« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »

2011年10月

2011年10月30日 (日)

【終了報告】テイルズ オブ エクシリア (TOX)(ミラ編) 20111030

Dscf3048 ジュード編をクリアしてから、コンスタントにプレイを続けていた「テイルズ オブ エクシリア」。ミラ編で始めた2周目、サブイベントもかなりこなし、闘技場やマグナ・ゼロも攻略していたこともあって時間がかかりましたが、ようやくエンディングを迎えることが出来たので所感を残しておこうと思います。
 尚、ジュード編クリア直後セーブが55:15(Lv.70)で、ミラ編開始直前セーブが71:45(Lv.85)という状態ですから、ミラ編クリア直前セーブの118:29(Lv.88)から見るに結局2周目も40時間くらいはプレイしたのですね…。

●引き継ぎに際し

 今回、戦闘評価によるグレードポイントではなく、実績ベースの評価によるグレードとなる為、獲得可能なグレード値が決まっており、更には完全クリアをしたところでグレードショップの全ての項目を購入するが出来ない為、私が2周目で選んだ内容は

  • ショップレベル引継ぎ(1000)
  • ガルド引継ぎ(1000)
  • 道具アイテム引継ぎ(300)
  • 素材アイテム引継ぎ(500)
  • ビジュアルアイテム引継ぎ(200)
  • 装飾品アイテム引継ぎ(700)
  • 特殊アイテム引継ぎ(200)
  • 獲得経験値2倍(300)
  • 素材ポイント2倍(300)

 の合計4500ポイント。ジュード編クリアの後、残っていて消化可能だったサブイベント類(魔装獣、マグナ・ゼロ、謎の宝珠など)をこなしてから2周目をスタートしました。

●2周目を始めてみると

 装備品は魔装具以外は全く引き継がれておらず、基本的に全て入手し直し(汗)。マップ上にマークされたランダムトレジャーなどもクリアされてしまっている為、ある意味全てやり直し、という状況は「えー」と思いましたが、始めてしまえば「ショップレベルとガルドや素材を引き継いでいるので、最初から最強レベルの装備で戦える」「マップのマーキングが付いていたら何処が行き漏れているか分からない」など、ブック関連はデフォルトで全て引き継がれる為に、入手済みのものは改めて入手し直す必要なく不足分を得ることで称号を達成出来るというものだったので、最初に感じた程のマイナス要素はありませんでした。
 また、マグナ・ゼロを攻略済で魔装具解放していた為、序盤から戦闘はほぼ無敵(専用のファイティングチャットを最後まで聴かずに終わるくらい。それはそれでどうよ?という気もします)。離脱したキャラクターが戻って来ると弱い装備で戻って来るのはご愛嬌として(笑)、戦闘にあまり気合を入れずに物語に集中出来たというのは特筆したい部分かもしれません。
 経験値2倍の効果がかなり現れるかと思いきや、ラストダンジョンに到達した時のレベル差は10程度でした。勿論、不必要な戦闘はあまりしていないので、厳密に比較出来る数値ではありませんが、経験値5倍が付けられたら世界は変わっていたかもしれませんね。

●ミラ編は

 ミラ編を最後までプレイして分かったのは、「ジュード編で分かることがミラ編では分からない」ということ。逆に「ミラ編でしか分からない事は、ジュード編では分からない」ということで、馬場プロデューサーが言っていた通り、ジュード編とミラ編の2周プレイをしなければ、「エクシリア」の物語は完成しません。サブイベントも含めて、本編の中に入れておくべき内容が欠けてしまう為、1周プレイでは消化不良を起こすのは当たり前で、この割り方にはかなり問題があると感じました。その為、1周プレイだけで止めてしまう人も多く居ると思われ、折角練られた物語の魅力を伝えきれずに終わってしまうという創り方には疑問が残ります。
 2周目は戦闘がほぼ無敵な分、物語に集中が出来たのは先に触れた通りなのですが、このことも手伝って2周目で色々なことが沢山分かり、物語としての感動は圧倒的に2周目の方が大きかったです。ただ、1周目(ジュード編)であった事がすっぽり抜け落ちている為に、やはり気持ち悪さは残り、「もっと素直に物語を見せてくれれば良かったのに」と思わずにはいられません。2周させるのではなく、1周の中にザッピング的にそれぞれの視点を見せる方が絶対に良かったと思います。そして、サブイベントの中には「これがサブイベント扱いされているのはどうなのか?」という重要な内容があるのもどうかと思います。これまでの「テイルズ オブ」シリーズよりも、サブイベントの切っ掛けをチャットで教えてくれるので見つけやすいものの、そのチャットも見落とすことがあるので、後で見ることが出来るとしてもプレイヤーに対して”本当の意味で親切”とは言えないものだったのではないか、そう感じています。

 ちなみに、ミラ編とジュード編で異なる部分をざっと挙げると…

  • 冒頭(研究所に入るところより前のジュードの動向が分からず)
  • ジュードがアグリアに殺されそうになるまでの経緯
  • キジル海瀑のプレザに会うところの会話(逆にアルヴィンが岩を狙うやり取り無し)
  • 儀式後にイバル達を追い出した後、次の行動を思案する部分
  • ハ・ミルのエリーゼを誘い出す部分なし(代わりに村長からジャオの話)
  • サマンガン海停行きの船の上はエリーゼと会話(逆にジュードやアルヴィンの会話なし)
  • シャール家に泊まる時、ローエンに精霊術の指南を受ける(代わりにジュードがエリーゼの件をローエンに相談する部分無し)
  • ミラが買い物に連れて行かれる部分がちょっと多い(ジュード編はドロッセルとエリーゼが顔を見合す部分が無い)
  • クレイン暗殺の後、買い物のシーンがある。ガラス玉がペンダントになる部分からジランドが来て捕まり(強制戦闘は楽勝でも絶対に倒せない)、ガンダラ要塞の牢屋のシーンから脱出までは完全にミラ視点(ジュード視点では分からなかった、エリーゼやドロッセルの決意、ミラが再起不能になったシーン、目を覚ました直後などが明確に。逆にその裏の出来事(ジュードたちがガンダラ要塞に至るまでの流れ、クレインの死、アルヴィンの離脱など説明無し))
  • ル・ロンドに着いて、診察中にミラとジュードの両親との会話がある(医療ジンテクスの説明などもされていたことで、精霊の結晶に繋がる)。
  • ル・ロンドにてアルヴィンとジュードの父親との会話があり、アルクノア関連の話がある。ミラは寝た振りでその話を聞いていたという事実。その後、ミラがアルヴィンを見る表情が変わる。
  • シャン・ドゥにて大会前に落石現場の検証(アルヴィンの母親のこと、イスラのことなど)。逆にエリーゼの記憶に関するイベントが無くなる。
  • シャン・ドゥで決勝前に毒入りの件があり、ミラがアルヴィンを問いただす流れがある。
  • ミラが幼少の頃に遊んだ子供と再会。その正体
  • ワイバーン墜落後のカラハシャールでの個々の話(エリーゼの可愛さに目覚める、ローエンの覚悟と戦いが終わった後について、レイアの怪我の原因とミラ達と同行する理由を綴った手紙、アルヴィンの行動の真意)
  • (この後はずっと同じ)
  • 断界殻(シェル)が破られ、ガイアスに気絶させられて目覚めて以降の単独行動部分(夢の中でマクスウェルの声が聴こえる)。後にレイア、ローエンと合流。その後、アルクノア、エレンピオスについて語るミラ。尚、逆にジュード側のミュゼとの出逢いが無くなる。
  • ノール灼洞経由(ククル凍窟は通らない)。レイアの看護師になる夢について動機の話。ミラがもどかしく感じている感情とは。
  • ザイラの森の教会でジュードと再会した後、夜泊まるとアルヴィンがミラを暗殺しに部屋に入って来る。母親の死、ジランドの裏切りなど、自暴自棄気味のアルヴィンに案を出すミラ。
  • ガイアスの城にて、レイアとアグリアの会話。それを立ち聞きしてしまうミラが感じた感情は。
  • ジランド戦後、槍を起動する時のミラと四大の会話
  • 死んだミラが四大精霊の力で復活するも記憶が無くなっている状態で行動
  • ニ・アケリア、ハ・ミル、イラート海停での記憶を巡る道とミュゼの存在、四大精霊の想い、ミラの存在の真実が語られる。
  • マクスウェル戦の直前に大復活!(このシーンでジュード編とまた繋がるが、ミラ編にはアグリア、プレザの最期、イバルとの顛末、マクスウェルとの会話など全く無い)
  • (ここから先はほぼ同じ)
  • 後日談は、ミラは四大、ミュゼと共に世界を見守っている様が分かる。

 など、本当に色々と違います。特に、ジュード編をプレイした時に感じた、アルヴィン、レイアについての物足りなさはこちらでカバーされており、逆にミラ編からプレイしていたのであれば、ジュード、エリーゼについて物足りなくなります。ローエンについてはほぼ同様なので(一部違いますが、メインはどちらも通る)、また、イバル、ガイアス、ミュゼ、プレザ、アグリアについてもそれぞれの編で比重が異なり、どちらか一編ではかなりの消化不良となります。2周前提とするならば、そういう惹き付けをそれぞれの編において入れておかなければならないと思います。これが無いので、初めてエンディングを迎えた時に「ふぅーん」と思って終わってしまうのではないかと。2周終えて、一応全ての内容を観て感じたことは「勿体ない」ということだったので、1周プレイして終わる人が多いであろうことを考えると、やはり勿体ないです。かと言って、強烈に「2周目をプレイしてみなよ!」と言うほど薦められないのも辛いところです…(苦笑)。

●プラチナトロフィーに向けて

 2周目はかなり丁寧にプレイしたので、基本的にサブイベントは恐らく逃さずに消化出来たのではないかと思います(「サブイベント」の一覧に出た内容は「Failed」にならずに全て「Complete」に出来た)。「誰よりもサブイベンター」が獲得出来たので、ある程度はこなせた証かな、と。同様にロングチャットも一覧で「New」と出ているものを全て再生したら「ラジオ」が獲得出来たので、こちらもある程度はこなせたということでしょうか。
 2周目プレイ中にショップビルドも完了し(1周目で完了出来なかった「道具屋VIP」と「料理屋VIP」を獲得)、ラストダンジョン「世精ノ途」に行ける様になった頃には400万ガルド以上持っていたので、不足している全アイテム一気購入(200万くらい使いました)。これにより、「アイテムクレイジー」を獲得。この頃には「レアモンスター教授」も獲得出来ました。
 トロフィーには関係ありませんが、この時点で闘技場もこなし、シングル上級にて書物関連を全て入手し、EXキャラ戦にて特殊武器も入手。ジュードやミラ以外のキャラクターも使ってみて、全員それぞれに面白味があることも分かりました。中でも操作系ややれることの好みとしてはエリーゼかも(ティポのON/OFFにより色々選択出来るのが楽しい)。術者の割に意外とローエンの操作も面白かったです。動きの重さから、扱いにくかったのはアルヴィンかも。

 クリア後、プラチナトロフィー獲得に向けて未獲得の回数関連、レベル関連を増やす為に色々な作業(笑)開始。「クリーム牛丼・特」を食べた後、並、大、特を購入して「世精ノ途」へ。クリーム牛丼が底を尽きるまで、出入りして戦闘を重ね、料理が無くなったら補充しにトリグラフへ…を繰り返すこと3時間ほど。全員レベル99(カウントストップ)に到達し、リリアルオーブ全開放にて「黒帯拳法使い」「精霊の主」「最強傭兵」「プロ精霊術士」「天才軍師」「流派伝承者」を獲得。各キャラも使いながら同時に「チャージマスター」「ティポマスター」「調律マスター」「活伸棍術マスター」も獲得。

 現時点で残っているのは「グレート・コンボイスト」と「スンゲーシェフ」のみ…ということで、ほぼ確実にプラチナトロフィーの獲得が約束された状況です。コンボは「1ダメージ」のスキルを付けてローエン辺りで出来るかな?と思いますが、実は2周目終了まで料理を殆ど使っていなかったので、料理効果発動回数を重ねるのが一番辛い作業だったりします(苦笑)。後480回ほど料理効果を発動しなければならない、ということはエンカウント数が480必要ということですからねぇ…。ちなみに、クリア後に術技、料理などの回数を重ねるプレイで既に5時間経過(汗)。

 取り敢えず、やりきってしまいたいところです。早く「アイドルマスター2」をプレイしたいので(笑)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年10月28日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#17 「真、まことの王子様」

 とうとう監督イチオシの真が主役のエピソードがやって来ました! 脚本や演出、絵コンテは別の方が担当しているものの、アニメ「アイドルマスター」自体が錦織監督の代表フィルムとなる訳ですから、このエピソードは別の意味でも重要でしょう。前回若干のパワーダウンも感じられたフィルムの出来は如何に?!

 ということで、変な勢いが付いた状態で観た16話に比べ、そういう気分的影響が少なく済んだ17話は極端に盛り上がるエピソードでは無かったものの、とても真らしい素敵な仕上がりを見せてくれました。「アイドルマスター2」に準拠しながらもゲーム本編よりも愛のある仕上がりで、終盤はちょっとグッと来ることがありました(16話は1つもグッと来る箇所が無かった)。

 主婦や学生に大人気!となった真は、女の子でありながら、凛々しい風貌もあって女性から「王子様」と慕われるアイドルで、事務所に入り待ちが出る程に。そんな真がアイドルを目指した理由の根幹に父に「男」として育てられた反発や、本質的に可愛いものが大好きであることから「可愛い衣装を着たい」という気持ちが強く表れており、月刊LaLaLaで連載中の少女漫画のシチュエーションにも憧れている描写(漫画の登場人物であるヒロイン、王子だけでなく、暴漢、馬までも自ら演じて読む姿)は、真というアイドルをとても上手く表現していたと感じます。その会話の背景でテレビCMに出る真の凛々しさを重ねることで、”真自身が思い描く夢”と”世間が見ているアイドルとしての自分”とのギャップをハッキリ映した上でそこに悩んでいることも明確にした流れも自然でした。後ろに白いPS3ならぬPSB(?)が置かれていたり、PS3版の発売日に合わせたお遊びも忘れていませんでした(笑)。

 しかし! ここでまさかの千早に纏わる演出挿入。千早の携帯電話を鳴らす主は「如月千草」…? 表情を曇らせて外に出る千早。本当にちょっとずつ千早の演出群は引っ張りますね。この流れだと後半の山場の1つ(前半で言うところの美希と同義)になりそうですね。もう本当に楽しみに待つしかありません。

 話を戻し、真はテレビ番組の収録へ。どうやら今日はプロデューサーを独り占めだそうで。それを羨ましがる春香でしたが、この辺りの会話など赤羽根プロデューサーとアイドル達の距離感は絶妙。これが「アイドルマスター」の世界観ですよね。
 で、真がゲストに呼ばれた番組は「王子様の昼下がり 特集・イケテル貴公子大集合~!」。と正に主婦層に受けそうな番組(笑)。ゲストは他にもジュピターや、筋肉…って! それはそうと、ジュピターを警戒する真に冬馬が収録中に口撃。それに熱くなってしまった真は収録中なのに大声で反論。何とか誤魔化して切り抜けるも、961プロが要注意であることには変わらず、挑発に乗らない様にプロデューサーにも注意を受ける真。収録後、再度鉢合わせるジュピターにまた挑発され、先日の響のこともあって「汚い事をしているのはそっちだろ!」と怒りが収まらない真を制止する赤羽根プロデューサー。そこに登場する黒井社長。ここでのやり取りの中、黒井社長登場前に赤羽根プロデューサーが言った言葉に反応する冬馬が描かれており、ここは地味に重要な演出。今後、ジュピターが黒井社長のやり方に気付く切っ掛けの1つになるかもしれませんからね。

 真の怒りの矛先は、ガンシューティングゲームへ(ゾンビものでしたが、筐体横にはそのまま「タイムクライシス4」と書かれていました(笑)。それはそうと、ゾンビの動きが随分と細かくて、こんなところにも力が入っていたのは驚きました)。なかなか上手い赤羽根プロデューサーに共感を持った瞬間です(笑)。そんな”男の子”の面を垣間見た真は、PuriPuriというブティックに立ち寄ってミニスカートにチェンジ! 赤羽根プロデューサーを遊園地デートへ誘います。ここに流れて来る「自転車」は素晴らしいタイミング!(先週の「TRIAL DANCE」とは大きく違います(爆)) 歌をバックにジェットコースター、お化け屋敷、コーヒーカップなど遊園地デートを満喫する真と疲れて行くプロデューサーが微笑ましく描かれ、良い感じに纏めていましたね。鬼退治ゲームの最中の会話、そこで獲得した大きなクマのぬいぐるみ。この後、これらがキチンと活きるのもエピソードの完成度が高く感じられる要因の1つになります。

 普通に楽しんでいる真の様子を見付けた女学生。しかし「堂々としていれば気付かれない」という真の言う通り、特に騒がれることもなくスルー。恋人同士に見えるか?などの赤羽根プロデューサーとの会話、その後の暴漢に絡まれる女学生を助けに入ろうとする真、間に割って入る赤羽根プロデューサーとその顛末。この辺り本質的にゲーム本編と似ているのに、何故か今回のエピソードの方がしっくり来ます。これって脚本や演出の違いから来るものなのでしょうか。とにかく、本当に細かい気遣いが活きている様に思いました。恐らくゲームが真視点でしか描いていないことに対し、今回は「真が持っている自分の夢」がありつつも、それを見ているファンの皆が持っている「真に対する想い」に対しても触れているというのが大きな違いかな、と。そこで真がそれを理解し「ただ自分の想いを貫くだけで可愛さを求める」のではなく、キチンと「アイドルとしての菊地真」を見詰めたことが素晴らしい。それを締める演出の最後としてメリーゴーラウンドで、真をエスコートして馬車に乗せる赤羽根プロデューサーのパーフェクトコミュニケーション振りはちょっと胸が熱くなりました。ここで流れていた「CHANGE!!!!」のインストがまた強力で、主題歌が持つメロディラインの効果は抜群だということを改めて感じました。

 事務所に帰って来て、出迎える美希や亜美、真美。この出迎えるメンバーもとても上手く選出したと思いましたね。赤羽根プロデューサーを色々な意味で「特別」と思っているメンバー3名ですから(笑)。だからこそ、「デートして来た」と堂々と言う真の発言に驚いて、赤羽根プロデューサーに詰め寄る流れがとても活き活きしていました。美希の発言の迷い方などちょっと面白かったです。

 後日、「ぴったんこカンカン」ならぬ「ぺったんこランラン」へ収録に行く真。「王子様大集合!キラキラ笑顔百連発!」という、「またこんな仕事」と言われてしまう様な番組ではありましたが(笑)、真の成長を感じられたエピソードを締め括るのは新曲「チアリングレター」(作詞:mft/作曲:MIKOTO/編曲:梅堀淳)! これがまたとても良い感じで、錦織監督渾身の絵コンテ、原画が光るフィルムも手伝って素晴らしい結びとなりました。最後がガラスの靴で終わる部分も凄く良かったと思います。

 スポンサーコールは勿論主役の真、「NO Make!」の案内文はあずさ。
 「NO Make!」(PW:HIME)は、「恐怖のメール(春香/貴音)」「ニアミス(雪歩/響)」「大人の魅力(やよい/あずさ)」の3本。それぞれ、割と珍しい組み合わせながらも、本編とリンクしていて面白いものでした。春香は亜美から、やよいは真美からそれぞれメールを貰い、真とプロデューサーとのデート速報にどう反応するのか、それぞれの捉え方とその近くに居た貴音やあずさの反応などが聴きどころですし、鬼退治ゲームの近くで雪歩と響が収録をしていたというのも(自販機を蹴飛ばしていたのはもしや…?)、上手い配置ではないかと。今回、本編に出ていないメンバーも多い「NO Make!」なので、少しずつ成長しているのを感じられるショートエピソードなのは嬉しい限りです。

 次回は「たくさんの、いっぱい」。見る限り竜宮小町中心のエピソードの様ですが、もう18話ですからね。律子がアイドルに戻る切っ掛けになる回だったりするかもしれませんね。ラストに向けての積み重ね・仕込みもそろそろ終盤。どんな物語が展開されて行くのか、やはり楽しみなのが悔しいです(笑)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年10月27日 (木)

PS3版「アイドルマスター2」発売!&同日発売関連雑誌群

Dscf3041 Twitterの方で毎日カウントダウンポスターを撮影してアップしていたこともあって、あっという間に発売日を迎えた感のあるPS3版「アイドルマスター2」。自分の中にはXbox360版発売の時の様な”お祭り感”は無かったものの、公開された内容からするとプラチナトロフィーを獲得するまで再度プレイする気になれそうな1本ということもあって楽しみにしていたのは間違いありません。

 今回私が購入したのはララビットマーケット。特典の「グラビアフォーユー!」全巻収納BOXは、他店舗の特典よりも嬉しいものだったのでこれ一択。Xbox360版の時は3本購入していますから…って、今回の限定版はアニメのBlu-ray第1巻も付属して約2万円もする高価なものなので、単純に本数を競わせることは出来ませんけれど(笑)。ちなみに、配送されて来た段ボールの封は765プロダクションテープでした。

 で、PS3版「アイドルマスター2」の初回限定生産版「アニメもゲームもグラビアも!アイマス@スペシャルBOX」は、「アイドルマスター2」ゲーム本編以外に、サウンドトラックCD(トールケース入り)、「グラビアフォーユー!」第1巻、月刊「アイグラ!!」Vol.1、アニメ「アイドルマスター」Blu-ray第1巻限定版(本編以外に、CD「パーフェクトアイドル01」、小説「小鳥ワーキング」も付属)が同梱されており、これだけでも大ボリュームなのに、更にメディアワークスの電撃関連でムック、コミック、雑誌も発売された上、アニメイトやゲーマーズでのキャンペーンも開始という、もう多過ぎて付いて行けない状態です。その他にテレビやラジオ、動画なども巻き込んでいるのですから、この辺りはもう少し加減して欲しかったかも…。

 まぁ、それはそうと。帰宅がちょっと遅くなったので、これら全てに目を通すことは出来なかったものの(必要に応じて後日取り上げようかと)、今書けることは書いておこうと思います。

 先ず、月刊「アイグラ!!」Vol.1から(最初がそれか!)。カバーガールこそ春香ではありますが、逆から読むことも出来る様になっており、そちらは何と伊織! グラビアは勿論、インタビューや対談などとても”それっぽく”創られており、ちゃんと楽しめる1冊になっていました。これが後8ヶ月も楽しめるのは嬉しいですね。

 次にゲーム付属の「サウンドトラックCD」。しっかり聴いてはいないのですが、「アイドルマスター2」で使用されたBGMは全て収録されているみたいですね。ただ、やはり歌系は未収録。いつかは「First Step」なども音源化してくれると嬉しいのですが(それよりも早く、DLC系の追加楽曲のM@STER VERSIONを!)。

 続いてアニメ第1巻に同梱されていたCD「パーフェクトアイドル01」。美希、あずさ、貴音の3人による新曲「I'm so free!」と、「relations」「隣に…」「キミはメロディ」のジャズアレンジされた新録3曲は、それぞれ良い感じ。勿論、全て気に入ったのですが(特に「隣に…」かな)、個人的にフェードアウトになっている曲が多かったのは不満点(私はフェードアウトの楽曲(BGM除く)は、「曲としての終わりを書けない逃げの手段」と感じているので…)。でも楽しめるのは間違い無いので、今後続くCDでどんなアレンジで聴かせてくれるのか期待!

 そして待望(?)のムック「まるごとアイマス For You!」。これはPS3版を機にプロデューサーデビューを果たした皆さんにはとてもオススメ出来る1冊になっていると思います。電撃さんがこれまでに重ねて来た記事を活かして、アニメ、ゲーム、CD、ラジオ、ライブ、グッズ、歴史、コミックなど本当に余すところなく「アイドルマスター」の魅力を詰め込んでいるのはお見事です。鳥羽プロデューサーへのインタビューや、若林さんと浅倉さんの合同インタビュー(勿論、撮り下し写真あり)、更にはこの夏行われたローソンでのキャンペーンでハズレた時に読める「ぷちます!」が全て収録!! また、現在電撃3誌で連載中の「アイドルマスター」系コミック3編に加え、6周年記念ライブ終了時に電撃マ王本誌に掲載されたライブレポートコミックも収録。見応え、読み応えもあって正に必携の1冊だと思います。全アイドルの水着グラビアブロマイドの付録も良い感じ。

 電撃マオウ(「マ王」じゃなくなったのですね)2011年12月号は創刊6周年ということで、タウンページ超えの厚み(笑)。表紙の美希&あふぅも良い感じですが、収録されている「ぷちます!」も絶好調。尚、この電撃マオウ、今月号から3号連続でアイマスのマスコットフィギュアが付録。更にこれら3号をアニメイトで購入するとファンクラブカードが貰えるとのこと。

 ちなみに、先の「まるごとアイマス For You!」「電撃マオウ」に加え、最新アイマスコミック「Colorful Days」の第1巻をアニメイトで購入すると、やよい、美希、真美のファンクラブカードが付いて来た他、ブロマイドも付いて来ました。ブロマイドはゲーマーズでは違うものが付いて来る様なので、コンプリートするのは大変かも…。また、アニメイトではこの他に「アイドルマスター」のキャンペーンを行っており、関連商品1,000円毎にレーベルシールを貰えるということで、今がチャンス!かも。

 という感じで、本当に盛り沢山。肝心のPS3「アイドルマスター2」や「G4U!」をプレイする時間は全くありませんでしたが、これからもまだまだ楽しみは続くことを思えば、それを実感できる発売日になって良かったな、と感じています。

 勿論、1月に予定される「WINTER C@RNIVAL!」の優先予約も済ませました。1枚のシリアルIDで1公演2枚まで申込みが可能なので、昼の部、夜の部を両方行くには2本購入が必要。友人と協力すれば、運が良ければ両方行くことは可能かもしれませんね。私は夜の部を申し込みましたが果たして!?

 それと、ゲーム購入先着特典のアニメ生フィルムは、「太陽のジェラシー」を売っている春香が、小鳥さんに取り残されてカメラマンに「お願いされちゃいましたね」と言っているシーンでした。私にしてみれば、当たりと言えるかな(笑)。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2011年10月24日 (月)

アイマスVISAカード景品「もふもふフェイスタオル」到着

Dscf3040 9月末から交換開始になり、あっと言う間に予定数量に達してしまった「アイマスVISAカード」のポイント景品である「もふもふフェイスタオル」。「アイドルマスターモバイル」にて配信された杏仁豆腐さん描き下しの765プロアイドル12種(亜美・真美は1枚)の水着姿がプリントされており、各200枚ずつ用意されていた様ですが本当に数日もたずに終了してしまった模様。

 実は前回の交換景品であったマイクロファイバータオルも、交換が始まってからちょっと経って「そういえば、交換始まったんだよな」と確認しにサイトへ行ったら影も形も無く、「あれ?」と思っていたところ確認してみたところ既に終了しているという状況に泣いた私としては、今回は情報を逃すまい!とアンテナを張っていたので、無事に交換することが出来ました。それでも、この「アイマスVISAカード」をメインで使っている訳でないことや、ポイント景品が登場するサイクルが長い為にポイント失効になってしまったり(勿論、失効前に他のものに使います)、思うようにポイントが貯まっておらず、結果1枚しか交換出来ませんでしたが…。

 出来ることなら、もう少し数量を潤沢に、新景品を出すサイクルを早くしてくれると、こちらのカードをメインで使う気にもなるのですが、それでも「すべリボ」で翌月以降に支払残高が残っていないとポイントにボーナスが付かないので、なかなか利用が難しい面はあります。まぁ、新景品が出ているだけマシなのかもしれませんね。

 何れにせよ、いつ届くのか意識していなかったので、ちょっとしたプレゼントを貰った気分にはなれました(笑)。カウントダウンポスターもやよいでしたし、思わぬ”やよいデー”になりました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年10月23日 (日)

今更ながらWiiにPS2のコントローラを繋ぐ変換アダプタを入手!

Dscf3037 先日の「ファミソン8BIT☆アイドルマスター」や、その前にちょくちょく足を運んでいるナツゲーミュージアムさんの影響で、上がっているナムコ熱。まぁ、冷めたことは基本的にないながらも(笑)、時折無性にプレイしたくなるゲームが多々あります。好きなゲームは基板を所有しているものの、全てが全て所有している訳では勿論ありません。移植されているもので満足しているものもありますが、プレイ環境(特にコントローラ)的に拘りたい場合に満たされないものもあって、その辺りは不満に思うこともありました。

 そんな中の1つに「ドラゴンスピリット」があります。

 基本はX68000版で満足しているのですが、先日ナツゲーミュージアムさんで本物をプレイしてから、それでは物足りなくなっている自分が居ました。勿論、基板を購入することも考えましたが、もっと手軽に本物に近いプレイ環境が手に入らないかな…と考えた時、ふと思い出したのが、Wiiで配信されている「バーチャルコンソールアーケード」でした。

 これまで「バーチャルコンソール」は、そこでしか配信されていないオリジナル作品を主に購入しており、アーケード作品の移植に関してはWiiリモコンとの親和性抜群の「スターブレード」のみ。ナムコの名作群も沢山移植されていましたが、何となく「800円払ってまで」という感覚が先行して、購入には至りませんでした。

Dscf3039 そんな中、今回熱が上がった「ドラゴンスピリット」が「バーチャルコンソール」にあるのは知っていましたが、プレイ環境としてジョイスティックが欲しいけれども持っていない。かと言ってわざわざ購入するほどのものではない。PS2のスティックが使えるのなら良いけれど…。ということで変換アダプタの存在を調べてみると、あるにはあるものの「ジョイスティック(デジタルコントローラ)は使えない」というものばかり(苦笑)。要件を満たすものって無いんだなぁ…と諦めかけると、海外製品に要件を満たすものを発見! 値段も980円ということで、駄目元で入手してみると…、文句無し!!

 ということで、めでたく「ドラゴンスピリット」を購入。まだWiiポイントが余っていたので、「ドラゴンセイバー」も購入。それぞれプレイして、移植度が高いことを確認すると、テンションが上がって「ワルキューレの伝説」と「リブルラブル」まで購入してしまいました(笑)。

 「ドラゴンセイバー」と「ワルキューレの伝説」はそれぞれシステムIIボードのゲームですが基板購入に至っておらず(「アサルト」と「バーニングフォース」は所有)、その割には結構好きな作品。「800円払ってまで」とか思っていた私ではありますが、ジョイスティックが使える様になったら考えが一変。どちらも、PCエンジン版で取り敢えず満足していた私が、本物に近いものを求めてしまいました(笑)。

 「リブルラブル」は専用パッドが付いたX68000版で十分満足していたものの、PS2のパッドで手軽なプレイ環境が確保されたという意味で購入。今プレイしても、これが1983年に出たことが信じられない、独創的且つ質の高いゲームであることを再確認出来ました。

 Wiiはもう私の中で死んだ(=使っていない)ハードではあるのですが、こういう形で復活させることになり、これはこれでWiiの価値なんだな、と感じる今日この頃です。

[2012.09.10追記]

 この記事に到達する方も多いので、私が購入した変換アダプタを載せておきます。
 http://item.rakuten.co.jp/dragonjapan/532923/
 ※アフィリエイトではありませんので(笑)、お気軽にご覧頂ければ

 ちなみに、ボタン配置が調整出来る訳ではありませんから、その点は不満ですので念の為…。私は取り敢えず、やりたい事が出来ただけで満足です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月22日 (土)

「アイドルマスター in ナムコ・ナンジャタウン」と「池袋ジャック」

Dscf3036 PS3版の発売を来週に控え、アニメの方も後半戦に突入して好評を博している「アイドルマスター」。それを盛り上げようということで、沢山の企画がスタート。その多くが池袋でこなせる、ということから初日となる今日、行ってしまおう!ということで足を運んで来ました。

 ナンジャタウンの開園が10:00からということで、その時間に合わせて会場へ。向かう途中でアムラックスを覗くと、こちらはこちらで今日から開始される企画に合わせてデコレーションされたプリウスとVitzがあり、Vitzは日中試乗車として出払ってしまうので、チャンスはこのタイミングしか無いかな?ということで、外から撮影。そのままナンジャタウンへ。

 「ナムコ・ナンジャタウン」はオープンから15周年という、歴史ある都市型テーマパーク。近くにある割には私は1度も足を運んだことがないので、今回が初体験(笑)。まぁ、アトラクション類は全くやらずに飲食メインということから、パスポートではなくナンジャエントリー(いわゆるi入場券)を購入して園内へ。マップ片手に園内をウロウロしながら感じたのは、そこはかとなく漂うナムコらしさ。「ワンダーエッグ」とも通ずる雰囲気作りの妙は自分の中にある「ナムコ熱」を改めて感じさせてくれるものがありました。

Dscf2990 最初は園内にあるゲームコーナー「ナンダーセントラル」へ。目的は「プロデューサーさんっナムコでキャンペーンですよ!キャンペーン!」の、クレーンゲーム景品「天海春香×カラムーチョ」のバーレル、500円投入で貰える応募ハガキ付クリアファイル4種のGET。開園間もなく入った方だと思いますが、既に何人ものプロデューサーさん達がチャレンジの真っ最中! 景品のバーレルが想像以上に大きいもので笑ってしまいましたが、獲得するしかありません! ということで500円玉に両替して空いた筐体前へ。何とかクリアファイル4種揃えると同時にバーレルGET! このコーナーで実況をしていたスタッフのお姉さんとハイタッチ! 何だか楽しかったです(笑)。ちなみに、このお姉さんはとても春香のしゃべりを研究しているのか、とても春香っぽく実況していたのが印象的でした。惚れてしまいそうです(爆)。

Dscf2994 場所を移して「ガラポンM@STER」の設置場所へ。1回300円でハズレなし、ということだったので先ずは5回チャレンジ! 結果は1等3つ、2等2つと、何故か最下位の3等が1つも出ないという結果に(笑)。同じ場所には、メガハウスのブリリアントステージの展示や、アニメ第1話の絵コンテや原画、台本なども展示されており、特に絵コンテの細かさに驚きました。是非、アニメ版全話の絵コンテ集を発売して欲しい!と思ったくらいです。ここに「池袋ジャック」のスタンプラリーシートとスタンプがあったので、そちらをこなすことも忘れないように。

 取り敢えず、何か食べ始めようということで、ガラポン近くのデザート店へ。

Dscf2995 最初に選んだのは「ろまん亭」の「ゲロゲロキッチンより愛を込めて」(貴音)。ゲロゲロキッチンのカエルをモチーフにしたそれは、甚く気に入っていた貴音とのコラボメニュー。元々モンブランを得意とする「ろまん亭」のメニューとして、とても上手く纏められておりました。抹茶のクリームと中の抹茶餡、スポンジのバランスはお見事で、見た目はグロテスクながらも(笑)、とても美味しい一品でした。

Dscf2999 昼時の混雑を避けようと早めに主食系メニューを、ということで次は「イタリアントマト」の「もやしのGO MY WAY!!パスタ」(やよい)。写真で見ると「うっうー!」とは言えないものでしたが、実際に運ばれて来たパスタは十分美味しそうで、一口運んだら「…うっうー!」となる美味しさ! もやしと鶏肉を細く切った具材に味噌仕立ての味付けは、安っぽい和風パスタを想像していた私にとって驚く仕上がり(もしかして、これが高槻家秘伝の特製ソースか?!(笑))。少々高めに感じるお値段は、ブロマイドが付いて来ることを考えれば普通の喫茶店が出すレベルの値段だと思います。美味しかった!

 適当にぶらつきながら、次は食後のデザート?ということで、近くのデザート店へ。

Dscf3002 次は「オリエンタルの青い月」の「真ののび~るキラキラアイス」(真)。トルコアイスがベースのこのアイスは、甘さ控え目のチョコレートと紅茶風味のアイスがパイ生地の上に真の顔を形作っており、スプーンですくうと伸びるアイスは「おぉ」と驚き。散りばめられた星型ラムネのアクセントもあって、甘さの中にキリッとした味わいがあるのが真らしく感じた、これまた美味しい一品でした。また、店舗レイアウトとして、向かい合う店舗「サンタチューボー!」が雪歩のコラボデザートを出しているのが流石(笑)。

Dscf3003 先程のガラボンコーナーで、限定待受ダウンロードのQRコードを発見したものの、そのキーワードがゲームコーナーに隠されていると書かれていたのを受け、腹ごなしに再度ゲームコーナーへ。流石に昼くらいになると園内も混み合って来ましたね。カラムーチョキャッチャーは常に盛況!実況のお姉さんも絶好調!(笑) キーワードは然程苦労することなく発見出来ましたが、1つは変なところにあって笑ってしまいました。まぁ、仮にこの1文字が見つからずとも想像出来るキーワードなのでプロデューサーさん達には何も問題ありません(笑)。ちなみに、ここには以前紹介した、折りたたみ式ヘッドフォンやマフラータオルなどのプライズもありました。未入手の方はチャンスかも?

 随分混んで来たので、スパートを掛けるか!とアイスクリームシティへ(って、ゲームコーナーの隣なのですが)。

Dscf3010 選んだのは「ソフトクリームBAR」の「シャルルのストロベリーアイス」(伊織)。注文すると「いおりん一つ入りま~す」と一声。他のお店では「アイマス1つ」とかだったのでとても嬉しくなり、「いおりんなんですね」とレジの人に声を掛けてしまいました(笑)。そのまま作っている工程も見ながら待ったシャルルの顔を形成したアイスは、お餅の生地にくるまれたストロベリーアイスと、グミやビスケット、チョコ、和風餡などの具材で纏められていて、これまた味も食感も楽しめる仕上がり。場内の暑さの為か若干溶け気味になってしまっていたのが残念(お餅を割ったら、中のアイスが溶け出てしまった)。でも美味しかったです。

 流石に食べ続けたのでお腹も満足状態になっていることから、取り敢えず園内を色々回ることに。今日は行かないものの、餃子スタジアムを冷やかしたり、カレーも色々味わえたりと、”食”というポイントで色々楽しめることが分かったので、今度はそちらもチャレンジしに来ようと思いました。お腹が満たされていながらも、これらを冷やかしながら「美味そう!」と感じるのですから凄いことです(笑)。

Dscf3013 デザートが続いたので、次は主食系に!ということで次に選んだのは「ノースカントリーキッチン」の「とかちつくちてバーガー」(亜美・真美)。ここのメニューは、北海道の食材関連のファストフードで、そのどれもが美味しそう! ここは次に来た時は色々なメニューを楽しんでみたいですね。で、当の「とかちつくちてバーガー」は、メンチカツバーガーではあるのですが、かなり美味しいバーガーで、胚芽のバンズの上の乗せられたチーズがまた良い効果を出しており、「とかち」と紐付けて亜美・真美とコラボした演出もにくい! 烏龍茶とポテトも付いており、このポテトが素直にジャガイモの味が出ていて美味しい! ごちそうさまでした。

 うろついている中で2回目のガラポンチャレンジ。また5回分の挑戦をし、今度は1等3つ、2等1つ、3等1つという結果。特賞は流石に無理だとは思いましたが、3等が1回しか出なかったというのが不思議でした(笑)。また次回来た時にでもやってみようかと。

Dscf3035 そういえば、あずささんのコラボメニューの場所を確認していないな、ということで向かうは「繁昌なんでも本舗」。昭和レトロの駄菓子屋さん的店構えで、場の雰囲気にとても合っていました。そこで売られる「純白のあずささんマシュマロ」(あずさ)。あずさのフワフワ感と包容感は正にマシュマロ! 駄菓子屋さんとのコラボは必然でしょうね。あずささんの表情3種+765プロロゴとアイマスロゴの合計5種がビニールに入れられたその姿まで風情がありました。

Dscf3018 取り敢えず「ナンジャタウン」本日ラストは「ダ ルチアーノ」の「春香の手作りクッキーパフェ」(春香)。小さなカップに、可愛らしいデコレーションてんこ盛りのパフェは、春香のリボンをあしらった飾り付けも含めてとても可愛く纏められていました。フレークを底にベリー系アイスとバニラアイスを乗せ、クッキー、チョコ、生クリームなど、構成要素は正にパフェ。甘さと酸味が美味く調和していて美味しく頂けました。イタリアのジェラートベースというのが春香らしいかも。

 取り敢えず、12種中7種をクリアしてナンジャタウンの1日を終了。勿論、頑張れば1日でこなせる分量だとは思いますが、そこまで焦らずとも近い分、また行けるので次の機会に取っておこうということで。

 そして、「池袋ジャック」のスタンプラリーをこなす為、ナンジャタウン以外を回り始めることに。

Dscf3023 ルート的には、ローソン東池袋店(冷蔵庫前のガラスにはやよい、スタンプは入って目の前)、ゲーマーズ池袋店(何も購入せずともスタンプは自由に押せる様になっていました)、ローソン東池袋一丁目店(冷蔵庫前のガラスは響と雪歩、スタンプは脇道側の出入り口脇)、アムラックス東京(入って直ぐにアイマスラッピングされたプリウスが展示、受付カウンター前にライブ衣装、TGS2011の時にG4U!で撮影した写真などの展示、PV上映など)、アニメイト池袋(4Fでスタンプ&景品交換。スタンプには何れかのフロアで商品購入時のレシート提示が必要。スタンプシートは済印後に返却してくれます)というのが効率的かと思います。

Dscf3019 スタンプラリーは各場所然程離れていないので、周れるのであれば同日で全てコンプリートしてしまう方が楽かもしれません。尚、アムラックスは月曜日が休館日なので要注意。それと、ローソンが10/25から始めるキャンペーンとこのスタンプラリーは関係無いので、念の為(笑)。

 で、取り敢えず今日一日かけて回った成果が最初の写真にあるものです。それなりの出費はしましたが(汗)、気持ちもお腹も満足。予想以上に楽しむことが出来た1日となりました。また別の日に続きをすることになると思いますが、取り敢えず11/9からの5日間は限定メニューが出る訳ですし、描き下ろしパスポートの発売もありますから行かなければ!

 尚、ハルカラムーチョのバーレルは、2ヶ所テープで止められていますが、綺麗に剥がすのは困難なので(剥がそうとすると、表面がめくれます)、蓋下をカッターなどでテープのみ切る方が安全です。蓋を開けると30円のカラムーチョチップスの袋が燃える春香のブロマイドと一緒に出現します(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月21日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#16 「ひとりぼっちの気持ち」

 前回があまりにもかっ飛んだ内容だったので、視聴者的に変なテンションで迎えた今回(笑)。随分な扱いとも映った響ではありましたが、放映後は番組の中で言っていた通りにに完走まで中継され、無事にゴールした響の担当回を予感させた次回予告の真相は如何に!?

 そんな感じで観始めた今回、冒頭からまさかの千早の幼少期を描写! 回想としてではなく夢として描写した演出に「とうとう千早メイン来た!!」と確信。そのままオープニングを観て、千早のシーンに目頭を熱くしてCMへ。この時は「あれ?響の担当回じゃないのか」という疑問も浮かぶことなく(笑)、期待に胸を膨らませてAパートに突入。すると、響がメインの話の様に展開がスタート。ボイストレーニングに向かう千早の元気が無い演出が入ったので、「これは響の家族(動物たち)との絆」と「千早の過去」の対比的同時進行という展開か?!とそのまま観ていると、もう千早が出そうな気配が無くBパートへ。結果的に千早の担当回は別に用意され、本気で臨む気だということを理解したエピソードとなりました。

 今回、前回からの変なテンションと冒頭の千早演出で惑わされた感もあり、これまで重ねて来たエピソード群と比べると冷静に観れた(笑)エピソードになりましたが、実は内容的にかなり盛り沢山で、今後の展開に必要な情報が散りばめられた地味に重要な回になっていたと感じます。
 千早の幼少期(弟の事故、両親の離婚)、ジュピターと赤羽根プロデューサーとの邂逅、黒井社長と赤羽根プロデューサーとの邂逅、冬馬に765プロの悪事を吹き込む黒井社長、響と動物たちの絆など、1つのエピソードでこれだけの内容を演出したのは実は凄い事なのかもしれません。これは、絵コンテを担当された望月智充氏の力なのかもしれませんね。

 「とびだせ!動物ワールド」という日曜7:30から放映中の番組は、正に響にピッタリの番組ですよね。14話の「キミはメロディ」が流れていたシーンに出て来たお仕事映像の数々で、響が出演していた1つはこの番組だったと分かり、前回の「生っすか!?サンデー」と同様、色々なところに情報が入れられているのだなぁと感心(ということは真と貴音の組み合わせのシーンは来週出て来る?)。
 餌のことで喧嘩をしてしまう響といぬ美。喧嘩中に番組収録があり、タイミング悪く961プロ側の策にハマってしまう響。そんな中、響の目を覚まさせ、家族を救う為に奔走するハム蔵(もう「ハム蔵の大冒険」的演出も多かった)、立ち上がるいぬ美、一緒に駆け付けるぶた太、ねこ吉、オウ助、うさ江、シマ男、モモ次郎、へび香、ワニ子! それを運ぶ小鳥さん!(笑) 家族の絆の前には961プロの番組乗っ取り作戦なんて無力であることを証明し、響と動物たちの絆が深まるエピソードが主軸にありながら、上手く赤羽根プロデューサーとジュピターの邂逅するタイミング、同じく黒井社長と邂逅するタイミングを入れ込み(ここが別々に存在しているのがミソ)、冬馬への765プロ悪徳事務所説を吹き込む黒井社長の姿も描き切り、響の担当回として描きながらも情報量の多さが伺えると思います。サブタイトルの「ひとりぼっち」が、響だけでなく、響の飼う動物たち、そして千早にも含まれているというのは流石。また、961プロの策略を入れ込む対象として響が選ばれたのも「アイドルマスターSP」で961プロに所属していた事も少なからずポイントになっていたかもしれませんね。
 いぬ美の代わりに961プロが用意した犬「ブラックファルシオン三世」を「いぬ三郎」と呼ぶ響、ジュピターの魅力に沸くファン達の姿、ダチョウをも虜にする(笑)ジュピターの魅力、いぬ美に振られるいぬ三郎、ハム蔵のビンタから救いの雨が降り始めて流れる「TRIAL DANCE」など細かい見所も多くある今回。エンディングは響の動物たちと暮らす日常(餌をつまみ食いして喧嘩になる風景)が描かれており、割と格好良い歌が多い響の中で元気に可愛い歌となる新曲「Brand New Day!(作詞・作曲:おおくぼひろし氏)も上手く映えていたと思います。

 スポンサーコールは勿論(?)響、NO Make!の案内文は伊織。
 今回の「NO Make!(PW:INUMI)は、「亜美と真美(春香/律子/亜美/真美)」「踏切にて(千早/やよい)」「雪歩といぬ美(雪歩/春香/律子)」の3本。「あみまみちゃん」のネタを事務所内で練習する亜美と真美と律子の決意、千早が見た夢から現実に戻してくれたやよいが見た夢の話、犬を怖がりながらも同僚としていぬ美を観る雪歩の想いなど、それぞれが一歩進んだエピソードになっています。「あみまみちゃん」の新ネタも聴きどころ(笑)ですが、踏切で電車の走行音に掻き消されてしまった千早の言葉も聴きどころ。尚、「雪歩といぬ美」の続きが「亜美と真美」になっているので(という程に繋がっている訳ではありませんが)、ご注意を。

 次回は「真、まことの王子様」。まさかの真担当回は果たしてどんな展開を見せてくれるのでしょうか。最終局面に向かってエピソードを重ねている感のあるここ数話ですから、地味ながらも大きな感動への準備になっていることを信じたいです。もうアニメの方も最終話までカウントダウンが開始されたのですから…。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年10月19日 (水)

ローソンの「アイドルマスター」キャンペーン第二弾、今度はコカ・コーラ

Lawson_camp2 この夏行われたアサヒ飲料とローソンが組んだ「アイドルマスター」のキャンペーンは、色々な意味で記憶に新しい出来事でしたが、そのキャンペーンの第二弾の詳細が発表されました…(苦笑)。

 期間は、2011/10/25(火)から2011/11/14(月)の3週間。今度組んだのはコカ・コーラ、ということで対象商品はファンタやい・ろ・は・す、紅茶花伝(ロイヤルミルクティー)となっておりました。これまた微妙なラインナップで、正直大量に購入する気にはなれないものばかり。そういう意味では、多少食べるものがあると嬉しいのですが…。まぁ、い・ろ・は・すは水なので選ぶならこれですかね。

 キャンペーン商品は、

  • A賞:年忘れパーティ招待状 100組200名 20ポイント
  • B賞:サイン入りアニメ台本 13名 15ポイント
  • C賞:星井美希オリジナルカラーリングフィギュア 500名 10ポイント
  • D賞:プリペイドカード 1000名 5ポイント
  • E賞:ラバーストラップ 3000名 1ポイント
  • Ponta:描き下ろしデザインプリペイドカード 100名
  • ハズレ:キャンペーン描き下ろし画像

 と前回のキャンペーンとほぼ同等の内容。ハズレの描き下ろし画像が何種類あるのか分かりませんが、「ぷちます!」コミックの様に2日に1回くらいの更新でなければ楽ではありますね(って、そんなことはないか(苦笑))。E賞のラバーストラップくらいは当たるかもしれませんが、今回のキャンペーンは、前回の反省を踏まえて基本的に参加しないことにしようと考えています。ある意味、お金が勿体無いので…(笑)。

 その分、この週末から始まる「ナンジャタウン」のコラボ企画に費やすことにします(爆)。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011年10月18日 (火)

「ファミソン8BIT☆アイドルマスター BEST ALBUM + LIVE DVD」

Dscf2981 今から3年前にリリースされた「ファミソン8BIT」シリーズの「アイドルマスター」版。1980年代のナムコ黄金期に身を置いていた私にとって、この上ないコラボレーション。この時はまだ今ほど「アイドルマスター」というコンテンツへの肩入れはしていなかった頃であり、どちらかと言えば「ナムコのコンテンツとのコラボ」への興味比重が高かった頃に発売されたシリーズでした。聴いてみると、原曲の取り入れ方やアレンジ、唄っている765プロアイドルとの関連性など、とても丁寧且つ大胆に、驚く程的確に創られた世界にとても感動し、私にとってこの「ファミソン8BIT」のシリーズは一際思い入れの強いシリーズになっています。その「BEST ALBUM」がリリースされると知り、更には「HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」のアイドルマスターステージが収録されたDVDが付属するなんて素晴らしい!と発売を楽しみにしておりました。

 発売日を迎えて無事入手。早速聴いて観てみることに。

 先ずジャケット。発売されたシリーズ同様、ファミコンのナムコット紙パッケージと同じデザインで、しかもシリーズNoが06となっていて、過去リリース分の連番になっています。そして、その時に登場することのなかった響、貴音、小鳥がジャケットになっており、単なる「BEST ALBUM」として過去資産を安くまとめただけでない気遣いに感動です。響はたろすけ(和のテイストですからね)、貴音はワルキューレ(戦の女神に納得)、小鳥はバロン(空中戦だし)など、コラボしたゲームとの関連性も納得行くもので流石! 中身も「ぷちます!」感が色濃くなった「765ワールド(6)」が掲載されており、こちらもたった4コマながらも(笑)かなり気に入りました。

 収録内容を見ると、オープニング、エンディングは勿論、ジャケットにもなった新規収録組のトーク。しかも、キャストが変わった雪歩まで加えているという隙の無さ。収録曲に関しても、雪歩の「EXCAVATE」は唄い直し、響の「うれし・はずかし道中記」、貴音の「旅の途中で」、小鳥の「飛べ!スカイキッド」は新収録曲という、正に完璧な構成。勿論、新曲3曲は全て出色の出来であり、「アイドルマスター」本編ではなかなか唄わないタイプのものだったりするのも良いですね。特に響の「うれし・はずかし道中記」は最高の仕上がりでした。さり気なくメインメロディが顔を出す貴音の「旅の途中で」、お約束要素満載の小鳥の「飛べ!スカイキッド」も勿論良かったです。これまで発売されたシリーズから「NEW SONG」を全曲収録しているので、5周年記念ライブで唄った「Labyrinth」「Fly High!」「Shooting!!!」をはじめ、私が本当に素晴らしいと思った「L<>R」や「乙女心盗んで!」など珠玉の曲たちは、再評価して欲しいなと思うものでありました。

 また、各曲のカラオケ、ドラマパートで使用されたBGM、「EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」用にアレンジされた「エージェント夜を往く」「GO MY WAY!!」のカラオケまで収録しているという、正に「ファミソン8BIT☆アイドルマスター」の集大成となっているアルバムは、もう「ベスト盤」という言葉では括れないものになっています。

 で、ある意味もう一つの主役と言える「EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」のアイドルマスターステージが収録されたDVD。
 観てみて驚いたのは、このライブに参加しているにも関わらず、本当に何も覚えていないということ(汗)。この2008年というのは、私が初めて「アイドルマスター」の関連ライブ(3周年記念ライブ)に参加した年であり、その興奮が冷めやらぬ中で参加したライブだったはず…。なのに覚えていないことはショックでしたが、冒頭にも書いた通り、まだまだ思い入れが足りなかった頃で、ライブへの臨み方も今とは違っていますから(光物を携帯していないくらい)仕方がないですよね…(このライブは、光吉猛修氏やHiro師匠の「スペースハリアー」や「ファンタジーゾーン」、古川もとあき氏の「グラディウスII」や「XEXEX」が披露され、古代祐三氏や細江慎治氏なども参加していたという、私にとって夢の様なステージだったので尚更です)。

 言い訳はこのくらいにして(笑)、今更驚いたのは「ファミソン8BIT」として披露された4曲のうち3曲が5周年記念ライブで披露されていたこと。振付も凝っていて、今のステージを知っているからまだまだ不慣れな印象を抱きますが(仁後さんの表情が硬いなど)、披露している歌はレアなものばかりなので、こうして映像メディアとして手軽に観られる様になったのは嬉しい限り。普段のアイマス曲と比べると難しい側面もあるファミソン系の歌は、ライブの時にコールやハンドクラップなどの声援を入れるのが難しいので、その辺りが見て取れるのも面白かったです。

 DVDは45分くらいで、4:3で通常のライブDVD的な編集となっているものと、16:9でカメラワークなど凝らずに収録したものの2タイプが収録されています。勿論、観るなら前者の方が良いのですが、雰囲気を味わうという意味では後者もアリかな?という感じですね。それにしても、この時自分がどの辺りに居たのかすら漠然としか覚えていないというのは…(汗)。

 そんなこんなでフルに楽しむことが出来た今回のアルバム。CD3枚+DVD1枚組という大ボリュームを堪能出来るので、未体験の人には是非オススメしたい1枚。「ベスト盤だから」と購入を躊躇っている人にも、それだけの価値がある1枚とオススメしたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月16日 (日)

「テイルズ オブ マジックカルタ2」到着

Dscf2980 注文していたのをすっかり忘れていた(笑)「テイルズ オブ マジックカルタ」の第二弾が届きました(写真右)。

 前作と比べパッケージデザインは色が違うだけで全く同じながらも、内容は「CDケースは紙になった(前回は不織布に入れられて、何故かプラスチックケースは別に付いていた)」「CDが1枚多くなった(ゼロス&ジェイドの掛け合い)」「カルタ一覧とポスターが別々になった」など改良・パワーアップも見られます。

 何よりもこの「マジックカルタ2」の仕様を全く知らない状況で注文していた訳ですが、前作と今作はカードが全く異なり、前作に登場しているキャラクターのカードは基本的に今作は入っていません。その為、今回は「エターニア」「リバース」「イノセンス」「ハーツ」「レジェンディア」「テンペスト」と言ったマイナー系(爆)に最新作「エクシリア」を加え、アッシュ、フレン、ラピード、パティ、カノンノ(3人)といった追加されたり除外されていたキャラで札が構成されています。また、カルタ競技用の格好をしたユーリ、リオン、アスベル、ゼロス、ジェイドのスペシャルカードも含まれており、それらは秘奥義の台詞になっている正に”スペシャル”な仕様。

 前作も含め、私は完全なる「ファンアイテム」的扱いで手にしたものの、キチンと遊べるものに仕上がっている様に思えるので、今度は実際に遊んでみるのも良いかな?と思っています。その時は、前作と今作を混ぜて、競技用CDも1つにした上でやってみたいですね。ただ、私は全作知っているので、同じフィールドで戦える友人が居ないというのが問題かもしれません…(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月15日 (土)

「THE IDOLM@STER 6th ANNIVERSARY SMILE SUMMER FESTIV@L!」Blu-ray発売決定!更にアニメBD&DVD発売記念イベントも!?

 今年の6月から7月にかけて行われた「アイドルマスター」の6周年記念ライブツアー「THE IDOLM@STER 6th ANNIVERSARY SMILE SUMMER FESTIV@L!」。その映像メディアがの発売がようやく正式発表されました!! 5周年記念ライブのメディア発売時にあったゴタゴタは無く、正式発表と同時に店舗側の予約受付も開始された様です。発売日は12/14ということで年内! 「テイルズ オブ フェスティバル2011」が12/9に発売されるということからも、今年の年末は夏のイベントを振り返ることが出来そうで、今から楽しみが膨らみます。

 で、気になる製品仕様ですが…

  • 2011/6/25 東京公演と2011/7/23 大阪公演は全曲収録(予定)
  • 2011/7/2 札幌公演、2011/7/9 名古屋公演、2011/7/16 福岡公演はダイジェスト収録
  • Blu-rayは2枚組で15,000円、DVDは3枚組で12,000円
  • 全公演を選りすぐってダイジェスト収録したDVDも同日発売。価格は3,000円

 ということで、全公演フル収録でないというのは残念でありますが、差分は全てフルサイズ、トークパートはノーカットということであれば文句無し。その辺りは頑張って欲しいところですね。特に今回は会場毎にリーダーが異なる訳ですし、名古屋公演は浅倉さんの語りもある訳ですから、ダイジェストになってしまう公演でも「絶対に削ってはならない部分」ということを制作側が分かってくれているなら大丈夫だと思うのですが…。実は発表前にこの辺りについて日本コロムビアさんに「要望」をお送りしていたりするのですが、今回の正式発表を受けて改めてまた送ろうと思います。

 とにかく楽しみ!! もう5周年記念の映像なんて、各ディスクそろそろ2桁に届こうかというくらい観ています(自分としては、これって凄いことです(笑))。発売までにもっと観てしまいそう…っていうか観る!

 で、それとは別にアニプレックスさんの方でもアニメ「アイドルマスター」の映像メディア発売を記念したイベントを開催するとの報が! しかも、発売記念イベント的な無料のものではなく、有料イベント!?

 確認してみると…

  •  「THE IDOLM@STER WINTER C@RNIVAL!」
  • 2012/1/15(日) Shibuya O-EAST オールスタンディング 3,980円
  • Daytime C@RNIVAL! 15:00開演 出演:中村繪里子、長谷川明子、下田麻美、浅倉杏美、仁後真耶子、沼倉愛美 他
  • Night C@RNIVAL! 18:30開演 出演:中村繪里子、長谷川明子、下田麻美、浅倉杏美、仁後真耶子、原由実 他
  • アニメ「アイドルマスター」第1巻に封入されている用紙で優先販売

 という、もうある意味「新春ライブ」的なイベントではありませんか! でも、O-EASTとなると、これまでのアイマスライブを考えると1,000人ちょっとのキャパでは苦しいかな…と。これは行ける保証はないでしょうけれど、アニメ終了後且つ新年最初のお祭りですから、是非皆さんと共に喜びを共有したいものです。

 「アイマス」コンテンツがモバゲーのソーシャルゲームになるなど(私はやりません)、苦笑モノのニュースがある中、先日発表された「CHANGE!!!!」の発売記念イベントに次いで嬉しい大きなニュースが2つ入って来たことは、本当に「朗報」でした。ちょっとテンション上がって来ました!(笑)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年10月14日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#15 「みんな揃って、生放送ですよ生放送!」

 前回、「ザ☆テレビチャン」の表紙を差し替えられるという、961プロの宣戦布告を受けつつも、皆で更に前に進んで行こうと決意を新たにした765プロオールスターズ。そんな彼女たち12名が惜しげもなく登場する、ブーブーエスTV(赤坂のスタジオということで、正にTBS)で午後3時から放送中の生放送バラエティ番組「生っすか!?サンデー」。巷でも人気上々の様です。

 その番組を正にそのまま放送してくれた様な構成の今回。これまでと比較にならないネタに次ぐネタのオンパレードに、ネタを知り尽くした昔からのプロデューサーの皆さんも歓喜の表情を浮かべながら観ていたであろうことが容易に想像出来るエピソードでありました。私は全てのネタに気付けた訳ではありませんが、知らなくても十分に面白かったですし、後でそのネタを知っても「そんなネタまで入れて来たんだ!」と驚くというか、笑ってしまうと思います。内輪ネタに寄って知らない人を置いて行く作りではなかったのは流石、という感じです。でも、全てがネタで出来ているのでは?と、それが気になってしまう側面もあったので、その辺りは一長一短。まぁ、繰り返し観れば関係無くなりますけれど(笑)。

 隙を見て赤羽根プロデューサーに投げキッスする自由でブレない美希、アドリブが利かない良い感じで”素”の春香、まだ堅さは残るけれども随分と柔らかくなった千早の3人がメインMCである「生っすか!?サンデー」は、「響チャレンジ!」「やよいのスマイル体操」「菊地真改造計画」「あみまみちゃん」「四条貴音のラーメン探訪」などコーナーが盛り沢山。

 「響チャレンジ!」では、生放送時間中にスタジオまで帰って来れるか?ということでマラソンをすることになった響。52分しかないというのに「熊注意」の看板がある様な山奥。赤坂から一番近い熊が出そうな山奥となると、埼玉県でしょうか? 何れにせよ、響が走っている間は他コーナーへ(笑)。
 「やよいのスマイル体操」では、たけのこ幼稚園(って、やよネタ?)からの中継で、スモックを来たやよいと伊織と…あずささん(笑)。「放送出来るのか?!」と言われたあずささんの格好は確かに色々とマズそうですが、それも持ち味!で良いのではないでしょうか。大好きな「スマイル体操」の劇中での使われ方はちょっと寂しかったですが、「みんな、集まって~」は正に適所でしたね。伊織とあずさは「お助けパートナー」となっていたので、毎週変わるのでしょうか?
 「菊地真改造計画」は、真の着せ替えゲーム的なコーナー。真自身がコーディネートしたフリフリのピンク可愛い衣装が登場し、「まっこまこりーん」を披露。その時の会場の空気がとても良い感じでした(笑)。その後、そんな真を見かねた雪歩が奮起! タキシード姿、スーツ姿など真ファンの乙女心を刺激する衣装の連発で、スタジオ内でもボルテージMAX! 全く想像に難くない演出群なのに、こうして映像で見ると楽しいのは何故?(笑)
 コーナーの合間に挟まれる「あみまみちゃん」は全身タイツで文字やオブジェクトを表現するシュールなコーナー。…って、扱いが酷すぎませんか?(笑) 勿論「二人だからできること」なのでしょうけれど。春香のモノマネ、結構良かったです。
 「四条貴音のラーメン探訪」では「ラーメン二十郎」を訪問(店構えから何から「ラーメン二郎」そのもの(笑))。お供に亜美、真美を連れていざ入店。「メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシ」と呪文の様なカスタマイズ注文を難なくこなす貴音。心なしか言い馴れている様に聴こえるのは気のせい?(笑)

 VTRを回している間にMCの3人は一息。そんな時の美希、春香、千早の様子や赤羽根プロデューサーとの会話など、細かい配慮の行き届いた演出もお見事。やよいを可愛いと言う千早も、この時は千早でなくなっていたかも?(笑)

 差し入れ(ラーメンアイス)が届いたということで「ゆうパック」ならぬ「あいパック」を開けようとする春香。なかなか開かない箱蓋に悪戦苦闘している中、突如開いた蓋に顔をぶつける春香と、その光景を見ていた千早。春香は痛さに身を震わせ、千早は笑いが止まらない。ここでまさかの「PreStar」ネタが使われるとは…!(笑)。こんな仕込を本編中に入れて違和感なく纏めてしまうスタッフ側(っていうか監督?)も凄い人達ですね。

 そして最も凄かったのが劇場映画の告知。

 「無尽合体キサラギ ~宇宙の果てまでイッテきM@S~」というロボットもののSF映画。アニメで観ているから何ですが、これって特撮作品ですよね?(笑)
 主役ロボのIMR-765-S「キサラギ」は色々な部分で「ジャイアントロボ」や「レッドバロン」を彷彿させる仕上がり。操縦者は亜美・真美で、頬の梯子に掴まり(窪岡さん繋がりのジャイアントロボですね)手首に付けたレシーバーで操作(コクピット無し)。千早モチーフのそのデザインは、胸部が真っ平らなのが特徴(笑)。これって、「おはよう!朝ご飯」のメカ千早が発祥なのかしら?
 味方ロボのIMR-765-N「リッチェーン」(おさげが鉄球)の搭乗者は美希で裏切ったりする展開が用意されているなど、これまた上手い配置。
 敵となった怪ロボット「アズサイズ」(ガラダK7的)は、おっぱいミサイルを使ったり、アホ毛が鎌になっていたり、正にあずさモチーフの仕上がり。コクピットが額にあり、操縦者は伊織というのが何とも。またもう一体の怪ロボット「ユキドリル」は両手にゴツいドリルを装備。操縦者の貴音はXbox360のコントローラ持って「穴掘って埋めてやります」とか言ってます。その他、おっぱいミサイルがキサラギの胸に着弾してもツルっと滑って回避。その瞬間に喜ぶ亜美・真美を尻目に、キサラギが「くっ」と言うなど、もうネタだらけ。
 合間に響と動物たちとの友情物語を挿み、流れ始めたのは主題歌「arcadia」! 強引にまとまる不思議(笑)。
 姿を現すハルシュタイン軍団の総帥(っていうか閣下)の春香と、その下僕やよいと真。姿がパンキッシュゴシックなのがまた素敵で、搭乗するロボは勿論、春香型! 「崇め奉りなさい!」と決め文句は堂に入っていますね。でも、どうせなら春香にはインベル乗って欲しかったカモ?(爆)
 最終決戦では敵も含めてその名の通り”無尽蔵”に”合体”! もうただのキマイラでしたが(笑)、「勝利する為にはオーバーマスターしかない!」とか、凄く盛り上がっていたのが逆に可笑しかったです。
 前売りチケットと特典が公開され、それもまた凝っていて「どれだけ気合入れてるんだよ!」と、「アイドルマスター」という作品の懐の深さをまた強く感じるものでありました。

 番組の最後にはお天気コーナーがあって、ここのやよいのお天気お姉さん振りがまた素敵!(勿論?伊織のフォロー付) 全国良い天気に見えましたが、「一部山間部では雨」と言っていた予報は正に響が走っているところで、土砂降り…。ある意味、亜美・真美よりも扱いが可愛そうだった今回。でも、番組放送中にはスタジオまで到達出来なかった響ではありましたが、エンディング中に雨が上がって晴れ間が覗いていたことも分かり、何と番組放送終了後にゴールシーンまで公式サイトで中継していたという凝り様。わざわざ「生っすか!?サンデー」のサイトを作って連動させる(番組中で言っていた「公式ホームページの方で」と言っていたものが実在する)なんて、「ここまでやるか!?」と脱帽です。

 最後は自宅で生中継を観ていた小鳥さんが登場。脇にはAmazonと思しき段ボール箱が(笑)。ライブラリも、765プロのアイドル達が出演したもの全てを保存してある様子で、(誤った方向でなく?(笑))愛情の注ぎ込み様が分かります。

 エンディングは収録後の様子をバックに「MEGARE!」。正に今回のエピソードを象徴する様な選曲は流石。唄うのは勿論、765プロオールスターズ。CD収録の際は是非M@STER VERSIONにて!

 今回のスポンサーコールは真美(だと思う)、NO Make!案内は何と社長!(笑) 「NO Make!」(PW:SUNDAY)は、「あずさのヒラメキ(伊織/あずさ)」「響に迫る黒い影(響/ハム蔵)」「続・菊地真改造計画(雪歩/真/美希)」の3本。スモックを着たあずさが動き回ると色々なものが見えそうになるので危ないと指摘する伊織の言葉を受け、あずさが考え付いた対策とは?、マラソン中に響が出くわした熊!その時響は?、着替え疲れてしまい帰ろうとする真の前に立ちはだかるのは雪歩ではなく…美希?という、本編の隙間や延長線にある楽しいエピソード群で楽しませてくれました。今回は特に映像が浮かんで来やすいので(笑)必聴です。

 来週は「ひとりぼっちの気持ち」。今回、随分な目に逢った響の担当回でありそうですね(だから出番が少なかった?)。最後に黒井社長の笑った口元が映ったことからも、先日沼倉さんが言っていた「961プロとのやり取り」もどの様なものなのか気になるところです。響の抱えている不安を、どの様に演出してくれるのか。やはり来週も楽しみです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年10月13日 (木)

PS3版「アイドルマスター2」体験版配信開始!

Dscf2974 東京ゲームショウ2011のステージにて発表されたPS3版「アイドルマスター2」の体験版の配信が、本日より開始されました。765ショップカタログと違ってフライング配信はされませんでしたね(笑)。

 PSNに接続し、ダウンロードを開始してから2時間近く経ってようやく完了(汗)。容量1,213MBと確かに大きいですが、こんなに時間が掛かるとは思っていなかったので驚き。もしかしたら、今回の配信でサーバや回線が重くなっていたのかもしれませんね。

 ダウンロードが完了し「さぁインストール!」と思ったら、今度はPS3のHDD容量が足りないのでインストール出来ない、とエラー(汗)。既にそんなに容量使っていたなんて思いもしなかったので焦りました。製品版を持っている体験版や不要なPVなどを削除して容量を確保し、無事インストール完了。今後を考えると(特に「アイドルマスター2」をプレイすることを考えると)容量を増やすことを考えなければならないかもしれませんね…。にしてもPS3で40GBって、こんなに早く使い切ってしまうものなのですね。

 ゲームを開始すると、Xbox360版よりも色々な前置きが表示された後にタイトル画面。左上に「TRIAL EDITION」と表示され、デモが始まる様子も無いのでゲームスタート。

 プロデュースするアイドルは竜宮小町組を除く9名全員が対象。紹介ムービーも全員分あり、制限していないという意味でも「PS3ではじめてのアイマス」というキャッチフレーズに則したものになっています。

 構成したユニットは、イメージレベル9、思い出レベル3、団結モードで所持マニー765,000という、5週目を戦うにはかなり高い状態。朝の挨拶、スケジュール選択という基本的な流れは製品版と同様に進みます。写真の通り、やよいをリーダーに春香と貴音という、ある意味私が揃えし最強のユニットです(笑)。
 選択可能なスケジュールは、クインテットライブ(難度3)、ボーカルレッスン、フェス(難度5 vs竜宮小町)、資金営業、フェス(難度4 vsジュピター)、営業と主だったものは完備。

 衣装は、基本となるフローラル、ラグジュアリー、スターリーが各4種、エクステンドは3種(キャンディレディ、ビューティーミズギ、スクールデイズブレザー)が選択可能で、アクセサリーも各8種くらい使える状態。お守りも4つ持っていました。

 私はフェス(vsジュピター)を選択し、衣装は新作「ザ☆ワイルドストロベリー」をベースに花系装備で挑んでみました。
 表示されているボタンに違和感があったり、コントローラーに違和感を覚えたりしましたが(笑)、基本操作は何も変わらないので問題無し。流れている歌も「READY!!」ということで新鮮な気持ちでフェスを戦いました。結果は25723 vs 8674と快勝! ジュピターにバースト撃たれることなく撃破。

 さぁ、ご褒美のステージだ! ということで「READY!!」のステージを堪能…と思ったら、サビに入ったところでフェードアウト!!(汗) お預けとなりました…。それでも、短い中で写真撮影やアイドル選択のダイレクトマッピングを体験することが出来、Xbox360より自分本位のPVが作れそうな感覚を得ることが出来ました。

 ステージが終わるとスタッフとの会話が終わった後、事務所に戻ることなく「Thank you for Playing」と表示され、10/27発売のソフトと11/23発売のG4U!の告知がなされてタイトル画面に戻りました。

 体験版として何週も遊ばせるというものでなく、好きなアイドルを組み合わせて基本となるスケジュールをこなすという、「アイドルマスター2」としての基本を正に”体験させる”様に作られているのは良いと思います。「PS3ではじめてのアイマス」という人も多いみたいなので、良くまとめられた体験版ではないかと。これで興味を持った人なら買いたくなるのでは?と思うのは贔屓目ですかね(笑)。

 発売まで後2週間となりました。Xbox360版で完全制覇しているにも関わらず、何故か楽しみに感じている自分は一体?!と思わなくもないですが、多くの人に手に取って貰い、良くも悪くも色眼鏡なしの評価が増えたら良いかな、と思います。

 発売までは、用意されている選択可能なスケジュールは全て遊んでみるつもりです。

[2011.10.14追記]

 フェス(vs竜宮小町)、クインテットライブを選択してみましたが、Xbox360版をプレイ済の方であれば、負けようが(失敗しようが)ありません(笑)。フェスはバーストすら撃たれなかったので、バースト演出を観る為に手を抜いてプレイしてみようかな?と。負けた場合に相手ステージを観られるものであるならば良いのですが…。クインテットの方は竜宮小町組も含めて全員選択可能(しかも信頼度MAXなので絶対来る)というものなので、一番良いところで切れてしまうのは寂しいものの、クインテットで炸裂する「READY!!」は観るとテンション上がること請け合いです(笑)。
 それと、衣装選択画面を(対象は美希で)Xbox360版と画面切り替えでかなり隅々まで見比べたのですが、PS3版の方が少し色味が淡い感じがしました。何となくですが、アニメ版の色に合わせている様にも感じており、PS3の方がジャギっている様に見えた部分も然してXbox360も変わらない様に思いました。クインテットステージは、PS3はステージ後方が多少ソフトフォーカス気味になり、Xbox360のクッキリ感が無くなっている様に感じ、何となくもっさりした印象を受けたりしましたが、この辺りは好みの問題かもしれませんね。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011年10月12日 (水)

「ソーサリアン オリジナルサウンドトラック Vol.2」(PC-88VA版)、入手!

Dscf2972 当初の発売予定から半月延びたものの、無事「ソーサリアン オリジナルサウンドトラック Vol.2」が発売となりました。
 今回は探し回ることなく、最初から「ナツゲーミュージアム」さんにて購入。そこで凄く久し振りにプレイした「ドラゴンスピリット(OLD Ver.)」で7面まで行けたことも嬉しかったです…って、脱線しないうちに話を戻します(笑)。

 ジャケットなどのデザインはVol.1を踏襲していて、特別目新しさはありません。ブックレットも、収録曲の該当シナリオの各場面写真を掲載しているくらいで、こちらも変わらず。まぁ、日本ファルコム関連のCDは昔から簡素な創りなので、ライナーノーツなどもう少しスタッフの想いが感じられるものだと嬉しいのに…と思うのは今も変わらず。

 それはさておき、問題なのは中身。早速、聴いてみました。

 前回、「2-2 ロマンシア」が丸ごとカットされているという仕様になっておりましたが、今回はカットされた曲はありません。日本ファルコムが担当した追加シナリオのVol.1からVol.3までの登場楽曲は全て収録されており、今回もCD3枚組でシナリオパッケージ単位にCD1枚、各50分前後の収録時間で構成されています。勿論、2ループ(っていうか、私の感覚で言うと2.8ループくらい)保証。しっかり聴くことが出来ます。

 旧譜である「ソーサリアン スーパーアレンジバージョンII」「同III」と聴き比べてみましたが、旧譜はX1turbo版(YM-2151)で収録されているだけでなく、収録に当たって異様にエフェクトがきつめに掛かっている様に思える音で、実機感覚に近い今回のサウンドトラックは、音源がPC-88VA(YM-2608)であるという音色の微妙な違いだけでなく、素直に耳に馴染む仕上がりだな、と思いました。それでも基本シナリオ程、アレンジに違いがある訳ではないので「おぉ!」という驚きがなく、あまり「PC-88VAだから云々」という話にはなりませんが…。

 昨年自ら実機録音したのは追加シナリオVol.1の通常BGMまでだったので、Vol.1のボス曲やVol.2以降は随分と久し振りに聴きましたが、「石川三恵子さんのサウンドだな(=古代祐三氏とは違う)」と感じました(笑)。当時強烈に好きだった「ジョアンナ」のメロディラインは、今でも変わらず好きでいたことには驚きましたね。

 圧倒的に思い入れの強い基本シナリオ群の楽曲に比べると、あっさりした印象のある追加シナリオ系の楽曲ではありますが、今改めて聴くことで当時の色々なことを思い出せるのは事実としてあるので、このCDを聴いて何か新しい発見も出来たら嬉しいかな、と思っています。次のVol.3では残りの追加シナリオが収録されるのだと思いますが、そうなると「ソーサリアンコンプリート」の価値の1つが下がると感じるのは私だけでしょうか…(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月11日 (火)

ウェーブ 1/12 「THE IDOLM@STER ARCADE CABINET」

Dscf2970 企画が発表された時に「え?!」と思った商品の1つである業務用「アイドルマスター」の筐体の1/12スケールキット。多少遅れはしたものの、無事に発売されました。

 どのくらい売れるのか、金型代は回収出来るのか、などという心配はありますが(笑)、それはそれ。先ずはこういう企画を立て、実際に商品化まで漕ぎ着けたウェーブさんに敬意を表します。ですので、2つ購入させて頂きました。

 パッケージはXbox360版「アイドルマスター2」の店頭告知ポスターと同様のキラキラ仕様。なかなかしっかりとしたパッケージデザインで、第一印象は○。

 箱を開けてみると、ランナー数8枚(クリアグリーン1枚、クリアレッド1枚、クリアー1枚、コバルトブルー1枚、エメラルドグリーン1枚、シルバー1枚、ブラック2枚)、ペーパーアクセサリー1シート(トーテムポップ、ステックポスター、ポスター、画面20種分)、ホイルシール1枚、クリアシール1枚、組立説明書(内部にペーパーアクセサリーとして、トップアイドルプロデュース手引書、専用カード10枚)となっており、ガンプラの様な1ランナーで多成型色ではなく、色毎に1枚大小様々。筐体デザインが凝ったものではないので、パーツの精度は悪くない様に思えます。塗装せずとも組み上げれば見栄えのするキットとなっているので、模型製作に不慣れな人でも雰囲気を楽しめると思います。

 実機の設置は諦めていないのですが(笑)、それまではこのキットで夢を膨らませて行こうとかな?と。そうなると、欲しくなるのはライブタワーのキット。是非、商品化して欲しいとは思いますが、その為にも本キットが売れる必要があるでしょうから…あと2つくらい買っておこうかな?(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月10日 (月)

「HEART AND SOUL -THE IDOLM@STER STATION!!!-」発売記念イベント in アニメイト横浜

Dscf2969 先日発売された「HEART AND SOUL -THE IDOLM@STER STATION!!!-」の発売を記念して行われるイベント。運良く当選しましたので、参加して来ました。

 私が「アイドルマスター」というコンテンツに触れ始めてから、ライブや公開録音イベントの様なチケット代が必要なものや、ゲームショウの様な公式に大きな発表がありそうなイベントには参加して来たものの、発売記念イベントの様な無料系には応募もしないことが多く、こうして今回応募して参加することは異例中の異例。

 今回、メインパーソナリティの3名が別々にイベントを行うということで、選んだのは沼倉愛美さんの回。時間的に早い方が午後の時間が空けられるということで最初の回を希望しました。

 現地会場到着は12:05。アニメイト横浜店内をブラついていると、もう整列を始めているアナウンスがあったので私も列へ。定刻12:30に開場し、入場着席。まさかの最前列(汗)。立ち見の方も居た様で、何だか申し訳ない気持ちに。
 待っている間、発売済の「HEART AND SOUL」を流していたのですが、皆聴き慣れていたのか大きく反応する人はおらず(笑)。そのまま落ち着いて待っていると、正面のパーティションの上から携帯電話で写真撮影する手が見え、「撮影なら出て来てすれば良かったのに」とか思っていたのですが、特に気にせず待機。

 時間が来て、13:00丁度にイベントスタート!

 本日の司会は日本コロムビアの植村プロデューサー。挨拶の後、早速沼倉愛美さんを迎えてトーク開始。沼倉さんはブラウスにケープを羽織り、ショートパンツの上にレースのロングスカートをお召しになっていて、秋らしい服装で格好良さと可愛らしさの同居した素敵な衣装で登場しました。
 昨年行われた横浜アニメイトでのイベントのことから始まり、ラジオの話題へ。今のメンバーになって半年経ったということの感想(沼倉さんのコメントに対しての会場の反応に突っ込みを入れる沼倉さん(笑))、ブログに載せるための写真を影から撮ったら盗撮感丸出しだったので封印するとのこと(さっきのパーティションの裏は沼倉さんだったのか!と理解)、待機中に流れていた「HEART AND SOUL」のトークパートを初めて聴き、会場の皆が冷静だったことに驚いたことなど、笑いの絶えないトークは楽しませて頂きました。
 そして話題は「It's ALRIGHT!」の話題へ。18曲の候補曲の中から1曲を沼倉さん自身が選んだということで、仮歌は今よりももっと激しいラップだったこともあり、「挑戦し過ぎなら他の曲に変えても良い」と思っていたところ、希望通りに挑戦させてもらえたということで、難しいながも手応えを感じた仕上がりだったことを語ってくれました。そして「楽曲群は生バンドでやれる様に作ったので、機会があれば」と植村氏。これには会場も「おぉぉぉ!!」と歓声。もしかしたら、アイステのステージが実現するかもしれませんね。また、その時の為にということで、「It's ALRIGHT!」のコール、というか歌が重なる部分を皆がフォローして欲しいと直々の依頼が。その部分を沼倉さんが歌うと、即座に返す会場のプロデューサーさん達。これには「流石」と沼倉さんも満足げでした。またアニメ「アイドルマスター」の話もあって、その中でジュピターの話題もあり(祝アルバム発売決定!)、「昔は同じ事務所だった(笑)」「これから響の担当回もある」など色々聞くことが出来ました。一番印象的だったのは、沼倉さんが「みんな、ジュピター好き?」との問いに「大好き!」といった好意的な声の大きさ。1年前の不買運動は何だったのだろう?と思う瞬間でありました。
 PV撮影の話もあり、朝から夜遅くまで大変だったという話の中で、沼倉さんが夜寝ていたということであったり、完成されたものを観てみると時折”素の自分”が見えるという話もあり、意欲的に取り組んだことが分かるお話を聞かせてくれました。

 そしてトークからゲームへ。始まる「沼倉愛美クイズ大会」(笑)。沼倉さんに関する三択問題を出し、勝ち残った3名に「MASTER ARTIST 2」の響のポストカードにサインを入れたものをプレゼント!ということで、プロデューサーさん達のバトル(?)開始!

 私は沼倉さんに対しての知識は殆ど無いので「勝ち残るのは無理だ」と思っていたところ、出題されたのは「今日の朝食」「最近、弟の言動にイラッとしたこと」「アイマスのアイドルのモノマネで一番自信のあるキャラ」「今アニメイトで買い物をして良いなら何を買うか」「コスプレするなら」といった、ある意味誰にでも平等な難度の問題群でした。まぁ、それでも私は勝利を勝ち取ることは出来ませんでしたが…(笑)。これらクイズの回答においても、トークの話題として色々なお話を聞かせてくれ、こちらも楽しませて頂きました。ちなみに、回答はそれぞれ「納豆とご飯」「最近会っていない」「雪歩」「たかはし智秋さんのCD」「チアガール」というもので、特にたかはし智秋さんのCDのPVについて沼倉さんは「色々勉強させて頂きます」とコメントしていました(笑)。

 そして、今日は特別な日であるということで、「体育の日」ではなく…「響の誕生日」! ということで、バースディケーキの入場。響の誕生日であることは会場入りする前に気付いたので、今日のイベントが沼倉さん担当回となったのはそういう理由もあったのだな、と理解。ご本人もその事に触れられておりました。
 勿論、バースディケーキが入場したということは…皆でお祝い!ということで「Happy Birthday to You」の合唱。その伴奏をするのは何と…沼倉さんが弾くアコースティックギター! 滅茶苦茶そのお姿が似合い過ぎ!! 周囲にもそう言われるとのことですが、腕前は…とのこと(笑)。実際、殆ど出来なかった練習の成果も出ることなく惨敗ではありましたが、お祝い出来たことで笑顔が溢れていました。
 沼倉さんが記念に写真を撮りたいということで、客席側に来てパチリ。こちらはブログに載せてくださる様です(私は恐らく入っていないと思いますが(笑))。その後、蝋燭の日を吹き消して、誕生日を迎えてこれからの抱負を響から。「ペットを10匹増やし、その子たちを養えるくらいに仕事を沢山する!」ということで、会場内からも大きな声援が贈られていました。

 まだ企画があるとのことで、次は「ジェスチャーゲーム」に。沼倉さんがお題に沿ってジェスチャーするので、それを見て何かをプロデューサーさんが当てるというもの。そのプロデューサーさんは代表1名ということで立候補者を募り、植村氏が指して決定! 会場の他のプロデューサーさん達がその代表者に声援が贈られており、皆で盛り上げようという団結力を感じることが出来ました。尚、このゲームは他会場でのパーソナリティとの対抗戦ということで、2回のお渡し回の合計ポイントを競い、敗者には罰ゲームということ(でも、勝者には何も決めていないとのこと(笑))。植村氏も「今後の沼倉愛美に関わる」と脅しが(笑)。これはプロデューサー側も責任重大です。
 ゲームが始まると、出題されたのは「転びそうになった春香」「ねずみを追い掛ける猫」「王将で餃子を食べる原由実」など、かなり演じる方も回答する方にも難度の高い出題。私達の回は結果1問正解に留まってしまいましたが、総合結果は果たして?!

 と、ちょっとしたトークとお渡し会だと思っていた私としては、想像以上に盛り沢山の内容に驚きました。まぁ、それもそのはずで、予定時間20分だったそうですが、結果的に40分も及んだということでした。

 アルバム「HEART AND SOUL」に収録されていた、アルバムタイトルにもなっている「HEART AND SOUL」のインストですが、少しずつ完成に近づいているということで、ラジオ内で少しずつ完成して行く様が確認出来るかもしれないとのことでした。近いうちに完成版がお披露目されると思いますので、そちらも楽しみにしたいところです。

 最後に一言頂いた後、トークイベントは終了。舞台を一回後にしてお渡し会の準備…って、机を出しただけでしたが。そして整理番号順にブロマイドのお渡し開始。当たり3枚入りとのことですが、私には恐らく関係ないことでしょう(笑)。

 「人数が多いので空気を読んで流れてください」ということでしたが、最初の方だからか割と持ち時間は寛容で15秒くらいであれば普通に頂けていました。流石にそれ以上だと話が途中でも強制的に送られてしまうので、そうならない様に気を付けて自分の番をこなしました。1人ずつ順番に壇上に乗ってブロマイドを受け取る流れだったので、要らぬ緊張感が生まれてしまい、強制的に送られない様に気を付けていたことも手伝って大した事を言えずに終了(汗)。折角お手製Tシャツ(響Ver.)を着ていったのに…。まぁ、その他にもタイミングの悪さもあったので、こんなもんかと。

 ということで、45分に及ぶ「トーク&お渡し会」は終了。締め括りが締まらなかったので(苦笑)、変な気持ち悪さは残ったものの、イベント自体は楽しめましたし、移動時間や交通費を掛けて横浜まで繰り出した価値はありました。お忙しい中、こうして貴重な時間を創ってくださった沼倉さん、準備してくださったスタッフの方々に感謝し、筆を置きます。ありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 8日 (土)

PS3版「アイドルマスター2」DLCカタログ創刊号情報解禁

Ps3_ims_dlc1 いよいよ今月27日に発売が迫って来たPS3版「アイドルマスター2」。少しずつ情報が解禁されて来ましたが、ある意味最も期待の(?)ダウンロードコンテンツ情報がPVと共に解禁になりました。

 ゲームショウの時には初音ミクとのコラボということで、衣装が配信されることだけが発表されたので「その他は無いの?」という感じだったのですが、配信されたPVを観てみたところ、想像以上の新作ボリュームに驚きました。それと同時に、Xbox360版のコンテンツとは完全に分けて考えて行くのかなぁ…と、そちらの動向も気になってしまいました。

 今回のカタログ創刊号は、

  • 「神SUMMER」(アニメ#05で初登場した新曲) New
  • 初音ミク(衣装だけでなく本人も。「ワールドイズマイン」付) New
  • アイドル@スクール(エクステンド衣装) New
  • セーラーミズギ(エクステンド衣装) New
  • イブニングカンパニコラ(フローラル衣装) New
  • クラッシーモノグラム(ラグジュアリー衣装) New
  • レディアントスターボウ(スターリー衣装) New
  • セーラーキャップ(ヘッドアクセサリー) New
  • ふわふわバルーン(ボディアクセサリー) New
  • ハンドフラッグ(アームアクセサリー) New
  • ウォーターピストル(レッグアクセサリー) New
  • 30万マニー
  • 60万マニー
  • メールアドレス9種
  • アバターパック
  • 羊のツノ(ヘッドアクセサリー:無料) New 
  • ステージ衣装パック(一括購入)
  • アクセサリーパック(一括購入)
  • メールアドレスパック(一括購入)

 と盛り沢山なだけでなく、基本的に全て新作! Xbox360で配信された内容を重複配信するのか?それとも今後だけ足並み揃えるのか?など考えていたので、この内容を見る限りでは完全に切り分けて来るつもりみたいですね。しかも、PS3版はアニメとの連携を強めて行く様にも思えるので、アニメ新曲群が配信対象になるのかも。となると、Xbox360版のカタログ配信が続く限りはPS3版とXbox360版の両方を気にしなければならないということでしょうか(汗)。それはそれで付き合って行く場合は大変だなぁ…。

 楽しみであるのは間違いないのですが、懐具合も気になるので何を選ぶかは考えどころ。それにしても毎回、上手いところ突いて来るよなぁ…と別の意味で感心してしまいます(笑)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年10月 7日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#14 「変わりはじめた世界!」

 前回「765プロ感謝祭」を成功させ、善澤記者が書いた記事の効果も手伝って波に乗り始めた765プロ。季節はすっかり秋になり、色々なものが移り変わり始めている描写と合せて綺麗にまとめているのが素敵な2クール目の始まり。1話目の始まりにも似た冒頭は、2クール目の1話目としてとても上手いスタートでした。

 事務所までの出勤途中、電車の中吊り広告、街角のポスターや街頭ビジョンなど、今やそこらじゅうで目に着く様になった765プロのアイドル達。帽子やメガネで変装する必要が出て来たというのは嬉しいというか寂しいというか(笑)。何にせよ竜宮小町以外のアイドル達も一気に仕事が増えて引っ張り凧。ホワイトボード上のスケジュールも真っ黒でその注目振り・人気振りが伺えます。
 事務所に来た春香ですが、小鳥さん以外は皆出払っており、ちょっと前までは考えられない状況に小鳥さんも寂しそう。テレビを付けると始まったのは「高槻やよいのお料理さしすせそ」。さ行もしっかり言えているやよいの姿に視聴者として私もほくほく(笑)。やはり、活躍してこそのアイドル達ですよね。

 そして、開幕する「アイドルマスター」第二章! 新オープニング「CHANGE!!!!」のお披露目です!!

 東京ゲームショウ2011のステージで既にTVサイズは聴いている「CHANGE!!!!」ではありますが、オープニングテーマはやはり映像付きを観て印象が確定するというもの。もう流れて来る映像は本当に錦織監督渾身の出来で、前を向いて走り、上を目指し飛ぶという2クール目の展開を予感させる素晴らしい仕上がりでした。ギリギリまで頑張ってくれた様で、躍動感のあるアイマスらしいフィルムに拍手。その中でも特に目頭に来たのは千早の演出。幼少の頃の千早がTVに映るアイドルを真似て唄っている姿が、今の千早がステージで歌う後ろに映っている流れは、ゲーム本編で味わった物語を知っているだけに本当にグッと来た演出でした。春香が私服から衣装へメタモルフォーゼ(笑)しているシーンも素晴らしく、「READY!!」の時とはアプローチが全く異なるフィルムには作品への愛が物凄く注がれていることを感じました。美希・貴音・響が「マイディアヴァンパイア」を着用していたり、ゲーム側との連動も楽しめそうな予感。

 忙しくスケジュールをこなす765プロオールスターズ。美希の信頼を勝ち取った赤羽根プロデューサーは”ハニー”の称号を与えられ、キチンと積み重ねた結果が活きていてここにも一歩進んだ感があって嬉しかったですね。時には竜宮小町も一緒に仕事をする時もあり、テレビにラジオ、ドラマにレコーディング、グラビア撮影と大忙し。そのバックに流れるは「キミはメロディ」! 初出は「アイドルマスターSP」ながらも、アイマスど真ん中の曲として好きなプロデューサーさんも多いと思われるこの歌をどこで使ってくるかな?と楽しみにしていたのですが、ここに使って来ましたか!という感じで好感が持てました。忙しい皆を映す中で、女子高生が鞄に付けていたぷちどるのキーホルダー(ストラップ)がとても良い感じ。これは実際に商品化すべきだ!と思いましたね(一応、ぷちどるの商品化は進んでいるみたいですが)。竜宮小町も新衣装「プリンセスメロディ♪」を着用していたり、PS3版とのリンク部分も増えている様子。そんな中、仕事の合間にテレビ局の控え室前でジュピターと鉢合わせする春香。「身から出た錆」などという意味深の台詞を残して去るジュピター。これは一体…?

 765プロ所属アイドル全員で撮影した「ザ・テレビジョン」的な雑誌の表紙グラビア。野菜や果物を手に持つどころか、全員がそのモチーフの衣装を着こむという演出で、美希の胸がメロンになっていたり色だけでないモチーフの取り込み具合が素晴らしかったですね。しかし、その会心の出来であるグラビアが、直前で差し替えられてしまうという問題発生! 問い合わせるもまともに回答されずに電話を切られる始末…。こんなことをするのは一人しか居ない!! と思ったらやはり当然の如く961プロの黒井社長の仕業。「出る杭は打たれる」…か。
 高木社長が黒井社長との過去を話し始めた中、小鳥さんの表情が少し曇った演出が入った…ということは、「アイドルマスターSP」で仄めかした小鳥さんを巡る何かが明かされる時が来るのか!?と別の期待も高まってしまいました(笑)が、それはそれ。過去に何があろうと、765プロの皆には関係のないことであり、こんな対応をされて悔しい気持ちで一杯になる面々は「目には目を歯にはニーハオ」とか言いだし(…ってこれは真美だけか(爆))、伊織も水瀬財閥の力を行使しようとしたり荒れ模様。その状況に胸を痛める春香が何かを言おうとする演出が入り、グッと来る私(笑)。その状況を制したのは何と美希! 差し替えられた雑誌の表紙を指して「こんなの全然駄目」と言い放ち、自分たちの表紙がいかに素敵だったかを皆に思い起こさせる演出にもグッと来る私。我らが赤羽根プロデューサーも「961プロと同じことをしてはならない」「表紙を差し替えられたのは負けたからではない」と正々堂々とアイドル活動をして行って欲しいことを強く主張。961プロとの戦いに立ち向かう事を決意した赤羽根プロデューサーを目の当たりにした善澤記者の表情がまた意味深で素敵な演出。とにかく、全ては社長と律子と赤羽根プロデューサーに任せた!! まだ
 明日からの活動に備えて解散しようという中、小鳥さんが届いたファンレターの仕分けをしているのを見て手伝い始める春香。小さい子が描いたと思われる春香の似顔絵や美希の似顔絵を見て笑い、温かい気持ちになる。その笑い声に釣られてみんなが集まる。そうした笑顔の連鎖がみんなのささくれ立った気持ちを修復し、明日への活力に繋げる。短いながらも、こうしたみんなのやり取りが、確実に横の繋がりを強くし、団結力を上げているということを強烈に感じます。その中で、千早のファンレターに同封されていた一枚の写真には、小さな男の子が千早の団扇を持って笑っている光景がありました。その幸せそうな光景を見つめる千早…。この演出もオープニングの千早のシーンに繋がるものがあり、これまで小出しにして来た演出が花ひらく、千早のエピソードに辿り着く時が近づいていると感じます。ここまで大切に積み重ねてくれたのですから、もう何も心配はしていません。その日が来るのを楽しみ待ちたいと思います。
 最後は春香の一言で円陣を組んで心を一つにした765プロオールスターズ。これから紡がれる伝説をこの目で見届けて行きたいと改めて感じた締め括りでした。

 エンディングは「Colorful Days」に乗せて、差し替えられてしまった表紙の撮影メイキング風景。765プロ所属アイドルそれぞれの個性が出ていて声が聞こえて来そうな雰囲気が良かったです。エンディングに「Colorful Days」を持って来たという選曲も完璧で、2クール目開幕を区切るのに最適だったかと(1話のエンディングが「The world is all one!!」であったのと同等の効果を感じました)。

 スポンサーコールは伊織、「NO Make!」の案内は真美。「NO Make!」(PW:CHANGE)は、「CHANGE!!!!(2)(春香/やよい/伊織/あずさ)」「CHANGE!!!!(3)(真/響/亜美/真美/美希)」「CHANGE!!!!(1)(雪歩/千早/貴音)」の3本。961プロへの対応についての一悶着からファンレターの力で落ち着きを取り戻した後、解散したメンバーそれぞれの想いが垣間見えるものになっており、ファンレターからもらった元気をお返ししたいという春香たち、961プロの対応はプロデューサーを信じると言い切る美希に男心を学ぶ真たち、足を引っ張ることを心配する雪歩に自分たちもまだまだ未熟だと励ます貴音たちなど、こういう表に出ないやり取りを重ねてアイドルたちの横の繋がりが強固になって団結力が増して行くのだな、ということが感じられるエピソード群でした。

 次回は「みんな揃って、生放送ですよ生放送!」。生放送ということで色々なハプニングが予想される次回。何が起きても団結して乗り越えることに期待!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 4日 (火)

THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 03

Dscf2967 まだかまだかと待ち侘びた、アニメ「アイドルマスター」の新アルバム発売。前回からTGSあり、ラジオ公録ありとアイマス関連イベントが続いたこともあって気持ちは割と満たされていたものの、新曲が聴けるとなると逸る気持ちは抑えられません(笑)。

 いつも通り、フライングではありますが早速入手して聴いてみました。

 今回は前作よりも収録時間が増していて、CDの限界収録分数80分近い収録と謳われていたので、どのくらいのボリューム感を味わえるのか?と思いきや、実は物足りなさを感じてしまう自分が居ました(汗)。原因は簡単で、「旧譜は無加工収録ばかり」「しかもショートバージョンの収録のものもある」ということです。旧譜の中でも割と楽しみにしていた「GO MY WAY!!」の765+876PRO ALLSTARSは、残念ながらゲーム版。全員歌唱ということで、ライブでのアンコールで味わえる熱気にも似た気持ちが生まれた中で「もう終わり?!」と感じてしまうのは本当に勿体無いと思いました。似た様な感覚は「THE IDOLM@STER」もそうで、こちらもゲームバージョンだったのは残念の一言。BGMとしてインスト収録された「Next Life」も1番が終わったくらいでフェードアウトと、収録時間の限界の為に短縮されたのでは?という見方も出来るくらいに短く収録されたトラックが目立った気がします。

 が、しかし!

 何だか悪い印象の様に書いていますが、決してそんなことはありません!! 寧ろ「必聴です!」と言いたい部分も多くありますので、以降はそのことしか書きません(笑)。

 先ず、沢山の名場面を彩って来たBGMである「プロデューサー、走る!」が収録されています。これはサウンドトラックとして初めてフルコーラスを聴いて、改めて名曲だと感じる自分が居ました。その他のBGMも印象に残っているものばかりですが、特筆するのであれば「がんばるアイドルたち」という、原曲が未だCDとしてリリースされていない「アイドルマスター2」のサウンドトラックからの先駆けての出典(IA-GRANDFINAL)です。ゲーム中での印象が強いのは勿論ですが、それがより豪華なアレンジを施して聴ける贅沢は嬉しいの一言。そして、本アルバムのピアノアレンジシリーズは「THE IDOLM@STER」。まだまだ「READY!!」は引っ張るつもりみたいですが(笑)、今回もしっかり聴かせてくれました。

 旧譜は特に何か施したものは無いものの「キラメキラリ」「おはよう!!朝ご飯」「エージェント夜を往く」「迷走Mind」「shiny smile (REM@STER-A)」「黎明スターライン」とフルサイズ収録された6曲に加えて新曲「晴れ色」「ハニカミ!ファーストバイト」まで収録されていることに気が付くと、「そりゃ、ショートバージョンにBGMを含めたら大ボリュームになるわな」と理解(笑)。物足りないと感じたのは事実なのですが、それは贅沢な望みというものですね。

 で、新曲2曲は個人的な好みで「晴れ色」に軍配。雨上がりに指す陽射しの様な、のんびりした午後のティータイムを楽しむ様な、そんな穏やかな楽曲があずさのイメージにピッタリだと改めて思いました。もう1曲の「ハニカミ!ファーストバイト」は、感覚的には「シャララ」に近いものがあると思います。この曲を聴いて何となく竜宮小町が目指すものの方向性を感じられた様に思います(これは「七彩ボタン」も含めて感じた)。

 そしてやって来る、裏の主役であるボーナストラック「音無小鳥の765プロ秘密レポート」。今回のターゲット(=生贄(笑))はやよいと伊織。前回同様2回の妄想ターンがあるのですが、1つはやよいと伊織が仲良しである様が新婚夫婦の様だということから妄想開始。…ヤヴァイ、聴いている私がどうにかなりそうです!(爆) ゲームの中や普通のドラマCDでは聴くことの出来ないエリアの演技が堪能出来るので、これは本当に必聴です! そして2つめは長女の貫禄を見せるやよいに妄想スイッチON。フライングバード団のサイレント様(このネーミングセンス(笑))に弄ばれる伊織を救う、世紀末救世主やよい。こちらも聴き所満載です。

 ということで、今回も余すところ無く楽しめるアルバムでした。惜しむらくは、ブックレット、ケース裏ジャケット全てのボーナストラック表記が1枚目のアルバムの内容になっている(今回は「激闘編」ではなく「世紀末救世主編」)こと。時折、日本コロムビアはこういうミスをやらかしますが、一向にチェック機構が出来ていない表れだと感じると残念ですね…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 2日 (日)

【終了報告】テイルズ オブ エクシリア (TOX)(ジュード編) 20110923

Dscf2959 9/23 17:30、「テイルズ オブ エクシリア」(ジュード編)終了。

 最終セーブ位置 54:09 ジュード Lv.69 エンカウント 1218

 発売日から割とコンスタントにプレイを続け、週末も空いている時は10時間程度プレイして半月でエンディングを迎えることが出来ました。予想以上に早く終わったことに自分自身驚いています。まだミラ編が未プレイであったり、サブイベントもやり切った訳ではありませんが、取り敢えず1回エンディングを迎えたということで、現時点の所感を残しておこうと思います。まぁ、既に終了してから2週間近く経っているというのも私にしては珍しい状況ですね…。

●全体感

 終わってみて思ったのは「え?これで終わり?」ということ(汗)。その為、物語の前半と後半では進行ペースが随分と違う気がしてしまい、とてもあっさり、しかも突然終わった感覚がありました。最終セーブからラスボスまでがそれなりに遠いこと(しかも、最終決戦までに2回のボス戦がある)ので、「さぁ、いよいよ最後だ!」という心構えが無い状態であったことも原因の一つかと。しかも、この時点の状況を考えると「まさか」と多くの人は思うのではないでしょうか。
 固有のジャンル表記は「揺るぎなき信念のRPG」ということで、確かにその「揺るぎなき信念」を感じることは出来ました。しかしながら、ミラやガイアスは強烈にその信念を描いているためか、それ以外の登場人物の描き方が物足りなさを感じてしまいました。しかも、サブイベントを多少なりともこなした上でそれを感じるのですから、サブイベントすら殆ど無い四象刃たちは尚更です。その結果、物語のスケール感はあるのに結果的に薄っぺらく感じてしまった部分も多く、素材が良かっただけに勿体ないなぁ…と。
 戦闘はキャラクターも大きくなって迫力が増し、共鳴システムも思っていたほど難しくはなく、予想以上にスピード感や爽快感も感じられたので、なかなかの完成度だとは思います。しかしながら、エンカウントリンクが発生して敵が多くなると処理落ちが顕著になり、折角の操作感が損なわれていたのは残念でした。
 スキット類がロング、ショート、ファイティングに分かれたのは良いのですが、これまでのスキットに感じた量や質を感じなくなってしまい、親切心や臨場感が増す為に入れた仕様が、いつもの楽しさを損なう要因になっていた様に思いました。
 映像や音楽はなかなかのクオリティで、システム面も含めて「テイルズ オブ」の15年間の集大成を感じることは出来ました。割り切れない善悪や星を死に追いやるエネルギー問題などこれまでの「テイルズ オブ」に良くあったテーマだったので、そこは安心感と取るかマンネリと取るか微妙ながらも、最終ボスとなる存在が誰なのかは三転四転するので(笑)、その辺りはちょっと面白かったかな、と思います。
 登場人物とそれぞれの人間関係が織り成す物語については、強烈に「良かった」と思う部分があまり無く、「こいつはあまり好きでないな…」と思う存在も居たので、そこはちょっと残念です。演出方法(掘り下げ方)によってはもっと理解出来たのではないかと思うので、主人公をジュードとミラから選べることから来てしまったと思われる全体的なボリュームのバランス取りは、もう少し頑張って欲しかったかな…と思います。現時点でミラ編をプレイしていない私ではありますが、ジュードの物語から見ても、やはり「エクシリアの物語」の基準点はジュードにあると思うので、ミラから始められる様にしてある理由が分かりません(色々な部分がミラ視点では情報として不足すると思うので、スッキリしない物語になるのは確実かと)。
 現時点では「15周年記念タイトルと銘打つだけのことはある試みは感じるが、全体的に名前負けしている気がしてならない」という印象です。でもある意味「初めてシリーズをプレイする人達に向けて親切に作られている」と感じる部分も多く、そちらを優先したと考えれば「物足りなさ」を感じているだけなのかもしれません。好みの問題なのかもしれませんが、初HD機リリースとなった「ヴェスペリア」の方が完成度が高く感じるのは私だけでしょうか…。

●システム周り

 キャラクターの成長のさせ方を決められる「リリアルオーブ」と、戦闘時に様々な恩恵のある「共鳴」システムが、他「テイルズ オブ」にはなかった要素(リリアルオーブは「リバース」のエンハンスや、「デスティニー(リメイク)」のソーディアンデバイスの様なものなので、特別新鮮さはありませんでしたが)。キャラクターの性能をカスタマイズ出来る「スキル」は「アビス」や「ヴェスペリア」と同じなので迷うことはありませんでした。でも、リリアルオーブは自由度がある様に見えて枠を成長させる為に必要なポイントは決まっているので、多少の差異は出てもプレイヤーそれぞれに大きな違いは出て来ないでしょうから、あまり自分の意志をキャラクターの成長に反映させられる様には感じられません。そういう意味では、これが面白さに紐づく要素にはなっていないと思います。
 完全に独自要素となる戦闘における「共鳴」システムですが、そのリンクしたパーティメンバーによって色々対応が変わり、ガードブレイクしてくれるアルヴィンや、ダウンさせたらアイテムスティールしてくれるレイア等、戦闘中に控えメンバーを戦闘参加させることが出来ることもあって、戦う相手によってリンク相手を変えたり、戦闘メンバーを変えたりと状況に応じて対応することが出来るのは面白いと思いました。反面、色々なことが出来る為に逆に使いこなすことなく終わってしまう部分もあり(私はあまり戦闘中に控えメンバー呼ぶことをしませんでした。ボス系はたまに入れ替えていましたが)、そこはもっと積極的に使わせる様な何かがあっても良かったのではないかと思います。初めて使える様になった時にチュートリアルが入るのは「ヴェスペリア」と同様で、理解させようとする方法やタイミングは「グレイセス」に比べれば格段に親切ではありました。
 その他、キャラクタービジュアルのカスタマイズとして「アタッチメント」、フィールドやダンジョンにおいて階段や蔦がなくても段差を上り下り出来たり、しゃがんで隙間をくぐったり出来る「マップアクション」、「ヴェスペリア」の採取ポイントの様な「ランダムトレジャー」や「グレイセス」のディスカバリー的な「アイフリードの秘宝」、全店舗共通となり素材納入やガルド投入で開発する「ショップビルド」、従来のスキットが細分化された「チャット」(特にPS版「デスティニー」のアクティブパーティウィンドウからの発展かと思える「ショートチャット」、戦闘中にカットインされる「ファイティングチャット」)など、色々独自要素は沢山ありながら、そのどれもが理解の難しくないものであるのは良かったと思いますが、特別「これだ!」という楽しさや驚きはありませんでした。
 それらの要素では「ショップビルド」が正直微妙なシステムだったと感じています。それは先ず「地域感を無くしてしまった」ということ。今回の「エクシリア」はいつにも増して「街に温かみがない(=そこに居る人達が機械的に感じる)」ので余計にそれを感じます。また、それなりに素材を入れて開発はしているものの、離脱したキャラクターが再編入される頃には良い武器を持って加入される為、私は開発が遅れ気味だったこともあって開発することに意味を感じず、結局あまり武器や防具を購入せずに戦っていました。その為、ガルドは早いうちから100万を超え(ブルーセフィラを持たせていたので余計に早い)、ある意味「RPGの1つの楽しみ」を奪われた感じもします。まぁ「スタート地点の敵が弱く、離れれば離れる程強い敵が居て、その地域には敵に見合った武器が売っている」というRPGの変な戒律が無いという面では理に適っていると見ることも出来ますが…。
 「チャット」に関しても、ショートチャットは歩き回っている時に勝手に始まるので、画面を切り替えたりボタンを押したりする直前の会話は途切れて最後まで聴けないことがあったり、食事や控えに回ったキャラが事あるごとに同じ内容を色々話して来るのは結構鬱陶しく感じたり、個人的にはショートに回った会話も全て呼び出し型のスキット(本ゲームでは「ロングチャット」)にしてくれた方が良かったです。更に、サブイベント関連でヒントとなる様なロングチャットが多くなったのは親切で良い反面、普段の何気ない雑談の様なチャットがこれまでよりも少なく感じました。「ファイティングチャット」はボス戦では色々と話してくれるのは良いのですが、必死に戦闘している中で聴くことは(気分的にも音量的にも)難しく、気分は確かに盛り上げてくれているのですが、実用的とは言えないかな…と思いました。
 それと、戦闘終了時の掛け合いもバリエーションが少なく感じて、更には面白いものも少なかったので、それも含めてちょっと寂しさを感じました。
 そんな中で、いつでも止められる「クイックセーブ」が実装されたことは、なかなか時間の取れないプレイヤーにも敷居を低くしてくれて良かったと思います(結局1回だけしか使いませんでしたが…)。
 サブイベント関連は、切っ掛けをくれる人の頭上に「!」が付くのは「グレイセス」同様で分かりやすかったですし、進行中のものと、それが継続性のあるものなのかが一覧で分かるのも良かったと思いますが、結局その期限がいつ来るのか分からないので、まだまだ大丈夫だと思っていたら達成出来ずに終わってしまうものもあり、ここはキチンと状況に応じた表示をして欲しかったですね。ただ、相変わらず何処でサブイベントが起きるのか、タイミングや場所が「う~ん」と思うものも多く、結局しらみつぶし的に各所を巡ることになるのは、個人的に物語の流れを壊すので嫌いです。今回、マップ移動がいつでもどこでもワールドマップにて指定出来るというのは便利な反面とても味気なく、折角世界が広く感じられたのに、最終的には物凄く小さく感じてしまいました。港も全て同じ形であり、地域の特色・文化はもっと色濃く出してくれても良かったのに…と感じることも多かったです。乗り物で自分で移動出来るタイプの方がアナログ的ではありますが、プレイしている気になれます。
 料理に関しても食材から調理を繰り返して経験値を積み、レシピを増やして行く様なタイプの方が「使おう」と思えると私は感じるのですが、今回はショップビルドでレシピが増えるので、料理は「作る」ものというより「買うもの」になってしまい、しかも各料理について1つしか所持出来ないこともあって、使わないでも済んでしまっている状況になりました。その為、有効に使えば楽になるのは理解していても、存在価値を感じないものになったのはちょっとなぁ…と思います。

●ビジュアル

 PS3というハードのパワーもありますが、映像としては綺麗だと思います。ただ、背景の綺麗さとオブジェクトの綺麗さはのランスが悪く感じることもあり、圧倒的に飲まれる様な映像美というものにはならなかった様に思います。ただ「グレイセス」と同様、スケール感はしっかりあり、今回はカメラも自由に動かせるということで隅々まで見回すことで発見出来る宝もあったりして、マップの大きさ以上に大変な思いをした印象が残りました(周り慣れてしまえば、ワールドマップを簡単に移動出来ることからも、然して広く感じなくなってしまうので、それはそれで問題だと思います)。
 キャラクターは等身が上がったことでモンスターとの大きさの対比が面白く、迫力も増しました。動きも細かく、武器も持ち替えれば変化を楽しめるというのは「ヴェスペリア」や「グレイセス」でもそうだったので特筆することではありませんが、逆に言えば「もう完成の域に達している」ということなのかもしれません。
 その中で圧倒的に「おぉ」と思ったのはムービーシーン。オープニングも含めて、映像のクオリティは凄いと感じました。緻密さや動きはこれまでの「テイルズ オブ」と比べても群を抜いており、気合が入ったフィルムを感じることが出来ました。制作が今回からユーフォーテーブルに変わった訳ですが、今後も是非担当して欲しい!と思いました。

●音楽と役者陣

 音楽はこれまでの「テイルズ オブ」の集大成と感じる様々なバリエーションと気合の入った完成度で楽しませて頂きました(その割には決定的に印象付けてくれた音楽が無かった様にも思います)。盛り上げるべきところは盛り上げていたと思うのですが、もっと「主題」となるメロディラインを打ち出してくれても良かったかな?と感じました。主題歌である「progress」は作品に合った楽曲であるとは思いますが、もっと旋律面でも随所で作品にリンクして欲しかったですね(「ヴェスペリア」の「鐘を鳴らして」はその点効果的に使われていた印象があります)。
 役者陣はこれまでの「テイルズ オブ」同様、実力のある若手からベテランまで、とても上手くバランス良く配置してくれていたと感じます。代永翼、沢城みゆき、杉田智和、早見沙織、堀中優希、池澤春菜、麦人というパーティメンバー、大塚芳忠、森久保祥太郎、置鮎龍太郎、坂本真綾、佐藤利奈、木内秀信、大友龍三郎といった相対する面々もなかなか豪華。この辺りは「流石はテイルズ オブ」と感じる部分はありますね。ただ、物語としての役どころと照らし合わせた時、活躍が少なくて勿体無いと感じる役者さんが居るのは残念でした。サブイベント関連もフルボイスでは無く、「やれることは全てやり切った」と制作側は言えない気もするのは…(笑)。

●キャラクターと物語

 本編の主人公ジュードがミラに関わり始め、ただ単に巻き込まれた中で行き場を無くしてしまったことからミラに付いて行くことで始まった冒険の到達点として、物語の紡ぎ方として悪くは無いと思うのですが、テーマにある「揺ぎない信念」というのがミラとガイアスにあり、その時々で影響を受けるジュードの心情に時折感情移入出来なくなる時がありました。特に一時廃人的に全てが無意味と思い込んで、心配するレイアに辛く当たるところは、理解は出来るものの自分の中には相容れないものがありました。それまで重ねて来たものは、ジュードにとってその程度なのか。と思うと、ちょっと冷めたといいますか。最終的に到達した感情や覚悟は納得出来るものではあるものの、そこに辿り着く流れの中で強烈に心動かされることが無かったために、どうしても言葉が軽く感じてしまったのも事実。そこは描き方として勿体無かったなぁ…と。
 仲間として、最初からかなり怪しい行動をしていたアルヴィンも、世捨て人的な台詞もあれば、子供の様な泣き言をいう時もある。人間味があると言えばあるのかもしれませんが、最後まで根無し草的な描写で結果的にあまり気持ちの良い存在にはなりませんでした。なので、あまり好きになれなかったというのが正直なところ。ジランドとの関わりもあまりにもあっさり描いてしまい、アルヴィンの行動に対して私自身、何の感情も浮かばなくなってしまった終盤は、本当に一緒に居るだけになっていた様に思えます。
 ローエンは好きですが(サブイベントで、キャリーと再会するやつは地味ながら良かった)、ナハティガルとの過去が色々あった中にある友情は分かるのですが、そこがあまり厚く描かれなかったのでこちらに感情が伝わりにくく、ナハティガルの物語上の位置付けもあんななので(苦笑)、麦人氏の演技があるから魅力が保てている様に感じます。
 レイアは合流するのが一番最後で、ジュードが廃人化した時に献身的であった部分は印象に残るものの、幼馴染という設定が活かされておらず、もう少しジュードとの昔に纏わるエピソードがあっても良かった様に思えます。パーティの中で一番貧乏くじを引いてしまったキャラクターの様に思います。ジュードが見るミラのことを、もう少しレイア的に語ってくれても良かったのでは?とも感じますね。
 唯一メインシナリオ、サブシナリオ共にそこそこ充実していて、掘り下げていた気がするのはエリーゼのみ。ただ、ティポ関連で「エリー」と呼ばれていたのが「エリーゼ」に変わってしまったことを哀しんでいた割には、そのエピソードはうやむやになっていたり、細かい配慮が足りていないと感じる部分も少々。ジャオとの絡みも最初から予想が出来た以上のことが何もフォローされず、ジャオの退場も早かったことから、色々と勿体無く感じてしまいました。
 主要なキャラクター達についても、イバルの位置付けと存在意義や、四象刃についても、アグリアの狂気の根幹、プレザのアルヴィンに対する想い、ウィンガルの野心と忠誠、ジャオの贖罪など全てが説明不足であり、スッキリしない部分があって、物語を紡ぐために存在しているサブキャラクターたちが魅力的に活かせていないと感じます。これは、中盤以降のミュゼについても中途半端であり、どんどん物語が進むにつれ、自分が置いていかれている様に感じてしまったのは残念でした。定番の決戦前夜イベントも、プレイしている自分の気持ちが然程盛り上がっていない中で出て来ており、演出や物語運びはもう少し頑張って欲しかったと思います。とにかく、最初の惹き付けに対し、終盤の失速感はかなりのものでしたから(汗)。つまらない訳ではないので、余計に勿体無いと感じます。

●その他

 最終セーブ位置からラストバトルを含めて3回の大きな戦闘がありますが、セーブ出来ずに進む緊張感は、「レジェンディア」の最終局面に似ていました。それでも、全滅した場合は同条件で再戦可能なので、そこまで厳しいものではないでしょうか(これが有無を言わさずロードしか出来なかったりすると、ここで躓く人は多くなるかもしれません。そういう意味では「ヴェスペリア」のラスボス第三形態の方が厳しいですね(笑))。
 極端に自分が強かったとは思わないのですが、今回の「エクシリア」ではボス戦に詰まることは全くありませんでした。リンクのチェインを4つ繋いだりするとそこそこ強力なのか、トリートやスペシフィックも殆ど使わずに終わりました。更には秘奥義も1度も使わず(共鳴チェインばかりやっていたので、奥義をセットしていなかった(爆)。これは逆に奥義を得た時にそれを分かる様に促して欲しかったと思うのは私だけでしょうか?)、そんなとこからも”あっさり感”が見て取れるかと。ちなみに一番冷や冷やした戦闘は、ラストダンジョン内に出たゴールドバキュラをジュード一人で戦った時。もうヒット&アウェイでHP減ったらレモングミ使用を繰り返して凌くしか方法が考え付かず、懸命に踏ん張ったのが一番強く印象に残っています(笑)。
 「テイルズ オブ」での定番的なイベントとして温泉なども無く、衣装変更系の称号がダウンロードコンテンツ以外で全く無し。そういう意味では、これまでの「テイルズ オブ」よりも遊び要素が少ない気がします。「ヴェスペリア」で言うギガントモンスターは存在し、魔装具もある。この感想を書いている間にもゲームはちょくちょく進めているのですが、隠しダンジョン的なもの(これまた「ヴェスペリア」で言うところの「追憶の迷い路」)も出て来ており(「クリア済み」)、闘技場もある。一通り「テイルズ オブ」がこれまでに積み重ねて来た沢山の要素は入っている様には見えるのですが、何となく少なく感じてしまうのは、その殆どが易しく感じるからなのかもしれません。
 ちなみに、隠しダンジョン「マグナ・ゼロ」の最深部に居るボス「黄金魔剣士」は滅茶苦茶強かったです。到達時の状態で挑むも3戦目に全滅すること3回。装備を見直して(経験値稼ぎなどはしないで)、開発出来る最高の防具や武器を携え、対ネガティブゲイト対策にエレメント系のアクセサリーを装備して対処し、パーティをローエンからアルヴィン、そしてレイアに変更して対応(操作はジュード、ミラとエリーゼは固定し、基本のリンクはミラで進めてオーバーリミッツ状態では共鳴4チェイン+秘奥義を叩き込むサイクルで対応)することで何とか事無きを得ました(戦略変更後も結局運悪く1回全滅しましたが…)。尚、この時点のジュードのレベルは76、武器屋は82、防具屋は86で挑んでいます(ランクはノーマル)。ここのボスだけは、かなり易しいと感じていた「エクシリア」の中で格が違いました。それでも絶望的な強さを感じた訳では無いのですが…(初対戦時のスパイラルドラコや虹翼まといし者の方が強烈でした)。

 全体的に厳しい評価ばかりを綴ってしまった様に思いますが(汗)、楽しんでプレイしたのは間違いありません。ただ終わった時に「15周年記念タイトルとしてやり切った」と言う馬場プロデューサーの言葉に対して「これで本当に?」と思う部分も多かったのも事実。{ミラ編」もプレイし終えて最終的な感想は述べたいと思います(恐らく多くの印象は変わらないのではないか、と思いますが…)。取り敢えず「ジュード編」をクリアしただけではありますが、想像以上にトロフィーが獲得出来ておらず、「ミラ編」をプレイしてどれだけ埋められるのかが気になるところ。サブイベントもいつの間にか終わってしまっている(failedになっている)のが3つほどある他で継続中のものもあるので、進められるだけ進めた後に「ミラ編」を始めようかな、と思っています。もう「英雄伝説 碧の軌跡」が発売されてしまいましたので、そちらはそちらでプレイしたい気持ちはあるのですが、取り敢えず「ミラ編」のクリアを優先します。10月末にはPS3版「アイドルマスター2」も控えていますし、これで私の年末年始は安泰です(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 1日 (土)

4Starオーケストラ 2日目夜公演 バンドステージ

Dscf2966 「ゲームミュージック」が脚光を浴び始めたのは、アーケードゲームが全盛であった1980年代に入ってから。レコードからCDという音楽の供給媒体が大きく変わった時期も重なって、特に「アウトラン」のBGMを収録した「セガ ゲームミュージックコレクション Vol.1」の大ヒットは記憶に強く残っています(ループ曲ではなく、1曲として完成した初のBGMかも)。それよりも以前から印象に残るBGM群で魅了したナムコの名作たち。ファミコンの普及から多くの人の耳に届く様になった”ピコピコ音”が奏でるBGM。そして、パソコンゲーム最盛期に到達したFM音源やMIDI機器でのシンセサイザーミュージック…。それぞれ衝撃を受け、強烈に印象に残っている私にとってこの「ゲームミュージック」と呼ばれる様になった文化は、自分の中で切っても切れないものになっています。今でもTVゲームを趣味の1つとして親しんでいることや、映像作品を観る際に何よりも劇伴を強く意識してしまう背景にはこうした積み重ねがあります。

 そんなゲームミュージックも最盛期を経て成熟期を迎え、もしかすると衰退期に入ってしまったのではないか。そう感じなくもない状況である昨今ではありますが、粗製濫造時代を越えて”本当に良いもの”だけが残ったと考えればそれは歓迎することかもしれません。しかしながら、サウンドトラックとして形に残っていないゲームも多く存在しているのも事実であり、各社のサウンドチームがバンドを結成してライブを行っていた最盛期の様な活気を今に求めるのは難しいかな…と寂しさを感じていました。

 勿論、今でもアマチュアバンドが開くライブや「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」の様な超メジャー級のタイトルについてはコンサートが開かれたりしていますが、もっと身近に、もっと広く、もっと熱く、もっと一体感を、と常々思っていた中で1つの企画が目に留まりました。それが今回の「4Starオーケストラ」です。

 ”4年に一度”というサイクルと「その4年間で支持を得た楽曲や奏者で構成する」という3日間にも渡る祭典。そして、名を連ねる奏者の中には私がその時々で影響を受け、敬愛する岩垂徳行氏とセガ・サウンドチームの光吉猛修氏&Hiro師匠率いる[H.]がクレジットされており、同じ日に公演されるという、私にとって夢の様なステージ。先行申込にて無事参加が確定し(座席も舞台と同じ高さくらいの10列目のほぼ中央という良席!)、当日を迎えました。

 事前にセットリストが公表されるというのは通常のライブではあまり考えられませんが、オーケストラコンサートであればそれは不思議ではありません。「4Starオーケストラ」の名の通り公表されたセットリストには、これまで何年もその機会を待ち望んでいた「Burning Hearts ~炎のANGEL~」や「グランディアのテーマ」が載っているではありませんか!? ただでさえ貴重な機会を更にプレミア化してくれる内容に否応無しに期待が高まります。

 会場準備の関係で開場が30分遅れ、その結果開演も30分遅れましたが、19:00に「4Starオーケストラ 2日目 夜公演バンドステージ」が無事開幕です!

 緞帳が上がると、姿を現す[H.]のメンバー。スタンディングを促す光吉さん。1曲目は「Buring Hearts ~炎のANGEL~」!! ことごとく光吉さんが生でこの歌を披露する機会に巡り合う事が出来ずに早13年。とうとう、本当にとうとうこの時がやって来ました!! 開演前は嬉しすぎてこの曲が流れたらどう対処して良いか分からずにオロオロしていたのですが(笑)、ライブが始まってしまえば、気持ちに従って流れに身を任せるだけでした。カラオケでも都度唄っていた私にとって歌詞は完璧に頭に入っていることもあり、合いの手からコーラスから全力全開。光吉さんの熱いパフォーマンスにも引っ張られて、のっけから最高のスタートでした。

 そして続くは「Final Take Off」。S.S.Tバンド時代からの定番中の定番。力強い演奏はあっと言う間に1987年当時にトリップさせてくれました。ギターのメロディが若干聴こえ辛かったですが、私は寧ろゲームバージョンが好きだったので問題無し! 光吉さんのキレの良いベースが光っていました。

 個人的に地味に嬉しかったのは「スクランブルスピリッツ」のステージ1をバンドアレンジして披露してくれたこと。ゲームとしてはマイナーながらも(Hiro師匠推薦の「ダイナマイトダックス」よりはメジャーかも?(笑))、システム24のソフトの中では「クラックダウン」「ゲイングランド」に次いでプレイした、結構好きだったシューティング。そのメロディアスな楽曲はバンドアレンジによって格好良く蘇り、ゲームのマイナーさとは裏腹に往年のセガミュージックとして気分を高揚させてくれました。

 「Could Be」や「Sleeper」といった「クラッキンDJ」からの出典はHiro師匠らしかったですし、「Receive You」(龍が如く)や「Superlative」(戦国大戦)など私があまり知らない作品であっても、バンドのパフォーマンスの高さも手伝って熱い演奏を楽しむことが出来ました。

 聴かせるアレンジだった「LAST WAVE」(アウトラン)や、ステージを締め括るに相応しい「The Winners」(WCCF)は、[H.]のバンドとしての懐の深さも感じさせる良いステージングでした。最後の「The Winners」は会場の一体感もあり、光吉さんのガラスの声帯による素晴らしいビブラートも堪能出来て印象に残りました。
 印象に残るといえば、光吉さんの衰えを感じさせない力強いボーカルと、キレのあるベース、Hiro師匠の安定感のあるキーボード演奏は勿論なのですが、3年振りに参加となるタカ氏の格好良いギター、とても素敵に聴かせてくれた福山氏のトランペット、そして高校生とは思えないパフォーマンスを披露してくれた期待の新生工藤氏のドラム。メンバーは色々変わっても、Hiro師匠と光吉さんが居れば[H.]の息吹はキチンと残ることを改めて感じたステージでありました。心残りは「デイトナUSA」や「バーチャファイター」系が無かったこと。これはまた何処かで聴く機会があるかもしれないので、そちらを楽しみにしたいところです。

 休憩を20分挟んで、次は岩垂徳行SPECIALバンドの登場!

 岩垂さんとは2005年の「スクウェアエニックスパーティ2005」の「History of GRANDIA」のステージを拝見して以来。その前までは年に数回プライベートショーや演劇の終演後にお話しする機会もあったので、本当に久し振り。しかも、そのステージで「グランディアのテーマ」が聴けるなんて、私にとっては凄いプレゼントです。

 幕が上がると、センターに後ろ向きに立ち、ショルダーキーボードを携える人が。間違いなく岩垂さんだと確認。振り返ったと思ったら「みんな~!」という第一声に腰砕け(笑)。でも、それが何だか会場の雰囲気を和やかなものにし、あまりに変わらない岩垂さんに、8年近くお会いしていないという私の中の変な緊張感も飛びました(笑)。

 開幕曲は「追及~つきとめたくて」(逆転検事2)。「逆転」シリーズは全くプレイしていない自分ではありますが、この曲はとても岩垂さんらしい楽曲で気持ち良く聴くことが出来ました。[H.]に比べると少々地味に感じるバンドではありましたが、堅実な演奏はキラリと光っていました。

 そして続く「光と影の戦い」(ルナ -ハーモニーオブシルバースター-)。ゲーム開始冒頭にある四英雄の戦いのバックに流れたこの曲は「ルナ」の世界感を示す代表曲とも言えるもので、「SILVER STAR」と「ETERNAL BLUE」のそれぞれのフレーズを融合させたとても印象深い1曲。残念ながらCDは発売されておらず、ソフト購入時に特典としてもらったCDに1ループ分収録されただけだったので、1曲としてキチンとアレンジされた楽曲を今回は堪能することが出来て嬉しかったです。途中に入る楽曲の主題をコーラスで表現する部分はちょっと泣きそうになりました。

 「聖なる剣の調べ ~ラングリッサーIIメドレー」(ラングリッサーII)は、メガドライブの楽曲を原曲イメージを残してバンドアレンジする難しさを語りながらも、強くリクエストしてくれたおおくまけんいち氏の壮大な編曲を岩垂さんが演奏出来るレベルに短くしたエピソードも加えて、キッチリ演奏披露してくれました。

 「ゴドー ~珈琲は闇色の薫り」(逆転裁判3)は、岩垂さんがセンターから下がりキーボードへ。その代わり、それまでキーボードを担当していたなるけみちこさんがテナーサックスを持ってセンターへ。ムーディな楽曲はなかなか大変そうではありましたが、音響の関係もあってか少々聴きづらい部分もあったのは残念でした。

 そのままなるけみちこさんが担当された作品から”街”のテーマをメドレー披露。「ワイルドアームズ セカンドイグニッション」と「ノーラと刻の工房 霧の森の魔女」が出典ということで、どちらも直接知る楽曲ではありませんでしたが、なるけさんはサックスをリコーダーに持ち替え、岩垂さんもピアニカに。ドラムはボンゴに変わるなどして、民族音楽テイストに早替わり。これまた音響的に綺麗に聴こえなかった部分は残念(特にメインを張るリコーダーがビシッと決まらなかった感が残ってしまい、メリハリが消えてしまった様に思いました)。

 終盤は「グランディア」から3曲。リクエスト上位を選曲したというものの、やはりオーケストラで無いこともあって、バンドアレンジに厳しい楽曲は選択されなかった様子(「世界の果て」など)。それでも、「サルト遺跡」「戦闘3」など、岩垂節の光る楽曲群は、そのバンドアレンジも含めて楽しむことが出来ました。

 そして最後は「グランディアのテーマ」。その前に岩垂さんがこの楽曲に込めた想いと、7月に急逝した「グランディア」の生みの親である宮路武氏のことを語りました。「今年は大きな災害も多く、悲しいことも多かったけれど、前を向いて一歩を進めて行きたい。愛を持って表現したゲーム、そしてゲーム音楽をこれからも愛して行きたい」と語る岩垂さんの想いは恐らく会場の皆さんに届いたと思います。演奏される「グランディアのテーマ」は、原曲がオーケストラということもあってバンド演奏では迫力不足を感じることも危惧されましたが、この曲のためだけに急遽本番3日前に依頼したというヴァイオリン奏者を投入。バンドアレンジされた楽曲は、当時のプレイヤーであったであろう多くの観客の心に沢山の記憶を呼び起こし(私も途中で泣きそうでした(笑))、危惧していたことなど一蹴して大きな感動を呼ぶことになりました。その証拠に演奏終了後はスタンディングオベーション。誰に言われるでもなく、着席していた観客総立ちでの拍手喝采! プロの演奏家のステージですらなかなか無いこの光景にこうして立ち会え、それが岩垂さんのステージであったことにまた胸が熱くなりました。

 そんな鳴り止まない拍手の中、いきなり「アンコールありがとう」と岩垂さん(笑)。「早い、早いよ!」と突っ込み代わりの笑いが起きるものの、本当にアンコールが始まりました。「緊迫4連発」(グランディア)は、アンコールの選曲としてどうかな…と思わなくもありませんでしたが、ボス曲に定評のある岩垂さんのサウンドを更に堪能出来たのは嬉しかったです。

 最後は[H.]も呼んで最後の挨拶かな…と思っていたら、何やらステージ上に慌しい動きが。単に挨拶のために人が出で来るのではなく、どうやら合同で1曲演奏披露してくださる様子ではないですか! しかも、岩垂さんはトロンボーンを持っている!? もう、私の中では[H.]と岩垂バンドが組むなんて夢のコラボレーションであり(「スーパーロボット大戦」超え(笑))、「宇宙刑事シャリバン」の最終回でギャバンが蒸着した様な(爆)、この上無い高揚感を味わうに至りました。
 実は先程大きな感動を頂いた「グランディアのテーマ」の演奏を聴きながら、ブラスセクションがやはり欲しいなぁと感じた時に、「さっきの[H.]からトランペットの福山さんが参加してくれれば」とか思っていたので、変化球ではありますがその希望が叶った訳です(笑)。

 さぁ、準備が整いました。果たして、何を演奏してくれるのでしょうか。

 演奏が始まり聴こえて来たメロディライン。これは…これは!

 「Let's Go Away」(デイトナUSA)だぁぁっっっ!!!

 もう、ラストに相応しい場内一丸となって叫べる素晴らしい選曲! 私もこれまで参加したライブというライブの中で、恐らく最も弾けた瞬間となりました(「アイマス」ライブ超え(笑))。自分の中でも完璧に分かっている曲(…っていうか歌?)でしたので、もう力一杯、腹の底から全力全開で叫ばせて頂きました。もう、この構成、この光景は恐らく出逢うことはないと思うので、本当に貴重な機会に参加が叶って良かったな、と思いました。

 そんなこんなで約2時間のステージでしたが、予想以上に楽しむことが出来たと同時に忘れられないステージになりました。セットリストが予め公表されていたとしても、このサプライズで更に気持ちが満たされてしまった様です(笑)。また、ゲームミュージックの持つ力を改めて感じることが出来たと共に、こういう機会がもっと増える様にもっと声を出して行きたいな、と思いました。

 参加された皆様、ステージに関わられたスタッフやバンドの皆様、お疲れ様&ありがとうございました!

追伸:
 よくよくプログラムを見たら、今日の昼の吹奏楽ステージも行けば良かった…!と後悔(涙)。第二部は「スカイキッド」「リッジレーサー4」「風のクロノア」に加え、松崎しげる氏の「塊オンザスウィング」。そしてアンコールが「愛のカタマリー」だったなんて!!! また、第一部は「ドラゴンクエスト」ステージながらも、アンコール楽曲が「この道、わが旅」という私が唯一知っている「ドラゴンクエストII」の楽曲で1、2を争うほど好きなエンディングテーマだったなんて…。「4Starオーケストラ」、なかなか侮れません…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »