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2013年6月

2013年6月29日 (土)

marble 「Growing Up 2013~笑顔のループ~」東京公演

 私が割としっかり応援を続けられ、しかも活動も精力的に行ってくれているという結構自分の中では稀有な存在とも言えるアーティスト「marble」。”オーガニックポップユニット”と名乗る彼らが放つ、その独自の世界観や音楽性を持つ楽曲は私の中でも唯一無二の存在。marbleの大きめのライブには極力欠かさず参加を願い、足を運べている私ではありますが、約年1回というペースで貴重なライブ体験が出来るというのは、自分の中の”ライブ感”にメリハリを付ける意味でもとても意義のあることと思っています。「Growing Up 2013~笑顔のループ~」という副題に込められた意味を感じられるライブになることを楽しみに当日を迎えました。

 会場となるのは昨年の5周年ライブ「つながる手と手」と同じTFMホール。ライブハウスというよりは小規模のコンサートホールという感じのステージは、音響も独特なものを感じていて、marbleの音楽性にはとてもマッチしていると昨年感じただけに(昨年は音響に関して若干調整不足な点も垣間見えましたが)、より進化したステージを体験出来る喜びは開演前から溢れていました。というのも、座席が前から2列目という好位置で、ちょっと左に寄ってはいるものの、ステージ上の皆さんのパフォーマンスを余す事無く堪能出来るであろうことから来るワクワクがそうさせていました(笑)。

 開演の20分前になって、ステージ上に1人のアーティストが登場。アツミサオリさんと自己紹介したその方が、marble登場前にステージを盛り上げてくださりました。アコースティックギターでの引き語る「夢色の恋」、それに加えてハーモニカも入れた「愛」の2曲は、どちらも知らない歌ではあったものの、アツミサオリさんの上手い客席との言葉のキャッチボールが功を奏してなかなかに楽しめました。ここで改めて「アーティストは星の数ほど居るのだなぁ…。その中でメジャーな活動が出来ている人は本当に少ないのだな…」と感じました。どんなに高い音楽性や世界観を持っていて、どれほど素晴らしい歌唱力を備えていても、人との繋がりやタイミングや様々な事象の結果が全て。アツミさんには今後も頑張って欲しいと思いました。

 気が付けば開演3分前。すると、オケが流れ始めてステージが始まるような演出が。照明が落とされたステージ上に1人の女性のシルエット…。「定刻前に始まる!?」とちょっと思ったのも束の間、流れていたオケの前奏が終わると同時に後奏となり、現れたのは儀武ゆう子さん(笑)。まるでこれから唄うかの様な登場だったものの、結局前説のために登場したとのこと。諸々のやり取りの中で、「marbleを呼び込む合言葉、みんなで言ってみよう!せーのっ!」と儀武さんが音頭を取るも、客席側は「…」(汗)。どこまでが段取りなのか分からない中(笑)、結局呼び込む掛け声は急遽「えいえいおー!」を3回に決定し、客席一体の「えいえいおー!」コールが響いた後、登場したのは菊池さん。アコースティックギターを構え、チューニングしている中にまた影が1つ。勿論、miccoさんの登場です。しかし、登場したのはmarbleのお二人。そして、静かに「Growing Up 2013~笑顔のループ~」が開演しました。

 「えいえいおー!」で呼び込んだにしては、物凄い雰囲気の異なる開幕となった今回。1曲目はまさかのmarble二人だけのアコースティックライブで開幕。選曲されたのは「nora」。そして、次は演奏者が1名追加となり、グランドピアノの演奏が始まります。その今回のライブ用に書き下ろされたであろう編曲されたメロディから始まったのは、ピアノの持ち味を全面に押し出した「芽生えドライブ」。更に続くのはベースとドラムの奏者がまた追加となって「流星レコード」を披露。1曲ずつ、セッションメンバーが加わりながら、演奏が賑やかになって行くという演出は、なかなかステキでした。ある意味「marbleならでは」とも言える、とても贅沢な開幕3曲でした。その後も「smile」、そしてまさかのウクレレ披露のmiccoさんが弾き語る「風が吹く」と続き、既に大満足状態の私でした(笑)。

 その後もアコースティックな雰囲気を主体にライブが進みつつ、それでも会場を包む自然と体を揺らす音の波。爽やかで疾走感のあるナンバーなどは手拍子を加えることもありますが、スタンディングしたりコールを入れたりせずとも、この楽しさは何だ!?という気持ち良さがあるのがmarbleライブの真骨頂。今回は座席が前の方だったことから、ステージ上の皆さんが心底楽しそうに演奏をしているのがしっかりと見られましたし、客席側も心底気持ち良くコンサートを楽しんでいるのが見て取れました(皆さん、体が揺れていましたから)。今回は、菊池さんのギターパフォーマンス&コーラスを間近で観られたことは本当に良かったですし(意外と華奢で小柄に見えました)、miccoさんが客席全てに目を配って歌っている姿を間近で観られたことも本当に良かったです(今回は髪を切ってボブに。とてもキュートでした)。

 ライブも後半戦に突入。ここで、miccoさんから「もっと皆さんと楽しみたい」ということでスタンディング発令(笑)。ここからmarbleの”コンサート”から”ライブ”に変わります! このメリハリ、個人的には大好きです。客席側もこれは徹底しており、”コンサート”の時は最後の一音が終わるまで拍手をしたりせず、でも”ライブ”となると一体感とノリを優先するので、楽曲のラストで拍手や声援が飛び交う状態になります。これが自然としっかり出来ているmarbleファン(いわゆる「マブダチ」)には本当に感心させられます。

 ”ライブ”モード開幕は「puzzle」から。そして「残像キセキ」「夢ぐも」「青空loop」の流れはとても気持ち良く、特に「夢ぐも」は初めて聴いた時の印象をぶち壊すほどのライブでの楽しさと熱さがありました。かなり好きになりました。そして、定番のタオルアクション「青空loop」ですが、珍しく唄っている途中でmiccoさんが色々なコメントを挟んでいた(「暑い」とか「腕が疲れた」とか「左手じゃやりにくい」といったことを歌の合間に言っていた)のが印象的でした。

 そして、近年marbleの傑作曲「Lingering Fizz」でmiccoさんが会場闊歩タイムに突入! この曲はmiccoさんが会場へタイブしているがの如く全エリア踏破し(なので、ステージ上にmiccoさんは不在が基本。しかも、小さい方なのでどこに居るのか全く分からなくなる)、みんなで歌うことで一体感は最高潮。ゴキゲンなサウンドもとても気持ち良く、今回はマイクを向けられる可能性もあった席だったので恐れていたのですが(笑)、そんなドキドキも含めて楽しい空間が一気に完成しました。
 続く「いつか明ける空へ」は、終盤の「ラララ…」のところを、miccoさん、菊池さん、バンドメンバー、客席全体、会場全員という流れで一緒に歌うのも印象的で、手を振るmiccoさんがかなり適当なので、客席側が全然合わせられなかったのが別の意味で印象深かったです(笑)。菊池さんのコーラスソロ、メチャメチャ格好良かったです!

 ラストのMCでは、「未来スコープ」のアルバムに込めた思いや、その主題曲「未来スコープ」の意味をmiccoさんが語ってくれて、とても温かい気持ちになれました。marbleが今尚、こうしてステキなライブの空間が作れている根幹に触れられた様に思えます。その意味を感じながら聴く「未来スコープ」は格別でした。

 アンコール要求は定番になった様で「L・O・V・E、ラブリー micco! C・U・T・E キューティー 達也!」の繰り返し(笑)。そして、然程待たせることなく、菊池さんだけ登場。徐々に呼び込まれるバンドメンバー。全員一斉に出て来なくても、準備の出来たメンバーが早めに出て場を繋ぐというのはアリだな、と今回のステージに参加して強く思った次第(笑)。ここで雑談しながら、miccoさんの登場を待つ全員…って、出て来たのは儀武さん(笑)。呼ばなきゃ来ない?!ということで、「えいえいおー!」。このぐだぐだ感&儀武さんのノリには賛否あるかもしれませんが、これがmarbleライブなんですよね(笑)。ちなみに、アンコールは2曲歌ってくださったのですが、トークも含めて要した時間は40分だったことを付け加えておきたいと思います(爆)。ライブ中、何回かあったMCでのmiccoさんと菊池さんとのマイペースなやり取りは勿論健在で、特にモリアオガエルの話から展開した即興ソング(バンド演奏付)は傑作でした(笑)。

 開演から2時間50分。「Growing Up 2013~笑顔のループ~」東京公演、ツアー最終日が終了しました。終始、聴き手も奏者も笑顔で居られた、そんなステキなコンサート&ライブだったと思います。初めて参加した「旋律の彼方 Vol.1」から4年半。もうmarbleとしてのライブを確立し、安定したステージングを安心して楽しめる様になったと思います。構成も色々と考えてあり、特に「コンサート&ライブ」形式はメリハリがあって良いと思います。今後、また色々と楽しませる仕掛けに出逢えたら…とも思うので、進化するステージに期待したいところです。
 今回、特に聴けて嬉しかったのは「芽生えドライブ」と「凛」のピアノアレンジと「夢ぐも」。これまでmarbleのライブは同じ歌でもアレンジが色々と異なっていたりするので、そんな違いも楽しめるのも醍醐味と言えるかもしれませんね。

 客席に常に視線を配ってくれるmiccoさん、自らは多く語らずともギターとコーラスで心を鷲掴みにする菊池さん、サポートするバンドメンバーの皆さん、そして温かなステージを一緒に創り上げるスタッフの皆さん。それが客席と一体になって完成するmarbleのライブは、自分の中でも唯一無二のステージです。こうして、今後も機会を逃さずに参加出来たら嬉しいですね。次回は「enjoint marble」ということで、11/4にmarbleに縁のあるアーティストの皆さんとジョイントライブを楽しむステージの開催が決まったと発表されたので、そちらも内容次第では参加しようと思っています。

 参加された皆様、このステージに携わった皆様、お疲れ様&ありがとうございました!

■付録:セットリスト

  1. nora
  2. 芽生えドライブ
  3. 流星レコード
  4. smile
  5. 風が吹く
    MC
  6. 未来シルエット
  7. catchlight
  8. fluffy
  9. 水彩キャンディー
    MC
  10. 永遠の記憶
    MC
  11. puzzle
  12. 残像キセキ
  13. 夢ぐも
  14. 青空loop
    MC
  15. Lingaring Fizz
  16. いつか明ける空へ
  17. ハミングバード
    MC
  18. 未来スコープ

 (アンコール)

  1. ビードロ模様 (「あの夏で待ってる」ED・カバー)
  2. 時の華

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2013年6月27日 (木)

PS3版「アイドルマスター2」765ショップカタログ第18号配信!

Dscf4124 ここ何回かは断り無く隔月配信となっていたPS3版「765ショップカタログ」。2011年10月に「アイドルマスター2」が発売されてから18回を数えたこのカタログ配信も今号をもって配信終了ということがアナウンスされました。まぁ、丸々2年近い配信ということや、もう「アイドルマスター2」の旬は終わっているであろうこと、制作コストも割き辛くなっている現場的事情もあるのかな…と思います。それでも、これまでのコンシューマ系「アイドルマスター」の中で最長記録の号数を続けただけでも大したものだな、と感じます。終わってしまうことに寂しさを感じるくらいです(笑)。

 今回配信された曲は「ポジティブ!」。過去配信曲で未配信曲はまだ何曲かある中で、最後に「ポジティブ!」が選ばれた意味を考えると、カタログ配信が終わってしまうという寂しげな雰囲気を前向きに終わらせてくれる唯一の曲、ということなのかもしれないなぁ…と勝手に感じたりするも、実際のところはどうなのでしょうね?(笑) でも、何となくですが最後に相応しい(例えば「まっすぐ」や「またね」とかも良いとは思いますが、より「アイマスらしさ」を感じるのは「ポジティブ!」の様な気がします)。

 配信された衣装で目を引いたのは「POPレインドロップ」。「グランプリクイーン」は正直「う~ん」という感じで、「ミリオンドリームス」はラグジュアリーのバリエーションながらも、一応「ミリオンライブ!」の標準衣装ということもあって、最後なら記念に購入してしまおうかな…とか思っていたら、「POPレインドロップ」と「ミリオンドリームス」の両方で2,250円…って、お得パックとあまり値段変わらない!と思ったら、結局EX衣装パックを選択してしまいました(笑)。

 購入後、早速当ユニット「カラードジェネシス☆」に纏わせて「S4U!」にて「ポジティブ!」鑑賞です。

 何でしょう、この感じ。懐かしくも新鮮な、最近「シンデレラガールズ」や「ミリオンライブ!」の楽曲ばかりがリリースされているからなのか、「アイマス曲」の原点を「ポジティブ!」を聴いて改めて感じました。データが昔のものなので歌唱は今とは全く異なりますが、ダンスや楽曲にとても魅せられてしまいました。久し振りに「アイドルマスター2」を起動して、その描画エンジンで表現された「ポジティブ!」の柔らかな感じはとても良かったです。
 それとEXTEND衣装「POPレインドロップ」はとても可愛く、アクセサリーに水玉の傘が欲しくなる仕上がりでした。でも、貴音が着るとちょっと妄想を掻き立てる感じがするのは…狙い通りでしょうか(笑)。
 やはり、私の中ではカードの絵柄や登場するアイドル達とのコミュニケーションを楽しむだけの世界よりも、歌とダンスを自由に体験出来る中での二人三脚感を感じる”ゲーム”として完成されている世界の方が断然楽しいです。

 結局、PS3で全部のコンテンツが集うことも無かったですし、何故か「パンキッシュゴシック」も配信されませんでしたし、色々な意味で中途半端感は否めないものの、18号まで繋いでくれたことと、衣装は新規デザインを頑張って継続してくれたことは素直に嬉しかったです。

 「アイマス曲」のど真ん中を行く楽曲群は、今後新作ゲームが登場しない限りはなかなか登場しないのかもしれませんが(直近は劇場版なのかも)、改めて新作ゲームと新曲群を楽しみたいな…と思ったので、この夏から秋に掛けての8周年記念ライブでサプライズ発表があることに期待したいです。

 取り敢えず、18号に渡ってのカタログ配信お疲れ様でした。これからも新作が登場するまでは、膨大な楽曲と衣装を併せて「アイドルマスター2」で楽しませて頂こうと思います!

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2013年6月25日 (火)

THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 03

Dscf4106 先月、楽しみにしていながらも私の中では不発に終わった「ミリオンライブ!」のCDシリーズ「LIVE PERFORMANCE」の「02」。あれから1ヶ月が経ち、ユニットCDの第二弾である「03」が発売となりました。勿論、フライング入手ではありましたが、気持ちの中で然程盛り上がったものはありませんでした(前作が不発だったこともあり、この1ヶ月近くは「プリキュア」三昧でしたから余計に(爆))。

 前作が私の中で不発に終わった全ての原因はドラマパートの客席レスポンスの違和感にありました。楽曲も好みで言えばそれ程強い印象を残したものがなく、逆に「巷に溢れるキャラソンに成り下がった」と感じたくらいで、ユニット曲である「Legend Girl」だけが素直に「良いな」と感じられたという状況を、今作はどのくらい盛り返すことが出来るのか。そこを確かめるために聴き始めた今回、結論から言えば「やはり客席レスポンスは駄目駄目(苦笑)。それでも、今回の5名のユニット感は好き。歌も平均的に好きな方かも。ただ、インパクトにはやはり欠ける」というものでした。つまり、「前回よりは結構好みながらも、残念な部分は変わらず」という感じです…。

 構成は「765プロライブシアター」での公演(第二幕)ということで、開演ブザーから公演が始まり、オープニングトーク、ソロ曲披露&自己紹介×5の後、全員揃ってユニット曲披露、楽屋トークの13トラック。前回よりは少し長い58分という収録時間でしたが、癖のあるアイドルが少なかったからか、割と聴きやすかった様に思いました。

 我那覇響がリーダー格ではあるものの(何せトリを任されていますから)、春香と愛を足した様な元気いっぱいの春日未来、関西系のノリ全開ながらも素直で優しい横山奈緒、ステージオンとオフの差が激しい望月杏奈、人の役に立ちたいと頑張るお姉さん豊川風花、という4人とのバランスで従来の765プロメンバーとの掛け合いと比べても違和感のない”響”像であった様に感じることが出来ました。他の4名がしっかり個性を出せていたからというのもあると思いますが、自然な掛け合いだったと思います。

 ドラマパートはまぁ、普通に楽しめたというところですが、掛け合いの中で響を除く4名は全く知らないに等しいのですが(ゲーム側でもプロデュース対象にしていない4名なので…)、それぞれが全員印象を良くしたのは意外でした(変にあざといな、と感じるメンバーが居なかった。前回はそのさじ加減が悪くて駄目だった)。横山奈緒は最近自分の中で似たようなキャラ(「スマイルプリキュア!」の日野あかね)が好印象だったこともプラスに働いたと思いますし、容姿的に好みとは言えない豊川風花も、人柄がとても好印象でした。「ミリオンライブ!」ではセンターキャラと言える春日未来も、これまでは何も感じなかったのですが、「日高愛」的な空気を纏っている点は気に入りました。望月杏奈も「ビビッドレッドオペレーション」の”四宮ひまわり”的な印象を受けたのもプラスに働いており、今回の4名は何かしら自分の中で「良いな」と思う要素に紐付けられたのは気に入った大きい理由と言えそうです(笑)。

 で、キャラクターはキャラクターとして大事ですが、最も肝心なのは楽曲。今回の新曲6曲はそれぞれアップテンポの明るい曲調(唯一、響の歌だけがカッコいい系)で、割と好みの範囲で纏まっていました。ライブを強く意識しているのか、コールを入れさせることを意識した部分が多く感じられ、それが気持ち良く出来るさじ加減になっているので、全体を通してくどさは感じずに済みました。横山奈緒の「ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン」が最も気持ち良く聴けたと思います。好みのキャッチーさを持ちながらも惜しいのは、望月杏奈の「Happy Darling」。ユニット曲「PRETTY DREAMER」もとても良い仕上がりで(特にDメロの掛け合いと疾走感)、「アイマス曲」として受け止められるものになっていたと思います。響の「Rebellion」はインパクトはあったものの、後一押しが足りない感じ。春日未来の「素敵なキセキ」、豊川風花の「オレンジの空の下」は共に聴き込むことで自分の中に「好き」と思える要素が増えそうだと感じました(今はやはり一押し足りない感じ)。総じて、まだ聴き込んでいる訳ではないので、今後印象が好転する可能性はあると思います(ちなみに、前作は聴き込んでも印象が良くはなりませんでした(私にとっては天空橋朋花と箱崎星梨花のマイナス要素が大きかった)…(苦笑))。尚、沼倉さん以外のキャストを誰も存じ上げませんが、演技も歌も違和感なく受け止められたことに改めて驚かされました。

 1枚聴き終えた中では、ドラマパートのレスポンスの気持ち悪さは多々あったものの、前作よりはマシになった様に感じたのは脚本の内容にも因るのだと思いますが、何より歌の印象が全てを消してくれたことは大きく、これで次を楽しみにする力が消えずに済みました(笑)。危うく「プリキュア」に飲まれるところでした(爆)。次の「04」まで1ヶ月、楽しみながら聴こうと思います。

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2013年6月23日 (日)

月刊「アニメージュ」2012年12月号と楽譜と新聞(笑)

Dscf4105 先日「プリキュア」に関連する雑誌や楽譜を入手したのも束の間、更に追加されましたのでご報告しておこうと思います(笑)。

 1つは月刊「アニメージュ」2012年12月号、1つは「楽しいバイエル併用 プリキュアオールスターズ ピアノソロアルバム」、そして「プリキュア新聞」の3つが今回入手した冊子群です。恐らく、これで現段階では一区切り…かと(汗)。前回の2冊も満足度は高かったのですが、今回の3冊も総じて満足度が高いものでした。

 月刊「アニメージュ」2012年12月号は、巻頭特集に「スマイルプリキュア!」があって、表紙はプリンセスフォームのハッピーとピースの描き下ろし。クライマックス直前の本作に対し、劇場版「絵本の中はみんなチグハグ!」を主題にTVシリーズも含めてのメインキャスト5名の対談と、大塚隆史ディレクターと川村敏江さんによる「ふたりはプリキュア」から始まったシリーズ全て(この時は「スマイル」も終了前なので8作。にプラスして劇場版オールスターズ3本も含めて)のプレイバックと対談、劇場版監督の黒田成美さんのインタビューを掲載。24ページにも渡る内容に大満足。そして「スマイル」の設定資料も掲載され、付録には「スマイル」のトランプまで付属。付録も含んだ形で入手するのが多少大変でしたが、きちんと手にできた事はタイミングの良さもありますが嬉しかったです。

 「楽しいバイエル併用 プリキュアオールスターズ ピアノソロアルバム」は、先日入手したヤマハミュージックのものとは違い、馴染みのあるドレミ楽譜出版という安心のクオリティで、全128ページというページ数に見合った「ふたりはプリキュア」から「スイートプリキュア♪」までの全作OP・EDの楽譜がフルコーラスで掲載(但し、「ガンバランスdeダンス」などのバリエーション系は基本の1つのみ掲載。発売時期の関係で「スイート」の「#キボウレインボウ#」は掲載ならず…)、「オールスターズ」の主題歌(DX3まで)も掲載されており、この楽譜が発売された時期で最大限の努力をした結果が凝縮されていると感じました。これを見てしまうと、ヤマハミュージックのものは物足りなさ(EDが少ない、TVサイズ譜である等)を感じてしまいます。でも、双方の譜面に同じ曲が掲載されていても、それぞれアレンジが異なるので、そこは読み比べ、弾き比べる面白さもあると思うので個人的には2冊目の譜面として満足です。

 そして「プリキュア新聞」。日刊スポーツが編集した「プリキュア」だけに特化した新聞は、32ページという紙面に隅々まで「プリキュア」づくしの大ボリューム。とても分かり易く「10年」という歳月を積み重ねて来た「プリキュア」を紹介しています。TVシリーズ、劇場作品は勿論、主人公と妖精が全て網羅され、キャストのコメントも載っています。まるで図鑑の様な見る楽しさに加えて読む楽しさもあり、塗り絵の1面や見開き1枚分のポスター(って新聞ですが(笑))も付いており、これで1部300円というのは文句なく「マストバイ」だと思います。「2013年春号」とあるくらいなので、次の発行もあるのかな?と思うと今後も楽しみな新聞です。

 現在放映中の「ドキドキ!プリキュア」も盛り上がっており、奇しくも私が「スマイルプリキュア!」に一目置く様になった強い印象を残した回と同じ22話に、熱いエピソードを挿んで来ました。次回放送が楽しみに出来る素直な作品は、いつの時代も良いと感じられるものですね。

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2013年6月17日 (月)

月刊「アニメージュ」2013年4月号と「やさしく弾けるみんなのピアノ プリキュアオールスターズ」

Dscf4103 先日「スマイルプリキュア!」を全話観終えたことを受けて、全「プリキュア」視聴に向けて動き始めた感じの私ですが(笑)、その皮切りとして手にした2つの雑誌があります。それが月刊「アニメージュ 2013年4月号」と、「やさしく弾けるみんなのピアノ プリキュアオールスターズ」です。

 「プリキュア」系の雑誌やアイテムが微妙に増え始めた最近、写真にある様な色合いのものが増えており、部屋の一角が随分と華やかな印象を受けるようになりました(笑)。

 アニメージュ」の方は、バックナンバーではありますが入手に苦労した1冊で、私に向けている様なタイミングの「プリキュア10周年」を特集した号となっています。歴代ピンクが表紙を飾り、その折り返しには他の全プリキュアが勢揃い。ポストカードやB5版下敷き4枚、17ページに渡る特集記事は、福圓美里さんと生天目仁美さんの対談や、大塚隆史氏と黒田成美さんの対談がメインの読み応えある内容で、アニメ雑誌の特集ボリュームとしては満足行く内容ではないでしょうか(アニメ誌を購入したのはいつ以来だろうか(笑))。映画「プリキュアオールスターズ NewStage2」を中心に、「スマイル」チームと「ドキドキ」チームの共通設問への回答もあって、私には丁度良いレベルの編集内容で楽しめました。

 もう一冊の楽譜は、私がPC-88やX68000でMMLやMIDI等で音楽を楽しんでいた頃はよく購入していたピアノ譜で、全シリーズの主題歌をほぼ網羅していてくれたので「アニメージュ」と一緒に入手。
 「ほぼ網羅」と書いたのは、半分くらいののエンディングが収録されていないから(収録されているのは「ムリムリ?! ありあり!! INじゃな~い?!」「ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!」「#キボウレインボウ#」「イェイ!イェイ!イェイ!」「満開*スマイル!」「この空の向こう」という状況。現時点の私としは問題無し)。それでも、10年分の主題歌が網羅されているのは括りとして満足行くものでした。弾ける様になったら証として貼れるシールも付いており、「スイート」「スマイル」「ドキドキ」の3作品については、OPとED共にフルサイズの譜面になっている…と思ったら、やはりTVサイズの収録で残念。でも、手軽さを考えればこれでも十分かな…と。是非「歌声人」で唄わせたいです(爆)。
 調べたところ、もう一冊「プリキュアオールスターズ」のピアノ譜が発売されており、そちらは歴代OP・ED(「スイート」まで)は載っている様なので、必要に応じて入手しようと思います(…っていうか入手する!(笑))。ちなみに、今回購入した楽譜はヤマハミュージックメディアのものですが、もう一冊の方は昔から馴染みのあるドレミ楽譜出版なので、そういう意味でもそちらが本命!?かも。

 私が歴史のあるシリーズを掘り返そうとする時、何故かタイミング良く「シリーズをまとめた特集」などが出ています(笑)。出逢うべくして出逢っているのかもしれないなぁ…と思う今日この頃。

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2013年6月15日 (土)

「ぷちます!」Twelve Seasons!全巻購入特典到着

Dscf4104 4月末に締切となった「ぷちます!」の3ヶ月連続リリースCD「Twelve Seasons!」の全巻購入特典応募。割とギリギリの応募となってしまいましたが、締切から2ヶ月弱で無事に届きました。

 「ぷちます!」原作者の明音先生描き下ろしということで、どんなデザインが来るのか楽しみだったのですが、全く想像していなかったデザインの全巻収納BOXだったので驚きました(笑)。

 12ヶ月にちなんだぷちどる達が、その担当月の数字を用いて何かをやっているのが基本のデザインは、例えば1月のたかにゃが”1”をスノーボードにしてアクションしていたり、11月のあふぅが”11”をスキーにしてアクションしていたり、どれもとても可愛らしく仕上がっています。CDジャケットがアニメ絵だったので、このBOXはとても馴染んだ絵柄に感じられたのも満足度を上げる理由の1つになったと思います。

 問題点という意味では、フロンティアワークスの配送方法。到着した時に段ボール箱がよれよれで、中の緩衝材も必要最低限を満たさないくらいスカスカ。佐川急便での配達だったのは良いとしても、その配達担当者に「中身が大丈夫か確認してくれ」と玄関先で言われるくらいの梱包状態であるというのは問題ではないかな…と(苦笑)。奇跡的に中身は無事だったので結果オーライですが、もう少し気を遣って発送して欲しいものです。全巻購入特典とはいえ、手数料などの振込をさせた(つまり有料の)アイテムなのですから…。

 まぁ、何れにせよ「応募しておいて良かったな」と思えるアイテムになって良かったです。使うの勿体無いですが(笑)。

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2013年6月 8日 (土)

「スマイルプリキュア!」全48話視聴完了

 以前、「スマイルプリキュア!」のコンプリートファンブックを手にして、「全話ちゃんと観よう」と決めてから2ヶ月半。レンタルではありますが、全話観終えることが出来ました。オンエア時に数回観たことがある中、その印象が消えずに残って最終回を観るに至り、そこで感じた心の揺さぶりが本物なのか否か。それを確かめたと言える今回の視聴は、結論として「本物だった」ということが言えた、実に私好みの作品でありました。

 今回、全話観た中で、オンエア時に観たことがあるエピソードは#1、#3、#17、#22、#23、#34、#40、#44、#47、#48の10本。最初と最後だけでなく、途中の重要なエピソードも拾っていたことが偶然とは言え驚きです。だからこそ、少なからず自分の中に残っているものがあり、断片的に観ていた中でラストを能動的に観ようと思わせてくれたのだと思います。
 そんな中、初めて全話通して観て辿り着いた最終回は、断片的に観ていたオンエア時の何倍もの心の揺さぶりをもたらし、ずっと目頭を熱くしていた様に思います。途中のエピソードでも何度か胸を熱くした回があり(#15、#18、#19、#22、#23、#36、#40、#41、#42、#43、#44、#48)、そうかと思えばかなり笑った回もある(#11、#13、#20、#28、#35)ので、全体の緩急バランスも好みに華を添えてくれました。

 全話観て改めて感じた「自分好み」と感じたポイントは、

  1. 全員が早めの揃うこと
  2. 途中で仲間が増えないこと
  3. キャラクターに共感できること
  4. 友達や家族との関係を描いていること
  5. 作品のメインターゲットにブレがなかったこと
  6. 前世などの設定的しがらみが無かったこと
  7. 印象的な劇伴が場面を彩ったこと

 の7つ。それに加えて「作画の安定感」と「魂の叫びを感じた演技」の力も確実にあったと思います。

 5人が早めに揃い(最短である5話)、途中で仲間が増えたりしない。それにより全員の関係性を描いて、積み重ねる時間が長く取れたことで感じられた「大切な友達」という言葉の持つ力は、物語の中で確実に活きていたと思います。
 そして、各キャラクターは年相応の行動原理があって、そういったところが違和感無く観られたのも良かった点です。これが大人向けだったりすると、例えば設定が小学生や中学生なのにやたら重たい背景があって、言動が不相応に感じるのは(勿論、そういったところに惹き付けられる世界があることは否定しませんが)自分の中では好みでないため、メインターゲットがぶれずに走りきったことも良かったです。
 物語として大きな伏線やどんでん返しといったものは殆どなく、物語を把握するだけであれば全48話中10話くらい観れば理解出来るもので、更にはほぼ1話完結方式であるために、「来週はどうなってしまうの?」と思うことは滅多にありません。でも、一見不要と感じられる話も、それを積んでいるかいないかでみゆき、あかね、やよい、なお、れいか、キャンディの”絆”の感じ方は変わる様に思います。

 ”大切なことは自分で考えて自分で決める”
 ”バイバイする時はスマイル”
 そして、最後にみゆきが辿り着いた1つの答え。

 人として大切なことを伝える教育的面も色々と入れられていたと思いますが、それが親しみやすいキャラクターを通じて分かりやすくしている点も、個人的には好きな点。放映日に近いイベント内容(エイプリルフール、修学旅行、母の日、体育祭、父の日、七夕、夏休み、文化祭など)を使ったエピソードも季節をしっかり感じて行ける点で良かったです。一話完結だからこその手軽さや面白さもあって、そんな点も私にはプラスに働いた部分と言えます。
 そして、各場面を彩った名曲群。サントラの収録順番も素晴らしいものがあり、主題歌のアレンジ曲も含めて、曲を聴いて場面が思い起こせるほどいつの間にか胸に刻まれた楽曲は私が観た最近の作品ではダントツでした。

 そんな要素たちにしっかり伝える映像と演技があれば、それは私にとって嫌いになる訳でないわけでして(笑)。作品の根幹部分で言えば、「美少女戦士セーラームーンS」「アキハバラ電脳組」「救急戦隊ゴーゴーファイブ」「勇者王ガオガイガー」辺りに近いと感じています。いつか、余裕があればBlu-rayで持ちたいな、と。
 それと、今年に入って「アイドル伝説えり子」のBlu-ray BOXが発売され、全51話を観ている中に、「スマイルプリキュア!」のキャラクターデザインを担当している川村敏江さんのお名前が目に入って驚きました(原画デビュー作?)。こんなところでも繋がるとは…。

 現在放映中の「ドキドキ!プリキュア」は全話観ており、その原動力になったのは「スマイルプリキュア!」の最終回あってこそ(更には「ドキドキ!プリキュア」#1を観た時、エンディングテーマおよびダンスがとても気に入ったから)。こうなったら、観ていないシリーズ8作も観てみるのも悪くないな…と考えています。過去に、3ヶ月でスーパー戦隊を5作品全話(約250話)消化したり、1年弱で「テイルズ オブ」を全マザーシップタイトル11本+α4本を制覇した実績のある私なので、やる気になれば出来る!…と思っていますが果たして?!(笑)

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2013年6月 3日 (月)

マルチスキャン業務用液晶ディスプレイ導入

Dscf4097 自宅のパソコン環境において、普段使っているWindowsのノートパソコンも丸7年が経ち、そろそろ買い替えたいけど予算がなぁ…なんて思っていたところ、これまた随分前から調子が悪かったX68000用ディスプレイの代替モニタを先に購入することにしてしまった私。その優先順位が実に私らしいと思います(笑)。
 X68000XVIもPC-88VAも普段からしょっちゅう使っている訳ではないのですが、使うと気になってしまうモニタ不調に目を瞑っていた期間の方が圧倒的に長いので、私的には納得の優先順位ではあるのですけれど…。

 随分前に「15KHzと24KHzと31KHzが入るモニターがないかなぁ…」とネットを検索するとヒットした業務用液晶ディスプレイがあったのですが、既に完売していて入手には至らず。そのお店にまた入荷してくれないかな…なんて思って早幾年。ここ最近、PC-88VAやX68000XVIを使う機会が重なり、モニタの不調を何とかしたいよな…と思って色々と検索すると、以前検索したお店がまたヒット。すると、以前入手が叶わなかったモニタの最新モデルが「即納」となっているではありませんか!! 金額的に決して安いとは言えない価格ではありましたが、また完売になってしまうのも嫌なので即決。注文した翌日に発送となり、無事に納品されました。

Dscf4098 19インチの4:3モニタは、これまでのX68000用ディスプレイ(15インチ)や、業務用基板モニタ(18インチ)よりも画面サイズは大きいのに、液晶ということからもとてもコンパクトな印象です。
 液晶ディスプレイは薄くて軽いことからも、アームに取り付ければ移動や回転もたやすい為、以前使っていたアームを使ってフレキシブルに動かせる環境にしてしまおうとちょっとしたレイアウト(っていうか、棚配置)変更を行い、さてアームへのディスプレイ取り付けだ…と思ったら、ビス止め4点位置が規格がら5mmから1cmくらいズレていることが判明…(汗)。これでは折角色々調整したレイアウトが無意味になってしまうことから、ディスプレイ裏にねじ穴を空けるか、ディスプレイとアームのネジ位置を合わせる為のプレートを作るか悩み、後者を選択。金属板を買って加工をしようかな…と思っていたところ、FRPの板があることを思い出して、そちらをベースに加工することに決定。

Dscf4101 加工に2時間くらい掛けてパーツが完成。いざ取り付けようと試みると、モニタ背面ネジ位置と、アームのネジ位置が近すぎてネジ頭の径が干渉して全てを止められない状況であることが判明…(苦笑)。今、自宅にあるネジでは対応出来ないので、小頭ネジを購入する必要があるものの、取り敢えず左上と右下の2点は止めることが出来たので取り敢えずの設置は完了。あり合わせの材料で設置した割にはそこそこのものが出来たかな?と満足。
 こうなると、X68000用ディスプレイを退役させるだけでなく、業務用基板モニタも今回導入した液晶で事足りてしまうのも確定したので、これら2つのモニタは処分かな…と思うものの、ブラウン管が無くなってしまうと光線銃関連がプレイ出来なくなってしまうので、全撤去は困るよなぁ…と結論が出ずに取り敢えずそのまま。

 で、24KHzはPC-88で「アルファ」を、15KHzはX68000で「スペースハリアー」を(って、グラフィック描き換えで遊んだものですけれど(笑)。今見ると、なかなか頑張って描いたなぁと)、31KHzはX68000で「ドラゴンスピリット」を(モニタを回転させて縦モードでを確認)起動したところ(厳密にはもっと色々テスト)、表示位置、横サイズ、縦サイズを広範囲で調整出来るので全て問題無く表示出来ることを確認。取り敢えず、目的は達成出来ました! しかも、周波数毎にサイズを記憶してくれる様で、いちいち再調整せずに済むのも嬉しい限り(但し、コンセントから抜いてしまうと消去されてしまう?みたいなので、通電させておかないと駄目なのかも)。

 1点、ブラウン管でのモニタと異なり、適した周波数をキッチリ認識しても表示範囲が完全に決まる訳ではない様で、テキスト表示においてパキッと映すためには表示範囲の幅と高さの調整が必要で、X68000の31KHz表示は満足な範囲で調整は出来るものの「完璧」と言えない状況が残ってしまったのは少々残念。画面が大きく、ドットがハッキリ見えるからこそ気付く点とも言えるので、利点が上回っている以上は然程気にすることではないかな…と。

 何れにせよ、いつまで無事に動作するか分からない機器群の中で、要件を満たすディスプレイが入替導入出来たことは喜ばしいことです。またレトロゲームに興じる時間が増えそうです(笑)。

 ■19インチ 業務用液晶ディスプレイ
 https://sv35.wadax.ne.jp/~mobile-accessory-net/107_672.html

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2013年6月 2日 (日)

「テイルズ オブ フェスティバル2013」6/2公演

Img_1463 前日の心地良い余韻を胸に、会場までの道中を前日同様「テイルズ オブ」主題歌集を聴きながら行ったのですが、余韻のお陰もあって昨日よりも自分のテンションが高いことを実感。取り敢えず、未だクリアしていない物販のことなど気にもせず、開場時間1時間前の会場到着を目指しました。

 到着後、そのまま物販コーナーへ直行すると、ガラガラ。待ち時間ゼロで目的のパンフレットを購入完了。ノリで購入しようかと思っていたロイヤル猫缶は残念ながら品切れとなっていましたが、まぁ問題なし。Tシャツや応援セットのいくつかは残っていましたから、目的のアイテムが何かによってはこのくらい余裕のスケジュールでも何とかなる様です。結果論ではありますが…(笑)。「物販も含めてイベントを楽しむ」とは友人談ではありますが、並ぶ時間が少ないに越した事はないですからね。

 物販終了後、そのまま入場待機列に向かい最後尾に付けると、開場時間までまだ30分くらいはあるのに入場が開始されました。陽射しの強い状況であったことからも、熱中症対策だったのかもしれませんね。こんなに早く開場したというイベントを体験したことが無いので(ゲームショウの様なイベントは別)、リハーサルや会場準備などが順調に行けば、こういうこともあるのかな?と少し驚きました。

 昨日と違って余裕がある為、フラワースタンド群を一巡り。キャラクターの衣装のカラーリングを模したフラワーアレンジが多く、非常に綺麗なものが多かったのが印象的でした。中でもシェリア(河原木さん)宛のものは色合いも含めて好きでしたね。イラストやバルーンアートのものもありましたが、それらも含めてフラワースタンドの全体量は「少ないかな」と感じた私は、完全に「アイドルマスター」のライブの物量を「常識」としてしまっている時点で”異常”でしょうね(笑)。

 座席は昨日よりは前であるものの、正面ステージは席の右側。つまり、昨日と反対側辺りで視界的には然程良くなったとは言い難いものの、移動通路近くなので声優さん達が通る可能性を考えると良いと言えるのかもしれませんね(笑)。
 「ゴッドイーター2」、「クマ・トモ」のPVを経て最初の影アナはエルと分史ミラという、予想しなかった組み合わせ。エルが支えながらも案内を読んで「子供にこんな難しい文を読ませるなんて」と文句を言っているところに分史ミラ登場。エルの緊張を読み取った分史ミラのエルへの対応は流石の一言。二人の仲の良さが伺える良い影ナレでした。

 直後に始まるオープニングムービー集は、これまで数年ずっと笑いを誘って来た「テイルズ オブ リバース」の最後のヴェイグのカットが静止状態になってから長すぎる件について、ようやく修正が入って湧く会場に笑いが起きていました(笑)。その他、「テイルズ オブ イノセンス」が「イノセンスR」に変更となったり、でも「ハーツ」は「ハーツR」にならなかったり、そんな違いが出ると思わなかったので、予想以上に楽しみました。毎年の様に観ているこのオープニングムービー集は不思議と飽きません。年一回というサイクルもあると思いますが、それぞれの作品にしっかりとした印象を持っている他、私もそろそろ懐かしさも感じるくらいに各作品プレイ後の時間が空いたこともあり、その時の想い出が蘇る丁度良い機会になっているのも大きな理由でしょうね。
 その他では、昨日発表された「テイルズ オブ シンフォニア」のユニゾナントパックとBlu-ray BOXのPVがスクリーンに流されたことも異なっており、流石に発表直後の様な盛り上がりではありませんでしたが、会場の熱量を上げるのに一役買っていました。

 2回目の影ナレはヒスイとコハクのハーツ兄妹。コハクが最初に諸々の案内をした後でヒスイがフェスティバル会場に到着。会場に居る”仲間”と一緒に盛り上げようと音頭を取るヒスイがなかなかヒスイらしく、お腹が空いてミソネタに繋ぐ辺りもいい感じでした。兄妹の仲の良さを感じられたのも良かったです。

 そして気付けば開演定刻。「テイルズ オブ フェスティバル2013」2日目、開演です!

 昨日と異なるのは「スペシャルスキット」の内容とトークショーの内容(出演者が異なるので当たり前)、「ビバ☆マガ」のコーナー募集関連内容、テーマソングアーティストのライブがDEENのステージであること、情報コーナーでは特に大きな発表が無く、DEENステージの準備時間の繋ぎコーナーであったこと。そういう意味では、全く違う印象となる2日目となりました。ちなみに、コスプレ率の高かった昨日とは異なり、2日目は全員通常衣装でした。中でも河原木さんのドレス姿がとてもお綺麗で、昨日に引き続きトキメキました(笑)。

 スペシャルスキットは「テイルズ オブ 大運動会!! ~フィールドより愛を込めて~」。司会として登場したユーリとミラ。作品毎のチーム戦ということで、「シンフォニア」からロイド・ゼロス組、「ハーツ」からヒスイ・コハク組、「グレイセス」からアスベル・シェリア組、「エクシリア2」からルドガー・エル組の4チームが登場、そこに乱入するルークは単独で「アビス」チームを名乗って参戦。合計5チームによる競技バトルの行方は…?といった内容でした。
 注目のルドガーは(近藤さんが小柄な方だったので登場した時に驚いてしまいました(笑))色々な仕掛けが用意されていて、初めての台詞タイミングでは選択肢が登場! エルを通して会話する仕組みは「エクシリア2」1周目そのままの再現度で場内爆笑! 話が進むに連れ、だんだんとルドガーの台詞らしきものが多くなる中、台詞が多くなるとキャラクターが固まらないという弊害も(笑)。登場する選択肢も相当可笑しく、上手い具合に会場を盛り上げる要素になっていたと思います。
 競技種目は「100m魔神剣」、「グミ喰い競争」、「障害物競争」、「リレー」が登場。「100m魔神剣」では撃てないヒスイが登場したり、「グミ喰い競争」では、ミソ味のグミに全員ゲンナリする中、嬉々として食べるコハクの姿が眩しかったり、「障害物競争」ではワルターが登場し、秘奥義で倒すと何故か一緒にアスベルが居なくなったり(笑)とネタも盛り沢山。ルークをかばって負傷したルドガーを助ける為に、司会のミラが分史ミラと入れ替わって登場するも、骸殻発動で窮地を脱したり、一人で頑張り続けて倒れたルークのバトンをアッシュが受け継いだり、アスベル脱落時に、シークレットゲストが如くヒューバートが登場したり、見せ場も沢山ありました。最後のリレーでは、選手となったキャラクターを演じる出演者の皆さんが実際に会場内をぐるっと周ってくれて、しかも私の席の目の前辺りで一時停止してくれたことで間近に観ることが出来たのもラッキーだったと言えそうです(タッチをしながら通過してくれたので、声優さん達と触れ合えた人も沢山居ました。出演者の皆さんのサービス精神には頭が下がります)。
 「絆の強さが勝敗を決する」という当初のルールもあり、それぞれの競技ではポイントが拮抗し、最後のリレーで勝敗が決まるというお約束の流れもあって大いに盛り上がったスキットは、「アビス」チームの優勝で幕を下ろすのですが、ここで短髪ルークに変身(笑)して良い話になるのも爽やかでした。

 スキット後のトークショーは、初参加組となる近藤隆さん、伊瀬茉莉也さん、水島大宙さんや5年振りの参加となる松風雅也さん、井上麻里奈さんを中心に進むも、レギュラー陣は暇を持て余し気味だからか、会場中に手を振るサービスをするも、小野坂さんに「しゃべっていなくてもうるさい」と注意を受けたりする自由な空気は相変わらず(笑)。「ハーツ」からのお二人も5年振りとはいえ、スキット参加は初めてだったということもあり、フェスティバルならではのお遊び溢れる内容を楽しんでいらした様子でした。昨日の代永さんの代わりと言っては何ですが、2日目は水島さんが延々といじられる立場に(笑)。櫻井さんとおなじ「たかひろ」という名前であることや、松風さんも小野坂さんと同じ「まさや」という名前であることもあって、色々と飛び火する内容も可笑しかったです。ただ、トーク中に「DVD化されないし」的な発言がなされ、会場の空気が「…えっ…?」となってしまったのはちょっと残念でした。だからこそのファンサービスの大盤振る舞いだったのかな…と私もちょっと感じてしまったので、この辺りは言うなら開催前に公言するか、最後の最後に言うなどの配慮は欲しかったと思いました。

 昨日より長めかな?と感じたトークショーが終わると、これまた昨日同様「ビバ☆テイルズ オブ マガジン」で募集したコーナー案の紹介へ。昨日と違うのは、ボツネタの紹介もボツでないくらい大きく取り上げて、「合体秘奥義を考える」ということで、小野坂さんの「合体したい人」という呼びかけに、松風さんが「小野坂さんが言う下ネタにしか聞こえない」という掛け合いが発生したり、水島さんがいじられまくったり、撮り下ろしDJCDの中で納得の行かないゲームをやって負けた罰ゲームのミュージカルを櫻井さんと河原木さんが即興生披露したり、櫻井さんがショートコントを振られて小野坂さんに仕返ししたり(笑)、本当に自由過ぎるステージは「映像に残らない」という前提があるから出来たことかもしれません。改めてイベントは「必ず映像化されるという訳ではない」という前提で、その時その時を楽しむべきだな、と感じることとなりました。
 それはそうと、本命の採用コーナー「キャラクターシャッフル」では、「テイルズ オブ」に登場するキャラクターを全力でモノマネするということで、最初のお題は「ルーク」の「俺は悪くねぇ」に繋がるくだりの台詞。お手本は無しということで、指名されたのは…水島さん! 鈴木千尋さんの声を作ろうとした一回目は声が裏返り過ぎて失敗(笑)、2回目はなかなかに頑張っていてプロの意地を見せてくれたと思います。
 2つ目のお題は「エル」のスープを飲んで美味しかった時の台詞で、指名されたのは井上麻里奈さん。お手本は無いながらも、伊瀬さんから「8歳児になりきる!」とアドバイスを受けて演じた井上さんは、あまりに上手にこなして出演者の皆さんも含めて会場中から感嘆の声が上がるほどでした。お見事でした。
 3つ目のお題は「ケルベロス」で登場時のくだり。指名されたのは松風さん。オリジナルの影も形も無い演技ではありましたが、小野坂さんに「キャラ表を渡されて、オーディションでガチに臨んだ時の演技だと分かる」とフォローされた松風さんは、正にその通りだった様でかなり恥ずかしがっていました(笑)。
 モノマネとしてはこの3つだったのですが、オリジナルの担当者がモノマネ後に本物披露をする中で、何故かお笑いの方向へ転じてしまい(「ますだおかだ」の「ワオ!」を最後に入れるのが流行)、ずっとそれが続くのは面白かったものの少しくどかった気もしました。それでも、その空気をバッサリ切った沢城さんの女優魂に小野坂さんもたじたじだったのが見れて良かったです(笑)。

 情報コーナーは淡々と進み(馬場プロデューサーも登場しない)、DEENのライブコーナーへ突入!

 開幕は「永遠の明日」、MCを経てデビュー曲「このまま君だけを奪い去りたい」、横浜アリーナで公演した時の想い出を語った後は「瞳そらさないで」「君さえいれば」「ひとりじゃない」をCM曲・主題歌メドレーで大盛り上がり、最後のMCの後は「夢であるように」を披露し、本当に感動的なステージを堪能することが出来ました。DEENの皆さんも会場に集まった「テイルズ オブ」のファンに歩み寄ってくれましたし、会場の皆さんもDEENの生バンドによる迫力の演奏と池森さんの力強いボーカルに胸を熱くしたことと思います。特に「夢であるように」は映像の力も借りて、私自身も色々な事が頭を過ぎって目頭が熱くなりました。このステージを体験出来ただけでも、2日目に参加出来たことに感謝しています。

 最後は出演者の皆さんが一同に会して一言。物販の合体秘奥義Tシャツに書かれた台詞のオンパレードで、相方が居ない場合は他のキャラクターを結び付けて技を叫んでくれたり、ここでもサービス満点。最後は沢城さんもはしゃいでいましたし、水島さんも最後までいじられていましたし、相変わらず最後の挨拶で30分くらい掛かるゆるさはあるものの(笑)、これが「テイルズ オブ フェスティバル」と改めて感じることが出来た3時間半でした。出演者の皆さんが袖に下がるまで会場の隅々に向けて手を振ってくださる皆さんの気持ちはとても嬉しかったですし、参加したこちらとしても本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

 最後の影ナレはヒューバートとアスベル。「フェスティバル」参加のお土産を買って帰るというアスベルが、クッキーをソフィに、Tシャツをマリクに、ストラップをリチャードに、と確認しているところにヒューバートが来て「パスカルさんの分が無い」と突っ込むと、「それはお前が買うと思って」といったやり取りに、会場からも冷やかしの声が(笑)。最後の最後まで楽しませてくれる、こうしたイベントは気持ちの良いものですね。

 こうして2日間に渡っての「テイルズ オブ」のお祭りが終了となりました。来年以降はどの様に展開されるのか分かりませんが、開催されるならば参加したいですし、一緒に盛り上げる力にもなりたいと思っています。新しい事にも挑戦しつつ、良いところも失わない様に進化するイベントになって欲しいな、と今年参加して思えた事を素直に嬉しく思います。

 素晴らしいイベントを創り上げた、関係する全ての方々にお疲れ様&ありがとうございました!

■付録:DEENライブ セットリスト

  1. 永遠の明日
  2. このまま君だけを奪い去りたい
  3. 瞳そらさないで~君さえいれば~ひとりじゃない
  4. 夢であるように

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2013年6月 1日 (土)

「テイルズ オブ フェスティバル2013」6/1公演

Dscf4093 今回で6年目を迎える「テイルズ オブ フェスティバル」。第一回目の2008年は私が「テイルズ祭」を絶賛開催中であったこともあり、まだまだ「テイルズ オブ」作品群への理解と熱が低かった頃。全てのマザーシップタイトルや外伝作品など一通りプレイし終えて迎えた2009年からは参加を望み、毎年参加が叶っているというのは、改めて有り難いことだなぁ…と感じます。
 今回は昨年同様横浜アリーナでの開催、しかも中央にステージを配置してその外周を客席が囲うステージということが座席配置からも予め分かっていたので、昨年とはまた違った印象になるであろうことからも楽しみにしていました。ただ、基本的なステージ構成が「スペシャルスキット」「トークショー」「情報コーナー」「テーマソングアーティストライブ」とほぼ毎年変わらない為、出演される声優陣が毎年然程変わらなかったりすると、少々マンネリ化も懸念されるかな…と感じていたのも否めない為、フェスティバルのロゴも一新した今回、どんなステージで楽しませてもらえるのかという観点でも楽しみにしていました。

 割と最近までずっと「テイルズ オブ エクシリア2」のプラチナトロフィー獲得プレイを続けていたこともあり、「テイルズ オブ」とは離れていた訳ではないものの、「イノセンスR」や「ハーツR」をプレイするタイミングを逸してしまっていることもあって、フェスティバル前日でも少々自分のテンション的にも盛り上がりに欠ける感じはありましたが、当日会場へ向かうBGMとしてシリーズの主題歌群をずっと聴いていたら、作品の印象が今でも強く自分の中に残っていることに気付き、会場に着く頃にはすっかりフェスティバルに臨む気持ちは完成していました(笑)。

 これまで参加した際、物販はパンフレットくらいしか購入しておらず、それでも品切れを恐れて早めに会場入りしていたものの、今回は前日物販も実施されていたり、物販開始からそれなりに時間が経過していることからも然程待たずとも物販ミッションはクリア出来ると予想。ならば、ufotable cafeが出張しての「マーボーカレー」や「クリーム牛丼」を目当てに行くのも悪くないと考え、昼頃に会場入り。しかし、正に昼どきということで「飲食コーナーは4~5時間待ち」と言われて即終了(苦笑)。一応、予想はしていたので、そのままCoCo壱番屋の「麻辣豆腐カレー」で気持ちを落ち着けました(笑)。

 食事後、物販ミッション遂行のため物販列最後尾に合流するも、並び始めて1時間半後に開場時間を迎えた状況からすると購入は無理と判断してそのまま入場待機列へ。まぁ、パンフレットは購入制限も無かったくらいなので品切れは無いだろうと焦らないことに。開場してから流れる影ナレの方が重要ですからね。

 定刻15:00少し前に開場。特に混乱も無くどんどん入場して行く様に、昨年の反省が活きている様に感じました。物販を完全に別に分けたのは正解だったと思います。
 「アイドルマスター」7周年記念ライブ以来となる横浜アリーナですが、「帰って来た」と感じられるくらいに自分の中に湧き上がるものがありました。会場のセッティングが今回は箱型でなく、センターにステージを配置し、観客席でステージを囲うタイプだったので新鮮に映りました。元々、私が体験したステージの殆どが箱型の会場だったということもあり、そういう意味での新鮮さも手伝っていたのは間違いないでしょうね。ただ、着席した場所が正面ステージの真横に近いところだった為、もう少しスクリーンが見やすい場所だったら良かったかな、と(奥だと遠いし、上部モニターだと上過ぎて首が辛い)。

 開場後、お手洗い経由で着席してから30分くらい経ってから1回目の影ナレ。担当はミントで冒頭から「ファーストエイド」や「ピコハン」といった術技を披露し、定番術技ながらもミントが言うと格別と感じられたのは私だけでないかもしれませんね。その後、柔らかい物言いで物販や飲食についての案内をすると、登場するリオン。緊張しているミントに対し、慣れた感じのリオン。しかし、そのリオンの手には”人”の文字がいくつも書かれて…(笑)。「これはシャルのいたずらだ!」と言うリオンでしたが、「シャルティエさんって、剣…ですよね?」というオチに、「あぁ、フェスティバルに来たんだな」と感じる私(笑)。物販に拘らず、ちゃんと聞けて良かったです。

 そして始まる定番のオープニングムービー集。直前にミントの影ナレがあった為か「テイルズ オブ ファンタジア」の盛り上がりは、これまでよりも大きく感じました。更には公式物販でのペンライト効果もあってか、これまでは会場の湧き方でしか計れなかった盛り上がりを、ライトの振り方や数でも分かる様になり、時にライブ会場さながらの盛り上がりには胸が熱くなりました。特に個人的にも随分と思い入れが強くなった「テイルズ オブ エクシリア」と今回初登場の「テイルズ オブ エクシリア2」のオープニングには目頭も熱くなったくらいです。

 オープニング集が終わるともう間もなく開演時間。ということで、2回目の影ナレはしいなとロイド。ハキハキと案内をこなすしいなに対し、遠足前日の子供の様にはしゃぐロイドの対比が微笑ましく、「テイルズ オブ シンフォニア」の空気感が出たやり取りを楽しむことが出来ました。作品の10周年ということにも触れられ、そういう意味でのお祭り感も今回のイベントに華を添えている様に感じました。

 そういえば、1回目の影ナレ前に「ゴッドイーター2」のPVや「クマ・トモ」のPVが流され、特に「クマ・トモ」のPVは、この「テイルズ オブ フェスティバル」用の特別版で、クマの名前に「フレン」と付けただけでなく、教える言葉に「ユーリ」と入れたり、キャッチコピーが「真の友の意味を知る」「友と響き合う」「絆」など、「テイルズ オブ」ワードが踊りまくり(笑)。「ミラ様が来るならフェスティバルに僕も行きたい」の様なこともしゃべる様になるクマに、会場は爆笑の渦だったことも付け加えておきます。ちなみに、「クマ・トモ」の公式サイトでこのPVが観られる様になっていますので、興味のある方は是非(笑)。

 そうこうしているうちに開演時刻の16:30になり、「テイルズ オブ フェスティバル2013」初日、開演です!

 一通りのスポンサー名が出た後、ファンファーレと共に歴代の「テイルズ オブ」タイトルがスクリーンに映し出され、最後に今回の出演者演じるキャラが勢揃いしてイベントタイトルがバシッと出たところで司会のお二人が登場。この人抜きには語れない小野坂昌也さんと、アシスタントに抜擢された河原木志穂さんが舞台上に現れ…って、コスプレだ! 小野坂さんのゼロスは昨年見ているものの、あまりに似合っていて可愛らしい河原木さんにはトキメキました(笑)。この司会のお二人の掛け合いがフェスティバルの行方を決定すると言っても過言でない今回、もう成功が約束された様な緩急のあるキャッチボールが心地良く響きました。

 オープニングを終えての最初のコーナーは名物「スペシャルスキット」。のっけから、ユーリとリオンの登場に会場湧きまくり。闘技場で闘っている様で、双方術技の応酬。最後は秘奥義が炸裂したところで「二日後」という、これまでのスキットに無かった展開! ここで初めてスキットタイトル「テイルズ オブ パーティ ~祝宴は誰のために~」が映され、新しい事をやろうとする取り組み姿勢にちょっと感心。
 場面が変わって現れたミントを演じる岩男潤子さんのお姿は何とコスプレ! 「今回はコスプレ祭りか!?」と一瞬思いましたが、冒頭の緑川さんも鳥海さんもコスプレしていなかったので、全員説は否定。それでも、出演者の皆さんがこうしたお姿を披露してくださるのは、何ともお祭り感があって嬉しいものですね。
 ミントとシェリアが歩いていると出逢ったのはレイア。何でも新聞を売っているということで、一面記事にはリオンとユーリの姿が。そんなタイミングで突如現れる魔物! その声を演じているのは「”まも”の」だけに宮野真守さんというのも可笑しかったですが、その魔物をレイアが秘奥義でぶっ飛ばして一撃クリアしたのも(笑)。ここで「夢と根性の流れ星!」が聴けたのはとても嬉しかったです。
 新聞記事に話が及び、記事内容を知らないレイアが内容を妄想。人気投票殿堂入りの記事だろうということで、レイアが人気投票3位であることは突っ込まないとして(笑)、お祝いパーティを開こうという話に展開。それを陰で聞いていたゼロスとロイドが「合コン企画」と勘違いして「ドワーフの誓い」に従って始まるドタバタ劇は、意外な結末に…?というスキットは、色々と予想を裏切りつつも定番ネタを随所に入れ、「シンフォニア10周年」も祝われて最後まで楽しめる展開になっていて良かったです。
 白衣を着て出て来る代永さんや、体だけガイアスで頭がディムロスの爆笑必至な置鮎さん、登場が遅かった分、自己アピールを過剰にする宮野さん、作中以上に自由な空気を楽しんでいた岡村さん、ラタトスクモード発動のタイミングがオチに使われた下野さんなど見所も沢山あり、特に置鮎さんの頭のディムロスと、「俺をオチに使うんじゃねぇ!!!!」と叫んだエミルが印象に強く残りました。でも、一番印象に残ったのは岩男さんのスキット中の”間”ですね(笑)。この岩男さんの台詞待ちの”間”が何度かあって、それを面白おかしくフォローする出演者の皆さんのチームワークがとても良かったです。

 スキット終了後は出演者全員でのトークショー。初参加の岩男さん、岡村さん、早見さんを中心に話を展開するも、コスプレの話(ミントの衣装はファンからの贈り物、かなりガタが来ているゼロスとロイドの衣装、岡村さんがしいなのコスプレを薦められ、エミルのコスプレを想像されて冷やかされる下野さん、仮面とマントくらいなら…と譲歩する緑川さんに対し、「コスプレしない事を貫き通す」と頑な鳥海さんなど)を中心に、延々といじられる代永さんの図式は正に「テイルズ オブ フェスティバル」の最近の定番スタイル(?)。代永さんのキャラクター性でなければ成り立たないこのやり取り、個人的に凄く好きです(笑)。

 トークショーの次は、「ビバ☆テイルズ オブ マガジン」誌上で募集されたコーナー企画の発表と実施。ということで、ボツネタを最初に何通か披露した後、正式採用された「リオン&ユーリ人気投票殿堂入りパーティ」をやることに。
 内容としては、リオンとユーリのイラストが描かれたデコレーションケーキに二人で入刀するというもので(笑)、ケーキ登場時に素の緑川さんが「写メ撮りたい」と言って個人携帯を取り出して写真を撮ったり(勿論、鳥海さんも。最終的には出演者全員での記念撮影に)、入刀前に脇に抱えたディムロスで入刀しようとする置鮎さんも含めて、各々が祝福の気持ちと楽しい気持ちを形にしていたステージでした。入刀後は、緑川さんと鳥海さんがそれぞれにケーキを食べさせたり、皆さんやスタッフさんを巻き込んでケーキを食す時間を経て、人気投票の歴史を振り返ることに。
 緑川さんや鳥海さんに人気の理由を尋ね、名台詞を披露してもらったり、リオン、ユーリそれぞれから観客に向けての手紙朗読など、二人を主役にしたなかなかに濃いコーナーだったと思います。ファンの方は満足行く内容だったのではないかと。

 出演者の皆さんが一旦舞台上から袖に下がり、「最新情報」のコーナーへ。ここで呼び込まれるのは勿論、馬場プロデューサー。このコーナーはインターネット配信もされるということで、期待に胸を膨らませて発表を待つと、流されたPVは「テイルズ オブ シンフォニア」と「ラタトスクの騎士」が合わさった映像。そして発表されたのはPS3で蘇る「テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック」! 10周年を祝うということで、ララビット特装版の紹介や、アニメのBlu-ray BOX発売、秋にはナンジャタウンでのコラボなど盛り沢山。ここまで「シンフォニア」をお祭りとするくらいに作品が長く愛されていること、発表された直後の会場の湧き上がりは本当に凄かったと改めて「シンフォニア」人気に驚かされました。

 コーナーのトリを飾るのは、これも定番となったテーマソングアーティストのライブ! しかも、「シンフォニア10周年」を飾るに相応しいmisonoさんの登場ということで、これまでの「misonoライブ」の中で一番の盛り上がりを見せてくれた様に思います。misonoさんが担当した「テイルズ オブ」に関連する楽曲をフルラインナップで披露してくれた事も満足度が高かったですね。今年は私もペンライトを使った応援をしたくらいです(笑)。
 ライブ後のトークでは、「ユニゾナントパック」用の主題歌は全てアレンジ変更、その3曲が収録されて更にDay after tomorrow復活?!の新曲2曲が加わったアルバムを出すという情報がついでになるくらい(笑)、本当に”感謝”という言葉が埋め尽くされたmisonoさんのメッセージは、会場中に届いたと思います。misonoさんのライブは私が初参加した2009年から披露されている歌が殆ど変っていないものの、それでも今回は2009年の時に得た感動に近い感動があったことを特筆しておきたいです。

 misonoさんが袖に下がると、ステージ上で駄々をこね始める小野坂さん(笑)。フェスティバルも終わりの時間がやって来たサインです。再度、出演者の皆さんが勢揃いして一言コメント。毎年のことながらこの一言がとても長く、全員の挨拶が終わるまで30分くらい要します(汗)。でも、それだけ出演者の皆さんが伝えたいことや名残惜しいことが分かるシーンでもあり、「また来年も!」の活力になる場面でもあると感じています。今回、主役が舞台に立っていないシリーズが多いことからも、「次回は主役(またはヒロイン)と一緒に出たい」とコメントしていた方が多かったのですが、それは是非実現して欲しいと個人的にも思います。

 最後は「ビバ☆テイルズ オブ!」の掛け声で終了。その後、最後の影ナレとしてジュードとレイアが担当。生で「お疲レイアー」が聴けたことがとても良かった! ディムロスをずっと持っていた早見さんのアドリブが利いていたり(笑)、ジュードのGHSにアルヴィンから連絡が入り、”バリボー”ネタを展開したり、ミラよりもレイアと一緒で良かった的な事を言うジュードに会場からツッコミが入ったり、最後の最後までサービス精神に溢れたイベントになっていました。

 終わってみて思ったのは「基本は然程例年と変わりないのに、随分と楽しめた」ということ。ともすればマンネリと感じる可能性もある中、「1年に1回というサイクル」や「定番構成ながらも内容としては新しいことをやろうとする気持ち」、「毎年出演している人が少し控えめに話しつつ、出る時はとことん出る」くらいのさじ加減が功を奏したのかな?と思います。ただ、今回の「シンフォニア10周年」の様に、完全なる新作のアナウンスがなされていない年が挟まる場合、毎年続けて行く難しさもあるだろうな…というのは感じています。いつまでこのイベントが続けられるのか分かりませんが、”年1回のお祭り”としてその時々を目一杯楽しめれば、それが一番良いのかな、と今回思うことが出来たのは良かったです。来年の開催も楽しみにしています…って、先ずは明日ですね(笑)。

 参加された皆様、このイベントに携わった全ての皆様にお疲れ様でした&ありがとうございました&明日も宜しくお願い致します!

■付録:misonoライブ セットリスト

  1. 二人三脚
  2. VS (ショートVer.)
  3. ホ・ン・ト・ウ・ソ
  4. そして僕にできるコト (ショートVer.)
  5. Starry Heavens
  6. Tales...

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