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2013年5月28日 (火)

THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 02

Dscf4087 とうとうリリースが開始された「LIVE THE@TER PERFORMACE」のシリーズ。厳密に言えば「Thank You!」がシリーズスタートな訳ですが、主題歌(全員曲)では色が出にくいので、ユニット単位のリリースとなる今回から本番と言っても良いかと。そういう意味でも楽しみにしていた1枚でした。勿論、これまで同様フライングでの入手!

 作品としての「ミリオンライブ!」は、765プロとして括るメンバーがオリジナル13名にプラスして37名が一気に増えた事が「うーん…」という感じではありましたが、そこさえ気にしなければ(って、簡単に割り切り辛いところがあるのは事実ではありますが)、個人的には「シンデレラガールズ」よりも好きな部分があるくらい(アイドルが50名固定だからこそのシステム等)。
 ゲームや世界観以外で1点だけ気になる点と言えば、CD制作がこれまでの日本コロムビアからランティスになったこと。一応、事前に公開された作詞・作曲陣を見る限りでは、過去にも楽曲提供した経験のある方が何人か含まれてはいるので、ディレクションさえ間違わなければ問題は無いでしょうから、とにかくまっさらな気持ちで受け止めることに。

 構成はドラマパートとユニットの個人曲5曲、ユニット曲1曲を交互に配置した全13トラック(約53分)。基本的には「765ライブシアター」でのパフォーマンスを収録したもので(って、アルバムタイトルのままですね(笑))、各アイドル個人の紹介的意味合いのドラマと、アイドル同士の関係性が少し分かるドラマも含んで、シリーズの導入として素直に纏められていました。

 で、アルバムとしての感想はと言えば、「う~ん…」というのが正直なところです(苦笑)。

 一番問題に感じたのはドラマパートの観客側の反応。わざとらしく、パターン化された観客の反応がいちいち鼻につきます。更には「ここではこんな反応しない」「ここでは反応する」など、全く”現場のノリ”を分かっていない編集に腹が立って来るレベルでした。その為、ドラマパートは聴くのが辛く感じてしまいました(集中出来ずに内容が頭に入って来ない…)。内容自体は可もなく不可もなく…という感じではありますが、聴きどころと感じる部分も殆ど無かったのは寂しいかもしれません。唯一挙げるとすれば、個人のパフォーマンス(自己紹介)コーナーのBGMが「Town」のアレンジだったくらいでしょうか…(笑)。ちなみにコーナーはお題となるくじを引いてのトークで、例えば星梨花がモノマネをしたり、朋花が萌え萌えメイド、静香がダジャレなどを披露するというもので、ゲーム上で用意されている台詞群よりもトークとして聴けた分、キャラクターが多少掘り下げられた感じはしたので、その点は良かったかも。

 で、肝心の楽曲に関してですが、ちょっと「アイマス曲」という軸から外れて単なる「キャラソン」の色を強く感じてしまい、期待が大きかった分、思ったより楽しめませんでした…(汗)。これは、前週にリリースされた「シンデレラガールズ」の5枚が予想以上に良い仕上がりだったことも感想として影響している気もします。楽曲としては「アイマス」で括らなければ及第点以上のクオリティであろうとは思うのですが、感覚的に「違うかな」という思いが残りました。個人的に「アイマス曲」としての曲展開の中枢を担うと感じている(笑)Dメロが印象的でなかったり(そもそも無かったり)、間奏にグッと来るものが不足していたり、完全なるキャラクター固定型と感じる詞だったり(ならば「シンデレラガールズ」ぐらい尖がっても良い気が…)、ちょっとのさじ加減なのだろうと思うだけに残念にも感じました。それでも、ユニット曲の「Legend Girls!!」は印象良く聴けましたし(今回で一番好みだった)、七尾百合子の「透明なプロローグ」、最上静香の「Precious Grain」や天空橋朋花の「Maria Trap」など耳に残る力強さを感じるものもあり、聴き込めば「アイマス曲」として認識出来る様になるかもしれませんね。春香の「キラメキ進行形」は他に比べるとちょっと遅れを取った感があるのは個人的な好みに因るのかもしれませんが意外でした。

 ドラマパートでの各アイドルに関しては、楽曲側でもそうでしたが皆さんこなれた感じで演じていたのには驚きました。いわゆる「ド新人」的な感じは全くせず、即戦力的なメンバーが加入したのだな、と思ったくらいです。それぞれの個性もちゃんと感じられたので、今後どの様に765プロのアイドルとして、それを担う声優さんとして育って行くのかを楽しんで行ければ良いかな…と思います。

 次巻は響、未来、風花、杏奈、奈緒のユニットで来月発売。構成は同じでしょうから、鼻につく観客の反応部分は今後本当に修正して欲しい。楽曲はより「アイマス曲」としてガツンと来たら嬉しいですね。

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