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2013年5月21日 (火)

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 016~020

Dscf4085 1月に発売された「シンデレラガールズ」のCD第三弾から4ヶ月。まだ前回のシリアルNoを入力しての限定カードすら入手していないくらいに「シンデレラガールズ」のゲーム自体から引いてしまっている私ではありますが、楽曲は楽しむ気満々(笑)。今回選ばれた5名も一応知っているメンバーで、CD発売前にゲーム側で声を認識していた安部菜々を筆頭に(笑)どんな歌やドラマで楽しませてくれるのか。今回はジャケット絵もこれまでのリリースの中で一番センス良く纏まっていると感じたこともあって、これまで以上に期待が大きくなっていました。だからこそのフライング入手(ゲーム自体は殆ど楽しんでいなくても、CDが楽しみに出来るというのも凄いかも?(笑))。早速聴くことに。

 これまで通り、基本構成は歌1曲+ドラマ「目指せ!シンデレラNo.1!」+カラオケ+ボーナストラックで20分前後の収録時間となっています。
 ドラマパートの編成も、10分前後でオープニングトーク(自己紹介)、思い出トークに当たる「特訓」、演技披露のアドリブシチュエーション「レッスン」、エンディングトーク+シンデレラワード(普通の言葉を可愛く言う)という4本柱は変わらず。これで各キャラクターの人となりが分かってしまうのですから、上手いなぁと感心してしまいます。ゲームプレイ中、声を想像することは全くありませんでしたが、発せられた声に特別違和感が無い(というよりすんなり受け入れられた)ことからしてもイメージ通りなのだと思います(…って、イメージを持つほどキャラクター理解が深い訳ではありませんけれど)。

 第一弾はインパクト、第二弾は変化球、第三弾は安定感…?といった感じで積み重ねたイメージですが、今回の第四弾は第三弾で感じた「そろそろ息切れかな」という印象を吹き飛ばすくらいに、歌もバリエーション豊富で個性的。これまでリリースされた括りの中では最も好みのグループかもしれません。

 日野茜は「ザ・パッション」と言うくらいに威勢の良いキャラ。城ヶ崎莉香をスポーツ方向に特化した様な感じで、ラグビー好きということからの熱血だったり筋肉だったりに話が展開。ラグビーに興味を持った切っ掛けや、気になる男の子をデートに誘う演技なども含み、お茶が食べ物、カレーが飲み物というのも彼女を象徴している内容かな、と思いました。歌も掛け合いの多い勢いのあるもので、イメージに合って好印象でした。シンデレラワードが「ささみ」というのも筋肉ネタから引っ張っているのでしょうから芸が細かいです。
 赤城みりあは、演じている方を「ドキドキ!プリキュア」の主題歌で知っているということもあり、歌に関しては非常に耳になじみました(笑)。ラップ系からメロディアスに変化する展開なども含めて、どことなくプリキュア風味に感じるのは私だけでしょうか…? それはそうと、ドラマパートでは好奇心旺盛で元気な小学生らしい面が感じられ、妹が産まれた話だったり、演技では「お兄ちゃんにおねだり」というシチュエーションで楽しませてくれたり、これまた満足度は高かったです。
 そして期待の高かった安部菜々は、その持ち歌からして次元が違いました(笑)。系統としては「あんずのうた」と同じと言えば同じですが、韻を踏みまくったある意味ノリ重視の詞(例えば「うさみんうさみんグルコサミン」)は奇想天外。そんな中でちゃんと彼女の理解を深める内容に昇華させているのが凄いです。「一億総ウサミン化計画」とか、まるでアクマ族の作戦みたいな名前、ラジオの収録中に母親から電話がかかって来て「落花生は送らなくていい」とか(ウサミン星が千葉県にあることを決定付ける(笑))、「テレビのチャンネルをガチャガチャ替える」、「よっこらしょ」と言ってしまうなど、魅力的な展開が満載(爆)。昭和の匂いをさせつつも「アベナミクス」の様に時代に合せたワードも飛び出し、かなり楽しい世界が完成したと思います。
 新田美波は、声に素直さの中に艶が見え隠れしてとても魅力的。素敵なお姉さん振りはちょっとトキメキましたね。ミスコンに選ばれた時から今に至る心持ち、彼氏に甘えるシチュエーション演技など、ソフトに際どい台詞を潜めながらも、嫌らしく聞こえないのは声の力かもしれません。あまりにナチュラルな演技に驚かされましたが(方向性としては十時愛梨とちょっと被っている感じですが)、歌はとても恰好良くて「戦うヒロイン」的なアニメの2クール目の主題歌的な印象(笑)でした。
 輿水幸子は、その容姿から想像していなかった可愛らしい声が意外でした。その割にハキハキしゃべっているのも意外に感じつつ、自信家が滲み出て来憎たらしい感じは私の好みではない感じ(ちょっとくどい)。ただ、雷に怯える様は年相応かそれより幼い子供になっていて、そういう面から「素直でないだけ」という側面を覗かせる加減は上手く表現されているのかな、と思います(スタッフに上手くあしらわれて愉快な方に乗せられてしまう感じとか)。歌は特に自分に引っかかるものがなく、一番あっさり聴けてしまいました。

 歌はそれぞれ良い感じに仕上がっていましたが、強烈なインパクトがあったのは安部菜々。次いで赤城みりあ。このグループにおいて別の意味で突出していたのは新田美波という感じです。ただ、全体的にこれまでとはまた違った楽曲群で楽しめたことは事実で、「アイマス」曲としてのバリエーションの豊富さには本当に驚かされます。

 ボーナストラックは、ゲーム上で表示されていた代表的なテキストをしゃべってくれるのはこれまで通りなのですが、私はまともに読んでいないことが殆どということもあり、どの台詞も初めて聴いた感覚でした(まぁ、声で聴くのは勿論初めてではありますが(笑))。

 そんなこんなで楽しめたと言える「シンデレラガールズ」CD第四弾。結局、クオリティは高く仕上がり、キャラクターもキチンとそれぞれが表現されていると思うものの、全員(100枚以上)出すというのは現実的でないな、ということも感じました。それでも、既に20名ものCD化が果たされ、「ミリオンライブ!」も含めたら50人以上の声優さんが「アイドルマスター」に新たに関わり始めた計算になります。こうした事からも、765プロのメンバーの比重が薄まって行くのかな…と少しずつ感じ始めた今日この頃。永久に765プロメンバーが最前列を走り続けられるとは思っていないので、どの様に「アイドルマスター」というコンテンツがこれからも展開して行くのかをしっかりと見て行きたいです。

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