「クラシックPCゲームコレクション」到着
レトロPCゲームをWindows上で復刻させるProject EGGが、意義のある括りで時折パッケージ化してくれるのは当時を知る者にとってとても喜ばしいこと。そんなパッケージ企画も10本目となり、当時アニメーション処理で話題を呼んだスクウェアのアドベンチャーゲーム「WILL」や「アルファ」が収録されたものになると発表! 偶然にもその発表数日前にPC-88実機上で「WILL」や「アルファ」を起動して、久し振りに楽しんだタイミングだったので余計に驚きました。
後にこの当時のスクウェアならば外せない「ブラスティー」も追加となり(これは予測の範囲だったのですが、版権関連で難しいのかな?と思っていたので実現したのは嬉しかったです)、パッケージタイトルも「WILL」から「ブラスティー」に差し替わったのは賛否ありそうなものの、Project EGGの11周年&パッケージ第十弾として相応しいものになったかな、と思えるものになったので予約させて頂きました(欲を言えば、発売中止タイトル「アムトラック」の復刻だったり、ファミコンディスクシステムの「水晶の龍」あたりも一括りにしてくれたら良かったのに…と思わなくもありません(笑))。
予約してから1ヶ月。発売日を迎えて無事に届いたので早速開封。
パッケージは細部まで拘りを感じる正に「ブラスティー」の当時パッケージそのままと言える仕上がり(特に拘りを感じたのは帯(笑))。サイドのシュリンクをカッターで切って、内箱を引き出すと出て来たのは「アルファ」のパッケージ! 実物よりも厚みや大きさが異なるものの(写真の下に写るものが当時の現物。EGG版は2周りくらい大きい感じ)、パッケージ右下の担当書きまで表現。蓋を開けると出て来たのは、「アルファ」「ブラスティー」「デストラップ」「WILL」「ジェネシス」のマニュアル群6冊(「ジェネシス」のマニュアルは初めて見ました。88版の「ジェネシス」はソフトベンダーTAKERUでの販売のみだったと思うので)。現状で比較出来るのが「アルファ」だけでしたが、紙質まで含めてほぼ当時のままで笑ってしまいました(異なるのは製品サポート関連の記述が無くなっていることだけ)。その拘りはディスクにまで及び、まさかの紙ケースは「ブラスティー」のフロッピーディスクをプリントし(勿論、表裏)、ゲームCDの盤面は「WILL」のオープニング映像であるアイシャの横顔をプリント。この拘りには脱帽でした(笑)。
今回のパッケージングで唯一の不満は、これまでのProject EGGパッケージでは必ずと言って良いほどに付けられていたサントラCDが不在であることでしょうか。まぁ、収録作品を考えると全作品全曲でも10曲満たないのですから(笑)、付けようが無かったのかもしれませんけれど。それでも「アルファ」付属のソノシートを復刻するだけでも、価値はグッと上がると思うだけにちょっと残念。
その他、面白かったことと言えば、公式サイトに載っているQ&Aにて書かれている内容(それこそゲームが正しく進行しない状況)について「当時の仕様」と説明されている点。特に「ブラスティー」では私も当時その状況に陥ったことがある為に、ちょっと笑ってしまいました。それと、そのQ&Aで気付いたのですが、この時のPC-98版は全てBGM無しだったのですね。そう考えると全作品を98版で収録せずとも良かった様な気も…(400ライン仕様だったのであれば、それはそれで意義があるかな)。
こうしてまた蘇った伝説。当時の息吹を感じられるアイテムとして、手元に置けるのは嬉しいことです。今なら「EGG11周年」ということで、「レリクスアンソロジーLITE」が貰えますのでお得かも(勿論(?)、EGGYのマスコットも頂けます(笑))。
http://www.amusement-center.com/project/egg/special/package_10th/
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