映画「ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~」
春恒例となった映画鑑賞。昨年から「ケロロ軍曹」の公開が無くなったので、春は「ドラえもん」一択となりましたが、「ドラえもん」の映画に足を運び始めて今年で7年目を数えます。新キャストになったという興味で足を運び始めた私が、まさか毎年「ドラえもん」の映画に行くことになるとは思っていなかっただけに驚きです。
昨年、自分の中で最も好きな「鉄人兵団」がリメイクされ、その出来の素晴らしさに劇場で涙してしまったことは強く記憶に残っており、そんな感動を今年も求めてしまいそうでしたが、今度は完全新作ということで過去作品との対比をすることなく純粋に楽しめるので、過度な期待を持たずに気負わずに観ることにしました。しかも、運良く(?)、1日ということで1,000円で鑑賞出来るというオマケ付でした(笑)。
特に事前知識を得ることなく、「水樹さんがヒロイン(?)で出演するんだ」くらいの感覚で観た本編は、割とこじんまりとしながらも、「親から見た子供」「子供から見た親」を軸にして親子の絆を描いたものになっており、子供以上に親側の大人に向けた演出が多かった様に思えます。その為、何度か目頭に来ることもあって(そういう場面では必ず堀江美都子さんの唄う挿入歌「キミのヒカリ」が流れて余計に涙を後押しされます(笑))、アドベンチャー感は思ったよりも少な目でしたが、素直に「良い映画だったな」と感じられる仕上がりではありました。
特筆する部分としては、のび太のお父さんであるのび助が、のび太と同じ年くらいの年齢の時代に流れていた「青い珊瑚礁」と「赤いスイートピー」を混ぜた様な楽曲だったり、「21エモン」のゴンスケが登場したり、のび助のお母さんが伊藤美紀さんだったり、甘栗旬が出てきたり、出木杉くんやロッコロガールズの面々が、私の大好きな(笑)テレビ朝日女子アナさん達だったり、本筋でない部分が多いのですが(爆)、物語は純粋に楽しめましたし、前半はドラミちゃんの出番も多かったですし、少年時代ののび助を演じる野沢雅子さんの声が「孫悟空」よりは「トム・ソーヤー」に感じられたり、水樹さんの演じるコロンは実に可愛らしかったり、色々な観方で楽しめる映画だと思いました。劇場版だとどうしても「巨編感」を求めてしまいがちですが(今回はタイトルからもそういう連想をしていました)、私は今回の様な描き方も好きですね。それでも、これまでと異なり(?)、沢山伏線を置いて回収する様な演出も多くあって、それがダレずに楽しめる要因でもあった様に思いました。
最後、「おしまい」が出てから流れ始める福山雅治さんの主題歌ですが、陽気な感じが良い反面、急に「おしまい」と出て流れをリセットした感じになってから流れるのはちょっと勿体ない(何となく余韻に浸れない)な…と感じたのがちょっと残念。
で、スタッフロールが終わった後の恒例「来年の告知」。探偵ルックののび太が登場していることから、「のび太の姿は良く知った格好だけど、これまでの映画の中にそんなエピソードあったっけ? 来年は順番からしてリメイクだしな…」と思いましたが、やはり過去作品には合致するものが無いことから、どうやら2年連続新作? 推理ものであれば劇場映えすると思うので、続報を楽しみにしたいと思います!
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