THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 生っすかSPECIAL 03
前作「02」がリリースされてから三週間。待望の「生っすかSPECIAL 03」がリリースとなりました。待望していたので、勿論フライング入手です(お店が開いている時間に間に合って良かった)!
これまでの「アイマス」CDシリーズも割とそうだと思うのですが、リリースを重ねる度に客観的に見て色々良くなっている気がしており、今回も「やよいだから」とか関係なく(笑)、その仕上がり自体を楽しむことが出来た濃密な68分でした。
今回のメインディッシュは「愛 LIKE ハンバーガー」。「アイドルマスター2」の新曲群(リリース済だった「The world is all one!!」を除いて)の中で最も好きと言っても過言でないこの曲のM@STER VERSIONを聴ける日を一日千秋の思いで待ち続けた私にとっては、”超”が付くほど楽しみにしていました。それ程の期待を持って聴いたのに、その大きな期待を軽々と超えた出来には「やっぱり、アイマス曲って凄ぇ!!」と興奮してしまいました。本当に素晴らしい! もうライブで聴ける(というよりは、掛け合える)日が楽しみでなりません!!
ちょっとした興奮状態を抑えて(笑)、収録内容を紹介すると、これまでの「生っすかSPECIAL」と構成は全く同じで、オープニングトーク、メイン曲、チャレンジコーナー(1)、カバー3曲、チャレンジコーナー(2)、カバー3曲、チャレンジコーナー(3)、「初恋」、エンディングトーク(閑話休題(次回予告))、メイン曲カラオケとなっており、聴きやすさも含めてとても上手い構成だと感じます。その流れ自体が「生っすか」にマッチしていて、今回のやよいと律子の組み合わせも意外さがあって終始楽しめました。
オープニングはこれまでより少し長めに感じるも、律子もやよいもそれぞれが活躍する掛け合いトークはとてもテンポ良く、律子の自己紹介に「時々アイドル」と入ったり、会場から「律っちゃーん!」と声援があって照れたりするのは勿論、律子のダメ出しにも負けず(笑)、「再テストは1回までという高槻家ルール」を持ち出し、会場全体と視聴者全員を巻き込んでハイタッチするやよい等、バッチリ映像が浮かぶ出来でした。
改めて「愛 LIKE ハンバーガー」の話ですが、出だしからして予想外。元々ビッグバンド風楽曲がとても心地良いものだったので、導入が違う時点で本当に驚きました。しかも、それがまた上手い導入で、最後の最後まで一部の隙も無い楽しい楽曲展開は、私の中で”最高傑作”と言っても良いくらいです(笑)。その出来を支えているのが、やよいと律子の表現力と安定度であり、二人のレベルアップを心底実感。それ無くして、この感動には到達しなかった様に思います。
最初のチャレンジはやよい。これまで同様、ファンから寄せられたメールベースに決定ということで律子が選んだのは「タメ口または妹・後輩に向かってしゃべる様に会話する」というもの。「そんなの失礼で出来ません」と最初は難色を示すやよいも、律子が「私が良いと言ってるんだから」と促すと…、ぅぉぉぉぉおおおおおお!(爆)
最初のカバー曲はやよいの「らびゅらびゅ」。原曲も好きな私ではありますが、パーキッツのイメージを壊すことなく、それでいて”やよいらしさ”も加わって新たな「らびゅらびゅ」となっているのを感じました。やよいとの親和性も抜群で、文句無し!
続く律子の「Brand New Wave Upper Gound」は、今の律子が持つ技量と表現力で到達した、とても爽快感のあるナンバーでとても気持ち良く聴けました。こちらも律子の持つ可能性を改めて感じて驚かされました。
そして呼び込まれるスペシャルゲストは、勿論我らが赤羽根プロデューサー。この登場はやよいも知らなかったということで、その後で同じステージに立っていることの安心感がやよいの言葉の端々から感じ取れたのがまた素敵でした。
赤羽根プロデューサーは会話の第一声を出す前に「YELL ~エール~」を唄い始めたのは驚きましたが、その不慣れな感じが微笑ましかったです。一応、「765プロ全員でのチャレンジ」ということで、赤羽根プロデューサーに課せられたチャレンジ内容が「歌唱チャレンジ」だったという流れで、とても納得の行く説明でした(笑)。
自己紹介をしつつ、「プロデューサーになった理由」を問われて回答をして行くうちに、語りが興奮へと展開して熱くなる赤羽根プロデューサーは、私たちから見れば「あぁ、変わらないな」と感じられるトークには安心感がありました。最後は「業務拡大につき、プロデューサー大募集中です!」と宣伝するしたたかさも…と思ったら律子の仕込みだったり(笑)、そんなところも含めて765プロの持つ一体感を楽しめました。
赤羽根プロデューサーのチャレンジの成否は2曲目を唄ってくれないと、ということで2回目のカバー曲コーナーに突入。赤羽根プロデューサーは「明日があるさ(ジョージアで行きましょう編)」を熱唱し、「YELL」よりも”らしさ”を感じられた良い歌でした(同じ男性ボーカルでも、ジュピターの面々とは全く違うものですね(笑))。
続く律子の「会いたい気持」は、これまでの律子が歌ったものの中にはあまり無いタイプの優しい歌で、これまたかなり良い感じ。ただ、フェードアウトで終わる曲だったことだけが残念極まりないです(これは、原曲側の問題でしょうけれど)。
そして、やよいの「トイレの神様」。…もう、感無量です。元々「チキンライス」をカバーしたやよいなので、その風味の延長で考えていた私ではありますが、もうそんなレベルではありませんでした。やよいの歌唱の進化と真価を本当に感じられる1曲。驚かされたと同時に心震えました。原曲よりもやよいの表現でしか伝わらない感覚もあり、そこがとても歌にマッチしていました。10分もの物語、しっかり聴かせて頂きました。
そんな流れを経て、いきなり赤羽根プロデューサーが衝撃の告白!! 驚愕する律子! しかしそれが「律子チャレンジ」だったという流れは、「トイレの神様」が長い分、尺を減らす為の力技かもしれませんが、マンネリ化しない上手い展開の仕方と捉えて聴いているこちらも驚きました(笑)。飽きずに聴けるのは、こうした工夫が常になされているからなのかな、と感じます。
シリーズ連作「初恋」は「三章 ~幸せの紅葉~」で、二章までとは打って変わり、アップテンポで幸せ感満載。これまでの様にゆっくり語る様な楽曲ではありませんが、起承転結の承から転に掛かる部分をしっかり示していたと思いますし、気持ちが伝わって来る歌でした。次回が「四章 ~運命のイヴ~」ということで「転」に当たるのだと思いますが、どんな展開になるのかも含めて、やはり目が(耳が)離せない1曲です。
ということで無事に三部も閉幕。裏方では、真と小鳥さんが様子を見ており、そこに袖に下がった赤羽根プロデューサーが感想をコメント。そして、何も聞かされていない小鳥さんに「五部に出演する」という衝撃の事実が伝えられ…、どんな形で登場するのか楽しみにしていますよ、小鳥さん!(笑)
毎回楽しんでいる「生っすかSPECIAL」のシリーズですが、現時点ではこの「03」が私にとっては最高の1枚です。次も三週間後にリリースされる訳ですが、こちらも「Honey Heartbeatを春香が歌う」という素晴らしい選択に、企画側の狙いの素晴らしさに安心しまくり。どんな1枚に仕上げて来るのか、本当に楽しみです!
…このシリーズ、唯一残念なのはシークレットイベントへの「応募券」が付いていること。これがあるが為に、応募券だけ抜き取って中古に流れるものが多くなってしまい、発売日にも関わらず、既に相当の値崩れをしている訳で…(苦笑)。
メーカーとしてはこれをどう思っているか分かりませんが、「1口のみ有効」とかには出来ないものかな…と思ってしまいます。まぁ、多くの人の手に渡るなり、耳に届くなりすることが音楽メディアの使命であることを考えると、中古が悪ではないだけに無くすことが出来ないのは分かりますけれどね…。
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コメント
トイレの神様は、ただの自己満足にしか聞こえないので、やよいには合ってないように思います。
投稿: トウカ | 2012年9月28日 (金) 22時29分
>トウカさん
トウカさんはやよいの「トイレの神様」はお気に召さなかったのですね。私は原曲が然程好きではなかった分、「やよいが唄うとこんな感じになるんだ!」という受け留め方だったので、プラスに働いた分のインパクトがありました。
各キャラクターをイメージして用意された曲でない分、カバー曲は選ぶ方も唄う方も難しいところですよね。それでも、普段唄えないタイプの歌をこなす事で学ぶ事も多いと思うので、好き嫌いは別とした聴き方も良いかな?と思っています。
投稿: こうたろ | 2012年10月 1日 (月) 20時03分