「ゲーマガ」最終号発売、「Beep」から27年の歴史に幕
27年間、ずっと読者として関わり続けて来た雑誌というのは後にも先にもこれしかないでしょう。毎号欠かさず、という訳でないにしても、基本的に様々な情勢よよって変わって来た雑誌タイトル全てを手にしたことがあり、特に第一次次世代ハード戦争とも言える、セガサターン立ち上げから、ドリームキャストの終焉までは欠かすことなく購入・所持していた私にとって、特集や読み物として、とても価値のある雑誌でした。自分がプラットフォームホルダーでセガ派だったのは、この雑誌の影響が大きかったと思います(勿論、ゲーム自体も性に合っていましたが(笑))。
「Beep」から始まり、「Beep!メガドライブ」「セガサターンマガジン」「ドリームキャストマガジン」「ドリマガ」「ゲーマガ」と歴史を繋いで来た雑誌が、今号をもって休刊することとなりました。通巻498号という、区切りが良いとは言えない数字ではありますが、そんなところもこの雑誌が辿って来た道、読者に伝えて来た心を考えれば実に”らしい”と思えるから不思議です。
最終号のバックに、私が所持している各雑誌(「Beep」創刊3号や遠藤雅伸氏と創った1冊、以降は各誌最終号と創刊号など)を一堂に置いて写真を撮ってみましたが、各誌面をパラパラめくってみると、その時々の感情や時代背景を思い起こします。Webが情報入手元として当たり前になった昨今、手軽に手元に置いて好きな様に眺められるのは紙媒体の良さだと思うので、こうした環境の1つがまた失われるのだな…と思うと寂しい限りです。これまでも幾度となく愛読誌休刊の寂しさを味わって来ましたが(「ログイン」や「マイコンベーシックマガジン」など)、今回の寂しさは最も大きいと言えそうです。
最終号は、他の雑誌の休刊時と比べるとある意味物凄い豪華な内容。これまでの軌跡だったり(紹介されているものは殆ど記事レベルで覚えていました。ただ「4コマ光吉くん」が載っていなかったのは不思議?(笑))、業界の色々な方々からのメッセージだったり(久し振りにお姿を拝見した方も多数)、結構なページ数を割いて有終の美を飾っており、それだけ多くの人に愛され、支えられて来た雑誌の1つなのだな、と改めて感じることが出来たのは嬉しかったです(連載ページも描き下しイラストなども含めて「流石は老舗雑誌」と感じる以上に愛されていることを感じる)。何やら社長の孫さんは「ソフトバンクから出版している雑誌はもう無い」と述べたそうですが(苦笑)、そんな社長すら認識されない雑誌がソフトバンクで最も長く続いた雑誌だというのが何だか誇らしいです(笑)。
こうしてまた1つの雑誌が終焉を迎えた訳ですが、今後は誌面から離れた世界で色々なことにチャレンジして楽しませて欲しいと思います。27年間、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!
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