2012 Super GT Round.7 AUTOPOLIS 「SUPER GT IN KYUSHU 300KM」
「オートポリス」というサーキットには随分と思い入れがあります。
私は「グループC」と言われるカテゴリーのレーシングカー(「ル・マン24時間レース」に出場している様な市販車ベースのカスタマイズ車)が好きで、マツダが「ル・マン」の総合優勝を果たした1991年、そこで活躍したマシンが参加するSWCというシリーズの最終戦が「オートポリス」で行われる事を受け、その完成して間もないサーキットで観てみたいという欲求に駆られ(実は同年4月にSWC開幕戦を観戦しに鈴鹿にも行っている)、初めて飛行機に乗って遠征し、その最新設備と見どころ満載のコースレイアウトだけでなく、レースそのもの、旅行そのものを強烈に楽しんだ事が切っ掛けで、何かの折に「そうだ、オートポリスに行こう」的な発想で(笑)足を運びたくなるサーキットになりました。
しかし、SWCは1991年を以って廃止となり、観戦したいシリーズが失われてしまい、結局はレース観戦から一時遠のくことになりました。しかし、世界戦ではないものの同様のカテゴリのレースでもあった全日本GT選手権がオートポリスで開催されることを知り、台風直撃により甚大な被害が出たことも知った事で、お見舞いも兼ねて観戦に行く事を決めた2004年以降、また足を運ぶ様になりました。何故か4年に1度というサイクル、しかもオリンピックイヤーにオートポリスに行くことが自分の中に定着した、私が最も足を運んでいるサーキットです(笑)。
今回、台風の接近と完全一致の日程に「無事開催されるのか?!」と心配ではありましたが、結果的には全て何とかなった観戦旅行となりました。
初日、東京を出発する時は夏の暑さが戻った様な天気だったのに、熊本に降り立つと冬の様な寒さ(汗)。時折激しい雨が降ったりもしましたが、観戦には取り敢えず支障なし。
天気が良くないのは残念に思う部分もありますが(上の写真は決勝当日のファイナルコーナースタンド。霧で何も見えない…)、レース観戦の場合は路面をどう読むかという部分もあって、色々と別の面白さがあるのが特徴。そういう意味では楽しませてもらえる状況ではありました。
予選はノックダウン方式で行われ、本戦さながらの猛烈なアタックを観ることが出来ました。しかし、路面コンディションは想像以上に悪い様で、果敢にアタックした車両がコースアウトし、セーフティーカーが入って赤旗中断が続出。これは、予選だけでなく決勝当日のフリー走行でも同じだったのが印象に残りました。ギリギリまで攻める姿勢には本当に頭が下がる思いです。
決勝当日は朝から濃霧で視界最悪。予定されていたスケジュールが目まぐるしく変わったりして、運営側や観客もそうですが、何よりレースをするチームやドライバーは相当やきもきしたでしょうね。それでも、決勝レースの定刻までには何とか霧が晴れてくれたのは良かったです(実は、初めてオートポリスに行った時、決勝当日が今回と同様の濃霧で、開始時刻が遅れた為に帰路の飛行機搭乗までの時間が危うくなった経験があります(笑))。
レース開始前、グリッドに出た最終調整中のマシン達を間近で見ることが出来る「グリッドウォーク」にも参加出来たのは良かったものの、やはりレースクィーンを撮影する人達が多く、折角色々見られる時間を有効に使えなかったのは心残りです…。
今回、GT500クラス15台、GT300クラス24台がエントリーし、決勝はGT300クラスが23台となった合計38台が参加。これだけの台数が走ると、ひっきりなしに見せ場が来る他、オートポリスは見所が多い上、相当近く(ある意味、本当に目の前)で走るマシンを観ることが出来るので全然飽きません。
驚いたのは、「初音ミク」のファンと思しき方達がとても多くサーキットに来ていた事。グッドスマイルレーシングのジャンパー、キャップに身を包み、応援旗を持っている人を多く見掛けました。しっかりデザインされたレーシングカーは痛車とは違うので、純粋にカッコいいと思いますし、レースでの成績も良いのも良いで、ファンが増えるのも頷けます。「初音ミク」「Project Mirai」との二台体制で、レースを盛り上げていました。
私が観戦した中では初めての出会いとなる「PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ」。何だかんだ言っても、イカ娘には縁のある私(笑)。ということで、今回は極力「イカ娘 フェラーリ」に声援を贈ることに決定。成績こそ然程良くはないですが、イカ娘が頑張って走っている姿に感動させられました(笑)。その雄姿をヘボいデジカメで頑張って流し撮りした写真を1枚乗せておきました。
決勝は65周のレースで、クラッシュによる赤旗などもありましたが、悪天候の割には完走台数の多いレースでした。晴れ間が見えた時にスリックタイヤに履き替えるか否か等、タイヤ選択がレースを大きく左右した今回。最後は予想しなかった逆転劇となり、絶え間なくバトルのあった65周という長丁場を感じない面白いレースでした。
レース終了後はホームストレート脇に完走車両が勢揃いし、表彰式が行われて閉幕。前回観戦した2008年は、レース終了後にホームストレートが解放され、走り終えたマシンを間近に見ることが出来たものの、今回は柵の向こう。それでも「イカ娘 フェラーリ」の雄姿をしっかり見る事が出来て嬉しかったです。
私が決勝レースを堪能している頃、東京では台風通過で交通機関がマヒしていた様で、決勝終えて直ぐ帰路に着くスケジュールにしなくて本当に良かったと(直ぐ帰路ならば、間違いなく欠航だったと思われます…)、立てたプランの成功を心から喜びました(笑)。
次に足を運ぶのが4年後かは分かりませんが、また”オートポリスで”レースを観戦出来たら良いな、と思います。そして、ブラックモンブランをまた食べたいですね。
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