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2011年10月21日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#16 「ひとりぼっちの気持ち」

 前回があまりにもかっ飛んだ内容だったので、視聴者的に変なテンションで迎えた今回(笑)。随分な扱いとも映った響ではありましたが、放映後は番組の中で言っていた通りにに完走まで中継され、無事にゴールした響の担当回を予感させた次回予告の真相は如何に!?

 そんな感じで観始めた今回、冒頭からまさかの千早の幼少期を描写! 回想としてではなく夢として描写した演出に「とうとう千早メイン来た!!」と確信。そのままオープニングを観て、千早のシーンに目頭を熱くしてCMへ。この時は「あれ?響の担当回じゃないのか」という疑問も浮かぶことなく(笑)、期待に胸を膨らませてAパートに突入。すると、響がメインの話の様に展開がスタート。ボイストレーニングに向かう千早の元気が無い演出が入ったので、「これは響の家族(動物たち)との絆」と「千早の過去」の対比的同時進行という展開か?!とそのまま観ていると、もう千早が出そうな気配が無くBパートへ。結果的に千早の担当回は別に用意され、本気で臨む気だということを理解したエピソードとなりました。

 今回、前回からの変なテンションと冒頭の千早演出で惑わされた感もあり、これまで重ねて来たエピソード群と比べると冷静に観れた(笑)エピソードになりましたが、実は内容的にかなり盛り沢山で、今後の展開に必要な情報が散りばめられた地味に重要な回になっていたと感じます。
 千早の幼少期(弟の事故、両親の離婚)、ジュピターと赤羽根プロデューサーとの邂逅、黒井社長と赤羽根プロデューサーとの邂逅、冬馬に765プロの悪事を吹き込む黒井社長、響と動物たちの絆など、1つのエピソードでこれだけの内容を演出したのは実は凄い事なのかもしれません。これは、絵コンテを担当された望月智充氏の力なのかもしれませんね。

 「とびだせ!動物ワールド」という日曜7:30から放映中の番組は、正に響にピッタリの番組ですよね。14話の「キミはメロディ」が流れていたシーンに出て来たお仕事映像の数々で、響が出演していた1つはこの番組だったと分かり、前回の「生っすか!?サンデー」と同様、色々なところに情報が入れられているのだなぁと感心(ということは真と貴音の組み合わせのシーンは来週出て来る?)。
 餌のことで喧嘩をしてしまう響といぬ美。喧嘩中に番組収録があり、タイミング悪く961プロ側の策にハマってしまう響。そんな中、響の目を覚まさせ、家族を救う為に奔走するハム蔵(もう「ハム蔵の大冒険」的演出も多かった)、立ち上がるいぬ美、一緒に駆け付けるぶた太、ねこ吉、オウ助、うさ江、シマ男、モモ次郎、へび香、ワニ子! それを運ぶ小鳥さん!(笑) 家族の絆の前には961プロの番組乗っ取り作戦なんて無力であることを証明し、響と動物たちの絆が深まるエピソードが主軸にありながら、上手く赤羽根プロデューサーとジュピターの邂逅するタイミング、同じく黒井社長と邂逅するタイミングを入れ込み(ここが別々に存在しているのがミソ)、冬馬への765プロ悪徳事務所説を吹き込む黒井社長の姿も描き切り、響の担当回として描きながらも情報量の多さが伺えると思います。サブタイトルの「ひとりぼっち」が、響だけでなく、響の飼う動物たち、そして千早にも含まれているというのは流石。また、961プロの策略を入れ込む対象として響が選ばれたのも「アイドルマスターSP」で961プロに所属していた事も少なからずポイントになっていたかもしれませんね。
 いぬ美の代わりに961プロが用意した犬「ブラックファルシオン三世」を「いぬ三郎」と呼ぶ響、ジュピターの魅力に沸くファン達の姿、ダチョウをも虜にする(笑)ジュピターの魅力、いぬ美に振られるいぬ三郎、ハム蔵のビンタから救いの雨が降り始めて流れる「TRIAL DANCE」など細かい見所も多くある今回。エンディングは響の動物たちと暮らす日常(餌をつまみ食いして喧嘩になる風景)が描かれており、割と格好良い歌が多い響の中で元気に可愛い歌となる新曲「Brand New Day!(作詞・作曲:おおくぼひろし氏)も上手く映えていたと思います。

 スポンサーコールは勿論(?)響、NO Make!の案内文は伊織。
 今回の「NO Make!(PW:INUMI)は、「亜美と真美(春香/律子/亜美/真美)」「踏切にて(千早/やよい)」「雪歩といぬ美(雪歩/春香/律子)」の3本。「あみまみちゃん」のネタを事務所内で練習する亜美と真美と律子の決意、千早が見た夢から現実に戻してくれたやよいが見た夢の話、犬を怖がりながらも同僚としていぬ美を観る雪歩の想いなど、それぞれが一歩進んだエピソードになっています。「あみまみちゃん」の新ネタも聴きどころ(笑)ですが、踏切で電車の走行音に掻き消されてしまった千早の言葉も聴きどころ。尚、「雪歩といぬ美」の続きが「亜美と真美」になっているので(という程に繋がっている訳ではありませんが)、ご注意を。

 次回は「真、まことの王子様」。まさかの真担当回は果たしてどんな展開を見せてくれるのでしょうか。最終局面に向かってエピソードを重ねている感のあるここ数話ですから、地味ながらも大きな感動への準備になっていることを信じたいです。もうアニメの方も最終話までカウントダウンが開始されたのですから…。

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コメント

冒頭でまさかの千早回!? と驚きましたが、伏線を引いて予告通りに響回でしたか・・。
この段階でちょっと作画に不安が。

響ということで動物いっぱいの回でしたが、ガケ?で落ちる展開でだんだん不安になり(なんであんな端にいるんだよと)、挿入歌はあったものの響の出番が薄い・・・。ハムスターが列車で移動というのもどうなんだろうと。

響=動物達と仲がいい というのをアニマスでは推しているようですが、 「困ったことでも一人で抱え込んで頑張りすぎる」 「動物を飼ってるのは一人が寂しいから」等の部分は個人回が終わった?以上は触れないでいくのでしょうか・・・。(あと、動物に囲まれて編み物な響も)
もしくは、そこは本編でお楽しみを というスタンスなのか。


という色々と考えてします後半の展開で、冒頭の千早の伏線が薄いものになってしまったかなと。
新規の人たちは忘れてしまっているのでは・・?

次は、監督が真推しの真回なようなので安心ではありますが。

投稿: トウカ | 2011年10月22日 (土) 09時30分

>トウカさん

 作画に関しては極端に悪いと感じることはありませんでしたが(ちょっと「ん?」と思う部分ならば、これまでも幾度とありましたから)、物語の構成という意味では、あずささんの回の様な「漫画的記号の多いぶっ飛んだ展開」の第二弾的に捉えるにしても今回は中途半端な感じは否めないかな、と思いますね。挿入歌「TRIAL DANCE」は場面にピッタリだったとは言いがたいですし、崖から落ちる部分など色々とご都合的にも感じましたから(ハム蔵の移動距離、移動方法、移動時間など細かい理論的な事を言っても仕方がないので、敢えてそこは「演出」と捉えて気にしないことに決めましたが…)。ただ、詰め込んだ内容を考えればまぁ、と響には損な役回りの当番回になってしまったのは寂しいものの、個人的には前回のぶっ飛んだ演出に溢れる回の煽りを食ったという配置でも損したエピソードになってしまったかな、と解釈しています。

 響の抱えている不安など「アイドルマスター2」で描かれた細かい演出はなされない様に思えますが、響がただの元気キャラ的扱いで終わらずに、キラッと光る演出に救われることに期待したいと思います。

 千早関連の演出に関しては、今回に限らず観る人によっては覚えていないものも多いと思います。本当の担当回になった時、きちんと積み重ねた結果到達したということが分かるものになっていれば、自ずとそれらの演出に後でも気付いてもらえると思うので、今はそれを信じて観続けるだけかな、と思っています。

投稿: こうたろ | 2011年10月23日 (日) 16時48分

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