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2013年7月

2013年7月31日 (水)

THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 04

Dscf4166 「アイドルマスター」というコンテンツにおいて、CDリリースというのはゲームと双璧を成す看板の1つ。その”本家”である日本コロムビアから、私の求めている765プロの新曲リリースが2013年1月以降全く無くなっている状況は、全く歓迎できる状況ではありません(涙)。
 その代わり「シンデレラガールズ」関連CDはとても元気で(苦笑)、楽しめてはいるものの物足りない。そんな状況下で唯一の楽しみと言えるのが、ランティスからのリリースされている「ミリオンライブ!」関連の新譜。しかしながら、これまでリリースされて来た「ミリオンライブ!」関連の3枚は私を満足させるには至らず、どちらかと言えば「期待外れ」に近い感覚。そんな感じで毎月が過ぎている寂しさ…(苦笑)。それを打破してくれるのか、今回リリースの「04」は!?

 ということで、副業が忙しくて余裕がなく、今回はとうとうフライング入手ならず…。それでも手にして直ぐに聴くくらいだったので、楽しみにしていたのは間違いありません。ということで所感を残しておこうと思います。

 今回は前2作と違い、メンバー構成が4人ということで1名少ないユニット。必然的に収録曲も1曲少ない訳ですが、その分少なくなったトラックをどうカバーするかという点に注目して聴き始めた今回。結論から言えば、全然気にならなかったです。寧ろ、1人減った分、各々の出番が増えたことで掛け合いのバランスが丁度良く、これまでよりも新人に魅力を感じやすかったと思います。1人減ったことで、ソロ曲と個人トークが減ったのですが、開演1時間前のドラマパートが入り、収録時間も初アルバムである「02」と同等ということからも、そのボリュームには満足でした。

 肝心の内容についてですが、先に述べた通り、冒頭に「開演1時間前」というドラマが入った以外は、これまで同様「開幕トーク」「ソロ曲+自己紹介トーク」を人数分繰り返し、ユニット曲、楽屋トークの構成。相変わらず、とても聴いていてイラっとする観客側のレスポンスは苦笑するものの、ドラマの内容は割と良い感じで、所恵美の軽いノリとは裏腹にちゃんと周囲を見て気を遣っているところだったり、つっけんどんながらも素直な面がとても愛らしい北沢志保だったり、生真面目ながらも愛嬌のある田中琴葉であったり、この面子に囲まれながらも、いつもの輝きを放つ千早であったり、バランス的にも上手く配置出来ていて観客のレスポンス以外は気持ち良く聴くことが出来ました(シリーズでドラマパートがすんなり受け留められたのは初めて(笑))。

 ドラマパートの話はさておき、最も重要な新曲たちについては、恵美の「アフタースクールパーリータイム」、琴葉の「朝焼けのクレッシェンド」、志保の「ライアー・ルージュ」、千早の「SnowWhite」、ユニット曲の「Blue Symphony」、それぞれに良さを感じるものはありましたし、特に「アフタースクールパーリータイム」は新鮮な趣の楽曲だったので個人的には印象に残りました。素直に良いと思う「朝焼けのクレッシェンド」は比較的定番系のノリ、「ライアー・ルージュ」はぱっと耳にすると格好良くていい感じながらも数回で飽きる、といったその辺に溢れる「キャラクターソング」で終わってしまう感覚が残りました…(汗)。これが「アイマス」曲でなければ十分にクオリティが高いものとして受け留められるのですが、殊「アイマス」曲として捉えると、これまで積み上げて来た世界観というか軸が全然感じられない。繰り返し聴けば聴くほど面白みに欠けてしまう。これまでの「アイマス」曲達と一緒に聴くと、やっぱり違和感が残る。そんな感じなのです。恐らく制作手法として「キャラクターありき」になり過ぎているのではないかな…と。

 それでも、今回一番良かったのは千早の「SnowWhite」。今井さんの歌唱だけでなく、森由里子さんの詞やrinoさんの曲もしっかりと刻まれたこの歌は、今回のアルバムで唯一私の胸に届いた歌でした。ユニット曲「Blue Symphony」も良いとは思うのですが、これまでのユニット曲「Legend Girls!」「PRETTY DREAMER」には一歩及ばずでした。

 次回発売の「05」は、伊織、エミリー、真壁瑞希、百瀬莉緒の4名という、なかなかに私好みの面子で結成されたユニットなので、これまでのリリースの中では最も楽しみな1枚です。しっかり楽しませてもらえることを祈って。

[2013.08.05追記]

 イベント応募、とうとう忘れました(笑)。

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2013年7月23日 (火)

第65回 鎌倉花火大会

Dscf4158  気が付けば2013年も半分を過ぎ、花火大会の季節がやって来ました。特別、花火大会に縁がある訳でもなく、わざわざ混んでいる中に足を運ぶなんて考えもしなかった私が通い続けているのが鎌倉での花火大会です。通い続けて今年でもう7年になります(うち、2回は悪天候や震災の影響で中止になりましたが)。

 自宅や職場の位置を考えれば、決して近場とは言えない場所での花火大会ではあるものの、鎌倉という土地には少なからず愛着や思い入れがあるため、気分転換も兼ねて足を運ぶ貴重な1回としても、この花火大会への参加は自分にとって意義のあることだったりします。

 鎌倉花火大会は平日に行われるのが殆どなので、休暇は取れないもののちゃんと調整をして足を運べる様にしているのですが、今回は調整したにも関わらず、仕事の関係で抜けるに抜けられない状況になり、行動開始が予定よりも1時間遅れるという最悪の事態に…(苦笑)。その為、最初から観られない、観賞するための場所は取れないなどマイナス面は多かったものの、それでも「観られて良かった」と思える内容で満足出来たのは嬉しかったです。

 鎌倉花火大会は打ち上げ発数を競う様なものでなく、どちらかと言えば創作花火の展覧会的趣が強いと思っているのですが、今年はそんな中にも凝った花火が多くあり、花の大きさも例年に比べると大きいものが多く、名物の水中花火も直径が大きくて大迫力でした。また、斜めに打ち上げて低い位置に大輪を咲かせたり、広がる花が途中で瞬時に消えたり、そうかと思えば予想外の開き方をするものがあったり、何よりも輝きを放つ途中で色が変化したりする驚きのギミックを持った花火で魅せてくれて、カラフルで楽しいものが多く見受けられたのが印象的でした。その為、例年に比べると派手だった様に思えます。

 今回、場所を取れずに立ち見だったのですが、出口付近で観ていたこともあって、最後の打ち上げが終わった瞬間、踵を返して帰路に着けたので(笑)、帰りは混雑に巻き込まれずに鎌倉を後に出来たのは良かったかもしれません。ただ、到着して1時間くらいしか居られなかったので、もっとのんびりしたかったなぁ…という思いもあるので、この秋は絶対にのんびり鎌倉巡りをしたいな、と。それにしても、最後まで観て帰路に着いた私より前を歩いていた花火見物の人達は、最後の打ち上げを観ないで何を観に来たのだろうか…?(汗)

 途中、ちょっと雨に降られましたが、大降りにもならずに終盤は止んでくれたので(ただ、湿度は尋常じゃないものでしたけれど(汗))、中断や中止にならずに最後までプログラムを実施してくれたのは良かったです。何やら、葛飾の方で行われた花火大会は途中雨に降られて急遽中止になったらしいので…。まぁ、そんな一見ラッキーかと思える私も、鎌倉行きの出鼻を挫かれただけでなく、帰路では最後の電車で人身事故発生のために駅で立ち往生となり、予定よりも40分遅い帰宅となった散々な日とも言えるものでしたけれど(笑)。

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2013年7月20日 (土)

「ハートキャッチプリキュア!」全49話視聴完了

 先日、「スマイルプリキュア!」を全話視聴し、現在放映中の「ドキドキ!プリキュア」もテンション落とさずに観続けられている今、「全プリキュア視聴完了」を目指して行動を起こし始めています(笑)。

 そして、その第一弾として、友人が全巻持っていたことからも一気観が可能な「ハートキャッチプリキュア!」を選択。視聴開始してから1ヶ月くらいでしょうか。無事に全49話を観終えることが出来ましたので所感を残しておこうと思います。

 シリーズの中でも人気の高い「ハートキャッチプリキュア!」は、これまた東映の人気シリーズだった「おジャ魔女どれみ」シリーズのスタッフが集結して創り上げた新たなる「プリキュア」ということでしたが、「おジャ魔女どれみ」のシリーズも数えるほどしか観ていない私にとっては前提知識はゼロと言っても良いものでした。それでも映像から受ける印象は正に覚えている「おジャ魔女」そのもの。「プリキュア」シリーズに対しても語れるものを持っている訳ではない私が感じた「ハートキャッチプリキュア!」を全話観終えた時の感想は、「絵柄が可愛らしい割には内容がハード。物語の骨格が割と大人向けっぽいが、根底にあるテーマは”プリキュア”そのもの」というものでした。

 序盤はつぼみとえりかの二人でずっと戦い、中盤でいつきを加えた三人に(#23~)。最初から登場してはいるものの、ずっと謎だったキュアムーンライトに関するエピソードを少しずつ積みながら、劇的な復活を遂げるのは終盤近く(キュアムーンライト復活の#33は本当に盛り上がりました)。敵組織にも視点が多くあり、幹部の三名、司令官的位置付けの博士、その裏に居るより大きな存在、そしてダークプリキュア。こうした配置からしても、物語の構成がメインターゲットの子供に分かりやすいとは言えないかな…と思う反面、ドラマが色々と展開する部分においては「スーパー戦隊」で私が好きなタイプに当てはめられるということもあり、物語として楽しんだのは間違いありません。ただ、それだけの厚みを持っていながらも敢えて掘り下げなかったのか、敵側の細かい部分(敵ボスであるデューンの憎しみの根幹、三幹部選出の背景、サバーク博士周辺(ダークプリキュアを生み出す部分、月影家周辺含む))、ダークプリキュアがムーンライトに固執する根幹(月影博士を巡り、本物がどちらか白黒付けるというものならば、そう意識する最初の目覚め部分)など消化不良に感じる部分もありました。色々なドラマがあったからこそ、逆にエピソードが分散しやすくなっていて、視点が多方面に振られたことでの切り替えの難しさも感じられました(伏線として機能している為、その当該エピソードを見逃した場合のリスクに繋がりますし)。しかしながら、主人公周辺の掘り下げはなかなかに丁寧で(特にクラスメート)、ゲストとして終わる事無く、デザトリアン化されたエピソードが終わった後もその後を描きながら積み重ねて行く様が、ココロポットに「こころの種」を集めるが如く終盤に掛かって来る(その集大成が、砂漠化した地球でプリキュアにエールを贈る人々に繋がっている)のが、とても気持ち良かったです。

 本放送当時に観て記憶に残っている回は#7、15、22、38、43と5本しかなく、キュアサンシャインに絡むエピソードだったり、ハートキャッチオーケストラ初登場回だったり、「スマイル」の時と同様、変なポイントを押さえた視聴だったのが不思議ですが(笑)、ラストは結局観なかったというのがその当時の私のテンションだったのでしょうね。強烈に後押ししてくれる様なエピソードを観ていなかったというのもあると思いますが、同時期に「海賊戦隊ゴーカイジャー」を観ていた事を考えれば(こちらは録画していたというのもありますが)、もう少し観ていても良さそうなものなのに…と思ったりしました。

 最初に観たシリーズが「スマイル」ということもあり、それと比較して感じる箇所も多くありました。

 先ずは「プリキュア」が過去から連綿と繋がっている存在であり、つぼみの祖母が「キュアフラワー」であることもあって、未熟なプリキュア達を導く立ち位置に居たり、孤独に戦っていた「キュアムーンライト」の良き理解者だったり、薫子さんの存在の大きさや安心感。そして歴代プリキュアが繋いで来た歴史があっての今。「過去から未来へ」という部分が強く意識されていた様に感じた部分。
 次に「妖精」の位置付けが、変身する為に必要な存在であること。それに加えて、途中からは妖精がマントになって一緒に戦っている部分が演出されたこと。
 そして、敵に「スナッキー」という一般兵に該当する存在があったことで、幹部、司令官などの顔ぶれも揃っていたことで敵が「組織」として機能している様に感じたこと。
 これら3つに関しては、完全に「スマイル」では無かったことであり、作品として「プリキュア」というシリーズで括れたとしても、骨格や肉付けは全然違うのだな、というのが分かって面白かったです。仲間が増えるタイミングも、「スマイル」では5話で全員揃い、途中で増えることもなく5人と妖精の絆を積んで行ったことに対し、「ハートキャッチ」ではつぼみとえりかの二人の時間がとても長く(初代「ふたりはプリキュア」への回帰も意識したのかな?)、その期間が若干冗長な感じもしました。えりかの存在に結構特殊な印象を受けつつ、つぼみとの対比でとてもバランス良くパートナーとなっていたのがちゃんと観られたという点を考えると、つぼみとえりかの間を描く長さはこれで良かったのだろうと思います。その後、いつきが加わって三人になってからは賑やか・華やかになって終盤へ向かい、初めから積んで来たゆりの話に決着を付けるのをラストバトルにまで持って来た事は、畳み掛ける演出と相俟ってかなり効果的に機能した様に感じました(それでも、つぼみとえりかの繋がりの深さを感じはしても、いつきやゆりのそれは少々薄くも感じる弊害?はありました)。全話の中で描きたい物語が色々ある為に、一方が一段落するまでは他方が放置気味になっている様に感じることもあったので(特に中盤から終盤に入る辺り)、ほぼ一話完結で伏線も多くない「スマイル」では感じなかった印象が残りました。

 「スマイル」と比べて一番強く感じたのが、「劇伴の印象が薄い」ということです。それでも、本放映を殆ど観ていなかったのにも関わらず、今回の全話視聴で最初から覚えていた変身時のBGMは代表的なBGMとして作品を彩ってくれたと思います。逆に、今回は日常系のBGMがあまり印象に残らず、その為か各話あっさり観ていた様にも思います。また、挿入歌も結構使われていたのですが、効果的と感じたのが1曲しかありませんでした。しかしながら、その1曲である「HEART GOES ON」が流れたシーンは3つとも素晴らしく、作品を一気に盛り上げるのに大きく貢献していたと思います(ただ、最初にファッションショーで流れて間もなく、本編中で初スーパーシルエット披露時に流れる展開で使われたので、ベクトルの違う盛り上がりのシーンで同じ曲なのは勿体無いかな)。その他、演出手法として結果を先に描き、話が進行している途中で経過を描くことも多く、そうするだけでも要所を締めることが出来るのだな感じました。

 「スマイル」のアカンベーと比べて、「ハートキャッチ」のデザトリアンは、心の声を吐露する形で暴れまわるため、絵柄の割にはかなり重たい内容を含む場合も多く、それでもそういった事を受け止め理解するという演出の中で大切なことを語るというのは「プリキュア」らしいと思いましたし、それに絡む様に花言葉が用意されていたのも印象深いものがありました(花言葉なんて私の中では「花の子ルンルン」以来かも?(笑))。
 戦闘シーンは肉弾戦が多く、スピーディで迫力のある映像だったと思います。そんな中で、技名に「パンチ」と付いていながら、お尻だったりおでこだったり、時には全身だったりするのも面白く、そんな特徴的とも言える「パンチ」のシリーズがラストバトルで「拳」を使う。しかも、胸をこつんと打つ感じなのに、愛で打ち抜くその演出がとても印象に残り、パンチのバリエーションはこの最終回に繋ぐための布石だったのかと思うと驚かされます。

 それと、別の意味で印象に残ったのは、ココロの種が生まれる瞬間の演出。初めて観た時に「ちょっと下品かな…」と思っていたら、私の他にもそう感じた人が多かったからなのか、途中から変更されていましたね(笑)。やはり、お尻を向けて「ぷりぷりぷりりーん」と言って黄色い水玉が弾け飛んでは駄目だった様です。調べてみたらこの件、何やらBPOに苦情が入って話題になっていたのですね。

 その他では、鎌倉が実名で出て来たり、かかずゆみさんがゲストで登場した回があったり、私個人としても「おぉ」と思うエピソードがあって、多方面で楽しめた49本となりました。ただ、平均的に楽しんだものの、突出して「このエピソードが!」と言える回は、思ったほど多くなく、目頭を熱くさせる瞬間は1~2回あるか無いか(しかも終盤に集中)くらいだったのは意外でしたね(「スマイル」は割と平均的にあったので余計にそう感じました)。でも、その数少ない1回に当たる「父親を失い、怒りと憎しみで戦おうとするキュアムーンライトに、キュアブロッサムがそれでは駄目だと必死に言い聞かせる」シーンの台詞「悲しみや憎しみは誰かが歯を食いしばって断ち切らなければならない」は、とても大切なことを語っていたこともあって強く印象に残りました(内容は別として「トップをねらえ!」の5話で、ノリコがカズミを叱咤する時に似ている)。

 後は最終回のBパートを丸々後日談に使ったり(つぼみの妹が生まれ、いつきのお兄さんが回復し、いつきは髪を伸ばして女子の制服を着ている等が観られたのは嬉しい)、つぼみのモノローグに「私達が戦った軌跡は忘れられてしまうでしょう」とある中で、つぼみがプリキュアとして活躍した時代から時間が経過してしまった後を映して(記念写真の色褪せだけでそれを表現)、その頃の想いを繋ぐ子(誰かは分かりませんが、つぼみの妹さんか娘さんかな?)が出て来たところで物語がクローズするという演出は、とても「ハートキャッチプリキュア!」の物語を引き立たせた上で、キッチリ着地出来た証だと思います。エンディングとして、とても綺麗だったと思います(アプローチは全く「スマイル」と異なるものでした)。

 本編視聴後、映画「花の都でファッションショー…ですか!?」も視聴し、その映画の出来には頗る感心しました。というのも、つぼみ、えりか、いつき、ゆりとオリヴィエとの各々のやり取りに、短い時間ながらも全員の魅力を詰め込んでしっかり表現出来ていたと感じたからです。これは、公開時期がテレビ本編で最終試練を乗り越えたタイミングだったからこその言葉の重みもあり、映像の綺麗さや作画の素晴らしさは(特に百面相するつぼみの愛らしさは最高レベル)、本当に飽きさせずに、ゲストキャラクターのサラマンダー男爵やオリヴィエの役者陣(藤原啓治さんと大谷育江さん)も完璧な布陣で、個人的にかなり気に入った劇場作品になりました。テレビシリーズがあってこその映画ではありますが、個人的にはテレビシリーズよりもこの映画の方が好きかもしれません(笑)。

 そんなこんなで、取りとめも無く書き殴ってしまいましたが、「ハートキャッチプリキュア!」を観終えることが出来て、この作品が多くの人に支持された理由も感じられましたし、そういった外部要因に左右されることなく、自分の見方で楽しむことが出来たのはとても良かったです。これで、9作品中2作品を観終えた訳ですが、このペースで行けば年内に半分くらいは消化出来そうな手応えですので、引き続き楽しんで行ければと思います(…って「プリキュア」だけになってしまわない様に注意しなければ…(笑))。

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2013年7月16日 (火)

「THE IDOLM@STER STATION!!!」 FAVORITE TALKS

Dscf4132 2013年3月末、好評のうちに番組が終了となった「THE IDOLM@STER STATION!!!」。通称「アイステ!!!」と呼ばれるこのラジオ番組の4年半の歴史の中で、「アイドルマスター」では歴史の浅い沼倉・原・浅倉というメンバーで創り上げた2年半は、私の中にも色々と印象に残るものがありました。「アイステ」の前身である「アイレデ」から「アイステ」に変わった後も、聴く頻度で言えばあまりなかった中で、この3人になってからはそれなりの頻度で聴くようになったこともあり、最終回の放送を(たるき亭で)視聴し終えた時、テーマ曲「1, 2, 3」に乗せてこれまでのスナップが流れたラストは目頭を熱くするほどでありました。

 そんな私の中にも残る「アイステ!!!」の2年半をCD2枚にギュッと圧縮した集大成的なアルバムが発売される!ということで、楽しみにしていたものが発売されました。勿論、フライングで入手しました(笑)。
 今回、店舗特典としてA2ポスターが付くということで、アニメイト、とらの穴、ゲーマーズの何処で購入しようか迷った結果、私はゲーマーズを選択しました。

 早速通して聴いてみましたが、本当に2年半が凝縮された素敵な150分でした。本放送を全編聴いている訳ではない私ではありますが、編集された回はそこそこ知っていたというのが驚きでした。逆に言えば、選り抜いて編集される様な回を多く聴いていたからこそ印象に残るものがあったのかな?と。浅倉さんを加えての第一回目、番組テーマソングが出来る前に即興で作られた「高速道路」が生まれる瞬間、何気ないトークの中に個性が出る独特のガールズトーク、「ぬー級空手道場」「千日前の姉 YUMIのフォーチュンカード」「アサクラ式妄想恋愛相談室」は勿論、「萌えを知りたい」「萌えニャン」「ショートコント」、果ては各種公開録音での名場面(?)も沢山編集され、最終回の挨拶も押さえつつ、「歌姫楽園」も10曲(浅倉さんの「ひなげしの花」や「一年生になったら」の原さんの歌唱は必聴かも(笑))、各コーナー+3名でのショートコントも新録されて、「アイステ!!!」の空気感を余す事無く収録した、正に”集大成”の名に相応しいアルバムになっていると思いました。

 新録トラックは「ぬー級空手道場」「千日前の姉」「アサクラ式妄想恋愛相談」の3コーナーを今回はシャッフル無しで(笑)担当し、担当者が他の2人の相談事項を対応するものになっていましたが、「FINAL」と銘打たれた各コーナーは有終の美を飾れたのか?!は聴いてのお楽しみです(笑)。そして、ショートコントに関しては3名で1ユニット「はらあずぬん」を結成し、普通の女の子声優に戻るために全力で挑んだ結果を味わって欲しいです(笑)。

 番組放映終了してから現在は放送局も形態も変わり、「THE IDOLM@STER STATION!!+」としてパーソナリティから浅倉さんが抜け、沼倉さんと原さんで番組は継続しているものの、まだ1回も聴いたことのない私ではありますが、改めて今回のアルバムで感じた「3人ならではの空気」というのが本当に絶妙であることを理解出来ました。やはり”3人”というのは本当にバランスの良い人数で、しかも年齢やキャリアも近い3名だからこその感性・感覚が独特の番組を生み出していたのだな、ということも改めて感じることとなりました。その1つの答えが番組テーマソング「1, 2, 3」に現れている様にも感じています。

 今回のCDのエンディングトークでも話がありましたが、またこの3人で何かしらの番組を持って楽しませてくれる日が実現したら嬉しいな、と思います。それが叶うまで、言い続けることの大切さが形になった素敵なアルバムは、ある意味本当の意味で”マストバイ”なのかもしれませんね。

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2013年7月 6日 (土)

「THE IDOLM@STER MUSIC FESTIV@L OF WINTER!!」Blu-ray コメンタリー視聴

 先日、冬フェスのBlu-ray BOXのディスク全てを観終えてから、間を置かずについ観始めてしまったコメンタリーでの視聴。結局2日で昼公演と夜公演を観てしまい、一気に堪能してしまいました(笑)。

 7周年ライブでのコメンタリー視聴は、4チームに分かれてのトークでトラックによっては1つに複数チームがコメントしている部分があったので、ライブ映像が4時間弱でもコメンタリー視聴は5時間ほど掛かるという超ボリューム(2日間の公演だったので合計10時間…(汗))。ある程度時間的余裕が無ければ一気に楽しむのも難しいですから、ちゃんと全てを観終えていない人も多いかもしれませんね。私は時間を作って一気に観ましたが、その価値は十分にあった素敵なコメンタリーでした。

 そんなコメンタリーを体験していたこともあり、今回の冬フェスのコメンタリーも超が付くほどに楽しみにしていた訳ですが、昼・夜両方の公演のコメンタリーを聴き終えて、今回も大満足! 本当に色々な話が飛び出して(今回は割と雑談が少なめ?でした(笑))、普通に観ているだけでは気付かない沢山のポイントや、その時々の心境など存分に聴くことが出来ました。今回もチーム毎に分かれてはいるものの、1つのトラックに複数チームがコメントすることが無いため、1本コメンタリーで見れば終わるボリュームなので7周年に比べれば格段に見やすいと思います(笑)。

 今回、コメンタリーとしてのチーム分けは

 A:浅倉さん、長谷川さん、原さん (チームまったり)
 B:沼倉さん、下田さん、中村さん (チームくいしんぼう)
 C:若林さん、仁後さん、滝田さん (昼:オヤジーズ、夜:おとめーず)

 となっており、絶妙なバランス配置になっていると思いました。

 コメンタリーの内容概略などは表の通りなのですが(昼夜欄の記号は担当チーム)、やはり7周年ライブの時と同様、昼公演があってこその夜公演だということが実感できる内容で、どちらが欠けてもあの冬フェスにはならなかったことを考えると、順番通りに両方堪能してもらうのがやはり一番良いです。それぞれのメンバーが真摯にステージを創っていることも感じられて、それがパフォーマンスに出ていることを感じて胸が熱くなりました。

Noトラック概略(昼/夜)
1 Introduce A・B・C A・B・C 全チーム自己紹介
2 自分REST@RT B C 唄っていて好きな箇所/若林さんが唄うのを切望、視線の向き、ふらつく、広がるのが早い
3 MC1 A・C B・A 開幕、髪型、衣装・電車、おやじーず/自分アテレコ・汽車まき 原さん足の太さ、765プロのアイドルはスタイル良すぎ 時間読み違えて樹里さんへ振り
4 Honey Heartbeat B C トップバッター/16ビート苦手裏打ち、二人の歌でこの歌が好きになった仁後さん、凄い楽しく
5 I Want B B 沼倉さんと一緒に披露して以来、客席ダイブ、カメラ目線、LED/了解ネタ、I wantは意外とレア、赤で染まる雰囲気が違う
6 ALRIGHT* A A サイリウム持ち替え 振り付け自由の箇所/昼と夜の意識の違い、夜はより伸び伸び、みんなの笑顔
7 ゲンキトリッパー C C 飛び出す、ぽちょん、事故、背負った/ジャンプ成功、着地で周囲が感動
8 目が逢う瞬間 A B 人のソロ、違う味、完成度、相手を感じる醍醐味/歌入り難しい、本来流れる歌ではない緊張感、自分の世界で歌っているという拘り、沼倉さんから見る長谷川さん
9 迷走Mind C A 平田さんの魂、電車が入って、風を受け留める地下鉄/新鮮、柔らかいイメージの二人が
10 Vault That Borderline! B C 中村さんが樹里さんと同い年、若林さんのアゲアゲ、三人ならでは、本番で出るもの、凄い汗、バンドの皆さんも凄い/身長が皆同じくらい、滝汗(2曲連続で滝田だけにw)、楽しいってこういうことか、楽しすぎて所定位置に遅れて、バンド紹介の極意、サランラップ巻いて、ゼロから覚える歌
11 MC2 B C
12 ビジョナリー C B 仁後さんまだ動揺、替え歌の存在、中川さんでバナナリー、常に上下運動/バンドメンバーと目を合わせ、魔法を掛ける、エアロビ系の方が体力奪う
13 Brand New Day! B B 体力残っていない、スタンドマイク自ら、沼倉さんとして/パイナップルとオレンジ、何処から湧くのか、切ない可愛いカッコイイ元気を全て体現、マイクスタンドはハム蔵が
14 黎明スターライン B C バンドが難しい、音楽業界で評判が良い、フェチ中川さん、ヘンタイ坂上さん、マニア石原さん、魔法をかける一体感/ライブならではのアレンジ、サインライトへの気遣い
15 ラ▼ブ▼リ▼ C B 難しい、セクシー可愛いを表現、樹里さんが円の中に居ない、緊張、2番唄った仁後さん/ライブで唄いたかった、可愛い成分が多いこれまであまり無かった、マイクキス
16 いっぱいいっぱい C C イヤモニ機械背中で怪我せず、楽しすぎてやりすぎ、水分補給プロンプター/乙女とは談義 編み物のキッカケは釘宮さん
17 愛 LIKE ハンバーガー C C 7年振りの組み合わせ、2番からチーム小芝居、コソ練/編み物話、手先が器用・動きは不器用、コツコツやってここまで来た努力は大事、限界を超えた、誰かに何かが伝われば
18 きゅんっ!ヴァンパイアガール A A リズム取るのは倍速、原さんは等速、振りのついていない箇所にゲームの振り、原さん基準でダンス覚え、可愛い歌幸せ/手振り倍速ならずw、参観日、お兄さん、美希の声を拘った
19 MC3 C B オレンジ、坂上さんと一緒の括り、おとめーず/ハム蔵の嫁話
20 edeN A A 原さんのダンスには流れがある、長谷川さんがダンスの先生/「どうぞ」が往年の司会者ばり、緊張が解けた、表情感の変更、アイマスライブを客観的に見てみたい
21 Little Match Girl B A 白雪姫、ヒロインは私、向かい合うのではなく背中で、6thとの比較/思い入れが強過ぎ、オケと生バンドでの違いで苦労、敢えて目を合わせない(けれど背中では感じる)、可憐と妖艶
22 DREAM A A 新春の癖が抜けない、長谷川さんの表現/お兄さんの感想、中川さんのアドバイス(振り入りに余韻)、向上しようとするのが凄いとサウンド部称賛
23 LOST A A 原さんと持山さんが似てる、新春以来、バラードを歌い上げる、温かさを消さずに優しさに持っていった、ラララ緊張/心境、ケータリングが特に美味しかった、沢山の人が支えてくれる
24 フタリの記憶 B B 自分が歌うからこその表現、瞼の形/ピンクのライト、キャラクターを失わない様に、歌のバトンの受け渡し
25 First Step A A 生演奏とオケの違い、無垢から最初の一歩、白づくめ、一人で気負っていた/アイコンタクトと舞台から観る会場、白が似合う人、映像観て気付く表情、泣き崩れてもそのままにしてくれた
26 C C 収録の時にタイトルが未決だった、滝田さんが付けた、四部作、小鳥さんの物語、ラオウをリスペクト/ステージ経験が少ない中で大舞台に立つプレッシャー、背負って立つ浅倉さんのバトンを受け取って、青春のよう(このステージは二度とない)
27 MC4 B A 黒髪下田さんだけ、袖の長さが違う、アイマスですよ忘れはプロデューサーのせいw、音楽に乗せられている、ステージで披露して楽しさを知る/振り付け曲が多かった、揃って練習出来なかったのにびしっと決まったことに驚き、中村さんはいつも良いこと言う、長谷川さんもリーダー感がある、全員曲はテンション上がる、楽しすぎて振り付け忘れる、ちょっと下がって観ていたい、専門用語
28 MUSIC♪ B C
29 READY!! A C 階段が7thと同じ演出、考えなくてもダンスが出て来る、自由から戻る時/私No.1を映してもらえる様に仕込み、EXILEやJOJOの仕込みを失敗w
30 MUSIC♪ C B 力配分なんか出来ない、フュージョン力入ってる、先頭だから急いで捌けたのに/風船サイン、足元のライトが凄く熱い、焼き芋、いつもの言わなかった事に気付く、すっからかん

 聞けて嬉しかった内容としては全てではありますが(笑)、仁後さんの飛び出し着地失敗に関連する部分(夜公演へ引き摺った内容含む)と、夜公演で「First Step」歌唱後の浅倉さんのエピソード、夜公演の「アイマスですよ」を忘れた中村さんの話は特に良かったです。

 纏まった時間が取れなくても作業用BGMとしてラジオ的に聞くのもありだと思うので、素晴らしいステージを創り上げた彼女たちの色々なエピソードがより多くの方たちに届いたら、当日も映像もコメンタリーも楽しんだ身としては嬉しい限りです。

 このコメンタリーを聴いて、また本編が観たくなりました(笑)。

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2013年7月 4日 (木)

「THE IDOLM@STER MUSIC FESTIV@L OF WINTER!!」Blu-ray BOX発売!

Dscf4131 今年2月に「フルライブを1日2回まわし」という凄い体験をして正に”満身創痍”となった冬フェスこと「THE IDOLM@STER MUSIC FESTIV@L OF WINTER!!」の映像メディアが発売されました(参加当日の感想はこちら)。2公演同一セットリストなこともあって、メディア発売されるとしても夜公演だけなのではないか、と思っていた(寧ろ単独発売ではなく、何かの特典ディスク的扱いになるのでは?くらいに思っていた)だけに、フルボリュームで発売してくれたことはとても嬉しく思います。

 今回、amazonで注文をしたのですが、これまで即予約したところで発売日に届いた事が殆ど無かった私。しかし今回は驚くことにフライング到着! amazonは安定の27%割引ではなかったものの、発売日前日到着(配達されたのが9:00頃だったので、もし休暇を取っていれば朝から観られた(笑))というのは「amazonもやれば出来るじゃなイカ!」と思いました。

 早く帰宅して観たかったものの、視聴開始したのは21:30頃。7周年ライブよりは時間が短いとは言え、観終わるのは1:00前。たかだか1時間睡眠時間が削られるだけで、充実感が得られるのであれば問題無し!ということで、映像特典も含めて先ずは昼公演を堪能しました。

 改めて追体験した冬フェスは、本当に「楽しかった!」ということを心から感じられるもので、各メンバーのパフォーマンスは勿論、構成や演出、私にとっては神がかったセットリストなど、ある意味で7周年ライブを超えた手応えも感じたライブが目の前に映し出され、あっと言う間の3時間でした。
 7周年ライブの映像編集から色々と進化したと感じる内容は今回もパワーアップ。画面分割、切替は勿論、映像に入れる効果も入って凝っており、カメラワークも臨場感優先のメリハリがあって飽きさせない映像に仕上がっていると感じました。観たいと思う部分が映されることも多く、これまでのアイマス系ライブ映像作品中、最も好みと言えるものでした。会場外を映さずに、バックステージの円陣からオープニングに繋げる編集や極力カットしないMCなど(昼公演は坂上プロデューサーのトーク部分もそこそこ入っていました(笑))、7周年より前のライブ映像もこうした編集で出し直して欲しいくらいです。

 ライブの内容は全て会場で体験したものながらも、細かい部分が(ダンスや表情、首や胸元に光る汗なども)しっかり堪能できて、別の感動がライブ参加から5ヶ月経って押し寄せて来ました(如何に当日観られていない演出があったかも分かりました)。ステージ上の皆さんのダンスを筆頭とするパフォーマンスの高さ(踊りだけでなく、ユニットでの呼吸、デュエットでの相手を感じる空気、カメラやステージに向ける表情など)には本当に感動しましたし、生バンドの力を得たガールズの発する熱量には本当に驚かされるばかりでした。「First Step」は今でも当日の感動が蘇って胸に来るものがあり、通して観てやはり「傑作ライブだった」と感じました。特に今回のライブのMVPと感じた仁後さん! そのパフォーマンスは本当に素敵でした(「ゲンキトリッパー」「ビジョナリー」「愛 LIKE ハンバーガー」「ラ▼ブ▼リ▼」は全て家宝にしたい映像でした(笑))。

 今回、Blu-rayのDTSで音を聴いた時に感じたのは「意外と音が軽く感じる」ということ。会場で体感した音よりも重さを感じなかったので、迫力と言う点では今回のBlu-rayは物足りなさも感じました。これまでのオケではそう感じなかったので、生バンドだとこういう調整になるのかな…と思ったものの、ボーカルがよりハッキリと聴こえてアコースティックは映えている印象もあるので、好みの問題かも(演奏していた皆さんのパフォーマンスは素直に高かったと思っています)。改めてバンド用にアレンジされた数々の曲も良い感じで、弦楽四重奏が加わった第三部からは、より”音”という演出が洗練された様にも思えました。

 翌日、少し早く帰宅できたので前日よりも1時間早い20:30頃から夜公演の視聴を開始。セットリストは同じながらも、割と新鮮に楽しむことが出来たのは当日と一緒。カメラワークも昼公演と変わった事や、昼公演の内容を踏まえて調整して来たステージ上の熱量が更に上を行ったのを感じ、余力を残さずに燃え尽きたと言えるステージが観られて本当に楽しかったです。DTSで収録された音の印象は前日と変わらなかったものの、耳が慣れたのか大きく気になることはありませんでした。心配された「First Step」のノイズも綺麗に除去されて、美しいステージに集中出来るのも良かったです。昼公演があっての夜公演。やはり、昼公演だけでも、夜公演だけでもこの「MUSIC FESTIV@L OF WINTER!!」は語れない。そんなことを思わせる内容には大満足でした。

 更に翌日。残る特典ディスク「Night Time 6 Songs(マルチアングル機能つき)」を視聴。6曲とは言え、各メンバーのパート毎にみれば14曲相当。ライブの半分近い時間と考えれば、6曲とは言えそこそこのボリューム。どんな感じで楽しめるのか?と期待に胸を膨らませて再生開始!
 結果からすれば「かなり実験的な特典だと感じるものの、面白い試み」と感じた程度で何度も何度も観たいという映像ではありませんでしたが、その価値は人によって大きく変わる様に思います。個人的に「アイマス」のゲーム中のステージ映像の様に一人につきいくつかのアングルがあって、それを切り替えながら自分の演出を色々楽しめる様なものを想像していたので(笑)、個々のガールズだけを捉えた映像を観続けられる(カメラワークはお任せの1通り)という仕様は少々物足りなさがありました。それでも、デュオやトリオで担当パートでない方がその間にどんな表情やダンスを見せてくれているのかが観られるのは大きな価値だと思います。
 中村さん、仁後さん、若林さん、滝田さんの4名が1曲だけというのも残念で、せめて「ラ▼ブ▼リ▼」が入っていれば、もう少し満足度が上がったのに…と思うのは私だけではないと思いますが、それでも仁後さんの「ビジョナリー」がフルに観られる眼福さ加減と言ったら、筆舌に語り尽くせません(笑)。

 そんなこんなで3日間かけて全ての映像を観終えた感想としては、「その時の楽しさが完璧に蘇る素晴らしい映像メディアだったのが嬉しい」ということ。7周年の集大成感も好きですが、ブロック毎にテーマ分けされたステージで構成されている冬フェスは、その常に踊って唄っているという正に”フェスティバル!”といった高揚感に溢れ、音楽の色々な表情に触れることが出来る点では7周年を上回り、更に磨かれたパフォーマンスが披露されていることもプラスして本当に見応えがあります。長過ぎないのも嬉しい点で(笑)、何度も観返したくなります。観ているうちに自然と笑みが零れる、そんな気持ちの良い映像。
 昼公演、夜公演を観終えて、当日両ステージとも参加出来た自分が満身創痍になった理由も分かったのも嬉しかったです。というのも、それだけの全力を出させるだけのステージを創り上げられたということの証だと思うからです。ステージ上の皆さんの全力加減と言ったら昼公演から一目瞭然で、「夜公演の為に余力を残そう」なんて誰も思っていない。それを感じるからこそ、観客側も全力で応える。その結果が満身創痍ならば、参加者としてこんなに嬉しいことは無いと思うのです。それが確信出来ただけで感無量・大満足でした。

 この後、両日共にコメンタリーでの視聴が残っていると思うと、まだまだ楽しみは終わりません。7周年のコメンタリーもかなり楽しかったので、冬フェスのコメンタリーも期待しています。とにかく、こうして無事発売された冬フェスの映像メディアは、”マストバイ”と言えるアイテムではないかと思えるもので良かったです!

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