「ファミソン8BIT☆アイドルマスター BEST ALBUM + LIVE DVD」
今から3年前にリリースされた「ファミソン8BIT」シリーズの「アイドルマスター」版。1980年代のナムコ黄金期に身を置いていた私にとって、この上ないコラボレーション。この時はまだ今ほど「アイドルマスター」というコンテンツへの肩入れはしていなかった頃であり、どちらかと言えば「ナムコのコンテンツとのコラボ」への興味比重が高かった頃に発売されたシリーズでした。聴いてみると、原曲の取り入れ方やアレンジ、唄っている765プロアイドルとの関連性など、とても丁寧且つ大胆に、驚く程的確に創られた世界にとても感動し、私にとってこの「ファミソン8BIT」のシリーズは一際思い入れの強いシリーズになっています。その「BEST ALBUM」がリリースされると知り、更には「HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」のアイドルマスターステージが収録されたDVDが付属するなんて素晴らしい!と発売を楽しみにしておりました。
発売日を迎えて無事入手。早速聴いて観てみることに。
先ずジャケット。発売されたシリーズ同様、ファミコンのナムコット紙パッケージと同じデザインで、しかもシリーズNoが06となっていて、過去リリース分の連番になっています。そして、その時に登場することのなかった響、貴音、小鳥がジャケットになっており、単なる「BEST ALBUM」として過去資産を安くまとめただけでない気遣いに感動です。響はたろすけ(和のテイストですからね)、貴音はワルキューレ(戦の女神に納得)、小鳥はバロン(空中戦だし)など、コラボしたゲームとの関連性も納得行くもので流石! 中身も「ぷちます!」感が色濃くなった「765ワールド(6)」が掲載されており、こちらもたった4コマながらも(笑)かなり気に入りました。
収録内容を見ると、オープニング、エンディングは勿論、ジャケットにもなった新規収録組のトーク。しかも、キャストが変わった雪歩まで加えているという隙の無さ。収録曲に関しても、雪歩の「EXCAVATE」は唄い直し、響の「うれし・はずかし道中記」、貴音の「旅の途中で」、小鳥の「飛べ!スカイキッド」は新収録曲という、正に完璧な構成。勿論、新曲3曲は全て出色の出来であり、「アイドルマスター」本編ではなかなか唄わないタイプのものだったりするのも良いですね。特に響の「うれし・はずかし道中記」は最高の仕上がりでした。さり気なくメインメロディが顔を出す貴音の「旅の途中で」、お約束要素満載の小鳥の「飛べ!スカイキッド」も勿論良かったです。これまで発売されたシリーズから「NEW SONG」を全曲収録しているので、5周年記念ライブで唄った「Labyrinth」「Fly High!」「Shooting!!!」をはじめ、私が本当に素晴らしいと思った「L<>R」や「乙女心盗んで!」など珠玉の曲たちは、再評価して欲しいなと思うものでありました。
また、各曲のカラオケ、ドラマパートで使用されたBGM、「EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」用にアレンジされた「エージェント夜を往く」「GO MY WAY!!」のカラオケまで収録しているという、正に「ファミソン8BIT☆アイドルマスター」の集大成となっているアルバムは、もう「ベスト盤」という言葉では括れないものになっています。
で、ある意味もう一つの主役と言える「EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」のアイドルマスターステージが収録されたDVD。
観てみて驚いたのは、このライブに参加しているにも関わらず、本当に何も覚えていないということ(汗)。この2008年というのは、私が初めて「アイドルマスター」の関連ライブ(3周年記念ライブ)に参加した年であり、その興奮が冷めやらぬ中で参加したライブだったはず…。なのに覚えていないことはショックでしたが、冒頭にも書いた通り、まだまだ思い入れが足りなかった頃で、ライブへの臨み方も今とは違っていますから(光物を携帯していないくらい)仕方がないですよね…(このライブは、光吉猛修氏やHiro師匠の「スペースハリアー」や「ファンタジーゾーン」、古川もとあき氏の「グラディウスII」や「XEXEX」が披露され、古代祐三氏や細江慎治氏なども参加していたという、私にとって夢の様なステージだったので尚更です)。
言い訳はこのくらいにして(笑)、今更驚いたのは「ファミソン8BIT」として披露された4曲のうち3曲が5周年記念ライブで披露されていたこと。振付も凝っていて、今のステージを知っているからまだまだ不慣れな印象を抱きますが(仁後さんの表情が硬いなど)、披露している歌はレアなものばかりなので、こうして映像メディアとして手軽に観られる様になったのは嬉しい限り。普段のアイマス曲と比べると難しい側面もあるファミソン系の歌は、ライブの時にコールやハンドクラップなどの声援を入れるのが難しいので、その辺りが見て取れるのも面白かったです。
DVDは45分くらいで、4:3で通常のライブDVD的な編集となっているものと、16:9でカメラワークなど凝らずに収録したものの2タイプが収録されています。勿論、観るなら前者の方が良いのですが、雰囲気を味わうという意味では後者もアリかな?という感じですね。それにしても、この時自分がどの辺りに居たのかすら漠然としか覚えていないというのは…(汗)。
そんなこんなでフルに楽しむことが出来た今回のアルバム。CD3枚+DVD1枚組という大ボリュームを堪能出来るので、未体験の人には是非オススメしたい1枚。「ベスト盤だから」と購入を躊躇っている人にも、それだけの価値がある1枚とオススメしたいです。
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