アニメ「THE IDOLM@STER」#11 「期待、不安、そして予兆」
テスト間近ということで制服のままで事務所に来る春香。先客のやよいも自宅ではなかなか勉強に集中出来ないということで勉強中。そんな中、これまで積み重ねて来た様々なことが実り、竜宮小町主体とはいえ、765プロ感謝祭の開催が実現!観ている私達も待望のライブステージです!!
ライブに向けて新曲の用意がなされ、みんなの士気も上がります。勿論、観ている私達もテンションアップ(笑)。ステージ披露に向けて練習に励む面々ですが、それぞれに得手不得手があって練習が思う様に進まず、完成させるのは難しいと判断した先生はレベルを下げる提案を持ち掛けるものの、皆でサポートし合って全力でステージを創り上げると団結。春香・千早・美希、真・雪歩・貴音、やよい・響・真美と3チームに分かれ、竜宮小町に負けない様にそれぞれがレッスンに励みます(このチーム分けも凄く自然な組み合わせ。流石です)。そんな彼女たちの姿を写しながら、特に春香をクローズアップして、流れるは「笑って!」。もう、前奏が流れただけで目頭に来た私ではありましたが、演出に対する選曲としては最高の組み合わせ。学業もレッスンも「楽しいことだけじゃないけど、私頑張ってるからね」という歌詞は、春香の姿だけでなく、765プロみんなの姿に、そして視聴者である私たち自身にも沁みるものであります。
疲れてバテ気味のメンバーに飴を配ったり、周囲にいつも気を配って笑顔を絶やさない。けれど、直向きに頑張る春香の姿は765プロの中で確実に支えになっているのを感じます。そんな春香も頑張り過ぎてしまうのが玉に瑕。ちょっと無理が祟ってレッスン中に足を捻ってしまうものの、真の応急処置のお陰で大事に至らずに済みました。
一方で練習しても練習しても上手く行かずに焦る雪歩は「足を引っ張るくらいなら出演しない」と言い始めます。しかし、それを諭す貴音。この役割は個人的に素晴らしい!と思ってしまいました。「覚悟が足りない」という言葉に、それぞれが感じるものがあったと思います。
竜宮小町も厳しいレッスンを重ねている光景を見て、自主練習に励む春香。その姿を見てサポートする千早。手応えを掴んだものの帰宅出来ない時間になってしまい、千早宅へ泊ることになる春香。遠距離通勤している春香、765プロの中では春香に心を開いている千早など、流れに全く無理がなく、そして千早宅にて料理を作る傍ら、雑談の内容や室内の映し方で千早自身について語られる流れもとても上手かったですね(写真に弟と思しき男の子と一緒に収まっているので、どこかで何か語られるでしょうか…)。
これらの各場面を彩るBGMが今回はまた素晴らしかったです。「i」のアコースティックギターアレンジ、「蒼い鳥」や「GO MY WAY!!」のアレンジも大変効果的に使われ、サントラCDを聴く楽しみも増えているというのは、ある意味凄いことかもしれません。
それぞれが色々な想いを胸にステージに向けて頑張っている中、その前からやる気に満ちていた美希に、まさかの展開。6話で美希が覚醒した切っ掛けとなった「頑張れば竜宮小町に入れてもらえるか」という美希の問いに対して、電話でバタついていた中にいい加減な回答をしてしまったプロデューサーにツケが回って来るとは。「うそつき」という一言を残して、美希の覚醒モードがオフに…。美希の信頼を落としてしまったこの状況をどの様に回復するのか、我らがプロデューサー腕の見せ所だ!
今回は、そのサブタイトル通り「期待」「不安」「予兆」という、これからの展開に必要な大事なエピソードだったと思います。竜宮小町以外の765プロメンバーをどの様に面倒見て行くのか、という部分はこれまで予想以上に上手く積み重ねられて来ていると感じます。こういった沢山の山や谷を越えて、初めての煌めくステージに到達出来れば1クール目(?)は成功かな、と。それが今回用意された新曲の意味にまで結び付けられたら、心揺さぶられそうですね。アイドル達それぞれに色々振り回され、悩まされ、ぶつかりながらも勝ち取る栄光。そういうのも「アイマスらしさ」ですから、こういう物語の流れになってくれたのは嬉しい限り。
挿入歌「笑って!」、エンディング「START!!」と選曲もバッチリで、本編内容も含めてなかなかに春香尽くしのエピソードとも言えるものでしたが、春香主体で物語を描かずとも、何気ない演出の積み重ねで「天海春香」というキャラクターをしっかり定着させられるのだな、と春香が実に春香らしく描かれていることが嬉しく思いました。
11話のスポンサーコールは千早、「NO Make!」の案内はやよい。今回はそれぞれにスポットが当たりましたし、順当なところでしょうか。
「NO Make!」(PW:BENKYOU)は「響と真美のレッスン帰り道(響/真美)」「影の功労者(貴音/やよい)」「美希、全力でレッスン中!(美希/伊織)」の3本。響と真美、レッスンで帰宅が遅くなったことから家族の話になりつつ、実は結構似た者同士?なんて感じる1本だったり、数学が苦手なやよいに身近なものに置き換えて考えることを教える貴音だったり、竜宮小町に入ることを信じて頑張る美希の思いと、その真意に気付かず受け答える伊織など、11話のエピソードに華を添える3本。地味に効果的に思える「NO Make!」は今回も良い感じでした。
次回は「一方通行の終着点」。前半の山場と言える回になりそうなタイトルにあれこれ想像してしまいますが、美希の動向やプロデューサーの対応など目が離せない内容満載で楽しみです(感謝祭開催は次々回かな?)。それにしても、よくぞここまで安定したクオリティで毎週楽しませてくれているなぁ、と改めて思う今日この頃です。
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コメント
やはり、おおまかな設定はアイマス2準拠で、オリジナル展開と行くのでしょうかね。木星は既に人気が有るみたいですし。
アイマス2のシナリオを組み込むとしても、ゲームの様に1:1でこその魅力というのもあるので、どの程度入れてくるかが楽しみです。写真の伏線も入れてきたわけですし。。。
千早の部屋にクマのぬいぐるみが無かったですね
投稿: トウカ | 2011年9月17日 (土) 03時45分
>トウカさん
アニメ版はある意味「集大成」的な作りになっていると感じるので(876プロのメンバーが出た事や、既に結成済で人気もの高さも伺えるジュピター等、時間軸がゲームとは全く異なりつつも、違和感なくまとめられていますから)、961プロに移籍という話は無いにしても、そんな雰囲気をに匂わす美希の行動とかあるかもしれませんね。
確かに1人にクローズアップする様なエピソードであるゲームの様な展開は組み込めないと思うものの、上手く演出して語ってくれることは期待したいです。
投稿: こうたろ | 2011年9月20日 (火) 12時31分