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2011年9月22日 (木)

「コナミシューティングコレクション」&「グラディウス ザ スロット」サウンドトラック到着!

Dscf2952 ここ最近、割と定期的にリリースされ、その術中にまんまとハマり中の(汗)コナミ関連CD。過去の資産を大変上手く活用されており、その当時をど真ん中に青春を過ごした私(笑)としては、やはり特別な思い入れもあって、見逃すことは出来ません。「ドラキュラ」の時は一瞬「粗製濫造」も懸念したのですが、前回の「グラディウス アルティメイトコレクション」で信頼を回復。今回は安心しての購入となりましたが、結果は如何に?!

 ということで、CD-BOX「コナミ シューティングコレクション」(10枚組)と「グラディウス・ザ・スロット」オリジナルサウンドトラックが届きましたので、聴いた所感を残しておこうと思います。

 先ずは「グラディウス・ザ・スロット」のオリジナルサウンドトラックから。

 ここ数年で、アニメやゲームコンテンツとスロットとの組み合わせは物凄く増え、アーケードゲームに取って代わられてしまっている様にも思えるスロット機種の数々。コナミも自社コンテンツを割と精力的にスロットで展開しており、とうとう「グラディウス」の登場となりました。私はスロットをやらないので、音でしか楽しんでいないのですが、実機を全く知らずともなかなか楽しむことが出来ました。
 ゲームミュージックというよりも、アニメのサントラ的に変化した感じのあるサウンド群ですが、それもそのはず。実機の演出もアニメ的になっており、何と主題歌も3曲ある(しかも割と良い感じ)という豪華さ。スロットのイメージで考えれば容易に「ビッグコアのテーマ」的なものが親和性高く感じてしまうわけですが(笑)、そうした素人発想を超えたレベルでキチンとまとめられており、原曲に縛られることのないアレンジと、逆に原作の世界観を壊さずにイメージを膨らませていたオリジナル楽曲群はしっかりと「グラディウス」と「スロット」を融合させることに成功していると感じました。
 原曲ファンであれば、「グラディウス」「グラディウスII」「グラディウスIII」の代表曲たちがどの様にリンクしているのかという視点で聴いても楽しめると思います。熱いビートを刻みダンサブルなアレンジは、気持ち良く「グラディウスの宇宙」に連れて行ってくれること請け合いです(「Free Flyer」「TABIDACHI」「A Way Out of The Difficulty」は魂が叫ぶ!)。何気にジングルも凄く良かったりします。
 一時期、スロット関連を家庭用ゲーム機に移植するのが流行っていたと思うのですが、最近は話題作でもパッタリ無くなりました。この「グラディウス・ザ・スロット」はプレイしてみたいと思うので、是非移植を!(笑) そうじゃないと、実機買っちゃいますよ?(爆)

 次は「コナミ シューティングコレクション」。

 前回の「グラディウス アルティメイトコレクション」よりも2枚多い、CD10枚組という今回のBOX。「シューティングのコナミ」と言われた黄金時代を振り返る、「グラディウス」の影に隠れつつも語り継がれるべき珠玉の名曲たちが一まとめでこうして聴ける喜びは格別です。既に所有しているCDに収録されているものもあるのですが、実機でしか楽しめないものや、CD化されてはいるものの入手困難であったり初収録のものもあり、それだけでも価値を見出すことは容易いBOXセットだと思います。

 各ディスク60分超(というよりほぼ全てが70分超)、各曲2ループ収録という構成。全て聴くのに11時間超えという超ボリュームに満足度が加われば家宝とも言えるアイテムと言えましょう(笑)。
 1枚目はアーケード系「沙羅曼蛇」。「オリジナル」「ライフフォース」「2」「デラックスパック」は勿論、ビートマニアやキーボードマニアに収録された楽曲までフォロー。
 2枚目はコンシューマ系「沙羅曼蛇」。ファミコン、MSX、PCエンジンに加え、アーケード版の未使用曲群を収録。何度聴いてもMSX版の「Operation Seedleek」と「Last Exit」は血が滾りますね。
 3枚目はオリジナル「ツインビー」。アーケードを基準に、ファミコン「もえろ」「3」、「だ!!」(ゲームボーイ、PSP)を収録。
 4枚目は第二世代「ツインビー」。アーケード「出たな!!」「ヤッホー!」、スーパーファミコン「Pop'n」を収録。キャラクターが全面に出て華やかになったものの、楽曲も素晴らしく昇華した感動が蘇ります。特に「出たな!!」は今聴いても素晴らしいメロディで「風の贈り物」「雲海を越えて」惑星メルに平和の戻る日」は目頭に来ます。
 5枚目は移植系「ツインビー」。「オリジナル」のファミコン、MSX(PSG、SCC)、「出たな!!」のX68000(SC-55版)、PCエンジン、開発中止になったPS2版の1面や、ビートマニアに収録されたものなど。目玉収録の多い中で注目はやはりMSX(SCC)ですね。先の「グラディウス」ではPSG版の収録が無かったMSX版ではありますが、今回は両方共収録。X68000版はMT-32ではなくSC-55を選ぶなど、「何を聴かせたいか」ということが感じられる選択には頭が下がる思いです(超マニアックなショップデモの音源まで収録とは!)。何度聴いても感動が蘇る「惑星メルに平和が戻る日」のSC-55版は本当に素晴らしい!
 6枚目は「サンダークロス」。移植の陽の目を殆ど見ていない「サンダークロス」は「1」と「2」の他、MSX「スペースマンボウ」を収録するという憎い演出(?)。
 7枚目はアーケード黄金期。「フラックアタック」「A-JAX」「トライゴン」の他、これらの中で関連曲が使われた「餓流禍」や「極上パロディウス」「セクシーパロディウス」のスペシャルステージ曲までも収録。勿論、ビートマニアも。CDの構成がキラリと光る1枚。ゲームはともかく(爆)、とても熱い楽曲で満たされる1枚です。「A-JAX」の未使用曲の中にまさかの「F-1スピリット」の楽曲があって驚きました。
 8枚目は次世代シューティング。「ゼクセクス」「アクスレイ」の他、「がんばれゴエモン2」に収録された「ゼクセクス」も収録。ここまで来るともう本当に「良く集めた」と感心しますね。ちなみに、「ゼクセクス」はコインデモではイレーネのしゃべりが入っていますが、その他のデモは音楽のみ。つまり「奴は何物だ」は残念ながら未収録です(笑)。
 9枚目はマニアック。主にファミコンで「知る人ぞ知る」的な「ファルシオン」「ジャイラス」(ディスクシステム、NES)「クライシスフォース」、アーケード「とべ!ポリスターズ」を収録。「ジャイラス」相変わらずカッコイイですね。割と最近プレイしたので「クライシスフォース」の収録も嬉しい限り。
 10枚目はボーナス。未発売に終わったアーケード「ビックバイパー」を全曲収録だけでなく、「ときめきメモリアル」収録の「フォースギア」を全曲、「ワイワイワールド」でのシューティング関連楽曲、ゲーム収録版ではない「グラディウス外伝」のデモ曲(聴き比べ用にオリジナルも収録)、X68000版「グラディウスII」のショップデモや、果ては「スクランブル」「スーパーコブラ」「ストラテジーX」「タイムパイロット」「ジャイラス」「ジュノファースト」「メガゾーン」「タイムパイロット'84」「ファイナライザー」といった、「グラディウス」以前の黎明期のコナミが発売したシューティング群のプレイ音源も収録。もう詰め込めるだけ詰め込んだと言う収録内容には脱帽です。特に未発売であった「ビックバイパー」を完全収録してくれたのは驚きです。当時プレイを心待ちにしていただけに、イメージが膨らみますね。

 駆け足でざっと聴くだけでも3時間掛かりましたが(笑)、これから1枚1枚じっくり聴いて行ければと思っています。大満足のCD-BOXであったのは言うまでもありません。となると、次に私が「おぉ」と思えるBOXは何が来るのかな…と期待せずにはいられません。

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