アニメ「THE IDOLM@STER」#15 「みんな揃って、生放送ですよ生放送!」
前回、「ザ☆テレビチャン」の表紙を差し替えられるという、961プロの宣戦布告を受けつつも、皆で更に前に進んで行こうと決意を新たにした765プロオールスターズ。そんな彼女たち12名が惜しげもなく登場する、ブーブーエスTV(赤坂のスタジオということで、正にTBS)で午後3時から放送中の生放送バラエティ番組「生っすか!?サンデー」。巷でも人気上々の様です。
その番組を正にそのまま放送してくれた様な構成の今回。これまでと比較にならないネタに次ぐネタのオンパレードに、ネタを知り尽くした昔からのプロデューサーの皆さんも歓喜の表情を浮かべながら観ていたであろうことが容易に想像出来るエピソードでありました。私は全てのネタに気付けた訳ではありませんが、知らなくても十分に面白かったですし、後でそのネタを知っても「そんなネタまで入れて来たんだ!」と驚くというか、笑ってしまうと思います。内輪ネタに寄って知らない人を置いて行く作りではなかったのは流石、という感じです。でも、全てがネタで出来ているのでは?と、それが気になってしまう側面もあったので、その辺りは一長一短。まぁ、繰り返し観れば関係無くなりますけれど(笑)。
隙を見て赤羽根プロデューサーに投げキッスする自由でブレない美希、アドリブが利かない良い感じで”素”の春香、まだ堅さは残るけれども随分と柔らかくなった千早の3人がメインMCである「生っすか!?サンデー」は、「響チャレンジ!」「やよいのスマイル体操」「菊地真改造計画」「あみまみちゃん」「四条貴音のラーメン探訪」などコーナーが盛り沢山。
「響チャレンジ!」では、生放送時間中にスタジオまで帰って来れるか?ということでマラソンをすることになった響。52分しかないというのに「熊注意」の看板がある様な山奥。赤坂から一番近い熊が出そうな山奥となると、埼玉県でしょうか? 何れにせよ、響が走っている間は他コーナーへ(笑)。
「やよいのスマイル体操」では、たけのこ幼稚園(って、やよネタ?)からの中継で、スモックを来たやよいと伊織と…あずささん(笑)。「放送出来るのか?!」と言われたあずささんの格好は確かに色々とマズそうですが、それも持ち味!で良いのではないでしょうか。大好きな「スマイル体操」の劇中での使われ方はちょっと寂しかったですが、「みんな、集まって~」は正に適所でしたね。伊織とあずさは「お助けパートナー」となっていたので、毎週変わるのでしょうか?
「菊地真改造計画」は、真の着せ替えゲーム的なコーナー。真自身がコーディネートしたフリフリのピンク可愛い衣装が登場し、「まっこまこりーん」を披露。その時の会場の空気がとても良い感じでした(笑)。その後、そんな真を見かねた雪歩が奮起! タキシード姿、スーツ姿など真ファンの乙女心を刺激する衣装の連発で、スタジオ内でもボルテージMAX! 全く想像に難くない演出群なのに、こうして映像で見ると楽しいのは何故?(笑)
コーナーの合間に挟まれる「あみまみちゃん」は全身タイツで文字やオブジェクトを表現するシュールなコーナー。…って、扱いが酷すぎませんか?(笑) 勿論「二人だからできること」なのでしょうけれど。春香のモノマネ、結構良かったです。
「四条貴音のラーメン探訪」では「ラーメン二十郎」を訪問(店構えから何から「ラーメン二郎」そのもの(笑))。お供に亜美、真美を連れていざ入店。「メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシ」と呪文の様なカスタマイズ注文を難なくこなす貴音。心なしか言い馴れている様に聴こえるのは気のせい?(笑)
VTRを回している間にMCの3人は一息。そんな時の美希、春香、千早の様子や赤羽根プロデューサーとの会話など、細かい配慮の行き届いた演出もお見事。やよいを可愛いと言う千早も、この時は千早でなくなっていたかも?(笑)
差し入れ(ラーメンアイス)が届いたということで「ゆうパック」ならぬ「あいパック」を開けようとする春香。なかなか開かない箱蓋に悪戦苦闘している中、突如開いた蓋に顔をぶつける春香と、その光景を見ていた千早。春香は痛さに身を震わせ、千早は笑いが止まらない。ここでまさかの「PreStar」ネタが使われるとは…!(笑)。こんな仕込を本編中に入れて違和感なく纏めてしまうスタッフ側(っていうか監督?)も凄い人達ですね。
そして最も凄かったのが劇場映画の告知。
「無尽合体キサラギ ~宇宙の果てまでイッテきM@S~」というロボットもののSF映画。アニメで観ているから何ですが、これって特撮作品ですよね?(笑)
主役ロボのIMR-765-S「キサラギ」は色々な部分で「ジャイアントロボ」や「レッドバロン」を彷彿させる仕上がり。操縦者は亜美・真美で、頬の梯子に掴まり(窪岡さん繋がりのジャイアントロボですね)手首に付けたレシーバーで操作(コクピット無し)。千早モチーフのそのデザインは、胸部が真っ平らなのが特徴(笑)。これって、「おはよう!朝ご飯」のメカ千早が発祥なのかしら?
味方ロボのIMR-765-N「リッチェーン」(おさげが鉄球)の搭乗者は美希で裏切ったりする展開が用意されているなど、これまた上手い配置。
敵となった怪ロボット「アズサイズ」(ガラダK7的)は、おっぱいミサイルを使ったり、アホ毛が鎌になっていたり、正にあずさモチーフの仕上がり。コクピットが額にあり、操縦者は伊織というのが何とも。またもう一体の怪ロボット「ユキドリル」は両手にゴツいドリルを装備。操縦者の貴音はXbox360のコントローラ持って「穴掘って埋めてやります」とか言ってます。その他、おっぱいミサイルがキサラギの胸に着弾してもツルっと滑って回避。その瞬間に喜ぶ亜美・真美を尻目に、キサラギが「くっ」と言うなど、もうネタだらけ。
合間に響と動物たちとの友情物語を挿み、流れ始めたのは主題歌「arcadia」! 強引にまとまる不思議(笑)。
姿を現すハルシュタイン軍団の総帥(っていうか閣下)の春香と、その下僕やよいと真。姿がパンキッシュゴシックなのがまた素敵で、搭乗するロボは勿論、春香型! 「崇め奉りなさい!」と決め文句は堂に入っていますね。でも、どうせなら春香にはインベル乗って欲しかったカモ?(爆)
最終決戦では敵も含めてその名の通り”無尽蔵”に”合体”! もうただのキマイラでしたが(笑)、「勝利する為にはオーバーマスターしかない!」とか、凄く盛り上がっていたのが逆に可笑しかったです。
前売りチケットと特典が公開され、それもまた凝っていて「どれだけ気合入れてるんだよ!」と、「アイドルマスター」という作品の懐の深さをまた強く感じるものでありました。
番組の最後にはお天気コーナーがあって、ここのやよいのお天気お姉さん振りがまた素敵!(勿論?伊織のフォロー付) 全国良い天気に見えましたが、「一部山間部では雨」と言っていた予報は正に響が走っているところで、土砂降り…。ある意味、亜美・真美よりも扱いが可愛そうだった今回。でも、番組放送中にはスタジオまで到達出来なかった響ではありましたが、エンディング中に雨が上がって晴れ間が覗いていたことも分かり、何と番組放送終了後にゴールシーンまで公式サイトで中継していたという凝り様。わざわざ「生っすか!?サンデー」のサイトを作って連動させる(番組中で言っていた「公式ホームページの方で」と言っていたものが実在する)なんて、「ここまでやるか!?」と脱帽です。
最後は自宅で生中継を観ていた小鳥さんが登場。脇にはAmazonと思しき段ボール箱が(笑)。ライブラリも、765プロのアイドル達が出演したもの全てを保存してある様子で、(誤った方向でなく?(笑))愛情の注ぎ込み様が分かります。
エンディングは収録後の様子をバックに「MEGARE!」。正に今回のエピソードを象徴する様な選曲は流石。唄うのは勿論、765プロオールスターズ。CD収録の際は是非M@STER VERSIONにて!
今回のスポンサーコールは真美(だと思う)、NO Make!案内は何と社長!(笑) 「NO Make!」(PW:SUNDAY)は、「あずさのヒラメキ(伊織/あずさ)」「響に迫る黒い影(響/ハム蔵)」「続・菊地真改造計画(雪歩/真/美希)」の3本。スモックを着たあずさが動き回ると色々なものが見えそうになるので危ないと指摘する伊織の言葉を受け、あずさが考え付いた対策とは?、マラソン中に響が出くわした熊!その時響は?、着替え疲れてしまい帰ろうとする真の前に立ちはだかるのは雪歩ではなく…美希?という、本編の隙間や延長線にある楽しいエピソード群で楽しませてくれました。今回は特に映像が浮かんで来やすいので(笑)必聴です。
来週は「ひとりぼっちの気持ち」。今回、随分な目に逢った響の担当回でありそうですね(だから出番が少なかった?)。最後に黒井社長の笑った口元が映ったことからも、先日沼倉さんが言っていた「961プロとのやり取り」もどの様なものなのか気になるところです。響の抱えている不安を、どの様に演出してくれるのか。やはり来週も楽しみです。
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コメント
あのハプニングはラジオネタだったんですね。
笑いが止まらない千早が可愛すぎ・・・。
キサラギは、リッチェーンのおさげ鉄球?が一番つぼにきましたね。
そしてよくよく考えて見ると、作品の上ではアニメではあるが実写という・・・。
今回はガラリと雰囲気を変わってますが、とても「アイマス」な感じで楽しかったです。
投稿: トウカ | 2011年10月14日 (金) 18時33分
>トウカさん
「PreStar」のシーン(YouTubeとかにもアップされているのでご興味があればご確認ください)は、私もリアルタイムに体験した訳ではないのですが(笑)、今回のアニメ「アイドルマスター」は、これまでの現実における「アイドルマスター」とそれに関わる声優さんの様々な事象を統括して1つにまとめて「公式」として発信している感じがします。もう、どんなネタが仕込まれても驚かないところまで来た気がしています(笑)。
こういう内容でも”アイマスらしさ”を感じられるというのは凄いですよね。これもスタッフがキチンと理解し、取捨選択の勘所を大事にして、全力でフィルムを創ってくれていることと、6年も最前線を走って来たコンテンツの積み重ねが為せる技なのかな、と思います。
もう来週から、最終回までのカウントダウンが始まります。ますます目が離せない展開、楽しみですね。
投稿: こうたろ | 2011年10月14日 (金) 21時09分