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2013年10月

2013年10月30日 (水)

「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 07」

Dscf4205 気が付けばランティス担当の「LIVE THE@TER PERFORMANCE」のシリーズもアルバムとして6枚目。毎月1枚のペースを守って制作しているというのは素直に凄いな、と思います。しかしながら、やはり「765プロ」として日本コロムビアから新譜が出る時のテンションと比べると間違いなく低く、普通に発売日を楽しみにする程度になっているのは自分的にも寂しいところ。その理由はこれまでリリースされて来た6枚が「胸に来るものがあまりない(アイマス曲」として素直に受け留められない)」という根本的な部分にあるのが、これまた何とも…。それでも、当たりが出ることを楽しみにしているのは間違いなく、今回は諸事情でフライングは出来なかったものの、発売日を忘れることなく(笑)キチンと入手しましたので、所感を残しておこうと思います。

 収録内容は、これまでと同様のドラマパート7編、ボーカル5曲(ソロ4曲+ユニット1曲)の構成。少し変わったのは冒頭のドラマパートが「1時間前」でなく「1週間前」になったことと、収録時間が60分という、シリーズ最長になったこと。これは、今回のユニット(三浦あずさ、篠宮可憐、高山紗代子、福田のり子)の影響によるものでしょうね(笑)。

 今回選抜された4名は私にとって割と引っ掛かりの弱いメンバー(勿論、その中においてあずさは別格で思い入れはありますが)。その中で年長者且つステージ経験も多いあずさがリーダー的位置に居る感覚は、従来の765プロでは味わえない不思議さがあって新鮮でした。
 ドラマの中で「地味な私たちは~」といったトークが交わされるくらいに、福田のり子、篠宮可憐、高山紗代子は確かに地味目。可憐は見た目こそ派手ではありますが、中身は雪歩みたいな感じなのでかなり控えめ。一応、「ミリオンライブ!」は初めから声が付いて登場しているので、プロフィールだけでなく色々台詞もあってある程度のキャラクターは理解しているのですが、こうしてメンバー同士の掛け合いがあると、より強く印象付くものですね(それでも、キャラクターとして自分の中には「このキャラ、良いな」と株が上がったりはしませんでしたがが…(汗))。

 歌は数回繰り返して聴くうちに少しずつ「好みかな?」と感じるものは出て来ましたが、初めて聴いた時は全曲殆ど引っかからずに終わってしまうという、シリーズの中で最も印象が淡白なアルバムとなった今回。楽曲が頭に入って来なかった原因の最たるところは、構成されたドラマパートの観客側の反応にありました。これまでも散々その”気持ち悪さ”は感じて来ましたが、今回ほど「おぉっ!?」の反応が無駄に連発されて(数えてやろうかと思ったくらいです。聴き直す気は全く無いので分かりませんが)、まるで実際の観客となる私たちを馬鹿にしている様に感じてしまったことは本当に残念でなりません。ドラマ自体の内容は、あずさのマイペース振り、可憐のオドオド感、紗代子の堅物感、のり子の…何だろう?(爆)というバランスが醸し出す空気感を味わえるものではありましたが、ステージでバニーガールの格好をすることの非現実感や、縄跳びをする話などの展開は少々疑問は残りました。あずさの天真爛漫さを学び取るのり子、可憐、紗代子の構図は良かったと思うので、演出が失敗したドラマだった様に思います。

 楽曲の話に戻すと、聴き込んで行くうちに好きになる楽曲というのはありますが、殊「アイマス曲」は初めて聴いた時から手応えを感じる楽曲も多くあり、そういう意味では同じ条件で聴き始めた「ミリオンライブ!」の楽曲が手応えを感じにくいのは、やはり何か理由があるのだと思います(最近、BEST盤が発売され余計にその”差”を感じました)。「ミリオンライブ!」関連曲の多くが「単なるキャラソン」に聴こえてしまうのも作り手側のさじ加減に原因がある様に思えます。

 今回の中で最も素直に「いいな」と思ったのは「マイペース☆マイウェイ」(でも、「~なっしー」という歌詞から”ふなっしー”を連想してしまうのはマイナス(笑))。歌い手の頑張りが感じられた「ちいさな恋の足音」も印象に残りました。あずさの唄う「嘆きのFRACTION」も久し振りの(?)カッコいい系で「おぉ」と思ったものの後一押し足りない感じ。「君想いBirthday」が一番普通に感じてしまいました(…高山紗代子というキャラクターにも原因あるかも)。ユニット曲の「カワラナイモノ」は悪くはないものの、もっとユニットの個性が出ていても良かったかな?と感じました。

 「楽しめた」と言えば、及第点くらいには楽しめましたが、Amazonのレビューで満点を付けるレベルでは全く無く、例えば過去作品の「MASTER SPECIAL SPRING」の様に心を動かすことがあったアルバムを満点の基準に考えれば、至って普通のアルバムかな…と。

 次回は待望のやよいの他、可奈、環、育という個人的にも結構良い感じのユニット。今回のマイナス印象を全て吹き飛ばす様なアルバムを期待していますが、果たして…?

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2013年10月23日 (水)

「シャイニーTV」コンテンツパック ミニアルバム04 "Earnest" 千早フレンズ 配信!

Dscf4207 10月に配信となった「アイマスチャンネル」も週一ペースでコンテンツ配信がなされ、予想以上のハイペース。まぁ、既存ソフトを流用していることからすればこのペースも頷けます。「G4U!」は基本的に全巻所有しているので(なのに1つも起動したことが無い(爆))、用事があるのは「シャイニーTV」のコンテンツパックのみなのですが、それでも10月は初回の2本はあくまでローンチとして配信された上、通常配信サイクルとして更に2つあったために購入は既に4パック(6,000円…(汗))。まさか1ヶ月でこの出費になるとは思わなかったものの、取り敢えずは楽しめているので良しとします(2013年は驚くほどにゲームソフトを購入しなかったので、このくらいの額であれば許容範囲…かな?)。

 今回は千早のチャンネルが配信。番組は「Bright Songs」で、千早らしい番組…というか、既に配信された他のメンバーと同じシステムの番組というか(笑)。ですので、会話は新規モノですが、システムはこれまで同様。4つのシーズン(デビュー、レギュラー、プロ、マスターの難易度別)それぞれに5番組+特番の6本とビデオレターがあるものです。
 PSP版「シャイニーフェスタ」では余裕だった曲も、PS3版だとなかなか思う様に行かないので(画面の広さやコントローラの感覚やボタン押下タイミングの違いに因るもの)、別の歯応えがあります。特にチャンネル中のチャレンジは玉の出現が短いもの、玉の流れが速いもの、全部同色のものなど足を引っ張る要素満載で、これまた一苦労。レギュラー程度であれば所見でも問題無しですが、プロ以上になると途端に歯が立たなくなり始めます。ある程度ステージを練習した後に「シャイニーTV」に臨まなければ太刀打ち出来ません。それでも、上達が反映されてクリア出来る様なゲームは遣り甲斐がありますね(ソーシャル系の単なるクリックするだけのルーチンワークはやはりゲームじゃないな、と強く思ってしまいます)。

 今回の「千早フレンズ」には「目が逢う瞬間」「shiny smile」「おはよう!!朝ごはん」「私たちはずっと…でしょう?」「蒼い鳥」が収録されており、「蒼い鳥」はスローテンポな曲なので、これがなかなかに難しいです。歌い手も千早、真、貴音というユニットにしたのが新鮮です。その他は「シャイニーフェスタ」で既出のものですが、PSPでプレイしていた頃の印象と違って見えるのは画面の大きさの影響なのでしょうか。当時苦労した「私たちはずっと…でしょう?」はSS評価を獲るのに少し手こずりましたが、散々プレイしたからかフルコンボ自体はそこまで苦労しないで獲れたのは良かったです。一応、当時の経験は生きているということですね(笑)。

 ちなみにチャンネルトップでのBGMとなるカラオケトラックは、ダウンロードとは関係なく毎週更新(5曲入替)の様ですね。その中で、カラオケトラックとして初めて聴くものも多く、今更ながら録音しておけば良かったかな…と思ってしまいました。それはそうと、初めて聴いた中で「目が逢う瞬間」のカラオケが、貝田由里子さんが作詞を担当しているからなのか、コーラス部分も貝田さんの様で、聴いていて「FictionJunctionみたいだな」と思ったのは新たな発見でした(笑)。

 11月は隔週配信でしょうから、2本(3,000円)の配信ならこれまでのDLCとあまり変わらない額なので懐的には助かります…って、結局必要ならばいくつ配信されようと購入してしまうのですが(笑)。次の配信も楽しみです。

[2013.10.30追記]

 11月は6日と20日の2本配信で、響と美希とのこと。何が追加されるのか楽しみです。

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2013年10月22日 (火)

「THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -SWEET&SMILE!-」

Dscf4204 「アイドルマスター」の表情豊かな名曲たちをBlu-SPEC CD2でリリースする「GRE@TEST BEST!」のシリーズも2枚目。リリースから1年待った「ビジョナリー」のM@STER VERSIONが収録されるということからも、とても楽しみに待っていた1枚。勿論、フライング入手して来ました!…って、危なく店が閉まるところでしたけれど(汗)。それと、また劇場版公開記念の身にクリアファイルを頂きました(笑)。

 今回は「SWEET&SMILE!」ということで、ラインナップされた30曲はどれも「なるほど」と感じられるもので、その括りの中で歴史を辿りながら聴かせてくれる構成やBlu-SPEC CD2でのクリアな音質による印象の違いで「ベスト盤」とは言え、1枚目の時と同様に驚く程に楽しめている自分が居ます(複数バージョン)。

 購入された方の中には、収録されている楽曲に「おぉ、久し振りに聴いた!」といった感想を持つ方もいるかと思いますが、常日頃から割と万遍なく聴いている私にとっては「久し振り!」とか「懐かしい!」とか感じる曲は皆無なため、そういう新鮮味は無いのですが(笑)、だからこそ耳に馴染んだ曲がBlu-SPEC CD2により「おぉ」と感じる感覚は強くあるかもしれません。今回、それが顕著だったのは「神さまのBirthday」「私はアイドル▽」「キミはメロディ」でした。全体的にも音の輪郭がハッキリと分かり、余韻が細部まで聴けている他、透明感が増している部分が印象的に残りました。
 目玉でもある「ビジョナリー」のM@STER VERSIONですが、これまで「シャイニーフェスタ」収録版をかなり聴いていて、冬フェスでのM@STER VERSIONでも慣れてしまったため、今回のCD収録はかなり違って新鮮に感じました。歌唱パートがこれまで聴いたものと異なるため「おぉ」と思ったり「えー」と思ったり(笑)しましたが、やはりフルで聴けるのは嬉しいですね。

 2枚組(何故か1枚ずつのクリアケースに入れられ、杏仁豆腐さん描き下し特製スリーブに収納)で、ブックレットは簡素ながらも30曲分の歌詞カードですからそこそこのページ数。127分にも及ぶ収録曲はそれだけでも「アイドルマスター」の歴史に触れられます。1枚目と違った雰囲気に纏まった今回のCDは、SWEETとSMILEだからなのか、参加しているメンバーに偏りを感じるものの(笑)、次に続く「COOL&BITTER!」は今回多く登場したメンバーが減るでしょうから問題なし!でしょうね。次回はどんなジャケットで何が収録されるのか、予想しながら発売を待つだけでも楽しめるというのも「アイドルマスター」というコンテンツの凄さかな、と思います。また1ヶ月待つことになりますが、次の新曲収録は「edeN」だと思うので楽しみが止まりません! 最後の「LOVE&PEACE!」は「Vault That Borderline!」の他に「待ち受けプリンス」を収録するくらいのサービス&サプライズを用意してくれたりしませんかね、日本コロムビアさん?(笑)

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2013年10月13日 (日)

キューポッシュ「星井美希」発売!

Dscf4202 コトブキヤの可動フィギュアの新たなシリーズ「キューポッシュ」の第一弾を飾った「天海春香」から半年。「アイドルマスター」としては第二弾、シリーズとしては六体目となる「星井美希」が発売されました。発表された時の発売予定は11月だったので、結果的に早く手元に届いてくれたのは嬉しいですね。これで春香も寂しくなくなるでしょう…って飾ってないけれど(笑)。

 今回の美希も春香同様、とても可愛らしく仕上がっています。ブリスターに入った状態で手を前に差し出し、片足上げたポーズというのも新鮮で、可動フィギュアの大半は仁王立ちでパッケージに収められているので、この時点でアピール度が全く異なります(笑)。

 纏った衣装は春香と同じ「ピンクダイヤモンド765」なので、今後もシリーズを重ねるのであれば統一されると思います。可動を前提に考えると、このラグジュアリーベースの衣装選択は正しいですね。
 付属の小物は、マイク&マイクスタンド、亜美と真美のパペット、おにぎりとその持ち手、表情はにっこり、不満、笑顔の3種で、手も平手、指差し、マイク握りの3つで、ポージングも含めると相当なプレイバリューになりますね。関節保持力や足裏マグネットによる片足立ちで自立など、シリーズの特色を活かした魅力的パッケージになっていると思います。

 第三弾は雪歩に決まった様なので、この調子で765PRO ALLSTARS全員が集結出来る様に、コトブキヤさんには頑張って欲しいです! 何年掛かるかはこの際考えないでおきます…(笑)。

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2013年10月12日 (土)

日本BGMフィルハーモニー管弦楽団 旗揚げ公演

Dscf4200 これまでゲームミュージックをオーケストラが演奏する、という機会はそれなりにあって、その多くは国民的ゲームとして名を連ねる「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」をタイトルに掲げるコンサートが代表的なものだと思います。それら”有名なゲーム”は、一般に馴染みのあるソフトであるものの、私自身は特別思い入れも無く、もっと他に「オーケストラで聴きたい!」というソフトがあっても、ネームバリュー(=集客力)ということを考えると実現は難しいだろうな…と、有名ゲームのオーケストラ公演を目にする度に、そんな寂しさを覚えて幾年。その中で、目に留まった1つの耳慣れぬ管弦楽団、それが”日本BGMフィルハーモニー管弦楽団”です。

 「ゲームミュージックを演奏するプロの管弦楽団」という、今までの様なアマチュア規模や、有名ゲームのオーケストラコンサートという括りではなく、「ゲームミュージック」であればどんな作品にもスポットが当たる。そう思うとワクワクが止まりません。そんな管弦楽団の旗揚げ公演が行われ、その演奏プログラムに「グランディアのテーマ」「組曲ファザナドゥ」「交響組曲アクトレイザー」など、私個人としても垂涎の曲目が目に留まり、平日開催とは言え何としても駆けつけなければ!ということで、チケット手配。何とか、当日無事に参加することが出来ました。

 会場となる「かつしかシンフォニーヒルズ」は初めて足を運ぶ会場で、青砥自体は友人宅があることもあって馴染みのある駅ではあるのですが、コンサートのために訪れるというのは結構新鮮でした(笑)。
 会場に到着して入場すると思っていたよりも大きく立派なホールで、「モーツァルトホール」という名に恥じない目の前に広がる光景にテンションアップ! プロのオーケストラコンサートというものに足を運ぶのも結構久し振りなこともあって(恐らく、10年以上前に参加した”第九”のコンサートが最後ではないかと)、気持ちが高揚しています。

 座席が3列目(実質2列目)ということもあり、目の前に見えるのは弦楽器と指揮者くらいで、オーケストラ全景が見えないのが残念ではあったものの、学生時代ブラスバンドに参加していたこともあって、弦楽器の演奏を間近で観られるのは新鮮味があって、前に出て来るソリストや指揮者の細かな指示に注目することも可能な席という、今の私にとっては良い席だったかなと感じました(それでも、自分が担当していたのが金管楽器だったので、それらのパートが全く視界に入らないのも寂しいのは間違いなく)。

 今回の公演プログラムは、元々楽しみにしていた「グランディアのテーマ」「交響組曲アクトレイザー」以外は、全く耳にしたことも無い楽曲・少し知っている楽曲というもので、それらの楽曲は受身で聴いていた部分も多く、本来の「オーケストラ演奏のゲームミュージックを全身で味わう」というものからは少し外れたものになったのは致し方ないものの、逆に楽しみにしていた楽曲群は「オーケストラによる生演奏」を全身で感じ、奏者の熱い気持ちを受け留められて大きな収穫となりました。その他では「スクウェア・エニックス関連ソフトの楽曲はメロディやフレーズが親しみやすく印象的で、オーケストラとの親和性も高い」ということを改めて感じることとなりました(原曲がオーケストラを意識したものになっているからなのでしょうけれど)。

 安定の「ドラゴンクエスト」序曲で開幕し、第一部は「グランディアのテーマ」でスタート…なのですが、私はこれで第一部が終わってしまった感じで(汗)、後は普通に楽しんだものの気持ち的に乗りきれずに受身でいた感覚が残ってしまったのは少々残念でした。しかし、休憩10分を挟んだ第二部は全く異なり(奏者の方がバラバラと入場している中で配置に付いたらメロディを奏で始めて、気が付けば1つの楽曲が完成して行くといった演出がとても印象的であり、奏者の方も第一部と配置が変わり、役割にも変化が)、非常にオーケストラが活きる楽曲群であったこともあってか、知らない曲でも気持ちが乗って来る、そんなパワフルなステージを味わうことが出来ました。特に圧巻だったのは、合唱団も入場しての交響組曲「アクトレイザー」。ゲーム発売当時、交響曲アレンジがされたアルバムは聴いてもピンと来なかったのに、今回それをベースに2013年版として蘇ったものはとても印象が良く、構成の良さも感じることとなりました。これが生演奏の力なのでしょうか?(笑) 第一部よりも緊張がほぐれたのか、とてもノリノリな演奏だったこともプラス要因でした。第二部はその他にも業界の1つの事件となった「アクトレイザー」とその影響を受けた「ファイナルファンタジーIV」の競演、というのも実に感慨深いものがありました。
 拍手を入れるタイミング等は観客側にも不慣れな感じはありましたが(まぁ、オーケストラアレンジされた楽曲だとどこが演奏の完了なのが分かり辛く、特に組曲においては楽章毎に1回終わるので余計に難しい)、そこまで堅苦しいコンサートではないと思うので各々が楽曲や演奏を楽しめれば良いと思いますし、アンコールでの手拍子や最後の演奏を終えてやり切った清々しい笑顔を浮かべた団員の皆様を見る限り、旗揚げとしては大成功と言えるものになったのではないでしょうか。2時間ちょっとの公演時間は、あっと言う間に感じましたし、とても楽しい時間でした。

 ゲストとしても、岩垂徳行氏や古代祐三氏、伊藤賢治氏らがいらしてコメントや想いを述べられていて、久し振りに見る方も多くて嬉しかったです。岩垂さんは開演前に物販コーナーで売り子をしていたり、そのサービス精神旺盛振りは以前から何も変わっていなかったのが嬉しかったです(もう少し時間的余裕があれば、久し振りにご挨拶したかったです)。

 今回、コンサートミストレスを担った尾池亜美さん(情熱的な演奏で笑顔も素敵でした)、小林明日香さん(少し緊張していた感はありましたが、古代節を力強く表現してくれました)をはじめ、男性のハープ奏者である小林秀史さん(とても繊細で表情豊かな演奏を聴かせてくれました)は特に印象に残りました。その他では槌田委世さんに視線釘付けでした(笑)。全体的に楽団の皆さんが若くて、自分の中の「管弦楽団」の印象からするととても新鮮に映ったのも印象に残りました。

 「日本BGMフィルハーモニー管弦楽団」という名前に込められた思いに触れ、今回の成功を受けて今後も楽しみな楽団。長く活動を続けて行く中で、どの様な楽曲が演目に選ばれて楽しませてくれるのか。数々の名曲たちを新たなステージで語り継ぐために、より多くの楽曲を表舞台に引き上げて奏で続けて欲しいと思います。ゲーム音楽は「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」だけではありませんから…(強く強く「ガイアポリス」を聴きたくなった私(笑))。

 【日本BGMフィルハーモニー管弦楽団公式サイト】
 http://jbp.or.jp/

■プログラム

  1. 序曲/「ドラゴンクエストI」より

    【第一部】
  2. グランディアのテーマ/「グランディア」より
  3. The World Adventure/「ソニックワールドアドベンチャー」より
  4. メインテーマ「Wonder World」/「ソニックロストワールド」より
  5. パズル&ドラゴンズメドレー/「パズル&ドラゴンズ」より
  6. 華龍進軍/「三國志V」より
  7. 組曲「ファザナドゥ」/「ファザナドゥ」より

    【第二部】
  8. 赤い翼~バロン王国~愛のテーマ~オープニング/「ファイナルファンタジーIV」より
  9. 風の憧憬~クロノ・トリガー/「クロノ・トリガー」より
  10. 交響組曲「アクトレイザー2013」よりAct1,2,3,6/「アクトレイザー」より

    【アンコール】
  11. 子午線の祀り/「聖剣伝説2」より
  12. Smiles and Tears/「MOTHER2」より
  13. 序曲のマーチ/「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」より

[2013.10.14追記]

 以前発売された「交響組曲アクトレイザー」を十数年振りに聴いたところ、編曲が全く変わっている部分も多く、特に「フィルモア」なんて別物でした。このCDの発売当時、この「フィルモア」のアレンジが気に食わなかったのを凄く思い出しました。CDは和田薫氏がアレンジ担当、今回の羽田二十八氏がアレンジ担当ということで、ゲームの印象をそのまま大きく膨らますアレンジをした羽田氏の方が好みだったということですね。是非2013年版で「交響組曲アクトレイザー」をCD化して欲しいです!

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2013年10月 9日 (水)

「シャイニーTV」コンテンツパック ミニアルバム03 "Mystic" 貴音フレンズ 配信!

Dscf4194  先週リリースされたばかりの「アイマスチャンネル」内で、現在メインのコンテンツとなる「シャイニーTV」に、新たなアルバムが配信開始となりました。「アイマスチャンネル」が発表された時、「月2回隔週で配信」と言っていたと思うので、1週間経ってもう次が配信されたということに焦っています(汗)。毎週1,500円だと少々キツイので、月2回隔週で1本ずつ(合計3,000円くらい)がペース的には丁度良いので…。勿論、配信開始されたとしても自分で購入するペースを考慮すれば問題はありませんが、配信されたら当然直ぐダウンロードしたいので、それは無理です(笑)。

 初めに配信された「"Flower"春香フレンズ」「"Cheer"やよいフレンズ」に続くのは「"Mystic"貴音フレンズ」。自分のプロデュースユニット「カラードジェネシス☆」の中核メンバーですから、早い配信は嬉しい限り。収録楽曲がPSP「シャイニーフェスタ」からの出典が多いのは前2本と同じながらも、「キミはメロディ」「またね」といった「アイドルマスターSP」からの復活組に加え、「CHANGE!!!!」「オーバーマスター」の様な「アイドルマスター」における代表曲、「Next Life」の様なゲーム本編ではプロデュース出来なかった曲という、ファン垂涎とも言える選曲。しかも、「オーバーマスター」と「キミはメロディ」は貴音のソロという、結構”俺”得状態ですから(笑)。

 今回のダウンロードは約90分(2GB)で、購入してダウンロード開始した後、「アイマスチャンネル」にて「シャイニーTV」の春香とやよいの3rd.SEASONをプレイ、クリアしているうちにダウンロード完了となったので、インストールして起動!
 ホーム画面では「Honey Heartbeatや」「shiny smile」「待ち受けプリンス」「ビジョナリー」「My Best Friend」など、これまでに流れなかった曲がBGMとして流れる様になり、これがダウンロードの影響なのか週間で変わるのかは分かりませんが、バリエーションが増えるのではなく更新されていってしまうものであるならば、聴けるうちに聴いておくのが良いかもしれませんね。
 ログインボーナスも、初回分をコンプリートしたら更なる追加は行われなかったので、期間内に既定回数をコンプリートすれば良いタイプのボーナスの様ですね(そういう意味では毎日のログインに拘らなくても良さそうなので、それは気楽で嬉しいです)。

 「シャイニーTV」の貴音チャンネルは「王女様の食卓」(笑)。初めて「アイドルマスターSP」に登場した頃の貴音とは別人の様な”食”が似合うキャラクターに育った貴音の番組は、これまた個性的。でもシステムは「春香のドタバタ♪クッキング」や「Hi! Touch!」と変わらないので、そこまで楽しみが変わる訳ではないので念の為(笑)。取り敢えず、特番を経てのビデオレター(1st.SEASON)まで観ましたが、「アイドルマスター2」のプロデュースを色々と思い出して勝手に胸が熱くなりました(笑)。

 今回、「シャイニーフェスタ」に実装された楽曲とは言え、かなり新鮮に感じたのはプレイを徹底的にやっていない楽曲が多いからなのかもしれませんが、その多くは大画面でのPVや打つ感覚がPSPのそれと異なるという影響も大きいと思います。初登場時の歌唱による歌い方の違いや曲アレンジの違いなど、ライブでの振付の逆輸入なども含めて、改めて楽しめる要素に溢れたゲームだな、と個人的には思いました。新登場の「またね」はPVの作りもなかなかで、765PRO ALLSTARSであることも勿論ですが、春香の入れ方が卑怯極まりないと思います(笑)。

 取り敢えず、急いでプレイするタイプのゲームではないので、チャンネル内のアルバムが追加されるタイミングを基本に、今後も永くプレイし続けて行けたらと思います。

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2013年10月 8日 (火)

「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Cute jewelries! 001」

Dscf4192 先週発売されたばかりの「シンデレラガールズ」の新シリーズ「jewelries!」の第二弾「Passion」。第一弾の「Cool」も含めて聴き込みもほどほどの中で更なる新譜投入は良し悪しは感じるものの、カバー曲中心のアルバムなのでそれほど集中して聴く感じでもないことから、割と気楽に構えて迎えられています。まぁ、そもそもが「シンデレラガールズ」の新譜なので、自分の中に湧き上がるテンションの差は765プロのそれと比較すると雲泥の差ではありますが…。

 今回はシリーズ最初を締めくくる1枚。「Cool」「Passion」と続いて待望の「Cute」がリリースされた訳ですが、どんな仕上がりで聴かせてくれるのかを楽しみに、フライング入手したので所感を残しておこうと思います。

 アルバム構成はこれまで同様。ソロのカバーが5曲、ユニット曲が2曲で内1曲がシリーズ共通曲、収録後ドラマ1編に加え、ユニット曲のカラオケが収録されており、今回はシリーズ共通曲のカラオケも収録されています。今回はカラオケ1曲多いのに収録分数が他シリーズと同じくらいなので、実質ボリュームとしてはCuteが一番コンパクトではありますが、その分のインパクトを感じさせてくれれば…と聴き始めたものの、割とあっさり目に終わってしまいました…(汗)。

 ユニット曲「アタシポンコツアンドロイド」はトータルでとても可愛い仕上がりだとは思いますが、思ったより手応えを感じなかったのは自分が思っていた程に”キュート”と感じなかったことが理由かと(期待や好みの影響ですね。なので聴き込めば変わる可能性もあります)。不思議さも感じる歌で、少しパッション寄りの印象。ご主人への気持ちが強過ぎて人間になっちゃった的な歌は、1番を受けての2番の内容が活きているのが楽しく、「きゅん!ヴァンパイアガール」を手掛けたササキトモコさんならではの味付けも良い感じだな、と思いました。

 カバー曲群は卯月の「気まぐれロマンティック」には歌唱の進化がハッキリ分かる仕上がりに「おぉ」と感じ、みくの「しっぽのきもち」はみくにぴったりハマっていて選曲とアレンジの妙を感じ、菜々の「碧いうさぎ」は菜々に歌わせる意味が、題材だけでなく年代的にも合致している様で深さを感じ、杏の「ルル」も正に杏が唄うべき歌だと感じ、美穂の「遠く遠く」はアレンジがポップで新鮮に聴くことが出来たなど、総じて楽しめました。全体的にインパクトは無かったものの、驚く程にピッタリ過ぎて選曲は素晴らしいな、と感じました。個人的にはCoolの「蒼穹」の様な、歌い手にとっても挑戦的な歌を欲していたので(笑)無難な仕上がりは物足りなさを感じてしまう部分もありました。

 シリーズ共通曲の「ススメ☆オトメ」は、全体的なバランスはCuteが一番良かったと感じたものの、改めてCoolやPassionを聴いてみるとそれぞれに良さがあると感じたので、敢えて一番好きな部分を切り貼りして自分好みの音源にしてみる、という遊びも楽しそうですね。インパクトは少ないものの、じわじわ好きな箇所が増えて行く感じのこの曲は、流石は「アイマス」でも名曲に携わる森由里子さんと田中秀和氏が手掛けたものだな、と感じています。

 ドラマパートである「収録後の打ち上げ」では、菜々が腰を痛めて倒れていたり、弁当のおかずのハンバーグと鯖の味噌煮の選択で、ネコ好きのみくに気を利かせた杏とのバトルから一転、打ち上げ準備として料理担当(菜々、卯月、美穂)と片付け担当(杏、みく)で2チームを編成し、各々の作業現場をクローズアップ。レンジでチンだけの冷凍食品に美味しくなる魔法を掛ける美穂の姿(けしかけたのは菜々)や、ダラダラ・気まぐれ対決を経て居眠りモードの杏&みくコンビの行方は? 片付いていない現場に直面し、一言申す卯月に訪れる結末とは?の様なドラマは、それぞれの役どころがあって楽しい仕上がりではありました。やはり、これまではソロトークが殆どのメンバーですから、掛け合う事の面白さはやはりありますね。脚本的に地味だった気もするので、今度はCool×Passion×Cuteのクロストークが欲しいところです。

 ということで、楽しむことが出来た1枚ではあるものの、これまで連続リリースされた3枚を混ぜてシャッフルで聴くとまた味わいが変わって来ると思うので、ある意味これからが私にとっての聴き込み本番かな?と(笑)。今後も他シリーズも含めて連続リリースが待っているので、その中でどれだけの存在感を放てるか、という部分も含めて楽しんで行ければと思います。

 それと、今回のシリーズはアニメイトで全巻購入したのですが、特典のクリアポスターがなかなか良い感じで、これまで紙のポスターの方が好きでしたが、これはこれで…と思えたのが新鮮でした。そして、また劇場版チケットホルダーも頂くことが出来ました(笑)。

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2013年10月 5日 (土)

クロジ第12回公演『ヒルコ』

Dscf4191 観劇の趣味がある訳ではない私が、「次の公演も行けるなら行きたいな」と思い、有り難いことに観劇を続けられている劇団があります。それが「乙女企画☆クロジ」改め「クロジ」です。

 観劇するきっかけになったのは客演である能登麻美子さん。第9回公演「エ ン ガ ワ ノ ク ラ ゲ」は、舞台の使い方、場面転換のテンポ、役者さんの個性など、とても自分の中に驚きや感動が生まれた公演で、きっかけこそ客演に因るものではありましたが、主宰である福圓美里さんと松崎亜希子さんの存在感と纏め上げた舞台を観て、他の舞台も観てみたいという思いが今に繋がっています。これまで色々な劇団の舞台を観劇しましたが、自分の中に劇団の存在感として何かを残したのは初めてだった(結局、目的の役者さんの役どころを主体に観ることが殆どだった)ので、クロジは特別な存在と言えると思っています。

 クロジの舞台に魅了されて行く人が増えて来たのか、私が初めて観た第9回公演よりも会場が大きくなっているというのに、チケット手配が格段に難しくなっています。特に今回は、チケット予約システムの問題もあって危うく取れないところでした(苦笑)。まぁ、結果的に希望の公演ではなかったものの手配が出来ただけでも良かったです。チケット手配に関してはトラブル報告も兼ねた要望をクロジ事務局へお伝えしたので、今後色々と改善されたら良いですね。

 第12回公演「ヒルコ」は、架空の世界ながらも戦の優劣が絶対的な支配力を生んでいた時代の話で、強国の驚異に晒されていた小国2つが、いがみ合いを止めて手を取り合おうと、二国の同盟の証として若い夫婦が誕生したところから始まります。登場人物は、小国の1つである「ウルガノ国」の王子、その幼馴染の側近、幼馴染の女中、「ツツジモリ」の姫とその兄、強国「マガシロ」の頭領とその妻、兵器開発責任者、占い師の9名が織り成す物語は、いつもの”クロジ”テイストで、どこか壊れた愛、真っ直ぐな愛、愛からの憎しみ、男と女…、登場人物同士の関係に無駄がなく、どこか非日常的でありつつも”愛”の形について考えさせる、救いがありつつも決して単純なハッピーエンドとは言えない、そんな密度の濃い2時間半でした。

 舞台設備の創り、立体的な場面構成を演出する照明、場面切り替えのスピード感、役者の熱量。役どころも含めて、個性のぶつかり合いと演出の上手さが観ている者を飽きさせずに集中させてくれ、全く時間を気にすることなく駆け抜ける舞台は流石でした。ところどころに入る、ちょっとした笑いを誘う台詞やアドリブはその時々の舞台が引き出すものですが、息の詰まる緊張感を程よくガス抜きしてくれるのも上手い観客コントロールだと思います。

 今回の舞台は、結婚して間もない二人の間に、戦へ行く夫を見送る嫁が「必ず戻る」という夫の言葉の「証」を欲するがため、夫の指と自分の指を交換する…。その感覚は自分の中には全く湧かない感情ながらも、一つの”愛”の形として終始変わらずに居た福圓さん演じる真珠の想いは、「実際にこんな娘が居たら鬱陶しく思いそうだな」と思う反面、「ここまで想われ、真っ直ぐな愛を向けられていることは幸せなことだな」と思う自分も居て、これまでのクロジの舞台の中で一番考えさせられる舞台になった様に思います。
 最後、部落を失い行き場を無くした中で、王子である右斗と姫である真珠の冒頭に語った小さな夢と、全く形を変えて至った現実である”今”を目の当たりにしつつも、初めて本当の想いが繋がった様に感じられて、ちょっと目頭が熱くなりました。右斗の吐露する胸の内とそれをボロボロになりながらも真っ直ぐな愛を向ける真珠の想いのそれぞれの結果。二人で失ったものをお互いが支えながら光に向かって歩む姿が、誰からも祝福されない様な状況下にあっても、小さな幸せを紡いで行くことが出来る様な気がして、あまりにも救われない中でも”ハッピーエンド”と言える、そんな印象を受けました。実にクロジらしい纏め方だな、と。

 今回、それぞれ役者さんが非常にバッチリはまっていて、元々の役者さんを意識することなく、個々の役そのものとして観られたと思います。ただ、自分の中で福圓さんだけは不思議な感覚があって、2013年に入って「スマイルプリキュア!」を全話観たことから、福圓さん演じる「星空みゆき」の印象が強く残っていて、感情の振り幅や魂を絞りきった演技がとても真珠と似ており、その時々でみゆき(っていうか「キュアハッピー」(笑))が頭を過ぎることがありました。その魂の演技を目の当たりに出来たことは、自分の中で大きな収穫でした。特に、前回の11回公演「かみさまのおかお」では、福圓さんの演技を見られなかった(ダブルキャストで、私が観た回は藤田咲さんだった)ので、私が観た中でも初のヒロインだったことも嬉しくありました。

 終演後はオリジナル台本とパンフレット、第11回公演「かみさまのおかお」のDVDを購入。公演内容と色々異なる台本を読む楽しみもありますし、パンフレットで各役者さんの意気込みや想いに触れることも出来た(福圓さんが「私が真珠の心情に少しでも疑いを持ったらお客様の気持ちを引っ張れない」と苦労と覚悟に触れられた)のはとても良かったです。「かみさまのおかお」も、ダブルキャストの両公演を収録してくれたので、私が観られなかった公演も含めて見比べてみたいな、と思っています。

 次回公演は来年9月ということなので(TGSと日程丸被りの予感が…(汗))、また足を運べる様であれば是非観劇したいな、と思います。この度は、素敵な公演で楽しませて頂き、本当にありがとうございました!

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2013年10月 3日 (木)

「アイマスチャンネル」配信開始!

 東京ゲームショウ2013にて発表された「アイマスチャンネル」。新コンテンツの総合窓口的な役割を担うアプリケーションということで、総合的なニュース発信は勿論のこと、ログインボーナス(最初は欠片を集めて壁紙ゲット)、PSPやiOSで発売された「シャイニーフェスタ」のアレンジ版「シャイニーTV」の実装、アニメ「アイドルマスター」の特別パックに同梱されていた「グラビアフォーユー!」の単巻頒布、そして今後の新コンテンツ(新プロデュースゲームなど)の実装と、素直に今後を楽しみにしたいと思えるものではあります。ただ、最近は「基本無料」という言葉に良い印象が無いため、課金をさせるにしても「遊びたい!欲しい!」と思わせる様にしてくれることを望みます。継続的に必要な課金方法ではなく、配信単位で”買い切り”として、そこはずっと遊べるといったこれまでの「アイマス」のDLCと同様のものにして欲しいと強く願っています(基本全部買う!というのは結果的にそうなっていれば文句無し。自分が好きなものだけを選んで買っても満足度が得られる様になっているのが理想です)。
 そんな「アイマスチャンネル」の配信が開始されました。ゲームの発売日の様なワクワク感は無かったものの、ここ最近の「シンデレラガールズ」や「ミリオンライブ!」のサービス開始や関連CDの発売日よりははるかに楽しみではありました(笑)。

Dscf4185n 帰宅して、21時頃からPSStoreに接続するために随分と久し振りのログイン…って、システムバージョンアップが必要と出て、先ずはそれの対応を。そして改めてPSStoreに入ろうとすると、今度はPSStoreのバージョンアップ…(汗)。そして、やっとPSStoreから「アイマスチャンネル」を見つけてダウンロード開始。バックグラウンドでDLを進めている中で、一緒に配信されたコンテンツを確認し、ミニアルバム2枚「春香フレンズ”Flower”」と「やよいフレンズ”Cheer”」があったので、2つ共迷わずカートに入れて購入(笑)。そしてこちらもダウンロードを開始。
 15分くらい経った頃に、そろそろダウンロードが終わったかな?と確認すると…とんでもない状況。全コンテンツダウンロード完了予測時間が残り150分とか(汗)。よくよく容量を確認してみると、「アイマスチャンネル」本体が3GB、「ミニアルバム」が1枚2GB、合計7GBのダウンロードとは…。光回線環境とはいえ、私のPS3は無線LANでの接続になっている為、仕方がありません(ルーターと直接結んだ方が結果的に早かったとは思いますが)。
 ということで、3時間近く掛かったダウンロードが終了して、今度はインストール!…って、こちらも結構時間が掛かるのですが…(汗)。結局、全てのインストールを終えて、起動したのは日付が変わった頃でした…。あぁ、栄えある(?)配信日初回ログインを逃してしまった…(笑)。それにしても、このミニアルバム。全巻購入した場合、PS3のHDD容量をどのくらい要するのかを考えると、以前750GBに変更しておいて良かったな、と改めて思いました(笑)。

 「アイマスチャンネル」をクロスメディアバーで選択するとBGMが流れるのですが、いつものメインBGMのアレンジがまた変わっていて、何となく新しい時代を予感させてテンションアップ! 名残惜しく(笑)起動するとサインインを求められました。ネット接続は必須の様です。

Dscf4190 起動したポータルのホーム画面にはニュースバナーが大きく表示され、それを紹介するアイドルが右側にドーンと鎮座(座ってないけど)。画面下部にはコンテンツへの入口を配置し、「シャイニーTV」「G4U!」「ギャラリー」「ニュース」「?」「?」の6つを確認。表示されているアイドルは自分の好みで変更が可能(765プロ全員。小鳥さんが居なかったのは残念)で、条件を満たすと(?)アイドルの服装も選べる様になります(まだ春香だけみたいです)。このポータルで流れるBGMは「We Have A Dream」「キラメキラリ」「MUSIC♪」「relations」「GO MY WAY!!」のショートサイズのインスト。紹介しているアイドルの台詞もそれぞれに用意されていて、ちゃんと気を配っている感じはこれまでの「アイマス」コンテンツに共通した印象。「ちゃんと作っているんだな」と思えて好感触でした。

Dscf4186 「シャイニーTV」は、基本的に「シャイニーフェスタ」と同じもので、「STAR OF FESTA」のモードやアニメが無い他は同じもの。DLCのチャンネル毎に収録されている楽曲が異なり、「We Have A Dream」は「アイマスチャンネル」に含まれている楽曲で「シャイニーフェスタ」としては新曲。春香のアルバムには「太陽のジェラシー」、やよいのアルバムには「愛 LIKE ハンバーガー」、両アルバムを購入したからか「待ち受けプリンス」なる新曲も追加され、「シャイニーフェスタ」で新曲配信が全く行われなかったことを考えると、「アイマスチャンネル」構想が具体的に走り始めたのでPS3にシフトした…というのは考え過ぎでしょうか?(笑) まぁ、各アルバムに必ず1曲新曲が追加された上で「シャイニーTV」モードも追加されるのであれば、隔週配信程度であればそんなに高くは感じない…かな。まぁ、ギリギリ許せる範囲として受け留められました。

 で、早速「シャイニーTV」をプレイしてみると愕然。PSP的感覚でプレイすると何一つ上手く行かないのです(汗)。タイミングが合わない、タンバリンの音が遅れて聴こえる、十字キーのストロークが深く遊びが大きい…など、思う様にプレイ出来ずに、どちらかと言えば気持ち悪さが上回ってストレスになるのです。これまでゲームプレイ環境で「遅延」というのを実感することが無かったので(一応、テレビはREGZAで、ゲームモードでプレイしているため)、「何故?」と思いながら、どうにかプレイを進められるものの、プレイが苦しくなるのは本位でないため、「何か策は無いか?」とテレビの映像メニューを表示させると、モードが「ゲーム」でなく「PCファイン」になっており(汗)、これを「ゲーム」に変更して「ゲームダイレクト」を「オン」に変更すると…、PSPほどのダイレクト感は無いものの、普通にプレイ出来るくらいまでは環境改善が出来ました。すると、これまでレギュラーでフルコンボが全然出来なかったのが、ガンガン達成。それでも速い曲で玉が多く流れて来る様な楽曲は、玉のタイミングを覚えて音楽に乗って先に入力しておく様なPSPとは違う攻略をしなければ気持ち良く出来ない感覚は残っているので、その辺りは調整難しいのかな…と。それでも楽しめるレベルには持って来れたので良かったです(頑張ればSS評価くらいは出せそうなので。PSPではSSSくらい出せていた曲なのがちょっと寂しい)。
 ちなみに難易度「レギュラー」で今回一番手強かったのは「きゅん!ヴァンパイアガール」。次いで「Kosmos, Cosmos」。どちらもPSPでは苦労した記憶が無いのですが、PS3でプレイすると結構大変でした。速い中で大量の玉が出て来るタイプの曲なので、音が微妙にズレて感じるPS3では致命的に働くのだな…と、こういうタイミング重視のゲームはPSPのプレイ環境の良さを改めて感じます。

 今回プレイ可能な楽曲の中の新曲である「待ち受けプリンス」はとてもハロプロ的な楽曲でまた新たな「アイマス」を覗かせてくれましたし、「We Have A Dream」も765PRO ALLSTARS版になり、スロットでプロデュース出来なかったメンバー(そもそも含まれていなかった貴音や響きも参加)が唄うという新鮮さも加わって楽しめますし、何よりダンスが加わってちゃんとしたステージとして観られると一気にアイマスらしくなります(「シャイニーTV」標準ステージ衣装もとても好みで可愛らしい!)。ムービー収録なので、多少画質的に「アイマス2」より劣りますが、手軽に楽しめる(ミュージッククリップのプレイリストが作れるのは「シャイニーフェスタ」と同様)のは嬉しいですね。

 ストーリーモードとなる「シャイニーTV」は基本的にステージをクリアして行くタイプの「シャイニーフェスタ」で、その時々のお題(基本はスコアクリア。バーが短くなったり、色が固定になったり、クラップ音がアイドルの声になったりなどのギミックが載って難しくなります)をクリアして行くモードです。ステージクリアによりアイドルランクが上がり、番組(春香は「春香のドタバタ♪クッキング」、やよいは「Hi!Touch!」)の存続を懸けて頑張るのが基本にあり、5週クリアで特番があり、特番をクリアするとスペシャル映像(ビデオレター)が観られる仕様。「シャイニーフェスタ」と異なり、途中のビジュアルシーンは全てフルボイスとなっていて、スペシャルクリップ後のビデオレターはその名の通り、ビデオになっているので動きます(笑)。一応、各アルバム収録の5曲を対象にした番組になっている為、番組を重ねても難度が変わるだけで楽曲が増えないのは仕方がないとはいえ、もう一工夫あっても良かったかな?と思います(例えば「アイドラ」風にちょっとした選択肢を挟んで、シナリオ運びに多少の差が出るとか)。
 尚、ライバル対決時に勝利すると相手アイドル(ミリオンライブ!の面子だけ?)の名刺が貰えます。これが何に使われるかは不明です。

 「G4U!」は全巻所有しているので購入はしなかったのですが、今回は最新システムがVol.1から載っているということで、それならば300円という価格であることからも近々購入しておこうかな…と思いました。

Dscf4187 取り敢えず、「アイマスチャンネル」を終えて、ミニアルバム購入特典としてPS3の「テーマ」を変更出来る様になっている筈なので確認すると、確かに春香とやよいのテーマが入っていたので変更してみると…おぉ、選択/キャンセルで声も出る!というなかなか凝ったテーマに。やよいなら、選択が「いぇい♪」、キャンセルが「はわっ」、システムメッセージが「ハイターッチ!」という台詞が聞けました。私のPS3のテーマが昨年の11月からずっと「テイルズ オブ エクシリア2」だったので、ようやく衣替え出来ました(笑)。しばらくは、このシリーズのテーマで飽きずに楽しめそうです。

 ということで、いよいよ動き出した「アイマスチャンネル」。今後どんなコンテンツが配信されて楽しませてくれるのか。大いに注目・期待して行きたいと思います! 次回は貴音が配信される様なので、正に私のプロデュースユニット「カラードジェネシス☆」のメンバーが優先的に配信される様で嬉しいです(笑)。

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2013年10月 1日 (火)

「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Passion jewelries! 001」

Dscf4184 先週リリースされた「シンデレラガールズ」の新譜から1週間。「jewelries!」のシリーズからまた新たな新譜がリリースされました。今度は”パッション”の5名でユニットを組んだ1枚。先週はリリースされること自体を全く忘れていたことを考えると、1枚目である”クール”を聴いて楽しめたということもあって、今回は迎える心構えが違います(笑)。

 ということでフライング入手して早速聴いたので、所感を残しておこうと思います。そういえば、キャンペーンで劇場版「アイドルマスター 輝きの向こう側へ」のチケットホルダーを頂きました。10/1から始まったキャンペーンみたいで、丁度良いタイミングでリリースされて良かったです。

 前回の”クール”同様、構成としてはユニット曲2つ(うち1曲はシリーズ共通曲)、ソロ(カバー)曲5曲、収録後ドラマ、表題曲カラオケの9トラック。52分の収録内容は、結構楽しめたと思うものの、”クール”の方が楽しめた様な気がします。その理由はカバー曲の内容にあるかな…と。

 今回のカバー曲は5名それぞれに合った選曲だとは思うのですが、「LOVE & JOY」「日曜日はダメダメよ」「はじめてのチュウ」「ラブリー」は全部フェードアウト曲(って、カバー曲は8割も…(汗))。曲の展開が好ましくあっても、フェードアウトで終わられると個人的には印象が良く無かったりします(フェードアウトする曲は完結から逃げていると思っているので…)。きらりの「学園天国」はとてもきらりらしくて良いと思うのですが、もっと弾けてくれても…と思ってしまったり、「LOVE & JOY」は素直に聴けてしまい過ぎたりと、それぞれの歌としては似たタイプだったりすることもあって、”クール”の振り幅を考えると、構成がちょっと地味だったかな?と感じます。

 カバー曲は普通に楽しめた以上の印象は無かったものの、ユニット曲「Orange Sapphire」と共通ユニット曲「ススメ☆オトメ」は、その物足りなさを吹き飛ばすくらいに良い感じ! 特に「Orange Sapphire」はユニット曲としての安定感と、パッションのメンバーのバランスや「アイマス曲」としても耳に馴染む私自身の好みにも合致した曲で文句なし。「ススメ☆オトメ」は、クールとの違いを味わえるのが良かったです(欲を言えば、もっと印象が異なると思っていたので、その点では物足りなかったかも)。

 そして収録後のドラマについては、クールの打ち上げの話題も触れつつ、主役は”姉ヶ崎”こと美嘉。打ち上げから展開した合コンの話で一躍「合コン番長」となって、他メンバーに様々なテクニックを披露することに。自己紹介や盛り上がるゲーム企画の話など模擬練習も兼ねたトークは色々と危ない展開に!?(笑) 城ヶ崎姉妹のやり取りや、きらりのテンション、未央の立ち位置、みりあの純朴さの絡みは結構楽しかったです。小学生が含まれている事での教育的問題と背伸びする年頃の中学生トークの掛け合いが、酔っ払いが居なくても(笑)ちゃんとバランス取れていました。

 ということで、楽しむことは出来たもののもうひと押しが欲しかったかな…という印象のアルバムでした。次はキュートなユニットのアルバムということで、これまた来週! どの様に楽しませてくれるのか期待したいと思います。

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