「テイルズ オブ フェスティバル2012」6/2公演
年に1度の「テイルズ オブ」シリーズのお祭りとして定期開催される様になった「テイルズ オブ フェスティバル」。今年2012年はフェスティバルとしても5周年ということで、最大規模の横浜アリーナでの開催となりました。私は2009年から参加し続けられているので、もう4年目ということに月日の流れの早さも感じずにはいられません。思えば私が「テイルズ祭」として、Xbox360版「テイルズ オブ ヴェスペリア」の発売を機に全「テイルズ オブ」を9ヶ月掛けてプレイしてからもう5年も経ったのですね…。
ということで、「アイドルマスター」7周年記念ライブの前哨戦として、ステージの下見も兼ねた(爆)イベント参加感も同居している不思議はあるものの、初日は「テイルズ オブ イノセンスR」購入での招待キャンペーンに当選したこともあって、無料でイベント参加となったこともちょっとした「気楽さ」を生む要因にはなっていました(笑)。
招待券の引換が必要になる為、朝から気合を入れて物販待機列に並ぶことは出来なかったものの、招待券引換開始時間に間もなく引換を完了して、そのまま物販列へ。ちなみに、招待券引換時に「テイルズ オブ フェスティバル2010」の公式フォトレポートを貰いました。私は発売当時自分で購入しているので、このプレゼントには「どれだけ余っていたんだ…?」とちょっと苦笑しました。
物販列は少しずつ進んで行くので「意外と早く開放される?」と思っていたのも束の間、急に進まなくなってそのままタイムオーバー。状況が分からないまま並んでいたら、そのままそれが入場待機列になり、お昼ご飯のことも考える時間の無いままに並ばされる羽目に…(汗)。途中、一緒に並んでいた友人が状況視察も兼ねて小腹に入れるものを調達して来てくれたので何とかなりましたが、これはアイマス7周年ライブの物販の時の良いシミュレーションになりました。
定刻通りに開場して入場が開始され、そのまま場内物販に。そこそこスムーズに買い物も済ませられ(目の前の女性が物凄い量のグッズを購入していたのに驚き、殆ど買わない私が駄目に見えた(笑))、トイレを済ませてから座席に直行。招待席とはいえ、ステージ寄りのそこそこ良い座席で、特別視界を遮るものもなく十分肉眼でステージを観ることが可能でした。
開場してから30分した頃、1回目の影ナレ(ジェイドとルーク。量産型トクナガのネタ)。そして、歴代オープニング映像上映(「エクシリア」はジュード版)。そして2回目の影ナレ(キールとエミル。間違ってパシフィコに行ったネタ)。気が付けば、1万2千もの座席がほぼ埋まっている状況に「テイルズ オブのコンテンツでこれだけの集客力があるんだな」と改めて驚きました。開催が告知された時、「キャパが大きすぎないか?」と思ったくらいなので、別の意味で感動しました。勿論、その光景にテンションも上がります!
定刻である16:30ピッタリに「テイルズ オブ フェスティバル2012」6/2公演開始! 定番のオープンニング映像にはフェスティバルの歴史を振り返るスナップも挿入され、その時々の思い出を蘇らせながら、私自身も感慨深いものがありました。
ステージ上では既にバンド演奏準備していたので「開幕ライブか?」と思っていたところ正にその通りに。しかも、これはちょっと予想をしていなかったBONNIE PINKさんで「鐘を鳴らして」でステージは幕を開けました。もう場内総立ちで、最初からかなりのテンション。景気付けにはもってこいのプログラムに既に「5周年の集大成」を感じてしまう私(笑)。続けて自身の曲から「A Perfect Sky」を披露。会場を見渡すと、色とりどりのサイリウムの光が幻想的に輝き、会場の大きさを浮かび上がらせる光景に出逢い、ここでもまたアイマスライブでの光景を想像しての胸の高鳴が同居していました(笑)。
のっけからテンションが上がったところで、BONNIE PINKさんが退場すると登場する司会のお三方…?と思ったら、中原さん以外の小西さんと小野坂さんは何とコスプレで登場! 小西さんはロイド、小野坂さんはゼロスの格好(これが服装だけでなく、髪型やメイクに至るまで本気の出で立ち)で、会場も笑いながらも拍手喝采。しかも会場の後方から姿を現し、中央まで進んで来るから尚更驚きました(この間にステージ上のバンドセットが片付けられる効率の良さも素晴らしい)。
いつもの良い意味でのグダグダトークで場を和ませつつ、司会の皆さんはメインステージへ。自己紹介でのスーパーの入り方が年々凝っていましたが、今回は「総合司会」がより特別演出になっていて、これには小野坂さんも満足そうでした(笑)。
何やら今日の公演は休憩を途中挟むにしても4時間にも及ぶ、とのことで正に最大規模! どんなイベントになるのか期待度も高まったところで主目的の1つでもある「スペシャルスキット」の始まり!
今日のスペシャルスキットのタイトルは「炎の料理対決!テイルズの鉄人」。いったい誰がどんな料理を披露してくれるのやら(笑)。
エリーゼとティポが審査員、アンジュが司会を務める中、スポンサーになったルーク、料理を披露するキールとエミル、ロイドとゼロスの両コンビ。それぞれの助っ人となるリオンとフレン。特別審査員となったエステル、判定直前に乱入するカイルとリアラが告げる事件、そして更に乱入するジェイドの野望、最後の判定を下すフレン、そして優勝者と事件の行方は如何に?…という感じの物語は、随所にミュージカル的なお約束や名台詞を挟みながら、アンジュの体重ネタ、ロイドの苦手な食べ物、フレンの味音痴、リアラの英雄レーダー(笑)、そしてバルバトスなど各キャラの特徴を上手く織り込みながら無理のない繋ぎと展開を見せ、終始笑いに溢れる楽しいスキットが完成しました。
最も会場が湧いたのは、シルエットで登場したユーリが本当に登場した時。元々出演予定が無かった鳥海さんが現れた時は地鳴りがするくらいに湧きました(笑)。小野坂さんが以前立木さんがシークレットゲストとして登場した時同様、「どうせ録音でしょ?悔しかったら出て来てみろ」的な煽りから登場する流れも、お約束に昇華した感じでしたね。終始、ティポが良い味出していたのも印象に残りました。
ボリュームのあるスペシャルスキットを終えての出演者全員によるトークショウ。横一列に並んだ声優陣の顔ぶれを見ると、そうそうたるメンバーであることを改めて感じました。今回初登場である保志総一朗さん、柚木涼香さん、名塚佳織さん、堀中優希さん、池澤春菜さんも含めて総勢14人にプラスしてシークレットゲストの鳥海浩輔さんですから、会場の広さに負けない面子だったと思います。
初参加のゲストの方を中心としつつ、出来るだけ多くの人とのトークをしようと頑張る司会の皆さんですが、なかなかガンガン入って来る人でないとしゃべる局面が少なくなってしまうのは仕方がないでしょうか…(全体的に柚木さんは少なめでしたね…)。
私が特に印象に残ったのは堀中さんでした。というのも、初参加でこれだけ大きな会場を前にして、全く物怖じせずに堂々としていたのに、光る可愛らしさがあったのは凄いなと。エリーゼをモチーフとしたコラボ衣装もとてもお似合いでした。
子安さんも今回はスキットやトークショウに出ているところを見る限り、映像として残ることに観念した模様(笑)。出演交渉の際、「歴代のキャストが勢揃いする」と騙られたらしく、来てみたら「智一も檜山もいないし!」と笑いながら文句言っていたのも印象に残りましたね。その他、鳥海さんがBONNIE PINKさんのライブ見たさに出演したという話や、次回はティポの着ぐるみで出演すると言っていた池澤さんなど、盛り沢山のトークショウでした。
続いて「キャラクター人気投票」の結果発表。「理想の弟妹部門」と「マスコット部門」が発表された初日、弟妹部門にユーリが入っていたことに物議をかもしたり、マスコット部門でトップだったラピードの話からCVの石井さんを次回は呼んでその格好をしてもらおうという流れになり、10位入賞していたテネブラエや入賞しなかったノイシュのキャストが大御所であることに気付いて恐れおののいていたのも面白かったです(笑)。
次は「最新情報コーナー」ということで、「テイルズ オブ エクシリア2」が正式発表となりました。馬場プロデューサーが登場し、PV上映の後、「選択する」ということが基幹となるシステムであること、LMBSが「グレイセス」のスタイルシフトの要素を進化させて武器チェンジも含んだものになること、主人公とヒロインの発表(CV含む)、「エクシリア」から1年後の話で舞台はエレンピオスになること、アニメーションは引き続きユーフォーテーブル、主題歌は浜崎あゆみさんが担当すること(ビデオレターがありました)、限定版コントローラーが発売になること、ララビット版とエビテン版の限定版が発売されること、6/27のバンナムTVにて発売日を発表すること、ナンジャタウンでコラボメニュー第二弾やユーフォーテーブルカフェでのコラボ開催など盛り沢山。ここはWebでも生中継した部分ではありましたが、滞りなく進行出来ていました。最後、中継が終わった事を確認してから、再度馬場プロデューサーを呼び込む流れがあったので、何か更なる隠し情報があるのか?!と思いましたが、特にそういう流れにはならずに前半戦が終了。ここで一旦20分の休憩となりました。
休憩時間中の影ナレはカイルとリアラによるハロルドネタ。5分押しで第二部開始!
開幕はFUNKISTのライブステージ! 私は「ツインブレイヴ」を購入していないので、正直良く知らない曲ではあったものの、その力強いステージは気持ちを乗せるだけのパワーがありました。「SHINE」「brave」「NEW DAYS」の3曲を披露し、メンバーの1人が急逝したとのことで、その最後に残せた曲を横浜アリーナという大きなステージで披露出来たことを噛み締めていた様で、その真摯な思いに会場からは温かい拍手が贈られていたのも印象深いものがありました。その他、自費でワールドカップの応援に行って、会場の外で演奏していたら招き入れられたエピソードなど、「ツインブレイヴ」の主題にも絡めた色々な話を聞かせてくれました。
熱いステージが終わると、本日公演の目玉とも言える「テイルズ オブ ゴールデンビクトリー」のステージ! 進行は勿論、小野坂さんと子安さん。ブラウザゲーム「テイルズ オブ ダイスアドベンチャー」にちなんで、サイコロトークで後輩をいじり倒す!と、メインステージのバンドセットが片付くまでの間、沢山の雑談を交えながらメインステージへ歩みを進めて定位置へ。
ダイスはトーク内容と披露場所(舞台位置)の2個が用意され、トーク内容は「技、セリフ、クイズ、絵、ビバ!!、漢字」が用意されていたものの、結局司会のお二人の意向で面白くなる「技」や「演技」に固定されてしまいました(笑)。
最初の生贄…もといゲストは下野さんと堀中さん。堀中さんは可愛がられていたものの、その分下野さんには辛い仕打ち(笑)。披露内容は「技」で、ただ技を叫ぶだけでなく、司会者の出す演出・シチュエーションに従って演技しなければならず、無理難題に応える姿はプロの姿勢を感じました(笑)。
続いて宮野さんと緑川さんは、各々の名台詞を披露。宮野さんは先の下野さんの様に無茶振りをされたものの、これまたプロの意地でクリア! 新たな一面が垣間見れた様に思いました。
そして福山さんと名塚さんも名台詞を披露。無茶な演出を要求されつつも、完璧以上にこなす名塚さんに惚れ、場を楽しませることに特化しつつも、決めるところは決める福山さんのサービス精神にも感銘を受けましたね。
そろそろコーナーも終わり…という時に、無理やりねじ込まれた最後の一組。勿論、お約束(?)の小野坂さんと子安さん! 暴挙に対する逆襲とでも言わんばかりのお題は「女性の口説き文句」(笑)。さっさとやってのける小野坂さんに対し、「はめられた!」と躊躇しつつも、ピンスポットを当てられてしまってはやるしかない…と決めた子安さんは流石です。でも、「こんなことされたら、次回の出演は無い」とご立腹でした(笑)。
大いに笑ったところで、最後を飾るのは勿論この人、misonoさんのライブ! 前奏で「VS」が流れ出すと場内総立ち! 切れ間無く続く「そして僕に出来ること」「Starry Heavens」という年に1度の封印解除! misonoさんの想いを挟んで披露された「二人三脚」も素晴らしく、「テイルズ オブ」のために創った「Tales...」で締め括ったステージは本日の公演の最後を飾るに相応しいパフォーマンスだったと思います。普段はテレビでバラエティばかりのmisonoさんではありますが、この「テイルズ オブ フェスティバル」ではトップアーティストの貫禄が感じられる数少ないステージ。曲数を沢山唄っているというのもありますが、本当に「テイルズ オブ」のことをちゃんと想っていてくれるのがファンとしては嬉しいところです。そういう気持ちは、キチンと歌に乗って伝わるものだな、と改めて感じることが出来ました。
会場の盛り上がりもピークに達したところで、本日の公演終了のお告げが司会者より行われ、出演者の皆様がステージに再登場。普通に一言ずつのご挨拶にて終了するかと思いきや、その一言が観客に向けて愛を囁く演出が強制される流れに(笑)。それも、全ては「ゴールデンビクトリー」で子安さんからの口説き文句と、それを挨拶に転用したご挨拶トップバッターの緑川さんの所業…よりは機転?(笑)
もう出演者男女関係なく、「好きじゃない、大好きだ!」とか「嫌いじゃないぜ」とか「言わなくちゃ分からないのか」とか「バホー」とか(笑)、もう聴いているこちらも背中が痒くなるくらいの恥ずかしさはあったものの、会場は湧きに湧いて、終始黄色い歓声が響き渡っていました。今更ながら女性の多さを感じる状況でした。でも、本当にサービス精神旺盛の出演者の皆さんのお陰で、終始笑いの堪えない「5周年」を飾るに相応しい最大規模のお祭りになったと思います。サイン入りTシャツをバズーカで打ち出すプレゼントを挟み、最後はお決まりの「ビバ☆テイルズオブ!」を皆で声を合わせて終了。その瞬間に祝砲が放たれ、煌びやかな紙ふぶきが舞う中、感動をもたらした夢の5時間(!)は幕を閉じました(終演したのは21:36…。飲みに行くどころか、夕食を食べる時間もままならない状況は想像していなかったです(汗))。
最後の影ナレはユーリとフレン。最後の挨拶の時でも友情を確かめ合っていた(笑)安定のコンビ二人で、「テイルズ オブ フェスティバル2012」の初日は締め括られました。
流石に1万2千人近い観客が一斉に退場するのは厳しいことから、退場規制が行われてちょっとだけ足止めを食らいましたが(この辺りは規制が後手後手だったのがちょっと…)、まぁ大きな混乱も無く会場を後にすることが出来ました。凄い不思議な感覚として、翌日にまたイベントが続いているということ。出演者の顔触れも大分異なるので、全く違うイベントになるんだよなぁ…と思うと、楽しみは終わりません。
運営側の誘導などに文句を言いたい部分は色々とありましたが、イベント自体は5時間という長丁場ながらも、その時間を感じさせることなく終始楽しむことが出来たことは予想以上でした。観客席もキチンと埋まり、広い会場でどの様な演出をするのかという点もしっかりと考えられたステージは、どの場所で観ていた人も満足度は高かったのではないかと感じられるものでした。
取り敢えず1日目。参加された皆様、ステージを創り上げるのに関わった全ての皆様、本当にお疲れ様&ありがとうございました! また明日も宜しくお願い致します!
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