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2013年1月

2013年1月31日 (木)

ドリームテック「THE IDOLM@STER 双海亜美」【竜宮小町Ver.】

Dscf4015 当初予定から1ヶ月発売が延びたものの、無事に発売されたドリームテック「双海亜美」【竜宮小町Ver.】。シリーズ最初の伊織が発売されてから1年、ようやく竜宮小町の3名揃い踏みです。最初は伊織のみを購入するつもりだったのですが、程なくあずさと亜美の試作が出て、その出来を見たら「竜宮小町、揃えるか…!」ということで予約してしまいました。

 最後に発売された亜美ですが、デコレーションマスターよりも表情が柔らかく感じ、全体のまとまりとしては製品版の方が好みでした。肌の陰影もあずさほど極端な塗装もなく、パレスオブドラゴンもなかなかの質感で、腹筋やカボチャパンツ(笑)の造形もしっかりしていて、ヘッドセットの宝石があまり煌びやかでないのが気になるものの、総じて文句無しと言える仕上がりではないでしょうか。何よりも、伊織、あずさ、亜美を並べて竜宮小町として飾る事が出来るのが最高の価値であり楽しみでしょうね(「ドラグナー」を3機揃えた時と同じ感覚(笑))。そういう意味では、私が当初「伊織だけ」と思って購入したのは間違いだったと分かりました。

 「アイドルマスター」のスケールフィギュアのパイオニアであるメガハウス「ブリリアントステージ」よりもコンパクトなスケールではあるものの、ユニットを組んで並べることを考えると丁度良いサイズだと思います。今となっては伊織だけ入手が困難ではありますが(逆にあずさは値崩れ気味。後々亜美も…?(汗))、デコレーションマスターよりも実物を見て頂き、気に入れば是非「竜宮小町」を揃えてあげて欲しいと思う、今日この頃です。

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2013年1月30日 (水)

THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 生っすかSPECIAL カーテンコール

Dscf4014 昨年11月に最終巻が発売され、そこで制作が発表された「生っすかSPECIAL」シリーズの追加タイトル「カーテンコール」。シリーズは昨年「日本レコード大賞」で企画賞を受賞し、客観的にもアニメ「アイドルマスター」が成功した事を感じ、アニメ放映が終了してから1年経って尚、こうしてCDシリーズが継続することを嬉しく思います。
 ジャケットも「生っすかSPECIAL」シリーズの集大成で素晴らしく、店舗特典でやよいのブロマイドが用意されていたので、私はゲーマーズを選んでしまいました(笑)。

 収録内容としては、冒頭のドラマパート(オープニングトーク)、「ANIM@TION MASTER」としてリリースされた各楽曲でユニット歌唱していたものをソロ・リミックスした12曲に加え、初収録「First Step」と「We Have A Dream」、新曲「幸」「カーテンコール」が収録された17トラック+1・CD2枚組というなかなかのボリューム。ソロ・リミックスは目新しさがある訳ではありませんが、ソロで聴ける嬉しさというのもある(しかも、それぞれ担当しているものがユニット歌唱時に強く存在感を示したメンバーだったりしている)ので、新たな発見や魅力を感じられるのは特筆しても良いかと。個人的には真美の「神SUMMER!!」、とても嬉しかった貴音の「Happy Christmas」と伊織の「My Wish」が印象深いものでした。
 初収録の「We Have A Dream」は、昨年11月に導入した実機にて先日初めて一足先に聴く事が出来たのですが、M@STER VERSIONになった事で味わいが深くなったと感じています。それまではスロット用楽曲ということから「単なるテンポの速い曲」としてしか受け止めていなかったのですが、Dメロを含めた詞の構成で聴いてみると特に「スロット」に特化した様な内容ではなく、キチンと「アイドル」について唄っているのが分かって、結構好きになりました。
 「First Step」は、Xbox360版で雪歩の完全制覇を体験した後に実機から録音したものを相当聴いていた(しかも1番と2番以降の繋ぎも神掛かっていた(笑))ので目新しさが無かった(しかも、自分で繋いだ編集版の方が好きだった(爆))のは、ちょっと拍子抜け。それでも、こうして音源化が果たされた(しかも、当時収録されたものなので、色々な想いが詰まっている)意義は大きいです。今後、ライブ等で多くの人の耳に届けられたら嬉しいですね。
 「幸」は小鳥さんの4作目で、これまで「空」「花」「光」で積み上げて来たものの集大成とでも言う感じの仕上がりで、Dメロ以降の伸びやかなファルセットが”超”が付く程の聴きどころかと。ライブで聴く事が出来たら私は100%泣くと思います(笑)。
 アルバムとしての構成の上手さも手伝ってとても感動したのが「カーテンコール」。冒頭、オープニングトークということで全員出演のドラマパート(10分弱)があり、その中で「夢、始まり、自由、今、幸せ、君、最初の一歩、一杯、おとな、おもいで、夏、月、嬉しい、願い、そんな色々な気持ちや感情、思いを幕が閉じる最後の瞬間まで一緒に全力で楽しみましょう!」という締め括りが、正に収録トラック全ての事を指しており、それらを全て積み重ねて到達した最後の瞬間である「カーテンコール」は、聴いているこちらが色々な想いを巡らせる楽曲に仕上がっていました。ライブで聴けた時は爽やかな感動を受け止められると思います。正に”Sing a song fly to the future”です。

 そんな聴き応え十分の収録内容で、最後に予想もしなかった大きな感動に辿り着くことになるとは思いませんでした。というのも、「カーテンコール」が終わった後、バックステージでのやり取りがあり(これも、765プロの仲間たちの微笑ましい一場面に聴いているこちらも自然と笑みがこぼれます)、それで終わりだと思ったら流れ出したのは…アニメ「アイドルマスター」で多くの素晴らしい場面を演出して来た「READY!!」のインストアレンジBGMだったのです!! ブックレット等には未掲載のトラックなのですが、「ANIM@TION MASTER」シリーズにずっと収録されずに切望していた楽曲だっただけに、これは不意打ちでしたね。何だか想いが溢れて、目頭が熱くなってしまいました。最後の最後まで演出して来るなんて心憎い。最も気に入ったCDシリーズであった「生っすかSPECIAL」への思い入れが一層強くなりました。

 トータル89分のアルバムは、最初から最後の瞬間まで大満足。これでまた本家「アイマス」の新たなCDシリーズが始まるまではお別れとなりますが、現在リリース中の「ぷちます!」や、これから発売されるであろう「シャイニーフェスタ」の楽曲群を心待ちに、「生っすかSPECIAL」シリーズを引き続き堪能して行こうと思います。

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2013年1月29日 (火)

「PETIT IDOLM@STER Twelve Seasons!」 Vol.3とVol.4

Dscf4013 シリーズのリリース開始からまさかのインパクトを受けたアニメ「ぷちます!」のTwelve Seasons!シリーズ。月に4枚リリースされるというスケジュールは、一回で12枚リリースされるより、聴く側もキチンと積み重ねて行ける他、然程待ったという感覚も無く楽しめるので嬉しい限り。特に今回は「ぷちます!」として楽しみにしていたやよいと春香の2枚のリリースですから、気持ちも逸ると言うものです(笑)。

 構成はVol.1・Vol.2と同様、主題曲(CMソング)、ドラマパート(CM撮影)、「ら♪ら♪ら♪わんだぁらんど」のソロ、アニメED曲のソロ、主題曲カラオケの5トラック(24分前後)。平日毎日配信のぷちアニメも予想以上に楽しんでいることも手伝って、ドラマパートも原作イメージを膨らませた面白さ(特に、765プロのアイドル達が弾けたベクトルに居る不思議(笑))で、「アイドルマスター」という括りの中での楽しみ方でありながらも全く別の手応えを感じている様な、絶妙のさじ加減が心地良いです。

 CM撮影第三弾はやよいで「卒業旅行」がテーマ、第四弾は春香で「フレッシュマン」がテーマというもの。ひな祭りやお花見といった要素は絡まずに、あくまで「ぷちます!」テイストのドタバタが展開します。やよの可愛さは音声で聴くと際立っており(爆)、逆にはるかさんは音声だけだと演出が難しいな(数が増える方向に行ってしまいがちなので)…と感じましたが、どちらもいわゆる”本編”では演出されない過度の茶目っ気(?)を楽しむことが出来ました。

 収録楽曲に関しては、Vol.1・Vol.2と比較すると少し大人しい感じもありますが、歌唱のレベルアップは随所に感じられるので、聴きどころとしては満載かと。やよいの「まほろば」は卒業がテーマになっているものの、明るい楽曲なので爽やかな印象。”別れ”よりは”新たな一歩”というのがやよいらしく素敵。個人的にはアニメED曲の「Maybe TOMORROW」のインパクトが強く、Vol.1の貴音とは全く違った味わいで大変好みでした。春香の「SWITCH ON」はこれまた春香らしさの詰まった仕上がりで、春香は「何かを始める」といった切っ掛けになる曲が似合うと改めて感じると共に、「ぷちます!」の春香だからこその突き抜けた感じが新鮮な味わいを生んでいる様に思いました。またアニメEDの「あ・り・が・とYESTERDAYS」も、普段耳にしていた15秒バージョンが単なるAメロ部分だけであった事が分かり、フルコーラスの魅力はまた格別でした(アニメで1ヶ月も流れていながら、CDとしてはリリースされた4枚で一番最後に収録されているというのも、焦らされた感じで「やっと聴けた!」という思いが強くなってより印象に残った)。

 「ら♪ら♪ら♪わんだぁらんど」の各ソロは持ち味が発揮されていると感じるものの、もっと全面に出しても良かったのでは?と感じる部分もあったので、ちょっとだけ残念。でも、メインの楽曲群が満足なので気になるものではありませんでした(笑)。

 来月(…っていうか2枚は来週!?)は、亜美・真美&こあみ・こまみと律子&ちっちゃん、あずさ&みうらさんと真&まこちーが発売されますが、新たなドラマや歌も楽しみにしつつ、発売済の4枚も併せて楽しんで行きたいですね。

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2013年1月22日 (火)

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 011~015

Dscf4012 気が付けば割とコンスタントに(4ヶ月に1回くらいのペースで)リリースされている「シンデレラガールズ」のCDシリーズ「CINDERELLA MASTER」。第三弾となる今回の5枚は、これまでのシリーズよりもレア度が低いものが揃っているため(第一弾は2枚、第二弾は1枚だったノーマルカードが、今回は4枚)、私でも全員知っている顔ぶれ。第一弾の時は「どんな感じのシリーズになるのだろう…」と期待よりも不安が大きかったシリーズも、今では本家とは別の楽しみを見いだせている様にも感じられ、発売されるのを楽しみにするくらいになりました。なので、キチンと(?)フライング入手させて頂きました(笑)。

 何だかんだと、勢いが鈍化したとは言え根強く人気を集めていると思う「シンデレラガールズ」は、私も熱心にではありませんが一応毎日プレイはしているので(完全無課金且つ努力しないポリシーなのでプレイに幅は全くありませんけれど…)、それだけキャラクターの魅力がある(逆に言えばそれしかない)ということなのでしょう。数々のイベントでの台詞だったり、コンスタントに掲載されている四コマによりキャラクターへの理解も徐々に深くなり、今回の5枚に関しては歌にプラスしてドラマパートも楽しみに出来る様になったというのは自分自身驚いています。

 基本トラック構成はこれまでリリースされたものと同じで、歌1曲+ドラマ「目指せ!シンデレラNo.1!」+カラオケ+ボーナストラックとなっています。

 ドラマパートは10分前後でオープニングトーク(自己紹介)、思い出トークの「特訓(昨日の自分と向き合って成長)」、お題に対するアドリブ演技の「レッスン(アドリブシチュエーション)」、エンディングトーク(終了挨拶と普通の言葉を可愛く言うシンデレラワード)という構成というのもこれまでと同じ。アイドルそれぞれを掴めるくらいの内容は持っており、声が付くことによってイメージに広がりが持てた様に感じました。やはり、自分が所持出来ているカードだとCDを聴いた際の手応えが変わりますね。
 第一弾、第二弾と重ねて来た第三弾は、これまでに比べると随分とあっさりした感じを受けました。全5枚を2周、歌部分は10周くらいしてもガツンと来るものがあまりなく、強く印象付いたのは本田未央、耳に残ったのは川島瑞樹、だんだん気に入って来たのは十時愛梨、悪くないもののそれ以上の印象にならなかったのは多田李衣菜、個人的にパッとしなかったのは小日向美穂…でした。ちなみに、今回は「アイマステイスト」というのを大きく感じることは無かったもののクオリティという面で見れば全て及第点を超えたものだと思います。尚、キャストは1名だけ知っているくらいでしたが、皆さんそれぞれしっかり演じて唄っていたのに驚かされました(今はこれくらい出来ないと駄目なんですねぇ)。

 ズバ抜けたキャッチーさを持った本田未央の歌は、何かのアニメの主題歌っぽさもあって掴みはOKで、その後繰り返しても飽きなかったので自分の好みにもしっかり合ったと言えます。川島瑞樹の歌は他の4曲と違った独特さがあり、その煮え切らなさが逆に印象に残る仕上がり(笑)。十時愛梨はまぁとにかく可愛らしく、以前「MASTER ARTIST 2」でカバーされたPerfumeの「スウィートドーナッツ」みたいな感じでジワジワ来る感じ。ロックの格好良さとアイドルの可愛らしさを上手く融合させたと言える多田李衣菜も彼女らしい仕上がりを感じるのに、何故か小日向美穂は印象に残らず…(汗)。
 ドラマパートはそれぞれの個性がキチンと見て(聴いて)取れるので、どれも楽しむことが出来ましたが、川島瑞樹は期待に違わぬ出来(これが「異国迷路のクロワーゼ」の湯音と同じ声優さんとは…!)で、その芸達者振りが最も印象に残りました。十時愛梨も突き抜けた可愛らしさで印象深く、声が付くことによる効果というのを感じたくらいでした(笑)。異様にテンションが高い本田未央やエセロッカーの多田李衣菜も個性が光り、…小日向美穂は?(汗)

 ボーナストラックは、「モゲマス」で各アイドルが話す内容をいくつかそのまましゃべってくれているものの、元々ゲーム中に表示されている台詞にあまり注目していない私としては、「そんな台詞しゃべっていたなぁ…」くらいの印象しかなかった(諸星きらり程の個性的台詞であれば目に留まるでしょうけれど(笑))ので、普通に楽しめた以上の何かを感じることはありませんでした。

 今回の第三弾発売を受けて改めて第一弾から通して15曲を聴いてみたのですが、だんだんとアイドルの個性の強烈さが失われて行くので、楽曲の方向性で差を出すのも難しくなっている中で良くこのクオリティを保っているな、と感じました。今後もリリースを続けて行くのだとすると、更に難しくなって行く様に思えるだけに(特に歌そのものよりも、アイドル自身の個性出しが大変だろうな…と)、別の意味で注目して行きたいシリーズです。「シンデレラガールズ」に関しては思い入れが無いため、CDシリーズ以外の展開を追うことは無いでしょうけれど…。

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2013年1月19日 (土)

「NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS II-」初日

Dscf4010 水樹奈々さんのオーケストラライブの第2回目が行われると聞き、参加出来る様であれば参加したいな…と思ったものの、これまでと違ってファンクラブ枠で獲得してもらう事が出来ず(FC会員ですら1人1公演1枚の制限付きだったらしいです)、アニメロミックス限定申込の方で友人に手配をお願いし、有り難い事にチケット入手が叶いまして本日参加することが出来ました。いつも手配の際にお世話になりっぱなしの友人に感謝です。ちなみに、会場となる「さいたまスーパーアリーナ」は初めて行く会場で、私は水樹さんにいつも行った事の無い会場に連れて行ってもらっています(笑)。

 私にとって3度目となる水樹さんのライブ参加。毎回参加するという事はせず、「これだ!」という何かしらのキッカケがある時だけ参加しているので、東京ドームでのライブに参加した2011年12月から実に1年2ヶ月振り。常に水樹さんの新譜に触れている訳では無いので、参加を決めてからの予習(?)を行うのが通例になっている私ではありますが、初めて参加した頃よりは圧倒的に曲を知った今は基本的に最新アルバムに集中すれば大丈夫かな?と思っていたところ、これが大誤算(汗)。もっと主題となるオーケストラ公演であることを中心に予習すれば良かったな、というのがライブを終えての感想となりました。

 最新アルバムに収録されている新曲群が12曲もあり、それらが大方披露されるライブを想像していたのですが、まさか1/3程度の披露で終わるとは…。久し振りの参加ということもあって、聴けたら嬉しいな…と思っていた曲も殆ど聴けず(逆に聴けると思っていなかったものが聴けたりしたのは良かった部分もありますが)、更には披露楽曲数が少なめで、やっと私自身温まって来たところでライブが終幕してしまい(ライブ自体はあっという間に感じたので、「次で最後」と言われて本気で「えっ!?」となったのは初めての体験かも)、楽しむには楽しんだものの、弾け切れなかった印象が強く残るとは想像していなかったので、ちょっと勿体無かったですね。

 弾け切れなかった原因としては、やはり圧倒的な私の勉強不足が挙げられるでしょう。それに加え、久し振りに参加したからか何となく「お客さん」的な気持ちも大きかった(いち参加者となり切れなかった。セットリスト20曲中、全身全霊を懸けて楽しんだのは半分程度という惨敗加減…)という自分への反省。それが楽しさを上回ってしまったのは、久し振りに味わった屈辱というか何というか。次回参加する時は、過去最高の本気度で臨もうと決意した次第です(笑)。

 それはそうと、ざっとライブの所感を残しておこうかと。

 18:30の開演が10分程押しましたが、小さい子の「まだですかー?」という声が会場に響き渡って拍手が沸き起こる和やかなエピソードがあったのは、ソワソワする会場の良いガス抜きになった気がします。
 開演すると、ステージ中央の王冠を模したオブジェ(というかステージ)が上にあがり、赤いカーテンに隠された総勢98名のフルオーケストラが現れ、王冠の中から水樹さんが登場するという、インパクトがあった様で無かった様な登場よりも、1曲目が「アヴァロンの迷宮」ではなく「残光のガイア」であることが全てを持って行った開幕となった様に感じました。ちなみに、上にあがった王冠は、その後ミラーボール的な位置付けになったまま最後まで上空に佇んでいました(笑)。
 開幕曲が2曲続けて披露された後の最初のMCでは、指揮者の藤野さんの水樹さん褒めちぎりタイム(笑)。藤野さん自ら会員番号を言って、今回のリハーサル時の水樹さんの逸話を披露。傍らで聞いている水樹さんの照れた姿が印象的でした。
 久し振りに唄われたり、初めて唄ったりする旧譜群が割と多く組み込まれ、逆に定番曲の代名詞「ETERNAL BLAZE」が披露されないという特殊な構成は、参加者の皆さんには新鮮に映ったかもしれません。定番曲に頼らずともステージを構成出来るという部分は、楽曲の数の多さだけでなく、それだけの力を持った曲であり歌唱があることを裏付けていると思うので、人気曲に縛られすぎずに今後も果敢に攻めたセットリストにして欲しいと思います(そうなると今の私では太刀打ち出来ませんから、追い付く努力が必要です)。
 途中の客席側の移動とセンターステージでの披露も健在で、移動にはユニコーン馬車、センターステージでは、チェリーボーイズによるアコースティックコーナー。センターステージでは音取りが反響の関係で難しいのか若干の音ズレが生じたりしたものの、ボロボロにならずにカバーリング出来たのは、息の合ったメンバーであるからでしょう。流石です。
 また、水樹さんのお着替えタイムの時間稼ぎには、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の皆さんによる交響曲演奏。贅沢な時間でありましたが(クラシックをホールで聴くのは10年以上振りくらいなので)、何となく観客席の多くは退屈そうに見えたのがちょっと残念。可能なら着席して最後まで聴き終わった時点でスタンディングして拍手を贈るくらいのマナーがあっても…とは思いましたが、まぁ堅苦しく行く必要は無いので、ライブスタイルとして上手く定着して欲しいですね。ちなみに、さいたまスーパーアリーナの音響は特に気になるものはなく、ライブとしてオーケストラを聴く分には十分と感じました。
 オーケストラの演奏と言えば、冒頭のライブタイトルが出るオープニング映像に付けられたBGMは、神奈川フィルの生演奏だったのは驚きました。しっかり合っていたタイミングなど「おおっ」と思わされり、途中から77名のコーラスも加わり、オーケストラ98名+コーラス77名+指揮者1名+チェリーボーイズ6名+水樹さんで183名がステージ上に居る迫力は、見たことの無いステージだったということも付け加えておきます(笑)。
 それと、お着替えタイム恒例のPV上映は、まさかのホームドラマ「glee」を題材に吹き替えキャストによる寸劇が披露! BGMの「DISCOTHEQUE」で会場は大盛り上がりで、まるでセットリストの1曲と化していました。ちなみに「合唱部」というよりは「コーラスライン」に感じた私は世代的な問題でしょうか…(笑)。
 その他では、2日後が水樹さんの誕生日ということで、オーケストラの生演奏で「ハッピーバースディトゥーユー」の大合唱。ステージサイドにはムービングライトによる「Happy Birthday」の文字が描かれ、バースディケーキが運び込まれて7本のローソクに点けられた火を消すという、ある意味豪華なプチコーナーがあったりと、楽曲披露こそ少なめではありましたが、トークコーナーも含めて盛り沢山ではありました。

 本編は17曲、アンコールが2曲、Wアンコールが1曲という構成で、終演時間は22:00頃という、開演時間の遅さが影響してはいるものの、私にとってはあっという間の3時間半でした。ただ、Wアンコールで今回の1つのテーマ曲とも言える「約束」を歌う(しかも、バイオリン2本だけで水樹さんが唄うという貴重なもの)という構成はちょっと「…」と思ってしまいました。というのも、アンコールが終了して会場を後にしてしまう方々も見受けられたからであり、「アンコール」というのが予定調和でステージ構成を考えられているのは、やはり「違う」と感じたからです。それならば、今回のライブで言えば「約束」までを本編とし、アンコールは無しくらいの構成の方が良いと思えてしまいます。ちょっとしたことだとは思いますが、今回の「約束」が聴けたか否かはライブの印象を大きく左右し兼ねない(というより左右する)と思うだけに、再考して欲しい部分ではありました。

 今回、自分が最も楽しんだのは「Lovely Fruit」、聴けて嬉しかったのは「Pray」と「約束」でした。次回参加する時に、「Get my drift?」「METRO BAROQUE」に加え「夢幻」と「純潔パラドックス」が全て聴ける事を祈ります(爆)。
 今回参加して改めて感じたことは、水樹さんが人を惹き付けて止まない理由。年々その魅力を増している気がするのは、常に周囲への感謝の気持ちを忘れずに謙虚に仕事をしていることが根幹にあるからだと思います。ステージ上で大きな存在感を示す水樹さんの人としての愛らしさに触れることが出来るライブという時間は、それだけで貴重なものだと感じるので、その姿勢に負けない様に次回参加する時は全曲に全力が出せるくらいに自分を仕上げて行きたいものです。
 今回のライブに携わった全ての方々、参加された皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました! 2日目は参加出来ませんが、大成功を修める良いライブになることを祈っています!

■付録:セットリスト

  1. 残光のガイア
  2. SCARLET KNIGHT
  3. ジュリエット
  4. リプレイマシン -custom-
  5. 理想論
  6. Lovely Fruit
  7. 星屑シンフォニー
  8. (DISCOTHEQUE) ※お着替えタイム中の映像
  9. アヴァロンの王冠
  10. 午前0時のBaby Doll
  11. 二人のMemory
  12. ダーリンプラスティック
  13. TRANSMIGRATION
  14. BRAVE PHOENIX
  15. Pray
  16. 奇跡のメロディア
  17. 恋の抑止力 -type EXCITER-
  18. BRIGHT STREAM

(アンコール)

  1. innocent starter
  2. Orchestral Fantasia

(Wアンコール)

  1. 約束

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2013年1月16日 (水)

THE IDOLM@STER COLLECTAGE #1

Dscf4009 「並べて!飾る!コレクションの新しいカタチ!!」

 とキャッチコピーの付いたバンダイの食玩シリーズ「コレクテージ」の第三弾・第四弾が「アイドルマスター」に決定し、ディスプレイ用の台座付のところに注文していたものが本日届きました。
 台座は公式サイトからデータを取得して自分で作る事も出来ますが、付属するのであればそれに越したことはありません。

 単品8個が収まったパッケージは随分と小さく(まぁ、食玩ですからね)、1個399円というのは微妙に高く感じなくもないですが、まぁこんなものでしょうか。実は食玩であることをあまり意識せずに注文をした為(どちらかと言えば、ねんどろいどぷち的な感覚だった)、開封して水色の四角いものが箱から出て来た時は「このパーツ、何だろう?」と思ったくらいです(爆)。間もなく、それがガムだと気付く訳ですが。

 フィギュアは全長4.5cmで、彩色もそこそこ。出来は悪くないと感じます。春香、千早、真、雪歩、真美、響、小鳥さんの7種(小鳥さんはお馴染みの事務服、アイドル達は「シャイニーフェスタ」のパッケージで身に纏っている衣装)に加え、シークレットはブレザー姿の春香(リコーダーを持った「シャイニーフェスタ」でもお馴染み(?)の姿)でした。台座は各アイドルのイメージカラーをベースにAMCGマーク(通称エンジェル)がプリントされ、制服春香は765学園のマーク(ジャージの胸にプリントされていた龍のワンポイント)がプリントされていました。可動はしないので、並べて飾った際に多少の躍動感が出る様なポージングだった方が良かった気もしますが、この辺りは好みの問題かもしれません。何より1箱で全種類揃うというのが良いですね(最近は殆どがそういう仕様で有り難い限り)。

 それと、メイン(笑)のガムはソーダ味ですが随分と薄い味で、4ついっぺんに食べても美味しさは感じず、ガム自体も硬いし、チューインガムなのに殆ど膨らませられないし、嬉しさは全くありませんでした。まぁ、最初から分かってはいましたし、期待もしていなかったものの、一応”食”玩なのですからもう少し美味しいものにして欲しいですね…。

 キャッチコピーにある「コレクションの新しい形」を感じることはありませんでしたが(笑)、お値段・サイズ共に手頃であり、出来も然程悪いものではありませんので、手にしてみても良いのではないか?とは思います。#2も含めて全て揃えようとすればそれなりのお値段になるので、手にするのであれば「ねんどろいどぷち」の方がお得な気もしますが、この辺りも予算や好みに応じて選択すれば良いのではないかと。選択肢が色々あるというのは良いですね。

 http://www.bandai.co.jp/candy/collectage/

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2013年1月12日 (土)

THE IDOLM@STER Museum リターンズ ~プロデューサーさん!ライブの想い出がいっぱいですよ!!~ in アニメイト渋谷

Dscf3981 昨年11月末、7周年記念ライブの映像メディア発売を目前とした頃にアニメイト秋葉原で行われていた「アイドルマスター ミュージアム」に足を運んでから2ヶ月程。全国を巡って行われたその催しは好評だった様で、秋葉原での開催を最後に終了した当イベントが新装開店したアニメイト渋谷で行われる事になったということから、会期中に行けるタイミングを見つけて足を運んで来ました。

 日本コロムビアのサイトで展示に関する内容が挙げられていたものの、秋葉原の展示では無かったものがあったりして、会場毎に少しずつ内容が異なったりしているのかもしれませんが、何か新しい展示が見られたりすれば良いな…ということに加え、前回足を運んだ時は7周年記念ライブのメディアが発売される前だったので、今回は発売された後で展示されている衣装を見ることで何か新しい発見や感覚が得られたら嬉しいな、ということで会場入り。

 アニメイト渋谷は1フロアーなので何処が展示会場になっているのか分からないまま店内に入り、適当に歩いていると程なく発見。展示スペースとしては秋葉原と然程変わらないくらい(寧ろ広く感じるくらい)でしたが、展示されている内容は少なめに感じました。秋葉原にあって渋谷になかったものは、中村さんと今井さんの7周年ライブ衣装とアイマスミュージアム用のビデオメッセージを収録した7名のサイン色紙。逆に秋葉原に無くて渋谷にあったのは、サンシャイン60噴水広場でのイベント衣装2点。7周年記念ライブで寄贈されたアニメスタッフの寄せ書き展示は、渋谷の方がより近くで落ち着いて見る事が出来て「複製でも良いから欲しい!」と思ってしまいました(笑)。

 ライブ映像を観終えてから改めて見る衣装群は、改めて特別に思う何かがある訳では無かったものの、私の中にもその衣装を見て当時の思い出が蘇るものがちゃんとあることに気付けて嬉しく思いました。2011年の新春ライブくらいから衣装にも力を入れる様になったと思いますが、それまでの使い回されていた衣装群よりも圧倒的な存在感がある分、その時々の思いも強くなっている様に感じます。これからも、素晴らしいライブに華を添えるのには欠かせないと思う新たな衣装出逢えることを楽しみに、間近で見られるチャンスを無駄にしない様に胸に目に刻むことが出来ました。

 次は2月に行われる音楽祭。どんな衣装が見られるのか、とても楽しみです!

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2013年1月 8日 (火)

「PETIT IDOLM@STER Twelve Seasons!」 Vol.1とVol.2

Dscf3980 2013年に入り、1週間が経過して直ぐに「アイドルマスター」関連CDの発売なんて、嬉しいじゃありませんか!(笑) 私的には業務の関係で未だ2012年を引きずっていて新年な感じがしないので(苦笑)、アイマス系の新譜が出ることは元気の源ですから、いつも以上に発売を楽しみにしていました。ですから、勿論フライングでの入手です!

 今回は「アイマス」系と言っても、本家ではなく「ぷちます!」がベース。まぁ、765プロの面々が出ていることからすれば本家と言えなくもありませんが、作曲陣がバンダイナムコゲームスから離れた方々なので色々と新鮮な楽曲を聴かせてくれるだろうと思っていたところ、昨年末に配信開始された「ぷちます!増刊第0号」で先行試聴出来た「Princess Snow White」に一聴惚れ。これは期待が高まります!!

 発売されたCDを聴いて期待は確信に変わる訳ですが、第一弾の貴音や千早も、本家では味わえない演技や歌唱に溢れていて、「アイドルマスター」というコンテンツはどれだけ懐が深いのだろうか、と今更ながら強く感じることとなりました。

 CDの構成としては、主題曲、ドラマ、「ら♪ら♪ら♪わんだぁらんど」のソロ、イイジマケン氏提供新曲(アニメEDに該当)、主題曲カラオケの5トラックで、25分ほどの収録時間。内容が濃いのであっという間に感じられるかと。

 Vol.1は貴音&たかにゃで、ドラマパートは全12巻に渡る物語の始まりになっています(つまり連作なので順番通りに聴く方が良いということ)。ドラマに関しては、以前発売されたドラマCDやこの1月から始まったアニメと同じ雰囲気で、プロデューサーの信頼されなさ具合や765プロアイドル達のちょっとしたコミカル具合がしっかりと楽しめます(小鳥さんも良い味出してます!)。貴音&たかにゃ編では、らーめんをすすりながらしゃべる貴音だったり、何でも食に繋げようとする言動など、コミックでは定番の台詞も実際の声で聴くと新鮮に感じられました。
 ドラマの中で、今回の歌がCMソングである事が分かり(貴音にはスキー場のCMオファー)、「Princess Snow White」を初めて聴いた時に感じた「ロマンスの神様」感に「あぁ、なるほど」と物凄く納得。CMソングらしいキャッチーさは、貴音としての新たな歌唱をフルコーラスで堪能出来て、私の中では傑作の部類でした(笑)。

 Vol.2の「千早&ちひゃー」のCM題材はチョコレート。バレンタインがモチーフの主題曲「choco fondue」は、これまた千早らしさを残しつつも新たな魅力が垣間見える新鮮な歌唱で聴かせてくれます。貴音の時もそうでしたが、表現が可愛らしく感じるのでトキメキ感に溢れています。ドラマパート中も可愛さを全面に出そうとする千早だったり、全力でPを否定したり、ちひゃーに攻撃指示を出す千早など、本家では絶対に見られない(聴けない)千早の姿はある意味感動モノです(笑)。

 Vol.1、Vol.2のそれぞれに収録されている「ら♪ら♪ら♪わんだぁらんど」のソロバージョンも765プロ版と比べても個性が際立っていてかなり楽しめました。まさか、曲中に入るコーラスまで個々にやっているとは思わなかったので、正に”隅から隅まで”ですね。

 その他、主題曲の他に「ら♪ら♪ら♪わんだぁらんど」の作詞・作曲をしたイイジマケン氏の提供ソロ曲がそれぞれに1曲収録されており、貴音の「Maybe TOMORROW」も千早の「TODAY with ME」も、キャラクターソングに寄りながらもキチンと「アイマス」曲も感じられる仕上がりで、こちらも端々に可愛らしさを感じてホクホクでした(こちらはアニメのエンディングテーマなので、後々耳にすることになる訳ですね)。

 この「Twelve Seasons!」シリーズは、その名の通り12ヶ月がモチーフなので貴音は1月でスキー場、千早は2月でバレンタインですから、次のやよいは3月でひな祭り?卒業式?、春香は4月でお花見?入学式?という感じで、歌だけでなくドラマ内容も楽しみです。毎月月初と月末に2枚ずつ(計4枚)発売されるというペースも素晴らしいので、楽しんでいるうちにあっと言う間に3ヶ月経ちそうです(笑)。

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2013年1月 2日 (水)

リスアニ!Vol.11.1「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版 III

Dscf3976 これまで2冊が刊行された「アイドルマスター 音楽大全」。1冊丸々「アイマス」の特集であり、しかも要素として最も大きな割合を占める「音楽」を中心にした、インタビューやレビューで構成されているという、私としては最も欲しいタイプの書籍(一字一句飛ばさずに読める冊子ですから(笑))。その3冊目が発売される、という話を聞いて楽しみにしていました。

 手にした3冊目の「アイドルマスター 音楽大全」は、表紙に「シンデレラガールズ」の島村卯月と本家765プロの天海春香の共演、ということは「シンデレラガールズ」の比重も高いことを伺わせていますが、どんな内容で楽しませてくれるのでしょうか。ようやく読み終えることが出来たので、ちょっとした所感を残しておこうと思います。

 先ず、ページを開いて目次を見ると、キャストインタビューとして中村さん、沼倉さん、今井さん、若林さんの4名の名前があり、その後、「シャイニーフェスタ」の紹介、開発スタッフ5名の座談会、錦織監督インタビュー、サウンドスタッフ(内田哲也氏、渡辺量氏、yuraさん)インタビュー、サウンドクリエイター(中川浩二氏、オノダヒロユキ氏、LindaAI-CUE氏、kyo氏、貝田由里子さん)座談会、楽曲解説(「シャイニーフェスタ」新曲4つと「初恋」の五章分)、「ぷちます!」特集(作品紹介、イイジマケン氏インタビュー)、「シンデレラガールズ」特集、同サウンドクリエイター(中川浩二氏、椎名豪氏、遠山明孝氏、kyo氏、佐藤貴文氏)座談会、同楽曲解説(CD化された10曲)、神崎蘭子中二病座談会、同コミカライズ紹介、同非公式用語集、同キャスト(五十嵐裕美さん、福原綾香さん、松嵜麗さん)インタビュー、7周年記念ライブスナップ写真集、衣装ギャラリー、スタッフ(石原章弘氏、浅野豪孝氏)座談会という多岐に渡る内容が収録された、160ページにも渡る読み物であることが分かります。

 実際に内容に目を通してみると、キャストの皆さんに関して765プロの4名は、7周年ライブを経験しての気持ちであったり、今後に向けての意気込みなど素敵な撮り下ろしグラビアも含めて楽しむことが出来、各スタッフのインタビューや座談会では「シャイニーフェスタ」の開発秘話や、楽曲の生まれた背景や苦労話、拘りのポイントなどどれも大いに楽しませてもらい、最初は「然程興味が強い訳ではないから…」と本誌の中でその構成ボリュームの割合が多いことを少し残念にも感じていた「シンデレラガールズ」の部分に関しても、キャストの3名の想いや、サウンド面の拘りなどを色々知る事が出来て個人的には読めてとても良かったと感じることが出来、何よりも7周年ライブでのあの「新たな歴史を創るに当たって」の背景的な部分を石原氏と浅野氏の対談で読めた事が嬉しく、160ページ目一杯に詰め込まれた「”生”の言葉」は十分に値段分の価値を感じることが出来ました。

 「アイドルマスター」を取り巻く環境は、アーケードゲームとして産声を上げた2005年には想像も出来ないくらいに変化を遂げました。その中で変わらぬ高いクオリティを保ちながらも時代の変化に惑わされることなく多彩に楽しませてくれている”音楽”の存在の大きさと、それが多くの人を魅了しているということを改めて感じる事が出来た本誌。ゲームとしての楽しみは、アーケード版もコンシューマー版の据え置き機や携帯機も、ソーシャル系もそれぞれが異なり、そこにアニメも加わって広がった「アイドルマスター」はそれぞれにファンが居るのは事実で、その良し悪しを主張しあう事に意味や意義を感じていない私ではありますが、それは音楽が繋ぐ「アイドルマスター」という世界が一番好きだからなのだな、ということも感じられました。そして、創り手がその時々の状況の中でトライ&エラーをして来たからこそ広がって来た世界があるということも。私は応援するべくして応援して来たコンテンツなのだな、と見つめることが出来ました。

 ということで、「アイドルマスター」としての音楽面を楽しんでいる方には十分に楽しめる冊子だと思うので、過去に発売された2冊も含めて、その時々を振り返る1冊として手元に置いて読み返したいと思います。

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