイラス」相変わらずカッコイイですね。割と最近プレイしたので「クライシスフォース」の収録も嬉しい限り。
 10枚目はボーナス。未発売に終わったアーケード「ビックバイパー」を全曲収録だけでなく、「ときめきメモリアル」収録の「フォースギア」を全曲、「ワイワイワールド」でのシューティング関連楽曲、ゲーム収録版ではない「グラディウス外伝」のデモ曲(聴き比べ用にオリジナルも収録)、X68000版「グラディウスII」のショップデモや、果ては「スクランブル」「スーパーコブラ」「ストラテジーX」「タイムパイロット」「ジャイラス」「ジュノファースト」「メガゾーン」「タイムパイロット'84」「ファイナライザー」といった、「グラディウス」以前の黎明期のコナミが発売したシューティング群のプレイ音源も収録。もう詰め込めるだけ詰め込んだと言う収録内容には脱帽です。特に未発売であった「ビックバイパー」を完全収録してくれたのは驚きです。当時プレイを心待ちにしていただけに、イメージが膨らみますね。

 駆け足でざっと聴くだけでも3時間掛かりましたが(笑)、これから1枚1枚じっくり聴いて行ければと思っています。大満足のCD-BOXであったのは言うまでもありません。となると、次に私が「おぉ」と思えるBOXは何が来るのかな…と期待せずにはいられません。

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2011年9月21日 (水)

「アイドルマスター」2012年カレンダー

Dscf2953 毎年何かしらのカレンダーは購入するものの、実際に使用しているのはお店や銀行、保険などで戴いた物。卓上カレンダーで事足りてしまったりするので、壁掛けなんて本当に出番がありません。でも、自分で購入するキャラクターもののカレンダーはその殆どが壁掛け(笑)。そして使わぬまま、カレンダーとしての役割を全うすることなく保管されて行きます。もう、明らかにコレクターアイテムという位置付け。そんなサイクルをもう何年続けているか定かではありませんが(笑)、そんなカレンダー群にまた仲間が加わりましたのでご紹介しておきます(笑)。

 2012年カレンダーで1番乗りを果たしたのはアニメ版「アイドルマスター」。Rioを差し置いて、というのは私にとって何気に凄いことかもしれません。

 キャラクターもののカレンダーの基本仕様である表紙1枚+2ヶ月単位6枚綴り。注目の絵柄は…

 表紙:番宣ポスターデザイン
 1-2月:響、やよい、真で、バイタルサンフラワー
 3-4月:千早、真、貴音で、スクールデイズブレザー
 5-6月:響、美希、春香で、ウェイトレス
 7-8月:真、美希、千早、貴音で天使のミズギ
 9-10月:あずさ、伊織、律子でグッドスリープパジャマ
 11-12月:千早、春香、美希、伊織、雪歩でピンクダイヤモンド765

 と、何れも雑誌掲載やグッズにて商品化されているもので、目新しさは無いものでした(汗)。まぁ、これも想像は出来ていたことはといえ、もう少し頑張って欲しかったなぁ…と。何より一番問題なのは、

 亜美も真美も居ないじゃないか!?

 いくら使い回し&季節的に合わせたとは言え、この辺りはもう少し均等に散りばめるべきだったと思うのは私だけではないと思います。ここが一番残念…というより問題です。ちゃんと描き下ろしで出し直して欲しいなぁ…と。

 そある意味かなり限定的なアイテムなのに内容が更に限定的なので(苦笑)、売れ残って叩き売られるのを待った方が良いかも。買えるうちに買っておくのが良いかな?ということで入手した私からのアドバイスでした…(笑)。

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2011年9月19日 (月)

今井麻美の華麗なる!?プロデューサー日記 ~アイマスとコスプレとゲームと~

Dscf2951_2 如月千早役の今井麻美さんが、月刊コミックREXにて2005年から5年間連載していたコラムが一纏めになって刊行されました。発売から約1ヶ月、ようやく先日読み終えたので所感を残しておこうと思います。

 回によりますが、基本的に見開きで連載1回分。全59回にも及ぶ連載は、アーケード版「アイドルマスター」が稼働してから、ネットワーク接続終了までの5年間にあった色々な「アイドルマスター」に関わる出来事を綴ってくださり、人柄が滲み出る書き口も手伝って、とても楽しむことが出来ました。特に、アーケード版があったからこそ、今に繋がる「アイドルマスター」の文化が確立したのだな、ということを実感することが出来たのは私にとって大変有意義なものでありました(アーケード版稼働前にチェックし、稼働後も筐体の前まで行っておきながら、結果的に未プレイのまま終わってしまった私ではあるのですが、アーケードゲームでのコミュニティ形成文化を今の様なネットワーク時代以前に体験していたことで、当時と何が変わり、何が同じかということを感じることが出来ました。「アイドルマスター」というコンテンツにおいて、アーケード版に思い入れが強い人が多いのも理解出来ます)。

 自分で改めて思ったのが「自分も”アイドルマスター”というコンテンツとの付き合いが長くなった」ということ。全128ページ中、36ページ以降は全てキチンと自分の中で「アイドルマスター」に対しての意識があり、何かしらのリンクするもの、体験しているものであり、まだまだ今の様な理解や想いの無い頃の自分の状況も併せて感じられたというのも、この本を楽しめた要因の1つになっているのは間違いありません。

 Xbox360版を購入してからのこと、初めて関連CDを購入した時のこと、初めてライブに参加した時のこと、その後のライブ開催やゲーム発売を積み重ねて今の自分の気持ちがあること。まだキチンと理解していなかった頃にあった出来事を今の視点で感じられること。その全てはこの1冊の中にあります。今井麻美さんのことを良く知っているとは言えない私ではありますが、色々な表情が写真や文章から見て取れ、「アイマスタジオ」を聴いているお陰もあって少し身近に感じることも出来ました(笑)。

 写真集ではないので、表紙で謳われているほど「コスプレ」という部分を感じることはなく、普通にコラムとして楽しむことが出来ました。5年間の歩みを、自分の時系列と重ねながら楽しむ事の出来る1冊。多くの人に手に取って欲しいな、と思います。

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2011年9月18日 (日)

蛍火の杜へ

Dscf2950 全くこの映画の情報を知らずにいた私ではあるのですが、たまたまタイミング良くこの映画を知っている友人と逢う約束をしていた中で、観に行こうという話になり急遽行くことに決めた「蛍火の杜へ」。公開日翌日のレイトショーに行って来ました。

 事前にシネ・リーブル池袋のサイトで情報を確認すると、前売はしないものの当日朝から全ての上映回についてのチケットを販売するということでしたので、上映館が少ない上、公開間もないということから、レイトショーとは言え直前に来たら入れない可能性が高いと判断し、開場前の8:15頃に現地入り。20名ほどが既に並んでいましたが、余裕の状態。開場まで30分くらい待つのは問題ありませんでした。時間が迫って来ると来場者も増えて来ましたが、初回上映である9:10を観に来ている方が多く、レイトショーのチケットは余裕で確保。

 レイトショー上映の集合時間10分前に会場に着くと、既に「全ての回におけるチケット販売は終了」と書かれている札が出ており、早めに来場してチケットを確保して正解だったな、と思いました。私はそこそこ家から近いから良いものの、これが遠方の方であれば、時間の使い方が難しいよなぁ…と感じる部分も(先日の「テイルズ オブ カフェ」の様な感覚)。

 予告編(「とある飛空士への追憶」と「餓狼」の2本)を流した後、本編上映開始。44分という短い本編で、どの様な物語で魅せてくれるのでしょうか。

 スタッフは「夏目友人帳」を担当されている方々で構成され、シリーズも好評を得ているだけでなく、私にとっては「恋風」や「地獄少女」など、美術や和のテイストの表現が非常に長けていると感じる、大森貴弘監督作品という部分が興味を持たせてくれました。

 6歳の頃、夏休みにおじいちゃんの家に遊びに行った際、近づくなと言われていた山へ一人で遊びに行った主人公である蛍。結果的に迷って泣いていたところを助けてくれたのが、狐の面を被った青年ギン。人間に触れると消えてしまうというギンと、その時まだ6歳の少女であった蛍との出逢いがもたらす、切ない恋模様。一言でいってしまうと、そんな物語ではありますが、短編ながらも急ぎすぎることもなく、ひたすら丁寧に的確にギンと蛍の気持ちを育んで進む演出で構成された1本になっていたと思いました。

 毎年夏にしか会えないギンと蛍。蛍は6歳から16歳まで毎年毎年夏にギンに会いに行くも、自分の視線が上がって来ているのに対し、ギンは見た目が変わらない。妖怪ではないものの、人ではないその存在に惹かれている蛍の心情。それに対するギンの心情。触れたくても触れられない二人の気持ちを積み重ねて、訪れる突然の別れ。その別れは逆に初めて二人が本当に触れ合う初めての瞬間でもあり、そのあまりの突然さとあっけなさは、正に言葉を失いました。もし、その時に別れが来ずとも、結果的に時間が二人を分かつことになったことは明白であり、永遠の時を生きたかもしれない中で、消え逝く瞬間に最高の幸せを得たギンと、ギンへの想いと触れられないという葛藤の中で10年間闘って来た蛍の気持ちを思うと大変切なく、映画を観ている時に感じる感情よりも、噛み締めて後々感じる感情の方が大きかったです(その為、観終わるまでに、あまり気持ちが揺さぶられることがありませんでした)。物語を言葉に説明して感じる内容よりも、台詞や映像に表れない行間部分が圧倒的に多い映画というのも、この映画の持つ独特のものかな、と思います。

 映像として、物語として好き嫌いの分かれそうな作品かもしれませんが、この結末に何を感じるのかで印象は変わる様に思えます。その瞬間瞬間が掛け替えの無いものであったことが感じられていたならば、この最後こそが二人にとって最高の幸せだったのかもしれないな、と私は感じています。

 派手さは全くありませんが、映像にも音にも拘りを感じる丁寧な創りは誰もが認めるところではないでしょうか。ひと夏の終わりに、とても素敵な物語を味わえたかな、と思います。

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2011年9月17日 (土)

東京ゲームショウ2011「THE IDOLM@STER TGS SPECIAL EVENT 02 アニメもゲームもグラビアも!全部まとめてアイドルマスター!!」

Dscf2949 今年もやって来ました「東京ゲームショウ2011」。皆勤賞とは言え、段々とゲームショウに来る本来の目的が少なくなって来ている(つまり、出展されているハードやソフトの新たな情報や実機に触れる機会に楽しみを見出し辛くなっている)のも事実。昨年はもそんな感じであったものの、「アイドルマスター」のステージイベントがあるということをメインに足を運び、結果的に興味を持ったソフト達に出会えて、”ゲームショウ”として意義のあるものになりました。色々な意味で波乱含みのイベントとなった「アイドルマスター」のステージイベント(決起集会)からも1年経った今年、やはり足を運ぶ状況・理由が同じになってしまったのがちょっと自分的に微妙な気持ちはあるものの、そこは割り切って「参加意義があるだけ良い!(笑)」ということで足を運んで来ました(って、前置き長い(汗))。

 で、今年のTGSでの「アイドルマスター」イベントは、ビジネスデーも含めると3日もあり、毎年一般公開日初日に行くことを決めている為に、狙うは2つ目のステージイベント。メインステージで披露されるイベントでもある2つ目は、ライブ中継もしないということと、整理券配布枚数も多いであろうということで好都合。昨年は、5周年記念ライブで最高に盛り上がった状態で「アイドルマスター2」の初イベントを迎えるということもあって、物凄い注目度の高さも手伝って、始発で会場である海浜幕張へ行く努力をして何とか貰えた整理券。今年はアニメ版「アイドルマスター」も上々の出来で盛り上がっている中の開催。これは、昨年同様か昨年以上に争奪戦が厳しいのではないか?と予想するも、始発以上の努力をする気は無いので、地元駅5:01発・海浜幕張6:11着のプランで現地に向かうことに。整理券が得られなかったことを考えて、1回目のイベントのライブ配信を観て、気持ちの上での満足度を予め上げておくことを忘れませんでした(笑)。

 当日、台風も近づく中で天候が危ぶまれ、交通機関が乱れたりすることを心配したのですが、無事に幕張に予定通り到着。その後、同行する友人と合流して会場へ。手荷物検査を通過して入場待機列へ。電車に乗っている時や手荷物検査列に並んでいる時には、昨年よりも人が多い様に感じたものの、入場待機列に並んでみると何となく昨年よりも人が少ない様にも感じました。何とか整理券に辿り着けることを祈って待機するしかありません。

 待機中、強烈に雨が降ったりして大変でしたが、開場予定時間を30分前倒してくれた様で、10時を待たずに列がどんどん進み始めました。そして、無事に整理券を得ることが出来、始発で来たことが無駄にならずに済んで一安心。入場してから、物販に並ぼうかと思ったのですが、そこそこの人が並んでいるのを見て時間的に厳しいかな?と断念。いくつかのブースを冷やかしているとメインステージへの入場待機時間になったので、そのままステージに向かいました。

 入場が始まり、ステージを目の前にして思ったのは「昨年より収容客数が多いかな?」ということ。座席数が結構多く、立ち見エリアも広い印象。立ち見3列目中央くらいを陣取ることが出来て視界も良好。1点不安要素になったのは、座席エリア最後列にどこかで見たことのある迷惑要素の根源であるオタ芸披露の連中が居たこと(苦笑)。まぁ、座席は立ち上がってはいけない、立ち見エリアはジャンプ禁止など色々注意事項もあるので、そこまで不安に思う必要もないかな…。

 定刻12:00になって、いよいよステージが始まりました。

 イベントタイトルコール後、流れるは「READY!!」。キャストが登場しながら、そのままライブへ! 登場したキャストの皆さんも、5周年記念ライブ用に用意された黒と銀とピンクをベースにした衣装で登場し、イベントというよりはライブ部分も比重が置かれているものを予感させます。「READY!!」という、会場を温めるには最高のスタートを切ったと言えるこのイベント。8/10の「READY!!」発売記念イベントでは正面から振り付けを観ることが出来なかったので、私にとっては正に待望の披露! 会場の声援もライブよりは弱めながらも安定感はありました。

 「READY!!」が終わってメンバーの自己紹介。中村さん、長谷川さん、浅倉さん、仁後さん、平田さん、原さんの6名が今回の出演者で、なかなか豪華な顔ぶれ。長く携わっている仁後さんや平田さんはTGS初参加ということで、その雰囲気を楽しんでいる様子が伺えました。

 一通りの会話が終わった後、アニメの話からPS3版「アイドルマスター」の紹介ということで呼び込まれた坂上プロデューサー。定着した「変態コール」もあり、いつもの空気に坂上さんもちょっと安心している様に感じたのは私だけでしょうか?(笑) 「そろそろ変態というのも」という坂上Pに対して、新たなコール「ド変態」が決定?し、「それじゃ呼びにくいでしょ?!」と突っ込む坂上Pがちょっと楽しそうだったのが印象に残っています。

 PS3版の初回限定生産版の同梱物の紹介や「グラビアフォーユー!」の実機プレイ。その写真撮影部分は、中村さん・平田さん、長谷川さん・仁後さん、浅倉さん・原さんの3チーム(奇しくもラジオ番組コンビっぽく分かれました)に分かれ、それぞれ「これぞ!」の1枚を披露。それぞれのカラーが出た(?)写真を楽しませて頂きました。見事会場の皆さんから「一番良かった」と評価された浅倉さん・原さんのチームの写真が壁紙として配信されることが決定。詳しくは公式サイトにて、ということでした。

 紹介コーナーが終わったのが開始30分くらい。時間一杯ということであるならば、残る30分は…ライブ! ということで、待望のライブステージが再開です!!

 先程「グラビアフォーユー!」で分けられたデュオにて歌を披露。トップバッターは長谷川さん・仁後さんによる「キラメキラリ」。ライブの空気を元に戻すには最良の選曲。純粋なライブの時よりは制約がある分、全力全開とは言えませんが、楽しむ姿勢は変わらずに。

 続く2曲目は浅倉さん・原さんによる「Little Match Girl」。6周年の時に続いて、これを聴くことが出来たのはとても嬉しかったです。これを聴いて改めて思ったのは「この歌は雪歩の歌なんだな」ということ。やはり、早くM@STER VERSIONの収録CDを発売して欲しい! ダンスもゲームをかなり踏襲しており、完成度の高い楽曲にマッチして心に残ります。

 そして3曲目は中村さん・平田さんによる「おもいでのはじまり」。この曲が早くも生で聴けるとは!! 実はこの二人の組み合わせによる歌「Yes♪」も大好きな私としては、「おもいでのはじまり」にも共通して「神様」に掛かる詞があることもあって、物凄く胸に来るものがあり、ちょっと目頭に来ました。これ、本当のライブの時に唄われたら結構来ちゃいそうです。

 3チームの歌披露が終わったところで全員集合。もう「READY!!」は終わったから「GO MY WAY!!」や「The world is all one!!」かな?と思っていたら、まさかまさかの新曲披露! しかも宇宙最速!(笑) ということで、披露されたのは「CHANGE!!!!」。アニメ版「アイドルマスター」の新オープニングテーマということで、現在1クールの佳境に入っている本編進行に合わせてやはり変えて来ました! 準備から変化に。この先の展開も散りばめられた歌詞も素敵で、早くフルコーラスを聴きたい!と思わせるものでした。

 アニメの今後の展開、PS3版の発売から始まるゲームの今後の展開など、まだまだ展開を進めるアイドルマスター。ステージ上の6名から一言頂いて、最後に1曲! ということで披露されたのは「THE IDOLM@STER 2nd-Mix」。定番中の定番ですから、安定感は抜群! 会場中のヒートアップもピークに達した瞬間がここにはあったと感じました。気が付けば、最初にあった不安要素となる輩もその場所におらず(退席を迫られた?まぁ、どうでも良いのですが(笑))、昨年の「決起集会」とは違って私個人だけでなく、会場の皆さんの満足度も高かった様に感じたイベントでした。勿論、最後は「アイマスですよアイマス!」で終了。朝一番に来た労力は十分労ってもらえたイベントだったと思います。

 その後、バンダイナムコゲームスブースでPVを一通り観たり、各ブースを適当に冷やかして私の東京ゲームショウ2011は閉幕となりました(結局、物販では何も購入しませんでした(笑))。昨年と違ってビビッと来るソフトを1本も新発見をすることが出来なかったゲームショウとなったのは残念に思うものの、「アイドルマスター」のイベントとして楽しめたので結果オーライと割り切ります(笑)。参加された皆様、ステージに関わってくださった皆様、お疲れ様でした!

 ということで、今後の展開も含め、まだまだ「アイドルマスター」というコンテンツの付き合いは続きそうです。出来ることなら10周年は迎えて欲しいな、と思いますが果たして?! 第一線で10年活躍出来るコンテンツはそうそうありませんから、その観点からの歴史に名を刻んで欲しいと思っています。

 可能なら3つ目のイベントのある明日も足を運びたかったです…(涙)。まぁ、ライブ配信されると思うので、その点は喜ばしいことではありますが。

[2011.09.18追記]

 9/18分のライブ配信観ました! ライブ感覚という意味では、3つ目が最高潮だったかもしれませんね。「いっぱいいっぱい」「arcadia」「ポジティブ!」「七彩ボタン」「READY!!」と盛り上がるセットリストで、配信を観ながら気持ちが上がりました。若林さん、今井さん、下田さんのトークも楽しめ、今年のTGSで「アイドルマスター」はその存在感をまた示せたのではないでしょうか。大盛況で良かったな、と(昨年がアレだったので、ちょっと不安はあったのですが、杞憂に終わって良かったです…)。

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2011年9月16日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#11 「期待、不安、そして予兆」

 テスト間近ということで制服のままで事務所に来る春香。先客のやよいも自宅ではなかなか勉強に集中出来ないということで勉強中。そんな中、これまで積み重ねて来た様々なことが実り、竜宮小町主体とはいえ、765プロ感謝祭の開催が実現!観ている私達も待望のライブステージです!!

 ライブに向けて新曲の用意がなされ、みんなの士気も上がります。勿論、観ている私達もテンションアップ(笑)。ステージ披露に向けて練習に励む面々ですが、それぞれに得手不得手があって練習が思う様に進まず、完成させるのは難しいと判断した先生はレベルを下げる提案を持ち掛けるものの、皆でサポートし合って全力でステージを創り上げると団結。春香・千早・美希、真・雪歩・貴音、やよい・響・真美と3チームに分かれ、竜宮小町に負けない様にそれぞれがレッスンに励みます(このチーム分けも凄く自然な組み合わせ。流石です)。そんな彼女たちの姿を写しながら、特に春香をクローズアップして、流れるは「笑って!」。もう、前奏が流れただけで目頭に来た私ではありましたが、演出に対する選曲としては最高の組み合わせ。学業もレッスンも「楽しいことだけじゃないけど、私頑張ってるからね」という歌詞は、春香の姿だけでなく、765プロみんなの姿に、そして視聴者である私たち自身にも沁みるものであります。
 疲れてバテ気味のメンバーに飴を配ったり、周囲にいつも気を配って笑顔を絶やさない。けれど、直向きに頑張る春香の姿は765プロの中で確実に支えになっているのを感じます。そんな春香も頑張り過ぎてしまうのが玉に瑕。ちょっと無理が祟ってレッスン中に足を捻ってしまうものの、真の応急処置のお陰で大事に至らずに済みました。
 一方で練習しても練習しても上手く行かずに焦る雪歩は「足を引っ張るくらいなら出演しない」と言い始めます。しかし、それを諭す貴音。この役割は個人的に素晴らしい!と思ってしまいました。「覚悟が足りない」という言葉に、それぞれが感じるものがあったと思います。
 竜宮小町も厳しいレッスンを重ねている光景を見て、自主練習に励む春香。その姿を見てサポートする千早。手応えを掴んだものの帰宅出来ない時間になってしまい、千早宅へ泊ることになる春香。遠距離通勤している春香、765プロの中では春香に心を開いている千早など、流れに全く無理がなく、そして千早宅にて料理を作る傍ら、雑談の内容や室内の映し方で千早自身について語られる流れもとても上手かったですね(写真に弟と思しき男の子と一緒に収まっているので、どこかで何か語られるでしょうか…)。

 これらの各場面を彩るBGMが今回はまた素晴らしかったです。「i」のアコースティックギターアレンジ、「蒼い鳥」や「GO MY WAY!!」のアレンジも大変効果的に使われ、サントラCDを聴く楽しみも増えているというのは、ある意味凄いことかもしれません。

 それぞれが色々な想いを胸にステージに向けて頑張っている中、その前からやる気に満ちていた美希に、まさかの展開。6話で美希が覚醒した切っ掛けとなった「頑張れば竜宮小町に入れてもらえるか」という美希の問いに対して、電話でバタついていた中にいい加減な回答をしてしまったプロデューサーにツケが回って来るとは。「うそつき」という一言を残して、美希の覚醒モードがオフに…。美希の信頼を落としてしまったこの状況をどの様に回復するのか、我らがプロデューサー腕の見せ所だ!

 今回は、そのサブタイトル通り「期待」「不安」「予兆」という、これからの展開に必要な大事なエピソードだったと思います。竜宮小町以外の765プロメンバーをどの様に面倒見て行くのか、という部分はこれまで予想以上に上手く積み重ねられて来ていると感じます。こういった沢山の山や谷を越えて、初めての煌めくステージに到達出来れば1クール目(?)は成功かな、と。それが今回用意された新曲の意味にまで結び付けられたら、心揺さぶられそうですね。アイドル達それぞれに色々振り回され、悩まされ、ぶつかりながらも勝ち取る栄光。そういうのも「アイマスらしさ」ですから、こういう物語の流れになってくれたのは嬉しい限り。

 挿入歌「笑って!」、エンディング「START!!」と選曲もバッチリで、本編内容も含めてなかなかに春香尽くしのエピソードとも言えるものでしたが、春香主体で物語を描かずとも、何気ない演出の積み重ねで「天海春香」というキャラクターをしっかり定着させられるのだな、と春香が実に春香らしく描かれていることが嬉しく思いました。

 11話のスポンサーコールは千早、「NO Make!」の案内はやよい。今回はそれぞれにスポットが当たりましたし、順当なところでしょうか。

 「NO Make!」(PW:BENKYOU)は「響と真美のレッスン帰り道(響/真美)」「影の功労者(貴音/やよい)」「美希、全力でレッスン中!(美希/伊織)」の3本。響と真美、レッスンで帰宅が遅くなったことから家族の話になりつつ、実は結構似た者同士?なんて感じる1本だったり、数学が苦手なやよいに身近なものに置き換えて考えることを教える貴音だったり、竜宮小町に入ることを信じて頑張る美希の思いと、その真意に気付かず受け答える伊織など、11話のエピソードに華を添える3本。地味に効果的に思える「NO Make!」は今回も良い感じでした。

 次回は「一方通行の終着点」。前半の山場と言える回になりそうなタイトルにあれこれ想像してしまいますが、美希の動向やプロデューサーの対応など目が離せない内容満載で楽しみです(感謝祭開催は次々回かな?)。それにしても、よくぞここまで安定したクオリティで毎週楽しませてくれているなぁ、と改めて思う今日この頃です。

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2011年9月11日 (日)

「765プロ社員専用 アイドルマスター2 ちびキャラらば」到着

Dscf2948 バンダイナムコゲームスの直販サイト「ララビットマーケット」にて展開されている「765プロ購買部」。Xbox360版「アイドルマスター2」の初回版に同梱されている社員証記載のIDを入力することにより入れるこのエリアは、所属プロデューサー用に幾つかの専売アイテムを扱っています。今回ご紹介する「アイドルマスター2 ちびキャラらば」もその1つ。当初発売が7月上旬だったのですが、クオリティアップの為に9月上旬に延期になり、こうして無事に9/7に届きました。

 このアイテム、最初は購入するか否かとても迷っていたのですが、迷っているうちに「在庫切れ」となり、購入することが出来なくなりました。在庫切れはイコール販売終了と同義だと思っていたので、「こんなことなら注文しておけば…」と思っていたところ、後に「追加販売受付」との報が。そんなことで注文してしまった訳ですが、現時点でも「在庫切れ」にはなっておらず…。「してやられた!」感が(笑)。

 まぁ、それはそれとして。

 このアイテム、ユニット単位(?)なら一般販売(765プロ購買部ではなく通常のララビット内)でも購入可能ですが、セット商品としてユニットセットを全て購入するよりお安い上、高木社長メダルの色が異なり、1BOXに収められているという差別化がされています。逆に言えばそれだけなので(笑)、どの程度の価値があるかは微妙なところではありますが…。

 内容としては、まぁよくあるラバーストラップで、通常よりも色数を使っている商品ということで、発売も2ヶ月近く延期したこともあって、仕上がりは上々。そこそこお高い買い物ではありましたが、そこはまぁファンアイテムですから。

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2011年9月10日 (土)

【報告】テイルズ オブ エクシリア(TOX)進捗 20110909

 2009年12月にWiiにて「テイルズ オブ グレイセス」が発売されてから2年近く経ち、久し振りに完全新作のマザーシップタイトルがプレイ出来る日がやって来ました。「テイルズ オブ」の15周年記念作品と銘打たれ、現時点で最高峰の性能を持つ据え置きコンシューマー機「プレイステーション3」専用として開発された「テイルズ オブ エクシリア」。携帯機のゲームより、圧倒的に据え置き機のゲームが好きな私としては、本当に「待ってました!」という1本でした。現在、プレイ時間10:34、ジュードLv.18という状況ですが、この時点で感じた「ファーストインプレッション」を残しておこうと思います。

●物語
 シリーズ特有のジャンルは「揺ぎなき信念のRPG」。主題歌は浜崎あゆみさんの歌う「progress」。プレイ10時間の中で「揺ぎなき信念」を強烈に感じるということはないながらも、積み重ねて来た中で主人公のジュードが悩みながらも成長し始めているのは感じられ、描こうとしているテーマも感じられています。主題歌の歌詞の意味も少しずつリンクして来た感覚もあります。
 今回、主人公がジュードとミラの二人であり、スタート時にどちらか一方を選択する必要があります。選択した方のキャラクター視点で物語が描かれるということもあり、2人の視点で物語を体験してこそ「テイルズ オブ エクシリア」の物語は完成するのでしょう。最初の1回目はやはりジュードを選択。やはり、ミラの視点で物語を知るのは後にすべきとの考えですね。”ボーイミーツガール”ですから(笑)。

 インターンとして、卒業間近で研修に来ている主人公ジュード。いつもの通り、病院にて患者さんの面倒を見ながらも卒業に向けて忙しい日々を送っていた中、担当の先生が栄誉ある賞を受賞したとの報が入り、出掛けてしまった先生の行き先を知っていたジュードが、受賞を伝える為に先生を迎えに行くのですが、そこでは「もう帰った」と言われてしまうものの、退館記録のサインは本人筆記でないものであることに不審を抱きます。そこでどうしようか思案している中、街の灯りが全て消えると同時に水路に現れた一人の女性。その姿を目撃したジュードは後を追い、ミラとジュードの二人は出逢うことになります。結果的に館内に侵入したジュードは、その中で行われていたとんでも無い研究・実験を目の当たりにします。そして、それがジュードの運命を大きく変えてしまうことになる…といった感じでスタートします。

 ここまで書いた進行で最初の1時間半くらい経過し、オープニングが流れます。それまでは、オープニングすら観ることが出来ない(と思う)のですが、この方法はPS2版「テイルズ オブ デスティニー」も同様でしたので、掴みさえ良ければOK。その点、「エクシリア」は上手く出来ているのではないかと思います。そこから進行して10時間経った今、少しずつ外郭が見え始めて来たものの、まだまだ核心までは遠そうですね。パーティキャラもまだ全員登場していませんし、今後の展開はとても楽しみにしています。

●システム
 インストール必須の(ソフトを初めて起動させたら、強制的にインストールが始まるという意味では、「ヴェスペリア」や「グレイセス エフ」とは異なる)プレイ環境は、とても快適で今のところ文句なし。

 街中は初めてカメラを自由に視点変更・回転出来る様になり、ようやく普通のゲームになったかと(笑)。街やフィールドがプレイキャラと同様のスケールで描かれているので、その部分は「グレイセス」にかなり近い感覚があります。ただ、全方向にカメラが動くことで更に広さを感じるだけでなく、散策が物凄く大変です。その分、マップが最初から表示されており(塗り潰す必要も無い)、宝箱や素材採取ポイントなどが発見ベースでオート記入されるのは助かります。それでも見落としている部分もありそうですが…。ちなみに、私は上下左右のカメラはそれぞれリバース、マップは一緒に回転させる方がやりやすいので変更しています。メッセージに関しては、勝手に進むと読み切れない場合があるので最初は自分でボタンを押して進める様に設定していたのですが、それだと強制イベント中だとテンポが異様に悪いので、元に戻すとやはり読み切れない場合があり、かと言って全表示でなくすとそれはまたテンポが悪いし…と、丁度良く調整出来ないのは難点かも(これまでのシリーズで1度もそんなことを感じたことが無かったので)。

 今回、各お店が全箇所共通となり、「ショップビルド」という素材を納入したり、ガルドを費やしたり、売買をすることによってお店のレベルを上げ、それにより商品が充実し、価格も変わるという「アビス」と「グレイセス」の仕組みを足した様なシステムとなっています。その為、これを何もしないと装具類やアイテムは一向に充実しません。「新しい街へ行ったら強い武器と買い替える」という流れは全く無く、自分で買うタイミングを考える(ショップレベルを上げて安くなってから購入するなど)というのは、最初「面倒かも?」と感じましたが、プレイしているうちに慣れて「良いかも」と思う様になりました。なので、ガルドで困ることは無いかもしれません。ただ、土地毎に特色のあるものが売られているというのもRPGの醍醐味だったりする視点で行けば、物足りなさを感じるのも事実としてありますね。

 料理については、素材を購入してレシピを覚えて…というものでは全くなく、先に触れたお店群の1つとなって、料理も購入するのが基本となりました。ショップレベルを上げれば自然とメニューも増える、という感じです。同じメニューでも大盛りがあれば、効果を発揮する戦闘数が増えたりします。この辺りは「イノセンス」と同様ですね(といっても、調理をするという点では「イノセンス」とは異なりますが)。

 街中に居る人はかなり多いものの、話し掛けられる人は決まっており、話すことのある人、話し終わった人が頭上のアイコンで分かる様になっているのはプレイしやすい反面、なんだか機械的で温かみに欠ける気がするのは一長一短ですね。街中では色々な会話が音声として聴こえて来たりするので、そういう面では新鮮な部分もあるにはあります。逆に、サブイベントの対象となる人の頭上に「!」のアイコンが付いているのはとても嬉しい配慮。そして、進行中のサブイベントが常にチェック出来るというのもプレイアビリティ向上に役立っており、これは「グレイセス」のシステムを進化させて「英雄伝説 空の軌跡」的になったとも言えますね。

 セーブに「デスティニー2」以来と思われる「クイックセーブ」が搭載され、止めたい時にいつでも止められるという、まとまった時間が取れない人への救済がなされているのは大歓迎。その代わりと言っては何ですが、セーブアイコンで体力が全回復してくれる仕様がなくなった様で、そこは注意が必要かも。

 これまでの様にボタンで始められるスキット以外に、歩いていると勝手にし始まるおしゃべりがあるのですが、これはもう少しタイミングを考えた方が良いと思いました。特に、強制イベントやマップ切り替えの直前のタイミングで始まったものは強制遮断されて聴くことが出来なくなり、プレイしている途中で何度か経験しているので、配慮が足りない証拠。まぁ、大した話でなかったのだとしても、途中で切られてしまうのはあまり良い気分ではありませんからね。

 成長システムとして「リリアルオーブ」というのがあり、蜘蛛の巣の様なマトリックスに対して、成長させたいポイントを自分で割り振って伸ばして行くというもの。「リバース」や、PS2版「デスティニー」のソーディアン、「ハーツ」のソーマの成長システムにも感覚的に近いものがあり、自分の意思を反映させられるという意味では悪くないと思います。ただ、特化型としてある一箇所だけを成長させることは出来ないみたいなので、結局は十人十色にはならなそうですが…。ただ、「ヴェスペリア」的なスキルも健在。オーブの成長に伴うスキルポイントやスキルそのものの獲得により伸ばして行く過程は十人十色になりそうですね。

 そして、注目の戦闘ですが、直近の「グレイセス」に慣れ過ぎた為に、どうしてもアラウンドステップだったり、動かずにチェインキャパを回復させようとする行動が抜け切れない私でしたが(汗)、ようやく慣れて来た感じです。そうなると、戦闘の感覚は「ヴェスペリア」に近い感じですね。共鳴術技なんかはフェイタルストライクの様な感覚だし、オーバーリミッツゲージ的なものもありますし(共鳴しないと溜まらないのが違う点)、スピード感はなかなかのもの。戦闘中に出て来るチャットも思ったより気にならないですし、共鳴する相手によって自分の戦術の組み合わせが色々変わり、色々なことが出来る割には意外と難しくない(勿論、極めようと色々探すのは大変)というのは良く練られているな、と感じました。まだメンバーが全員揃っていないからというのもあるかもしれませんが、戦闘終了後の掛け合いはちょっと少なめに感じます。個性が見て取れるチャットは結構頻繁に出るだけに、そこは少々物足りない感じです。これからに期待。それと、操作感については、これまでの「テイルズ オブ」を踏襲しているので、プレイを重ねて来た人には難なく入れると思います。

 チュートリアルや新たに遭遇した事象の説明もなかなか充実しており、「ヴェスペリア」の時に良かったと感じたものと、「グレイセス」の時に「もっとこうすれば」と感じたものを上手く昇華させてくれた様です。

 全体的に見て、これまでのシリーズの良いところを昇華させ、しっかりと仕上げて来た感じです。ちょっと粗も見て取れる気もしますが、ここまで気持ち良くプレイ出来る、しかもそれ程難しくない。それでいて、やり応えもある。現時点では「15周年記念」という冠に相応しいレベルに仕上がっていると感じられます。
 
●音楽
 これまでの「テイルズ オブ」の方向性は確かに感じるものの、もっと壮大な感じがします。これは映像の影響もあるかもしれませんが、音楽の面でも「集大成」的な印象が残ります。戦闘、フィールド、街、森、…と、どれもが場面にマッチした楽曲ではあると感じます。まだまだ序盤ですから、どれほど心に残る曲と出逢えるのかは楽しみですね。

●映像
 流石はPS3!と思う反面、背景映像と自分の足元のグラフィックとの一体感が若干欠ける様に感じる部分がちょくちょくあり、世界観を構築するスケール感は凄くあるのですが、時折「ん?」と思う時があります。ハリウッド映画を観ていて、CGは凄いけれど、それがCGだと感じられてしまう瞬間に萎える…という感覚が近いでしょうか。
 それとは別に、オープニングの映像は圧倒的に綺麗。これまでのプロダクションI.G担当のものとはレベルが違い過ぎると感じられるユーフォーテーブルの本気を感じます。綺麗なだけでなく、ダイナミックな動き、各キャラクター達の魅力や意志を感じるカット、ドラマの展開など、これまでのオープニングの中で間違いなくトップレベルのものが完成されたと思います。テーマ曲も、CDで聴いたフルコーラス版は何故か奮わなかったのに、映像と合わせると凄いパワーを感じるのが面白いです。

●取り敢えず
 現在のプレイ状況から見て、まだまだ分かりませんが、惹き付けられ方はかなりのものです。ただ、冒頭の惹き付けが強かった反面、最初のボス戦に到達するまでが随分と長く感じ、そこは最初が強烈だった分、損をしてしまっているかな…と思います。ただ、「アビス」の六神将や「リバース」の四星の様に、立ちはだかる敵軍の将たちとの関わりも出て来始め、展開に勢いが付き始めて来れば止まらない感覚はあるので、焦らずじっくりと味わいながら進めて行きたいと思います。シリーズ定番の「アイフリードのお宝」「漆黒の翼」「ギガントモンスター(?)」の要素も出て来たので、色々脇道も楽しめそうです。先ずはストーリーの根幹を理解する1周目。最後まで楽しんで、満足度も高い作品になってくれることに期待しています!

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2011年9月 9日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#10 「みんなで、少しでも前へ」

 アニメ版「アイドルマスター」も気が付けば10話目。ここまで、良くアニメから遠のいていた私に感想を書き続けさせてくれました。これって実は凄いことだったりします(笑)。

 「芸能事務所対抗大運動会」「芸能人対抗大運動会」と呼び名が統一されていないのが気になるところではありますが(汗)、次回予告から予想した通り、今回は事務所対抗の運動会。竜宮小町デビューの後、少しずつ注目を集めて来た765プロにも参加権が与えられたというのは、着実に前進している証。これを機にまだまだ無名とも言える”竜宮小町以外の”アイドル達にも注目を集める絶好のチャンス! 生中継ということで、一発勝負であることからも気合十分な面々。社長と小鳥さんは事務所でお留守番(笑)。

 冒頭、既に競技「二人三脚」を終えた伊織と真が喧嘩中。割と良くある光景で始まり、その仲裁に入る雪歩が直後「雪歩は黙ってて!」と一喝される光景もまたお約束。そんな日常的な光景の中、「飴玉探し」と思われる競技から帰還する響と貴音とハム蔵。1位を獲ったというところから、765プロの快進撃が始まります。でも、1位を獲ったと戻って来た響や貴音が報告して「おぉー」という他のメンバーは、競技中見ていなかった?(笑)

 事務所対抗ということで、アイドル業界の面々が集う様は、ゲームでは見られない「芸能界」の一角がちょっと見て取れ、他アイドルや事務所について描ききれないことからゲーム中に確実にある”違和感”を緩和していました。そして、その延長上にあるとは言え、全く想像していなかった演出がこの後登場するとは…!

 パン食い競争でビリながらも美味しいところを持って行き目立つあずさ、三輪車競争でトップを勝ち取る美希、チアリーディングで終了後にコケて笑いを取る春香など、765プロの快進撃は続きます。途中、竜宮小町がステージに出るということで抜けて打ち合わせをしている様子を見つめる残されたメンバー。その表情に現れた様々な思いを、負けないように競技で頑張ろうと心を一つにする面々。それを春香が引っ張ったのが素晴らしい!

 そんな傍らでライバルとして登場する新幹少女。始めに名前が登場したのぞみ。ということは、他メンバーはひかりとかこだま?と予想していたら、ちょっと外れてつばめ(笑)。でも、残りはひかりで、所属プロダクションがこだまだったので当たらずとも遠からずでした(笑)。しかし、この新幹少女が、今回絵に描いた様な敵意剥き出し+陰湿な攻撃を繰り出して来る(それは担当プロデューサーも同じでした)。しかも、その対象が仮装障害物競走でピンクアフロを付けて頑張ったやよいとは…許せない!! 言葉の刃に自信を失くすやよいは、いつもの無尽蔵とも言える元気パワーと花丸笑顔が曇ってしまい…(涙)。

 そんな展開の中、まさかのジュピター登場!! バックに流れる「Alice or Guilty」。しかし、ボリュームが小さめで、しかも即画面から消えてしまったのは残念! ただジュピターが今人気絶頂であることを伺わせる演出が入り、765プロのアイドル達との対比や、格上ながらもジュピターが765プロのアイドル達にちょっと興味を持っている素振りもさり気無く描かれていました。

 更に! うぉーーーーーっっっ!!! まさかの876プロ! 愛!絵理!!涼!!!が登場!!!! 大きいエビフライを持って。これはジュピターより凄い衝撃でした。

 借り物二人三脚で再度コンビを組む伊織と真。まだまだ仲違い中。でも借り物の内容が「事務所のイジられ役」ということで、二人の意見は即一致(笑)。しかし、まだ仲違いが続いている中で、真が強引にスピードアップしたためにバランスを崩して転倒。トップを逃しただけでなく、総合得点でも逆転され、真が膝に怪我という最悪の状況。その中で、やよいが新幹少女に受けた仕打ちの告白、新幹少女のプロデューサーが持ちかけて来た裏取引など色々なことがありながらも(裏取引の方の一蹴は水瀬グループのお陰か(笑)。でも、伊織はちゃんと聡明で優しい面がちゃんと描かれていますね)、そんな仕打ちに屈しない765プロの面々の思いは、最後の競技へ!

 接戦の中で雌雄を決するのはやはり対抗戦の花形全員リレー! 流れるは「L・O・B・M」! もうこれ以上無いという選曲に観ているこちらも観戦気分が盛り上がります。響、貴音、雪歩、美希、あずさ、亜美、真美、春香、千早とバトンに託したそれぞれの思い。そして、やよいにバトンが渡るも自信喪失から立ち直っておらずにどんどん抜かれてしまい、更に落ち込んでしまう…。そんなやよいに喝を入れたのは、やはり伊織! そして、一人抜いたところで全てをアンカーの真に託す!「残り全員抜け」と言う伊織の思いを受け取った真だが、負傷した膝のダメージはなかなかに深刻。しかし、その真に全力全開のパワーを与えたのは、やよいの心の底からの声援と、思いを繋いだメンバー全員の声援。雄叫びを上げて走る真と、最後の直線に「L・O・B・M」の歌詞「フルブーストで行けるとこまで」を重ねて来る演出は、最後に1位が写真判定になる接戦となるお約束もなんのその、とても盛り上げてくれました。この感覚、「アイドル伝説えり子」の水泳大会以来ではないでしょうか(私にとって最高の褒め言葉!)。決戦を見守るこだまプロのプロデューサーを横目に「小物が」という黒井社長の演出も地味に面白かったです(笑)。

 優勝を決めた765プロ。トロフィーを受け取ったのは代表として竜宮小町のリーダーである伊織。しかし、MVPに輝いた真へと手渡す伊織。実に伊織らしい表現で、そういう部分もちゃんと分かっている真が爽やかに受け取るところも素晴らしい。そんな真も、全力を出す切っ掛けをくれたやよいにトロフィーを手渡します。本編中ずっと沈んでいたやよいが最後に見せてくれた泣きながらの満面の笑みは強烈に印象に残り、そのやよいを中心にして記念写真に繋いでエンディングへ。それを受け止めるのはコレしかない!と思っていた「GO MY WAY!!」! 876プロの3人がその光景を見て感じていた765プロの団結力を本当に上手く描いたエピソードになったと思います。この辺りは、気持ちを入れ過ぎていて(笑)、ちょっと泣けて来るくらいでした。

 祝勝会の様子をバックに流すエンディングは、まさかの765プロ+876プロのオールスターズ!! 10月に発売されるアルバム2枚目に収録されると思うので、滅茶苦茶楽しみです! それはそうと、あまりにもこちらの「こうなって欲しい」を形にしてくれた本編の流れはとても気持ち良く、非常に密度の濃い内容であったのは特筆したいところです。

 10話のスポンサーコールは亜美(竜宮小町で固めていると思うので、恐らく真美では無いと思います…)、「NO Make!」の案内文は律子。今回は特別本編に大きく関わったメンバーではありませんが、そろそろ必ずそういう意味づけではなくなって行く回数ですからね。

 「NO Make!」(PW:TAIKAI)は「真とあずさのRoad to 運動会!(真/あずさ)」「真と雪歩のRoad to 運動会!(真/雪歩)」「真と美希のRoad to 運動会!(真/美希)」の3本。運動会を超楽しみする真と、不安を抱いている面々との対比を描いた3本。頑張る姿を映すことに意義を見出すあずさ、雪歩姫と真王子を感じるやり取り(笑)、真大好き擦り寄る美希など、三者三様。本当に本編も含めて真づくしの今回は、監督の贔屓目が爆発したのでしょうか?(笑)

 次回は「期待、不安、そして予兆」。少しずつ知名度が上がってきた765プロ。何やらちょっと重いエピソードになる様な予感がします。そろそろ1クール終了ですから、後半に繋がる流れがいよいよ始まる可能性はありますよね。ジュピターも出て来て、確実に物語が動いているのが分かるので、今後の展開も目が離せません。

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2011年9月 8日 (木)

「テイルズ オブ エクシリア」発売!

Dscf2947 昨年12/15にタイトルとプラットフォームが発表され、今年5月末の「テイルズ オブ フェスティバル2011」で発売日が確定した「テイルズ オブ エクシリア」。少しずつ解禁されて来た情報を余所に、どちらかと言えば「アイドルマスター」比重が高めに過ごして来たこともあって、あっと言う間に発売日を迎えた様に思います。

 数ある特典バリエーションの中から、何となく選んだのはファミ通DXパック。ティポのぬいぐるみやマイクロファイバークロス、キャラクタークリアファイル(8種)、ビジュアルポスターが付くこのパックは、テレカやフィギュア関連よりは記念的要素が強いと感じたから選びました。既に本体を所有していることもあって、流石に本体同梱版は要らないかなぁ…と。まぁ、店頭で見かけたら買ってしまう勢いはあったかもしれませんが(笑)。ちなみに、特典のチャームはジュード(クレス衣装)でした。

 写真には既に購入済みのサウンドトラックCDも一緒に収まっていますが、勿論未プレイですから聴いていません。プレイ終了後にじっくり聴こうと思います。

 で、今晩はアニメ「アイドルマスター」があるので、プレイを始めてしまうとテンションが崩される可能性があることから、ゲームのプレイは明日から!

 …と決めたものの、「オープニングくらい見ておくか」とディスクをセットしたのが間違いの始まり(汗)。

 ディスクをセットすると、勝手にインストールが始まりました。それはそれで問題なし。待つこと数分でインストールは完了し、いざ始まるオープニング!…かと思ったら、コンフィグ画面が表示。取り敢えずデフォルトのままで終了すると、導入部のムービーが流れた後にキャラクター選択画面が。「あぁ、そういえばキャラでオープニングが変わる様なことを言っていたなぁ」と、ジュードを選択。すると…。

 あの…、ゲームが始まっているみたいなのですが…。

 仕方がないので、そのままプレイ続行。すると、どんどん進むではないですか! チュートリアルも色々入って、えっ?えっ?えっ?と物語は進行し、一向にオープニングが流れる様子もタイミングも分からない中、もう割り切って進めるしか!と思ってプレイすること1時間半。このタイミングでオープニングが!

 ようやく目的を達成したものの、予定に反してもう物語に入り込み始めてしまいましたよ!!(笑) まぁ、それはそれで仕方がないので、今日はこれで終了。ゲームとしてのインプレッションは5時間くらいプレイしてから綴ろうと思いますが、触りだけプレイした感触としては、驚くほどに「テイルズ オブ」であること。そして、「集大成感が凄くある」。更に「ミラ様好きだ(笑)」。既に物申したい部分も出て来ているのですが、今後どれだけ楽しませてくれるのか、慣れるのか。全てを楽しむつもりでいるので(つまり、プラチナトロフィーを狙う)、これから堪能したいと思います!

 まぁ、その前に翌朝のアニメ「アイドルマスター」が先ですけれど(笑)。

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2011年9月 7日 (水)

「テイルズ オブ エクシリア カフェ」へ

110907_20500001 前回、期間終了間際に駆け込んで、朝から行ったにも関わらず21時30分まで待たなければならない盛況振りに驚き、行けた満足度はそこそこあったものの、物足りなさも感じた「テイルズ オブ カフェ」。

 そんな「テイルズ オブ カフェ」が、9月からリニューアルして「テイルズ オブ エクシリア カフェ」として再オープン。基本軸は前回と同様ながらも、「テイルズ オブ エクシリア」に特化したものになったということで、「無理して行かなくても良いかな…」と思ったものの、「タイミングが合うならば行こう」とも思っていました。但し、ゲームが発売されてからはプレイに集中したいと思っていたので、期間が9/19までとなるとチャンスは発売日前の7日間だけ。週末を1回挟むので、そこを狙おうかな?と考えていたものの、早朝に行く努力や長い待ち時間を思うと躊躇してしまい、twitterで9/1からの状況を見る限り、実は平日の業後に行く方が効率的かもしれないということで、発売前の3日間を狙うことに。しかし、9/5は定休日なので、発売日前となると9/6と9/7しかありません。

 9/6の日中にtwitterで様子を見ていると、昼過ぎには既に21時の整理券を配布している状況という、かなり業後に行くにも厳しいものでした。業後間もなく配布終了となり、もう9/7にチャレンジするしかありません。

 ということで運命の(笑)9/7を迎えます。昨日同様昼過ぎにtwitterを確認すると、18時の整理券を配布と出ていて、それ以来何もアナウンス無し。これは昨日よりも空いているということか? ということで業後にまた確認してみると続報無し…。「ならば行ってみるか!」と決めて高円寺へ。

 カフェに到着したのは19:20頃。すると、掛けられていた看板には「20:30からの整理券配布中」と出ており、直ぐに入れるわけではありませんでしたが、それでも1時間程度待てば良いという、問題ないレベル。中野まで歩いてブロードウェイを散策していればあっと言う間に定刻間近に。

 再度カフェに戻ったのが20:25頃。定刻間もなく案内が始まり店内へ。着席したのは前回の真後ろ。座席にあったクッションはバルバトス。裏には「クッションなんか使ってんじゃねぇ」と書いてありました(笑)。テーブルに置かれたランチョンマットも絵柄が変わり、紙ナプキンもロゴが変わっていました。

 メニューは前回からちょっと変わり、新メニューの「クリーム牛丼」やドリンクも「アルヴィン」「ローエン」など、パーティメンバー由来のものが用意されていました(期間後半は女性メンバーのドリンクに変わる様です)。
 前回同様、お得なセットメニュー(クリーム牛丼、ドリンク(ローエン)、ピーチパイ)を選択。料理が運ばれて来るまで、「テイルズ オブ エクシリア」関連の展示を眺めることに。

 展示は流石に発売前(または直後になる)ということもあって、ネタバレ的なものは一切なく、これまでのPVやスクリーンショットとして公開されているものについての原画、ランチョンマットの原画、コラボ衣装の原画、グッズ類(カフェで販売しているグラスやマグカップ、どんぶりや、きゅんキャラ、ティポのぬいぐるみ、アクセサリー等)が並べられていました。原画類はなかなか生で見る機会もないので、貴重だったかも。

Dscf2946 料理に関しては、ドリンクはある意味普通の抹茶ミルク(笑)でしたが、クリーム牛丼がなかなかのヒット! これ、レトルト等で販売されたら欲しいと思うくらいに美味しく、盛りが控えめな点を除けばかなり満足(前回のマーボーカレーが霞むくらい)。ピーチパイも変わらず美味しく(ちょっと変わった?)、今回は待ち時間も少な目に効率良く入れたことも手伝って、大変満足度の高いものになりました。気分を良くしたからか(笑)、ちょっと可愛らしいイラストがプリントされたどんぶりを購入。参加特典として貰えるコースターも前回と絵柄が変わり、何となくティポを選択した私。ショッパーもエクシリアカフェ仕様となっており、翌日のソフト発売日に向けて、上手くテンション調整が出来た感じです。

 そんなこんなで、迎える明日の発売日。かなり久し振りの完全新作「テイルズ オブ」。存分に楽しめれば、と思います。

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2011年9月 6日 (火)

THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 02

Dscf2945 先月の主題歌発売から約1ヶ月。いよいよ本格的にアニメ版「アイドルマスター」の音楽関連リリースがスタート! 1枚目である「ANIM@TION MASTER 02」を本日フライングにて入手して来ました。アルバムは1枚目ながら、シリーズとしては2枚目なので”02”となっているのは、皆が言っていますが分かり辛いです(笑)。

 早速聴きましたので、インプレッションを記しておこうと思います。

 構成としては日本コロムビアの公式にも書かれていますが、アニメの第1話から5話までに使用された音楽や歌が中心になっており、最後にボーナストラックとしてドラマが収録されています。23トラック・75分という内容は聴きどころ満載で満足度の高い1枚でした。

 先ず収録されているBGM群。ゲームのBGMベースのものも多く、アニメならではのアレンジが大変気持ち良く、各シーンを彩る名曲として完成されたその出来を改めて感じました。大人気”てってってー”こと「Town」のアレンジ「多忙な日々」は勿論、やはり心に刻まれてしまっている名曲「GENTLE」のアレンジ「夢見るアイドル」など、耳に馴染んだメロディの素敵なアレンジは流石高田さん!と言える仕上がり。残念なのは、結構楽しみにしていた「READY!!」のピアノインストが未収録なこと。まぁ、これから出る5枚のアルバムに必ず収録されると思うので、それを楽しみにしています(恐らく、1枚に1曲ピアノインストが収録されるイメージなのでは?)。

 次に花形である歌たち。過去リリース分がそのまま収録されているのは「私はアイドル▽」と「乙女よ大志を抱け!!」のみで、その他は新録やリミックスとなっているために、かなり新鮮に聴くことが出来ました。新曲「神SUMMER!!」や「MOONY」だけでなく、旧曲でも新たに楽しむことが出来るのは嬉しい限り。だからこそ、「私はアイドル▽」も「乙女よ大志を抱け!!」も何かしら手を入れて欲しかったかなぁ…(特に「私はアイドル▽」は唄い方など他に比べると古さを感じてしまう)。

 「The world is all one!!」はシングルの時に収録されている765PROバージョンをベースにしながら、基本はパート分けせずに全員で歌っています。これはこれで団結感があって新鮮です。

 「ポジティブ!」は本アルバム影の主役だと思います。冒頭の伊織の台詞に超食らった私(爆)。今までのお寝坊感覚から一変し、2番の後の台詞も含めて本当に「ポジティブ」に纏められています。唄い方もこなれた感があって素敵。結論としては、やよ伊織、最高!!(7話以降で私の中で何かが弾けたか?(笑))

 「ALRIGHT*」は初代雪歩版に耳が慣れていたこともあって、最初「ん?」と思う部分があったのですが、通して聴いてみると紛れもなく「雪歩の唄うALRIGHT*」だと感じられました。懸命な感じの表現方法こそ違いはあるものの、どちらの雪歩にも良さがあると思います。

 「First Stage」は真だけ昔の録音となっているのですが、新録の雪歩とのバランスが良い感じに仕上がっています。真が最近には無いとても可愛らしい唄い方をしているのが印象深いですね。

 「蒼い鳥 -TV ARRANGE-」は、本アルバムの目玉の1つ。ゲーム版とM@STER VERSIONの中間的なアレンジで、私個人として最も好きなアレンジだったりします。2番の後に来る間奏中のスキャットとか良い感じです。曲の終わり方はもう一工夫欲しかったかな…。

 「神SUMMER!!」は、「サニー」と並んで夏の定番にしたい爽やかで素敵なアイマス曲。なかなか可愛らしく仕上がっており、アニメがあるからこそ生まれた曲にも感じられました。ライブで楽しみたい1曲でもあります。

 「MOONY」は、これまであまり無いタイプかな?と感じる雰囲気のある優しいメロディ。夏を中心に据えながらも四季を巡る感じ(?)の詞も曲と相まって印象深いです。曲名通り、夢を見ている様な雰囲気は聴き込むことで魅力を増して行きそうな予感がします。

 最後のドラマパートはボーナストラック扱いで、小鳥さんが765プロを秘密レポートするというもので、今回は春香、雪歩、真の3名にロックオン!…と思ったら、3人の会話から小鳥の妄想が始まり、フランス社交界だったり戦国時代だったり、その妄想力には恐れ入ります(笑)。春香、雪歩、真が妄想の中でどんな役割を与えられているのかは、聴いてのお楽しみ、ですね。

 という感じで、十分楽しんでいます。毎月1枚発売して行く様なので、来月も期待しています!!

 …実は、「アイドルマスター2」のカタログ配信曲のM@STER VERSIONを収録したアルバムが発売されるのも首を長くして待っているのですが、いつになるのでしょうねぇ…(汗)。

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2011年9月 5日 (月)

【統括】Xbox360版「アイドルマスター2」全アイドル完全制覇を経て

 先日、11ユニット目のプロデュース完了をもって、基本的にXbox360版「アイドルマスター2」のプレイを完了しました。9ユニット目で実績1000は取得したものの、最初の2つのユニットは完全制覇が出来なかった為、ストーリーの完了という意味ではその2ユニットのリーダーでの完全制覇が必要だったためにプラス2回のプレイとなりました。

 発売日である2011年2月24日から6ヶ月。ほぼずっとプレイを重ねて211時間も「アイドルマスター2」をプレイした私が感じたことや言えることを纏めておきたいと思い、ようやく書き上げる事が出来たので投稿します。尚、私は多少の差はあっても765プロのアイドル全員にそれぞれ思い入れはあり、「アイドルマスター2」に対して勝手な思い込みに凝り固まった賞賛も批判もしません。あくまで「アイドルマスター」という世界観、空気感が好きであり、次回作があるならば更に良い作品に仕上げて欲しいと思っている中での統括となります。

 それでは早速。

■基本サイクルとシステムについて

[基本サイクル]

 活動の基本として営業、レッスン、ステージ(オーディション、ライブ、フェスの3種)の中から仕事を選択し、プロデュース期間内にトップアイドルを目指して日々を重ねるというのは前作と大きく変わりません。1日は3ブロックの仕事が可能であり、レッスンは1ブロック、営業は2ブロック、ステージ系は3ブロックを消費する様になっているので、それを組み合わせてスケジュールを決めるという点は「アイドルマスターSP」に寄ったシステムで、1週に1つしか仕事が出来ない前作と比べて試行錯誤のし甲斐があるのは良いと思います。そういう意味ではそれなりに自由度は高いものの、21週目に竜宮小町に勝たなければならない、54週目でジュピターに勝たなければならない、36週目までに20位以内にチャートイン出来なかった場合の「IAサバイバル」に負けた時に週が巻き戻るという事実上のリミットがあり、「勝つまでやらせる」という強制をしておきながらも、その後はバッドエンドしか待っていない様な流れはプレイを最後まで継続させる意味が無く、それであるならば潔く途中でゲームオーバーにして「自分に実力が無い」ということを痛感させてくれた方が良いと思いました(チャンスを1回だけ与えて、それで駄目ならゲームオーバーというものでも良い。とにかく、延々と繰り返しやり直させる必要性は無い。家庭用だからという中途半端な甘やかしは不要)。救済措置がかえってプレイする側にとっては要らぬ配慮になっていることは残念の一言(この辺りは自分でプレイして実感したものでは無く、そういった流れに陥り、やる気を著しく削がれた友人から話を聞いて感じたことですが)。選択肢を間違ったら即ゲームオーバーになってしまう「ファインドラブ」を見習って欲しい(爆)。

[各種パラメータ]

 前作はアイドルランクとファン人数が基本であり、その合間にアイドルのテンションとパラメータの減退に気を配って進めるプロデュース方針だったのが、「2」では地区毎にファン人数を気にしつつ、注目度をある程度安定的に維持しながらも、合間にレッスンを重ねて行く様なプランが必要になり、気を配らなければならない事が多くなりました。更には完全制覇の条件として、5つの地区それぞれでファン人数を10万人以上集め、出現するフェスに勝利する必要がある為、強制イベント発生週のことも踏まえてプランを立てなければならず、繰り返しプレイにおいて、作業プレイで何とかなった前作より格段に大変になりました。勿論、プランを確定してしまえば、ある意味作業プレイにはなるのですが、レッスンや営業の出来、仕事を行う地区によっては100%同じとは行かず、それがCDの売上にも影響する為に結構気が抜けません。緊張感を持ってプレイ出来るのは良いのですが、繰り返しプレイをするにはちょっと大変過ぎるかもしれないな、と感じました。特に、終盤に全国オーディションが全く出現しなくなる為、全ての地区の注目度を一気に回復する方法が無くなり、注目度が落ちにくい資金営業(終盤は25,000マニーも必要)を使い続けないと確実にファン人数が落ちる事に歯止めが掛けられなくなるのは、もう少しケアする手段があっても良かったかなぁ…と思う反面、それがプロデューサーの腕の見せ所とも言えるので、自分で試行錯誤する余地が沢山あって楽しめた結果が11ユニットを完遂出来た理由とも感じています。
 それと、前作と異なり、基本的に常に3名1組のユニットプロデュースとなるため、全体的なバランスを考える(=団結力を高める)プレイを要求される為、ソロプレイで常に1対1のやり取りを望むプロデューサーには残念な仕様ではありますが、私は元々ソロよりは団結に寄っていたプレイを好んでいたので問題なし。仲が悪くなってギスギスした空気になったり、孤立したりする要素があるのも逆に私自身がどうしたものか悩んだり、夜の時間に説教したり(上手く行かないことも多い(笑))、そういう時間も楽しんで思い出の一部に昇華出来ていることを考えれば歓迎しているシステムと言えます(まぁ、普通にプレイしていれば、恐らく後半はずっと団結状態なので意味は然程感じなくなってしまうのは惜しいかも)。ただ、最後の社長評価で「全員から慕われていた」をもらう為には、構い方、挨拶、じゃんけん、営業など全メンバーをバランス良くこなす必要がある様で、私が採った方法は「リーダー以外のメンバーを構うことを基本とする」というもので、メインシナリオが進めばリーダーとは信頼関係を築けることから、その他に集中しようというプラン。ただ、これは意図した通りにおおよそ運べるものの、自分の心の中ではやっぱり均等に愛したいので(笑)、攻略というプレイヤー視点とプロデューサー視点のせめぎ合いの日々だったのも良い思い出ですね。
 社長評価ポイントとして、リリース楽曲群の総売上枚数、イメージレベル、アピールスコア、チャート順位があり、その他に巻き戻り回数や受賞トロフィー(IA大賞+部門賞5つ)がプラスされて総合評価になるものの、その全ては自分で管理可能な見えるパラメータなので、プランさえキッチリ作って実践すれば高評価が得やすいのは良いですね。ただ、ユニットメンバーとの信頼関係、各地区の注目度などは数値として見えないので、反応やアイコンなどから自分で状況判断をする必要があり、全体的に自分が管理する必要のあるパラメータ群は多すぎず、少なすぎない、バランスの取れたボリュームかな?と私は思います。

[レッスン]

 レッスンは、ボーカル(旧歌詞)、ダンス、ビジュアル(旧表現力)の3つしかないので、複合レッスン(旧ボイスおよびポーズ)のあった前作と比べると分かりやすいものの、レベルが上がって来るとパーフェクト+ボーナスを獲得するのがなかなか難しく、更には「グッドに近いパーフェクト」と「満タンに近いパーフェクト」は同じ「パーフェクト」扱いということもあって、効率良く育成する為は自分のスキルを上げなければならないというのは、遣り甲斐がある反面、なかなか骨の折れる”作業”です。覚えてしまえば然程苦にならないステージ系の仕事や営業に比べ、繰り返しプレイしても最後まで壁になるのはこのレッスンであり、「アイドルに任せる」ことが可能であっても、しっかり伸ばして行くには自分で指導してやるのが一番良いという、これまた現実的な仕様も、回数をプレイする場合は少々敷居が高いかな、と。前作もそうでしたが、「アイドルマスター」のシリーズはこのレッスンをもっと何回プレイしても楽しい(=作業に感じない。または作業的にこなすなら、もう少し難度を下げても良い)ものにしなければならないと思います。まぁ、その為に「ちょーレッスン」が用意されているのだと思いますが、2マス取られてしまっては完全制覇を目指す場合にはちょっと厳しいかなぁ…(レッスン+営業で3マスというのが標準選択ですからね)。
 個人的に最も嫌いなレッスンはボーカル。4つのボタン位置は手元を見ずとも対応は出来るのですが、後半難度が上がって来た中でスピードアップすると、どうしてもミスが多くなります。押し間違いだけでなく、タイミングミス(遅れるより早くなる癖がある)も増えてイライラが募ります。特に苦手なのは、AからY、BからXの様な動き。これは老いた証拠か?(苦笑)
 ダンスレッスンもタイミングは確実に合っているはずなのにミス扱いされる時があり、1ミスするとパーフェクト+ボーナスが取れない場合(8つ入力が続くと間に合わない)があるのが嫌ですね。
 割と安定するのはビジュアルながらも、イラッとする動きや重なりの時はあるので(基本は動きを読んで先にカーソルを置いておく方が安全。追い掛けるとクリックミスのリスクがある)、あまり余裕を感じられないのは頂けませんね…。
 プロデューサーランクが上がっても、レッスンに余裕は出ないので(寧ろ大変になるだけ?)、もう少し気軽にプレイしたいだけなのですが、そう希望するのは私だけでしょうか。

[営業]

 営業は前作と基本的には変わらないのですが、一つの営業で選択(およびタッチ)回数が2回、資金営業の場合は1度クリア済(ユニットメンバー全員選択済)になると次に出現するものは選択すら無いものになり、ユニット制となった「2」では全体的に営業のパターンが少な目の印象を受けました。ランキングによって仕事が入れ替わるのは良いのですが、初期、50位以内、20位以内の3レベルで変わってしまう為、完全制覇を成す為のプレイをしていると、初期および50位以内の仕事の大多数が未クリアの状況で20位以内の仕事しか選択出来なくなってしまうので、20位以内の仕事でプロデュース期間の大多数(47週)を過ごさなければならず、これは決してバランスが良いとは言えないと感じます。せめて、初期や50位以内の仕事も選ぶことが可能にしてくれると、もう少しバリエーションが豊富に感じられたと思うのですが…(勿論、仕事に対する報酬や獲得ファン人数など物足りない状況でしょうけれど)。
 相変わらずタッチイベントの正解箇所が分かり辛く、中にはタッチイベントなのに何もしないのが正解というものもあったり、パーフェクトコミュニケーション取得は苦労したものもありましたが、そういった経験も「思い出」として積み上がるのが「アイドルマスター」なので、個人的にはこの仕様はまぁ良いかな、と。

[ステージ]

 ステージ系の仕事については、前作は「オーディション」ということで、とにかく獲得ファン人数の多いオーディションを受け続けて行けばアイドルランクも上がり、ユニットのイメージレベルも上がる為、ある程度のレッスンを重ねてた後はひたすらオーディションを受けていればアイドルランクSに到達してドームでの引退コンサートを成功させられるという、ある意味単純なものであったのに対し、「2」ではオーディション、ライブ、クインテットライブ、フェスという4つに分割され、それぞれに効果・役割の違うものになったので、スケジュールの組み立てに幅が出て来たことからも作業感が減ったかな、と感じます。ただ、キープはライブ、スーパーブレイクにクインテットライブ、リバイバルにオーディション、ブレイクにフェス、ということは分かっていても、発動が確約出来るものではない為、それを見越してスケジュール化は出来ないことからも、結局は実力でランキング上位を勝ち取るプランを考える必要があり、そこが高難度に感じるのも事実。
 それでも前作に比べてとても遊びやすく、分かりやすくなったと思います(特にジャストアピールのタイミング)。前はシステムの根幹に対戦という要素があった為、簡単なシステムの中にも駆け引きの要素を組み込んで対戦ツールとしてはなかなか楽しめるものではあったものの、力の差を埋めることが出来ないバランス的な問題や、一人プレイ時には単調に感じてしまう部分もあり(プレイを重ねれば重ねる程余計にその単調さが際立つ)、「2」で対戦を廃したからこそのシステムとして完成したものは、これまでプレイを重ねて来たユーザーにも新規ユーザーにも理解しやすいものに仕上がったかな、と思います。衣装やアクセサリー、お守りの組み合わせと戦略の立て方で強い相手にも勝てるという部分も、対CPU戦ながら割と最後まで気が抜けない戦いを演出し、バーストアピールの存在や思い出アピールの効果、ボルテージゲージ増減の駆け引きなど、「試行錯誤しながらその局面を判断してどうするか決める」という部分は前作の持ち味でもあり、そういう意味では「アイドルマスター」の楽しさの1つは失われずに残っていると言えると思います。

[操作感やレスポンス]

 操作は特別難しいことはなく、手元を見なくてもプレイが出来るというのは前作から引き継いでいる良さだと思います。前作で最も意味が分かり辛かったオーディションも「2」では前述した通り理解しやすいものになっていることから、基本的には文句無しです。しかし、11回もプレイをすると、些細な点が「こうなれば良かったのに」と思う様になり、その辺りはもう少し気を遣って欲しかったかな…と思いました。
 1つ目はメッセージスキップ。基本的には問題ないのですが、お守り購入時は効果の説明を再度聞くか否かの選択が1つ余計であり、ここは著しくテンポが悪いです。まぁ、買い揃えてしまえば関係ないのですが。
 2つ目は朝の挨拶に対する選択肢の違和感と、周囲の意味不明な反応。全員の組み合わせに対応するのは大変だと思うのですが、そこは妥協してはいけない部分ではないかと。
 3つ目はどっとっぷTVでのランキング発表部分の、竜宮小町、天ヶ瀬冬馬、ジュピターについて。いちいち確認の為に止まるのはかなり余計な演出。しかも、冬馬やジュピターは複数に渡るので、せめて最新リリース分だけにしてくれればと(自分たちのユニットは最新リリースのみ止まるのに、相手は沢山止まるのが非常に邪魔くさい)。多少はキャンセル出来るものの、毎週毎週これが強制的にあるのはどうかなぁ…と。
 それと、本編中に登場する「ジュピター」に関して、本当に本編中の、しかも「どっとっぷTV」内でしか自由に観ることが出来ない為、1度クリアしてしまうと再度登場するまでプレイしなければならない敷居の高さはどうにかして欲しいですね。
 ディスクアクセスのスピードは殆どストレスに感じなかったのは良かったですね。フォトやムービーを残せる量も増えたのは嬉しい反面、ソフト側で枚数や本数を限定せずに、HDDの空き容量次第で決めて欲しかったです(これは11ユニットもプロデュースしたからの希望で、そこまでやらない場合は標準のままで十分かも?(笑))。

[S4U!]

 色々な組み合わせを自由に組めるというのは良いものの、実はオマケの域を出ていない内容で、結構不満が残るモードです。個人的に最も改善して欲しいのは、カメラのダイレクトマッピング。撮影の際、アイドルの変更やズームが順送りしか出来ない為、バシッと決める様なPVは運任せにしか出来ません。ここは、各ボタンに自分で割り振ったアクションが出来ると十分遊べるものに変わると思うのですが…。
 その他では、曲や衣装、ステージなどをランダムで選択してくれるモードは、BGV的に使える様に曲が終わったら自動的に変わって延々と流しておける様にしてくれれば、ただ「ぼー」っと観ているだけでも楽しめるのではないかなぁ…と。
 L4U!の様にカメラエディットやパートエディットをやれたら、更に文句無し!ですが。

[ビデオや写真の保存]

 セーブ数に関しては基本的には問題ないとは思うのですが、アルバムモードのみで発生するPV削除時に選択したものと違うものが消えるというバグだけは何とかして欲しかったですね。割と思い入れのあるPVが消えてしまい、かなりショックだったので…(苦笑)。それ以来、アルバムモードではなくゲーム中に消すようにしましたが。

■シナリオについて

 今回プロデュース対象に出来るのは9名のアイドル。プロデュースから外れてしまった律子率いる竜宮小町(伊織、あずさ、亜美の3名)は、プロデュース可能アイドルのシナリオ中にそれなりに関わる場合もあるものの、深く胸の内を知ることが出来る訳でないのは残念。やよいのシナリオに深く関わる伊織、真美のシナリオに関わる亜美、ライバルとして同僚として所々に関わる律子はまだしも、雪歩の営業くらいしか出て来ないあずさは一番扱いが酷く、随分とアイドルによって差が生まれてしまっているのはもっと残念。
 ライバルとして登場するジュピターも基本は決められたところにしか出て来ない上、ジュピターお披露目が41週目ということからも、メンバーの冬馬、北斗、翔太の個々をあまり描けておらず、冬馬は春香のシナリオ、北斗は真のシナリオ、翔太はやよいのシナリオでそれぞれ多少の掘り下げはなされるものの、所詮はサブキャラでしかありません。それでも、メインシナリオにおいて登場する21週目、32週目、41週目、54週目については、リーダーによって一部を除いた全ての台詞が変わり、メンバーについても組み込み位置を2番目にするか3番目にするかで台詞が変わるので、その辺りはキチンと作ってあると感じる部分ではあります。
 条件を満たすと登場すると思われる黒井社長や、ユニットメンバーのサブシナリオの存在や、イベント・営業内容に応じたメールもアクセントとして機能していたと思います。恐らく全てを出し切れてはいないと思うので、その部分を探すプレイというのも(大変でしょうけれど)出来そうですね。

[メインシナリオ]

 メインシナリオの流れとして「竜宮小町に敗北」「竜宮小町に勝利。冬馬登場」「竜宮小町が冬馬に敗北」「冬馬と引き分け」「ジュピター登場」「ジュピターに勝利」「ハリウッドへ旅立ち」となっており、誰をリーダーにしても誰をメンバーに入れてもここは全部同じです。それぞれの顔ぶれにより台詞周りが変わり、それによってジュピターの面々や黒井社長の印象も深まって行くので、その点はシナリオが同じとは言え新鮮さもありました。欲を言えば、もう少しメインシナリオにバリエーションがあって分岐するところがあっても良かったかな?と思いますが、膨大な量になってしまうのも理解出来るので評価の難しいところ。まぁ、折角新しく作るのであれば…と思わなくもありませんが。
 リーダーにしたキャラクターによって、このメインシナリオの枝葉としてそれぞれの物語が展開するのですが、これはキャラクターによって随分と物語の完成度にバラつきがあると感じ、もう少しクオリティが均一でも良かったかな、と思いました。「テキストが稚拙」などと言われる部分もあったみたいですが、私にとってそれは特別「2」に限らず感じていた部分であり、自分自身であるプロデューサーの反応も情けなかったり、格好良かったり、熱かったり、馬鹿だったり、そんな不安定加減もプレイを重ねて行くうちに違和感なくなって行くのと同様、全員の物語から受け止められた印象は特別変わらないレベルでした。後は、もうただ「好みの問題」でしかないかな、と思います。ただ、物語性を強調していた割には「2」は物足りなさを感じるボリュームであり、竜宮小町の存在感、ジュピターの存在感それぞれが実に中途半端であったと感じるのはプレイした方の共通認識ではないかと思います。
 先ず、竜宮小町の扱い。同じ765プロのライバルとして登場するのは全く問題無いのですが、自分のユニットが10週目に負けて21週目で勝ってしまったら最後、25週目で心が折れたと言い、そうかと思えば29週目で何も無かったかの様に復活。ランキング上ではどんどん惨めに後退し、折角の「SMOKY THRILL」も含めて正に「台無し」の扱いでした。シナリオの展開としては、最後のライバルが竜宮小町となる流れがあっても良かったと思いますし、単にクインテットライブに呼べば来るくらいの存在では、ライバル感が全くありません。どうせなら、こちらに敗北した竜宮小町が、クインテットライブに参加するなどして力を付けて立ちはだかるくらいの盛り上げは欲しかったですね。そして、IA大賞グランドファイナルでは竜宮小町の中から2名を加えた5人の団結力でジュピターに挑む…。こういうシナリオを望んでいました(笑)。
 次にジュピターの扱い。「憎んで欲しい」と設定した割には、憎めない奴らであることを感じさせる様なフォローする扱いが多く、初登場シーンやデビュー曲「Alice or Guilty」にこそイラッとしますが、「恋をはじめよう」はダンスも含めて驚くほどの完成度。もしかすると、竜宮小町よりも扱いは良かったのでは?と思うくらいでした。それでも黒井社長が高らかに謳っていた”王者”という程の強さは感じませんでしたし(勿論、初プロデュース時の対ジュピター戦は緊張も苦労もしました。しかし、実は姫王子フェスやVESPERIAに出て来るユニットの方が強い事実から、ジュピターの強さが薄れてしまいました)、IA大賞を競う他ユニット達が全くクローズアップされない為に、グランドファイナルの時に自分のユニットが獲得出来なかったエリアを「誰?」というユニットが受賞しているのも気持ち悪く、そういう意味ではもう少し色々なライバルの顔が観たかったかな…と思います(前作の様にオーディションに出て来るだけのユニットでなく、なまじ顔の見えるユニットだったから余計にそう感じた)。
 ハリウッドに1年間研修に行くことにより、ユニットとの別れが訪れる訳ですが、前作の様に「1年間限定の活動で必ず引退しなければならない」というものでない為、1年間の別れが今生の別れ的に描かれてしまう部分は若干違和感を覚えるものの、IA大賞を獲得して「これから!」という時に別れを迎えることになる寂しさは勿論あるので、そこはちゃんと感情移入出来ました。プロデュースしたメンバーに「ありがとうございました」と言われるのはとても嬉しく、共に歩んだ1年間に思いを馳せては目頭を熱くします。その度合は各アイドルによって随分と変わり、自分の中でプロデュース可能な9名をランキングしてみました。それぞれの感想も含めて、以下に記しておきます。

[1. 如月千早] ※3ユニット目

 前作では一種異様とも感じる相容れない雰囲気を醸し出していたのが、「SP」を経て私自身の千早への理解が深まったことと、「2」は多少柔らかめになったと感じたことが私の中の千早像を大きく変えてくれました。3ユニット目で初の完全制覇だったというのも気持ちを揺さぶるのに大きく貢献したと思います。ちょっと不思議要素のある物語なので、その点は人を選ぶとは思いますが、千早の家庭環境、弟の存在、抱えた爆弾、心の支え、歌への情熱、そして約束…。IA大賞グランドファイナルまでの流れは無駄がなく、私の感情を文句なしに盛り上げてくれました。その証がIA大賞グランドファイナルで、完全制覇を成し遂げメンバー全員で受賞の感想を一言述べた後に披露するステージを観て涙が零れたこと。全ユニットでこの時だけです。それくらい気持ちを入れていたのは自分でも驚きです。そんな物語を完璧に締めてくれたのが最後のメール。ラヴェル作曲の「ハイドンの名によるメヌエット」がヒントになっている件名と、結びに添えられた初めて使ってくれた絵文字。これまで積み重ねて来た全てが走馬灯の様に脳裏に流れて来たが最後、目頭が熱くなりっぱなしでした。自分の中の765プロご贔屓アイドルのランキングが大きく動いた瞬間でもありました。恐らく「MASTER ARTIST 2」の「眠り姫」の印象も強く反映された結果ではあると思いますが、私が最も心が動いたのは間違いなく千早が紡ぐ物語でした。

[2. 高槻やよい] ※9ユニット目

 前作やSPを積み重ね、私の中に確固たるポジションを築いたやよい。何となく幼児化の方向へ振られる危惧があったのですが、終わってみれば杞憂に過ぎなかった素敵な物語でした。弟妹やご両親との家族の絆、思い遣りの深さ、やよいの笑顔の原動力になっているもの、その全てを裏打ちする強さと優しさを確かに感じることが出来ました。そんなやよいが如何に笑顔でいても不意に襲う寂しさを隠せずにいる姿に胸を痛め、IA大賞を目指し苦楽を共にするやよいとは家族同然でありたいと伝えた時の気持ちは、完全にゲーム中のプロデューサーと同化していたと思います。時折、やよいから兄として慕い呼ばれるのがくすぐったく感じるのも、ある意味不思議な感覚ではありました。それと、やよいの精神的負担を感じ取って色々フォローしてくれた伊織の描写もなかなか良く、プロデュース出来ないながらも魅力的でした。IA大賞グランドファイナルまでの流れを受け、大賞を勝ち取った後、高槻家での事務所のみんなも招いたパーティーでは、やよいの大好きで大切な人たちに囲まれ、やよいのとびきりの笑顔を見られたのが本当に嬉しく、本当に絆を強く感じる物語でした。ここには確実に「スマイル体操」の息吹も感じ、アニメ版#07にも反映された部分があると感じました。ハリウッドから帰国してからの状況は全く予想出来ず、衝撃度はかなりのものでしたが、ある意味納得する部分もあり、自然と笑みが零れてしまう様な実にやよいらしい物語となりました。最後のメールもくすぐったさ継続(笑)。

[3. 萩原雪歩] ※6ユニット目

 これまでとキャストが変わり、新生雪歩となった今回。そのためか、他アイドルよりも見せ場が多いと感じるエピソードに仕上がっていたと思います。それを象徴するのが専用エピローグ曲「First Step」と映像。完全制覇して完成するそれらは、到達出来なかった際の悔しさを何倍にも膨らませ、健全に「次こそは!」と思わせるだけの力を持っていたと感じます(「2」の物語でこう思える唯一のシナリオかも)。そして、感情を爆発させ、自分を変えて行くための第一歩として折角取り組んでいた作詞をも捨ててしまってから、復活までの過程。前作で積み重ねて来た雪歩の軸は変わらずとも、新たな雪歩として認識出来る様に構成され、それが魅力として感じることが出来たのも、強く印象を残す要因になったと思います。プロデューサーが必死に頑張ろうとする雪歩をなだめる様に「雪の上を歩く様にゆっくりでも一歩ずつ」と伝えた言葉は印象深く、シナリオ運びに生きていたものの、あまりにも雪歩の印象が強すぎて、同じユニットのメンバーが霞んでしまう感覚も強かったのは少々残念。それでも、描きたいポイントが絞られていたと感じられる、良い物語だったのは間違いないと思います。

[4. 天海春香] ※4ユニット目

 前作でアイマスのプロデューサーデビューを飾った時、標準的なキャラクターということで選んだ春香。春香に限らず思い入れも何も無い中、プレイした結果は散々たる結果であったものの、二人三脚感を味わえ、今の今まで私をアイドルマスターという作品に繋ぎ止めてくれているのは間違いなく春香のお陰。色々な不安があっても前向きに笑顔でいる姿は、とても印象深く残っています。そんな春香の姿は「2」でも健在。健気に頑張る姿や頑張り過ぎて全てを背負いこみ空回りする様は、より強く描かれた様に感じ、ハリウッド行きを伝えた後の春香の決意と空回り加減、そして吐露される本心、交わされる約束…。グランドファイナル直前より前にある対ジュピター戦、IA大賞受賞後や見送りのシーンには春香の魅力がとても詰まっていました。帰国後に事務所前で出会った春香が真っ直ぐに嬉しさをぶつけてくれたことが嬉しく、「帰って来た!」と感じられたのもポイントの1つ。ただ、その嬉しさが直接感動に繋がらなかったのが惜しいと感じてしまった点でもあり、見送りの際に春香が呟いた一言に感じた気持ちを帰国して超えられなかったのは本当に惜しい。

[5. 四条貴音] ※1ユニット目10ユニット目

 響と共に初プロデュースとなる貴音は、ある意味終始一貫したミステリアスさと厳格さを持った、他の所属アイドルには無い魅力を大いに感じさせてくれました。なかなか刺激の強い展開に戸惑うプロデューサーも多かったようですが、私は寧ろ楽しませてもらったというよりも、貴音の魅力にクラクラしたくらいです(笑)。また、エンペラーレコードの大富社長も憎めない人で、特にハリウッドから帰って来た後の状況には大いに笑わせてもらいました。そして、広がり続ける貴音ワールドは、宇宙にも進出しようという勢いがあり、何だか着いて行きたくなる私自身に笑うしかありません(爆)。営業やサブシナリオに至るまで、結構好きなエピソードが散りばめられ、満足感は高かったです。月夜を一緒に見上げたこと、自ら生きる目的を持ったことが無かった貴音が初めて目的を持つに至る流れ、掴み取った栄光と強い想い。割と地味ながらも、私には心地よい静かな感動を味わえた物語だったと思います。

[6. 双海真美] ※5ユニット目

 竜宮小町に選ばれた亜美に対して何を感じ、何を思うか。それが私の期待する物語でした。確かにそういう内容もありましたが、想像以上に「えっ?」という理由で別々に活動を始めており、そこに私が期待していた様なドラマはありませんでした(笑)。ゲームでは竜宮小町の亜美は、前作の様に二人で一人のアイドルだったのが別々に活動を始めたという経緯があるので、期待していた理由が「モテ対決」というものだったのは拍子抜け。まぁ、らしいと言えばらしいので諦めも付きますが(笑)。物語は終始振り回されっぱなしのドタバタ劇で、引退会見からハリウッドへのとんぼ返りなど、ある意味想像以上の展開で楽しませてくれました。まだまだ子供の無邪気さは、慣れるとキチンと魅力に繋がっているのだと感じられたのは良かったです。感性と勢いと行動力が、進むべき方向に向けられた時に発揮されるパワーを感じられる物語は、真美と亜美が二人で居る時が一番活き活きしていることにも気付ける物語でした。

[7. 星井美希] ※8ユニット目

 美希の持っている可愛らしさはキチンと出ていたものの、前作にあった覚醒への流れを知っている者としては随分と軽い物語にしてしまったなぁ…という印象でした。プロデューサーである私に好意を向けてくれるのは構わないのですが、765プロの全員公認の仲になるというのは、ちょっとコマを進めすぎた様に感じてしまいました。美希だけが帰国を待たずに、しかも先回りしているという完全制覇エンドは実に美希らしくて好きなだけに、IA大賞受賞までの積み重ねの演出は弱い…というか急ぎ足だったかな、と惜しいと感じる物語でした。それでも、奔放ながらも決めた事を貫く様や、頂点に立った先で目標を見失い、悩みに悩んで辿り着いた結論など、とても美希らしく愛らしさを感じるものではありました。最後のメールも背中がくすぐったくなる様なものではありましたが、それが美希の魅力に繋がっていることを実感します。それでも前作の”覚醒”の物語の方が印象深く、良かったと感じてしまうのは残念。

[8. 我那覇響] ※2ユニット目11ユニット目

 一人で何でもこなそうとする姿の裏側に隠された響の本心。大見得切って親に心配かけてまで飛び出した家に連絡出来ない寂しさと、信頼していた人が自分を見捨てて目の前から居なくなってしまうかもしれないという恐さから逃げていた響が、自分と向き合うまでの過程と手にした真実は胸に響くものがありました。なのに用意されていた帰国後の状況は、あまりにも私が納得出来ない、これまで積み重ねた全てを壊し、出発の見送りで向けられた言葉に秘められた響の想いまでも無にするものでした。落胆が激しかった分、印象はすこぶる悪く、やり直して到達した完全制覇が何だったのか?と感じてしまったのは問題。響が初めてプロデュース可能になった今作で、色々と理解が深まったことは良かったと素直に思えただけに、最後の最後があまりにも勿体ないと思うのは私だけでしょうか。

[9. 菊地真] ※7ユニット目

 今回、真美と並んでビジュアルの変化にインパクトのあった真。ボーイッシュなところを何とかしようと、容姿だけでなく言動も変化させようと特訓をした先に待っていた答えは、普段のままの真が一番可愛いということ。ある意味、プロデューサーである私たちは改めて言われずとも最初から分かっていたこと。しかしながら、それを描く過程で私は可愛いと感じることが無かったのは問題。一生懸命さが空回りしている様を描いてはいるものの、もっと上手く演出出来たはず。「可愛さ」と「弱さ」はイコールではない。自分を曲げてまで手に入れるものなのか。それを語るのに、北斗は必要なのか。ハリウッド行きの前後で心が揺さぶられなかった唯一のシナリオでした。

■総合的に感じる「アイドルマスター2」は

 5周年ライブで初披露となった「アイドルマスター2」。その後に東京ゲームショウ2011のステージで公開された仕様に騒然とし、色々な期待と不安を抱えたまま発売日を迎えた本作は、初披露の時に膨らんだ期待を超える作品になったとは言えないものだったと思います。しかし、それは特別「つまらない」とか「面白くない」というものではなく、「2」というナンバリングタイトルとして位置づける作品としては「もっと変化させても良かったのではないか」という感覚が残ったからこそ出た感想であり、私個人として十分遊べた1本でした。211時間ものプレイ時間がその証であり、前作は実績全解除出来ていないことからも明白です。ただ、良く考えてみれば前作は基本がアーケードゲームであり、家庭用として基本システムを作ったのは今回の「2」が初めてなので、それを考えると「アイドルマスター2」は家庭用オリジナル作品として初代の「アイドルマスター」なのですよね。そう考えれば、楽しさに差異があって当たり前だし、それぞれで楽しみ方があるというのも素直に納得出来ます。
 「アイドルマスター」という作品に何を求めているかは人によって色々あると思いますが、私の中で今作は紛れもなく「アイドルマスター」でした。褒められない点もありますが、私の中で「許せない」というレベルではありません(竜宮小町関連メンバーがプロデュース出来ない、ジュピターが登場する、オンライン対戦が無いということ全て)。方向性を模索する、思い切ってやってみた事で見えたことも沢山あると思うので、それは次への試金石になると思います。逆に良くなった点も多くあると思うので、その点をしっかり認識して伸ばして行って欲しいと思います。特に楽曲とグラフィック(キャラクターの表情やモーションばかり取り上げられますが、ステージそのものも音響、照明を含めて同じくらい進化している)は本当に素晴らしい仕事をしたと思っています。
 6年も経って今尚進み続けているコンテンツ。7月からはアニメも始まり、まだ広がりを見せる「アイドルマスター」ですが、いつか「アイドルマスター3」と出会える日が来ることを祈りつつ(やはりゲームで始まったコンテンツですから、先頭を走るのはゲームであって欲しい!)、今後も私に出来る形で叱咤激励をして行ければと思います。

 …今回の投稿、書きたいことはキチンと書けているだろうか…?(笑)

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2011年9月 4日 (日)

「海賊戦隊ゴーカイジャー」#28「翼は永遠に」

 私の中のスーパー戦隊視聴復活の切っ掛けになったVシネマ「ガオレンジャー vs スーパー戦隊」。レッドが24人並ぶその強烈なインパクトが興味の始まりではあるものの、劇中でガオレンジャーに道を示す先輩戦隊たちのドラマにも興味を持ち、ビデオをレンタルして更にハマリ、TVシリーズの視聴を再開して結果的に現在に至っています。そんな中、それよりもずっと前に、興味を持って総集編のLDを購入して観て心に刻まれた戦隊が1つありました。それが「鳥人戦隊ジェットマン」です(この総集編は「東映テレビヒーロー図鑑Vol.2 鳥人戦隊ジェットマン」。DVD5巻に映像特典として入っている様です)。

 「鳥人戦隊ジェットマン」は、今取り上げられると「トレンディドラマ」的な物語ばかりがクローズアップされてしまい、メンバーそれぞれの持っている様々な葛藤や決意が語られず(1人を除いて、地球を守る使命や覚悟を持たずになってしまった経緯が触れられていない)、更には敵内部の確執やジェットマンのメンバーとの関係性も含め(グレイと凱は特に)、当時のドラマとしてはスーパー戦隊シリーズとしては異色ながらも(どう考えても子供に向けてない(笑))、熱いドラマで魅了されました。その中でも一際目立つ存在であるのが、ブラックコンドルの結城凱。キャラクターがブレずに貫き通した意志の強さと、その強さを持ちながらも用意された結末の衝撃は恐らく、スーパー戦隊史上一番ではないかと。

 その凱が、登場する。27話の次回予告で確認した時に「え?」と思いました。「ジェットマン」本編の幕引きがあるのに、どの様に作中に登場させるのか。ゴーカイシルバー登場時の仲代先生の様なものなのか?それとも…?と不安は拭えませんでした。勿論、期待も強く持っていました。20話における「ギンガマン」の炎の兄弟復活の様に。

 その期待と不安を持って観た「ゴーカイジャー」の28話。結論から言えば、とても愛のある、素晴らしいエピソードに仕上がっていたと感じました。脚本を担当する井上敏樹氏は当時の脚本をメインに担当されていることもあって、良くぞここまで違和感の無い組み込みをしてくれたと感動しました。

 その脚本の良さを確実に引き出したのは、当の結城凱を演じる若松俊秀氏。当時と変わらない格好良さ、キレのあるアクションはシビレっぱなしでした。そして、台詞一つ一つの持っている意味が「ジェットマン」の様々なエピソードを蘇らせてくれて、現れた理由もマーベラスに道を示す役割と同時に、普通に暮らしているジェットマンのメンバーを死しても尚守り続けているその姿、最後に空を見上げて「綺麗な空だ」という台詞に繋いだ流れは、目頭が熱くなりました。
 バーでポーカーに興じているシーンの結びに相手が誰なのかが分かり、サックス演奏で締めるなんて、完璧過ぎます!(しっかり、お店も「ゴールデンゲート」でした)

 前回の「星獣戦隊ギンガマン」もそうですが、今回の「鳥人戦隊ジェットマン」が35周年記念とはいえ、本編中で大切に扱われて登場したことがとても嬉しく、このまま進んでしっかり着地出来れば、記念作品という冠に頼らずとも「名作」として名を残せる。そんな印象です。

 来週はアバレンジャーのエピソード。いつ来るかと予想していた2体のロボ合体も含め、目が離せない「ゴーカイジャー」。楽しみです。まぁ、一番楽しみなのはアイムの七変化なのですが…(爆)。

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2011年9月 2日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#09 「ふたりだから出来ること」

 竜宮小町メンバー、アピール回の最後は双海亜美。そして、双子の姉でもある真美と併せて二人の魅力を語るエピソードであろう第9話「ふたりだから出来ること」。次回予告から想像していた内容よりは随分とドタバタに走った感はありましたが、実に亜美と真美を語るには適した内容だったかな、と思います。

 冒頭、直ぐに「ドラマの撮影かな?」とは思いましたが、洋館、稲光が走る窓の外、メイド、殺人事件…と、なかなかにシリアスな場面でスタートしたのには少々驚きました。逆にアイドルの仕事として考えればドラマは普通にある訳で、ドラマの内容が無限に用意出来ることを考えると「アイドルマスター」は軸さえ守ればどんな演出をも許容出来るのだな、と改めて思いました。ゲームをプレイしているからか、どうしてもライブステージに寄ったイメージを強く持っているので、自分の発想が随分と凝り固まっていたことに気付かされました(笑)。

 ドラマは「美人姉妹探偵団」という深夜放映のドラマということではありますが、主演は竜宮小町ということで、亜美だけでなく伊織やあずさも登場し、撮影スタッフにも評判の良い演技を披露していた様子からも、竜宮小町の好評ぶりが分かります。その一方で残りのアイドル全員が負けずに努力を重ねていることを、大きく描かなくとも分かる様にしているさり気ない演出が好きですね。
 各方面に引っ張りだこな竜宮小町が、仕事の合間に戻った事務所での休憩時間30分に起きる事件。伊織が買って来て冷蔵庫に入れておいたゴージャスセレブプリンが箱ごと無くなっているという大事件(笑)。出演したドラマの影響を受けて立ち上がる、美少女探偵亜美&真美の台詞とポーズには笑わせてもらいました。
 探偵と言いつつ刑事モノのノリで突っ走る亜美と真美。社長室を利用してやよいを取り調べるシーン(プリンに醤油でウニ(笑))、ビルの屋上で真を追い詰めたシーン(作詞に挑戦中らしい)、悲鳴を聴き付け、事務所の給湯室で倒れる雪歩のシーン(ダイイングメッセージ?(笑))など、王道のサスペンス系ドラマを彷彿させる演出群と”お約束”はノリノリの亜美・真美と相まって楽しさが溢れていたと思います。

 そんな中、いつも一緒だった亜美と真美が別々に仕事をしている寂しさだったり、亜美がラジオ番組に出演している中、いつも気に掛けている真美の姿だったり、印象深いシーンはしっかりあって、ドラマ「美人姉妹探偵団」のシーンに重なるシチュエーションが重なった中で用意されたサスペンスのクライマックスは二人の”魂の繋がり”を感じさせる演出で、なかなかに盛り上がりました。でも、もっと上を行く演出が用意されていたのは貴音だったと思いますが(笑)。
 エピソードのオチとして、プリンのオバケで恐れおののく春香を経て、プリンを食べた犯人が美希だと分かり、その原因が美希が食べようと冷蔵庫に入れておいたイケイケファンシーゼリーを食べた亜美と真美にあったという、ある意味王道的なものが用意されて一件落着…と思ったら、エンディング後に真犯人が(笑)。これは流石に想像出来ませんでした。
 感動ポイントは多くないものの、亜美と真美の活躍はドタバタで振り回されるのが似合うので、私的には満足度の高いエピソードでした(貴音のお陰?(爆))。

 前回挿入歌の大盤振る舞いをした影響からか(サントラ収録バランスの問題か(笑))、今回は挿入歌の使用は無し。途中、事務所に戻った真美を狙う刺客!の様に描かれたシーンで「Next Life」が流れたので、今回はこれだ!と思っただけに意表を突かれました。犯人確定?!という感じの流れで響を追い掛けた結果で辿り着いたシーンだっただけに的確過ぎる演出でした。
 エンディングは、今回のエピソードを象徴するかの様な「黎明スターライン」。底なしの元気パワーは地球をも飛び出す!という感じで、映像も含めて文句なし。やはり、亜美と真美は二人で居るのがしっくり来るな、と改めて思いました。

 9話のスポンサーコールは貴音、「NO Make!」の案内文はあずさ。何故貴音?と思いましたが、本編を観終わる頃には貴音でなければならないくらいに思える様になっていました(爆)。あずさは、三姉妹の長女としてかと思ったら真犯人だったからなんでしょうね(笑)。

 「NO Make!」(PW:TANTEI)は「事件の前に~亜美真美の欲しいモノ(亜美/真美)」「事件を余所に~仕事中の千早と美希(千早/美希)」「事件の中心~伊織がプリンを買ったワケ(伊織/響)」の3本。ゴージャスメカブプリン…じゃなくてゴージャスセレブプリンの購入行列風景をテレビで観る亜美と真美が話す内容とは…?、メイドの衣装を着る美希と千早。美希が千早にアドバイスする内容とは…?、ゴージャスセレブプリンを購入する為に行列に並ぼうとする響を伊織が一喝…?など、それぞれに聴きどころがある内容の今回。特にオススメなのが千早と美希の会話。恐らくこれは満場一致の意見ではないかと(笑)。

 次回は「みんなで、少しでも前へ」。何やらプロダクション対抗運動会といった感じのエピソードの様ですが、765プロのみんなの色々な表情や想いが観られることに期待! 劇中の季節は春から夏を経て秋に変わっていることも含め、時間軸も含めて注目して行きたいですね。

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