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2011年10月 7日 (金)

アニメ「THE IDOLM@STER」#14 「変わりはじめた世界!」

 前回「765プロ感謝祭」を成功させ、善澤記者が書いた記事の効果も手伝って波に乗り始めた765プロ。季節はすっかり秋になり、色々なものが移り変わり始めている描写と合せて綺麗にまとめているのが素敵な2クール目の始まり。1話目の始まりにも似た冒頭は、2クール目の1話目としてとても上手いスタートでした。

 事務所までの出勤途中、電車の中吊り広告、街角のポスターや街頭ビジョンなど、今やそこらじゅうで目に着く様になった765プロのアイドル達。帽子やメガネで変装する必要が出て来たというのは嬉しいというか寂しいというか(笑)。何にせよ竜宮小町以外のアイドル達も一気に仕事が増えて引っ張り凧。ホワイトボード上のスケジュールも真っ黒でその注目振り・人気振りが伺えます。
 事務所に来た春香ですが、小鳥さん以外は皆出払っており、ちょっと前までは考えられない状況に小鳥さんも寂しそう。テレビを付けると始まったのは「高槻やよいのお料理さしすせそ」。さ行もしっかり言えているやよいの姿に視聴者として私もほくほく(笑)。やはり、活躍してこそのアイドル達ですよね。

 そして、開幕する「アイドルマスター」第二章! 新オープニング「CHANGE!!!!」のお披露目です!!

 東京ゲームショウ2011のステージで既にTVサイズは聴いている「CHANGE!!!!」ではありますが、オープニングテーマはやはり映像付きを観て印象が確定するというもの。もう流れて来る映像は本当に錦織監督渾身の出来で、前を向いて走り、上を目指し飛ぶという2クール目の展開を予感させる素晴らしい仕上がりでした。ギリギリまで頑張ってくれた様で、躍動感のあるアイマスらしいフィルムに拍手。その中でも特に目頭に来たのは千早の演出。幼少の頃の千早がTVに映るアイドルを真似て唄っている姿が、今の千早がステージで歌う後ろに映っている流れは、ゲーム本編で味わった物語を知っているだけに本当にグッと来た演出でした。春香が私服から衣装へメタモルフォーゼ(笑)しているシーンも素晴らしく、「READY!!」の時とはアプローチが全く異なるフィルムには作品への愛が物凄く注がれていることを感じました。美希・貴音・響が「マイディアヴァンパイア」を着用していたり、ゲーム側との連動も楽しめそうな予感。

 忙しくスケジュールをこなす765プロオールスターズ。美希の信頼を勝ち取った赤羽根プロデューサーは”ハニー”の称号を与えられ、キチンと積み重ねた結果が活きていてここにも一歩進んだ感があって嬉しかったですね。時には竜宮小町も一緒に仕事をする時もあり、テレビにラジオ、ドラマにレコーディング、グラビア撮影と大忙し。そのバックに流れるは「キミはメロディ」! 初出は「アイドルマスターSP」ながらも、アイマスど真ん中の曲として好きなプロデューサーさんも多いと思われるこの歌をどこで使ってくるかな?と楽しみにしていたのですが、ここに使って来ましたか!という感じで好感が持てました。忙しい皆を映す中で、女子高生が鞄に付けていたぷちどるのキーホルダー(ストラップ)がとても良い感じ。これは実際に商品化すべきだ!と思いましたね(一応、ぷちどるの商品化は進んでいるみたいですが)。竜宮小町も新衣装「プリンセスメロディ♪」を着用していたり、PS3版とのリンク部分も増えている様子。そんな中、仕事の合間にテレビ局の控え室前でジュピターと鉢合わせする春香。「身から出た錆」などという意味深の台詞を残して去るジュピター。これは一体…?

 765プロ所属アイドル全員で撮影した「ザ・テレビジョン」的な雑誌の表紙グラビア。野菜や果物を手に持つどころか、全員がそのモチーフの衣装を着こむという演出で、美希の胸がメロンになっていたり色だけでないモチーフの取り込み具合が素晴らしかったですね。しかし、その会心の出来であるグラビアが、直前で差し替えられてしまうという問題発生! 問い合わせるもまともに回答されずに電話を切られる始末…。こんなことをするのは一人しか居ない!! と思ったらやはり当然の如く961プロの黒井社長の仕業。「出る杭は打たれる」…か。
 高木社長が黒井社長との過去を話し始めた中、小鳥さんの表情が少し曇った演出が入った…ということは、「アイドルマスターSP」で仄めかした小鳥さんを巡る何かが明かされる時が来るのか!?と別の期待も高まってしまいました(笑)が、それはそれ。過去に何があろうと、765プロの皆には関係のないことであり、こんな対応をされて悔しい気持ちで一杯になる面々は「目には目を歯にはニーハオ」とか言いだし(…ってこれは真美だけか(爆))、伊織も水瀬財閥の力を行使しようとしたり荒れ模様。その状況に胸を痛める春香が何かを言おうとする演出が入り、グッと来る私(笑)。その状況を制したのは何と美希! 差し替えられた雑誌の表紙を指して「こんなの全然駄目」と言い放ち、自分たちの表紙がいかに素敵だったかを皆に思い起こさせる演出にもグッと来る私。我らが赤羽根プロデューサーも「961プロと同じことをしてはならない」「表紙を差し替えられたのは負けたからではない」と正々堂々とアイドル活動をして行って欲しいことを強く主張。961プロとの戦いに立ち向かう事を決意した赤羽根プロデューサーを目の当たりにした善澤記者の表情がまた意味深で素敵な演出。とにかく、全ては社長と律子と赤羽根プロデューサーに任せた!! まだ
 明日からの活動に備えて解散しようという中、小鳥さんが届いたファンレターの仕分けをしているのを見て手伝い始める春香。小さい子が描いたと思われる春香の似顔絵や美希の似顔絵を見て笑い、温かい気持ちになる。その笑い声に釣られてみんなが集まる。そうした笑顔の連鎖がみんなのささくれ立った気持ちを修復し、明日への活力に繋げる。短いながらも、こうしたみんなのやり取りが、確実に横の繋がりを強くし、団結力を上げているということを強烈に感じます。その中で、千早のファンレターに同封されていた一枚の写真には、小さな男の子が千早の団扇を持って笑っている光景がありました。その幸せそうな光景を見つめる千早…。この演出もオープニングの千早のシーンに繋がるものがあり、これまで小出しにして来た演出が花ひらく、千早のエピソードに辿り着く時が近づいていると感じます。ここまで大切に積み重ねてくれたのですから、もう何も心配はしていません。その日が来るのを楽しみ待ちたいと思います。
 最後は春香の一言で円陣を組んで心を一つにした765プロオールスターズ。これから紡がれる伝説をこの目で見届けて行きたいと改めて感じた締め括りでした。

 エンディングは「Colorful Days」に乗せて、差し替えられてしまった表紙の撮影メイキング風景。765プロ所属アイドルそれぞれの個性が出ていて声が聞こえて来そうな雰囲気が良かったです。エンディングに「Colorful Days」を持って来たという選曲も完璧で、2クール目開幕を区切るのに最適だったかと(1話のエンディングが「The world is all one!!」であったのと同等の効果を感じました)。

 スポンサーコールは伊織、「NO Make!」の案内は真美。「NO Make!」(PW:CHANGE)は、「CHANGE!!!!(2)(春香/やよい/伊織/あずさ)」「CHANGE!!!!(3)(真/響/亜美/真美/美希)」「CHANGE!!!!(1)(雪歩/千早/貴音)」の3本。961プロへの対応についての一悶着からファンレターの力で落ち着きを取り戻した後、解散したメンバーそれぞれの想いが垣間見えるものになっており、ファンレターからもらった元気をお返ししたいという春香たち、961プロの対応はプロデューサーを信じると言い切る美希に男心を学ぶ真たち、足を引っ張ることを心配する雪歩に自分たちもまだまだ未熟だと励ます貴音たちなど、こういう表に出ないやり取りを重ねてアイドルたちの横の繋がりが強固になって団結力が増して行くのだな、ということが感じられるエピソード群でした。

 次回は「みんな揃って、生放送ですよ生放送!」。生放送ということで色々なハプニングが予想される次回。何が起きても団結して乗り越えることに期待!

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