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2013年10月30日 (水)

「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 07」

Dscf4205 気が付けばランティス担当の「LIVE THE@TER PERFORMANCE」のシリーズもアルバムとして6枚目。毎月1枚のペースを守って制作しているというのは素直に凄いな、と思います。しかしながら、やはり「765プロ」として日本コロムビアから新譜が出る時のテンションと比べると間違いなく低く、普通に発売日を楽しみにする程度になっているのは自分的にも寂しいところ。その理由はこれまでリリースされて来た6枚が「胸に来るものがあまりない(アイマス曲」として素直に受け留められない)」という根本的な部分にあるのが、これまた何とも…。それでも、当たりが出ることを楽しみにしているのは間違いなく、今回は諸事情でフライングは出来なかったものの、発売日を忘れることなく(笑)キチンと入手しましたので、所感を残しておこうと思います。

 収録内容は、これまでと同様のドラマパート7編、ボーカル5曲(ソロ4曲+ユニット1曲)の構成。少し変わったのは冒頭のドラマパートが「1時間前」でなく「1週間前」になったことと、収録時間が60分という、シリーズ最長になったこと。これは、今回のユニット(三浦あずさ、篠宮可憐、高山紗代子、福田のり子)の影響によるものでしょうね(笑)。

 今回選抜された4名は私にとって割と引っ掛かりの弱いメンバー(勿論、その中においてあずさは別格で思い入れはありますが)。その中で年長者且つステージ経験も多いあずさがリーダー的位置に居る感覚は、従来の765プロでは味わえない不思議さがあって新鮮でした。
 ドラマの中で「地味な私たちは~」といったトークが交わされるくらいに、福田のり子、篠宮可憐、高山紗代子は確かに地味目。可憐は見た目こそ派手ではありますが、中身は雪歩みたいな感じなのでかなり控えめ。一応、「ミリオンライブ!」は初めから声が付いて登場しているので、プロフィールだけでなく色々台詞もあってある程度のキャラクターは理解しているのですが、こうしてメンバー同士の掛け合いがあると、より強く印象付くものですね(それでも、キャラクターとして自分の中には「このキャラ、良いな」と株が上がったりはしませんでしたがが…(汗))。

 歌は数回繰り返して聴くうちに少しずつ「好みかな?」と感じるものは出て来ましたが、初めて聴いた時は全曲殆ど引っかからずに終わってしまうという、シリーズの中で最も印象が淡白なアルバムとなった今回。楽曲が頭に入って来なかった原因の最たるところは、構成されたドラマパートの観客側の反応にありました。これまでも散々その”気持ち悪さ”は感じて来ましたが、今回ほど「おぉっ!?」の反応が無駄に連発されて(数えてやろうかと思ったくらいです。聴き直す気は全く無いので分かりませんが)、まるで実際の観客となる私たちを馬鹿にしている様に感じてしまったことは本当に残念でなりません。ドラマ自体の内容は、あずさのマイペース振り、可憐のオドオド感、紗代子の堅物感、のり子の…何だろう?(爆)というバランスが醸し出す空気感を味わえるものではありましたが、ステージでバニーガールの格好をすることの非現実感や、縄跳びをする話などの展開は少々疑問は残りました。あずさの天真爛漫さを学び取るのり子、可憐、紗代子の構図は良かったと思うので、演出が失敗したドラマだった様に思います。

 楽曲の話に戻すと、聴き込んで行くうちに好きになる楽曲というのはありますが、殊「アイマス曲」は初めて聴いた時から手応えを感じる楽曲も多くあり、そういう意味では同じ条件で聴き始めた「ミリオンライブ!」の楽曲が手応えを感じにくいのは、やはり何か理由があるのだと思います(最近、BEST盤が発売され余計にその”差”を感じました)。「ミリオンライブ!」関連曲の多くが「単なるキャラソン」に聴こえてしまうのも作り手側のさじ加減に原因がある様に思えます。

 今回の中で最も素直に「いいな」と思ったのは「マイペース☆マイウェイ」(でも、「~なっしー」という歌詞から”ふなっしー”を連想してしまうのはマイナス(笑))。歌い手の頑張りが感じられた「ちいさな恋の足音」も印象に残りました。あずさの唄う「嘆きのFRACTION」も久し振りの(?)カッコいい系で「おぉ」と思ったものの後一押し足りない感じ。「君想いBirthday」が一番普通に感じてしまいました(…高山紗代子というキャラクターにも原因あるかも)。ユニット曲の「カワラナイモノ」は悪くはないものの、もっとユニットの個性が出ていても良かったかな?と感じました。

 「楽しめた」と言えば、及第点くらいには楽しめましたが、Amazonのレビューで満点を付けるレベルでは全く無く、例えば過去作品の「MASTER SPECIAL SPRING」の様に心を動かすことがあったアルバムを満点の基準に考えれば、至って普通のアルバムかな…と。

 次回は待望のやよいの他、可奈、環、育という個人的にも結構良い感じのユニット。今回のマイナス印象を全て吹き飛ばす様なアルバムを期待していますが、果たして…?

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