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2013年9月21日 (土)

「THE IDOLM@STER 8th ANNIVERSARY HOP! STEP!! FESTIV@L!!!」幕張公演(9/21)

Dscf4179 横浜公演から1ヶ月半。「アイドルマスター」のライブツアーとしては最長の3ヶ月となった8周年記念「THE IDOLM@STER 8th ANNIVERSARY HOP! STEP!! FESTIV@L!!!」の着地点である幕張へやって来ました。名古屋を皮切りに、大阪、横浜と駆け抜けた前半戦と内容も新たにした福岡を経て、想いのバトンを繋いで来た幕張での公演は出演者数も最大規模、会場規模もツアー最大。横浜公演に参加した私ではありますが、福岡公演の内容からしても横浜とは全く別物と言って良いものになる予感もある今回、明らかに横浜参加時よりも私自身のテンションも高く、もう同日開催の「東京ゲームショウ2013」の楽しみなど気持ちのどこにも無かったくらいです(笑)。
 横浜の時にかなり辛い思いをした物販。幕張公演で購入したいものは少ないものの、その為に頑張るのもなぁ…と参加へは消極的ではあったものの、それでも手にしておきたいものではあったので、万が一の品切れのことを考えると最大限の努力はしておこうと、自宅最寄駅始発コースの最速6:11海浜幕張着を目指して自宅を出発。ここ数年、ゲームショウの時はメインステージ観覧券を得る為に同じ時間を目指して行っていた為、そういう意味ではいつものゲームショウ的感覚でもありました。…が、昨年と違って春のダイヤ改正にて予定していた時間に到着する乗り換えが出来なくなっている現実…(汗)。事前に一応調べておいて良かったと言えますが、こういう問題が起きない様に改正して欲しかったなぁ…(笑)。仕方がないので、最寄り駅を使うのは止めて30分近くかけてターミナル駅まで歩くことを選択。当日、家を出たのはまだ星が夜空に輝く4:30でした(笑)。

 予定通り、6:11に海浜幕張に到着。改札周辺が改装されて随分様変わり。以前に来たのが冬フェスの時ですから、半年で色々変わったことに月日の流れを感じつつ、物販待機列を目指します。人の流れに沿って進んでいたものの、5周年ライブの物販待機列の印象が強く残っていたことから、途中で人の流れから外れてそちらへ向かうとこれがハズレ(汗)。結果的にぐるっと大回りして物販待機列最後尾に合流した訳ですが、それにしても予想に反して凄い位置まで伸びる列…。「この時間でこの列って、どんだけ皆早く来てるんだ?」とその状況には驚くというか焦るというか何と言うか…、とにかく並んで待つしかありません。時間が経過するにつれて強くなる陽射しは、秋めいて来たとは言えなかなか堪えましたが、横浜に比べたら随分と楽ではありました。
 横浜物販の様にダラダラと先が良く分からない状態で並ぶという感じてはなく、進む時は進む、止まる時は止まるという感じで順調に進み、開始時刻である9:00よりも10分程度早めに開始してくれたこともあってか、進み始めてからは随分と早く自分の順番に到達。冬フェスと同等規模のレジ数だったこともあって10:30頃には物販ミッションをコンプリート!(またもや買えないものがあったのはもうどうしようも無いものの、取り敢えず最低限押さえたいものは手に出来たので良し) 実質4時間弱というのは自分の参加したアイマス物販系では最速レベル。「やれば出来るじゃなイカ!」なんて甘やかすコメントは残しません。次回以降も、ちゃんと今回の様に対応してください(退化するのがアイマス物販の悪いところ(苦笑))。

 物販を終えて、そのまま東京ゲームショウの入場待機列へ合流。いつも開場前の待機列に並ぶのが当たり前の私にとって、開場しているのに気の遠くなる様な凄まじい数の待機列を目の前に心が折れそうではありましたが、思っていたよりも早く列が進んで30分ほどで入場に漕ぎ着けたのは良かったです。ここからは東京ゲームショウの話になるのでここでは割愛します(笑)。

 ゲームショウ、昼食、栄養ドリンク(勝利の鍵「リポビタンD11」)とヘルシア(五穀めぐみ茶)」、ポカリスエットを調達して、幕張イベントホール横で開場待ち。開場時間20分前くらいに入場待機列に合流し、程なくして開場・入場。
 半年前に来ている幕張イベントホールは、もうホームグランドの様な印象を持てるくらいに見慣れた光景になっていました。目の前に広がるこの空間の広さにも、もう流石に慣れましたね(笑)。今回はステージを正面にして右側後方。位置として初めてのエリアではありましたが、私にとってアイマスライブでは位置は然して重要ではないので、とにかく持てる力の全てを、この空間に居られることへの感謝と共にステージへ向けて放つだけです。舞台上にはドラムセットやギターが最初から置いてあるため、今回も全曲生バンドです(と言っても、キーボードは無しなので完全生バンド、という訳ではありませんが)。そうなると、今後はもうオケ方式には戻らないかもしれませんね。
 開演までの待ち時間、スクリーンには「シンデレラガールズ」のCMが流されたりしましたが、特別目新しい情報は無し。「クマ・トモ」も無し(笑)。そうこうしているうちに始まる、客席BGMコール大会。「MEGARE!」や「The world is all one!!」、「CHANGE!!!!」に「自分REST@RT」など、開演前に会場を温めるには十分な選曲。「私たちはずっと…でしょう?」を経ていい感じだったところに「団結2010」という爆弾を流す、空気の読めない主催者側に会場全体からの苦笑を感じ取ったのは私だけではないかと(汗)。そんなことを思っていると、BGMがフェードアウトして会場が暗転。勿論、社長の登場です!

 ツアーの最終会場であること、最大規模であること、大ボリュームのライブになることなど会場を沸かすキーワードを散りばめ、諸注意も含めて社長が会場の気持ちを1つにまとめて行きます。今回は赤羽根プロデューサーの登場は無し(ということは明日かな?)。そして、いよいよ「THE IDOLM@STER 8th ANNIVERSARY HOP! STEP!! FESTIV@L!!!」幕張公演初日、開幕です!

 横浜公演の時と同様、リーダーが公演タイトルを高らかに叫び、会場へ向けて準備の状態を確認します。「Are You Ready?!」。聴くまでもないでしょうと、会場を埋め尽くすプロデューサーさん達が「Yeah!!」とレスポンス。負けじとリーダーが再確認、それを跳ね除ける様に更なるボリュームで返すプロデューサー群。そして、最後はお互いの気持ちを確認し合った「Are You Ready?!」を経て入場するガールズの皆さん。入場曲が終わると流れ出すのは、8thライブ後半戦の開幕曲である「READY!!」! 7thライブの開幕曲でもあった「READY!!」は、もう「アイドルマスター」の新時代の顔になったと全身で感じられる一体感と統率振り。のっけから会場は1つになって楽しさも笑顔も全開。夢の時間の始まりです!

 開幕曲を終えると、恒例の自己紹介タイム。ツアー最終会場ということで皆さんの気合が見てとれます。特にリーダーである若林さん、下田さん、沼倉さんはそれが一際現れていた様に感じました。今回は下田さんが居るので恒例の「会場の兄ちゃん、姉ちゃん」は下田さんが担当。その反応は、毎回割合を増していると思えるプロデュンヌさんの声が大きく響き渡り、着実に「アイドルマスター」というコンテンツの裾野が広がっていることを感じました。昔は下田さんが同じ質問をする時、「居るかなぁ…姉ちゃーん!?」と言っていたのが懐かしいです(笑)。福岡公演でリーダーを務めた釘宮さんや原さんのアドバイスを貰い、準備のあるメンバーを先に送り出して残ったメンバーでトーク続行。と言っても、今回は衣装チェンジがスムーズに出来るように工夫されたものである(個別衣装の上にジャケットを羽織って前で留めている)ため、折角温まった会場を冷ます事無くライブへ復帰!
 復帰第一曲目は…「乙女よ大志を抱け!!」。なるほど、起爆力の高い歌を持って来ましたか!と、会場も即フルブースト。少しずつ変化を遂げて来たこの曲も1つの完成を見たかな、という中村さんの可愛らしいダンスはそれだけで胸を貫きます(笑)。
 そんなブースト状態から間髪入れずに投入されたのは…「キラメキラリ」! 5thの流れにも似た「乙女」「キラメ」のコンボに、テンションは青天井モードに突入。もう、開幕してから3曲目だというのに、会場のボルテージは既にクライマックスレベルじゃないかと思えるほどにヒート。リアル「ギターソロ、カモーーン」もビシッと決まり、とても楽しそうな仁後さんを見れて眼福でした。
 すると、続く楽曲は信じられないものが投入されました。まさかの「いっぱいいっぱい」です! 起爆曲連続投入なんて、これまでのアイマスライブでは無かった流れ。もう、主催側の意図を汲み取るならば「お祭りだ!騒ぎまくれ!」というものでしかないな、と。ならば受けて立とうじゃないか!という見えないやり取りも感じる強烈コンボに全身汗だく。「いっぱいいっぱい」は定番中の定番ながらも、ライブで感じる空気は毎回違ったものになるから不思議。
 次に来たのは「We just started」。福岡公演で披露されたこの曲は、私にとっては初体験。「CHANGE!!!!」のカップリングとして収録されていたこの曲は、ライブ披露されるタイミングは無いと思っていただけに驚きの投入でした。長谷川さんと下田さんのキレのあるダンスパフォーマンスも格好良く、開幕からの流れに違ったスパイスを入れることに成功していたと感じました(カッコいい系でこの二人のデュオは初めてかも?)。
 そしてこれまたライブ初体験である「リゾラ」の披露。8thツアーが始まった時、釘宮さんが参加するということでソロ曲は何を唄うか?と予想したのが「リゾラ」であり、”夏”をテーマにしているのであれば、これを披露しない手は無い!と思っていただけに、予想通りになって願ったり叶ったり。もう、そのウキウキ感と来たら筆舌に語り尽くせないほど(笑)。途中のサンバ調になるところなど「リゾラ」でしか味わえない感覚がありました。
 そしてここ最近では定番になりつつある「Brand New Day!」、今井さんのもう一つの顔「arcadia」、原さんの進化が止まらない「風花」と続きます。それぞれ、ライブを重ねる毎にその時々の味わいがあり、どの歌もとても好みの私としては、細やかなノリや仕種の違いを楽しめる歌として特別だったりします(「arcadia」は水樹奈々さんのライブの雰囲気を味わえるという意味でちょっと異質ですけれど(笑))。

 ここで最初の一区切り。担当曲の感想を述べた後はゲストコーナーの始まりです。これまでの公演と異なり、「シンデレラガールズ」「ミリオンライブ!」両方のコンテンツからゲストが登場。横浜公演は「ミリオン」の方だったので、「シンデレラガールズ」の合流は、私にとって「アイマスタジオ」の公開録音以来。その時は、ライブコーナーにかなり(観客側に対して)不満が残ったため、今回のライブでどう払拭されるかが1つのポイントでした。

 先ずは質問コーナーとして、先輩である765プロの皆さんから後輩の「シンデレラ」「ミリオン」の4名へ質問。挙手制でリーダーが指した人が質問する構成は横浜と同様。田所さんへは牛vsパンダの話、山崎さんには水嫌いだけど牛乳好きという話(水好きの原さんがむくれてました(笑))、福原さんには渋谷に良く行くか?というダジャレから発展したラーメン屋(店名「凛」)の話題へ、大橋さんには生ハム愛を語るという話で長谷川さんと盛り上がったり、休憩には丁度良いダラダラトークを展開。その後は、後輩4名から先輩達に質問…ということで前日眠れたか、緊張しないためにはどうすれば良いかといった話が展開。長谷川さんとの握手タイムなどもあって、不思議な空気が流れていました(笑)。

 ゲストのライブコーナーは、「お願い!シンデレラ」で開幕。私にとっては初体験ながらも、ハピ☆ハピver.をベースに入れるコールは最初から完成度が高いため、ライブでもとても楽しむことが出来ました。続いて「S(mile)ING!」は「P祭」以来の体験でしたが、その時に感じた不満要素(主に会場のコールや反応)はほぼ払拭され、個人的にとても好きな歌だったので気持ち良く楽しむことが出来たのが嬉しかったです。そして「素敵なキセキ」が続き、横浜に続いて全力で声援を贈りましたが、会場全体の完成度は更に上がっていたので、より一体感を得られたのは良かったです。そしてこれまた「P祭」以来の体験となった「Never say never」は、緊張している中で胸がいっぱいになって声を詰まらせても最後まで唄いきった福原さんの姿が印象的でした。そして「Precious Grain」は横浜公演で感じたコールの違和感は多少薄らぎ、トークとは裏腹に凛々しく歌い上げる田所さんの歌唱を楽しめました。そこから「Thank You!」に繋ぐ構成はとても良く、会場もいい感じでボルテージが上がっていて、本当の意味での「アイマス曲」の仲間入りを果たした、そんな印象を受ける盛り上がりだったと思います。

 ゲストコーナーのライブが終わり、各々が感想を述べた後は名古屋公演から受け継いで来たパネルへのサイン大会へ。サインを書いている間は観客側はちょっと暇なので、適当にステージ上からのちょっかいを受けてはレスポンスを返すという、かなりダラダラした時間になってしまったのはちょっと勿体無いかな?と思いました(横浜の時はそこまで思わなかったのですが、幕張はリーダー3人+ゲスト4人ということで人数が多いことに起因していると思いますが)。それでも、休憩時間として考えれば丁度良かったのかもしれません(笑)。私達だけでなく、出演者や演奏者の皆さんにも休息は必要ですからね。

 ゲストがステージから下がった後は、今ツアー恒例のリーダーのリクエスト曲披露タイム! 若林さん、下田さん、沼倉さんが唄ってくださるのは…「It's Show」! この選曲には驚かされました。更にはその選曲センスを持つ全国のプロデューサーさんたちにも驚かされました。ライブでは初体験のこの曲、最近耳にしていなかったのもあって自分としては80%の出来だったのが悔しい! それでも、こういう曲が投入されることが「アイマスライブ」の良さだと改めて感じました。通り一辺倒の歌が多く唄われる様なライブよりも、何とバリエーションが豊富で音楽の面白さに触れられるライブでしょうか。そんなことを改めて感じさせてくれました。

 ここからはまた怒涛の流れに突入! 「キラメキ進行形」の初体験! 今度はウェーブの魔法が用意されていた「黎明スターライン」、福岡公演で披露されたことから楽しみが止まらなかった「プライヴェイト・ロードショウ」、極限進化で魅せた「フラワーガール」、超意外な選曲ながらも下田さんの真骨頂「おとなのはじまり」など、新旧織り交ざった楽曲群は正に”お祭り”の様相。新曲はコールの難しさや未完成感はあったものの、会場が一つになろうとする努力から、少しずつ完成して行く様に触れられるのも楽しさの1つ。そういう過程を含めて楽しめるのがライブの楽しさなのかもしれないな、と改めて感じました。この中では「キラメキ進行形」がとても難しく、コールに徹するのかレスポンスをするべきなのか、なかなか対応を考えても答えが出し辛い珍しい楽曲。もっと研究が必要かも(笑)。その他は「プライヴェイト・ロードショウ」の振り付けの可愛らしさと「フラワーガール」の可愛らしさの別ベクトルの可愛さ競演が印象的で、「おとなのはじまり」のコーラス部分の大合唱(Go Go Let's Go Adult! あはん/うふん)が想像していた以上に物凄く独特で面白かったです(笑)。

 ひとしきり盛り上がった後は社長の登場。勿論、新情報解禁コーナー! 流れ始めるPVは…!? 「アイマスチャンネル」のPVで、ライブ前に発表になった要素から大きな追加情報が…無い! ということで期待が大きかった分、何となく会場からは肩透かし感も…(汗)。そんな中、登場するのは勿論、坂上プロデューサー! 強いオレンジの光とヘンタイコールに温かく迎えられた坂上さんは久し振りの「訴えるぞ」発言で笑顔でした(笑)。
 今回の発表内容を色々説明する坂上さんでしたが、仕様を説明する度に会場から失笑的レスポンスが来るのがちょっと面白かったです(特に課金部分(笑))。そして、一番期待させた「新プロデュースゲーム for PS3」の追加情報が何も無いということが、一番残念な声ではありましたが、これはPS4での展開も含めて続報を待つしかないですね。とにかく、家庭用を頑張るつもりがある意志を改めて確認できたことが一番の収穫だったと思っています。その他、「ぷちます!」の第二期が決定したことや、赤羽会館でのシークレットイベントへの参加方法などの詳細が出るなど、一応盛り上がったかな?という感じでした。メインは明日の千秋楽に持ち越しということで…。

 坂上さんがステージから下がった後は、ライブの最終パートに突入! 披露されるのは「愛 LIKE ハンバーガー」!
 横浜公演でも完成度が高いバージョンを観ましたが、幕張での披露もまた格別。まさかここまでの仕上がりになるとは思っていなかっただけに、元々好きだったこの歌をより好きになったことを実感。
 そしてヒートアップのベクトルを瞬時に変える「マリオネットの心」! 披露回数を重ねる度に長谷川さんのパフォーマンスの完成度は上がり、それに負けないようにとコール側も進化をしている(コーラスを随分と入れる様になっている)のがちょっと驚きました。ちゃんと「relations」を引き継ぎつつも更なる高みに達した証だな、と感じる瞬間でした。
 その長谷川さんに負けじと沼倉さんも「Rebellion」を披露! 私にとっては初体験ではありますが、ライブで聴くと結構印象が変わり、キレのある激しいダンスもプラスして物凄く格好良く映りました。歌だけ聴いていた時は展開的に少々パンチに欠けると感じていたので、ライブで体験してその物足りなさがガラリと変化。「Next Life」「TRIAL DANCE」に続き、また新たなる剣を手に入れたな、と思いました。
 ヒートアップした会場を優しさで包んでくれるような「Snow White」が流れ、ラストへ向けて動き出した事を悟ります。この「Snow White」は、福岡で披露されたことを知って、今回の幕張ライブで最も楽しみにしていた1曲。CDリリースされてこの曲に触れてから、物凄く心揺さぶられた1曲であり(千早の歌で最も好きです)、それを生で体験出来る瞬間が訪れた今回。もう、感無量と言うか、色々なことが胸に去来してずっと涙が流れていた様な気がします(ヘルシア効果の汗かもしれませんが(笑))。花のブローチにキスをするところなど、ステージ上でのドラマも素晴らしく、今井さんの歌だけでない表現力には感動させられっぱなしです。このライブで聴くことが出来て本当に良かったです。

 今回の幕張公演で最も驚いたのはこの曲が披露されたことです。まさかまさかの「Dazziling World」。私は「ディアリースターズ」という作品にとても思い入れがあり、愛、絵理、涼の三人の関係性やそれぞれの物語は、それぞれとても印象深く、多くの方に触れて欲しいと思っています。その中の主人公の1人である秋月涼は律子のいとこという位置付け。その「Dazziling World」を律子が歌う意味。もう、それだけで胸が熱くなります。更には、その歌を大切に歌い上げる若林さんの振り付けが、秋月涼の歌う「Dazziling World」をベースにしており、もうそれだけで涙が溢れて来るくらい。「ディアリースターズ」の楽曲はそのどれもが名曲だと思っているだけに、披露機会が少なくていつも寂しい思いをしていたこともあって、あまりのサプライズに感動しっぱなしでした(名古屋で「"HELLO!!"」が披露されたことも、その会場に参加は出来なかったけれども嬉しかった)。

 そんな感動続きのセットリストで、今回最も私を感動させる瞬間がやって来ます。前奏が流れた時点で目頭が熱くなっていた。そんな気がするくらいに切望していた「まっすぐ」の披露! 「まっすぐ」という歌には一方ならぬ思い入れがあり(一番大きな理由はXbox360版「アイドルマスター」で10アイドル達成時のエンディングで皆からの「ありがとう」を聴いたこと。私の「アイドルマスター」に対する全てが始まった瞬間)、その後も色々な思いと一緒にいつも私の側にあった歌。私が初めて参加したアイマスライブである3周年のパシフィコ横浜で「アイマス」の仲間入りを果たした沼倉さん。その会場で歌われて以来、一度も唄われることがなかった私にとっての一番思い入れのある曲を、ある意味で私が一緒にアイマスの歴史を歩んだ沼倉さんが選曲して歌ってくれた。もう、それだけで涙が止まりませんでした。そして、担当する歌の中では「動」に分類されるものを担当することが多い沼倉さんが、幕張公演のリーダー曲の締め括りに「静」の曲を歌う。沼倉さんが「アイステ!!!」の中で「AVALON」を唄った時、こういう気持ちを込めて優しく唄う歌を他にも唄って欲しいな…と思っていただけに、その想いがこの様な形で実現したことは格別な思いと共に私の胸に刻まれるものとなったのです。人によっては単なる「まっすぐ」という歌の披露でしかなかったかもしれません。でも、私にとっては本当に特別な想いでこの時間と空間を共有していたのです。もうどんな言葉を使っても表現出来ませんが、この歌をこの様な形で聴くことが出来て本当に幸せでした。

 唄い終えた沼倉さんが他のガールズをステージに呼ぶと、みんなが駆け寄って沼倉さんを抱きしめていました。似たような光景を「アイマス」のライブでは多く見かけますが(笑)、自分もその場に行ってその気持ちを共有し、抱きしめたいと思ったのは…2回目です(爆)。
 ということで、本ライブを締めるのはツアー共通フィナーレである「カーテンコール」。横浜で初体験したこの曲ですが、幕張公演ではまた違った気持ちでこの歌の歌詞を受け留めることになりました。それは会場の大きさや参加人数もありますが、この曲に至るまでの楽曲の流れが大きく関係しています。とても清々しい気持ちで受け留めた「カーテンコール」は、その歌詞の意味が胸に響き渡り、3周年のパシフィコ、4周年のJCBホール、5周年の幕張イベントホール、新春ライブのパシフィコ、6周年の東京ドームシティホール、7周年の横浜アリーナ、冬フェスの幕張イベントホール、そして8周年のパシフィコ…そんなステージを次々と思い出し、今自分の眼前に広がるステージを観て、ここからまた未来に繋がることを想ったら「Sing a song fly to the future どこまでも届けて」が大切なメッセージであると感じたのです。途中に入る「と・き・に」のソロ部分を幕張公演ではオリジナル通りに釘宮さんが唄ってくれたことも凄く嬉しかったです。

 素晴らしいカーテンコールを味わった後は、まだガールズの皆さんの最後のコメントも頂いていない訳ですから、ここで終われる訳はありません。勿論アンコール要求! 今回はジャケット羽織って、汗を拭いてメイクを少し直す程度で出て来れる状況であろうこともあってか、それほど時間を要さずに舞台に照明が灯ります。楽曲が流れる前に皆さんがステージに整列。そして、アンコールに応えてくれた1曲目は…「自分REST@RT」! 福岡公演から導入された「自分REST@RT」は、やはり「アイマス」ライブには必要な歌だな、と改めて感じました。もう切っても切れない、それくらいの勢いと一体感をもたらしてくれる1曲は、アンコールだからこそのパワーを伴って、冬フェスの開幕サプライズにも負けないくらいのパワーを感じました。頭空っぽにしてその時間と空間を心底楽しんでいる、そんな光景を目の当たりにしたこともありますが、個人的にはこの歌を釘宮さんが唄っていることが大きな感動に繋がるポイントの1つでした。竜宮小町という立場から7thでは関われず、冬フェスは不参加。でも今回は、アンコールということから基本全員参加。フォーメーションの中に釘宮さんが居て、そこで他メンバーと一体になっている姿に、釘宮さんの様々な努力を垣間見て胸が熱くなっていました(参加の絶対数が少ない分、追い付くための努力はより多く必要ですから余計にそう感じた)。

 唄い終えた後は、ゲストの4名も招き入れての最後のひとことを皆さんから。皆さんの清々しい表情に、ここまで歩んで来た日々に裏付けされる大きな自信も感じることが出来ました。それぞれの想いをコメントしてくださる中、横浜に続いて肉声での「ありがとうございました」で気持ちを届ける若林さんの姿はとても印象深いものがありました。バンド紹介もここで行われ、今回は全公演、全曲担当してくれたということで本当に大変だったと思いますが、ステージを大いに盛り上げてくれた仲間ですから、会場から奏者の皆さんに向けられたの声援や拍手も大きく響いていました。特にギターを担当した大内慶さんは「いっしょ」を弾いてくれるサプライズをくれて、すかさず会場が合唱状態になる光景もとても素敵で、皆でこのステージを創り上げたことを実感出来る瞬間でもありました。

 そして最後の最後はやはりこの曲!「THE IDOLM@STER」で力一杯目一杯! 遣り残しの無い様に、次に逢うまでの約束の証として1つになった会場は、多くの言葉を必要としませんでした。実に気持ちの良い、最高のフィナーレでした!

 最後はお約束の「アイマスですよアイマス!」を全員で唱和(音頭を取るのがリーダーの皆さんなのがちょっと新鮮)。全員で手を繋いで肉声の「ありがとうございました」の一礼で退場。舞台中央から退場するリーダーのお三方は、会場の三方に向けてそれぞれお礼の挨拶をしての退場となりました。その後は社長が登場しての一本締め。4時間にも及ぶ超ボリュームの夢の時間は幕を下ろしました。

 セットリストこそ多くの曲は予想通りとなったものの、予想の斜め上を行った曲もあれば、既知の曲であっても印象を大きく変えたものもあったり、これまでのライブ同様、8周年幕張公演という1つの想い出がしっかりと刻まれることになりました。参加前はここまで大きい印象を残すとは思っていなかっただけに、ある意味嬉しい誤算でした。ちょっとマイナス点という意味では、ゲームショウと連携する意味は無かったですし、その為に開演時間が遅くなり、結果終演が22:00というのも状況的にどうかなぁ…と(終演後に速攻で帰路に着いても、帰宅が午前様になった人も多く居たと思います)。勿論、公演が長いのは願ったり叶ったりな部分もあるので、長い公演になるならば終演時間が早まる様に開始時間を早くする様に努めて欲しいと思いました。その他ではモラルの問題になりますが、物販関連の徹夜や始発を巡る一悶着や規定違反のサインライト持込、周囲を無視した過度の応援行為や席移動なども目に付きました(どちらも自分の席近くで目にしました…(苦笑))。「シンデレラガールズ」や「ミリオンライブ!」の様に演者が若返るとファンも若返り、モラル低下に繋がる部分も少なからず感じてしまったので、この辺りは「アイドルマスター」が今後抱える問題として、これまで築いた”良い文化”が壊れない様に歴史を積み重ねて行ければと思いました。

 そんなこんなで、楽しんだ幕張初日。明日は会場で声援を届けることは出来ませんが、ライブビューイングにて参加するので、離れたところではありますが一緒に歴史的瞬間を共有して楽しめればと思っています。

 先ずは幕張初日、参加された皆様、公演に携わった全ての皆様に感謝と労いの気持ちを込めて「お疲れ様でした!」。

■付録:セットリスト

  1. READY!! (中村、今井、仁後、釘宮、若林、下田、長谷川、原、沼倉)
  2. 乙女よ大志を抱け!! (中村)
  3. キラメキラリ (仁後)
  4. いっぱいいっぱい (若林)
  5. We just started (長谷川、下田)
  6. リゾラ (釘宮)
  7. Brand New Day! (沼倉)
  8. arcadia (今井)
  9. 風花 (原)
  10. お願い!シンデレラ (福原、大橋)
  11. S(mile)ING! (大橋)
  12. 素敵なキセキ (山崎)
  13. Never say never (福原)
  14. Precious Grain (田所)
  15. Thank You! (山崎、田所)
  16. It's Show (若林、下田、沼倉)
  17. キラメキ進行形 (中村)
  18. 黎明スターライン (下田)
  19. プライヴェイト・ロードショウ (playback,Weekday) (釘宮)
  20. フラワーガール (原)
  21. おとなのはじまり (下田)
  22. 愛 LIKE ハンバーガー (仁後、若林)
  23. マリオネットの心 (長谷川)
  24. Rebellion (沼倉)
  25. Snow White (今井)
  26. Dazzling World (若林)
  27. まっすぐ (沼倉)
  28. カーテンコール (中村、今井、仁後、釘宮、若林、下田、長谷川、原、沼倉)

アンコール

  1. 自分REST@RT (中村、今井、仁後、釘宮、若林、下田、長谷川、原、沼倉)
  2. THE IDOLM@STER (中村、今井、仁後、釘宮、若林、下田、長谷川、原、沼倉、大橋、福原、山崎、田所)

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