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2013年4月 6日 (土)

映画ドラえもん「のび太のひみつ道具博物館」

Dscf4061 新キャストに代わってから欠かさず足を運んでいる映画の「ドラえもん」。不思議と「今年は行かなくても良いや」と思うことなく、どちらかと言えば楽しみにしているとも言えるのは、それだけのものを今の自分に残しているからなのかな…と思う今日この頃。今回もタイミング的に行きそびれそうだったので、行けるチャンスに行ってしまえ!ということで、鑑賞して来ました。

 公開1ヶ月というのに春休み最後の週末だからなのか、朝一番の上映だというのにそれなりの人(その多くは親子連れ)で埋まった客席を見て、改めて「ドラえもん」が世代を超えて愛されているのだな、と感じました。

 今回は昨年に引き続いてのオリジナル作品。自分の中では知っている映画「ドラえもん」の殆どがリメイクされたので、もう何が来ても恐くない状況ではありますが、自由度が高い作品が創れるであろうオリジナルを観たい気持ちが強いかもしれません。

 誰もが付いている事を当たり前と感じていおり、そこに深い意味を持っているとは思わないであろうドラえもんの首輪の鈴。それが未来からの怪盗DXに盗まれてしまうところから物語が始まります。その鈴はドラえもんにとって、大切にしている何物にも変え難いもの。その鈴を巡る中で、のび太とドラえもんの友情や、ひみつ道具が生まれて広まった背景とその副産物、その歴史の表と裏で生きる人々が描かれ、最後まで気持ち良く観られるテンポの良さも相俟って、私の中ではこれまで観た映画「ドラえもん」の中でも上位に食い込む作品となりました。

 一番グッと来たのは、鈴を巡る話が一段落した後、2つに分かれた鈴の片方を探す中、のび太が見つけてドラえもんに渡すところ。ドラえもんが鈴を何故大事にしていたかが物語の中でしっかりと積まれ、その思い出がのび太の中にもちゃんと残っていたことが分かるシーンは、全然直接的な言葉が出て来ていないのに演出だけで目頭が熱くなりました。全体的な物語の運び方も含めてメインターゲットの子供には感動し辛い演出だったとは思いますが、沢山のひみつ道具が次から次へと使われる部分や、ドラえもんが怪盗DXになって戦うシーンなど、純粋に楽しめる部分も多くあって良かったと思います。細かい部分では、ドラえもんの鈴の代わりがシーン毎に違っていたり、誰もが「こうだろう」と予想した部分がちょっと外れて「そう来たか」と思ったり(冒頭のしずかちゃんのところへ「どこでもドア」を開けて行くところとか、ひみつ道具博物館館長の行動とか)、色々な伏線を楽しんだのがテンポ良く感じた要因でしょう。それでも、廃棄された警備ロボットを鎖で留める際、鎖で留めたり隔離する以前に動かない様にチップを抜いておけよ!というツッコミもあったりするのが、より印象を強めた要素かもしれませんね(笑)。後は、しずかちゃんの”お銀”化でしょうか(爆)。

 よくよく見てみると、新ドラえもん(と言っても、8年もやっているのですからもう”新”ではありませんよね)で最も良かったと感じている「新・のび太と鉄人兵団」と同じ寺本幸代監督作品だったのですね。作品を観終わって感じた満足感が似ていた(特に「鉄人兵団」は元の作品の印象が強くあったにも関わらず、この上無い満足感を得られた)ので納得です。ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんのパーティ感が少なく、それぞれの活躍は少なめではあるものの、物足りなさは感じずにゲストキャラの存在感(ゴンスケは正直要らないかな…)は確かにあるというのも「鉄人兵団」に似ています。俳優や芸人もあまり使わず、主要な配役に中堅・ベテランの声優さんを配置しているのも、より物語に集中出来た理由であろうことも似ており、個人的好みに合致したことも大きいのでしょうね。

 ということで、観れて良かったと素直に思う仕上がりの映画に満足した今回。2014年春の公開も決定し、今度はリメイクの模様(最後のお知らせで探検隊の帽子をかぶるドラえもんが出て来たことから「のび太の大魔境」?)なので、次回は旧作を観てから足を運んでみようかな?と思っています。

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