アニメ「THE IDOLM@STER」#09 「ふたりだから出来ること」
竜宮小町メンバー、アピール回の最後は双海亜美。そして、双子の姉でもある真美と併せて二人の魅力を語るエピソードであろう第9話「ふたりだから出来ること」。次回予告から想像していた内容よりは随分とドタバタに走った感はありましたが、実に亜美と真美を語るには適した内容だったかな、と思います。
冒頭、直ぐに「ドラマの撮影かな?」とは思いましたが、洋館、稲光が走る窓の外、メイド、殺人事件…と、なかなかにシリアスな場面でスタートしたのには少々驚きました。逆にアイドルの仕事として考えればドラマは普通にある訳で、ドラマの内容が無限に用意出来ることを考えると「アイドルマスター」は軸さえ守ればどんな演出をも許容出来るのだな、と改めて思いました。ゲームをプレイしているからか、どうしてもライブステージに寄ったイメージを強く持っているので、自分の発想が随分と凝り固まっていたことに気付かされました(笑)。
ドラマは「美人姉妹探偵団」という深夜放映のドラマということではありますが、主演は竜宮小町ということで、亜美だけでなく伊織やあずさも登場し、撮影スタッフにも評判の良い演技を披露していた様子からも、竜宮小町の好評ぶりが分かります。その一方で残りのアイドル全員が負けずに努力を重ねていることを、大きく描かなくとも分かる様にしているさり気ない演出が好きですね。
各方面に引っ張りだこな竜宮小町が、仕事の合間に戻った事務所での休憩時間30分に起きる事件。伊織が買って来て冷蔵庫に入れておいたゴージャスセレブプリンが箱ごと無くなっているという大事件(笑)。出演したドラマの影響を受けて立ち上がる、美少女探偵亜美&真美の台詞とポーズには笑わせてもらいました。
探偵と言いつつ刑事モノのノリで突っ走る亜美と真美。社長室を利用してやよいを取り調べるシーン(プリンに醤油でウニ(笑))、ビルの屋上で真を追い詰めたシーン(作詞に挑戦中らしい)、悲鳴を聴き付け、事務所の給湯室で倒れる雪歩のシーン(ダイイングメッセージ?(笑))など、王道のサスペンス系ドラマを彷彿させる演出群と”お約束”はノリノリの亜美・真美と相まって楽しさが溢れていたと思います。
そんな中、いつも一緒だった亜美と真美が別々に仕事をしている寂しさだったり、亜美がラジオ番組に出演している中、いつも気に掛けている真美の姿だったり、印象深いシーンはしっかりあって、ドラマ「美人姉妹探偵団」のシーンに重なるシチュエーションが重なった中で用意されたサスペンスのクライマックスは二人の”魂の繋がり”を感じさせる演出で、なかなかに盛り上がりました。でも、もっと上を行く演出が用意されていたのは貴音だったと思いますが(笑)。
エピソードのオチとして、プリンのオバケで恐れおののく春香を経て、プリンを食べた犯人が美希だと分かり、その原因が美希が食べようと冷蔵庫に入れておいたイケイケファンシーゼリーを食べた亜美と真美にあったという、ある意味王道的なものが用意されて一件落着…と思ったら、エンディング後に真犯人が(笑)。これは流石に想像出来ませんでした。
感動ポイントは多くないものの、亜美と真美の活躍はドタバタで振り回されるのが似合うので、私的には満足度の高いエピソードでした(貴音のお陰?(爆))。
前回挿入歌の大盤振る舞いをした影響からか(サントラ収録バランスの問題か(笑))、今回は挿入歌の使用は無し。途中、事務所に戻った真美を狙う刺客!の様に描かれたシーンで「Next Life」が流れたので、今回はこれだ!と思っただけに意表を突かれました。犯人確定?!という感じの流れで響を追い掛けた結果で辿り着いたシーンだっただけに的確過ぎる演出でした。
エンディングは、今回のエピソードを象徴するかの様な「黎明スターライン」。底なしの元気パワーは地球をも飛び出す!という感じで、映像も含めて文句なし。やはり、亜美と真美は二人で居るのがしっくり来るな、と改めて思いました。
9話のスポンサーコールは貴音、「NO Make!」の案内文はあずさ。何故貴音?と思いましたが、本編を観終わる頃には貴音でなければならないくらいに思える様になっていました(爆)。あずさは、三姉妹の長女としてかと思ったら真犯人だったからなんでしょうね(笑)。
「NO Make!」(PW:TANTEI)は「事件の前に~亜美真美の欲しいモノ(亜美/真美)」「事件を余所に~仕事中の千早と美希(千早/美希)」「事件の中心~伊織がプリンを買ったワケ(伊織/響)」の3本。ゴージャスメカブプリン…じゃなくてゴージャスセレブプリンの購入行列風景をテレビで観る亜美と真美が話す内容とは…?、メイドの衣装を着る美希と千早。美希が千早にアドバイスする内容とは…?、ゴージャスセレブプリンを購入する為に行列に並ぼうとする響を伊織が一喝…?など、それぞれに聴きどころがある内容の今回。特にオススメなのが千早と美希の会話。恐らくこれは満場一致の意見ではないかと(笑)。
次回は「みんなで、少しでも前へ」。何やらプロダクション対抗運動会といった感じのエピソードの様ですが、765プロのみんなの色々な表情や想いが観られることに期待! 劇中の季節は春から夏を経て秋に変わっていることも含め、時間軸も含めて注目して行きたいですね。
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コメント
今回は亜美真美のはっちゃけぶりが良く出てましたが、7,8話のようなインパクトは感じませんでした。
ですが、車の中の会話「一緒じゃないとつまらない」で、二人は一緒のときが一番輝いてるなと再認識。
それにしても、亜美真美の演技はいつもすごいですね・・。アイマス2でもよく騙されました・・・。
ついでに、貴音さんは何時もぶれずにミステリアスですね:)
投稿: トウカ | 2011年9月 2日 (金) 23時09分
>トウカさん
今回は確かに7話、8話の様なインパクトはありませんでしたね。でも、あの貴音演出だけでご飯3杯はイケる気がするので(笑)、別の意味で印象に残る回とも言えそうです。
そうは言っても、亜美と真美の本質を少ない台詞回しの中に込め、それを演出と併せて伝わる様にしていると感じるのは流石だなぁと思いますし、周囲のメンバーの魅力や関係性もキチンと描かれていたのも良かったです。
亜美と真美、画面狭しと駆け回る元気な姿が一番安心出来ますよね。その分、下田さんは確実に大変なのでしょうけれど(笑)。
投稿: こうたろ | 2011年9月 3日 (土) 10時39分