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2011年9月 9日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#10 「みんなで、少しでも前へ」

 アニメ版「アイドルマスター」も気が付けば10話目。ここまで、良くアニメから遠のいていた私に感想を書き続けさせてくれました。これって実は凄いことだったりします(笑)。

 「芸能事務所対抗大運動会」「芸能人対抗大運動会」と呼び名が統一されていないのが気になるところではありますが(汗)、次回予告から予想した通り、今回は事務所対抗の運動会。竜宮小町デビューの後、少しずつ注目を集めて来た765プロにも参加権が与えられたというのは、着実に前進している証。これを機にまだまだ無名とも言える”竜宮小町以外の”アイドル達にも注目を集める絶好のチャンス! 生中継ということで、一発勝負であることからも気合十分な面々。社長と小鳥さんは事務所でお留守番(笑)。

 冒頭、既に競技「二人三脚」を終えた伊織と真が喧嘩中。割と良くある光景で始まり、その仲裁に入る雪歩が直後「雪歩は黙ってて!」と一喝される光景もまたお約束。そんな日常的な光景の中、「飴玉探し」と思われる競技から帰還する響と貴音とハム蔵。1位を獲ったというところから、765プロの快進撃が始まります。でも、1位を獲ったと戻って来た響や貴音が報告して「おぉー」という他のメンバーは、競技中見ていなかった?(笑)

 事務所対抗ということで、アイドル業界の面々が集う様は、ゲームでは見られない「芸能界」の一角がちょっと見て取れ、他アイドルや事務所について描ききれないことからゲーム中に確実にある”違和感”を緩和していました。そして、その延長上にあるとは言え、全く想像していなかった演出がこの後登場するとは…!

 パン食い競争でビリながらも美味しいところを持って行き目立つあずさ、三輪車競争でトップを勝ち取る美希、チアリーディングで終了後にコケて笑いを取る春香など、765プロの快進撃は続きます。途中、竜宮小町がステージに出るということで抜けて打ち合わせをしている様子を見つめる残されたメンバー。その表情に現れた様々な思いを、負けないように競技で頑張ろうと心を一つにする面々。それを春香が引っ張ったのが素晴らしい!

 そんな傍らでライバルとして登場する新幹少女。始めに名前が登場したのぞみ。ということは、他メンバーはひかりとかこだま?と予想していたら、ちょっと外れてつばめ(笑)。でも、残りはひかりで、所属プロダクションがこだまだったので当たらずとも遠からずでした(笑)。しかし、この新幹少女が、今回絵に描いた様な敵意剥き出し+陰湿な攻撃を繰り出して来る(それは担当プロデューサーも同じでした)。しかも、その対象が仮装障害物競走でピンクアフロを付けて頑張ったやよいとは…許せない!! 言葉の刃に自信を失くすやよいは、いつもの無尽蔵とも言える元気パワーと花丸笑顔が曇ってしまい…(涙)。

 そんな展開の中、まさかのジュピター登場!! バックに流れる「Alice or Guilty」。しかし、ボリュームが小さめで、しかも即画面から消えてしまったのは残念! ただジュピターが今人気絶頂であることを伺わせる演出が入り、765プロのアイドル達との対比や、格上ながらもジュピターが765プロのアイドル達にちょっと興味を持っている素振りもさり気無く描かれていました。

 更に! うぉーーーーーっっっ!!! まさかの876プロ! 愛!絵理!!涼!!!が登場!!!! 大きいエビフライを持って。これはジュピターより凄い衝撃でした。

 借り物二人三脚で再度コンビを組む伊織と真。まだまだ仲違い中。でも借り物の内容が「事務所のイジられ役」ということで、二人の意見は即一致(笑)。しかし、まだ仲違いが続いている中で、真が強引にスピードアップしたためにバランスを崩して転倒。トップを逃しただけでなく、総合得点でも逆転され、真が膝に怪我という最悪の状況。その中で、やよいが新幹少女に受けた仕打ちの告白、新幹少女のプロデューサーが持ちかけて来た裏取引など色々なことがありながらも(裏取引の方の一蹴は水瀬グループのお陰か(笑)。でも、伊織はちゃんと聡明で優しい面がちゃんと描かれていますね)、そんな仕打ちに屈しない765プロの面々の思いは、最後の競技へ!

 接戦の中で雌雄を決するのはやはり対抗戦の花形全員リレー! 流れるは「L・O・B・M」! もうこれ以上無いという選曲に観ているこちらも観戦気分が盛り上がります。響、貴音、雪歩、美希、あずさ、亜美、真美、春香、千早とバトンに託したそれぞれの思い。そして、やよいにバトンが渡るも自信喪失から立ち直っておらずにどんどん抜かれてしまい、更に落ち込んでしまう…。そんなやよいに喝を入れたのは、やはり伊織! そして、一人抜いたところで全てをアンカーの真に託す!「残り全員抜け」と言う伊織の思いを受け取った真だが、負傷した膝のダメージはなかなかに深刻。しかし、その真に全力全開のパワーを与えたのは、やよいの心の底からの声援と、思いを繋いだメンバー全員の声援。雄叫びを上げて走る真と、最後の直線に「L・O・B・M」の歌詞「フルブーストで行けるとこまで」を重ねて来る演出は、最後に1位が写真判定になる接戦となるお約束もなんのその、とても盛り上げてくれました。この感覚、「アイドル伝説えり子」の水泳大会以来ではないでしょうか(私にとって最高の褒め言葉!)。決戦を見守るこだまプロのプロデューサーを横目に「小物が」という黒井社長の演出も地味に面白かったです(笑)。

 優勝を決めた765プロ。トロフィーを受け取ったのは代表として竜宮小町のリーダーである伊織。しかし、MVPに輝いた真へと手渡す伊織。実に伊織らしい表現で、そういう部分もちゃんと分かっている真が爽やかに受け取るところも素晴らしい。そんな真も、全力を出す切っ掛けをくれたやよいにトロフィーを手渡します。本編中ずっと沈んでいたやよいが最後に見せてくれた泣きながらの満面の笑みは強烈に印象に残り、そのやよいを中心にして記念写真に繋いでエンディングへ。それを受け止めるのはコレしかない!と思っていた「GO MY WAY!!」! 876プロの3人がその光景を見て感じていた765プロの団結力を本当に上手く描いたエピソードになったと思います。この辺りは、気持ちを入れ過ぎていて(笑)、ちょっと泣けて来るくらいでした。

 祝勝会の様子をバックに流すエンディングは、まさかの765プロ+876プロのオールスターズ!! 10月に発売されるアルバム2枚目に収録されると思うので、滅茶苦茶楽しみです! それはそうと、あまりにもこちらの「こうなって欲しい」を形にしてくれた本編の流れはとても気持ち良く、非常に密度の濃い内容であったのは特筆したいところです。

 10話のスポンサーコールは亜美(竜宮小町で固めていると思うので、恐らく真美では無いと思います…)、「NO Make!」の案内文は律子。今回は特別本編に大きく関わったメンバーではありませんが、そろそろ必ずそういう意味づけではなくなって行く回数ですからね。

 「NO Make!」(PW:TAIKAI)は「真とあずさのRoad to 運動会!(真/あずさ)」「真と雪歩のRoad to 運動会!(真/雪歩)」「真と美希のRoad to 運動会!(真/美希)」の3本。運動会を超楽しみする真と、不安を抱いている面々との対比を描いた3本。頑張る姿を映すことに意義を見出すあずさ、雪歩姫と真王子を感じるやり取り(笑)、真大好き擦り寄る美希など、三者三様。本当に本編も含めて真づくしの今回は、監督の贔屓目が爆発したのでしょうか?(笑)

 次回は「期待、不安、そして予兆」。少しずつ知名度が上がってきた765プロ。何やらちょっと重いエピソードになる様な予感がします。そろそろ1クール終了ですから、後半に繋がる流れがいよいよ始まる可能性はありますよね。ジュピターも出て来て、確実に物語が動いているのが分かるので、今後の展開も目が離せません。

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